JP5916360B2 - ターボ冷凍機 - Google Patents

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Description

本発明は、ターボヒートポンプを含むターボ冷凍機に関するものである。
ターボヒートポンプを含むターボ冷凍機は、他の冷凍機やヒートポンプに比べて冷媒の充填量が多く、例えば、能力が500冷凍トンクラスのターボ冷凍機においては、700〜800kg程度の冷媒が充填されている。現在、ターボ冷凍機において使用されている冷媒は、オゾン層を破壊しないとされているHFC134a、HCF245fa等の冷媒であるが、これらの冷媒は、いずれも地球温暖化係数(GWP;Global Warming Potential)が高く、地球温暖化への影響が大きいとされている。
また、ターボ冷凍機は、建屋内の機械室に据付けられる場合が殆んどあり、万一事故等によって冷媒漏れが発生した場合に、空気よりも重いことから下層部に冷媒が滞留することになるが、冷媒漏れを検知できるのは、機械室に設置されている冷媒検知センサを介して冷媒が検知できる程度の濃度まで冷媒が漏れた時点か、もしくは冷媒が全量排出されて冷凍機がトリップした時点かのいずれかである。しかし、いずれの場合においても、大量に冷媒が漏れ、大気中に放出されることに変わりはなかった。
一方、他の空気調和機や冷凍機、ヒートポンプ等において、冷凍サイクルを構成している圧縮機や凝縮器、蒸発器等の下部、もしくは冷媒配管や各種部品の接続部に設けられる弁や継手等に対して、多数の冷媒漏洩検知センサを設置し、各々の冷媒漏洩検知センサにより冷媒漏れが検知されたとき、警報を発するとともに、冷媒漏れが発生している箇所を特定可能に構成した空気調和機や冷凍機、あるいはそれらに適用される冷媒漏洩検知センサが、特許文献1−3等に提示されている。
特開平7−159010号公報 特開2009−198154号公報 特開2010−133601号公報
しかしながら、特許文献1−3に示されたものでは、空気調和機や冷凍機、ヒートポンプ等の構成機器である圧縮機、凝縮器、蒸発器等の下部、あるいは冷媒配管、各種部品の接続部に設けられる弁や継手等に対応して、多数の冷媒漏洩検知センサを設置しなければならず、冷媒漏れの検知精度を高めることができる半面、高価な冷媒漏洩検知センサを多数設置する必要があり、経済的に見て必ずしも合理性のあるものとは云えなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、経済的であって、かつ冷媒漏れを初期段階で早期に検知し、冷媒の大量放出を防止することができるとともに、冷媒再充填時の量を少なくすることができるターボ冷凍機を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明のターボ冷凍機は、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかるターボ冷凍機は、ターボ圧縮機およびその駆動用モータに接続される冷媒冷却配管系統および潤滑配管系統に設けられている配管継手群、並びに各配管系統に設けられている各種交換部品の継手群を備え、前記冷媒冷却配管系統および前記潤滑配管系統は、前記ターボ圧縮機および前記モータの下方部位であって、互いに平行に配設されている蒸発器と凝縮器との間の空間領域に配設され、前記各配管系統に設けられている前記配管継手群並びに各配管系統に設けられている前記各種交換部品の前記継手群は、前記空間領域内の予め設定された集中配置領域に集中的に配置され、前記各継手群の前記集中配置領域の下方であって、前記各継手群から漏洩した微量冷媒が流下して高濃度で分布し、滞留する予め特定されたポイントに、少なくとも1個の冷媒検知センサが配設され、冷媒の微量漏れが検知可能とされていることを特徴とする。
ターボ冷凍機において通常使用されている冷媒は、空気よりも比重が重く、配管継手等から漏洩した冷媒は、漏洩箇所から鉛直下方へ下方へと流下する。従って、配管継手やその配管中に設けられているストレーナ、フィルタ、圧力センサ等の交換部品の継手等のパッキンやOリング等の劣化、不具合等により微量の冷媒漏れ、例えば5cm/min程度の漏れが発生した場合を想定し、その流動解析を実施することにより、継続的に流出して下方に流下した冷媒の濃度分布から、冷媒検知センサが検知可能な濃度の冷媒が滞留するポイントを事前に明らかにすることができる。
本発明によれば、ターボ圧縮機およびその駆動用モータに接続される冷媒冷却配管系統および潤滑配管系統を、ターボ圧縮機およびモータの下方部位であって、互いに平行に配設されている蒸発器と凝縮器との間の空間領域に配設し、該冷媒冷却配管系統および潤滑配管系統に設けられている配管継手群並びに各配管系統に設けられている各種交換部品の継手群を、前記空間領域内の予め設定された集中配置領域に集中的に配置し、それら各継手群の集中配置領域の下方であって、各継手群から漏洩した微量冷媒が流下して高濃度で分布し、滞留する予め特定された上記ポイントに、少なくとも1個の冷媒検知センサを配設しているため、冷媒冷却配管系統および潤滑配管系統の配管継手や交換部品の継手群等から、いわゆるカニ泡程度の微量の冷媒漏れが発生した場合でも、それが下方へと流下して冷媒検知センサが配設されている予め特定されたポイントに冷媒検知センサが検知可能な濃度で分布し、滞留するに至った時点で冷媒検知センサにより冷媒漏れを検知することができる。従って、微量の冷媒漏れを初期段階において少なくとも1個の冷媒検知センサにより検知することが可能となり、冷媒漏れの早期発見、早期処置によって冷媒の大量放出を防止することができるとともに、再充填時の冷媒量を低減することができる。また、冷媒検知センサの設置個数を最小限化することができるため、構成の簡素化、コスト低減を図ることができる。更に、蒸発器および凝縮器がシェルアンドチューブ型の熱交換器とされたターボ冷凍機では、蒸発器および凝縮器を互いに平行に配設し、その上部にターボ圧縮機およびモータを配置したレイアウトが典型的であり、該ターボ圧縮機およびモータの下方部位であって、蒸発器と凝縮器との間の空間領域を利用することにより、冷媒冷却配管系統および潤滑配管系統を配設し、各配管系統に設けられている複数の継手群をその空間領域内の集中配置領域に集中的に配置することができるため、複数の継手群の集中配置領域の下方の予め特定されたポイントに配設されている冷媒検知センサに対して、各継手群等から漏洩した微量の冷媒を拡散させずに効果的に誘導でき、1個の冷媒検知センサで確実に微量冷媒漏れを検知することができる。
さらに、本発明のターボ冷凍機は、上記のターボ冷凍機において、前記冷媒冷却配管系統には、少なくとも冷凍サイクルを構成している凝縮器の下流側から抽出した冷媒を前記モータおよびオイルクーラ等を経由して前記凝縮器よりも低い圧力側に戻す冷媒冷却配管系統が含まれていることを特徴とする。
本発明によれば、冷媒冷却配管系統に、少なくとも冷凍サイクルを構成している凝縮器の下流側から抽出した冷媒をモータおよびオイルクーラ等を経由して凝縮器よりも低い圧力側に戻す冷媒冷却配管系統が含まれているため、モータあるいはオイルクーラ等に凝縮器の下流側から抽出された冷却用の冷媒を循環する冷媒冷却配管系統に設けられている配管継手やストレーナ、フィルタ等の交換部品の継手群等から、微量の冷媒漏れが発生した場合、その冷媒が下方に流下して冷媒検知センサが配設されている予め特定されたポイントに冷媒検知センサが検知可能な濃度で分布し、滞留するに至った時点で該冷媒検知センサにより冷媒漏れを検知することができる。従って、モータ、オイルクーラ等の冷媒冷却配管系統からの微量冷媒漏れを初期段階で検知し、早期発見、早期処置によって冷媒の大量放出を防止することができる。
さらに、本発明のターボ冷凍機は、上述のいずれかのターボ冷凍機において、前記潤滑配管系統には、少なくとも油タンクから油ポンプ、前記オイルクーラおよび前記ターボ圧縮機等を経由して前記油タンクに潤滑油を循環する潤滑配管系統および/または前記ターボ圧縮機および蒸発器等の油溜まりから潤滑油を前記油タンクに戻す潤滑配管系統が含まれていることを特徴とする。
本発明によれば、潤滑配管系統に、少なくとも油タンクから油ポンプ、オイルクーラおよびターボ圧縮機等を経由して油タンクに潤滑油を循環する潤滑配管系統および/またはターボ圧縮機および蒸発器等の油溜まりから潤滑油を油タンクに戻す潤滑配管系統が含まれているため、油タンク、油ポンプ、オイルクーラ、ターボ圧縮機、蒸発器等に接続されている潤滑油が循環する潤滑配管系統の配管継手やストレーナ、フィルタ等の交換部品の継手群等から、潤滑油中に溶解している冷媒の微量漏れが発生した場合、その冷媒が下方に流下して冷媒検知センサが配設されている予め特定されたポイントに冷媒検知センサが検知可能な濃度で分布し、滞留するに至った時点で冷媒検知センサにより冷媒漏れを検知することができる。従って、油タンク、油ポンプ、オイルクーラ、ターボ圧縮機、蒸発器等に接続されている潤滑配管系統からの微量冷媒漏れを初期段階で検知し、早期発見、早期処置によって冷媒の大量放出を防止することができる。
さらに、本発明のターボ冷凍機は、上述のいずれかのターボ冷凍機において、前記各配管系統および前記各交換部品は、前記集中配置領域において鉛直方向に配設されるとともに、各々の継手群も同一鉛直線上に配設され、前記各配管系統および前記各交換部品のいずれかが水平方向に配設される場合は、各々の継手群も同一水平線上に配設され、その継手群の下方に樋またはトレーを配設し、該樋またはトレーを介して前記特定ポイントに配設されている前記冷媒検知センサの位置まで、前記各継手群から漏洩した微量冷媒が誘導可能とされていることを特徴とする。
本発明によれば、各配管系統および各交換部品が、集中配置領域において鉛直方向に配設されるとともに、各々の継手群も同一鉛直線上に配設され、各配管系統および各交換部品のいずれかが水平方向に配設される場合は、各々の継手群も同一水平線上に配設され、その継手群の下方に樋またはトレーを配設し、該樋またはトレーを介して特定ポイントに配設されている冷媒検知センサの位置まで、各継手群から漏洩した微量冷媒が誘導可能とされているため、鉛直方向に配設されている各配管系統および各交換部品の継手群等から漏洩した冷媒は、そのまま配管系統および交換部品に沿って鉛直下方へと流下させることができ、一方、各配管系統および各交換部品の一部が止むを得ず水平方向に配設され、その継手群が水平方向に多少離れて配設されることがあっても、その下方に設けられている樋またはトレーを介して漏洩した冷媒を冷媒検知センサの設置位置まで誘導することができる。従って、水平方向に多少離れた位置の継手群で冷媒漏れが発生したとしても、その冷媒を冷媒検知センサの設置位置に誘導し、1個の冷媒検知センサで確実に微量冷媒漏れを検知することができる。
さらに、本発明のターボ冷凍機は、上記のターボ冷凍機において、前記トレーの少なくとも1つは、前記ターボ圧縮機および前記モータ、該ターボ圧縮機およびモータに接続される前記各配管系統に設けられている前記配管継手群の一部並びに前記各配管系統に設けられている前記各交換部品の継手群の一部の下方を覆う大きさとされ、該トレーにより直接または他の継手群の下方に設けられている前記樋またはトレーを介して、前記冷媒検知センサの設置位置まで前記各継手群等から漏洩した微量冷媒が誘導可能とされていることを特徴とする。
本発明によれば、トレーの少なくとも1つが、ターボ圧縮機およびモータ、該ターボ圧縮機およびモータに接続される各配管系統に設けられている配管継手群の一部並びに各配管系統に設けられている各交換部品の継手群の一部の下方を覆う大きさとされ、該トレーにより直接または他の継手群の下方に設けられている樋またはトレーを介して、冷媒検知センサの設置位置まで各継手群等から漏洩した微量冷媒が誘導可能とされているため、ターボ圧縮機およびモータ等のように、複数の冷媒冷却配管系統および潤滑配管系統、各種交換部品並びに継手群が付属されているものにおいては、それらの下方部位を覆う大きさとされたトレーを配設しておくことによって、いずれの位置で冷媒漏れが発生したとしても、その冷媒をトレーにより集め、直接あるいは他の樋またはトレーを介して冷媒検知センサの設置位置まで誘導することができる。従って、付属する配管系統や交換部品および配管継手群等が多く、冷媒漏れのリスクが高くなる圧縮機やモータ等の機器周りでの微量冷媒漏れの検知精度を向上し、その早期発見、早期処置によって冷媒の大量放出を防止することができる。
本発明によると、冷媒冷却配管系統および潤滑配管系統の配管継手や各種交換部品の継手等から、いわゆるカニ泡程度の微量の冷媒漏れが発生した場合でも、それが下方へと流下して冷媒検知センサが配設されている予め特定されたポイントに冷媒検知センサが検知可能な濃度で分布し、滞留するに至った時点で冷媒検知センサにより冷媒漏れを検知することができるため、微量の冷媒漏れを初期段階において少なくとも1個の冷媒検知センサにより検知することが可能となり、冷媒漏れの早期発見、早期処置により冷媒の大量放出を防止することができるとともに、再充填時の冷媒量を低減することができる。また、冷媒検知センサの設置個数を最小限化することができるため、構成の簡素化、コスト低減を図ることができる。更に、蒸発器および凝縮器がシェルアンドチューブ型の熱交換器とされたターボ冷凍機では、蒸発器および凝縮器を互いに平行に配設し、その上部にターボ圧縮機およびモータを配置したレイアウトが典型的であり、該ターボ圧縮機およびモータの下方部位であって、蒸発器と凝縮器との間の空間領域を利用することにより、冷媒冷却配管系統および潤滑配管系統を配設し、各配管系統に設けられている複数の継手群をその空間領域内の集中配置領域に集中的に配置することができるため、複数の継手群の集中配置領域の下方の予め特定されたポイントに配設されている冷媒検知センサに対して、各継手群等から漏洩した微量の冷媒を拡散させずに効果的に誘導でき、1個の冷媒検知センサで確実に微量冷媒漏れを検知することができる。
本発明の第1実施形態に係るターボ冷凍機の冷凍サイクル図である。 図1に示すターボ冷凍機の一部機器を省略した状態の外観斜視図である。 本発明の第2実施形態にターボ冷凍機の外観斜視図である。 図3に示すターボ冷凍機の背面側をその右上方から見た状態の外観斜視図である。 図3に示すターボ冷凍機の左側面側をその右上方から見た状態の外観斜視図である。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1および図2を用いて説明する。
図1には、本実施形態に係るターボ冷凍機1の冷凍サイクルが示され、図2には、そのターボ冷凍機の一部機器を省略した状態の外観斜視図が示されている。
ターボ冷凍機1は、ターボ圧縮機2、該ターボ圧縮機2を駆動する電動モータ(単にモータと称する場合もある。)3、凝縮器4、高段側膨張弁5、エコノマイザ6、低段側膨張弁7、蒸発器8等を備え、これらの機器間を冷媒配管9により接続し、閉サイクルの冷凍サイクル10を構成している。
ターボ圧縮機2および電動モータ3は、ハウジング同士が一体に結合された密閉構造の電動圧縮機とされており、本実施形態では、ターボ圧縮機2が2段圧縮機、モータ3がインバータ駆動の電動モータとされ、該モータ3の出力軸とターボ圧縮機2の回転軸とが増速歯車を介して結合されることにより、ターボ圧縮機2が駆動可能とされている。凝縮器4は、シェルアンドチューブ型の熱交換器とされており、冷却塔で冷却された冷却水が多数のチューブ内を循環することによりターボ圧縮機2からの高圧冷媒ガスを冷却し、該冷媒を凝縮液化するものである。
エコノマイザ6は、気液分離方式または中間冷却方式のいずれかとされる。気液分離方式の場合、高段側膨張弁5で中間圧に減圧された冷媒を気液分離器で気液分離し、そのガス冷媒を、インジェクション回路11を介して2段ターボ圧縮機2の1段目と2段目間の中間圧ガス中に注入する構成とされる。一方、中間冷却方式の場合、中間冷却器で主回路側を流れる冷媒と分岐回路側を流れる中間圧に減圧された冷媒とを熱交換させ、そこで蒸発した分岐回路側のガス冷媒を、インジェクション回路11を介して2段ターボ圧縮機2の1段目と2段目間の中間圧ガス中に注入する構成とされることで、公知のエコノマイザ回路が構成されている。
蒸発器8は、シェルアンドチューブ型の熱交換器とされており、負荷側から帰還する冷水と低段側膨張弁7で減圧された低圧冷媒とを熱交換させ、冷水を所定温度に冷却して負荷側に送出するものである。ターボ圧縮機2は、この蒸発器8で蒸発した低圧冷媒ガスを吸込み、再び高圧の冷媒ガスに2段圧縮して凝縮器4に吐出するものであり、ターボ冷凍機1は、このサイクルを繰り返すことによって、蒸発器8で冷水を製造するように構成されている。
上記ターボ冷凍機1において、凝縮器4で凝縮された冷媒の一部を図示省略の減圧手段を介して電動モータ3およびオイルクーラ12に導入し、この冷媒を蒸発させて電動モータ3および潤滑油を冷却した後、蒸発した低圧冷媒ガスを蒸発器8内に導入して冷凍サイクル10に戻す冷媒冷却配管系統13,14,15,16が、破線で示されるように、凝縮器4、電動モータ3、オイルクーラ12および蒸発器8間に接続されている。
また、ターボ圧縮機2に対しては、油タンク17から油ポンプ18および潤滑配管系統19,20を介してオイルクーラ12で冷却された潤滑油が循環可能とされており、ターボ圧縮機2の回転軸の軸受等の所要潤滑部位が、油ポンプ18によって循環される潤滑油により強制潤滑されるように構成されている。更に、ターボ圧縮機2のハウジングの油溜まりと油タンク17との間、および蒸発器8の油溜まりと油タンク17との間には、各々の油溜まりに溜まった潤滑油を油タンク17に戻すための潤滑配管系統21,22が設けられている。
上記冷媒冷却配管系統13ないし16および潤滑配管系統19ないし22、並びに冷媒冷却配管系統13に設けられている配管継手群23、冷媒冷却配管系統16に設けられている配管継手群24、潤滑配管系統21に設けられている配管継手群25、潤滑配管系統22に設けられている配管継手群26、潤滑配管系統19に設けられているフィルタ(交換部品)27およびその継手群28等は、図2に示されるように、互いに平行に配設されている凝縮器4および蒸発器8(ただし、蒸発器8の図示手前側に配設されている凝縮器4は、図示省略されている。)の上方部に設置されているターボ圧縮機2および電動モータ3の下方部位であって、凝縮器4と蒸発器8との間の空間領域29を利用して配設されており、特に、その中の継手群23ないし28は、空間領域29内の長手方向の一端側の集中配置領域30に寄せて集中的に配置されている。
これらの冷媒冷却配管系統13ないし16および潤滑配管系統19ないし22、並びに配管継手群23,24,25,26、交換部品27の継手群28等は、出来る限り鉛直方向に配設するようにし、止むを得ず鉛直方向に配設することができない場合については、水平方向に配設するとともに、それぞれの配管継手群、交換部品の継手群等も同一水平線上に配設し、その継手群の下方に必要に応じて樋31を配設することにより、水平方向への広がりを可及的に小さくした集中配置領域30内に、各継手群23ないし28を集中的に配置しているのと同等の効果が得られるようにしている。
一般に、ターボ冷凍機1において使用されている冷媒は、R134a、R245fa等であり、この冷媒は空気よりも比重が重い。このため、上記した冷媒冷却配管系統13ないし16や潤滑配管系統19ないし22に設けられている配管継手やその配管中に設けられているストレーナ、フィルタ、圧力センサ等の交換部品の継手等のパッキンやOリング等の劣化、不具合等により微量の冷媒漏れが発生した場合、漏洩した冷媒は、漏洩箇所から鉛直下方へ下方へと流下することになる。従って、微量の冷媒漏れ、例えば5cm/min程度の漏れが発生した場合を想定し、その流動解析を実施することにより、継続的に流出して下方に流下した冷媒の濃度分布から、冷媒検知センサが検知可能な濃度の冷媒が滞留するポイントを事前に明らかにすることができる。
本実施形態においては、ターボ圧縮機2およびそれを駆動するモータ3に接続される冷媒冷却配管系統13ないし16および潤滑配管系統19ないし22に設けられている配管継手群23ないし26、並びにそれらの配管系統に設けられている各種交換部品27の継手群28等を、上記したように集中配置領域30内に集中的に配置し、それら継手群23ないし28の集中配置領域30の下方であって、各継手群23ないし28から漏洩した微量冷媒が流下して高濃度で分布し、滞留する予め特定された部位、すなわち上記の流動解析によって特定されたポイントに、1個の冷媒検知センサ32を配設することにより、最小個数の冷媒検知センサ32で冷媒の微量漏れを早期段階で検知可能な構成としている。
以上に説明の構成により、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
ハウジング同士が一体に結合され、密閉構造とされているターボ圧縮機2および電動モータ3には、それぞれを冷却および潤滑するため、冷媒冷却配管系統13ないし16および潤滑配管系統19ないし22が接続されており、これらの配管系統を介してターボ圧縮機2および電動モータ3に潤滑油および冷却用の冷媒が循環され、その潤滑油および冷媒を介してターボ圧縮機2の回転軸を支持する軸受等の冷却および潤滑、モータ3の固定子および回転子等の冷却が行われる。
これらの冷媒冷却配管系統13ないし16および潤滑配管系統19ないし22には、図2に示されるように、多数の配管継手群23ないし26およびフィルタ、ストレーナ、圧力センサ等の各種交換部品27の継手群28等が設けられており、その継手群23ないし28等に使用されているパッキンやOリング等の劣化や不具合、あるいは各配管系統や継手群に他の物品が接触すること等が原因で、当該配管系統や継手群から冷媒漏れが発生することがある。この漏洩冷媒は、空気よりも比重が重いことから、漏洩箇所より下方に向って流下する。
しかるに、本実施形態においては、冷媒冷却配管系統13ないし16および潤滑配管系統19ないし22に設けられている配管継手群23ないし26、並びにそれらの配管系統に設けられている各種交換部品27の継手群28等を、ターボ圧縮機2およびモータ3の下方部位であって、凝縮器4と蒸発器8との間の空間領域29内の一端側の集中配置領域30に集中的に配置し、その継手群23ないし28の集中配置領域30の下方であって、各継手群23ないし28から漏洩した微量冷媒が流下して高濃度で分布し、滞留する予め流動解析によって特定されたポイントに対して、漏洩冷媒を検知する冷媒検知センサ32を配設している。
このため、冷媒冷却配管系統13ないし16および潤滑配管系統19ないし22の配管継手群23ないし26や交換部品27の継手群28等から、いわゆるカニ泡程度の微量の冷媒漏れが発生した場合であっても、その冷媒が漏洩箇所から下方へと流下して冷媒検知センサ32が配設されている予め特定されたポイントに、冷媒検知センサ32が検知可能な濃度で分布し、滞留するに至った時点において、冷媒検知センサ32によりその冷媒漏れを検知することができる。
従って、例えば5cm/min程度の微量の冷媒漏れであっても、それを初期の段階において、1個の冷媒検知センサ32により検知することが可能となり、冷媒漏れの早期発見および早期処置によってターボ冷凍機1からの冷媒の大量放出を防止することができるとともに、冷媒を再充填する際の冷媒量を低減することができる。また、冷媒検知センサ32の設置個数を最小限化することができるため、構成の簡素化、コスト低減を図ることができる。
また、上記冷媒冷却配管系統13ないし16には、少なくとも冷凍サイクル10を構成している凝縮器4の下流側から抽出した冷媒をモータ3およびオイルクーラ12等を経由して冷凍サイクル10の凝縮器4よりも低い圧力側に戻す冷媒冷却配管系統13ないし16が含まれており、これらモータ3あるいはオイルクーラ12等に凝縮器4の下流側から抽出された冷却用の冷媒を循環する冷媒冷却配管系統13ないし16に設けられている配管継手群23,24や図示省略のストレーナ、フィルタ等の交換部品の継手等から、微量の冷媒漏れが発生した場合、その冷媒が下方に流下して冷媒検知センサ32が配設されている予め特定されたポイントに冷媒検知センサ32が検知可能な濃度で分布し、滞留するに至った時点で該冷媒検知センサ32により冷媒漏れを検知することができる。従って、モータ3、オイルクーラ12等の冷媒冷却配管系統13ないし16からの微量冷媒漏れを初期段階で検知し、早期発見、早期処置によって冷媒の大量放出を防止することができる。
さらに、上記潤滑配管系統19ないし22には、少なくとも油タンク17から油ポンプ18、オイルクーラ12およびターボ圧縮機2等を経由して油タンク17に潤滑油を循環する潤滑配管系統19,20および/またはターボ圧縮機2および蒸発器8等の油溜まりから潤滑油を油タンク17に戻す潤滑配管系統13ないし16が含まれており、これらの油タンク17、油ポンプ18、オイルクーラ12、ターボ圧縮機2、蒸発器8等に接続されている潤滑油が循環する潤滑配管系統19ないし22の配管継手群25,26やストレーナ、フィルタ等の交換部品27の継手群28等から、潤滑油中に溶解している冷媒の微量漏れが発生した場合、その冷媒が下方に流下して冷媒検知センサ32が配設されている予め特定されたポイントに冷媒検知センサ32が検知可能な濃度で分布し、滞留するに至った時点で該冷媒検知センサ32により冷媒漏れを検知することができる。従って、油タンク17、油ポンプ18、オイルクーラ12、ターボ圧縮機2、蒸発器8等に接続されている潤滑配管系統19ないし22からの微量冷媒漏れを初期段階で検知し、早期発見、早期処置によって冷媒の大量放出を防止することができる。
また、上記冷媒冷却配管系統13ないし16および潤滑配管系統19ないし22を、一体をなすターボ圧縮機2およびモータ3の下方部位であって、互いに平行に配設されている蒸発器8と凝縮器4との間の空間領域29に配設し、各配管系統13ないし16および19ないし22に設けられている継手群23ないし28を、該空間領域29内の集中配置領域30に集中的に配置している。
このように蒸発器8および凝縮器4がシェルアンドチューブ型の熱交換器とされたターボ冷凍機1では、蒸発器8および凝縮器4を互いに平行に配設し、その上部に一体化されたターボ圧縮機2およびモータ3を配置したレイアウトが典型的であり、そのターボ圧縮機2およびモータ3の下方部位であって、蒸発器8と凝縮器4との間の空間領域29を利用することにより、冷媒冷却配管系統13ないし16および潤滑配管系統19ないし22を配設し、これらの配管系統に設けられている複数の継手群23ないし28をその空間領域29内の集中配置領域30に集中的に配置できる。従って、複数の継手群23ないし28の集中配置領域30の下方の予め特定されたポイントに配設されている冷媒検知センサ32に対して、各継手群23ないし28等から漏洩した微量の冷媒を拡散させずに効果的に誘導でき、1個の冷媒検知センサ32で確実に微量冷媒漏れを検知することができる。
さらに、本実施形態においては、各配管系統13ないし16、19ないし22および各交換部品27等が、集中配置領域30において鉛直方向に配設されるとともに、各々の継手群23ないし28も同一鉛直線上に配設され、各配管系統13ないし16、19ないし22および各交換部品27のいずれかが水平方向に配設される場合は、各々の継手群23ないし28も同一水平線上に配設され、その継手群23の下方に必要に応じて樋31またはトレーを配設し、該樋31またはトレーを介して特定ポイントに配設されている冷媒検知センサ32の位置まで、各継手群23ないし28から漏洩した微量冷媒を誘導するようにしている。
このため、鉛直方向に配設されている各配管系統13ないし16、19ないし22および各交換部品27の継手群23ないし28等から漏洩した冷媒は、そのまま配管系統13ないし16、19ないし22および交換部品27に沿って鉛直下方へと流下させることができ、一方、各配管系統13ないし16、19ないし22および各交換部品27の一部が止むを得ず水平方向に配設され、その継手群23ないし28が水平方向に多少離れて配設されることがあっても、その下方に設けられている樋31またはトレーを介して漏洩した冷媒を冷媒検知センサ32の設置位置まで誘導することができる。従って、水平方向に多少離れた位置の継手群23ないし28で冷媒漏れが発生したとしても、その冷媒を冷媒検知センサ32の設置位置に誘導し、1個の冷媒検知センサ32で確実に微量冷媒漏れを検知することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について、図3ないし図5を用いて説明する。
本実施形態は、ターボヒートポンプの例であり、上記した第1実施形態に対して、凝縮器4および蒸発器8を角型のプレート式熱交換器とし、その周囲にエコノマイザ6、油タンク17、油分離器33等を配置するとともに、上部に一体化された密閉構造のターボ圧縮機2およびモータ3、オイルクーラ12等を配置したレイアウト構成としている点が異なるが、冷凍サイクル10の構成や冷媒冷却配管系統13ないし16および潤滑配管系統19ないし22を備えた基本構成については第1実施形態と同様であるので、ここでは、主に相違点について説明する。
凝縮器4および蒸発器8の上方部位に配置されている互いに一体化されたターボ圧縮機2およびモータ3には、第1実施形態と同様、冷媒冷却配管系統13ないし16および潤滑配管系統19ないし22が接続されている。このターボ圧縮機2およびモータ3と、該ターボ圧縮機2およびモータ3に接続されている冷媒冷却配管系統13ないし16および潤滑配管系統19ないし22の一部、並びにこれらの配管系統に設けられている配管継手群23ないし26および各種交換部品27の継手群28の一部の下方部位に、その下方部位を覆うように幅広のトレー34が特定の方向に傾斜配置されている。
このトレー34は、その上方部に配設されている機器や配管系統の継手群等から冷媒が漏れた場合、その漏洩箇所から下方に流下する冷媒を受け、破線矢印に示すように、予め特定されている傾斜方向に沿って誘導し、更に下方へと導くためのものである。また、トレー34が設置されている位置の下方部においては、冷媒冷却配管系統13ないし16および潤滑配管系統19ないし22、あるいはその他の配管系統に設けられている配管継手群を一側に集め、その下方部位に必要に応じて樋状のトレー35,36、37,38を配設するとともに、トレー34およびトレー35,36,37,38等により誘導され、下方に流下してきた冷媒を、最下方位置に幅方向の全幅に亘り配設されているトレー39において合流できるようにしている。
なお、上記した他の配管系統としては、例えばエコノマイザ6に接続される配管系統等が挙げられ、該配管系統に設けられている配管継手群の下方部位にトレー38を配設している。トレー39には、上方から直接または上記トレー34ないし38を介して破線矢印で示すように流下してきた冷媒が合流するポイントが予め設定されており、その合流ポイントに対して冷媒検知センサ32が配設されている。従って、合流ポイントでの冷媒の濃度が冷媒検知センサ32により検知可能な濃度に達したとき、冷媒の漏洩が検知可能とされている。
従って、本実施形態においても、第1実施形態と同様、微量の冷媒漏れを初期段階において、最小個数の冷媒検知センサ32により検知することが可能となり、冷媒漏れの早期発見および早期処置によってターボ冷凍機1からの冷媒の大量放出を防止することができるとともに、冷媒を再充填する際の冷媒量を低減することができる。また、冷媒検知センサ32の設置個数を最小限化することができるため、構成の簡素化、コスト低減を図ることができる等の効果を得ることができる。
特に、本実施形態では、トレー34が、ターボ圧縮機2およびモータ3、これらターボ圧縮機2およびモータ3に接続される各配管系統13ないし16および19ないし22に設けられている配管継手群23ないし26の一部、並びに同配管系統に設けられている各交換部品27の継手群28の一部の下方を覆う大きさとされ、該トレー34を介して直接または他の継手群の下方に設けられている樋またはトレー35ないし39を介して、冷媒検知センサ32の設置位置まで、各継手群23ないし28等から漏洩した微量冷媒が誘導可能とされているため、ターボ圧縮機2およびモータ3等のように、複数の冷媒冷却配管系統13ないし16および潤滑配管系統19ないし22、各種交換部品27並びに継手群23ないし28が付属されているものにおいては、それらの下方部位を覆う大きさとされたトレー34を配設しておくことにより、いずれの位置で冷媒漏れが発生したとしても、その冷媒をトレー34により集め、直接あるいは他の樋またはトレー35ないし39を介して冷媒検知センサ32の設置位置まで誘導することができる。
従って、付属する配管系統13ないし16および19ないし22や交換部品27、継手群23ないし28が多く、冷媒漏れのリスクが高くなるターボ圧縮機2やモータ2等の機器周りでの微量冷媒漏れの検知精度を向上し、その早期発見、早期処置によって冷媒の大量放出を防止することができる。
なお、本発明は、上記実施形態にかかる発明に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。例えば、上記実施形態では、冷媒冷却配管系統13ないし16および潤滑配管系統19ないし22に設けられている配管継手群や交換部品の継手群からの冷媒漏れを検知するようにしているが、メインの冷凍サイクル10において、配管継手群を介して接続されている配管系統があれば、その配管系統の配管継手群からの冷媒漏れを同様に検知できるようにしてもよい。
1 ターボ冷凍機
2 ターボ圧縮機
3 電動モータ(モータ)
4 凝縮器
8 蒸発器
10 冷凍サイクル
12 オイルクーラ
13,14,15,16 冷媒冷却配管系統
17 油タンク
18 油ポンプ
19,20,21,22 潤滑配管系統
23,24,25,26 配管継手群
27 交換部品
28 交換部品の継手群
29 空間領域
30 集中配置領域
31 樋
32 冷媒検知センサ
34,35,36,37,38,39 トレー

Claims (5)

  1. ターボ圧縮機およびその駆動用モータに接続される冷媒冷却配管系統および潤滑配管系統に設けられている配管継手群、並びに各配管系統に設けられている各種交換部品の継手群を備え、
    前記冷媒冷却配管系統および前記潤滑配管系統は、前記ターボ圧縮機および前記モータの下方部位であって、互いに平行に配設されている蒸発器と凝縮器との間の空間領域に配設され、
    前記各配管系統に設けられている前記配管継手群並びに各配管系統に設けられている前記各種交換部品の前記継手群は、前記空間領域内の予め設定された集中配置領域に集中的に配置され、
    前記各継手群の前記集中配置領域の下方であって、前記各継手群から漏洩した微量冷媒が流下して高濃度で分布し、滞留する予め特定されたポイントに、少なくとも1個の冷媒検知センサが配設され、冷媒の微量漏れが検知可能とされていることを特徴とするターボ冷凍機。
  2. 前記冷媒冷却配管系統には、少なくとも冷凍サイクルを構成している凝縮器の下流側から抽出した冷媒を前記モータおよびオイルクーラ等を経由して前記凝縮器よりも低い圧力側に戻す冷媒冷却配管系統が含まれていることを特徴とする請求項1に記載のターボ冷凍機。
  3. 前記潤滑配管系統には、少なくとも油タンクから油ポンプ、前記オイルクーラおよび前記ターボ圧縮機等を経由して前記油タンクに潤滑油を循環する潤滑配管系統および/または前記ターボ圧縮機および蒸発器等の油溜まりから潤滑油を前記油タンクに戻す潤滑配管系統が含まれていることを特徴とする請求項1または2に記載のターボ冷凍機。
  4. 前記各配管系統および前記各交換部品は、前記集中配置領域において鉛直方向に配設されるとともに、各々の継手群も同一鉛直線上に配設され、前記各配管系統および前記各交換部品のいずれかが水平方向に配設される場合は、各々の継手群も同一水平線上に配設され、その継手群の下方に樋またはトレーを配設し、該樋またはトレーを介して前記特定ポイントに配設されている前記冷媒検知センサの位置まで、前記各継手群から漏洩した微量冷媒が誘導可能とされていることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載のターボ冷凍機。
  5. 前記トレーの少なくとも1つは、前記ターボ圧縮機および前記モータ、該ターボ圧縮機およびモータに接続される前記各配管系統に設けられている前記配管継手群の一部並びに前記各配管系統に設けられている前記各交換部品の継手群の一部の下方を覆う大きさとされ、該トレーにより直接または他の継手群の下方に設けられている前記樋またはトレーを介して、前記冷媒検知センサの設置位置まで前記各継手群等から漏洩した微量冷媒が誘導可能とされていることを特徴とする請求項に記載のターボ冷凍機。
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