JP5907560B2 - 車両用動力伝達装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動源の駆動力を油圧クラッチを介してトロイダル型無段変速機構に出力可能な車両用動力伝達装置に関する。
エンジン、第1油圧クラッチ、モータ・ジェネレータ、第2油圧クラッチ、ベルト式無段変速機構および駆動輪を直列に接続し、エンジンの駆動力および/またはモータ・ジェネレータの駆動力で走行するハイブリッド車両が、下記特許文献1により公知である。
特開2012−76740号公報
ところで、ベルト式無段変速機構はドライブプーリおよびドリブンプーリの溝幅を変化させて変速比を変更するため、変速比変更の応答速度が比較的に遅いのに対し、トロイダル型無段変速機構は入力ディスクおよび出力ディスク間に挟持されたパワーローラの傾転角を変化させて変速比を変更するため、ベルト式無段変速機構に比べて変速比変更の応答速度が極めて高いという特徴がある。
そのため、車両の高速走行中にトロイダル型無段変速機構がロー戻りフェールした場合、即ち油圧制御装置の異常等によりトロイダル型無段変速機構の変速比がロー側に一気に戻ってしまう故障が発生した場合、駆動輪の回転が増速されてエンジン等の駆動源に逆伝達されてしまい、駆動源が過回転になってしまう可能性がある。
上記特許文献1に記載された車両用動力伝達装置の骨格にトロイダル型無段変速機構を適用した場合、ロー戻りフェールが発生したときにエンジンおよびモータ・ジェネレータとトロイダル型無段変速機構との間に配置した第2油圧クラッチを速やかに係合解除すれば、駆動輪から逆伝達される駆動力を遮断してエンジンおよびモータ・ジェネレータが過回転に陥るのを防止することができる。しかしながら、上述したようにトロイダル型無段変速機構は変速比変更の応答速度が極めて高いという特徴があるため、駆動源が過回転する前に第2油圧クラッチを係合解除するには大容量のオイルポンプが必要になり、そのオイルポンプを駆動するための燃料消費量や電力消費量が増加するという問題がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、車両の走行中にトロイダル型無段変速機構がロー戻りフェールしたときに駆動源が過回転するのを防止することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、駆動源の駆動力を油圧クラッチを介してトロイダル型無段変速機構に出力可能な車両用動力伝達装置であって、前記油圧クラッチは、クラッチシリンダと、前記クラッチシリンダに摺動自在に嵌合して摩擦係合要素を係合するクラッチピストンと、前記クラッチピストンを係合方向に駆動するクラッチ油室と、前記クラッチピストンを係合解除方向に付勢するキャンセラ油室とを備え、軸方向に見たときに、前記クラッチ油室の径方向外端と、前記キャンセラ油室の径方向外端と、前記摩擦係合要素に当接する前記クラッチピストンの径方向外端とは前記摩擦係合要素に重なり、前記キャンセラ油室の外径は前記クラッチ油室の外径よりも大きいことを特徴とする車両用動力伝達装置が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記クラッチ油室
の外径は、前記クラッチピストンに設けられて前記クラッチシリンダの内周面に当接するシール部材の外径であり、前記キャンセラ油室の外径は、キャンセラピストンに設けられて前記クラッチピストンの内周面に当接するシール部材の外径であることを特徴とする車両用動力伝達装置が提案される。
また請求項に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記キャンセラ油室の外径および前記キャンセラ油室の外径は、前記駆動源の回転数が許容回転数以上になったときに前記油圧クラッチが係合解除するように設定されることを特徴とする車両用動力伝達装置が提案される。
尚、実施の形態のエンジンEおよびモータ・ジェネレータMGは本発明の駆動源に対応し、実施の形態の第2油圧クラッチ14は本発明の油圧クラッチに対応する。
請求項1の構成によれば、車両用動力伝達装置は、駆動源とトロイダル型無段変速機構との間に油圧クラッチを備える。油圧クラッチは、クラッチシリンダと、クラッチシリンダに摺動自在に嵌合して摩擦係合要素を係合するクラッチピストンと、クラッチピストンを係合方向に駆動するクラッチ油室と、クラッチピストンを係合解除方向に付勢するキャンセラ油室とを備え、軸方向に見たときに、クラッチ油室の径方向外端と、キャンセラ油室の径方向外端と、摩擦係合要素に当接するクラッチピストンの径方向外端とは摩擦係合要素に重なり、キャンセラ油室の外径はクラッチ油室の外径よりも大きいので、車両の走行中にトロイダル型無段変速機構がロー戻りフェールして変速比が急激に増加し、駆動源の回転数が急激に増加したとき、キャンセラ油室に作用する遠心油圧がクラッチ油室に作用する遠心油圧を上回ることで、油圧クラッチを速やかに係合解除して駆動源の過回転を防止することができる。しかも油圧クラッチを速やかに係合解除すべくオイルポンプを大型化する必要がないため、オイルポンプを駆動するための燃料消費量や電力消費量が増加する問題もない。
また請求項の構成によれば、キャンセラ油室の外径およびクラッチ油室の外径は、駆動源の回転数が許容回転数以上になったときに油圧クラッチが係合解除するように設定されるので、走行中にトロイダル型無段変速機構がロー戻りフェールしたときに、駆動源の過回転を油圧クラッチの油圧制御なしに確実に防止することができる。
ハイブリッド車両の動力伝達装置のスケルトン図。(実施の形態) 第2油圧クラッチの縦断面図。(実施の形態) 第2油圧クラッチの縦断面図。(比較例)
以下、図1〜図3に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1はハイブリッド車両の動力伝達装置の骨格を示すもので、エンジンEのクランクシャフト11が第1油圧クラッチ12を介して第1入力軸13に接続され、第1入力軸13が第2油圧クラッチ14を介して第2入力軸15に接続され、第2入力軸15にトロイダル型無段変速機構Tが接続される。モータ・ジェネレータMGの回転軸16に設けた第1ギヤ17が第1入力軸13に設けた第2ギヤ18に噛合するとともに、モータ・ジェネレータMGの回転軸16にオイルポンプ19が直接接続される。
トロイダル型無段変速機構Tは、第2入力軸15に固設された一対の入力ディスク20,20と、一対の入力ディスク20,20間の第2入力軸15に相対回転自在に支持された一対の出力ディスク21,21と、入力ディスク20,20および出力ディスク21,21に当接する複数のパワーローラ22…とを備える。パワーローラ22…の傾転角を油圧で変化させると、パワーローラ22…の入力ディスク20,20および出力ディスク21,21に対する接触点が径方向内外に変化することで、トロイダル型無段変速機構Tの変速比が無段階に変更される。
トロイダル型無段変速機構Tの出力ディスク21,21に設けた第3ギヤ23が、出力軸24に設けた第4ギヤ25に噛合し、出力軸24に設けたファイナルドライブギヤ26がディファレンシャルギヤ27に設けたファイナルドリブンギヤ28に噛合する。
次に、図2に基づいて第2油圧クラッチ14の構造を説明する。
第2油圧クラッチ14は、第2入力軸15に固設されたクラッチアウター31と、第1入力軸13に固設されて第2入力軸15に外周に相対回転自在に嵌合するクラッチインナー32と、クラッチアウター31およびクラッチインナー32に軸方向摺動自在に嵌合する複数の摩擦係合要素33…と、クラッチアウター31の内部に形成されたクラッチシリンダ34と、クラッチシリンダ34に軸方向摺動自在に嵌合するクラッチピストン35と、クラッチアウター31に固定されてクラッチピストン35が軸方向摺動自在に嵌合するキャンセラピストン36と、クラッチピストン35およびキャンセラピストン36間に縮設されたクラッチスプリング37とを備える。
クラッチアウター31とクラッチピストン35との間には、クラッチピストン35に設けたシール部材38によりシールされたクラッチ油室39が区画され、このクラッチ油室39は第2入力軸15の内部に形成した油路40に連通する。またクラッチピストン35とキャンセラピストン36との間には、キャンセラピストン36に設けたシール部材41によりシールされたキャンセラ油室42が区画され、このキャンセラ油室42は第2入力軸15の内部に形成した油路43に連通する。キャンセラ油室42の外径D1はクラッチ油室39の外径D2よりも大きく設定されている。
油路40からクラッチ油室39に高圧の作動油を供給すると、クラッチピストン35がクラッチスプリング37を圧縮しながら図中左動して摩擦係合要素33…を相互に密着させることで、クラッチアウター31およびクラッチインナー32が摩擦係合要素33…を介して結合されて第2油圧クラッチ14が係合する。クラッチ油室39の油圧を抜くと、クラッチスプリング37の弾発力でクラッチピストン35が図中右動することで、摩擦係合要素33…が相互に離間して第2油圧クラッチ14が係合解除する。キャンセラ油室42の内部は油路43から供給された低圧の作動油で満たされており、キャンセラ油室42の作動油に作用する遠心油圧と、クラッチ油室39の作動油に作用する遠心油圧とが相殺することで、クラッチピストン35に遠心油圧によるスラスト力が作用するのが防止される。
オイルポンプ19が吐出するオイルは、作動油としてトロイダル型無段変速機構T、第1油圧クラッチ12、第2油圧クラッチ14等に供給されるとともに、潤滑油として各被潤滑部に供給される。
図3は第2油圧クラッチ14の比較例を示すものであり、図2に示す本実施の形態の第2油圧クラッチ14の構成要素に対応する構成要素には、図2の符号と同じ符号が付してある。
比較例の第2油圧クラッチ14は、キャンセラ油室42の外径D1がクラッチ油室39の外径D2よりも小さくなっている点で、本実施の形態の第2油圧クラッチ14と異なっており、その他の構成は本実施の形態の第2油圧クラッチ14と同じである。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
先ず、本実施の形態のハイブリッド車両の動力伝達装置の作用を説明すると、第1油圧クラッチ12および第2油圧クラッチ14を係合した状態では、エンジンEの駆動力がクランクシャフト11→第1油圧クラッチ12→第1入力軸13→第2油圧クラッチ14→第2入力軸15、トロイダル型無段変速機構T→出力軸24→ディファレンシャルギヤ27の経路で駆動輪に伝達され、車両を前進走行させることができる。このとき、モータ・ジェネレータMGをモータとして作動させれば、エンジンEの駆動力をモータ・ジェネレータMGの駆動力でアシストすることができ、またモータ・ジェネレータMGをジェネレータとして作動させれば、モータ・ジェネレータMGが発電した電力でバッテリを充電することができる。
また第1油圧クラッチ12を係合解除して第2油圧クラッチ14を係合した状態では、モータ・ジェネレータMGの駆動力が回転軸16→第1入力軸13→第2油圧クラッチ14→第2入力軸15、トロイダル型無段変速機構T→出力軸24→ディファレンシャルギヤ27の経路で駆動輪に伝達され、モータ・ジェネレータMGの回転方向に応じて車両を前進走行あるいは後進走行させることができる。また車両の減速時にモータ・ジェネレータMGをジェネレータとして回生制動すれば、車両の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収してバッテリを充電することができる。
また車両の停止時に第1油圧クラッチ12を係合して第2油圧クラッチ14を係合解除すれば、エンジンEの駆動力でモータ・ジェネレータMGをジェネレータとして作動させてバッテリを充電することができ、逆にモータ・ジェネレータMGをスタータモータとして作動させればエンジンEを始動することができる。
エンジンEの駆動力による走行中はオイルポンプ19が必ず作動するため、必要な油圧を発生させることができる。車両の停止中やモータ・ジェネレータMGの駆動力による走行中は、モータ・ジェネレータMGでオイルポンプ19を駆動して必要な油圧を発生させることができる。
次に、ロー戻りフェールが発生した場合の作用を説明する。車両の高速走行中に油圧制御装置の異常等の原因でロー戻りフェールが発生し、トロイダル型無段変速機構Tの変速比が急激に高くなると、駆動輪の回転がトロイダル型無段変速機構Tにより増速されて第2入力軸15に伝達される。このとき、第2油圧クラッチ14が係合していればモータ・ジェネレータMGが過剰な回転数で駆動され、また更に第1油圧クラッチ12が係合していればエンジンEが過剰な回転数で駆動されるため、エンジンEおよびモータ・ジェネレータMGの回転数が許容回転数(例えば、10,000rpm)を超える虞がある。
ロー戻りフェールが発生したとき、第2油圧クラッチ14を速やかに係合解除すればエンジンEやモータ・ジェネレータMGが過回転に陥ることはないが、トロイダル型無段変速機構Tがロー戻りフェールすると、ベルト式無段変速機構に比べて応答速度が極めて高いために極短時間で変速比がローに戻ってしまい、それに間に合うように第2油圧クラッチ14を係合解除するためには、極めて大容量のオイルポンプ19が必要になり、そのオイルポンプ19を普段から駆動するために燃料消費量や電力消費量が増加してしまう問題がある。
しかしながら、本実施の形態によれば、ロー戻りフェールが発生して第2入力軸15の回転数が増加すると、第2入力軸15に固設した第2油圧クラッチ14のクラッチアウター31と共にクラッチ油室39およびキャンセラ油室42が高速で回転するため、クラッチ油室39およびキャンセラ油室42に大きな遠心油圧が発生する。このとき、キャンセラ油室42の外径D1はクラッチ油室39の外径D2よりも大きく設定されているため、キャンセラ油室42に発生する遠心油圧はクラッチ油室39に発生する遠心油圧よりも大きくなり、その差圧でクラッチピストン35が図2において右動して第2油圧クラッチ14が自動的に係合解除し、エンジンEやモータ・ジェネレータMGが過回転に陥るのを未然に防止することができる。
このとき、図3に示す比較例の第2油圧クラッチ14の如く、キャンセラ油室42の外径D1がクラッチ油室39の外径D2よりも小さく設定されていると、第2入力軸15の回転数が増加したときにクラッチ油室39の遠心油圧がキャンセラ油室42の遠心油圧を上回ってしまい、その差圧で第2油圧クラッチ14が係合して本実施の形態の作用効果は達成されない。
キャンセラ油室42の外径D1およびクラッチ油室39の外径D2は、エンジンEあるいはモータ・ジェネレータMGの回転数が許容回転数に達したときに、クラッチ油室39から油圧を抜く制御が未だ開始されていなくても、遠心油圧の差圧により第2油圧クラッチ14が確実に係合解除するように設定されている。
以上のように、本実施の形態によれば、エンジンEおよびモータ・ジェネレータMGとトロイダル型無段変速機構Tとの間に配置された第2油圧クラッチ14は、キャンセラ油室42の外径D1がクラッチ油室39の外径D2よりも大きいので、走行中にトロイダル型無段変速機構Tがロー戻りフェールして変速比が急激に増加し、エンジンEおよび/またはモータ・ジェネレータMGの回転数が急激に増加したとき、キャンセラ油室42に作用する遠心油圧がクラッチ油室39に作用する遠心油圧を上回ることで、第2油圧クラッチ14を速やかに係合解除してエンジンEおよび/またはモータ・ジェネレータMGの過回転を防止することができる。しかも第2油圧クラッチ14を速やかに係合解除すべくオイルポンプ19を大型化する必要がないため、エンジンEの燃料消費量やモータ・ジェネレータMGの電力消費量が増加する問題もない。
しかもキャンセラ油室42の外径D1およびクラッチ油室39の外径D2は、エンジンEおよび/またはモータ・ジェネレータMGの回転数が許容回転数以上になったときに第2油圧クラッチ14が係合解除するように設定されるので、走行中にトロイダル型無段変速機構Tがロー戻りフェールしたときに、エンジンEおよび/またはモータ・ジェネレータMGの過回転を、第2油圧クラッチ14の油圧制御なしに確実に防止することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、本発明はハイブリッド車両に限定されず、エンジンだけを駆動源とする車両やモータ・ジェネレータだけを駆動源とする車両に対しても適用可能である。
また動力伝達装置の骨格におけるエンジンEおよびモータ・ジェネレータMGの配置は実施の形態に限定されず、エンジンEおよび/またはモータ・ジェネレータMGとトロイダル型無段変速機構Tとの間に油圧クラッチを備えるものであれば良い。
D1 キャンセラ油室の外径
D2 クラッチ油室の外径
E エンジン(駆動源)
MG モータ・ジェネレータ(駆動源)
T トロイダル型無段変速機構
14 第2油圧クラッチ(油圧クラッチ)
33 摩擦係合要素
34 クラッチシリンダ
35 クラッチピストン
36 キャンセラピストン
38 シール部材
41 シール部材
39 クラッチ油室
42 キャンセラ油室

Claims (3)

  1. 駆動源(E,MG)の駆動力を油圧クラッチ(14)を介してトロイダル型無段変速機構(T)に出力可能な車両用動力伝達装置であって、
    前記油圧クラッチ(14)は、クラッチシリンダ(34)と、前記クラッチシリンダ(34)に摺動自在に嵌合して摩擦係合要素(33)を係合するクラッチピストン(35)と、前記クラッチピストン(35)を係合方向に駆動するクラッチ油室(39)と、前記クラッチピストン(35)を係合解除方向に付勢するキャンセラ油室(42)とを備え、軸方向に見たときに、前記クラッチ油室(39)の径方向外端と、前記キャンセラ油室(42)の径方向外端と、前記摩擦係合要素(33)に当接する前記クラッチピストン(35)の径方向外端とは前記摩擦係合要素(33)に重なり、前記キャンセラ油室(42)の外径(D1)は前記クラッチ油室(39)の外径(D2)よりも大きいことを特徴とする車両用動力伝達装置。
  2. 前記クラッチ油室(39)の外径(D2)は、前記クラッチピストン(35)に設けられて前記クラッチシリンダ(34)の内周面に当接するシール部材(38)の外径であり、前記キャンセラ油室(42)の外径(D1)は、キャンセラピストン(36)に設けられて前記クラッチピストン(35)の内周面に当接するシール部材(41)の外径であることを特徴とする、請求項1に記載の車両用動力伝達装置。
  3. 記キャンセラ油室(42)の外径(D1)および前記クラッチ油室(39)の外径(D2)は、前記駆動源(E,MG)の回転数が許容回転数以上になったときに前記油圧クラッチ(14)が係合解除するように設定されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の車両用動力伝達装置。
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