JP5915767B2 - 切断装置、および切断方法 - Google Patents
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Description
本発明は、鋼板を切断するための切断装置、および切断方法に関する。
従来、鋼板を切断するための切断装置として、ニブラが広く知られている。
一般的に、ニブラは、筒状のケースと、当該ケースの内部に設けられたパンチと、前記ケースの下方に設けられるダイスとを具備し、前記ケースと前記ダイスとの間に供給される鋼板を、移動しつつ前記パンチによって連続的に打ち抜くことにより切断する。
一般的に、ニブラは、筒状のケースと、当該ケースの内部に設けられたパンチと、前記ケースの下方に設けられるダイスとを具備し、前記ケースと前記ダイスとの間に供給される鋼板を、移動しつつ前記パンチによって連続的に打ち抜くことにより切断する。
特許文献1には、作業者が把持して移動させることによって鋼板の切断を行うように構成されたハンドニブラが開示されている。
一方で、ニブラをロボットに取り付けることも可能である。
一方で、ニブラをロボットに取り付けることも可能である。
ニブラをロボットに取り付けた場合においては、予め設定された経路に沿ってニブラが移動するようにロボットの制御が行われる。
ニブラを曲線状に移動させる際には、ロボットの構成上、ニブラを直線状に移動させる際と比較して、ニブラの移動速度が小さくなるようにロボットが制御される。
特に、ニブラを曲線状に移動させる際において、ニブラの移動経路の曲率半径が極めて小さい場合には、ニブラの移動速度が極めて小さくなり、鋼板の打ち抜き一回当たりの切断面積が極めて小さくなる。
そのため、鋼板を切断する際における打ち抜き回数が増加する。
その結果、ニブラのパンチが摩耗し易くなり、パンチの寿命が短くなる問題が生じる。
ニブラを曲線状に移動させる際には、ロボットの構成上、ニブラを直線状に移動させる際と比較して、ニブラの移動速度が小さくなるようにロボットが制御される。
特に、ニブラを曲線状に移動させる際において、ニブラの移動経路の曲率半径が極めて小さい場合には、ニブラの移動速度が極めて小さくなり、鋼板の打ち抜き一回当たりの切断面積が極めて小さくなる。
そのため、鋼板を切断する際における打ち抜き回数が増加する。
その結果、ニブラのパンチが摩耗し易くなり、パンチの寿命が短くなる問題が生じる。
本発明は、ニブラに設けられるパンチを長寿命化できる技術を提供することを課題とする。
本発明に係る切断装置は、鋼板を切断するための切断装置であって、位置および姿勢を変更可能なアームを有する、少なくとも一つのロボットと、上下方向に往復運動することによって前記鋼板を打ち抜くパンチを有し、前記ロボットのアームの先端に取り付けられるニブラと、前記ロボットおよび前記ニブラを制御する制御装置と、を具備し、前記ニブラは、前記ロボットによって移動させられつつ、前記パンチによって前記鋼板を連続的に打ち抜くことで前記鋼板を切断し、前記制御装置は、前記ニブラの移動経路の形状に応じた移動速度で前記ニブラが移動するように、前記ロボットを制御するロボット制御部と、前記ニブラの移動速度に応じて、前記パンチの振動数を変動させるパンチ制御部とを有することを特徴とする。
本発明に係る切断装置において、前記制御装置のパンチ制御部は、前記ニブラの移動速度と、前記パンチの振動数とを取得し、前記パンチの振動数の前記ニブラの移動速度に対する比の値が所定の値より大きい場合には、前記パンチの振動数の前記ニブラの移動速度に対する比の値が前記所定の値となるように、前記パンチの振動数を減少させ、前記パンチの振動数の前記ニブラの移動速度に対する比の値が前記所定の値より小さい場合には、前記パンチの振動数の前記ニブラの移動速度に対する比の値が前記所定の値となるように、前記パンチの振動数を増加させることが好ましい。
本発明に係る切断方法は、鋼板を切断するための切断方法であって、上下方向に往復運動することによって前記鋼板を打ち抜くパンチを有するニブラを、少なくとも一つのロボットに取り付け、前記ニブラの移動経路の形状に応じた移動速度でニブラが移動するように、前記ロボットを制御し、前記ニブラの移動速度に応じて、前記パンチの振動数を変動させることを特徴とする。
本発明に係る切断方法において、前記パンチの振動数の前記ニブラの移動速度に対する比の値が所定の値より大きい場合には、前記パンチの振動数の前記ニブラの移動速度に対する比の値が前記所定の値となるように、前記パンチの振動数を減少させ、前記パンチの振動数の前記ニブラの移動速度に対する比の値が前記所定の値より小さい場合には、前記パンチの振動数の前記ニブラの移動速度に対する比の値が前記所定の値となるように、前記パンチの振動数を増加させることが好ましい。
本発明によれば、ニブラに設けられるパンチを長寿命化できる。
以下では、図1および図2を参照して、本発明に係る切断装置の一実施形態である切断装置1について説明する。
切断装置1は、鋼板であるワークWを切断するための装置である。
切断装置1は、鋼板であるワークWを切断するための装置である。
図1に示すように、切断装置1は、下型10と、ロボット20と、ニブラ30と、制御装置40とを具備する。
下型10は、ワークWが載置される部材であり、ワークWを固定可能に構成されている。
ロボット20は、多関節のアームを有し、当該アームの位置および姿勢を変更可能に構成されている。ロボット20のアームの先端には、ニブラ30が取り付けられている。
図2(a)および図2(b)に示すように、ニブラ30は、移動しつつワークWを連続的に打ち抜く装置であり、ケース31と、パンチ32と、支持部33と、ダイス34と、駆動部35とを具備する。
なお、説明の便宜上、図2(a)における上下方向をニブラ30の上下方向と定義する。
なお、説明の便宜上、図2(a)における上下方向をニブラ30の上下方向と定義する。
ケース31は、上下方向に延出する略円筒形状に形成され、その下端部が開放されている。
ケース31の内部には、パンチ32が上下方向に摺動可能に収納されている。
ケース31の内周面には、ケース31とダイス34とを支持するための支持部33が固定されている。
ケース31の内部には、パンチ32が上下方向に摺動可能に収納されている。
ケース31の内周面には、ケース31とダイス34とを支持するための支持部33が固定されている。
パンチ32は、所定の振動数で上下方向に往復運動し、ワークWを打ち抜くように構成されている。パンチ32は、パンチ刃32aと、連結部32bとを有する。
パンチ刃32aは、略蹄状の断面形状を有し、下端には、ワークWを打ち抜くための刃先が形成されている。パンチ刃32aは、パンチ32が下死点に達した際には、ケース31の下端から下方に突出し、後述のダイス34のダイス穴34aに進入するように構成されている。
連結部32bは、駆動部35によってパンチ32が上下方向に往復運動するように、駆動部35に連結されている。
パンチ刃32aは、略蹄状の断面形状を有し、下端には、ワークWを打ち抜くための刃先が形成されている。パンチ刃32aは、パンチ32が下死点に達した際には、ケース31の下端から下方に突出し、後述のダイス34のダイス穴34aに進入するように構成されている。
連結部32bは、駆動部35によってパンチ32が上下方向に往復運動するように、駆動部35に連結されている。
支持部33は、ケース31とダイス34とを支持するための部材である。支持部33は、その上端部がケース31の内周面に固定され、ケース31の内部から下方に向けて延出している。支持部33は、ケース31の下端面にパンチ刃32aの断面形状に沿った開口が形成されるような形状を有している。つまり、支持部33におけるケース31内に嵌挿されている部分とケース31との間には、パンチ32を収納するための空間が形成されており、当該空間のケース31の下端面に形成された開口が、パンチ刃32aの断面形状に沿った形状を有している。
支持部33の下端部には、ダイス34が固定されている。
支持部33の下端部には、ダイス34が固定されている。
ダイス34は、ワークWをケース31と挟むように、ケース31の下方に設けられている。ダイス34は、略円柱形状を有し、支持部33の下端部を覆うように、支持部33に固定されている。ダイス34は、ダイス穴34aと、排出穴34bとを有する。
ダイス穴34aは、パンチ32が下死点に達した際に、パンチ刃32aが進入するように形成されている。詳細には、ダイス穴34aは、ダイス34と、支持部33におけるダイス34内に嵌挿されている部分との間に形成され、パンチ刃32aの断面形状に沿った形状で、ダイス34の上端面に開口している。
排出穴34bは、パンチ32によってワークWから打ち抜かれた三日月状のスクラップSをダイス34の外部へ排出するための穴である。排出穴34bは、ダイス34の側面に形成され、ダイス穴34aと連通している。
ダイス穴34aは、パンチ32が下死点に達した際に、パンチ刃32aが進入するように形成されている。詳細には、ダイス穴34aは、ダイス34と、支持部33におけるダイス34内に嵌挿されている部分との間に形成され、パンチ刃32aの断面形状に沿った形状で、ダイス34の上端面に開口している。
排出穴34bは、パンチ32によってワークWから打ち抜かれた三日月状のスクラップSをダイス34の外部へ排出するための穴である。排出穴34bは、ダイス34の側面に形成され、ダイス穴34aと連通している。
駆動部35は、パンチ32を所定の振動数で上下方向に往復運動させるように構成されている。駆動部35は、連結部35aと、ロッド35bと、モータ35cとを有する。
連結部35aは、パンチ32の連結部32bと連結されている。
ロッド35bは、モータ35cの動力を連結部35aに伝達するように、モータ35cと連結部35aとに接続されている。
モータ35cは、ロッド35bを介して、連結部35aに動力を伝達するように構成されている。モータ35cの回転運動は、ロッド35bを介して、連結部35aの上下運動に変換される。
連結部35aは、パンチ32の連結部32bと連結されている。
ロッド35bは、モータ35cの動力を連結部35aに伝達するように、モータ35cと連結部35aとに接続されている。
モータ35cは、ロッド35bを介して、連結部35aに動力を伝達するように構成されている。モータ35cの回転運動は、ロッド35bを介して、連結部35aの上下運動に変換される。
このように、ニブラ30は、ケース31とダイス34との間にワークWを介在させた状態で、所定の方向に移動しつつ、パンチ32を上下方向(ダイス34に対して近接および離間する方向)に往復運動させることにより、ワークWを連続的に打ち抜くことが可能となっている。
図1に示すように、制御装置40は、ロボット制御部40aと、パンチ制御部40bとを有する。
ロボット制御部40aは、ロボット20と電気的に接続され、ロボット20を制御可能に構成されている。ロボット制御部40aは、ロボット20のアームの先端に取り付けられたニブラ30が予め設定された経路に沿って移動するように、ロボット20を制御する。更に、ロボット制御部40aは、ロボット20のアームの先端に取り付けられたニブラ30が予め設定された速度で移動するように、ロボット20を制御する。
詳細には、制御装置40の記憶部(不図示)に、ニブラ30の移動経路(厳密には、ロボット20のアームの先端の移動経路)と、ニブラ30の移動速度(厳密には、ロボット20のアームの先端の移動速度)とが格納されており、ロボット制御部40aは、それらの情報に基づいて、ロボット20を制御する。
なお、ニブラ30の移動速度は、ニブラ30が曲線状に移動する際の速度が、ニブラ30が直線状に移動する際の速度よりも小さくなるように、ニブラ30の移動経路の曲率半径に応じて設定されている。つまり、ニブラ30の移動速度は、ニブラ30の移動経路の形状に応じて、複数個設定されている。
詳細には、制御装置40の記憶部(不図示)に、ニブラ30の移動経路(厳密には、ロボット20のアームの先端の移動経路)と、ニブラ30の移動速度(厳密には、ロボット20のアームの先端の移動速度)とが格納されており、ロボット制御部40aは、それらの情報に基づいて、ロボット20を制御する。
なお、ニブラ30の移動速度は、ニブラ30が曲線状に移動する際の速度が、ニブラ30が直線状に移動する際の速度よりも小さくなるように、ニブラ30の移動経路の曲率半径に応じて設定されている。つまり、ニブラ30の移動速度は、ニブラ30の移動経路の形状に応じて、複数個設定されている。
パンチ制御部40bは、ニブラ30と電気的に接続され、ニブラ30を制御可能に構成されている。詳細には、パンチ制御部40bは、ニブラ30における駆動部35のモータ35cと電気的に接続され、パンチ32の振動数(1秒間当たりに、パンチ32が上死点から下死点に移動して再び上死点まで戻ってくる回数)を制御可能に構成されている。パンチ制御部40bは、ニブラ30の移動速度に応じて、パンチ32の振動数を制御する。
以下では、図3〜図6を参照して、制御装置40の動作態様について詳細に説明する。
図3は、ニブラ30がワークWにおける位置P1〜P4を順に通ってワークWを切断する場合における、ニブラ30の移動速度およびパンチ32の振動数を示す図である。
図3における、ワークW上の太線は、ニブラ30の移動経路を表している。ニブラ30の移動経路は、位置P1から位置P2までが直線であり、位置P2から位置P3までが円弧状の曲線であり、位置P3から位置P4までが直線である。
なお、位置P1から位置P2までの経路における、ニブラ30の移動速度、およびパンチ32の振動数を、それぞれv1およびf1とし、位置P2から位置P3までの経路における、ニブラ30の移動速度、およびパンチ32の振動数を、それぞれv2およびf2とし、位置P3から位置P4までの経路における、ニブラ30の移動速度、およびパンチ32の振動数を、それぞれv3およびf3とする。
図3における、ワークW上の太線は、ニブラ30の移動経路を表している。ニブラ30の移動経路は、位置P1から位置P2までが直線であり、位置P2から位置P3までが円弧状の曲線であり、位置P3から位置P4までが直線である。
なお、位置P1から位置P2までの経路における、ニブラ30の移動速度、およびパンチ32の振動数を、それぞれv1およびf1とし、位置P2から位置P3までの経路における、ニブラ30の移動速度、およびパンチ32の振動数を、それぞれv2およびf2とし、位置P3から位置P4までの経路における、ニブラ30の移動速度、およびパンチ32の振動数を、それぞれv3およびf3とする。
図3に示すように、制御装置40のロボット制御部40aは、位置P1から位置P2までを30[mm/秒]で、位置P2から位置P3までを10[mm/秒]で、位置P3から位置P4までを30[mm/秒]でニブラ30が移動するように、ロボット20を制御する(v1=30[mm/秒]、v2=10[mm/秒]、v3=30[mm/秒])。
パンチ制御部40bは、ニブラ30の移動速度と、パンチ32の振動数との比が一定となるように、パンチ32の振動数を変動させる。詳細には、パンチ制御部40bは、v1:f1=v2:f2=v3:f3を満たすように、f1、f2およびf3を算出する。
本実施形態においては、パンチ制御部40bは、パンチ32の振動数(単位は、回/秒)の、ニブラ30の移動速度(単位は、mm/秒)に対する比の値が1となるように、f1、f2およびf3を算出する。つまり、パンチ制御部40bは、(f1/v1)=(f2/v2)=(f3/v3)=1を満たすように、f1、f2およびf3を算出する。前述のように、v1=30[mm/秒]、v2=10[mm/秒]、v3=30[mm/秒]であるため、f1=30[回/秒]、f2=10[回/秒]、f3=30[回/秒]となる。
パンチ制御部40bは、ニブラ30の移動速度と、パンチ32の振動数との比が一定となるように、パンチ32の振動数を変動させる。詳細には、パンチ制御部40bは、v1:f1=v2:f2=v3:f3を満たすように、f1、f2およびf3を算出する。
本実施形態においては、パンチ制御部40bは、パンチ32の振動数(単位は、回/秒)の、ニブラ30の移動速度(単位は、mm/秒)に対する比の値が1となるように、f1、f2およびf3を算出する。つまり、パンチ制御部40bは、(f1/v1)=(f2/v2)=(f3/v3)=1を満たすように、f1、f2およびf3を算出する。前述のように、v1=30[mm/秒]、v2=10[mm/秒]、v3=30[mm/秒]であるため、f1=30[回/秒]、f2=10[回/秒]、f3=30[回/秒]となる。
このように、制御装置40のパンチ制御部40bは、位置P1から位置P2までニブラ30を30[mm/秒]で移動させる際には、パンチ32を30[回/秒]で作動させ、位置P2から位置P3までニブラ30を10[mm/秒]で移動させる際には、パンチ32を10[回/秒]で作動させ、位置P3から位置P4までニブラ30を30[mm/秒]で移動させる際には、パンチ32を30[回/秒]で作動させる。
これにより、スクラップSの平面視での面積が常に一定となるように、ワークWを打ち抜くことができる。
これにより、スクラップSの平面視での面積が常に一定となるように、ワークWを打ち抜くことができる。
制御装置40のパンチ制御部40bによるパンチ32の振動数の制御は、例えば、以下のように行う。
即ち、図4に示すように、パンチ制御部40bは、ステップS1〜S6を行う。
即ち、図4に示すように、パンチ制御部40bは、ステップS1〜S6を行う。
ステップS1において、パンチ制御部40bは、ニブラ30の現在の移動速度vを、ロボット制御部40aから取得する。
ステップS2において、パンチ制御部40bは、パンチ32の現在の振動数fを、ニブラ30のモータ35cから取得する。
ステップS3において、パンチ制御部40bは、振動数fの移動速度vに対する比の値がαであるか否かを判断する。ここで、αは、所定の定数であり、本実施形態においては、α=1である。
パンチ制御部40bは、振動数fの移動速度vに対する比の値がαである場合((f/v)=α)には、振動数fを維持し、再びステップS1を行う。
パンチ制御部40bは、振動数fの移動速度vに対する比の値がαでない場合((f/v)≠α)には、ステップS4を行う。
パンチ制御部40bは、振動数fの移動速度vに対する比の値がαである場合((f/v)=α)には、振動数fを維持し、再びステップS1を行う。
パンチ制御部40bは、振動数fの移動速度vに対する比の値がαでない場合((f/v)≠α)には、ステップS4を行う。
ステップS4において、パンチ制御部40bは、振動数fの移動速度vに対する比の値がαより大きいか否かを判断する。
パンチ制御部40bは、振動数fの移動速度vに対する比の値がαより大きい場合((f/v)>α)には、ステップS5を行う。
パンチ制御部40bは、振動数fの移動速度vに対する比の値がαより小さい場合((f/v)<α)には、ステップS6を行う。
パンチ制御部40bは、振動数fの移動速度vに対する比の値がαより大きい場合((f/v)>α)には、ステップS5を行う。
パンチ制御部40bは、振動数fの移動速度vに対する比の値がαより小さい場合((f/v)<α)には、ステップS6を行う。
ステップS5において、パンチ制御部40bは、振動数fが減少するように、ニブラ30のモータ35cを制御する。
パンチ制御部40bは、ステップS5を行った後は、再びステップS2を行う。
パンチ制御部40bは、ステップS5を行った後は、再びステップS2を行う。
ステップS6において、パンチ制御部40bは、振動数fが増加するように、ニブラ30のモータ35cを制御する。
パンチ制御部40bは、ステップS6を行った後は、再びステップS2を行う。
パンチ制御部40bは、ステップS6を行った後は、再びステップS2を行う。
このように、パンチ制御部40bは、ニブラ30の移動速度と、パンチ32の振動数との比が一定となるように、パンチ32の振動数を制御する。
従来、ニブラは、パンチの振動数が常に一定の状態で作動される。
そのため、図5(a)および図5(b)に示すように、ニブラの移動速度に応じて、スクラップSの平面視での面積が変化することとなる。つまり、ニブラの移動速度が小さくなる程、スクラップSの平面視での面積が小さくなる。図5(a)は、位置P1から位置P2までの経路、および位置P3から位置P4までの経路のような直線状の経路に沿って、従来のニブラを移動させた場合における、スクラップSの平面図であり、図5(b)は、位置P2から位置P3までの経路のような曲線状の経路に沿って、従来のニブラを移動させた場合における、スクラップSの平面図である。
そのため、図5(a)および図5(b)に示すように、ニブラの移動速度に応じて、スクラップSの平面視での面積が変化することとなる。つまり、ニブラの移動速度が小さくなる程、スクラップSの平面視での面積が小さくなる。図5(a)は、位置P1から位置P2までの経路、および位置P3から位置P4までの経路のような直線状の経路に沿って、従来のニブラを移動させた場合における、スクラップSの平面図であり、図5(b)は、位置P2から位置P3までの経路のような曲線状の経路に沿って、従来のニブラを移動させた場合における、スクラップSの平面図である。
これに対して、本発明に係る切断装置1においては、ニブラ30の移動速度と、パンチ32の振動数との比が一定となるように、パンチ32の振動数が変動する。
そのため、スクラップSの平面視での面積が常に一定となるのである。
なお、スクラップSの平面視での面積ができる限り大きくなるように、パンチ32の振動数を設定することが望ましい。例えば、ニブラ30の移動速度が最も大きくなる経路において、スクラップSの平面視での面積ができる限り大きくなるように(図5(a)に示されるスクラップSが打ち抜かれるように)、パンチ32の振動数を設定し、それを基準にして、他の経路におけるパンチ32の振動数を算出すればよい。
こうして、ニブラ30が曲線状に移動する際にニブラ30の移動速度が小さくなった場合においても、スクラップSの平面視での面積が小さくなることを抑制できる。
そのため、ワークWを切断する際における、打ち抜き回数の増加を抑制し、パンチ32の摩耗を抑制できる。
したがって、ニブラ30に設けられるパンチ32を長寿命化できるのである。
そのため、スクラップSの平面視での面積が常に一定となるのである。
なお、スクラップSの平面視での面積ができる限り大きくなるように、パンチ32の振動数を設定することが望ましい。例えば、ニブラ30の移動速度が最も大きくなる経路において、スクラップSの平面視での面積ができる限り大きくなるように(図5(a)に示されるスクラップSが打ち抜かれるように)、パンチ32の振動数を設定し、それを基準にして、他の経路におけるパンチ32の振動数を算出すればよい。
こうして、ニブラ30が曲線状に移動する際にニブラ30の移動速度が小さくなった場合においても、スクラップSの平面視での面積が小さくなることを抑制できる。
そのため、ワークWを切断する際における、打ち抜き回数の増加を抑制し、パンチ32の摩耗を抑制できる。
したがって、ニブラ30に設けられるパンチ32を長寿命化できるのである。
なお、図6に示すように、本実施形態においては、ニブラ30の移動速度と、パンチ32の振動数との比が一定となるように、パンチ32の振動数を変動させているが(図6における実線参照)、スクラップSの平面視での面積を常に一定にすることができれば、ニブラ30の移動速度と、パンチ32の振動数との比を常に一定にしなくともよい(図6における一点鎖線参照)。図6における一点鎖線で示すグラフでは、ニブラ30の移動速度に応じて、パンチ32の振動数が段階的に変化している。
図6は、ニブラの移動速度と、パンチの振動数との関係を示す図であり、横軸は、ニブラの移動速度を、縦軸は、パンチの振動数を示している。なお、図6において破線で示すグラフは、従来のニブラの移動速度と、当該ニブラのパンチの振動数との関係を示している。
図6は、ニブラの移動速度と、パンチの振動数との関係を示す図であり、横軸は、ニブラの移動速度を、縦軸は、パンチの振動数を示している。なお、図6において破線で示すグラフは、従来のニブラの移動速度と、当該ニブラのパンチの振動数との関係を示している。
また、本実施形態においては、パンチ32の振動数(単位は、回/秒)の、ニブラ30の移動速度(単位は、mm/秒)に対する比の値を1としているが、当該比の値は、適宜変更可能である。
なお、ロボット20の数は限定するものではなく、ニブラ30が取り付けられた、少なくとも一つのロボット20が設けられていればよい。
また、二つ以上のロボット20が設けられている場合、少なくとも一つのロボット20にニブラ30が取り付けられていればよい。
また、二つ以上のロボット20が設けられている場合、少なくとも一つのロボット20にニブラ30が取り付けられていればよい。
本発明は、鋼板を切断するための切断装置、および切断方法に利用できる。
1 切断装置
10 下型
20 ロボット
30 ニブラ
31 ケース
32 パンチ
33 支持部
34 ダイス
35 駆動部
40 制御装置
40a ロボット制御部
40b パンチ制御部
W ワーク(鋼板)
S スクラップ
10 下型
20 ロボット
30 ニブラ
31 ケース
32 パンチ
33 支持部
34 ダイス
35 駆動部
40 制御装置
40a ロボット制御部
40b パンチ制御部
W ワーク(鋼板)
S スクラップ
Claims (4)
- 鋼板を切断するための切断装置であって、
位置および姿勢を変更可能なアームを有する、少なくとも一つのロボットと、
上下方向に往復運動することによって前記鋼板を打ち抜くパンチを有し、前記ロボットのアームの先端に取り付けられるニブラと、
前記ロボットおよび前記ニブラを制御する制御装置と、を具備し、
前記ニブラは、前記ロボットによって移動させられつつ、前記パンチによって前記鋼板を連続的に打ち抜くことで前記鋼板を切断し、
前記制御装置は、前記ニブラの移動経路の形状に応じた移動速度で前記ニブラが移動するように、前記ロボットを制御するロボット制御部と、前記ニブラの移動速度に応じて、前記パンチの振動数を変動させるパンチ制御部とを有する、
ことを特徴とする切断装置。 - 前記制御装置のパンチ制御部は、前記ニブラの移動速度と、前記パンチの振動数とを取得し、前記パンチの振動数の前記ニブラの移動速度に対する比の値が所定の値より大きい場合には、前記パンチの振動数の前記ニブラの移動速度に対する比の値が前記所定の値となるように、前記パンチの振動数を減少させ、前記パンチの振動数の前記ニブラの移動速度に対する比の値が前記所定の値より小さい場合には、前記パンチの振動数の前記ニブラの移動速度に対する比の値が前記所定の値となるように、前記パンチの振動数を増加させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の切断装置。 - 鋼板を切断するための切断方法であって、
上下方向に往復運動することによって前記鋼板を打ち抜くパンチを有するニブラを、少なくとも一つのロボットに取り付け、
前記ニブラの移動経路の形状に応じた移動速度でニブラが移動するように、前記ロボットを制御し、
前記ニブラの移動速度に応じて、前記パンチの振動数を変動させる、
ことを特徴とする切断方法。 - 前記パンチの振動数の前記ニブラの移動速度に対する比の値が所定の値より大きい場合には、前記パンチの振動数の前記ニブラの移動速度に対する比の値が前記所定の値となるように、前記パンチの振動数を減少させ、前記パンチの振動数の前記ニブラの移動速度に対する比の値が前記所定の値より小さい場合には、前記パンチの振動数の前記ニブラの移動速度に対する比の値が前記所定の値となるように、前記パンチの振動数を増加させる、
ことを特徴とする請求項3に記載の切断方法。
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