JP4884557B2 - データ通信システムおよびデータ通信装置 - Google Patents

データ通信システムおよびデータ通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4884557B2
JP4884557B2 JP2010515684A JP2010515684A JP4884557B2 JP 4884557 B2 JP4884557 B2 JP 4884557B2 JP 2010515684 A JP2010515684 A JP 2010515684A JP 2010515684 A JP2010515684 A JP 2010515684A JP 4884557 B2 JP4884557 B2 JP 4884557B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
station
data
token
master station
slave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010515684A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2009147714A1 (ja
Inventor
竜三 藪崎
富嗣 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2009147714A1 publication Critical patent/JPWO2009147714A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4884557B2 publication Critical patent/JP4884557B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L12/403Bus networks with centralised control, e.g. polling
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L12/407Bus networks with decentralised control
    • H04L12/417Bus networks with decentralised control with deterministic access, e.g. token passing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Description

本発明は、マスタ局とスレーブ局との間のデータ通信をトークンパッシング方式で行なうデータ通信システムおよびデータ通信装置に関するものである。
工場等の製造現場では、PLC(Programmable Logic Controller)、インバータ、温度計などのフィールド機器間を接続することによって通信システム(フィールドネットワーク)を構成し、フィールド機器間でデータ通信を行いながら種々の処理を行なっている。このような通信システムでは、フィールド機器間で行なわれるデータ通信のリアルタイム性を保証するため、例えばイーサネット(登録商標)技術などのLAN(Local Area Network)規格を用いたトークンパッシング方式が採用されている。近年、通信システムには、多数のフィールド機器が接続されるので、各フィールド機器で扱うデータを効率良く短時間でデータ処理することが望まれている。
例えば、特許文献1に記載のデータリンク方法では、データリンクシステム内に2台のマスタ局を設けている。そして、各マスタ局が配下のローカル局との間でデータ通信を行っている。
特開平5−252168号公報
しかしながら、上記従来の技術では、各マスタ局は、それぞれ自局がトークンを受信したタイミングでデータ更新(データ処理)を行なっているので、各マスタ局が行なうデータ更新は非同期で行なわれることとなる。このため、システム全体の状態に対して、マスタ局間のデータ更新にずれが生じてしまうという問題があった。
また、各マスタ局が行なうデータ更新の更新間隔(リンクスキャン)時間には、全マスタ局が行なうデータ更新処理の合計時間が含まれることとなる。例えば、通信システムに2台のマスタ局が設けられている場合、1つのマスタ局が行なうデータ更新の更新間隔時間には、2台分のデータ更新処理時間(自マスタ局のデータ更新処理時間および他マスタ局のデータ更新処理時間)が含まれることとなる。したがって、各マスタ局が行なうデータ更新の更新間隔が長くなり、各マスタ局はローカル局との間のデータ通信を短時間で完了することができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、効率良く動作が可能な適切なタイミングでデータ更新を行なうとともに通信システム内のデータ通信を短時間で行なうことができるデータ通信システムおよびデータ通信装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、スレーブ局との間のデータの送受信をマルチキャスト通信を用いたトークンパッシング方式で行なうとともに前記スレーブ局との間で送受信するデータの演算処理を行なって前記データのデータ更新を行なうマスタ局と、前記スレーブ局と、を具備するデータ通信システムにおいて、前記マスタ局は、前記データ通信システム内の管理を行うとともに所定のスレーブ局のデータ更新を行なう第1のマスタ局と、前記第1のマスタ局がデータ更新するスレーブ局とは異なるスレーブ局のデータ更新を行なう第2のマスタ局と、を有し、前記第1および第2のマスタ局は、前記スレーブ局から前記第1のマスタ局を宛先としたトークンフレームを受信した場合にデータ更新を行なうことを特徴とする。
本発明にかかるデータ通信システムは、効率良く動作が可能な適切なタイミングでデータ更新を行なうとともに通信システム内のデータ通信を短時間で行なうことができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係るデータ通信システムの構成を示す図である。 図2は、実施の形態1に係るデータ通信システムのローカル局の構成を示すブロック図である。 図3は、実施の形態1に係るデータ通信システムのデータ更新のタイミングを説明するための図である。 図4は、ローカル局が行なうトークンの宛先の判定方法を説明するための図である。 図5は、非同期処理時のデータ更新間隔を説明するための図である。 図6は、実施の形態1に係るデータ通信システムの動作手順を示すフローチャートである。 図7は、リング型接続によって接続されたデータ通信システムの構成を示す図である。 図8は、実施の形態2に係るデータ通信システムのローカル局の構成を示すブロック図である。 図9は、実施の形態2に係るデータ通信システムのデータ更新のタイミングを説明するための図である。 図10は、実施の形態2に係るデータ通信システムの動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
11 データ更新処理部
12 データ送受信部
13 管理マスタアドレス記憶部
14 アドレス判定部
15 データ更新フラグ判定部
100 データ通信システム
l1,l2,m1,m2 スレーブ局
L ローカル局
M 管理マスタ局
以下に、本発明に係るデータ通信システムおよびデータ通信装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るデータ通信システムの構成を示す図である。データ通信システム100は、通信機器(ノード)として、管理マスタ局(第1のマスタ局)M、ローカル局(第2のマスタ局)L、スレーブ局m1,m2,l1,l2を有している。データ通信システム100では、伝送路(バス2)上に、管理マスタ局M、ローカル局L、スレーブ局m1,m2,l1,l2が接続されており、互いに伝送路を介してデータ通信を行なう。ここでは、管理マスタ局Mの配下にあるスレーブ局がスレーブ局m1,m2であり、ローカル局Lの配下にあるスレーブ局がスレーブ局l1,l2である場合について説明する。
本実施の形態のデータ通信システム100は、管理マスタ局Mとローカル局Lとが同じタイミングでデータ更新(スレーブ局から受信したデータの演算処理など)を行なう。データ通信システム100は、例えばイーサネット(登録商標)技術などのLAN規格を用いたトークンパッシング方式によって各局(管理マスタ局M、ローカル局L、スレーブ局m1,m2,l1,l2)間のデータ通信(イーサネット(登録商標)フレームの送受信)を行なう。
管理マスタ局M、ローカル局L、スレーブ局m1,m2,l1,l2は、ぞれぞれフィールド機器などのコンピュータである。管理マスタ局Mは、PLC(Programmable Logic Controller)などの中に配設されるネットワークユニットであり、配下にあるスレーブ局m1,m2から送られてくるデータのデータ処理や、データ通信システム100内の管理を行う。
また、ローカル局Lは、配下にあるスレーブ局l1,l2から送られてくるデータのデータ処理などを行う。スレーブ局m1,m2,l1,l2は、それぞれIO機器やデジタル/アナログ変換装置などの周辺機器(図示せず)内に配設されており、これらの周辺機器に管理マスタ局Mやローカル局Lからの動作指示などを送る。
データ通信システム100では、スレーブ局m1,m2が管理マスタ局Mからのデータを用いて周辺機器を動作させ、スレーブ局l1,l2がローカル局Lからのデータを用いて周辺機器を動作させる。さらに、スレーブ局m1,m2は、それぞれが接続されている周辺機器から取得したデータを管理マスタ局Mに送り、スレーブ局l1,l2は、それぞれが接続されている周辺機器から取得したデータをローカル局Lに送る。
管理マスタ局Mやローカル局Lでは、スレーブ局m1,m2,l1,l2からのデータを用いて所定の演算を行い、スレーブ局m1,m2,l1,l2へのデータを生成する。そして、生成したデータを管理マスタ局Mやローカル局Lからスレーブ局m1,m2,l1,l2へ送信する。データ通信システム100は、管理マスタ局Mとスレーブ局m1,m2との間で行なうデータ通信処理や、ローカル局Lとスレーブ局l1,l2との間で行なうデータ通信処理を繰り返すことによって動作する。
データ通信システム100では、管理マスタ局Mが、何れの順番でトークンフレーム(以下、トークンという)が各局間を流れていくかを、主に物理的な構成(局の接続構成)に基づいて決定する。
データ通信システム100内の各局は、管理マスタ局Mが決定したトークン順序(トークンの周回順序)に従ってトークンを巡回させる。各局がマルチキャストでデータ通信システム100内に送信するトークンには、次に送信権が与えられる局のMAC(Media Access Control)アドレス(以下、トークン判定用MACアドレスという)を入れておく。
データ通信システム100内の各局は、自局宛てのトークン(トークン判定用MACアドレスが自局のMACアドレスであるトークン)を受信した場合に、自局が送信権を獲得したことを認識し、必要に応じて自局からデータを送信したのち他局へのトークンを発行して次の送信局を指定する。データ通信システム100では、この動作を各局が実施し、トークンがデータ通信システム100内を巡回することによって伝送路上のフレームの輻輳状態を回避する。また、管理マスタ局Mは、トークンを受信するとスレーブ局m1,m2からデータを受信したことを認識し、データ更新を実行する。また、ローカル局Lは、トークンを受信するとスレーブ局l1,l2からデータを受信したことを認識し、データ更新を実行する。ここでのデータ更新は、スレーブ局m1,m2,l1,l2から受信したデータを用いて所定の演算処理を実行し、スレーブ局m1,m2,l1,l2へ送信するデータを生成する処理である。データ更新には、各局で構成されるネットワークへ送信データやネットワークからの受信データをCPUユニットなどの演算処理装置との間で授受する処理も含まれている。
本実施の形態の管理マスタ局Mは、データ通信システム100内の管理として、トポロジーやトークンの順番などの管理を行う。ローカル局Lは、データ通信システム100内の管理を行なってもよいし、行わなくてもよい。
図2は、実施の形態1に係るデータ通信システムのローカル局の構成を示すブロック図である。同図に示すように、ローカル局Lは、データ更新処理部11、データ送受信部12、管理マスタアドレス記憶部13、MACアドレス判定部(宛先判定部)14を有している。ローカル局Lは、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)やマイコンなどを用いて構成されている。
データ更新処理部11は、スレーブ局l1,l2から受信したデータを用いて所定の演算処理を実行し、この実行結果としてスレーブ局l1,l2へ送信するデータを生成する。本実施の形態のデータ更新処理部11は、MACアドレス判定部14によるトークンの宛先判定結果に応じたタイミングでデータ更新を行なう。データ更新処理部11は、MACアドレス判定部14がトークンの宛先は管理マスタ局Mであると判断した場合に、データ更新を行なう。
データ送受信部12は、データ通信システム100内の他局との間で、データの送受信やトークンの送受信などを行う。ローカル局Lの配下のスレーブ局は、スレーブ局l1,l2なので、データ送受信部12は、スレーブ局l1,l2との間でデータの送受信を行う。管理マスタアドレス記憶部13は、管理マスタ局Mから送られてくる管理マスタ局MのMACアドレスを記憶しておく。
MACアドレス判定部14は、他局から送られてくるトークンのトークン判定用MACアドレス(更新許可情報)に基づいて、トークンが何れの局へのトークンであるかを判定する。MACアドレス判定部14は、トークン判定用MACアドレスが自局のMACアドレスであるトークンを受信した場合に送信権を得たと判断する。また、本実施の形態のMACアドレス判定部14は、管理マスタアドレス記憶部13が記憶している管理マスタ局MのMACアドレスと、他局から受信したトークンのトークン判定用MACアドレスとを比較することによって、管理マスタ局Mにトークンが送られたか否かを判断する。MACアドレス判定部14は、トークン判定用MACアドレスが管理マスタ局MのMACアドレスであるトークンを受信した場合(管理マスタアドレス記憶部13が記憶しているMACアドレスとトークン判定用MACアドレスが一致した場合)に、データ更新のタイミングであると判断する。
MACアドレス判定部14は、送信権を得た場合には、送信権を得たことをデータ送受信部12に通知し、データ送受信部12にデータ送信させる。また、MACアドレス判定部14は、データ更新のタイミングである場合には、データ更新タイミングであることをデータ更新処理部11に通知し、データ更新処理部11にデータ更新を行なわせる。
図3は、実施の形態1に係るデータ通信システムのデータ更新のタイミングを説明するための図である。本実施の形態では、トークン順序が、管理マスタ局M、ローカル局L、スレーブ局m1、スレーブ局l1、スレーブ局l2、スレーブ局m2、管理マスタ局M、・・・である場合について説明する。なお、データ通信システム100内では、送信側の局が、宛先を指定したデータやトークンをマルチキャスト通信によって送信し、受信側の局は自局に必要なデータのみを受信して不必要なデータやトークンを破棄するものとする。
管理マスタ局Mは、配下のスレーブ局m1,m2にデータを送信し、スレーブ局m1,m2は管理マスタ局Mからのデータを受信する(s1、s2)。管理マスタ局Mは、スレーブ局m1,m2へのデータ送信を完了すると、トークンをローカル局Lに送信し、ローカル局Lが管理マスタ局Mからのトークンを受信する(s3)。
本実施の形態のローカル局Lは、管理マスタ局Mからのトークンを受信した際にデータの更新処理を行なわず、次の処理を実行する。ローカル局Lは、管理マスタ局Mからトークンを受信すると、配下のスレーブ局l1,l2にデータを送信し、スレーブ局l1,l2はローカル局Lからのデータを受信する(s4、s5)。ローカル局Lは、スレーブ局l1,l2へのデータ送信を完了すると、トークンをスレーブ局m1に送信し、スレーブ局m1がローカル局Lからのトークンを受信する(s6)。
スレーブ局m1は、管理マスタ局Mにデータを送信し、管理マスタ局Mはスレーブ局m1からのデータを受信する(s7)。スレーブ局m1は、管理マスタ局Mへのデータ送信を完了すると、トークンをスレーブ局l1に送信し、スレーブ局l1がスレーブ局m1からのトークンを受信する(s8)。
スレーブ局l1は、ローカル局Lにデータを送信し、ローカル局Lはスレーブ局l1からのデータを受信する(s9)。スレーブ局l1は、ローカル局Lへのデータ送信を完了すると、トークンをスレーブ局l2に送信し、スレーブ局l2がスレーブ局l1からのトークンを受信する(s10)。
スレーブ局l2は、ローカル局Lにデータを送信し、ローカル局Lはスレーブ局l2からのデータを受信する(s11)。スレーブ局l2は、ローカル局Lへのデータ送信を完了すると、トークンをスレーブ局m2に送信し、スレーブ局m2がスレーブ局l2からのトークンを受信する(s12)。
スレーブ局m2は、管理マスタ局Mにデータを送信し、管理マスタ局Mはスレーブ局m2からのデータを受信する(s13)。スレーブ局m2は、管理マスタ局Mへのデータ送信を完了すると、トークンを管理マスタ局Mに送信し、管理マスタ局Mがスレーブ局m2からのトークンを受信する(s14)。本実施の形態のローカル局Lは、他局から送られてくるトークンを監視している。そして、ローカル局Lは、他局が送信したトークンの宛先が管理マスタ局Mであるか否かの判断を行なっている。s14の処理でスレーブ局m2から管理マスタ局Mへ送られたトークンは、他のトークンと同様にマルチキャスト通信によって送信されるので、ローカル局Lにも送信される。ローカル局Lは、スレーブ局m2が送信したトークンが管理マスタ局Mへのトークンであるか否か(トークンの宛先)を判定する。
ここで、ローカル局Lによるトークンの宛先の判定方法について説明する。図4は、ローカル局Lが行なうトークンの宛先の判定方法を説明するための図である。データ通信システム100では、管理マスタ局Mからローカル局Lへ予め管理マスタ局MのMACアドレスを通知しておく(st1)。
ローカル局Lは、管理マスタ局Mから送られてくるMACアドレスをデータ送受信部12を介して受信する。管理マスタアドレス記憶部13は、データ送受信部12が受信したMACアドレスを管理マスタ局MのMACアドレスとして記憶しておく。
この後、スレーブ局m2が管理マスタ局Mへトークンを発行すると(st2)、ローカル局Lは、データ送受信部12を介してスレーブ局m2からのトークンを受信する(st3)。データ送受信部12は、受信したトークンをMACアドレス判定部14におくる。
MACアドレス判定部14は、データ送受信部12が受信したトークン内のトークン判定用MACアドレスと、管理マスタアドレス記憶部13が記憶している管理マスタ局MのMACアドレスと、を比較することによってスレーブ局m2からのトークンが管理マスタ局Mへのトークンであるか否かを判定する。
管理マスタ局Mでは、スレーブ局m2からトークンを受信すると(s15)、データ更新を行なう(s16)。また、ローカル局Lは、スレーブ局m2が送信したトークンが管理マスタ局Mへのトークンであると判断すると、データ更新を行なう(s17)。具体的には、ローカル局LのMACアドレス判定部14がトークンの宛先は管理マスタ局Mであると判断すると、データ更新処理部11がデータ更新を行なう。
これにより、管理マスタ局Mによるデータ更新と、ローカル局Lによるデータ更新と、が略同一のタイミングで実行されることとなる。このように、データ通信システム100では、管理マスタ局Mへのトークンが送信された場合に、管理マスタ局Mとローカル局Lとで同期してデータ更新を行なっている。
管理マスタ局Mは、データ更新を行なった後、次のデータ送信を実行する(s18)。ここでの、s18の処理は、s1の処理に対応している。以下、データ通信システム100では、s1〜s17と同様の処理が繰り返される。
データ通信システム100によるデータ更新間隔(リンクスキャン)T1は、管理マスタ局Mによるs1の処理から管理マスタ局Mによるs16の処理までの時間となる。このデータ更新間隔T1は、ローカル局Lが自局宛てのトークンを受信した際にデータ更新を行なう場合のデータ更新間隔よりも、ローカル局Lによるデータ更新の時間(s17の処理時間)だけ短くなっている。
ここで、ローカル局Lが自局宛てのトークンを受信した際にデータ更新を行なう場合のデータ更新間隔と、本実施の形態のデータ通信システム100によるデータ更新間隔T1との差異について説明する。以下では、ローカル局Lが自局宛てのトークンを受信した際にデータ更新を行なう場合のデータ更新間隔を非同期処理時のデータ更新間隔とし、本実施の形態のデータ通信システム100によるデータ更新間隔を同期処理時のデータ更新間隔として説明する。
図5は、非同期処理時のデータ更新間隔を説明するための図である。図5では、データ通信システム100が非同期処理を行なう場合(ローカル局Lが自局宛てのトークンを受信した際にデータ更新を行なう場合)のデータ更新のタイミングを示している。ここでは、トークン順序が、管理マスタ局M、スレーブ局m1、スレーブ局l1、ローカル局L、スレーブ局l2、スレーブ局m2、管理マスタ局M、・・・である場合について説明する。
データ通信システム100が非同期処理を行なう場合、管理マスタ局Mは、配下のスレーブ局m1,m2にデータを送信し、スレーブ局m1,m2は管理マスタ局Mからのデータを受信する(s21、s22)。管理マスタ局Mは、スレーブ局m1,m2へのデータ送信を完了すると、トークンをスレーブ局m1に送信し、スレーブ局m1が管理マスタ局Mからのトークンを受信する(s23)。
スレーブ局m1は、管理マスタ局Mにデータを送信し、管理マスタ局Mはスレーブ局m1からのデータを受信する(s24)。スレーブ局m1は、管理マスタ局Mへのデータ送信を完了すると、トークンをスレーブ局l1に送信し、スレーブ局l1がスレーブ局m1からのトークンを受信する(s25)。
スレーブ局l1は、ローカル局Lにデータを送信し、ローカル局Lはスレーブ局l1からのデータを受信する(s26)。スレーブ局l1は、ローカル局Lへのデータ送信を完了すると、トークンをローカル局Lに送信し、ローカル局Lがスレーブ局l1からのトークンを受信する(s27)。
データ通信システム100が非同期処理を行なう場合のローカル局Lは、スレーブ局l1からのトークンを受信した際にデータの更新処理を行なう(s28)。この後、ローカル局Lは、配下のスレーブ局l1,l2にデータを送信し、スレーブ局l1,l2はローカル局Lからのデータを受信する(s29、s30)。ローカル局Lは、スレーブ局l1,l2へのデータ送信を完了すると、トークンをスレーブ局l2に送信し、スレーブ局l2がローカル局Lからのトークンを受信する(s31)。
スレーブ局l2は、ローカル局Lにデータを送信し、ローカル局Lはスレーブ局l2からのデータを受信する(s32)。スレーブ局l2は、ローカル局Lへのデータ送信を完了すると、トークンをスレーブ局m2に送信し、スレーブ局m2がスレーブ局l2からのトークンを受信する(s33)。
スレーブ局m2は、管理マスタ局Mにデータを送信し、管理マスタ局Mはスレーブ局m2からのデータを受信する(s34)。スレーブ局m2は、管理マスタ局Mへのデータ送信を完了すると、トークンを管理マスタ局Mに送信し、管理マスタ局Mがスレーブ局m2からのトークンを受信する(s35)。
管理マスタ局Mは、スレーブ局m2からトークンを受信すると、データ更新を行なう(s36)。管理マスタ局Mは、データ更新を行なった後、次のデータ送信を実行する。すなわち、管理マスタ局Mは、スレーブ局m1,m2にデータを送信し、スレーブ局m1,m2は管理マスタ局Mからのデータを受信する(s37、s38)。そして、管理マスタ局Mは、スレーブ局m1,m2へのデータ送信を完了すると、トークンをスレーブ局m1に送信し、スレーブ局m1が管理マスタ局Mからのトークンを受信する(s39)。
この後、データ通信システム100は、s24〜s30と同様の処理として、s40〜s46を行なう。以下、データ通信システム100では、s29〜s44と同様の処理が繰り返される。換言すると、データ通信システム100では、図5で説明したs21〜s36の処理やs29〜s44の処理を1回のトークン周回で行なわれるデータ通信とし、この処理を複数周回繰り返す。
管理マスタ局Mによる非同期処理時のデータ更新間隔t1は、管理マスタ局Mによるs21の処理から管理マスタ局Mによるs36の処理までの時間となる。また、ローカル局Lによる非同期処理時のデータ更新間隔t2は、ローカル局Lによるs29の処理からローカル局Lによるs44の処理までの時間となる。
管理マスタ局Mによる非同期処理時のデータ更新間隔t1には、管理マスタ局Mによるデータ更新の処理時間(s36)と、ローカル局Lによるデータ更新の処理時間(s28)が含まれている。また、ローカル局Lによる非同期処理時のデータ更新間隔t2には、ローカル局Lによるデータ更新の処理時間(s44)と、管理マスタ局Mによるデータ更新の処理時間(s36)と、が含まれている。このため、非同期処理時のデータ更新間隔t1,t2は、本実施の形態のデータ通信システム100による同期処理時のデータ更新間隔T1よりも間隔時間が長くなる。
図6は、実施の形態1に係るデータ通信システムの動作手順を示すフローチャートであり、管理マスタ局Mとローカル局Lの動作手順を示している。ローカル局Lは、管理マスタ局Mへローカル局Lに関する情報(自局の局情報)を送信する(ステップS10)。この局情報は、例えばローカル局LのMACアドレス、ローカル局Lで使用可能な通信プロトコルの種別などの情報を含んで構成されている。
管理マスタ局Mは、管理マスタ局Mに接続されているローカル局Lやスレーブ局m1,m2,l1,l2から各局の局情報を受信して収集する(ステップS20)。そして、管理マスタ局Mは、収集した局情報に基づいて、トークンの周回順序を決定する(ステップS30)。
本実施の形態では、管理マスタ局Mは、ローカル局Lに設定するトークンの周回順序を、他の局よりも優先的に早い順序とする。例えば、管理マスタ局Mは、トークンの周回順序として、管理マスタ局Mから最初にトークンを送信する局をローカル局Lとする。
これにより、管理マスタ局Mとローカル局Lが送受信するデータの順番を、管理マスタ局Mやローカル局Lからのデータ送信、スレーブ局m1,m2,l1,l2からのデータの受信の順番で統一することができる。したがって、管理マスタ局Mやローカル局Lが、スレーブ局m1,m2,l1,l2からデータを受信してからデータ更新を行なうまでの時間が短くなり、管理マスタ局Mやローカル局Lはデータ通信システム100の状態に応じた適切なタイミング(データ通信システム100が効率良く動作が可能なタイミング)でデータ更新を行なうことが可能となる。
管理マスタ局Mは、決定したトークンの周回順序をローカル局Lに通知する(ステップS40)。ローカル局Lは、トークンの周回順序を受信して取得する(ステップS50)。また、管理マスタ局Mは、管理マスタ局MのMACアドレスをローカル局Lに通知する(ステップS60)。ローカル局Lは、管理マスタ局MのMACアドレスを受信して取得する(ステップS70)。このステップS10〜S70の処理がルックアップフェーズ(データの取り込みに関する処理)であり、データ通信システム100がデータ通信を行なう際に一度行なっておけばよい。
このルックアップフェーズの後、管理マスタ局Mは、スレーブ局m1,m2へのデータ送信を行なう(ステップS80)。管理マスタ局Mは、スレーブ局m1,m2へのデータ送信を完了すると、トークンをローカル局Lに送信することによって、トークンを開放する(ステップS90)。ローカル局Lは、管理マスタ局Mからのトークンを受信する(ステップS100)。
ローカル局LのMACアドレス判定部14は、受信したトークンが、自局(ローカル局L)宛てのトークンであるか否かを判定する(ステップS110)。受信したトークンが、自局宛てのトークンであれば(ステップS110、Yes)、ローカル局Lのデータ送受信部12は、スレーブ局l1,l2へのデータ送信を行なう(ステップS120)。そして、ローカル局Lは、スレーブ局l1,l2へのデータ送信を完了すると、トークンをスレーブ局m1に送信することによって、トークンを解放する(ステップS130)。この後、ローカル局Lは、次に送られてくるトークンを待つ。
一方、受信したトークンが、自局宛てのトークンでなければ(ステップS110、No)、ローカル局LのMACアドレス判定部14は、トークンが管理マスタ局Mへのトークンであるか否かを判定する。換言すると、MACアドレス判定部14は、受信したトークンのトークン判定用MACアドレスが、管理マスタ局MのMACアドレスであるか否かを判定する(ステップS140)。
受信したトークンが管理マスタ局MのMACアドレスでなければ(ステップS140、No)、ローカル局Lは、次に送られてくるトークンを待つ。受信したトークンが管理マスタ局MのMACアドレスであれば(ステップS140、Yes)、ローカル局Lのデータ更新処理部11は、データ更新を行なう(ステップS150)。
本実施の形態では、ローカル局Lは、スレーブ局m2から管理マスタ局Mへ送られるトークンを受信した場合に、受信したトークンが、自局宛てのトークンでなく、管理マスタ局M宛てのトークンであると判定する。したがって、ローカル局Lは、スレーブ局m2から管理マスタ局Mへ送信されるトークンを受信した場合に、データ更新を行なう。
ローカル局Lは、データ更新を完了すると、次に送られてくるトークンを待つ。他局(管理マスタ局Mやスレーブ局m2など)からトークンを受信する度に、ローカル局Lは、ステップS100〜S150の処理を繰り返す。
管理マスタ局Mは、ステップS90の処理でトークンを解放した後、次に送られてくるトークンを待つ。管理マスタ局Mは、トークンを受信すると(ステップS160)、受信したトークンのトークン判定用MACアドレスが、自局(管理マスタ局M)のMACアドレスであるか否かを判定する(ステップS170)。
受信したトークンが管理マスタ局MのMACアドレスでなければ(ステップS170、No)、管理マスタ局Mは、次に送られてくるトークンを待つ。受信したトークンの宛先が管理マスタ局MのMACアドレスであれば(ステップS170、Yes)、管理マスタ局Mはデータ更新を行なう(ステップS180)。
スレーブ局m2から送られてくるトークンは、管理マスタ局M宛てのトークンであるので、管理マスタ局Mはスレーブ局m2からのトークンを受信した場合にデータ更新を行なう。ローカル局Lでも、管理マスタ局Mと同様に、スレーブ局m2から送られてくるトークンが管理マスタ局M宛てのトークンである場合にデータ更新を行なう。したがって、管理マスタ局Mによるデータ更新(ステップS180)は、ローカル局Lによるデータ更新(ステップS150)と同じタイミングで行われることとなる。
管理マスタ局Mは、データ更新を行なう際に、必要に応じて時間調整を行なってもよい。例えば、ローカル局Lが行なうデータ更新の処理時間が管理マスタ局Mが行なうデータ更新の処理時間よりも長い場合、管理マスタ局Mは、ローカル局Lが行なうデータ更新と管理マスタ局Mが行なうデータ更新が同じタイミングで完了するよう、所定時間だけデータ更新の開始タイミングを遅らせる。これにより、ローカル局Lと管理マスタ局Mとで同時にデータ更新が完了するので、ローカル局Lのデータ更新が完了することなく管理マスタ局Mが次のデータ送信処理を開始することを防げる。なお、ローカル局Lや管理マスタ局Mによるデータ更新の処理時間は、例えば管理マスタ局Mが予め計測または算出して記憶しておく。
管理マスタ局Mは、データ更新を完了すると、次に送られてくるトークンを待つ。他局からトークンを受信する度に、管理マスタ局Mは、ステップS160〜S180の処理とステップS80,S90の処理を繰り返す。
データ通信システム100では、ルックアップフェーズの後、ローカル局LによるステップS100〜S150の処理と、管理マスタ局MによるステップS80,S90,S160〜S180の処理と、がトークンフェーズ(トークンを用いたデータ通信処理)として繰り返される。
なお、本実施の形態では、データ通信システム100の各局がライン型接続によって接続されている場合について説明したが、データ通信システム100の各局をスター型接続やリング型接続によって接続してもよい。
データ通信システム100の各局をリング型接続によって接続する場合、例えば図7に示す接続構成によって各局を接続する。図7は、リング型接続によって接続されたデータ通信システムの構成を示す図である。同図に示すように、リング型接続によって接続されたデータ通信システム100は、反時計周りに、管理マスタ局M、スレーブ局m1、スレーブ局l1、ローカル局L、スレーブ局l2、スレーブ局m2の順番で接続されるとともに、スレーブ局m2と管理マスタ局Mとを接続することによってリング型接続を構成している。
また、本実施の形態では、データ通信システム100が1つのローカル局Lを有している場合について説明したが、データ通信システム100が複数のローカル局Lを有する構成としてもよい。この場合、管理マスタ局Mのデータ更新と少なくとも1つのローカル局Lのデータ更新とを同タイミングで行なう。例えば、管理マスタ局Mのデータ更新と全てのローカル局Lのデータ更新とを同タイミングで行なってもよい。
このように実施の形態1によれば、管理マスタ局Mがデータ更新を行なうタイミングでローカル局Lがデータ更新を行なうので、データ通信システム100内でのデータ更新を管理マスタ局Mとローカル局Lとで同期して行なうことが可能となる。これにより、適切なタイミングでデータ更新を行なうことが可能となる。また、データ通信システム100内のデータ通信を短時間で行なうことが可能となり、スレーブ局m1,m2,l1,l2と接続する機器の制御を高速化できる。
実施の形態2.
つぎに、図8〜図10を参照してこの発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2では、管理マスタ局Mへトークンを発行するスレーブ局m2が、管理マスタ局Mへトークンを送信する際に、データ更新のタイミングであることを示す情報(データ更新を許可することを示す情報)をトークンに付加して管理マスタ局Mへ送信する。ローカル局Lや管理マスタ局Mは、管理マスタ局Mへ送られるトークンのうち、トークンにデータ更新のタイミングであることを示す情報が付加されている場合にのみデータ更新を行なう。
図8は、実施の形態2に係るデータ通信システムのローカル局の構成を示すブロック図である。図8の各構成要素のうち図2に示すローカル局Lと同一機能を達成する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。図8に示すように、ローカル局Lは、データ更新処理部11、データ送受信部12、管理マスタアドレス記憶部13、MACアドレス判定部14に加えて、データ更新フラグ判定部(許可判定部)15を有している。
データ更新フラグ判定部15は、他局から送られてくるトークンに含まれるデータ更新フラグがONであるかOFFであるかを判定する。データ更新フラグは、管理マスタ局Mおよびローカル局Lがデータ更新を行なうタイミングであるか否かを示す情報である。データ更新フラグは、トークンの最終受信局(トークン周回で最後にトークンを受信する局)であるスレーブ局m2から管理マスタ局Mへ送られるトークンでのみONにされ、他のスレーブ局が送信するトークンではOFFにされている。データ更新フラグ判定部15は、データ更新フラグがONである場合に、データ更新のタイミングであると判断する。データ更新フラグ判定部15は、データ更新のタイミングであるか否かの判断結果をデータ更新処理部11に送る。
つぎに、実施の形態2に係るデータ通信システムのデータ更新のタイミングについて説明する。図9は、実施の形態2に係るデータ通信システムのデータ更新のタイミングを説明するための図である。なお、データ通信システム100で行なう処理のうち、図3で説明した処理と同様の処理が行なわれる処理については、その説明を省略する。本実施の形態では、トークン順序が、管理マスタ局M、ローカル局L、管理マスタ局M、スレーブ局m1、スレーブ局l1、スレーブ局l2、スレーブ局m2、管理マスタ局M、・・・である場合について説明する。
管理マスタ局Mは、管理マスタ局Mにトークンを送信する際にはデータ更新フラグをONにして送信するよう、最終受信局のスレーブ局m2にのみ指示しておく。この後、管理マスタ局Mは、配下のスレーブ局m1,m2にデータを送信し、スレーブ局m1,m2は管理マスタ局Mからのデータを受信する(s51、s52)。管理マスタ局Mは、スレーブ局m1,m2へのデータ送信を完了すると、トークンをローカル局Lに送信し、ローカル局Lが管理マスタ局Mからのトークンを受信する(s53)。
本実施の形態のローカル局Lは、管理マスタ局Mからのトークンを受信した際にデータの更新処理を行なわず、次の処理を実行する。ローカル局Lは、管理マスタ局Mからトークンを受信すると、配下のスレーブ局l1,l2にデータを送信し、スレーブ局l1,l2はローカル局Lからのデータを受信する(s54、s55)。
ローカル局Lは、スレーブ局l1,l2へのデータ送信を完了すると、トークンを管理マスタ局Mに送信し、管理マスタ局Mがローカル局Lからのトークンを受信する(s56)。
管理マスタ局Mは、データの送受信とは異なる他の処理(別処理)を実行する(s57)。ここでの別処理は、例えばリアルタイム通信などによって行なう処理であり、トークンパッシング方式によって行なう処理とは異なる処理である。本実施の形態の管理マスタ局Mは、別処理として与えられた時間にはデータの更新処理を行なわない。
管理マスタ局Mは、別処理を行なった後、トークンをスレーブ局m1に送信し、スレーブ局m1が管理マスタ局Mからのトークンを受信する(s58)。スレーブ局m1は、管理マスタ局Mにデータを送信し、管理マスタ局Mはスレーブ局m1からのデータを受信する(s59)。スレーブ局m1は、管理マスタ局Mへのデータ送信を完了すると、トークンをスレーブ局l1に送信し、スレーブ局l1がスレーブ局m1からのトークンを受信する(s60)。
スレーブ局l1は、ローカル局Lにデータを送信し、ローカル局Lはスレーブ局l1からのデータを受信する(s61)。スレーブ局l1は、ローカル局Lへのデータ送信を完了すると、トークンをスレーブ局l2に送信し、スレーブ局l2がスレーブ局l1からのトークンを受信する(s62)。
スレーブ局l2は、ローカル局Lにデータを送信し、ローカル局Lはスレーブ局l2からのデータを受信する(s63)。スレーブ局l2は、ローカル局Lへのデータ送信を完了すると、トークンをスレーブ局m2に送信し、スレーブ局m2がスレーブ局l2からのトークンを受信する(s64)。
スレーブ局m2は、管理マスタ局Mにデータを送信し、管理マスタ局Mはスレーブ局m2からのデータを受信する(s65)。スレーブ局m2は、管理マスタ局Mへのデータ送信を完了すると、トークン内のデータ更新フラグをONにしたトークンを管理マスタ局Mに送信し、管理マスタ局Mがスレーブ局m2からのトークンを受信する(s66)。本実施の形態のローカル局Lは、他局から送られてくるトークンを監視している。そして、ローカル局Lは、他局が送信したトークンの宛先が管理マスタ局Mであるか否かの判断を行なっている。さらに、ローカル局Lは、他局が送信したトークンに含まれるデータ更新フラグがONであるかOFFであるかの判断を行なっている。
s66の処理でスレーブ局m2から管理マスタ局Mへ送られたトークンは、他のトークンと同様にマルチキャスト通信によって送信されるので、ローカル局Lにも送信される(s67)。ローカル局Lは、スレーブ局m2が送信したトークンが管理マスタ局Mへのトークンであるか否か(トークンの宛先)を判定するとともに、データ更新フラグがONであるか否かを判定する。ここでのMACアドレス判定部14は、スレーブ局m2が送信したトークンは管理マスタ局Mへのトークンであると判断する。また、MACアドレス判定部14は、データ更新フラグがONであると判断する。
管理マスタ局Mでは、スレーブ局m2からトークンを受信すると、データ更新を行なう(s68)。また、ローカル局Lは、スレーブ局m2が送信したトークンが管理マスタ局Mへのトークンであり、データ更新フラグがONであると判断すると、データ更新を行なう(s69)。具体的には、ローカル局LのMACアドレス判定部14がトークンの宛先は管理マスタ局Mであると判断し、かつデータ更新フラグ判定部15がデータ更新フラグはONであると判断すると、データ更新処理部11がデータ更新を行なう。これにより、管理マスタ局Mによるデータ更新と、ローカル局Lによるデータ更新と、が略同一のタイミングで実行されることとなる。
本実施の形態では、データ更新フラグがONである場合にのみ、管理マスタ局Mがデータ更新を行なっている。このため、本実施の形態の管理マスタ局Mは、ローカル局Lからトークンを受信した場合(s56)にデータ更新を行なっていない。図9では、管理マスタ局Mがローカル局L、スレーブ局m2からトークンを受信する場合について説明したが、データ通信システム100では、他局(スレーブ局m2以外の局)から複数回に渡って管理マスタ局Mにトークンを送信してもよい。この場合も、スレーブ局m2から送信するトークンでのみデータ更新フラグをONにしておけば、管理マスタ局Mはスレーブ局m2以外からトークンを受信してもデータ更新を行なわない。これにより、データ通信システム100では、1回のトークン周回として種々のトークン周回(複数回に渡る管理マスタ局Mへのトークン送信など)を設定することが可能となる。換言すると、データ通信システム100では、データ更新の間隔を種々設定することができる。例えば、1回のトークン周回として、管理マスタ局Mにトークンを3回以上送信してもよい。
このように、データ通信システム100では、データ更新フラグがONのトークンが管理マスタ局Mに送信された場合に、管理マスタ局Mとローカル局Lとで同期してデータ更新を行なっている。管理マスタ局Mは、データ更新を行なった後、次のデータ送信を実行する。以下、データ通信システム100では、s51〜s69と同様の処理が繰り返される。
図10は、実施の形態2に係るデータ通信システムの動作手順を示すフローチャートであり、管理マスタ局M、ローカル局L、トークンの最終受信局であるスレーブ局m2の動作手順を示している。なお、データ通信システム100で行なう処理のうち、図6で説明した実施の形態1のデータ通信システム100と同様の処理を行なう処理については、その説明を省略する。
ローカル局Lは、管理マスタ局Mへ自局の局情報を送信する(ステップS210)。また、トークンの最終受信局であるスレーブ局m2は、管理マスタ局Mへ自局の局情報を送信する(ステップS220)。
管理マスタ局Mは、管理マスタ局Mに接続されているローカル局Lやスレーブ局m1,m2,l1,l2から各局の局情報を受信して収集する(ステップS230)。そして、管理マスタ局Mは、収集した局情報に基づいて、トークンの周回順序を決定する(ステップS240)。
つぎに、管理マスタ局Mは、決定したトークンの周回順序をローカル局Lとスレーブ局m2に通知する(ステップS250)。ローカル局Lは、トークンの周回順序を受信して取得する(ステップS260)。また、スレーブ局m2は、トークンの周回順序を受信して取得する(ステップS270)。
このステップS210〜S270の処理がルックアップフェーズであり、データ通信システム100がデータ通信を行なう際に一度行なっておけばよい。なお、本実施の形態でも、管理マスタ局Mは、管理マスタ局MのMACアドレスをローカル局Lに通知しておく。
このルックアップフェーズの後、管理マスタ局Mは、スレーブ局m1,m2へのデータ送信を行なう(ステップS280)。管理マスタ局Mは、スレーブ局m1,m2へのデータ送信を完了すると、トークンをローカル局Lに送信することによって、トークンを開放する(ステップS290)。ローカル局Lは、管理マスタ局Mからのトークンを受信する(ステップS300)。
ローカル局LのMACアドレス判定部14は、受信したトークンが、自局(ローカル局L)宛てのトークンであるか否かを判定する(ステップS310)。受信したトークンが、自局宛てのトークンであれば(ステップS310、Yes)、ローカル局Lのデータ送受信部12は、スレーブ局l1,l2へのデータ送信を行なう(ステップS320)。そして、ローカル局Lは、スレーブ局l1,l2へのデータ送信を完了すると、トークンを管理マスタ局Mに送信することによって、トークンを解放する(ステップS330)。この後、ローカル局Lは、次に送られてくるトークンを待つ。
スレーブ局m2では、ステップS280の処理で管理マスタ局Mが送信したデータを受信する(ステップS340)。この後、スレーブ局m2は、他局から送られてくる自局宛てのトークンを待つ。スレーブ局m2は、自局宛てのトークンを受信すると(ステップS350)、管理マスタ局Mへデータを送信する(ステップS360)。スレーブ局m2は、管理マスタ局Mへのデータ送信を完了すると、トークンを管理マスタ局Mに送信することによって、トークンを解放する(ステップS380)。本実施の形態のスレーブ局m2は、管理マスタ局Mにトークンを送信する際に、トークン内のデータ更新フラグをONにして送信する。そして、スレーブ局m2は、トークンを解放した後、次に送られてくるトークンを待つ。
ローカル局Lでは、ステップS300の処理で受信したトークンが、自局宛てのトークンでなければ(ステップS310、No)、ローカル局LのMACアドレス判定部14が、受信したトークンは管理マスタ局Mへのトークンであるか否かを判定する(ステップS390)。
受信したトークンが管理マスタ局MのMACアドレスでなければ(ステップS390、No)、ローカル局Lは、次に送られてくるトークンを待つ。受信したトークンが管理マスタ局MのMACアドレスであれば(ステップS390、Yes)、データ更新フラグ判定部15がトークン内のデータ更新フラグがONであるか否かを判定する(ステップS400)。
データ更新フラグがOFFであれば(ステップS400、OFF)、ローカル局Lは、次に送られてくるトークンを待つ。一方、データ更新フラグがONであれば(ステップS400、ON)、ローカル局Lのデータ更新処理部11は、データ更新を行なう(ステップS410)。
本実施の形態では、ローカル局Lは、スレーブ局m2から管理マスタ局Mへ送られるトークンを受信した場合に、受信したトークンが、自局宛てのトークンでなく、かつ管理マスタ局M宛てのトークンであり、かつデータ更新フラグがONであると判定する。したがって、ローカル局Lは、スレーブ局m2から管理マスタ局Mへ送信されるトークンを受信した場合に、データ更新を行なう。
ローカル局Lは、データ更新を完了すると、次に送られてくるトークンを待つ。他局からトークンを受信する度に、ローカル局Lは、ステップS300〜S330の処理、ステップS390〜S410の処理を繰り返す。
管理マスタ局Mは、ステップS290の処理でトークンを解放した後、次に送られてくるトークンを待つ。この間にスレーブ局m1,m2から管理マスタ局Mへのデータ送信があると、管理マスタ局Mはスレーブ局m1,m2からのデータを受信する。スレーブ局m2は、ステップS360の処理で管理マスタ局Mにデータ送信しているので、管理マスタ局Mはスレーブ局m2からのデータを受信する(ステップS420)。
この後、管理マスタ局Mは、他局からトークンを受信すると(ステップS430)、受信したトークンのトークン判定用MACアドレスが、自局のMACアドレスであるか否かを判定する(ステップS440)。
受信したトークンが管理マスタ局MのMACアドレスでなければ(ステップS440、No)、管理マスタ局Mは、次に送られてくるトークンを待つ。受信したトークンが管理マスタ局MのMACアドレスであれば(ステップS440、Yes)、受信したトークンのデータ更新フラグがONであるか否かを判定する(ステップS450)。受信したトークンのデータ更新フラグがOFFである場合(ステップS450、OFF)、管理マスタ局Mは、次に送られてくるトークンを待つ。受信したトークンのデータ更新フラグがONである場合(ステップS450、ON)、管理マスタ局Mは、データ更新を行なう(ステップS460)。
スレーブ局m2から送られてくるトークンは、データ更新フラグがONになっているので、管理マスタ局Mはスレーブ局m2からのトークンを受信した場合にデータ更新を行なう。ローカル局Lでも、管理マスタ局Mと同様に、スレーブ局m2から送られてくるトークンのデータ更新フラグがONである場合にデータ更新を行なう。したがって、管理マスタ局Mによるデータ更新(ステップS460)は、ローカル局Lによるデータ更新(ステップS410)と同じタイミングで行われることとなる。
管理マスタ局Mは、データ更新を完了すると、次に送られてくるトークンを待つ。他局からトークンを受信する度に、管理マスタ局Mは、ステップS430〜S460の処理とステップS280,S290,S420の処理を繰り返す。
データ通信システム100では、ルックアップフェーズの後、ローカル局LによるステップS300〜S330,S390〜S410の処理と、管理マスタ局MによるステップS280,S290,S420〜S460の処理と、がトークンフェーズとして繰り返される。
このように実施の形態2によれば、データ更新フラグがONのトークンが管理マスタ局Mに送信された場合に、管理マスタ局Mとローカル局Lとで同期してデータ更新を行なうので、1回のトークン周回として種々のトークン周回を設定することが可能となる。
以上のように、本発明に係るデータ通信システムおよびデータ通信装置は、マスタ局とスレーブ局との間のデータ通信に適している。

Claims (6)

  1. スレーブ局との間のデータの送受信をマルチキャスト通信を用いたトークンパッシング方式で行なうとともに前記スレーブ局との間で送受信するデータの演算処理を行なって前記データのデータ更新を行なうマスタ局と、前記スレーブ局と、を具備するデータ通信システムにおいて、
    前記マスタ局は、
    前記データ通信システム内の管理を行うとともに所定のスレーブ局のデータ更新を行なう第1のマスタ局と、
    前記第1のマスタ局がデータ更新するスレーブ局とは異なるスレーブ局のデータ更新を行なう第2のマスタ局と、
    を有し、
    前記第1および第2のマスタ局は、前記スレーブ局から前記第1のマスタ局を宛先としたトークンフレームを受信した場合にデータ更新を行なうことを特徴とするデータ通信システム。
  2. 前記第2のマスタ局は、
    前記スレーブ局から送信されるトークンフレームの宛先を判定する宛先判定部と、
    前記宛先判定部が前記トークンフレームの宛先は前記第1のマスタ局であると判定した場合に前記データ更新を行なうデータ更新処理部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のデータ通信システム。
  3. 前記第1のマスタ局は、
    前記第1のマスタ局を宛先としたトークンフレームであって且つデータ更新を許可する更新許可情報を有したトークンフレームを受信した場合にデータ更新を行ない、
    前記第2のマスタ局は、
    前記スレーブ局から送信されるトークンフレームが前記更新許可情報を有しているか否かを判定する許可判定部をさらに備え、
    前記データ更新処理部は、前記宛先判定部が前記トークンフレームの宛先は前記第1のマスタ局であると判定し、且つ前記許可判定部が前記スレーブ局から送信されるトークンフレームは更新許可情報を有していると判定した場合に、前記データ更新を行なうことを特徴とする請求項2に記載のデータ通信システム。
  4. 前記トークンフレームは、前記第1マスタ局および前記第2のマスタ局へ送信された後、前記各スレーブ局に送信されるよう周回順序が設定されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のデータ通信システム。
  5. 前記第1および第2のマスタ局は、データ更新を行なった後に行なう次のデータ送信処理を、前記第1のマスタ局と第2のマスタ局とで同時に開始することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のデータ通信システム。
  6. データ通信システム内でスレーブ局との間のデータの送受信をマルチキャスト通信を用いたトークンパッシング方式で行なうとともに前記スレーブ局との間で送受信するデータの演算処理を行なって前記データのデータ更新を行なうデータ通信装置において、
    前記スレーブ局から送信されるトークンフレームの宛先を判定する宛先判定部と、
    前記宛先判定部が前記トークンフレームの宛先は前記データ通信システム内の管理を行うとともに前記データ通信装置が更新する前記スレーブ局とは異なる所定のスレーブ局のデータ更新を行なうマスタ局であると判定した場合に、前記データ更新を行なうデータ更新処理部と、
    を備えることを特徴とするデータ通信装置。
JP2010515684A 2008-06-02 2008-06-02 データ通信システムおよびデータ通信装置 Active JP4884557B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2008/060162 WO2009147714A1 (ja) 2008-06-02 2008-06-02 データ通信システムおよびデータ通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2009147714A1 JPWO2009147714A1 (ja) 2011-10-20
JP4884557B2 true JP4884557B2 (ja) 2012-02-29

Family

ID=41397805

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010515684A Active JP4884557B2 (ja) 2008-06-02 2008-06-02 データ通信システムおよびデータ通信装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8452843B2 (ja)
JP (1) JP4884557B2 (ja)
KR (3) KR20120115596A (ja)
CN (1) CN102047616B (ja)
DE (1) DE112008003889B4 (ja)
TW (1) TWI483583B (ja)
WO (1) WO2009147714A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112008004268B3 (de) * 2008-12-25 2015-01-29 Mitsubishi Electric Corporation Kommunikationsverwaltungsvorrichtung, Kommunikationsvorrichtung und Kommunikationsverfahren
JP4948651B2 (ja) * 2008-12-25 2012-06-06 三菱電機株式会社 データ通信システムおよびデータ通信装置
KR101233915B1 (ko) 2008-12-25 2013-02-15 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 통신 관리 장치, 통신 장치 및 통신 방법
KR101314994B1 (ko) * 2009-08-18 2013-10-04 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 통신 시스템 및 통신 장치 상태 판정 방법
KR101240703B1 (ko) * 2011-08-17 2013-03-11 엘에스산전 주식회사 Plc 네트워크 증설방법 및 이를 이용한 네트워크 증설시스템
JP5919571B2 (ja) * 2012-02-27 2016-05-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 マスタ装置、通信システム及び通信方法
CN104132839B (zh) * 2013-05-03 2016-07-06 中国石油化工股份有限公司 用于电子自旋共振仪的装样方法
CN113162868B (zh) * 2021-02-24 2023-10-03 宏晶微电子科技股份有限公司 以太网的数据传输方法、数据传输站和通信系统

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5122794A (en) * 1987-08-11 1992-06-16 Rosemount Inc. Dual master implied token communication system
JPH0248841A (ja) * 1988-08-10 1990-02-19 Omron Tateisi Electron Co バス型lanにおける送信権制御方式
US5012468A (en) * 1989-12-28 1991-04-30 Allen-Bradley Company, Inc. Master slave industrial token passing network
JP2728760B2 (ja) * 1990-02-13 1998-03-18 株式会社東芝 データ伝送装置並びに受信データ処理方法
CN1054870A (zh) * 1991-03-26 1991-09-25 广东省韶关市计算机厂 同步令牌通信方式及其扩展应用
JP3024345B2 (ja) 1992-03-02 2000-03-21 三菱電機株式会社 データリンク方法
JPH09219714A (ja) * 1996-02-09 1997-08-19 Toshiba Corp 伝送制御システム
US6047222A (en) * 1996-10-04 2000-04-04 Fisher Controls International, Inc. Process control network with redundant field devices and buses
JPH10210571A (ja) 1997-01-20 1998-08-07 Hitachi Ltd 無線方式集中監視装置
WO1999014698A1 (en) * 1997-09-15 1999-03-25 Maintenet Corporation Electronic information network for inventory control and transfer
US6484206B2 (en) * 1998-10-07 2002-11-19 Nortel Networks Limited Efficient recovery of multiple connections in a communication network
DE10006265B4 (de) * 2000-02-12 2006-03-09 Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg Vorrichtung zum Steuern des Datenaustauschs in einem Kommunikationsteilnehmer
US6742136B2 (en) * 2000-12-05 2004-05-25 Fisher-Rosemount Systems Inc. Redundant devices in a process control system
US20020123957A1 (en) * 2000-12-29 2002-09-05 Burt Notarius Method and apparatus for marketing and communicating in the wine/spirits industry
US20030103144A1 (en) * 2001-12-04 2003-06-05 Robert Sesek Digital camera having image transfer method and system
US7099922B2 (en) * 2002-01-23 2006-08-29 International Business Machines Corporation Method and system for simultaneous management of multiple tokens on a communication ring
US6961306B2 (en) * 2002-07-10 2005-11-01 I/O Controls Corporation Fiber optic control network and related method
US7984127B2 (en) * 2003-04-08 2011-07-19 Sprint Spectrum L.P. Data matrix method and system for distribution of data
JP3925660B2 (ja) * 2005-06-09 2007-06-06 オムロン株式会社 通信マスタ局の起動時制御方法
CN101141233B (zh) * 2006-09-07 2010-06-23 中兴通讯股份有限公司 一种实现节点b主备冗余的方法
CN101193092A (zh) * 2006-11-29 2008-06-04 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 网络设备及其数据同步传输方法
JP5252168B2 (ja) * 2007-03-20 2013-07-31 株式会社大一商会 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
TW200952394A (en) 2009-12-16
CN102047616B (zh) 2015-06-10
WO2009147714A1 (ja) 2009-12-10
US20110093559A1 (en) 2011-04-21
DE112008003889B4 (de) 2014-05-22
DE112008003889T5 (de) 2011-06-09
KR20110009213A (ko) 2011-01-27
US8452843B2 (en) 2013-05-28
KR101218003B1 (ko) 2013-01-02
JPWO2009147714A1 (ja) 2011-10-20
CN102047616A (zh) 2011-05-04
KR20130102133A (ko) 2013-09-16
KR101398346B1 (ko) 2014-05-22
KR20120115596A (ko) 2012-10-18
TWI483583B (zh) 2015-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4884557B2 (ja) データ通信システムおよびデータ通信装置
US9692614B2 (en) Method and apparatus for providing time synchronization in in-vehicle Ethernet communication network
US9577817B2 (en) Method and apparatus for providing in-vehicle network time synchronization using redundant grandmaster
US9197576B2 (en) Method and apparatus for allocating and prioritizing data transmission
JP6265058B2 (ja) ネットワーク伝送システム、そのマスタノード、スレーブノード
WO2015170201A1 (en) A method for robust ptp synchronization with default 1588v2 profile
US11316654B2 (en) Communication device and method for operating a communication system for transmitting time critical data
WO2013121568A1 (ja) ノード同期方法、ネットワーク伝送システム、及びノード装置
US20220050442A1 (en) Communication Device, Communication Terminal, Communication Device and Method for Operating a Communication System for Transmitting Time-Critical Data
JP6511921B2 (ja) マスタ装置、およびマスタ装置の設定方法
KR101576050B1 (ko) 복수 노드의 소프트웨어 업그레이드를 위한 방법, 이를 위한 장치 및 시스템
CN117478501B (zh) 用于epa网络的组态配置的方法、控制设备和存储介质
US20230090803A1 (en) Network Infrastructure Device, Communication Terminal and Method for Synchronizing Control Applications via a Communication Network for Transferring Time-Critical Data
JP6479704B2 (ja) ネットワークシステム、通信装置、および、通信方法
JP6437175B1 (ja) ネットワーク管理システムおよびネットワーク管理方法
JP2009239450A (ja) ルート変更型ネットワーク装置及びシステム
JP2010212938A (ja) リング型ネットワークシステム
WO2018047860A1 (ja) 中継装置
JP2011109491A (ja) リング型ネットワークシステム
KR101615252B1 (ko) 복수의 노드로 데이터를 전송하기 위한 방법, 이를 위한 장치 및 시스템
WO2018173806A1 (ja) 通信装置、管理装置、通信システム、及びその方法
WO2015055103A1 (zh) 一种配置点连接信息的获取方法及装置
CN110380895B (zh) 一种节点批量部署的方法、设备和系统
JP6478244B2 (ja) 通信インターフェース装置
JP2002238155A (ja) 機器の起動間隔管理装置、起動間隔管理システム及び起動間隔管理方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111108

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111206

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141216

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4884557

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250