JP5906545B2 - 旅行時間情報生成装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、道路リンクの時間帯毎の旅行時間情報を生成する装置、及び、前記旅行時間情報の生成を実行するためのコンピュータプログラムに関する。
道路リンクの旅行時間に関する情報(以下、旅行時間情報という)は、道路の渋滞状況を把握したり、目的地までの最適経路を探索したりするために必要であるが、道路リンクの実際の旅行時間は時々刻々と変化するため、リアルタイムで旅行時間情報を生成し更新することが重要である。
そこで、各車両が実際に道路を走行しながら送信したプローブ情報を、道路に設置された無線通信機を通じてサーバ装置が集積し、これらプローブ情報に基づいて各道路リンクの旅行時間情報を演算により生成し蓄積するようにしている。そして、このように蓄積した旅行時間情報を車両に提供する交通情報システムが提案されている(特許文献1及び2参照)。
特開2006−344006号公報 特開2004−101505号公報
このシステムでは、サーバ装置は、各車両から収集したプローブ情報に基づいて、道路リンク毎であって所定間隔(例えば5分又は15分)の時間帯毎に、旅行時間情報を生成しており、この情報をデータベースに蓄積させている。
しかしながら、従来のシステムでは、ある道路リンクにおいて複数の車両からプローブ情報が収集されると、これらプローブ情報からそれぞれ生成した旅行時間情報の単なる平均値を、データベースに蓄積させる旅行時間情報として定義していることから、このデータベースに蓄積されている旅行時間情報は、実際の旅行時間を示すものではなく、誤差が大きくなることがある。その原因の一つとしては、収集されるプローブ情報の数が少なく、また、プローブ情報が複数の車両から収集されたとしても、時間的に均等ではなく偏って取得されることがあるためである。
例えば、ある時間帯にある道路リンクを、20台の車両が通過した場合において、このうち、10台は、その道路リンクに設置されている交通信号灯器の赤の灯色の開始直後から信号待ちを開始し、待ち時間(停止時間)が長くなり、その道路リンクの旅行時間が長くなった車両であり、さらに、この中に、プローブ情報を送信した車両(プローブ車両)が2台含まれていたとする。
残りの10台は、前記交通信号灯器において信号待ちを、ほとんどせずに走行することができ、その道路リンクの旅行時間が短くなった車両であり、この中には、プローブ車両が含まれていないとする。
この場合、20台の車両全体をみれば、この道路リンクの旅行時間は、信号待ちが長くなった走行による旅行時間と、信号待ちが短い(無い)走行による旅行時間とが平均化されるはずである。
しかし、2台の前記プローブ車両からのプローブ情報に基づいて生成された旅行時間情報の単純な平均値により、その道路リンクの旅行時間情報を定義してしまうと、信号待ちの時間が長くなった走行に基づく旅行時間の影響を強く受けてしまい、定義される旅行時間は、実際の値から離れてしまうこととなる。
したがって、このような単純な平均値により求められた旅行時間情報が、車両に提供されても、その車両にとっては、それが本当に最短旅行時間の経路になるとは限らないことが考えられる。
そこで、本発明は、プローブ情報の数が少ない場合でも、より正確な旅行時間情報を生成することのできる旅行時間情報生成装置、及び、より正確な旅行時間情報を生成するためのコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
(1)本発明の旅行時間情報生成装置は、道路リンクを走行する車両から送信されるプローブ情報に基づいて、この道路リンクにおける時間帯毎の旅行時間情報を生成する装置であって、前記道路リンクを走行する各車両のプローブ情報から求められた当該道路リンクの旅行時間を時間帯別に収集すると共に、当該時間帯別に収集した旅行時間を、さらに細分化した時間間隔別に分類する処理部と、前記時間間隔別に分類された旅行時間をデータとする第一統計値を前記時間間隔毎に求めると共に、これら時間間隔毎の前記第一統計値をデータとする第二統計値を求め、この第二統計値を前記道路リンクにおける前記時間帯毎の旅行時間情報として生成する生成部とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、ある道路リンクにおいて所定の時間帯の旅行時間情報を生成する場合に、その所定の時間帯よりもさらに細分化した特定の時間間隔において、例えば車両の停止時間が長くなることで大きな値を有する旅行時間が偏って複数収集されたとしても、これら大きな値を有する旅行時間をデータとする第一統計値が求められる。また、他の時間間隔において、例えば車両が信号待ちをほとんどせずに走行することで小さな値を有する旅行時間が収集されていると、その旅行時間をデータとして第一統計値も求められる。そして、これら第一統計値をデータとして第二統計値が求められ、この第二統計値が、前記道路リンクにおける所定の時間帯の旅行時間情報として生成される。このため、偶発的に大きな値の旅行時間が偏って複数収集されたとしても、この大きな値の旅行時間の影響を、従来よりも(単純な平均値とする場合よりも)小さく抑えることができ、より正確な旅行時間情報を生成することができる。
(2)また、前記旅行時間情報生成装置は、更に、道路リンク上に存在する交通信号機の信号サイクルに関する信号情報を取得する取得部を更に備えているのが好ましい。
道路リンク上に存在する交通信号機の赤の灯色による待ち時間により、車両の旅行時間が大きな値となることが多い。そこで、道路リンク上に存在する交通信号機の信号サイクルに関する信号情報を考慮して、処理部が、時間帯別に収集された旅行時間を分類する。そして、生成部は、この分類された旅行時間をデータとする第一統計値を、前記交通信号機の信号サイクル毎に求めると共に、複数の信号サイクル毎の第一統計値をデータとする第二統計値を求め、この第二統計値を、前記道路リンクにおける前記所定の時間帯の旅行時間情報として生成する。これにより、特定の時間間隔において、前記交通信号機の赤の灯色による待ち時間により大きな値の旅行時間が偏って複数収集されたとしても、その偏って複数収集された旅行時間による影響を軽減することができる。
(3)また、前記旅行時間情報生成装置は、更に、道路リンクの終点側に存在する交通信号機の信号サイクルに関する信号情報を取得する取得部を更に備え、前記処理部は、前記時間帯別に収集した旅行時間を、前記交通信号機を車両が通過した際の前記信号サイクル別に分類するのが好ましい。
交通信号機の赤の灯色による待ち時間により、車両の旅行時間が大きな値となることが多い。そこで、前記(1)に記載の「細分化した時間間隔」を「道路リンクの終点側に存在する交通信号機を車両が通過した際の信号サイクル」として、処理部が、時間帯別に収集された旅行時間を、前記信号サイクル別に分類する。そして、生成部は、この信号サイクル別に分類された旅行時間をデータとする第一統計値を、信号サイクル毎に求めると共に、複数の信号サイクル毎の第一統計値をデータとする第二統計値を求め、この第二統計値を、前記道路リンクにおける前記所定の時間帯の旅行時間情報として生成する。これにより、特定の時間間隔において、前記交通信号機の赤の灯色による待ち時間により、偶発的に大きな値の旅行時間が偏って複数収集されたとしても、その偏って複数収集された旅行時間による影響を軽減することができる。
(4)また、前記生成部は、複数の前記時間間隔のうち、前記第一統計値が閾値よりも大きく変化した時間間隔以後における前記第一統計値に基づいて、前記旅行時間情報を生成するのが好ましい。
特定の時間帯において、第一統計値の変化が特に大きい場合、つまり、旅行時間の変化が特に大きい場合(例えば交通事故が発生した場合)、その変化が特に大きくなる前の時間間隔の第一統計値(旅行時間)を用いずに、それ以後の時間間隔の第一統計値(旅行時間)に基づいて、旅行時間情報が生成される。これにより、交通事故が発生して旅行時間が急変しても、新しい正確な旅行時間情報が得られる。
(5)また、前記(2)又は(3)に記載の旅行時間情報生成装置において、前記取得部は、前記交通信号灯器を制御する信号制御機側から車両に送られた前記信号情報を、当該車両から無線通信により取得するのが好ましい。
車両は、例えば安全運転支援制御を行うために、信号制御機側から送られた信号情報を取得すると、旅行時間情報生成装置の取得部は、この信号情報をこの車両から無線通信により取得する。この場合、例えば、取得部は、車両から信号情報をプローブ情報と共に取得することが可能となり、簡単に信号情報を取得することができる。
(6)また、本発明のコンピュータプログラムは、道路リンクを走行する車両から送信されるプローブ情報に基づいて、この道路リンクにおける時間帯毎の旅行時間情報を生成する処理を、コンピュータによって実行させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、前記道路リンクを走行する各車両から送信されたプローブ情報に基づいて当該道路リンクの旅行時間を求め、この求めた旅行時間を時間帯別に収集すると共に、当該時間帯別に収集した旅行時間を、さらに細分化した時間間隔別に分類する処理手段、及び、前記時間間隔別に分類された旅行時間の第一統計値を、前記時間間隔毎に求めると共に、これら時間間隔毎の前記第一統計値に基づいて第二統計値を求め、この第二統計値を、前記道路リンクにおける当該時間帯毎の旅行時間情報として生成する生成手段として、機能させることを特徴とする。
本発明によれば、前記(1)の旅行時間情報生成装置と同様の作用効果を奏する。
(7)また、本発明の旅行時間情報生成装置は、道路リンクを走行する車両から送信されるプローブ情報に基づいて、この道路リンクにおける時間帯毎の旅行時間情報を生成する装置であって、前記道路リンクを走行する各車両のプローブ情報から求められた当該道路リンクの旅行時間を時間帯別に収集すると共に、当該時間帯別に収集した旅行時間を、さらに細分化した時間間隔別に分類する処理部と、前記時間帯毎の旅行時間情報を生成する生成部と、を備え、前記処理部は、各車両について求められた所定の道路リンクの旅行時間を、当該各車両が当該所定の道路リンクの始点を通過した時刻を含む時間帯における旅行時間とするように分類して収集すると共に、前記細分化した時間間隔別に分類する処理として、前記所定の道路リンクの終点側に存在する交通信号機が設置されている交差点を前記各車両が通過した際の当該交通信号機の信号サイクル別に分類する処理を行い、前記生成部は、前記信号サイクル別に分類された旅行時間をデータとする第一統計値を前記信号サイクル毎に求めると共に、これら信号サイクル毎に求めた前記第一統計値をデータとする第二統計値を求め、この第二統計値を前記道路リンクにおける前記時間帯毎の旅行時間情報として生成する。
(8)また、本発明のコンピュータプログラムは、道路リンクを走行する車両から送信されるプローブ情報に基づいて、この道路リンクにおける時間帯毎の旅行時間情報を生成する処理を、コンピュータによって実行させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、前記道路リンクを走行する各車両のプローブ情報から求められた当該道路リンクの旅行時間を時間帯別に収集すると共に、当該時間帯別に収集した旅行時間を、さらに細分化した時間間隔別に分類する処理手段、及び、前記時間帯毎の旅行時間情報を生成する生成手段、として、機能させ、前記処理手段は、各車両について求められた所定の道路リンクの旅行時間を、当該各車両が当該所定の道路リンクの始点を通過した時刻を含む時間帯における旅行時間とするように分類して収集すると共に、前記細分化した時間間隔別に分類する処理として、前記所定の道路リンクの終点側に存在する交通信号機が設置されている交差点を前記各車両が通過した際の当該交通信号機の信号サイクル別に分類する処理を行い、前記生成手段は、前記信号サイクル別に分類された旅行時間をデータとする第一統計値を前記信号サイクル毎に求めると共に、これら信号サイクル毎に求めた前記第一統計値をデータとする第二統計値を求め、この第二統計値を前記道路リンクにおける前記時間帯毎の旅行時間情報として生成する。
本発明によれば、偶発的に大きな値や小さな値の旅行時間が偏って複数収集されたとしても、この偶発的に大きな値や小さな値の旅行時間の影響を、従来よりも小さく抑えることができ、より正確な旅行時間情報を生成することができる。
本発明の旅行時間情報生成装置を備えている交通情報システムの全体構成図である。 旅行時間情報生成装置の概略構成を示すブロック図である。 旅行時間情報生成装置が、ある道路リンクLの時間帯毎の旅行時間を求める機能を説明するための説明図である。 旅行時間情報生成装置による旅行時間情報の生成方法を説明するフロー図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。
〔1. 全体構成〕
図1は、本発明の旅行時間情報生成装置2を備えている交通情報システムの全体構成図である。この交通情報システムには、中央装置1、車載装置3、車載装置3を搭載したプローブ車両4(以下、単に車両4という場合もある)、車載装置3と無線通信する路側通信機5及び光ビーコン6、管理装置7、並びに、交通信号機8等が含まれる。
中央装置1は、車両4(車載装置3)から送信されたプローブ情報に基づいて各道路リンクにおける旅行時間に関する情報(以下、旅行時間情報という)を生成すると共に、この旅行時間情報を車両4(車載装置3)からの要求に応じて提供する機能を有している。そして、本発明の旅行時間情報生成装置2(以下、単に生成装置2という)を、中央装置1がその機能の一部として備えており、この生成装置2によって、各道路リンクにおける旅行時間情報が生成され蓄積される。生成装置2の詳細については後に説明する。なお、プローブ情報は、プローブカーデータ、又は、フローティングカーデータともいう。
車載装置3は、プローブ情報を生成するコンピュータとしての機能及び通信機能を備えている。つまり、車載装置3は、車両4の観測情報としてプローブ情報を生成し、生成したプローブ情報を、路側通信機5を通じて中央装置1へ送信する。
さらに、車載装置3は、光ビーコン6との間で光信号による双方向通信を行う機能を有しており、光ビーコン6側から各種情報を取得することができる。
プローブ情報は、車両4の現在位置、この現在位置の通過時刻及び車両4の識別情報(車両ID)等を含む情報である。なお、車両4の識別情報に代えて、この車両4に搭載されている車載装置3の識別情報(車載装置ID)であってもよい。車載装置3はGPS機能を有しており、車両4の位置は、車載装置3が有するGPS受信機によって受信したGPS信号に基づいて算出される。また、車載装置3は時計機能を有しており、各位置の通過時刻に関する時刻情報を取得可能である。
なお、プローブ情報は、道路を走行するプローブ車両4から取得するため、エリアカバー率を高くすることは可能であるが、プローブ車両4となるための車載装置3の普及率が低いと、時間的に低密度の情報しか得られない。
路側通信機5は、無線通信装置からなり、車載装置3との間で無線通信によって情報の送受信を行う機能を有しており、また、中央装置1が接続されている通信回線と接続されている。例えば、車載装置3が携帯電話回線を使用して無線通信を行う場合、路側通信機5は携帯電話機の基地局装置となる。
路側通信機5は、車載装置3が送信したプローブ情報を受信し、中央装置1へ転送する。また、路側通信機5は、中央装置1から車両4への提供用の交通情報を取得し、その交通情報を車載装置3に送信する。提供する交通情報として、中央装置1が有している道路リンクの旅行時間情報がある。また、車載装置3は光ビーコンとの間の双方向通信によってプローブ情報を送信してもよく、その場合、路側通信機は光ビーコンとなる。
交通信号機8は、各交差点に設置された信号灯器8bと、各信号灯器8bと接続されその信号灯器8bの灯色の制御を行う信号制御機8aとを備えている。信号制御機8aは、電話回線等の通信回線を介して、交通管制センターに設置されている管理装置7に接続されており、管理装置7と各交差点の信号制御機8aとによって、ローカルエリアネットワークが構成されている。したがって、管理装置7と各信号制御機8aとは双方向通信が可能であり、また、信号制御機8aは他の交差点の信号制御機8aとも双方向通信が可能である。信号制御機8aは、信号制御指令を管理装置7から受信し、この信号制御指令に基づいて、信号灯器8bの信号灯の点灯、消灯及び点滅を制御する。
管理装置7は、ワークステーションやパーソナルコンピュータ等のコンピュータからなり、所定の管理エリア内の交通管制を行う。管理装置7は、交差点に設置されている交通信号機8、及び、この交差点の上流側道路に設置されている光ビーコン6の管理を行う機能を有している。例えば、管理装置7は、自身の管轄エリアに属する信号制御機8aに対して、同一道路上の交通信号機8群を調整する系統制御や、この系統制御を道路網に拡張した広域制御(面制御)を実行する。また、管理装置7は、このような信号制御機8aに対する信号制御の他に、光ビーコン6を通じた車両4(車載装置3)への交通情報の提供を統括的に行う。
光ビーコン6を通じた車両4への交通情報の提供としては次のようなものがある。交差点に設置されている交通信号機8の信号制御機8aは、その交差点の近傍に設置されている光ビーコン6と通信回線で繋がっており、管理装置7が有している信号制御のための情報や渋滞情報等の交通情報が、管理装置7から信号制御機8aへ送信されると、信号制御機8aは光ビーコン6にその交通情報を送信する。そして、この交通情報を光ビーコン6は車載装置3へ送信する。
例えば、管理装置7は、交通信号機8それぞれの信号制御パラメータとして、信号サイクル開始時刻(つまり、赤又は青の灯色の開始時刻)、サイクル長、スプリット、及び、オフセット等を設定する機能を有しており、このパラメータは、各交差点の交通信号機8に対して、例えば交通状況に応じて設定される。そして、管理装置7は、この信号制御パラメータの一部又は全部を信号情報として、信号制御機8aへ送信する。この信号情報は、信号制御機8aによる信号灯器8bの制御に用いられる他、信号制御機8aから光ビーコン6を通じて車載装置3へ送信される。
〔2. 旅行時間情報生成装置2について〕
図2は、生成装置2の概略構成を示すブロック図である。生成装置2は、ワークステーションやパーソナルコンピュータ等のコンピュータからなり、CPUを有する中央処理ユニット10と、通信インタフェースからなる通信部11と、ハードディスク等からなる記憶部12とを備えている。生成装置2として機能させるためのコンピュータプログラムがこのコンピュータにインストールされることにより、このコンピュータが生成装置2として機能する。記憶部12は、旅行時間情報を蓄積するためのデータベース15を有している。
生成装置2は、道路リンクを走行する車両4の車載装置3から送信されるプローブ情報に基づいて、この道路リンクにおける時間帯毎の旅行時間情報を生成する機能を有しているが、後述する生成装置2が有している各機能(取得部21、処理部22及び生成部23の各機能)は、コンピュータプログラムが中央処理ユニット10(CPU)によって実行されることで発揮される。なお、このコンピュータプログラムは、DVD−ROM等の記録媒体に格納して販売、譲渡することができる。なお、以下に説明する生成装置2の各機能(取得部21、処理部22及び生成部23)は、特に断らない限り、コンピュータプログラムによって実現される。
なお、本実施形態に係る道路リンクは、交差点単位で区切った道路の区間以外にも、この区間を複数まとめた区間であってもよい。また、各道路リンクについて生成される旅行時間情報は、時間帯毎とされ、5分毎又は15分毎に時間区分されている。例えば、15分毎の時間帯に区分すると、図3に示すように、午前9:00〜午前9:15が一つ時間帯ΔT1、その後の午前9:15〜午前9:30が一つ時間帯ΔT2、その後の午前9:30〜午前9:45が一つ時間帯ΔT3・・・となる。
なお、この図3は、生成装置2がある道路リンクLの時間帯毎の旅行時間を求める機能を説明するための説明図である。横軸が時刻であり、縦軸が道路リンクLを含む道路の距離を示している。図3の横軸は、午前8:55頃から午前9:25頃までを示しており、これには、15分毎に区分された時間帯ΔT1(午前9:00〜午前9:15)が含まれている。また、この道路リンクLの終点の交差点に交通信号機8が設置されている。
図3中の矢印a〜jは、10台の車両4a〜車両4jの走行軌跡を示しており、これら車両4a〜車両4jは、プローブ情報を送信可能なプローブ車両である。なお、図3には示されていないが、プローブ車両以外の車両も、当然に、この道路リンクLを同じ時間帯に走行している。
〔2.1 取得部21〕
図1と図2において、通信部11は路側通信機5との間で無線通信が可能であり、車載装置3から路側通信機5へと送信された情報を、通信部11は受信可能である。通信部11が情報を受信すると、取得部21は、この通信部11が受信した情報を取得する。
例えば、前記のとおり、信号制御機8aから光ビーコン6を通じて車載装置3に対して、車両4の安全運転支援用として前記信号情報が送信されることから、車載装置3はこの信号情報を取得すると、この信号情報を路側通信機5を通じて生成装置2の通信部11へ送信する。これにより、取得部21は、信号制御機8aから車載装置3へと送られたこの信号情報を、車載装置3から無線通信により取得することができる。
特に本実施形態では、取得部21は、道路リンク中に含まれる全ての交通信号機8についての信号情報を取得するのではなく、各道路リンクの終点側に存在する交通信号機8の信号情報を取得すればよく、また、この信号情報は、交通信号機8の信号サイクルに関する情報である。つまり、取得部21は、各道路リンク中の最も下流側(各道路リンクの終点)に存在する交通信号機8の信号サイクルに関する信号情報を取得する。
さらに、車載装置3は、車両4の走行に伴って所定の周期(数秒)毎にプローブ情報を取得することができ、このプローブ情報は、車載装置3から路側通信機5を通じて生成装置2に送信され、取得部21がこれを取得することができる。取得部21は、複数台の車両4からプローブ情報を取得すると、各車両4(車両ID)と対応させてその車両4のプローブ情報を集積する。
〔2.2 処理部22〕
前記処理部22は、道路リンクを走行する車両4に搭載の車載装置3から送信されたプローブ情報、つまり、取得部21が収集したプローブ情報に基づいて、その道路リンクにおけるその車両4の旅行時間を求める機能(第一の機能)を有している。生成装置2の記憶部12は、各道路リンクの始点と終点の位置に関する情報を有しており、また、プローブ情報には、車両4の現在位置、この現在位置の通過時刻及び車両4の識別情報(車両ID)が含まれていることから、処理部22は、車両4毎(車両ID毎)に着目し、その車両4のプローブ情報に基づいて、道路リンクの始点を通過した時刻とその道路リンクの終点を通過した時刻と差から、その道路リンクをその車両4が走行するために要した旅行時間を算出することができる。
さらに、処理部22は、前記第一の機能によって求めた旅行時間を、時間帯別に収集する機能(第二の機能)を有している。プローブ情報には、前記のとおり、車両4の現在位置、この現在位置の通過時刻の情報が含まれていることから、処理部22は、各車両4が道路リンクの始点を通過した時刻を把握することができる。このため、処理部22は、前記第一の機能によって求めた旅行時間を、この始点を通過した時刻が含まれる時間帯別に分類して収集する。
例えば、ある道路リンクL(図3参照)の始点を、ある車両4aが午前9:01に通過し、他の車両4iが午前9:14に通過した場合、これら車両4a,4iのプローブ情報に基づいて算出したこの道路リンクLの二つの旅行時間を、午前9:00〜午前9:15の時間帯ΔT1の旅行時間として分類する。また、この道路リンクLの始点を、別の車両4jが午前9:17に通過した場合、この車両4jのプローブ情報に基づいて算出したこの道路リンクの旅行時間を、午前9:15〜午前9:30の時間帯ΔT2の旅行時間として分類する。
さらに、処理部22は、前記第二の機能によって時間帯別に収集された旅行時間を、さらに細分化した時間間隔別に分類する機能(第三の機能)を有している。この「細分化した時間間隔」は、前記時間帯よりも短い小時間帯であり、本実施形態に係る「細分化した時間間隔」は、道路リンクの終点側、具体的には道路リンク中の最も車両走行方向下流に存在する交通信号機8(以下、終点交通信号機8という場合がある)が設置されている交差点を車両4が通過した際の、その交通信号機8の「信号サイクル」である。
なお、前記のとおり、取得部21は、各道路リンク中の最も車両走行方向下流に存在する交通信号機8の信号サイクルに関する信号情報を取得していることから、この信号情報に基づいて、処理部22は、時間帯別に収集された旅行時間を、前記交通信号機8の信号サイクル別に分類することができる。
すなわち、ある道路リンクL(図3参照)の始点を時間帯ΔT1に複数の車両4が通過し、その後、この道路リンクLを走行している各車両4の車載装置3が取得したプローブ情報に基づいて、処理部22が各車両4の旅行時間を算出して求めたとすると、その各車両4の旅行時間は、この道路リンクの終点交通信号機8(交差点)をその各車両4が通過したタイミングにおける信号サイクルのグループに分類される。例えば、時間帯ΔT1の間に道路リンクLの始点を五台の車両4c〜4gが通過してから、その道路リンクLの終点交通信号機8の一回の(同じ)信号サイクルS2中に、その終点交通信号機8(交差点)を前記五台の車両4c〜4gが通過した場合、この五台の車両4c〜4gそれぞれの車載装置3が取得したプローブ情報に基づいて前記処理部22の第一の機能によって五つの旅行時間が算出されると、これら五つの旅行時間は、一つの(同じ)信号サイクルS2のグループに分類される。
ここで、時間帯ΔT1の間に道路リンクLの始点を通過した車両4a〜4iは、その後、その道路リンクLの終点交通信号機8を通過することとなるが、このように、一区分の時間帯ΔT1の間に道路リンクLの始点を通過した車両4a〜4iが、その道路リンクLの終点(終点交通信号機8)を通過する可能性のある信号サイクル(又は通過した実績のある信号サイクル)を「時間帯ΔT1に対応する対応信号サイクル」という。本実施形態では、対応信号サイクルは、信号サイクルS1〜S4となる。
〔2.3 生成部23〕
前記生成部23は、前記処理部22の前記第三の機能によって信号サイクル別に分類された旅行時間をデータとする第一統計値を求める(第一の統計処理)。本実施形態に係る前記「統計値」は「平均値」であり、信号サイクル別に分類された旅行時間の平均値が算出される。そして、この平均値の算出は、前記信号サイクル毎に行われる。
つまり、前記のとおり、終点交通信号機8の一回の信号サイクルS2(図3参照)中に、その終点交通信号機8(交差点)を通過した五台の車両4c〜4gの車載装置3それぞれが取得したプローブ情報に基づいて、前記処理部22によって五つ(車両4と同数)の旅行時間が算出された場合、これら五つの旅行時間は、前記処理部22の第三の機能によって、同じ信号サイクルS2のグループに分類されていることから、この五つの旅行時間の平均値が、生成部23によって第一統計値として求められる。
そして、これと同様に、この終点交通信号機8の、別の信号サイクルS4中に、その終点交通信号機8(交差点)を二台の車両4h,4iが通過したとすると、この二台の車両4h,4iの車載装置3それぞれが取得したプローブ情報に基づいて、前記処理部22によって二つ(車両4と同数)の旅行時間が算出された場合、これら二つの旅行時間は、前記処理部22の第三の機能によって、同じ信号サイクルS4のグループに分類されていることから、この二つの旅行時間の平均値が、生成部23によって第一統計値として求められる。
この第一の統計処理によってそれぞれ求められた平均値を、以下では、第一平均値と呼ぶ。
また、生成部23は、複数の「信号サイクル」毎に求められた第一平均値をデータとする第二統計値を求め(第二の統計処理)、この第第二統計値を、この道路リンクにおける時間帯毎の旅行時間情報として生成する(旅行時間情報生成処理)。なお、本実施形態に係る前記「第二統計値」は、第一平均値のさらに平均値(第二平均値)である。
例えば、前記第一の信号サイクルにおける第一平均値と、前記第二の信号サイクルにおける第二平均値との平均値が、第二平均値となる。この生成部23による機能の具体例については後に説明する。
また、生成部23は、別の機能として、求められた各第一平均値の変化量と、予め設定されている閾値αとを比較し、連続する複数の信号サイクルのうち、第一平均値が閾値αよりも大きく変化した信号サイクルを見つける機能を有している。これは、第一平均値の変化が大きいこと、つまり、信号サイクル毎の旅行時間の変化が大きいことを検出している。なお、第一平均値が急激に増えて、第一平均値の変化が大きくなる場合としては、例えば、道路リンクの途中で交通事故が発生し、渋滞が生じた場合である。
〔3. 旅行時間情報の生成方法〕
以上の構成を備えた生成装置2によって行われる、旅行時間情報の生成方法の具体例を説明する。
図3において、車両4a及び車両4bは、時間帯ΔT1のほぼ同時刻に道路リンクLの始点を通過し、この道路リンクLの終点交通信号機8を、第一の信号サイクルS1中に、赤の灯色による信号待ちをすることなく通過している。
車両4c,4d,4e,4fは、時間帯ΔT1のほぼ同時刻に道路リンクLの始点を通過し、この道路リンクLの終点交通信号機8を、第二の信号サイクルS2中に、信号待ちしてから通過している。なお、車両4c,4d,4e,4fすべては、信号サイクルS2の赤の灯色の開始直後から信号待ちをしている。
車両4gは、時間帯ΔT1中に道路リンクLの始点を通過し、この道路リンクLの終点交通信号機8を、第二の信号サイクルS2中に、赤の灯色による信号待ちをすることなく通過している。
車両4hは、時間帯ΔT1中に道路リンクLの始点を通過し、この道路リンクLの終点交通信号機8を、第四の信号サイクルS4中に、信号待ちしてから通過している。なお、車両4hは、信号サイクルS2中の赤の灯色時間の中盤から信号待ちをしている。
車両4iは、時間帯ΔT1中に道路リンクLの始点を通過し、この道路リンクLの終点交通信号機8を、第四の信号サイクルS4中に、赤の灯色による信号待ちをすることなく通過している。
車両4jは、時間帯ΔT1の次の時間帯ΔT2(午前9:15〜午前9:30)中に道路リンクLの始点を通過し、この道路リンクLの終点交通信号機8を、第五の信号サイクルS5中に、赤の灯色による信号待ちをすることなく通過している。
なお、第三の信号サイクルS3中には、車両4が一台も終点交通信号機8を通過していない。
これら車両4a〜4jそれぞれに搭載の車載装置3は、所定の周期毎に、走行位置(現在位置)とその位置を通過した時刻との情報を取得し、プローブ情報として、路側通信機5を通じて中央装置1の生成装置2へ送信し、これらプローブ情報を生成装置2の取得部21は取得する(図4のステップst1)。
さらに、取得部21は、道路リンクLの終点交通信号機8の信号情報を取得する(ステップst2)。本実施形態では、信号情報は、この交通信号機8の信号サイクル開始時刻(つまり、赤の灯色の開始時刻)と、サイクル長に関する情報である。この信号情報は、終点交通信号機8を管理する管理装置7と生成装置2とが通信を行って直接取得してもよいが、終点交通信号機8が設置されている交差点及びその近傍における車両の安全運転支援用として、前記のとおり、管理装置7は光ビーコン6を通じてこの終点交通信号機8の信号情報を送信していることから、この信号情報をその交差点近傍を走行する車両4の車載装置3が受信すると、この車載装置3は、受信した信号情報を、安全運転支援用としても活用するが、路側通信機5を通じて生成装置2へ送信し、取得部21は、この信号情報を取得する。
取得部21が、車両4a〜4jそれぞれから道路リンクLを走行中のプローブ情報を集積すると(ステップst1)、車両毎にその道路リンクLの旅行時間を算出する(ステップst3)。つまり、取得したプローブ情報に基づいて、その車両4が道路リンクLの始点と終点とを通過した時刻の差を求め、その差を、その車両4の道路リンクLの旅行時間とし、これを記憶部12が有しているデータベース15に記憶させる。
例えば、車両a、b、g、i、jの道路リンクLの旅行時間は3分、車両c、d、e、fの道路リンクLの旅行時間は4.5分、車両hの道路リンクLの旅行時間は4分であると算出されたとする。
そして、処理部22は、車両4a〜4jそれぞれの旅行時間を、道路リンクLの始点通過時刻の属する時間帯毎に分類する(ステップst4)。本実施形態では、車両4a〜4iは、時間帯ΔT1の間に、道路リンクLの始点を通過していることから、これら車両4a〜4iの旅行時間は、時間帯ΔT1のグループG1に分類される。これに対して、車両4jは、時間帯ΔT2の間に、道路リンクLの始点を通過していることから、この車両4jの旅行時間は、時間帯ΔT1の次の時間帯ΔT2のグループG2に分類される。
さらに、処理部22は、グループG1の車両4a〜4iの旅行時間について、更に、道路リンクLの終点通過時刻の属する終点交通信号機8の信号サイクル毎に分類する(ステップst5)。つまり、車両4a〜4iの旅行時間が、道路リンクLの終点交通信号機8の信号サイクル毎に分類される。そして、生成部23は、処理部22によって信号サイクル毎に分類された旅行時間の平均値(第一平均値)を算出する(ステップst6)。
図3の場合、車両4aと車両4bとは、第一の信号サイクルS1で、道路リンクLの終点交通信号機8を通過していることから、車両4aと車両4bとの旅行時間は、第一の信号サイクルS1のグループg1に分類される。このグループg1の旅行時間の平均値(前記第一平均値)は、(3分+3分)/2=3分となる。
車両4c〜車両4gは、第二の信号サイクルS2で、道路リンクLの終点交通信号機8を通過していることから、車両4c〜車両4gの旅行時間は、第二の信号サイクルS2のグループg2に分類される。このグループg2の旅行時間の平均値(前記第一平均値)は、(4.5分+4.5分+4.5分+4.5分+3分)/5=4.2分となる。
車両4hと車両4iとは、第四の信号サイクルS4で、道路リンクLの終点交通信号機8を通過していることから、車両4hと車両4iとの旅行時間は、第四の信号サイクルS4のグループg4に分類される。このグループg4の旅行時間の平均値(前記第一平均値)は、(4分+3分)/2=3.5分となる。
なお、ステップst7については、後に説明する。
そして、生成部23は、時間帯ΔT1の間に道路リンクLの始点を通過した車両4a〜4iの旅行時間に関して、信号サイクルS1〜S4毎の平均値(第一平均値)の、平均値(第二平均値)を求める(ステップst8)。つまり、本実施形態の場合、第一の信号サイクルS1の第一平均値が3分であり、第二の信号サイクルS2の第一平均値が4.2分であり、第四の信号サイクルS4の第一平均値が3.5分であることから、第二平均値は(3分+4.2分+3.5分)/3=3.57分となる。
そして、この第二平均値である「3.57分」を、道路リンクLの時間帯ΔT1における旅行時間情報として生成し、この旅行時間情報を提供用の情報としてデータベース15に蓄積する(ステップst9)。
〔4. 生成部23による別の機能〕
前記ステップst6が完了すると、時間帯ΔT1の間に道路リンクLの始点を通過した車両4が終点の交通信号機8を通過した信号サイクルS1〜S4、つまり、時間帯ΔT1の前記対応信号サイクルS1〜S4のうち、第一平均値が閾値αよりも大きく変化した信号サイクルを検出する処理を、生成部23が行う(ステップst7)。閾値αは、複数回の信号サイクル以上の時間であり、例えば、二回の信号サイクルの時間であり、一回の信号サイクルを3分とすると、閾値αは6分となる。
このため、本実施形態では、第一平均値は、3分、4.2分3.5分であるため、隣り合う前後の信号サイクルの差の絶対値はすべて、閾値α(6分)以下である(ステップst7でYes)。この場合、前記のとおり、続けてステップst8以降の処理が実行される。
これに対して、仮に、第一平均値が閾値αよりも大きく変化した信号サイクルが検出されたとすると(ステップst7でNo)、生成部23は、その大きく変化した信号サイクル以降の信号サイクルにおける第一平均値に基づいて、旅行時間情報を生成し、提供用の情報としてデータベース15に蓄積する(ステップst10)。
例えば、図示しないが、第三の信号サイクルS3(図3参照)の間に通過した車両の旅行時間の第一平均値が、第二の信号サイクルS2における第一平均値から急激に変化して、これら第一平均値の変化量(絶対値)が、閾値αを超えている場合、第三の信号サイクルS3と第四の信号サイクルS4とにおいて道路リンクLの終点を通過した車両の旅行時間の第一平均値に基づいて、生成部23は旅行時間情報を生成する。例えば、生成部23は、第三の信号サイクルS3以降の第一平均値の更に平均値(第二平均値)を、道路リンクLの時間帯ΔT1における旅行時間情報として生成し、この旅行時間情報を提供用の情報としてデータベース15に蓄積する。又は、第三の信号サイクルS3以降であって、前記対応信号サイクル(S1〜S4)のうち、最終となる信号サイクルS4を、そのまま道路リンクLの時間帯ΔT1における旅行時間情報として生成してもよい。
なお、第一平均値の差を求める信号サイクルは、前記のような隣り合う前後の信号サイクルとする以外に、対応信号サイクルS1〜S4のうちの最初の信号サイクルS1と最後の信号サイクルS4であってもよく、この最初と最後の信号サイクルの第一平均値の差が、閾値αを超えていると、最後の信号サイクルS4の第一平均値を、道路リンクLの時間帯ΔT1における旅行時間情報として生成し、この旅行時間情報を提供用の情報としてデータベース15に蓄積してもよい。
〔5. 旅行時間情報の提供〕
そして、例えば最適経路の検索のために車両4の車載装置3から、路側通信機5を通じて、この道路リンクLの旅行時間情報の提供依頼の信号が生成装置2へと送信されると、このデータベース15に蓄積されている旅行時間情報が、生成装置2から路側通信機5を通じてこの車載装置3へと送信される(ステップst11)。
なお、以上の実施形態に対する比較として、従来のように、車両4a〜4iそれぞれの旅行時間の単純な平均値を、道路リンクLの時間帯ΔT1における旅行時間情報として定義し、この旅行時間情報を提供用の情報とする場合、その単純な平均値は3.77分となる。
このように、従来の方法による旅行時間情報(3.77分)と、本実施形態の方法による旅行時間情報(3.57分)とのように、車両4a〜4iのプローブ情報から算出された各旅行時間情報は同じであるが、データベース15に蓄積させる旅行時間が異なる理由は、図3に示すように、収集されるプローブ情報の数が少なく、また、複数のプローブ情報が収集されてはいるが、時間的に均等ではなく、信号サイクルS2の間に道路リンクLの終点を通過した四台の車両4c〜4fのように、「偶発的」にプローブ情報が偏って取得されているためである。つまり、この四台の車両4c〜4fのプローブ情報それぞれから求められた旅行時間は、他の信号サイクルの間に通過した車両4の旅行時間よりも、大きな値となっており、これら大きな値となる旅行時間の影響を強く受けているためである。このため、単純な平均値による旅行時間(3.77分)は、本実施形態の生成方法による旅行時間(3.57分)よりも、大きくなってしまう。
以上のように、所定の道路リンクLにおける時間帯ΔT1の旅行時間情報を生成する際に、対応信号サイクルS1〜S4のうち、特定の信号サイクル(第二の信号サイクルS2)において、終点交通信号機8による停止時間が特に長くなって「偶発的」に大きな値となる旅行時間(車両4d〜4fの旅行時間)が偏って複数収集されているが、本実施形態に係る生成装置2によれば、これら「偶発的」に大きな値を有する旅行時間をデータとして第一平均値が求められ、また、他の信号サイクル(S1,S3,S4)において、車両4が走行することで旅行時間が収集されているので、その旅行時間をデータとして第一平均値も求められている。
そして、これらの第一平均値をデータとして第二平均値が求められ、この第二平均値が、道路リンクLにおける時間帯ΔT1の旅行時間情報として生成され、データベース15に蓄積される。
このため、終点交通信号機8の赤の灯色による待ち時間により「偶発的」に大きな値の旅行時間が偏って複数収集されていても、この「偶発的」に大きな値の旅行時間の影響を、従来のような単純な平均値とする場合よりも、小さく抑えることができ、より正確な旅行時間情報を生成することができる。
ここで前記「偶発的」について説明する。「偶発的」とは「同じ信号サイクル中に通過したプローブ車両の数に対する、長い信号待ちをしたプローブ車両の数の比率」と、「同じ信号サイクル中に通過した全車両数に対する、長い信号待ちをした車両(プローブ車両及びその他の車両を含む)の数の比率」と、の差が大きい場合をいう。または「同じ信号サイクル中に通過したプローブ車両の数に対する、信号待ちをしない又はほとんどしなかったプローブ車両の数の比率」と、「同じ信号サイクル中に通過した全車両数に対する、信号待ちしない又はほとんどしなかった車両(プローブ車両及びその他の車両を含む)の数の比率」と、の差が大きい場合をいう。
例えば、図3の場合、信号サイクルS2では、道路リンクLを、プローブ車両4c〜4g及びその他の車両(プローブ車両ではない車両)を含めて、20台の車両が通過している。プローブ車両4c〜4fの4台が長い信号待ちをしており、1台のプローブ車両4gが信号待ちをしていない。また、(図3には示されていない)プローブ車両ではない残りの15台の車両が、信号待ちをしていない又は信号待ちをほとんどしていなかったとする。つまり、時間帯ΔT1では、信号サイクルS2において、4台のプローブ車両4c〜4fが「偶発的」に長い信号待ちをしている。
この場合、「同じ信号サイクルS2中に通過したプローブ車両の数に対する、長い信号待ちをしたプローブ車両の数の比率(E1)」は「4/5」となるのに対し、「同じ信号サイクルS2中に通過した全車両数に対する、長い信号待ちをした車両(プローブ車両及びその他の車両を含む)の数の比率(E2)」は「4/20」となる。このように「E1=4/5(80%)」であるのに対し、「E2=4/20(20%)」であり、比率の差が大きくなっている。この場合「偶発的」であると言える。
なお、この「偶発的」とは反対の意味として「通常」があり、この「通常」とは、前記比率の差が小さい場合(つまり、前記比率が偏ることなく検出された場合)である。
また、前記のとおり、時間帯ΔT1において、道路リンクLで、例えば交通事故が発生し、旅行時間の第一平均値の変化が特別に大きくなった場合、その変化が特別大きくなる以前の第一平均値(旅行時間)を用いずに、それ以後の第一平均値(旅行時間)に基づいて、旅行時間情報が生成されることで、新しい正確な旅行時間情報が生成され、これをデータベース15に蓄積する。これにより、リアルタイム性に欠ける旅行時間情報は除外される。
上記の実施形態はすべて例示であり本発明の範囲を制限するものではない。本発明の範囲は、上記の実施形態ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の構成と均等の範囲内での変更が含まれる。
例えば、上記の実施形態では、生成部23によって算出される旅行時間の統計値を、「平均値(第一平均値、第二平均値)」としたが、統計値は、平均値以外に、パーセンタイル値、中央値等であってもよい。
また、車両4の旅行時間の算出は、プローブ情報として、車載装置3が道路リンクの始端、終端の通過を判断して計測した旅行時間を送信してもよく、また、道路リンクの始終端に光ビーコンを設置し、これら光ビーコンに対して車載装置3が車両IDを送信し、これら車両IDの受信時刻の差から光ビーコン側において旅行時間を算出してもよい。
2:旅行時間データ生成装置 3:車載装置 4:プローブ車両(車両) 8:交通信号機 21:取得部 22:処理部 23:生成部 L:道路リンク S1〜S5:信号サイクル α:閾値

Claims (8)

  1. 道路リンクを走行する車両から送信されるプローブ情報に基づいて、この道路リンクにおける時間帯毎の旅行時間情報を生成する装置であって、
    前記道路リンクを走行する各車両のプローブ情報から求められた当該道路リンクの旅行時間を時間帯別に収集すると共に、当該時間帯別に収集した旅行時間を、さらに細分化した時間間隔別に分類する処理部と、
    前記時間間隔別に分類された旅行時間をデータとする第一統計値を前記時間間隔毎に求めると共に、これら時間間隔毎の前記第一統計値をデータとする第二統計値を求め、この第二統計値を前記道路リンクにおける前記時間帯毎の旅行時間情報として生成する生成部と、
    を備えていることを特徴とする旅行時間情報生成装置。
  2. 道路リンク上に存在する交通信号機の信号サイクルに関する信号情報を取得する取得部を更に備えている請求項1に記載の旅行時間情報生成装置。
  3. 道路リンクの終点側に存在する交通信号機の信号サイクルに関する信号情報を取得する取得部を更に備え、
    前記処理部は、前記時間帯別に収集した旅行時間を、前記交通信号機を車両が通過した際の前記信号サイクル別に分類する請求項1に記載の旅行時間情報生成装置。
  4. 前記生成部は、複数の前記時間間隔のうち、前記第一統計値が閾値よりも大きく変化した時間間隔における前記第一統計値に基づいて、前記旅行時間情報を生成する請求項1〜3のいずれか一項に記載の旅行時間情報生成装置。
  5. 前記取得部は、前記交通信号灯器を制御する信号制御機側から車両に送られた前記信号情報を、当該車両から無線通信により取得する請求項2又は3に記載の旅行時間情報生成装置。
  6. 道路リンクを走行する車両から送信されるプローブ情報に基づいて、この道路リンクにおける時間帯毎の旅行時間情報を生成する処理を、コンピュータによって実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    コンピュータを、
    前記道路リンクを走行する各車両のプローブ情報から求められた当該道路リンクの旅行時間を時間帯別に収集すると共に、当該時間帯別に収集した旅行時間を、さらに細分化した時間間隔別に分類する処理手段、
    及び、
    前記時間間隔別に分類された旅行時間をデータとする第一統計値を前記時間間隔毎に求めると共に、これら時間間隔毎の前記第一統計値をデータとする第二統計値を求め、この第二統計値を前記道路リンクにおける当該時間帯毎の旅行時間情報として生成する生成手段、
    として、機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  7. 道路リンクを走行する車両から送信されるプローブ情報に基づいて、この道路リンクにおける時間帯毎の旅行時間情報を生成する装置であって、
    前記道路リンクを走行する各車両のプローブ情報から求められた当該道路リンクの旅行時間を時間帯別に収集すると共に、当該時間帯別に収集した旅行時間を、さらに細分化した時間間隔別に分類する処理部と、
    記時間帯毎の旅行時間情報生成する生成部と、
    を備え
    前記処理部は、各車両について求められた所定の道路リンクの旅行時間を、当該各車両が当該所定の道路リンクの始点を通過した時刻を含む時間帯における旅行時間とするように分類して収集すると共に、前記細分化した時間間隔別に分類する処理として、前記所定の道路リンクの終点側に存在する交通信号機が設置されている交差点を前記各車両が通過した際の当該交通信号機の信号サイクル別に分類する処理を行い、
    前記生成部は、前記信号サイクル別に分類された旅行時間をデータとする第一統計値を前記信号サイクル毎に求めると共に、これら信号サイクル毎に求めた前記第一統計値をデータとする第二統計値を求め、この第二統計値を前記道路リンクにおける前記時間帯毎の旅行時間情報として生成する、
    ことを特徴とする旅行時間情報生成装置。
  8. 道路リンクを走行する車両から送信されるプローブ情報に基づいて、この道路リンクにおける時間帯毎の旅行時間情報を生成する処理を、コンピュータによって実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    コンピュータを、
    前記道路リンクを走行する各車両のプローブ情報から求められた当該道路リンクの旅行時間を時間帯別に収集すると共に、当該時間帯別に収集した旅行時間を、さらに細分化した時間間隔別に分類する処理手段、
    及び、
    前記時間帯毎の旅行時間情報生成する生成手段、
    として、機能させ
    前記処理手段は、各車両について求められた所定の道路リンクの旅行時間を、当該各車両が当該所定の道路リンクの始点を通過した時刻を含む時間帯における旅行時間とするように分類して収集すると共に、前記細分化した時間間隔別に分類する処理として、前記所定の道路リンクの終点側に存在する交通信号機が設置されている交差点を前記各車両が通過した際の当該交通信号機の信号サイクル別に分類する処理を行い、
    前記生成手段は、前記信号サイクル別に分類された旅行時間をデータとする第一統計値を前記信号サイクル毎に求めると共に、これら信号サイクル毎に求めた前記第一統計値をデータとする第二統計値を求め、この第二統計値を前記道路リンクにおける前記時間帯毎の旅行時間情報として生成する、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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