JP5915156B2 - 仮設エレベータを用いた揚重対象物の揚重方法 - Google Patents

仮設エレベータを用いた揚重対象物の揚重方法 Download PDF

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Description

本発明は、建設現場において資機材等の揚重対象物を、仮設エレベータを用いて揚重する方法に関する。
建設現場では、建築材料や建設機械などの資機材を各階へ揚重する設備として、仮設エレベータが使用される。この仮設エレベータは、上下昇降する網目状の乗り篭を有する。そして、同乗り篭は、資機材管理者の管理の下、専属のオペレータにより運転操作され、例えば、次のような手順で揚重作業が行われる。
先ず、資機材を使用する工事担当者は、上記の資機材管理者に、揚重目標階への資機材の揚重を依頼する。すると、資機材管理者は、その旨をオペレータに指示などして、オペレータは依頼者たる上記工事担当者と協同して、揚重対象の資機材を仮設エレベータの乗り篭内に搬入する。そして、オペレータ及び工事担当者は乗り篭に同乗し、同乗り篭が揚重目標階に到着したら、オペレータ及び工事担当者は互いに協同して、資機材を乗り篭内から揚重目標階のフロアへ搬出する。そうしたら最後に、オペレータは、揚重の済んだ資機材を目視確認しながら、当該資機材の名称や製品番号等を揚重実績として適宜な記入用紙に記入する。
但し、建設現場によっては、資機材が多種・多量となり、かかる紙への記入が煩雑となって、対応困難な場合がある。
この点につき、参考技術として、特許文献1には、資材に電子タグを取り付けることが開示されている。すなわち、予め揚重目標階情報を組み込んだ電子タグを資材に取り付けておく。そして、当該資材が仮設エレベータの乗り篭内に搬入された際に、同乗り篭内のタグ管理装置が、電子タグから受信した揚重目標階情報を仮設エレベータの制御部へと送信し、これにより、同制御部が乗り篭を目標階へ移動して自動的に停止して、資材の誤送を防ぐようにしている。
特開2009−208878号公報
しかしながら、特許文献1には、電子タグを用いて資材の揚重実績を記録することについては、詳しく開示されていない。例えば、揚重済みの資材に係る揚重実績の情報として、揚重開始階や揚重終了階の実績が記録されていれば、かかる資材のその後の管理に役立つものと考えられるが、そのようなことは一切開示されていない。
また、その場合には仮設エレベータであるため、上述のような揚重開始階や揚重終了階の実績の記録を可能にするための改造が、大掛かりなものになるのも望ましくない。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、その目的は、仮設エレベータに対して大きな改造をせずに、資機材の揚重開始階や揚重終了階の実績を記録することにある。
かかる目的を達成するために請求項1に示す発明は、
仮設エレベータを用いた揚重対象物の揚重方法であって、
上下昇降し各階で停止可能な乗り篭を仮設する仮設エレベータ設置ステップと、
階数を特定する階数情報が組み込まれた階数ICタグを、前記各階に対応させてそれぞれ設置する階数ICタグ設置ステップと、
前記階数ICタグが送信する前記階数情報を無線で受信する受信機を、前記乗り篭に設置する受信機設置ステップと、
前記受信機が受信した前記階数情報を記録する記録装置を設置する記録装置設置ステップと、を有し、
更に、
揚重開始階として前記乗り篭が停止した停止階において、前記乗り篭内に前記揚重対象物を搬入する揚重対象物搬入ステップと、
前記停止階に対応する前記階数ICタグからの階数情報を前記受信機が受信して、該階数情報を、揚重開始階実績情報として前記記録装置がメモリに記録する揚重開始階実績情報記録ステップと、
前記乗り篭内に搬入された前記揚重対象物を特定するための揚重対象物特定情報を、前記揚重開始階実績情報に対応付けて前記メモリに記録する揚重対象物特定情報記録ステップと、
前記揚重対象物の揚重目標階へ前記乗り篭を移動することにより、前記揚重対象物を前記揚重目標階へ搬送する揚重対象物搬送ステップと、
前記揚重目標階として前記乗り篭が停止した停止階において、該停止階に対応する前記階数ICタグからの階数情報を前記受信機が受信して、該階数情報を揚重終了階実績情報として前記記録装置が前記メモリに記録する揚重終了階実績情報記録ステップと、
前記停止階において前記乗り篭から前記揚重対象物を搬出する揚重対象物搬出ステップと、を有し、
前記揚重対象物は、工事の資機材であり、
前記資機材を使用する工事担当者は、前記資機材と共に前記乗り篭内に同乗し、
前記工事担当者には、当該工事担当者を特定する工事担当者特定情報が組み込まれた工事担当者ICタグが取り付けられており、
前記揚重対象物特定情報記録ステップでは、前記メモリに記録された前記揚重開始階実績情報に対応付けて、前記工事担当者特定情報を前記メモリに記録し、
前記記録装置は、データベースを有し、当該データベースには、前記工事担当者特定情報に対応付けて、当該工事担当者が使用すべき資機材の候補を示す情報が、資機材候補情報として予め登録されており、
前記揚重対象物特定情報記録ステップは、
前記工事担当者ICタグから前記工事担当者特定情報を前記受信機が受信するステップと、
受信した当該工事担当者特定情報をキーとして、前記データベースを参照することにより、前記データベースから、前記工事担当者特定情報に対応する前記資機材候補情報を抽出して前記記録装置の表示部に表示するステップと、
当該表示部に表示された前記資機材候補情報から、前記乗り篭内に搬入された前記資機材に対応する情報を選択して、当該情報を前記揚重対象物特定情報として前記メモリに記録するステップと、を有することを特徴とする。
上記請求項1に示す発明によれば、仮設エレベータの各階に対応させて、階数ICタグを設置し、乗り篭には受信機を設置する。そして、揚重開始階では、同階に対応する階数ICタグから階数情報を受信機が受信して、同階数情報を記録装置がメモリに記録し、また、揚重終了階では、同階に対応する階数ICタグから階数情報を受信機が受信して、同階数情報を記録装置がメモリに記録する。よって、仮設エレベータに対して大きな改造をすることなく、資機材等の揚重対象物の揚重開始階実績情報及び揚重終了階実績情報を記録可能となる。
また、揚重開始階実績情報に対応付けて工事担当者特定情報もメモリに記録するので、その後に工事担当者を把握したい時に容易に把握可能となって、利便性が向上する。
また、乗り篭の受信機は、工事担当者に取り付けられた工事担当者ICタグから工事担当者特定情報を取得し、そして、この工事担当者特定情報に基づいて、記録装置は、データベースから、工事担当者の資機材候補情報を抽出して表示部に表示する。よって、乗り篭内に搬入された資機材に対応する情報を記録装置のメモリに記録する際には、資機材候補情報の中から該当する資機材を選択すれば良く、これにより、当該資機材に係る情報の記録を容易且つ短時間で行うことができる。
また、上記方法によれば、資機材にICタグを取り付けなくても良いので、労力の軽減を図れる。
請求項2に示す発明は、請求項1に記載の仮設エレベータを用いた揚重対象物の揚重方法であって、
前記揚重対象物には、工事の資機材が含まれ、
前記資機材には、当該資機材を特定する資機材特定情報が組み込まれた資機材ICタグが取り付けられており、
前記揚重対象物特定情報記録ステップでは、前記資機材ICタグが送信する前記資機材特定情報を前記受信機が受信して、当該資機材特定情報を、前記揚重対象物特定情報として前記記録装置が前記メモリに記録することを特徴とする。
上記請求項2に示す発明によれば、乗り篭の受信機は、資機材に取り付けられた資機材ICタグから資機材特定情報を取得し、そして、この資機材特定情報を、前述の揚重対象物特定情報として記録装置がメモリに記録する。よって、乗り篭内に搬入された資機材を特定するための揚重物特定情報のメモリへの記録は、自動的になされ、その結果、大幅な作業負荷軽減を図れる。
請求項3に示す発明は、請求項1又は2に記載の仮設エレベータを用いた揚重対象物の揚重方法であって、
前記揚重開始階実績情報記録ステップでは、前記受信機が受信する複数の前記階数情報のうちで最も電波の受信強度が大きい階数情報を、前記揚重開始階実績情報として前記メモリに記録し、
前記揚重終了階実績情報記録ステップでは、前記受信機が受信する複数の前記階数情報のうちで最も電波の受信強度が大きい階数情報を、前記揚重終了階実績情報として前記メモリに記録することを特徴とする。
上記請求項3に示す発明によれば、揚重開始階実績情報記録ステップ及び揚重終了階実績情報記録ステップでは、それぞれ、受信強度の最も大きい階数情報を、揚重開始階実績情報及び揚重終了階実績情報としてメモリに記録する。よって、これら揚重開始階実績情報及び揚重終了階実績情報を正確且つ確実に記録可能となる。
請求項4に示す発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の仮設エレベータを用いた揚重対象物の揚重方法であって、
前記揚重開始階実績情報記録ステップでは、前記揚重開始階実績情報に対応付けて、揚重開始に係る時刻情報が、揚重開始時刻実績情報として前記メモリに記録され、
前記揚重終了階実績情報記録ステップでは、前記揚重終了階実績情報に対応付けて、揚重終了時刻に係る時刻情報が、揚重終了時刻実績情報として前記メモリに記録されることを特徴とする。
上記請求項4に示す発明によれば、揚重開始階実績情報記録ステップ及び揚重終了階実績情報記録ステップでは、それぞれ揚重開始時刻実績情報及び揚重終了時刻実績情報が記録される。よって、その後に揚重作業の様子を時系列で容易に把握可能となる。
請求項5に示す発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の仮設エレベータを用いた揚重対象物の揚重方法であって、
前記揚重対象物には、建設現場の現場関係者又は見学者が含まれ、
前記現場関係者又は見学者には、当該現場関係者又は見学者を特定する関係者特定情報が組み込まれた関係者ICタグが取り付けられており、
前記揚重対象物特定情報記録ステップでは、前記関係者ICタグが送信する前記関係者特定情報を前記受信機が受信して、当該関係者特定情報を、前記揚重対象物特定情報として前記記録装置が前記メモリに記録することを特徴とする仮設エレベータを用いた揚重対象物の揚重方法。
上記請求項5に示す発明によれば、乗り篭の受信機は、現場関係者又は見学者に取り付けられた関係者ICタグから関係者特定情報を取得し、そして、この関係者特定情報を、前述の揚重対象物特定情報として記録装置がメモリに自動的に記録する。よって、乗り篭内に搭乗した現場関係者又は見学者の仮設エレベータの搭乗実績を容易に記録できて、その後の搭乗履歴管理に役立てることができる。
本発明によれば、仮設エレベータに対して大きな改造をせずに、資機材の揚重開始階や揚重終了階の実績を記録可能となる。
第1実施形態に係る仮設エレベータの概略斜視図である。 工事担当者特定情報に対応付けて予めデータベースに登録された資機材候補情報の説明図である。 記録装置38のハードディスク装置38hに記録される揚重実績情報の説明図である。 第2実施形態に係る仮設エレベータの概略斜視図である。
===第1実施形態===
図1は、第1実施形態に係る仮設エレベータの概略斜視図である。仮設エレベータは、建設現場で揚重対象物としての資機材90,90…を各階に揚重すべく工事期間中に一時的に設けられるエレベータであり、つまり、基本的に工事完了後には撤去されるものである。
かかる仮設エレベータは、上下昇降する乗り篭12と、乗り篭12が上下昇降するための空間(昇降路)たるエレベータシャフトEVSと、を有する。なお、この例では、最下階を一階としているが、最下階を地下階としても良いし、或いは二階以上の地上階を最下階としても良い。
エレベータシャフトEVSは、例えば、乗り篭12の左右両脇に設けられた各支柱16,16によってこれら支柱16,16同士の間に区画された空間である。そのため、各支柱16,16には、エレベータの揚重可能階数に対応する高さ寸法の柱状部材が使用されている。ちなみに、この例では、乗り篭12の左右に一対の支柱16,16が設けられているが、乗り篭12の四つの各隅角部に対応させて、それぞれ支柱16(つまり、合計4本の支柱16)を設けても良い。
乗り篭12は、例えば鋼製網目状の箱体であり、その正面部分には、資機材90を乗り篭12へ搬出入するための開閉扉(不図示)が設けられている。なお、乗り篭12は網目状であるので、後述するICタグ32k,32w…とICタグリーダー36との間の電波による無線通信も何等問題無く実行可能である。
乗り篭12の昇降駆動機構には、例えばラック&ピニオン駆動機構が使用されている。すなわち、乗り篭12には電動モータ(不図示)で駆動回転するピニオンギア(不図示)が設けられ、他方、支柱16には、ラックギア(不図示)が高さ方向に延在して固定されている。そして、ピニオンギアとラックギアとは互いに噛み合っており、よって、電動モータでピニオンギアを駆動回転することで、乗り篭12が昇降動作を行うようになっている。但し、この昇降駆動機構は、何等これに限るものではない。例えば、エレベータシャフトEVSの上部に巻き上げ機を設け、この巻き上げ機によって、乗り篭を吊下支持する吊りワイヤーを巻き上げ下げすることで乗り篭12を昇降駆動しても良い。
かかる仮設エレベータの運転操作は、既述のように乗り篭12に同乗する専属のオペレータOPによってなされる。また、揚重作業についても既述の手順でなされる。すなわち、依頼元の工事担当者Wが資機材管理者(不図示)に資機材90の揚重を依頼し、資機材管理者がその旨をオペレータOPに指示などして、オペレータOPは工事担当者Wと協同して資機材90の揚重作業を行う。
このような仮設エレベータには、資機材90の揚重実績を記録して管理する揚重実績管理システムが装備されている。
この揚重実績管理システムは、工事現場の各階に対応させて支柱16に設けられた階数ICタグ32k,32k…と、工事担当者に付与された工事担当者ICタグ32w,32w…と、これら各種ICタグ32k,32w…が送信する階数情報や工事担当者特定情報などを無線で受信すべく乗り篭12に設けられたICタグリーダー36(受信機に相当)と、ICタグリーダー36が受信した階数情報や工事担当者特定情報を記録する記録装置38と、を有する。
各階数ICタグ32k,32k…には、階数を特定する階数情報が組み込まれている。そして、担当する階の階数情報を電波で送信する。例えば、1階を担当する階数ICタグ32kは、支柱16における1階高さ相当部分に取り付けられており、当該階数ICタグ32kには、階数情報として1階である旨を示す情報が組み込まれている。そして、当該情報たる1階情報を電波で送信する。また、2階を担当する階数ICタグ32kは、支柱16における2階高さ相当部分に取り付けられており、当該階数ICタグ32kには、階数情報として2階である旨を示す情報が組み込まれている。そして、当該情報たる2階情報を電波で送信する。
ちなみに、ICタグとは、所謂RFID(Radio frequency identification)の一種であり、つまり、ICタグリーダー36の通信可能範囲に入ると、ICタグリーダー36から電波で送信されるICタグ作動用信号に応答する形で作動して、階数情報等の組み込まれた情報を電波で返信するものである。
工事担当者ICタグ32wは、工事担当者Wに取り付けられて基本的に工事作業中携帯される。工事担当者ICタグ32wには、工事担当者を特定する工事担当者特定情報が組み込まれており、例えば、会社毎に個別の工事担当者特定情報が組み込まれている。具体的には、A社の工事担当者ICタグ32wには、工事担当者特定情報として、A社関係者である旨を示す情報が組み込まれており、B社関係者の工事担当者ICタグには、工事担当者特定情報として、B社である旨を示す情報が組み込まれている。
ICタグリーダー36は、乗り篭12内に設置されている。そして、常時、或いは付属の読み取りボタン36bの押圧操作等をトリガーとして、当該リーダー36の通信可能範囲内のICタグ32k,32wに向けてICタグ作動用信号を送信する。そして、当該作動用信号に応答する形でICタグ32k,32wから返信される情報をICタグリーダー36は受信し、これにより、ICタグ32k,32wの情報を読み取る。なお、この例では、ICタグリーダー36の読み取りボタン36bの押圧操作によってICタグ32k,32wから各種情報を読み取るように構成されているが、読み取り動作を行うトリガーは、何等これに限らない。また、ICタグリーダー36が受信した情報は、逐次記録装置38へ送信されて同記録装置38に記録される。
かかる階数ICタグ32kは、各階に設けられることから、場合によっては、ICタグ作動用信号に対して複数の階数ICタグ32k,32k…が応答して、これによりICタグリーダー36は複数の階数情報を受信する虞がある。そのため、望ましくは、ICタグリーダー36の通信可能範囲を、例えば階高一つ分以上二つ分未満などに制限して設定すると良い。そうすれば、乗り篭12の停止階に対応する階数ICタグ32kだけが、読み取りボタン36bの押圧操作に応答するようになって、これにより、乗り篭12の停止階に対応した階数ICタグ32kの階数情報のみを選択的に取得して記録可能となる。
但し、場合によっては、上記のようなICタグリーダー36の通信可能範囲の制限によらずに、ICタグリーダー36が受信する電波の受信強度(RSSI)に基づいて、乗り篭12の停止階の階数情報を選択的に取得しても良い。すなわち、乗り篭12の停止階に対応する階数ICタグ32kは、他の階の階数ICタグ32k,32k…よりもICタグリーダー36との距離が近いので、当該停止階の階数ICタグ32kから送信される階数情報の電波の受信強度は、他の階の階数ICタグ32k,32k…から送信される電波の受信強度よりも大きいはずである。よって、ICタグリーダー36が受信した複数の階数情報のうちで電波の受信強度が最も大きい階数情報を、真正の階数情報として記録装置38に送信するようにしても良い。
記録装置38は、例えばパーソナルコンピュータである。すなわち、プロセッサと、メモリの一例としてのハードディスク装置38hと、表示部の一例としてのモニタ38mと、入力操作部38iの一例としてのキーボードやマウスと、LAN等の通信回線に接続する通信インターフェースと、を有する。そして、入力操作部38iからの入力等に基づいて、プロセッサが、ハードディスク装置38hに予め格納されたプログラムを適宜読み出して実行することにより、ハードディスク装置38hへの各種情報の記録処理や、モニタへの情報の表示処理等を行う。なお、以下の説明では、これらの処理を記録装置38が行っているように記載しているが、実際にはプロセッサがハードディスク装置38hと協同して行っている。
記録装置38は、通信インターフェースを介してICタグリーダー36から逐次送信される階数情報などの各種情報を、互いに関連付けてハードディスク装置38hに記録する。例えば、階数情報に関連付けて、読み取りボタン36bの押圧操作時の時刻情報などを記録する。なお、当該時刻情報は、例えば記録装置38に内蔵のクロックから随時取得され、揚重開始時刻実績情報及び揚重終了時刻実績情報のどちらかとして記録される。
また、記録装置38は、乗り篭12に搬入された資機材90を特定する情報を、資機材特定情報としてハードディスク装置38hに記録する。この資機材特定情報の記録装置38への入力は、例えば、乗り篭12に搬入された資機材90,90…をオペレータOPが目視確認しながら、これら資機材90,90…に対応する名称や製品番号等の情報を、キーボードやマウスなどの入力操作部38iを用いて手入力することでなされる。
但し、当該手入力の負荷軽減を図るべく、本第1実施形態では、次のような工夫がなされている。先ず、ハードディスク装置38hには、資機材90,90…に関するデータベースが設けられている。すなわち、このデータベースには、図2に示すように、工事担当者Wを特定する工事担当者特定情報に対応付けて、その工事担当者Wが使用すべき資機材の候補を示す情報が、資機材候補情報として予め登録されている。そして、工事担当者Wが乗り篭12に搭乗等することで工事担当者ICタグ32wがICタグリーダー36の通信可能範囲に入った場合に、更にオペレータOPがICタグリーダー36の読み取りボタン36bを押圧すると、工事担当者ICタグ32wからICタグリーダー36へ向けて工事担当者特定情報が送信される。そして、この工事担当者特定情報は、速やかにICタグリーダー36から記録装置38へと送信されるが、ここで、当該記録装置38は、この工事担当者特定情報をキーとして上記のデータベース(図2)を参照することにより、データベースから、工事担当者特定情報に対応する資機材候補情報を抽出して記録装置38のモニタ38mに表示するように構成されている。よって、オペレータOPは、かかる絞り込まれた資機材候補情報の中から、該当する資機材90,90…の情報を選択して入力すれば良く、その結果、当該入力操作の作業負荷が大幅に軽減されることになる。
なお、このようにしてハードディスク装置38hに記録された資機材特定情報や階数情報などは、例えばLAN等の通信回線を経由して遠方の工事事務所の管理用コンピュータ等に定期的に送信され、当該管理用コンピュータにおいて揚重実績の集計や帳票作成などに供される。
このような仮設エレベータ及び揚重実績管理システムは、次のようにして構築される。
先ず、建設現場に仮設エレベータの支柱16,16を立設する。この例では、立設前に予めラックギアを支柱16,16に固定済みであるが、支柱16,16の立設後にラックギアを固定しても良い。また、支柱16にあっては、高さ方向に分割された複数の分割部材を高さ方向に積み上げて形成されても良い。
そうしたら、支柱16,16同士の間の位置に乗り篭12を配置する(仮設エレベータ設置ステップに相当)。このとき、乗り篭12のピニオンギアは支柱16のラックギアに噛み合わせられる。
次に、支柱16における各階に対応する部位に、それぞれ階数ICタグ32k,32k…を取り付ける(階数ICタグ設置ステップ)。また、乗り篭12内にICタグリーダー36及び記録装置38を設置する(受信機設置ステップ、記録装置設置ステップに相当)。ちなみに、階数ICタグ32kは、支柱16の立設前に支柱16に取り付け済みであっても良く、同様にICタグリーダー36及び記録装置38も、乗り篭12の支柱16,16間への配置前に、同乗り篭12に設置済みであっても良い。
このようにして構築された仮設エレベータ及び揚重実績管理システムは、次のようにして資機材90の揚重に使用される。なお、以下では、1階フロアの仮置きエリアA1に仮置きされている資機材90を3階に揚重する場合を例に説明するが、これは一例に過ぎず何等これに限るものではない。例えば、3階フロアに仮置きされている資機材90を5階に揚重しても良いし、逆に、5階フロアに仮置きされている資機材90を3階に揚重しても良い。更に以下の説明では、工事担当者は「A社社員」であるものとし、また、揚重対象の資機材90は、「A1部材」及び「A2部材」であるものとする。
先ず、図1に示すように、オペレータOPは仮設エレベータを操作して、揚重開始階としての1階に乗り篭12を移動して停止させる。そして、1階フロアで待機していた工事担当者Wと協同して、揚重対象物としての資機材90を1階フロアの仮置きエリアAR1から乗り篭12内に搬入する(揚重対象物搬入ステップに相当)。
次に、オペレータは、ICタグリーダー36の読み取りボタン36bを押圧する。すると、ICタグリーダー36は、現時点の停止階たる1階の階数ICタグ32kから階数情報として1階情報を受信して、同情報を記録装置38に送信する。すると、記録装置38では、受信した1階情報を揚重開始階実績情報としてハードディスク装置38hに記録するとともに、当該1階情報と対応付けながら、読み取りボタン36bの押圧時の時刻を示す時刻情報(この例では、10:10)も、揚重開始時刻実績情報として同ハードディスク装置38hに記録する(揚重開始階実績情報記録ステップに相当)。
また、上述の読み取りボタン36bの押圧時には、工事担当者Wは乗り篭12に同乗しているか或いはその近傍に居るので、必然的に工事担当者ICタグ32wはICタグリーダー36の通信可能範囲内に位置している。よって、ICタグリーダー36は、上述の1階情報の受信と略同時並行で、工事担当者ICタグ32wから工事担当者特定情報(この例では、A社)を受信し、同情報を記録装置38に送信する。
すると、記録装置38では、上述の1階情報に対応付けて、この工事担当者特定情報もハードディスク装置38hに記録するが、このときには、記録装置38は、更に、当該工事担当者特定情報(A社)をキーとしてデータベース(図2)を参照して、データベースから、この工事担当者特定情報に対応する資機材候補情報(この例では、A1部材〜A3部材、及びA4装置、A5装置)を取得してモニタ38mに表示する。そして、これを見たオペレータOPは、当該資機材候補情報(A1部材〜A3部材及びA4装置、A5装置)の中から、今回乗り篭12内に実際に搬入した資機材90に該当するもの(この例では、A1部材及びA2部材)を、入力操作部38iの操作によって入力し、これにより、上記1階情報に対応付けて資機材特定情報(A1部材、A2部材)もハードディスク装置38hに記録される(揚重対象物特定情報記録ステップに相当)。
そうしたら、オペレータOPは、仮設エレベータを運転操作して乗り篭12を揚重目標階の3階へ移動することにより、資機材90を同階へ搬送する(揚重対象物搬送ステップに相当)。なお、このとき、工事担当者Wも乗り篭12に同乗しており、資機材90と一緒に揚重目標階へ移動する。
そして、揚重目標階の3階に乗り篭12が到着して停止したら、オペレータOPはICタグリーダー36の読み取りボタン36bを再度押圧する。すると、ICタグリーダー36は、現時点の停止階たる3階の階数ICタグ32kから階数情報として3階情報を受信して、同情報を記録装置38に送信する。すると、記録装置38では、受信した3階情報を揚重終了階実績情報としてハードディスク装置38hに記録するとともに、当該3階情報と対応付けながら、読み取りボタン36bの押圧時の時刻を示す時刻情報(この例では、10:30)を揚重終了時刻実績情報として同ハードディスク装置38hに記録する(揚重終了階実績情報記録ステップに相当)。
また、これと同時或いは相前後して、乗り篭12の停止中に乗り篭12内の資機材90を3階フロアへと搬出し(揚重対象物搬出ステップに相当)、これにより、資機材90の揚重作業が終了する。
なお、この第1実施形態に係る揚重実績管理システムによれば、上述のように、揚重作業に対応させて各種情報を記録するので、その結果として、最終的に同システムの記録装置38には、揚重作業に対応する揚重実績情報として図3のような情報が記録されることになる。すなわち、揚重開始階実績情報DKs及び揚重終了階実績情報DKeとして、それぞれ「1階」及び「3階」が記録されており、揚重開始時刻実績情報DTs及び揚重終了時刻実績情報DTeとして、読み取りボタン36bの1回目の押圧時刻の「10:10」及び2回目の押圧時刻の「10:30」が記録されており、資機材特定情報DSとして、「A1部材」及び「A2部材」が記録されており、工事担当者特定情報DWとして、「A社」が記録されている。
ところで、建設工事の完了後には仮設エレベータは基本的に撤去される旨を前述したが、ここでこの撤去手順について説明する。
先ず、図1の乗り篭12が支柱16,16から取り外され、また支柱16,16が建設現場の敷地から取り外される。この乗り篭12の支柱16からの取り外しに相前後して、乗り篭12からはICタグリーダー36や記録装置38が取り外され、また支柱16の取り外しに相前後して階数ICタグ32k,32k…も支柱16から取り外される。なお、階数ICタグ32kについては支柱16に取り付けたまま放置しておいても良い。また、支柱16が複数の分割部材から構成される場合には、例えばクレーン等を用いて、上方の分割部材を先に取り外して地上に降ろし、かかる取り外し作業を順次下方の分割部材に対して行うことによって支柱16は解体される。
===第2実施形態===
上述の第1実施形態では、資機材90にはICタグを取り付けていなかった。そのため、乗り篭12に搬入した資機材90に対応する資機材特定情報の記録装置38への入力を、オペレータOPが手入力で行っていたが、何等これに限るものではない。例えば、資機材特定情報が組み込まれた資機材ICタグ32sを資機材93,93…毎に取り付けても良いし、或いは、図4の概略斜視図に示すように、複数の資機材93,93…からなる一群の資機材グループG93を代表して、同グループG93に属する資機材93,93…のうちの何れかの資機材93に資機材ICタグ32sを取り付けても良い。
そして、このようにすれば、ICタグリーダー36の読み取りボタン36bが押圧された際に、ICタグリーダー36から送信されるICタグ作動用信号に応答する形で、乗り篭12内の資機材93の資機材ICタグ32sからは資機材特定情報がICタグリーダー36へと送信され、これにより、記録装置38には、揚重開始階実績情報と対応付けて、資機材特定情報が記録されることになる。よって、オペレータOPの手入力を無くすことができる。
ちなみに、この第2実施形態では、オペレータOPの手入力が無くなることから、第1実施形態で行っていた、工事担当者特定情報に基づく資機材候補情報のモニタ38mへの表示処理も行わなくて良い。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
上述の実施形態では、仮設エレベータが揚重する揚重対象物の一例として資機材90(93)を示したが、この揚重対象物の概念には、建設現場の現場関係者(現場作業者や現場監督など)又は見学者も含まれる。なお、その場合には、現場関係者又は見学者を特定する関係者特定情報が組み込まれたICタグを、現場関係者又は見学者毎、或いは選択された現場関係者又は見学者に工事作業中又は見学中携帯させても良い。そして、このようにすれば、かかる現場関係者又は見学者が乗り篭12に搭乗した際に、オペレータOPがICタグリーダー36の読み取りボタン36bを押圧すれば、現場関係者又は見学者が携帯するICタグから関係者特定情報がICタグリーダー36を経由して記録装置38に記録されるので、現場関係者又は見学者の仮設エレベータの搭乗実績を容易に記録できて、その後の搭乗履歴管理に役立てることができる。
上述の実施形態では、階数ICタグ32kを仮設エレベータの支柱16に取り付けていたが、取り付け対象部材は何等これに限らない。すなわち、工事の略全期間に亘ってエレベータシャフトEVSの近傍に存在する部材であれば、当該部材に階数ICタグ32kを取り付けても良い。例えば、仮設エレベータのエレベータシャフトEVSの周囲を覆いつつ全高に亘って設けられる防護用ネットに取り付けても良いし、仮設エレベータの仮設前からその近傍に建設対象の建物躯体が存在する場合には、当該建物躯体に階数ICタグ32kを取り付けても良い。ちなみに、建物躯体に取り付けた場合には、工事完了後に階数ICタグ32kを撤去しなくても良く、つまり取り付けたままにしても構わない。
上述の実施形態では、ICタグリーダー36の読み取りボタン36bをオペレータOPが押圧することによって、ICタグリーダー36は各種ICタグ32k,32w,32sの情報を読み取っていたが、何等これに限るものではない。例えば、ICタグリーダー36の通信可能範囲にICタグ32k,32w,32sが入ったら、自動的にICタグ32k,32w,32sの情報の読み取りを行うように構成しても良い。より具体的には、ICタグ32k,32w,32sは、自身に組み込まれた情報を常時送信するように構成され、そして、ICタグリーダー36とICタグ32k,32w,32sとの相対距離が小さくなって、ICタグ32k,32w,32sから送信される情報をICタグリーダー36が受信する際の電波の受信強度が、所定の閾値よりも大きくなるとともに、この受信強度が大きい状態が既定時間以上継続したら、ICタグリーダー36が、受信した情報を記録装置38へと送信するように構成されても良い。そして、このようにICタグ32k,32w,32s及びICタグリーダー36を構成すれば、乗り篭12が揚重開始階に到着して既定時間だけ停止すれば、その停止階の階数ICタグ32kから自動的に揚重開始階に係る階数情報をICタグリーダー36は取得して記録装置38に記録し、また、揚重終了階に到着して既定時間だけ停止すれば、その停止階の階数ICタグ32kから自動的に揚重終了階に係る階数情報をICタグリーダー36は取得して記録装置38に記録することができる。また、図4の資機材93が乗り篭12に搬入されて既定時間だけ経過すれば、資機材93に取り付けられた資機材ICタグ32sから資機材特定情報をICタグリーダー36は取得して記録装置38に記録することができ、更に、図1の工事担当者Wが乗り篭12に搭乗して既定時間だけ経過すれば、工事担当者ICタグ32wから工事担当者特定情報をICタグリーダー36は取得して記録装置38に記録することができる。
上述の実施形態では、記録装置38を乗り篭12内に設置していたが、その設置位置は何等これに限らない。つまり、ICタグリーダー36との間で各種情報を通信可能に接続されているのであれば、記録装置38は、例えば乗り篭12の外の適宜なフロアに設置されていても良い。
12 乗り篭、16 支柱、
32k 階数ICタグ、32s 資機材ICタグ、32w 工事担当者ICタグ、
36 ICタグリーダー(受信機)、36b 読み取りボタン、
38 記録装置、38h ハードディスク装置(メモリ)、38i 入力操作部、
38m モニタ(表示部)、
90 資機材(揚重対象物)、93 資機材(揚重対象物)、
OP オペレータ、W 工事担当者、
AR1 仮置きエリア、EVS エレベータシャフト、
G93 資機材グループ

Claims (5)

  1. 仮設エレベータを用いた揚重対象物の揚重方法であって、
    上下昇降し各階で停止可能な乗り篭を仮設する仮設エレベータ設置ステップと、
    階数を特定する階数情報が組み込まれた階数ICタグを、前記各階に対応させてそれぞれ設置する階数ICタグ設置ステップと、
    前記階数ICタグが送信する前記階数情報を無線で受信する受信機を、前記乗り篭に設置する受信機設置ステップと、
    前記受信機が受信した前記階数情報を記録する記録装置を設置する記録装置設置ステップと、を有し、
    更に、
    揚重開始階として前記乗り篭が停止した停止階において、前記乗り篭内に前記揚重対象物を搬入する揚重対象物搬入ステップと、
    前記停止階に対応する前記階数ICタグからの階数情報を前記受信機が受信して、該階数情報を、揚重開始階実績情報として前記記録装置がメモリに記録する揚重開始階実績情報記録ステップと、
    前記乗り篭内に搬入された前記揚重対象物を特定するための揚重対象物特定情報を、前記揚重開始階実績情報に対応付けて前記メモリに記録する揚重対象物特定情報記録ステップと、
    前記揚重対象物の揚重目標階へ前記乗り篭を移動することにより、前記揚重対象物を前記揚重目標階へ搬送する揚重対象物搬送ステップと、
    前記揚重目標階として前記乗り篭が停止した停止階において、該停止階に対応する前記階数ICタグからの階数情報を前記受信機が受信して、該階数情報を揚重終了階実績情報として前記記録装置が前記メモリに記録する揚重終了階実績情報記録ステップと、
    前記停止階において前記乗り篭から前記揚重対象物を搬出する揚重対象物搬出ステップと、を有し、
    前記揚重対象物は、工事の資機材であり、
    前記資機材を使用する工事担当者は、前記資機材と共に前記乗り篭内に同乗し、
    前記工事担当者には、当該工事担当者を特定する工事担当者特定情報が組み込まれた工事担当者ICタグが取り付けられており、
    前記揚重対象物特定情報記録ステップでは、前記メモリに記録された前記揚重開始階実績情報に対応付けて、前記工事担当者特定情報を前記メモリに記録し、
    前記記録装置は、データベースを有し、当該データベースには、前記工事担当者特定情報に対応付けて、当該工事担当者が使用すべき資機材の候補を示す情報が、資機材候補情報として予め登録されており、
    前記揚重対象物特定情報記録ステップは、
    前記工事担当者ICタグから前記工事担当者特定情報を前記受信機が受信するステップと、
    受信した当該工事担当者特定情報をキーとして、前記データベースを参照することにより、前記データベースから、前記工事担当者特定情報に対応する前記資機材候補情報を抽出して前記記録装置の表示部に表示するステップと、
    当該表示部に表示された前記資機材候補情報から、前記乗り篭内に搬入された前記資機材に対応する情報を選択して、当該情報を前記揚重対象物特定情報として前記メモリに記録するステップと、を有することを特徴とする仮設エレベータを用いた揚重対象物の揚重方法。
  2. 請求項1に記載の仮設エレベータを用いた揚重対象物の揚重方法であって、
    前記揚重対象物には、工事の資機材が含まれ、
    前記資機材には、当該資機材を特定する資機材特定情報が組み込まれた資機材ICタグが取り付けられており、
    前記揚重対象物特定情報記録ステップでは、前記資機材ICタグが送信する前記資機材特定情報を前記受信機が受信して、当該資機材特定情報を、前記揚重対象物特定情報として前記記録装置が前記メモリに記録することを特徴とする仮設エレベータを用いた揚重対象物の揚重方法。
  3. 請求項1又は2に記載の仮設エレベータを用いた揚重対象物の揚重方法であって、
    前記揚重開始階実績情報記録ステップでは、前記受信機が受信する複数の前記階数情報のうちで最も電波の受信強度が大きい階数情報を、前記揚重開始階実績情報として前記メモリに記録し、
    前記揚重終了階実績情報記録ステップでは、前記受信機が受信する複数の前記階数情報のうちで最も電波の受信強度が大きい階数情報を、前記揚重終了階実績情報として前記メモリに記録することを特徴とする仮設エレベータを用いた揚重対象物の揚重方法。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の仮設エレベータを用いた揚重対象物の揚重方法であって、
    前記揚重開始階実績情報記録ステップでは、前記揚重開始階実績情報に対応付けて、揚重開始に係る時刻情報が、揚重開始時刻実績情報として前記メモリに記録され、
    前記揚重終了階実績情報記録ステップでは、前記揚重終了階実績情報に対応付けて、揚重終了時刻に係る時刻情報が、揚重終了時刻実績情報として前記メモリに記録されることを特徴とする仮設エレベータを用いた揚重対象物の揚重方法。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の仮設エレベータを用いた揚重対象物の揚重方法であって、
    前記揚重対象物には、建設現場の現場関係者又は見学者が含まれ、
    前記現場関係者又は見学者には、当該現場関係者又は見学者を特定する関係者特定情報が組み込まれた関係者ICタグが取り付けられており、
    前記揚重対象物特定情報記録ステップでは、前記関係者ICタグが送信する前記関係者特定情報を前記受信機が受信して、当該関係者特定情報を、前記揚重対象物特定情報として前記記録装置が前記メモリに記録することを特徴とする仮設エレベータを用いた揚重対象物の揚重方法。
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