JP5907017B2 - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
従来、記録用紙に記載された文字等を画像として保存する際は、ドキュメントスキャナなどの機械が使用されていた。しかし、デジタルカメラ等の普及により、記録用紙をカメラ等で撮影し画像として保存することが行われている。例えば、上面に操作部を有する第1の筐体と、画像を撮影する撮像部を有する第2の筐体とがヒンジ手段により回動可能に接続されたノートパソコン状の情報処理装置であって、撮像部が第1の筐体の上面を撮影可能に所定時間保持されたときに撮像部がその上面上の画像を撮影する構成の情報処理装置が開示されている(特許文献1)。この装置では、ノートパソコン状の情報処理装置の第1の筐体の上面上に書類を固定して、撮像部が第1の筐体の上面を撮影可能に所定時間保持されたときに第2の筐体に設けられた撮像部が書類を撮影することができる。
特開2011−76267号公報
しかしながら、特許文献1の装置では、ぶれを抑えて解像度のある画像を得るために、撮像部が第1の筐体の上面を撮影可能な状態に所定時間保持され、撮像部の画角と書類位置との関係が適切に保持される必要があったため、煩雑であるという課題を有していた。
本発明の課題は、簡単な操作で解像度のある画像が得られるようにすることである。
本発明の情報処理装置は、
記録媒体が配置され、位置識別標識を有する第1の筐体と、
前記第1の筐体と開閉可能に連結され、本体部が設けられた第2の筐体と、
前記第1の筐体と前記第2の筐体とが予め決められた角度まで閉じられたことを検出する検出手段と、
前記本体部の前記第1の筐体に対向する位置に設けられ、前記記録媒体を前記位置識別標識とともに撮影して画像データを取得する撮像手段と、
前記検出手段により前記第1の筐体と前記第2の筐体とが前記予め決められた角度まで閉じられたことが検出されたタイミングで、前記撮像手段に複数の前記画像データを順次取得させる撮像制御手段と、
前記撮像手段により取得された複数の前記画像データを、前記位置識別標識に基づいて重ね合わせて合成画像データを作成する合成手段と、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、簡単な操作で解像度のある画像を得ることができる。
本実施形態に係る情報処理装置の外観斜視図である。 情報処理装置の第1のカバーを示す図である。 情報処理装置の内部構成を示すブロック図である。 情報処理装置におけるカバーの開閉状態を示す図である。(A)は、情報処理装置の第1のカバーと第2のカバーとが開いた状態を示す図を、(B)は、第1のカバーの上に第2のカバーが重なり合う状態を示す図である。 本実施形態に係る情報処理装置により実行される手ぶれ補正撮影処理のフローを示す図である。 重ね合わせ処理による効果を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る情報処理装置100の外観斜視図である。
情報処理装置100は、例えばA5サイズの大きさのタブレット型端末装置であり、本体部12と、筐体としてのバインダ13と、から構成されている。
本体部12には、画面表示及びタッチ入力のためのタッチ表示部5、撮像手段としての撮像部8等が設けられている。撮像部8は、タッチ表示部5の外側の部分のうち、ヒンジ部13cによる回転軸から遠い方の長手側の枠の中央部(図1では表面側の左側中央部)に配設されている。
筐体としてのバインダ13は、第1の筐体としての第1のカバー13aと第2の筐体としての第2のカバー13bとがヒンジ部13cを回転軸として開閉可能に連結されて構成されている。第1のカバー13aには記録媒体15が配置され、第2のカバー13bには本体部12が設けられている。本体部12、記録媒体15は、留め具、フック等により、バインダ13に着脱可能に装着されている。
なお、本実施形態において、記録媒体15とは、撮像すべき情報が記録されている媒体を示すものであり、情報が記録されている被写体を意味している。記録媒体15は、ユーザがメモを取る際に使用するノートやレポート用紙、又は、資料が印刷されている用紙、書籍等である。ただし、記録媒体15は、撮像すべき情報が記録されている媒体であればよく、素材は紙に限定されない。記録媒体15は、1枚のシート状の用紙であってもよいし、冊子状に綴じられていてもよい。また、記録媒体15には、情報を電子的に表示可能な電子ペーパーも含まれる。
第1のカバー13a及び第2のカバー13bは、平板長方形状に構成され、ヒンジ部13cにより、本や手帳を開閉するように、開閉可能となっている。図1は、第1のカバー13aと第2のカバー13bとのなす角度が180°である状態(180°開いた状態)を図示している。ユーザは、180°開いた状態、または所定の角度の状態でタッチ表示部5に表示される画面の参照及びタッチ入力を行い、記録媒体15に文字や図表等を記入する。
ヒンジ部13cには、第1のカバー13aと第2のカバー13bとのなす角度を検出する開閉角度センサ14が設けられている。開閉角度センサ14は、ヒンジ部13cの軸の回転を検出するロータリーエンコーダや、ホール素子等を用いて開閉状態を検出する磁気センサによって構成されている。ここで開閉角度センサ14は、検出手段として機能している。
図2は、情報処理装置100の第1のカバー13aを示す図である。第1のカバー13aには記録媒体15が配置され、記録媒体15が配置される部分の外側である縁部にはマークM1〜M6が設けられている。マークM1〜M3は第1のカバー13aにおいてヒンジ部13cに近い縁部に設けられている。マークM4〜M6は第1のカバー13aにおいてヒンジ部13cに遠い縁部に設けられている。本実施形態におけるマークM1〜M6の形状は2つの四角形が角部を接している形状であるが、位置を識別できる形状であればよく、例えば、十字形等の形状であってもよい。これらのマークM1〜M6は、記録媒体15とともに撮像部8によって撮影される。ここで、マークM1〜M6は、位置識別標識として機能している。
図3は、情報処理装置100の内部構成を示すブロック図である。情報処理装置100は、機器の全体的な制御を行うCPU(Central Processing Unit)1と、操作キーを有する操作部6と、CPU1に作業用のメモリ空間を提供するRAM(Random Access Memory)3と、表示パネル5aにタッチパネル5bを積層配設した構造のタッチ表示部5と、CPU1が実行する制御プログラムや制御データ等を格納した記憶部4と、無線通信部7と、被写体の光学像を撮影する撮像部8と、撮像部8を制御するカメラコントローラ9と、現在日時を計時する計時部10と、第1のカバー13aと第2のカバー13bとのなす角度を検出する開閉角度センサ14等を備えている。CPU1、操作部6、RAM3、タッチ表示部5、記憶部4、無線通信部7、カメラコントローラ9、計時部10、開閉角度センサ14は、バス11を介して接続されている。
CPU1は、操作部6やタッチパネル5bから入力される操作信号に応じて情報処理装置100の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPU1は、記憶部4に記憶されているシステムプログラムを読み出し、RAM3のワークエリアに展開し、該システムプログラムに従って各部を制御する。また、CPU1は、記憶部4に記憶されている処理プログラム4aを読み出してワークエリアに展開し、後述する手ぶれ補正撮影処理を実行することで、撮像制御手段、合成手段、台形補正手段、画像補正手段として機能する。
RAM3は、揮発性のメモリである。また、RAM3は、実行される各種プログラムやこれら各種プログラムに係るデータ等を格納するワークエリアを有する。
電源部(二次電池)2は各部に電源を供給する。
記憶部4は、例えば、磁気記録媒体を有するHDD(Hard Disk Drive)、書換式のROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等で構成される。記憶部4には、プログラム記憶部41が設けられている。なお、記憶部4は、例えば、SDカード、ICカードなど、着脱自在な可搬型メモリ(記録メディア)を含む構成であってもよく、図示しないが、通信機能を介してネットワークに接続されている状態においては所定のサーバ装置側の記憶領域を含むものであってもよい。
プログラム記憶部41には、CPU1で実行されるシステムプログラムや処理プログラム4a等が記憶されている。処理プログラム4aには、手ぶれ補正撮影処理を始めとする各種処理を実行するためのプログラムが含まれる。
これらのプログラムは、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態でプログラム記憶部41に格納されている。CPU1は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
タッチ表示部5は、表示パネル5aにタッチパネル5bを積層配設した構造で、表示パネル5aは、縦横比(例えば、横4:縦3)の異なる画面を有した高精細液晶ディスプレイであり、タッチパネル5bは、撮影者の指などでタッチ操作された位置を検知してその座標データを入力するタッチスクリーンを構成するもので、例えば、静電容量方式あるいは抵抗膜方式を採用しているが、その他の方式であってもよい。
操作部6は、図示省略したが、電源をオン/オフさせる電源キーなどの押しボタン式のキーを備え、CPU1は、この操作部6から操作キーに対応して出力される入力操作信号に応じた処理を行う。
無線通信部7は、高速大容量の通信が可能な無線通信モジュールであり、例えば、最寄りの無線LAN(Local Area Network)ルータ(図示省略)を介してインターネットに接続可能となっている。
撮像部8は、被写体の光学像を撮影するもので、図示省略したが、光学レンズからの被写体像が撮像素子(CCDやCMOSなど)に結像されることにより被写体を撮影するカメラモジュールであり、例えば、合焦駆動部と、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor)等のイメージセンサと、タイミング発生器と、ドライバ等を備え、撮影された光学像を二次元の画像信号に変換する。撮像部8は、例えば、フレームレートが秒15コマ(15fps)の連続撮影(高速像)が可能となっている。ここで、撮像部8は撮像手段として機能している。
カメラコントローラ9は、撮像部8を制御する。撮像部8の動作のための動作制御用信号はカメラコントローラ9から出力され、画像の取得開始、画像取得位置、オートフォーカスの制御をする。撮像部8から出力される画像データは、カメラコントローラ9で受け取り、CPU1のDNA機能を使用してRAM3上に転送される。RAM3に転送された画像データを元にCPU1は重ねあわせ処理、画像合成処理、台形補正処理及び明るさ調整の計算を行う。ここで、CPU1およびカメラコントローラ9は撮像制御手段として機能する。
計時部10は、図示しない発振回路部から入力される信号を計数して、内部時刻等を得る。そして当該内部時刻をCPU1に出力する。ここで、内部時刻とは、計時部9で計時される現在日時のことをいう。
次に、本実施形態に係る情報処理装置100の動作について説明する。図4は情報処理装置100におけるバインダ13の開閉状態を示す図である。図4(A)は、情報処理装置100の第1のカバー13aと第2のカバー13bとが開いた状態を示す図を、図4(B)は、第1のカバー13aの上に第2のカバー13bが重なり合う状態を示す図である。
ユーザは、例えば、バインダ13を開いた状態において情報処理装置100を使用したり、記録媒体15に図表などを書き入れたりすることができる。また、情報処理100及び記録媒体15を使用しないときには、第1のカバー13aと第2のカバー13bとを閉じてバインダ13を閉じる(角度は0度。)ことができる。
図5は、情報処理装置100により実行される手ぶれ補正撮影処理のフローを示す図である。以下、情報処理装置100による手ぶれ補正撮影処理について図5を参照して説明する。これらの処理は、CPU1と記憶部4に記憶されている処理プログラムとの協働により実行される。
この手ぶれ補正撮影処理が開始される前提として、例えば、情報処理装置100が起動されている状態で記録媒体15が第1のカバー13a上の設置されているものとする。手ぶれ補正撮影処理では、撮影に適する角度として、例えば、略110度が設定されている。また、撮影に適する角度(略110度)に合わせてフォーカス、露出などの撮影条件が設定されている。なお、撮影に適する角度は、110度に限られず、撮像部8の画角等に対応して例えば略70度等の角度を選択することができる。
そして、このように設定された状態で、ユーザは、第2のカバー13bを閉じる動作を行う。
ステップS1では、CPU1は、ユーザの操作部6による操作に基づき、モードを手ぶれ補正撮影処理のモードに決定する。
ステップS2では、CPU1は、カメラモジュールである撮像部8を起動させる。
ステップS3では、CPU1は、手ぶれ補正撮影処理が終了したか否かを判断する。具体的には、後述するステップS13による画像が保存されている場合、または、手ぶれ補正撮影処理開始後所定時間経過した場合、および、手動による終了指示がされた場合に終了したと判断する。終了したと判断すると「YES」へ分岐して本処理を終了する。終了していないと判断すると、「NO」へ分岐してステップS4に移行する。
ステップS4では、CPU1は、開閉角度センサ14からの信号を取得する。
ステップS5では、CPU1は、開閉角度センサ14からの信号により第1のカバー13aと第2のカバー13bとのなす角度が予め設定されている角度(例えば略110度)以下の所定角度範囲になっているか否かを判断する。このステップは、ユーザの閉じる動作により、第1のカバー13aと第2のカバー13bとが所定の角度範囲に入り撮影状態になっているかを判断するステップである。
所定の角度範囲になっていると判断されると「YES」へ分岐してステップS6に移行する。所定の角度範囲になっていないと判断されると「NO」へ分岐してステップS3に移行する。
ステップS6では、CPU1は、撮像部8(カメラモジュール)で撮影された画像データをRAM3に転送して記憶する。
ステップS7では、CPU1は、ステップS6で転送された画像データを解析することによってマークM4の位置を検出する。
ステップS8では、CPU1は、マークM4の位置が撮像部8における撮像領域の規定位置範囲にあるか否かを判断する。第1のカバー13aと第2のカバー13bとが閉じられてそれらのなす角度が変化するにつれて、撮像領域の中のマークM4の位置が変化するが、それらのなす角度が所定角度範囲になっている場合に撮像領域のマークM4の位置が規定位置範囲に入るように規定位置範囲が設定されている。このように、このステップは、ステップS4、S5における所定角度範囲であるか否かを画像上で再確認するステップとなっている。また、マークM4の代わりにマークM5、又はマークM6を用いてもよいし、マークM4〜M6のうちの2個以上を用いても良い。
マークM4の位置が規定位置範囲と判断されれば「YES」へ分岐してステップS9に移行する。マーカM4の位置が規定位置範囲でないと判断されれば「NO」へ分岐してステップS3に移行する。
ステップS9では、CPU1は、RAM3上に転送されている画像データに対して、画像データ上書き禁止の処理をする。この処理は、ステップS8にてマーカM4の位置が規定位置範囲にあると判断された画像データを有効な画像データと判断して、次の時間順次の画像データがRAM3に送られてその画像データが上書きされてしまうことを防ぐために行われる。次の時間順次の画像データがRAM3に転送されてきた場合には、その画像データに上書きせず、RAM3の異なるメモリ領域に記憶される。
ステップS10では、CPU1は、RAM3に転送されて画像上書き禁止処理がなされた画像データが重ね合わせに必要な枚数(N枚とする)揃ったか否か判断する。撮像部8は、例えば、フレームレートが秒15コマ(15fps)の連続撮影(高速像)が可能となっている。閉じる動作の中で、撮影に使用できる時間を考慮してN枚として例えば2枚から5枚のなかの所定の枚数が重ね合わせに必要な枚数として指定されている。必要な枚数揃ったと判断されると「YES」へ分岐してステップS10に移行する。必要な枚数が揃っていないと判断されると「NO」へ分岐してステップS2に移行する。
ステップS11では、CPU1は、重ね合わせ処理を行う。重ね合わせ処理とは重ね合わせて合成画像データを作成する処理である。重ね合わせ処理として、CPU1は、位置識別標識としてのマークM1〜M6に基づいて複数の画像の画像データを位置合わせし、位置合わせ後の各画像データを加算して合成画像データを得る。
先ず、CPU11は、複数の画像から位置識別標識としてのマークM1〜M6を検出する。次に、検出したマークの所定の点を位置合わせにおける参照点として決定する。参照点の決定は、テンプレートマッチング等の方法を用いることができる。また、基準画像としては、例えば最初の撮影により取得した画像を用いればよいが、これに限定されるものではない。次に、CPU1は、基準画像と他の画像との位置合わせを行う。すなわち、他の画像の参照点が基準画像の対応する参照点と一致するように他の画像をワーピングすることにより位置合わせを行う。
このように、マークM1〜M6に基づいて位置合わせを行うことができる。なお、マークM1〜M6のうち一部のマークに基づいて位置合わせを行ってもよい。すなわち、ユーザにより第2のカバー13bが閉じられる間に複数の画像が撮影されるのであるが、第1のカバー13aと第2のカバー13bとはヒンジ13cを軸にして回転するので、ヒンジ13cに近い記録媒体15の画像はヒンジ13cに遠い画像に比べて画像のブレが少ない。すなわち、図2に示すマークM1〜M6のうち、ヒンジ部13cに近い縁部に設けられているM1〜M3はヒンジ部13cに遠い縁部に設けられているM4〜M6に比べてぶれが少ない。そこで、ヒンジ13cに近い縁部に設けられているマークであるマークM1〜M3で位置合わせをすればより精度の高い位置合わせが出来る。最低限マークM1〜M3の中の2つのマークを用いて位置合わせを行うことができる。
次にCPU1は、基準画像とワーピングにより位置合わせされた各画像データを加算して合成画像データを得る。
図6は、重ね合わせ処理による効果を説明するための図である。図6では時間順次に撮影された2枚の画像と、輝度分布図の例、およびそれら2枚の画像が重ね合わされた場合の画像と輝度分布図が示されている。輝度分布図の縦軸は画像の輝度、横軸は座標である。
時間順次に撮影された2枚の画像の輝度分布は、お互いに位置ずれし、座標方向に広がった山型のプロファイルになっている。それら2枚の画像を重ね合わせると、重ね合わされた画像の輝度分布は、輝度が高く広がりが補正された中心部分と相対的に輝度の低い周辺部分とを有するプロファイルとなる。また、重ね合わせ処理により、画面が明るくなり、ランダムノイズが相殺されてノイズも低減される。このようにして手ぶれ画像が補正されることとなる。
ステップS12では、CPU1は、台形補正処理、明るさ調整を行う。台形補正処理は公知の手法で行うことができる。ここで、台形補正処理を行うとノイズ補完も行われてしまうので、先に重ね合わせ処理・画像合成処理を行い、その後に台形補正処理を行うことが好ましい。
また、明るさ調整では、CPU1は、合成画像データに対して、所定の閾値を越える輝度に対応する画像データの部分の輝度値から閾値を減算した輝度値をその輝度とするようにその画像データの部分を補正するとともに、所定の閾値以下の輝度に対応する画像データの部分の輝度が零となるようにその画像データの部分を補正して補正後の合成画像データを得る。
この処理により相対的に輝度の低い周辺部分が除去されて、手ぶれによるぼんやり感がさらに低減される。さらに、画像が手書きデータ等であれば、閾値処理により、画像を2値化してもよい。その場合、画像全体に唯一の閾値を適応する単純閾値法を採用してもよいし、閾値を画面毎、あるいは画面の部分毎に自動的に変化させる可変閾値法を採用してもよい。さらに、必要に応じてコントラスト調整を行う。
ステップS13では、CPU1は台形補正処理、明るさ補正処理等を施された画像を保存する。そして、ステップS3を経由してステップS14にて本処理を終了する。
以上のように、本実施形態に係る情報処理装置100によれば、記録媒体15が配置され、位置識別標識であるマークM1〜M6を有する第1の筐体である第1のカバー13aと、ヒンジ部13cにより第1の筐体と開閉可能に連結され、本体部12が設けられた第2の筐体である第2のカバー13bと、第1のカバー13aと第2のカバー13bとが予め決められた角度まで閉じられたことを検出する検出手段である開閉角度センサ14と、本体部12の第1のカバー13aに対向する位置に設けられており、記録媒体15を位置識別標識とともに撮影して画像データを取得する撮像手段である撮像部8と、開閉角度センサ14により第1のカバー13aと第2のカバー13bとが予め決められた角度まで閉じられたことが検出されたタイミングで、撮像部8に複数の画像データを順次取得させる撮像制御手段1、9と、撮像部8により取得された複数の画像データを、位置識別標識に基づいて重ね合わせて合成画像データを作成する合成手段1と、を備える。
これにより、簡単な操作で解像度のある画像を得ることができる。具体的には、第1のカバー13aと第2のカバー13bとが所定の状態まで閉じられたことが検出されたタイミングで、第1のカバー13a上に配置されている記録媒体15が時間順次に複数回撮影され、それらの画像が重ね合わせられて合成されることにより、手ぶれが補正された画像を得ることができる。
また、情報処理装置100における合成手段1は、位置識別標識M1〜M6の位置を基に複数の画像データの各画素を位置合わせし、位置合わせ後の各画像データを加算して合成画像データを作成する。
これにより、画像の重ね合わせを確実に行うことができる。
また、情報処理装置100は、合成画像データに対して、所定の閾値を越える輝度に対応する画像データの部分の輝度値から閾値を減算した輝度値をその輝度とするように画像データの部分を補正するとともに、所定の閾値以下の輝度に対応する画像データの部分の輝度が零となるように画像データの部分を補正して補正後の合成画像データを得る画像補正手段を備える。
これにより、手ぶれ補正の効果をより高めることができる。
また、情報処理装置100は、合成画像データに対し、台形補正を行う台形補正手段を備える。
これにより、重ね合わされた画像の台形歪みを補正することができる。
また、情報処理装置100における位置識別標識としてのマークは、第1の筐体13aにおいてヒンジ部13cに近い縁部に2個以上設けられている。
すなわち、第1のカバー13aと第2のカバー13bとはヒンジ13cを軸にして回転するので、ヒンジ13cに近い記録媒体15の画像はヒンジ13cに遠い画像に比べて画像のブレが少ない。このことを考慮して、ヒンジ部13cに近い縁部に設けられているマークM1〜M3のうち2つ以上のマークを用いて位置合わせを行うことにより、位置合わせの精度をより高めることができる。
本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲は上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記]
<請求項1>
記録媒体が配置され、位置識別標識を有する第1の筐体と、
前記第1の筐体と開閉可能に連結され、本体部が設けられた第2の筐体と、
前記第1の筐体と前記第2の筐体とが予め決められた角度まで閉じられたことを検出する検出手段と、
前記本体部の前記第1の筐体に対向する位置に設けられ、前記記録媒体を前記位置識別標識とともに撮影して画像データを取得する撮像手段と、
前記検出手段により前記第1の筐体と前記第2の筐体とが前記予め決められた角度まで閉じられたことが検出されたタイミングで、前記撮像手段に複数の前記画像データを順次取得させる撮像制御手段と、
前記撮像手段により取得された複数の前記画像データを、前記位置識別標識に基づいて重ね合わせて合成画像データを作成する合成手段と、
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
<請求項2>
前記合成手段は、
前記位置識別標識の位置を基に前記複数の画像データの各画素を位置合わせし、位置合わせ後の各画像データを加算して合成画像データを作成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
<請求項3>
前記合成画像データに対して、予め決められた閾値を越える輝度に対応する画像データの部分の輝度値から前記閾値を減算した輝度値をその輝度とするようにその画像データの部分を補正するとともに、前記閾値以下の輝度に対応する画像データの部分の輝度が零となるようにその画像データの部分を補正して補正後の合成画像データを得る画像補正手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
<請求項4>
前記合成画像データに対して、台形補正を行う台形補正手段を備えたことを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理装置。
<請求項5>
前記位置識別標識は、前記第1の筐体の縁部に複数設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の情報処理装置。
<請求項6>
記録媒体が配置され、位置識別標識を有する第1の筐体と、前記第1の筐体と開閉可能に連結され、本体部が設けられた第2の筐体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体とが予め決められた角度まで閉じられたことを検出する検出手段と、前記記録媒体を前記位置識別標識とともに撮影して画像データを取得する撮像手段と、を有する情報処理装置のコンピュータを、
前記検出手段により前記第1の筐体と前記第2の筐体とが前記予め決められた角度まで閉じられたことが検出されたタイミングで、前記撮像手段に複数の前記画像データを順次取得させる撮像制御手段、
前記撮像手段により取得された複数の前記画像データを、前記位置識別標識に基づいて重ね合わせて合成画像データを作成する合成手段、
として機能させるためのプログラム。
100 情報処理装置
1 CPU(撮像制御手段、合成手段、台形補正手段、画像補正手段)
2 電源部
3 RAM
4 記憶部
41 プログラム記憶部
4a 処理プログラム
5 タッチ表示部
5a 表示パネル
5b タッチパネル
6 操作部
7 無線通信部
8 撮像部(撮像手段)
9 カメラコントローラ(撮像制御手段)
10 計時部
11 バス
12 情報処理装置本体部
13 バインダ
13a 第1のカバー(第1の筐体)
13b 第2のカバー(第2の筐体)
13c ヒンジ部
14 開閉角度センサ(検出手段)
15 記録媒体
M1〜M6 マーク(位置識別標識)

Claims (6)

  1. 記録媒体が配置され、位置識別標識を有する第1の筐体と、
    前記第1の筐体と開閉可能に連結され、本体部が設けられた第2の筐体と、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体とが予め決められた角度まで閉じられたことを検出する検出手段と、
    前記本体部の前記第1の筐体に対向する位置に設けられ、前記記録媒体を前記位置識別標識とともに撮影して画像データを取得する撮像手段と、
    前記検出手段により前記第1の筐体と前記第2の筐体とが前記予め決められた角度まで閉じられたことが検出されたタイミングで、前記撮像手段に複数の前記画像データを順次取得させる撮像制御手段と、
    前記撮像手段により取得された複数の前記画像データを、前記位置識別標識に基づいて重ね合わせて合成画像データを作成する合成手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記合成手段は、
    前記位置識別標識の位置を基に前記複数の画像データの各画素を位置合わせし、位置合わせ後の各画像データを加算して合成画像データを作成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記合成画像データに対して、予め決められた閾値を越える輝度に対応する画像データの部分の輝度値から前記閾値を減算した輝度値をその輝度とするようにその画像データの部分を補正するとともに、前記閾値以下の輝度に対応する画像データの部分の輝度が零となるようにその画像データの部分を補正して補正後の合成画像データを得る画像補正手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記合成画像データに対して、台形補正を行う台形補正手段を備えたことを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 前記位置識別標識は、前記第1の筐体の縁部に複数設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の情報処理装置。
  6. 記録媒体が配置され、位置識別標識を有する第1の筐体と、前記第1の筐体と開閉可能に連結され、本体部が設けられた第2の筐体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体とが予め決められた角度まで閉じられたことを検出する検出手段と、前記記録媒体を前記位置識別標識とともに撮影して画像データを取得する撮像手段と、を有する情報処理装置のコンピュータを、
    前記検出手段により前記第1の筐体と前記第2の筐体とが前記予め決められた角度まで閉じられたことが検出されたタイミングで、前記撮像手段に複数の前記画像データを順次取得させる撮像制御手段、
    前記撮像手段により取得された複数の前記画像データを、前記位置識別標識に基づいて重ね合わせて合成画像データを作成する合成手段、
    として機能させるためのプログラム。
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