JP5914215B2 - 工作機械 - Google Patents

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Description

本発明は、主軸の軸線方向でかつ主軸台側に向かう負担可能荷重を増大できるようにした工作機械に関する。
第1主軸台と、該第1主軸台に対向可能に配置された第2主軸台と、該第2主軸台側に配置され、扇形状のタレットを有する刃物台とを備えた対向主軸型工作機械が提案されている(例えば特許文献1参照)。この種の工作機械では、タレットの割り出し角度位置を選択することにより所望の機械加工を行うことができると共に第2主軸台との干渉を回避でき、機械全体をコンパクト化できる。
特開2003−340601号公報
ところで、前記工作機械は、前記タレットに装着された工具により第1主軸台に把持されたワークに対して主軸軸線方向の切り込み力を加えつつ機械加工するものであるため、この切り込み力の反力が主軸軸線方向の荷重としてタレット及びその支持機構に作用することとなる。ところが前記工作機械では、タレットと第2主軸台との干渉を回避するための構造上、前記工具は、タレットの扇形状部分の外周縁、つまりタレットの旋回中心から大きくオーバーハングした部分に装着されている。従って、負担可能の前記荷重を大きくするにはタレット自体及びその支持機構の剛性を高める必要があり、そのため機械全体が大型化し、コストが増大するおそれがある。
本発明は、前記従来の状況に鑑みてなされたもので、前記タレット等の主軸軸線方向の荷重を受ける荷重受部材自体又はその支持部材の剛性を高める為の大型化、コスト増大を避けつつも、前記主軸軸線方向の負担可能荷重を増大できる工作機械を提供することを課題としている。
請求項1の発明は、ベッド上に配置され、主軸を回転可能に支持する主軸台と、
該主軸台又は前記ベッドに搭載された刃物台と、心押しを支持し、該心押しが前記主軸の軸線と一致する使用位置と該軸線から離反する待機位置との間で移動するよう前記刃物台に旋回割り出し可能に設けられたタレット本体とを有し、前記心押し及び前記タレット本体は、前記心押しが前記使用位置に位置するよう割り出されたとき前記軸線方向で、かつ前記主軸台側に向かう荷重が作用する荷重受部材として機能し、前記主軸の端面部と前記タレット本体の前記端面部側に位置する端面部側部分との少なくとも一方に、前記心押しに作用する軸線方向の荷重を前記タレット本体から前記主軸を介して前記主軸台に伝達する荷重伝達部材を設けたことを特徴とする工作機械である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の工作機械において、前記刃物台は、前記主軸台に設けられていることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項2に記載の工作機械において、前記タレット本体は、前記心押しが待機位置にあるとき前記主軸の端面部を前記軸線方向において露出させる逃げ部を有することを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3の何れかに記載の工作機械において、前記主軸台に対向するように、かつ前記軸線方向に移動可能に配置され、第2の主軸を回転駆動可能に支持し、該第2の主軸の端面部にワーク把持機構を有する第2主軸台をさらに備え、前記ワーク把持機構で把持されたワークを介して前記荷重受部材に軸線方向の荷重が作用することを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4の何れかに記載の工作機械において、前記荷重受部材が、前記使用位置に移動した後、前記軸線方向に移動する事によって前記荷重伝達部材、前記主軸の端面部及び前記荷重受部材の前記端面部側部分が荷重伝達可能な状態におかれることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、前記主軸の端面部と、前記主軸台側に向かう荷重が作用する荷重受部材の前記端面部側部分との少なくとも一方に、荷重伝達部材を設けたので、前記荷重受部材に作用する荷重を、該荷重受部材から荷重伝達部材及び主軸を介して前記主軸台に伝達することができ、前記荷重受部材自体の剛性をそれほど大きくすることなく、該荷重受部材による実質的に負担可能の荷重を大幅に増大できる。
また、刃物台により、荷重受部材であるタレット本体を前記使用位置と待機位置との間で移動可能としたので、心押しを使用位置に位置させた状態では、前記軸線方向の荷重を、心押し及びタレット本体で受けるとともに、荷重伝達部材を介して主軸台に伝達でき、負担可能の荷重を増大できる。また心押しまたはタレット本体を待機位置に位置させた状態では、主軸台を軸線方向において露出させることができ、ワークを把持して回転駆動することによりワークに加工を施すことができる。
請求項3の発明によれば、前記主軸台と一体的に形成された刃物台のタレットにより前記心押しを支持したので、容易かつ短時間で前記心押しを前記使用位置又は待機位置に位置させることができる。
そして前記心押しを使用位置に位置させた場合は、前記軸線方向の荷重を心押しにより受け、荷重伝達部材を介して主軸台に伝達でき、負担可能荷重を増大できる。
またタレットに、前記心押しが待機位置にあるとき前記主軸の端面部を前記軸線方向において露出させる逃げ部を設けたので、心押しを待機位置に位置させた場合には、主軸台によりワークを把持して回転駆動することによりワークに加工を施すことができる。
請求項4の発明によれば、前記主軸台に対向するように配置された第2主軸台の第2主軸の端面部に備えたワーク把持機構でワークを把持して回転駆動し、該ワークを介して前記荷重受部材に軸線方向の荷重を作用させるようにしたので、この場合も負担可能の軸線方向の荷重を増大でき、また例えば長尺のワークの先端部に容易確実に機械加工を施すことができる。
請求項5の発明によれば、前記荷重受部材が、前記使用位置に移動した後、前記軸線方向に移動する事によって前記荷重伝達部材、前記主軸の端面部及び前記荷重受部材の前記端面部側部分が荷重伝達可能な状態におかれるようにしたので、荷重伝達部材を、該荷重伝達部材と荷重受部材との干渉を回避しつつ使用位置に移動させることができ、かつ主軸台の移動または前記荷重による荷重受部材の変位等によって該荷重受部材と荷重伝達部材とを当接させることができ、その結果、前記荷重を主軸台側に伝達できる。
本発明の実施例1によるボールねじ加工旋盤の正面図である。 前記加工旋盤の平面図である。 前記加工旋盤の第1主軸台及び第1刃物台の斜視図である。 前記第1刃物台の心押しセンタが待機位置にあるときの正面図である。 前記心押しセンタが使用位置にあるときの正面図である。 前記第1主軸台及び第1刃物台をベッド中央側から軸線方向に見た図である。 前記加工旋盤の第2主軸台及び第2刃物台の斜視図である。 前記第2刃物台の心押しセンタが待機位置にあるときの正面図である。 前記第2主軸台及び第2刃物台をベッド中央側から軸線方向に見た図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1〜図9は本発明の実施例1を説明するための図であり、各図において、符号1は本発明の実施例1に係るボールねじ加工旋盤である。該旋盤1は、ベッド2と、該ベッド2の正面から見て左端部に配置固定された第1主軸台3と、該第1主軸台3に対向するように前記ベッド2の右側に主軸軸線(Z軸)a方向に移動可能に配設された第2主軸台4と、前記ベッド2上にZ軸方向に移動可能に配置された移動台5a上に、X軸方向に移動可能に搭載されたボールねじ加工ユニット5と、該加工ユニット5に隣接するように前記移動台5a上に、X軸方向に移動可能に配置されたメイン刃物台6とを備えている。なお、7,8はボールねじ加工時の振れ止め機構である。
前記第1主軸台3は、前記ベッド2上に固定された主軸台本体3aと、Z軸方向に延び、前記主軸台本体3aにより回転駆動可能に支持された第1主軸9とを備えている。該第1主軸9の先端部には第1チャック10が装着されている。この第1チャック10は、前記第1主軸9に固定されたチャック本体10aと、該チャック本体10aに放射方向に移動可能に支持され、ワークを把持する3組の把持爪10bとを有する。
前記主軸台本体3aには、第1刃物台11が搭載されている。この第1刃物台11は、前記主軸台本体3aの上壁部に固定され、駆動機構を内蔵する刃物台本体12と、該刃物台本体12のベッド中央側に位置する前面に、所望の角度位置に割り出し可能に配設された第1タレット13とを有する。該第1タレット13は、前記刃物台本体12により回転割り出し可能に支持された軸部13aと、該軸部13aに一体形成されたタレット本体13bとを有する。このタレット本体13bは、扇形状をなしており、その外周縁部に第1心押しセンタ14a及び複数の工具14b,14cを備えている。
ここで前記タレット本体13bは、円盤状の部材から前記扇形状部分を残して他の部分を切除した形状をなしており、この切除した部分が、前記第1主軸9に装着された第1チャック10をZ軸方向において露出させる本発明における逃げ部13cとなっている。
前記タレット本体13bは、前記軸部13a回りに任意の角度位置に割り出し可能となっており、前記第1心押しセンタ14a及び前記工具14b,14cを、これらの軸線が前記第1主軸9の軸線aに一致する使用位置(図5参照)と、該軸線aから上方に大きく離反する待機位置(図4参照)との間で移動させるようになっている。前記第1心押しセンタ14a又は前記工具14b,14cの何れかが前記使用位置に割り出された状態では、タレット本体13bが前記第1チャック10を前方から覆うこととなる。一方、前記第1心押しセンタ14a及び前記工具14b,14cが前記待機位置に割り出された状態では、前記逃げ部13cが第1チャック10の前方に位置し、そのため第1チャック10はZ軸方向に露出し、該第1チャック10によるワークの把持が可能となる。
そして前記第1チャック10の先端面10cには、荷重伝達部材として機能する3組の荷重伝達ピン15が前記把持爪10bより少し前方(ベッド中央側)に突出するように形成されている。さらに前記タレット本体13bの、前記荷重伝達ピン15側に位置する背面13dには荷重伝達部材として機能する3組の荷重伝達凸部16が後方に突出するように形成されている。前記第1心押しセンタ14aの軸線が前記主軸の軸線aに一致している状態、つまり第1心押しセンタ14aが使用位置に割り出されている状態において、主軸軸線方向の荷重Fが第1心押しセンタ14aに作用すると、前記各荷重伝達凸部16の後端面が前記各荷重伝達ピン15の前端面に当接する。
ここでより詳細には、前記荷重伝達ピン15と荷重伝達凸部16との対向面間には、前記タレット本体13bの回転割り出しに支障の無い程度の隙間(例えば数十ミクロン)が設けられているが、使用位置に位置する前記第1心押しセンタ14aに前記軸線方向の荷重が作用すると前記タレット本体13bの弾性変形により前記荷重伝達凸部16が僅かに移動して荷重伝達ピン15に当接し、前記荷重が第1主軸台3側に伝達される。
なお、前記タレット本体13bをZ軸方向に僅かに移動させることにより前記荷重伝達凸部16を荷重伝達ピン15に当接させるようにしても良い。
前記第2主軸台4は、前述のようにベッド2上にZ軸方向に移動可能に搭載されており、この点以外の構造については、前記第1主軸台3と略同様である。即ち、第2主軸台4の主軸台本体4aは第2主軸17を回転駆動可能に支持し、該第2主軸17の先端部には第2チャック18が装着されている。該第2チャック18は、前記第2主軸17に固定されたチャック本体18aと、該チャック本体18aに放射方向に移動可能に支持された3組の把持爪18bとを有する。
また前記第2主軸台4の刃物台本体4a上には、第2刃物台19が搭載されており、該第2刃物台19の刃物台本体20の前面(ベッド中央側の面)には、第2タレット21が所望の角度位置に割り出し可能に配設されている。前記第2タレット21の軸部21aには扇形状のタレット本体21bが一体的に形成されており、該タレット本体21bの外周縁部に第2心押しセンタ22a及び複数の工具22b,22cが装着されている。また、前記タレット本体21bは、前記第2チャック18をZ軸方向に露出させる逃げ部21cを有する。
前記タレット本体21bを、前記第2心押しセンタ22a又は工具22b,22cの何れかが主軸軸線aに一致する位置(使用位置)に割り出した状態では、タレット本体21bが前記第2チャック18を前方から覆い、一方、タレット本体21bを、前記第2心押しセンタ22a及び工具22b,22cが主軸軸線aから上方に大きく離反する位置(待機位置)に割り出した状態では、前記逃げ部21cが第2チャック18の前方に位置して該第2チャック18をZ軸方向に露出させ、該第2チャック18によるワークの把持が可能となる。
そして前記第2チャック18の先端面18cには、3組の荷重伝達ピン23が前記把持爪18bより少し前方(ベッド中央側)に突出するように形成されている。さらに前記タレット本体21bの前記荷重伝達ピン23側に位置する背面21dには3組の荷重伝達凸部24が形成されており、前記第2心押しセンタ22aが使用位置に割り出された状態で、前記軸線方向の荷重が作用すると各荷重伝達凸部24と前記各荷重伝達ピン23とが当接する。前記荷重伝達凸部24と荷重伝達ピン23との詳細な隙間関係は、前記第1主軸台3側と同様である。
本実施例1に係るボールねじ加工旋盤1では、先ず、ボールねじ素材(以下、ワークと記す)Wの前記右端部を第2主軸台4の第2チャック18で把持する(図8参照)。そして、第1刃物台13のタレット本体13bを、第1心押しセンタ14aが使用位置に位置するよう割り出し、該第1心押しセンタ14aによりワークWの図示左端面を支持する(図5参照)。この状態で第2主軸17がワークWを回転駆動しつつ、ねじ加工ユニット5によりワークWの左,右のジャーナル部を除く部分にボールねじ加工が施される。
続いて、前記左,右のジャーナル部にジャーナル加工が施される。左のジャーナル部を加工する場合、ボールねじ加工と同様の把持形態にて該ワークWに前記メイン刃物台6の工具を作用させることで左のジャーナル部にジャーナル加工が行われる。
前記加工時には、前記第1心押しセンタ14aに、前記第2主軸台4側から軸線a方向で、かつ第1主軸台3側に向かう荷重Fが前記ワークWを介して作用する。この荷重Fの作用の初期において、前記タレット本体13bの裏面の荷重伝達凸部16が第1チャック10の荷重伝達ピン15と当接し、その後には、前記荷重Fは、前記荷重伝達凸部16,ピン15を介して第1主軸9から第1主軸台3の主軸台本体3aに伝達され、該主軸台本体3aにより受け止められる。
なお、前記ワークWの図示右端部にジャーナル加工を施す場合には、前記第2刃物台19のタレット本体21bの裏面の荷重伝達凸部24が第2チャック18の荷重伝達ピン23と当接し、前記軸線a方向の荷重は、前記凸部24,ピン23を介して第2主軸17から第2主軸台4の主軸台本体4aに伝達され、該主軸台本体4aにより受け止められる。
上述のように本実施例の第1心押しセンタ14aは、タレット本体13bの軸部13aからオーバーハングしており、軸線a方向の荷重Fを受けるには不利な構造となっているが、本実施例では、前記第1心押しセンタ14aを支持するタレット本体13bの剛性をそれほど高くすることなく、負担可能荷重を増大できる。即ち、前記荷重Fは、タレット本体13bに形成された荷重伝達凸部16から第1チャック10に形成された荷重伝達ピン15を介して第1主軸9ひいては元々高剛性に構成されている主軸台本体3aに伝達され、該主軸台本体3aにより負担されるので、タレット本体13b自体の剛性を高めることなく前記負担可能荷重を増大できる。
なお、第2主軸台4側においても前記と同様に、タレット本体21bの剛性を高めることなく前記負担可能荷重を増大できる。
また、第1刃物台11により、荷重受部材である第1心押しセンタ14aを前記使用位置と待機位置との間で移動可能としたので、心押しセンタ14aを使用位置に位置させた状態では、前記軸線a方向の荷重Fを、心押しセンタ14aで受けるとともに、荷重伝達凸部16,荷重伝達ピン15を介して第1主軸台3に伝達でき、負担可能の荷重を増大できる。また第1心押しセンタ14aを待機位置に位置させた状態では、第1チャック10を軸線方向に露出させることができ、該第1チャック10でワークを把持して回転駆動することによりワークに加工を施すことができる。
また第1主軸台3に一体的に形成された第1刃物台11のタレット本体13bにより第1心押しセンタ14aを支持し、該心押しセンタ14aを所望角度位置に割り出すようにしたので、容易かつ短時間で前記第1心押しセンタ14aを前記使用位置又は待機位置に位置させることができる。
またタレット本体13bに、前記第1心押しセンタ14aが待機位置にあるとき前記第1チャック10を前記軸線方向に露出させる逃げ部13cを設けたので、第1心押しセンタ14aを待機位置に位置させた場合には、第1主軸台3によりワークを把持して回転駆動することにより該ワークに加工を施すことができる。
前記第1主軸台3に対向するように配置された第2主軸台4の第2チャック18でワークWを把持し、該ワークWの先端部を第1心押しセンタ14aで支持するようにしたので、ボールねじのような長尺のワークの両端部にジャーナル加工を施すことができる。
また、前記第1心押しセンタ14aを使用位置にて軸線方向に弾性変形等で移動させることにより荷重伝達凸部16と荷重伝達ピン15とが当接するようにしたので、つまり荷重Fが作用していない状態では前記荷重伝達凸部16と荷重伝達ピン15との対向面に僅かに隙間が生じるように構成したので、第1心押しセンタ14aを、前記荷重伝達凸部16と荷重伝達ピン15との干渉を回避しつつ使用位置に移動させることができ、かつ荷重Fの作用初期において前記荷重伝達凸部16と荷重伝達ピン15とを当接させることができ、その結果、前記荷重Fを第1主軸台3側に伝達できる。なお、前記第2主軸台4側においても上述と同様の作用効果が得られる。
ここで前記実施例1では、荷重伝達部材を荷重受部材側と主軸側との両方に設けたが、荷重伝達部材は何れか一方に設けてもよい。また凸部やピン等の特別な形状の荷重伝達部材を設けることなく、例えばチャックの一部とタレット本体の一部とを当接させるように構成してもよい。
また前記実施例では、第1刃物台11を第1主軸台3上に一体的に設けたが、本発明の刃物台は主軸台とは別個独立に設けても勿論構わない。
1 ボールねじ加工旋盤(工作機械)
2 ベッド
3,4 第1,第2主軸台
9,17 第1,第2主軸
10,18 第1,第2チャック(主軸の端面部,ワーク把持機構)
11,19 第1,第2刃物台
13,21 第1,第2タレット
13c,21c 逃げ部
14a,22a 第1,第2心押しセンタ(荷重受部材)
15,16 荷重伝達ピン,凸部(荷重伝達部材)
23,24 荷重伝達ピン,凸部(荷重伝達部材)
a 軸線
F 荷重

Claims (5)

  1. ベッド上に配置され、主軸を回転可能に支持する主軸台と、
    該主軸台又は前記ベッドに搭載された刃物台と、
    心押しを支持し、該心押しが前記主軸の軸線と一致する使用位置と該軸線から離反する待機位置との間で移動するよう前記刃物台に旋回割り出し可能に設けられたタレット本体とを有し、
    前記心押し及び前記タレット本体は、前記心押しが前記使用位置に位置するよう割り出されたとき前記軸線方向で、かつ前記主軸台側に向かう荷重が作用する荷重受部材として機能し
    前記主軸の端面部と前記タレット本体の前記端面部側に位置する端面部側部分との少なくとも一方に、前記心押しに作用する軸線方向の荷重を前記タレット本体から前記主軸を介して前記主軸台に伝達する荷重伝達部材を設けた
    ことを特徴とする工作機械。
  2. 請求項1に記載の工作機械において、
    前記刃物台は、前記主軸台に設けられている
    ことを特徴とする工作機械。
  3. 請求項2に記載の工作機械において、
    前記タレット本体は、前記心押しが待機位置にあるとき前記主軸の端面部を前記軸線方向において露出させる逃げ部を有する
    ことを特徴とする工作機械。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れかに記載の工作機械において、
    前記主軸台に対向するように、かつ前記軸線方向に移動可能に配置され、第2主軸を回転駆動可能に支持し、該第2主軸の端面部にワーク把持機構を有する第2主軸台をさらに備え、
    前記ワーク把持機構で把持されたワークを介して前記心押しに軸線方向の荷重が作用する
    ことを特徴とする工作機械。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れかに記載の工作機械において、
    前記荷重受部材が、前記使用位置に移動した後、前記軸線方向に移動する事によって前記荷重伝達部材、前記主軸の端面部及び前記荷重受部材の前記端面部側部分が荷重伝達可能な状態におかれる
    ことを特徴とする工作機械。
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