JP5912748B2 - キャップ及びキャップ付容器 - Google Patents
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Description
このようにして形成されるフック部の上端面は切り込みの切断面であり、半径方向内側から板厚方向にかけて、ダレ部、せん断部、破断部が形成され、破断部の縁部にはバリが生じ易い。そのため、フック部を形成するに際し、切り込みが周方向に沿って水平に形成されず、フック部の上端面が、開栓方向後方に向かうにしたがって漸次天面部に近づく方向に傾斜して形成されてしまった場合には、その上端面の最も高く形成された開栓方向後方部分がライナの端面と接触する形となる。そして、そのフック部の上端面の後方部分は、破断部が開栓方向前方側に向けて露出することから、開栓時にライナ端面がその破断部に引っ掛かって、フック部から外れ易くなる。
したがって、開栓時にフック部上端面の破断部が引っ掛かることによるライナの脱落を防止することができ、再栓時においても容器の良好な密封状態を維持することができる。
第1実施形態のキャップ1は、図6に示すように、例えば38mm口径のアルミニウム又はアルミニウム合金製(金属製)のボトル缶3(本発明でいう、容器)の口金部31に装着されて密栓するピルファープルーフキャップ(以下、PPキャップとも称す。)となるものである。
このキャップ1は、アルミニウム又はアルミニウム合金板材をカップ状に成形したもので、図1及び図2に示すように、天面部4と、その天面部4の周縁から略垂下されてなる円筒部5とを備えるキャップ本体6と、そのキャップ本体6の内面に設けたライナ2とを有する。
そして、図6に示すように、このキャップ1が装着されるボトル缶3の口金部31には、その下端部に半径方向外方に突出する膨出部32が形成され、その上方にボトル側ねじ部33、ボトル側ねじ部33の上方に開口端部を丸めてなるカール部34が形成されている。口金部31に被せられたキャップ1は、膨出部32、ボトル側ねじ部33、カール部34の形状に沿うように、例えば、ねじ部形成ローラ(図示略)で円筒部5を内方に押圧することにより塑性変形される。キャップ側ねじ部10が形成され口金部31に装着されたキャップ1は、円筒部5の下端部が、膨出部32の下面に係止され、ライナ2がカール部34に圧接されて、ボトル缶3を密封状態としてキャップ付ボトル缶(本発明でいう、キャップ付容器)とされる。
また、フック部13の上端面60は、少なくともライナ2の厚さ分だけ天面部4の内面から離れた位置に形成され、ライナ2は、切り込み51により形成されるフック部13の上端面60と、天面部4の内面との間に配置されて取り付けられる。
また、スリット部14は、円筒部5の周方向に沿って線状に設けられる。このスリット部14は、内容物が発酵する等してボトル缶3の内圧が過剰に上昇した際に、所定の内圧開放置(例えば、600kPa)で開口して内部のガスを放出する、いわゆる防爆機能の役目を果たす。
ライナ2のキャップ本体6への取り付けは、キャップ本体6を開口端部が上向きとなるように載置した状態で、上方からライナ2を挿入することにより行われる。この際、ライナ2の外周がフック部13に当接するが、さらにライナ2を下向きに押し込むことで、ライナ2の外周がフック部13を乗り越えて組み付けられる。
したがって、開栓時に上端面60の破断部63が引っ掛かることによるライナ2の脱落を防止することができ、再栓時においてもボトル缶の良好な密封状態を維持することができる。
実施例1〜5のキャップは、図5(a)に示すように、フック部13の上端面60を、開栓方向後方に向かうにしたがって漸次天面部4から離間する方向に形成し、その上端面60の水平面に対する傾斜角度θを0.5°〜10°の間で変化させて作製した。また、フック部13の頂部69は、スリット長さLの中央に配置して形成した。
実施例6及び比較例1のキャップは、フック部13を形成する切り込み51を円筒部5の周方向に沿って水平に形成したものであり、実施例6のキャップについては、図7に示すように、フック部13の頂部69を、スリット長さLの開栓方向前方側から比率7/10となる位置(切り込み51の開栓方向後方寄り)に配置して形成した。また、比較例1のキャップについては、フック部13の頂部69をスリット長さLの中央に配置して形成した。
なお、傾斜角度θは、フック部13の上端面60を開栓方向後方に向かうにしたがって天面部4から離間する方向に形成した場合をプラスとし、天面部4に近づく方向に傾斜させた場合をマイナス(−)として表記した。
フック外れ度数=(外れたフック部の数×フック外れ発生缶数)÷評価缶数
例えば、評価した缶数が30缶であり、2つの缶で2つのフック部が外れ、3つの缶で3つのフック部が外れ、さらに3つの缶で4つのフック部が外れた場合、以下のように算出される。
((2フック部×2缶)+(3フック部×3缶)+(4フック部×3缶))÷30缶=0.83(フック外れ度数)
なお、本実施例では、5℃の低温で各条件100缶を評価した。その結果を表1に示す。
一方、フック部13の上端面60を、開栓方向後方に向かうにしたがって漸次天面部4に近づく方向に形成した比較例2,3のキャップについては、傾斜角度θの絶対値の大きさに比例して「フック外れ度数」が大きくなり、外観不良のおそれやライナ脱落のリスクが高まる結果となった。
例えば、上記実施形態においては、円筒部5にスリット部14が設けられた、いわゆる防爆機能を有するキャップを用いた構成としたが、本発明は、図8に示すキャップ1Aのように、スリット14を有しないキャップ等、その他適宜の仕様のキャップに用いることができる。
また、ボトル缶に装着されるキャップ及びキャップ付ボトル缶について説明を行ったが、本発明でいうキャップ及びキャップ付容器の容器は、ボトル缶に限定されるものではなく、ボトル缶の他、ガラスビンやPETボトル等の容器も含まれる。
2 ライナ
3 ボトル缶(容器)
4 天面部
5 円筒部
6 キャップ本体
7 スリット
7a ブリッジ
8 筒上部
9 筒下部
10 キャップ側ねじ部
11 ナール凹部
12 開口部
13 フック部
14 スリット部
21 密封層
22 摺動層
31 口金部
32 膨出部
33 ボトル側ねじ部
34 カール部
51 切り込み
52 下方部分
53 ダイス
54 ポンチ
60 上端面
61 ダレ部
62 せん断部
63 破断部
64 バリ
69 頂部
Claims (3)
- 天面部と、該天面部の周縁から略垂下されてなる円筒部とを備えるキャップ本体と、前記天面部の内面に設けたライナとを有し、容器を密栓するキャップであって、前記円筒部の前記天面部近傍に、開栓時に内圧を開放する開口部を有し、該開口部より下方部分が半径方向内方に山形に突出して前記ライナを係止する複数のフック部が形成されており、前記フック部の上端面が、開栓方向後方に向かうにしたがって漸次前記天面部から離間する方向に傾斜して形成されていることを特徴とするキャップ。
- 天面部と、該天面部の周縁から略垂下されてなる円筒部とを備えるキャップ本体と、前記天面部の内面に設けたライナとを有し、容器を密栓するキャップであって、前記円筒部の前記天面部近傍に、開栓時に内圧を開放する開口部を有し、該開口部より下方部分が半径方向内方に山形に突出して前記ライナを係止する複数のフック部が形成されており、前記フック部の半径方向内方に突出する頂部が、前記切り込みの開栓方向後方寄りに配置されていることを特徴とするキャップ。
- 容器と、該容器に装着されるキャップとを備え、前記キャップが請求項1又は2に記載のキャップであることを特徴とするキャップ付容器。
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