JP5905863B2 - インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の制御方法 - Google Patents

インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、インクを吐出可能な記録ヘッドを用いて画像を記録するインクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の制御方法に関するものである。
インクジェット記録装置は、記録ヘッドに形成された複数の吐出口から、記録剤であるインクを吐出することにより、記録媒体に画像を記録する。このインクジェット記録装置で使用される記録ヘッドには、吐出エネルギー発生素子として電気熱変換素子あるいは電気機械変換素子などの吐出エネルギー発生素子を各吐出口に連通する液路に配置し、その吐出エネルギーによって液路内のインクを吐出口から吐出するものが知られている。記録に使用されるインクには溶媒として水を使用したものがあり、空気中に晒されると溶媒である水が蒸発し、粘度上昇(増粘)が生じる。記録ヘッド内のインクが増粘すると、記録動作時のインクの吐出が不安定になり、画像品質の低下を来たすこととなる。このため、現在のインクジェット記録装置では、画像の記録に先立ち、増粘したインクあるいは塵埃などが混入したインクを記録ヘッド内から排出するためのインク排出処理が行われる。
また、インクジェット記録装置には、記録動作を行わない吐出待機時に記録ヘッド内のインクが増粘するのを抑制する構成として記録ヘッドの吐出口が形成されている吐出口面を覆う(キャップする)キャップ部材が備えられている。但し、インクジェット記録装置の本体サイズの制約により、キャップ部材は記録ヘッドから排出させた増粘したインクを受けるインク受け部材として共用することが多い。従ってキャップ内には排出インクを受けるための容積を設けることが必要であり、記録ヘッドをキャップした状態において記録ヘッドの吐出口面とキャップとの間には外気から遮蔽された所定の遮蔽空間が形成されることとなる。このため、キャップをしてからも吐出口は遮蔽空間内の空気に触れることとなり、吐出口付近のインクには増粘が生じることがある。また、キャップの密閉性によっては記録ヘッドのキャップ後に、経時的にキャップの外へ水分が徐々に蒸発することもあり、それが増粘を進行させる要因ともなる。
上記のようなキャッピング後のインクの増粘を緩和するため、特許文献1には、記録装置本体と記録ヘッドとに湿度センサを設けてキャッピング部材内の湿度を定期的に予測し、予測した湿度に対応する数の吐出をキャッピング部材内に行う技術が開示されている。
特開2004−181844号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、予測した湿度が低い場合には、多量のインクが短時間に吐出されるため、予備吐出によるインク溜まりができ、同量のインクを比較的長い時間をかけて吐出した場合に比べてキャップ内の加湿効率が低いという問題がある。これは、通常は予備吐出したインクは廃棄するため、この場合、廃棄するインク量が増大することになる。
本発明は、記録ヘッドの吐出口をキャップ部材で覆う待機状態において、キャップへのインク吐出量を抑えつつ記録ヘッドの吐出性能を維持することが可能なインクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の制御方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下の構成を有する。
すなわち、本発明の第1の形態は、記録ヘッドに設けられた吐出口から記録媒体へとインクを吐出する記録動作を行うと共に、前記記録動作を行わない待機状態において前記吐出口をキャッピング部材で覆うことを可能にしたインクジェット記録装置であって、前記待機状態において前記キャッピング部材と前記記録ヘッドとの間に形成される遮蔽空間を加湿する加湿動作を行うための加湿手段と、前記待機状態において前記加湿手段により前記空間に対して所定の間隔で前記加湿動作を繰り返した後、前記加湿動作を繰り返す間隔を前記所定の間隔より広くする制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の第2の形態は、記録ヘッドに設けられた吐出口から記録媒体へとインクを吐出する記録動作を行うと共に、前記記録動作を行わない待機状態において前記吐出口をキャッピング部材で覆うことを可能にしたインクジェット記録装置の制御方法であって、前記待機状態において前記キャッピング部材と前記記録ヘッドとの間に形成される空間に対し所定の間隔で加湿動作を繰り返した後、前記加湿動作を繰り返す間隔を前記所定の間隔より広くすることを特徴とする。
本発明によれば、記録ヘッドの吐出口をキャッピング部材で覆う待機状態において、キャップへのインク吐出量を抑えつつ記録ヘッドの吐出性能を維持することが可能になる。
本発明に係るインクジェット記録装置の実施形態を示す概略構成図である。 本実施形態における制御系の概略構成を示すブロック図である。 本実施形態におけるインク供給系の概略構成を示す模式図である。 キャッピング部材と吐出口面とにより形成される遮蔽空間を示す図である。 本実施形態における制御系のフローチャートである。 キャップオープン時間の影響を予備吐出量に対する係数に変換したテーブルを示す図である。 累積予備吐出量の影響を加湿吐出量に対する係数に変換したテーブルを示す図である。 雰囲気温湿度の影響を加湿吐出量に対する係数に変換したテーブルを示す図である。 本実施形態における加湿吐出条件を決定するための計算式を示す図である。 待機時吐出継続時間と記録動作前回復吐出数を求める式を示す図である。 待機時吐出継続時間と待機中吐出間隔係数とを示す図である。 加湿吐出を実施する場合としない場合それぞれの必要吐出量を示す図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明のインクジェット記録装置の概略構成図である。本実施形態の記録装置100には、帯状の長尺な台紙に複数のラベルが仮付けされてロール状に巻回されたラベル用紙101が記録媒体として用いられる。このラベル用紙101は、搬送モータ103の駆動力によって回転する搬送ローラ102により矢印Aで示す方向(搬送方向)に一定速度で搬送される。搬送されるラベル用紙101に仮付けされた各ラベルが記録ヘッド105の下部を通過するとき、ラベル用紙101の搬送経路に対向して配置された記録ヘッド105の複数のノズルの吐出口からインクが吐出され、ラベル用紙101の各ラベルに画像が記録される。この記録ヘッドから各ラベルへのインク吐出動作(記録動作)は、ラベルセンサ104による各ラベルの先端部の検出に基いて行われる。すなわち、ラベルセンサ104は搬送経路において記録ヘッド105より上流側の所定の検出位置に配置されており、ラベルの先端がラベルセンサに検出されると、その後ラベルが所定の記録位置に達した時点で、吐出口からインクを吐出して画像の記録を行う。
また、本実施形態では、ラベルにインクを吐出する記録ヘッド105として、複数の記録ヘッド105K、105C、105M、105Yが搬送経路の上方に搬送方向に沿って配置されている。ここで、記録ヘッド105K、105C、105M、105Yは、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエローのインクを吐出するための記録ヘッドであり、これらのインクによってカラー画像を記録することが可能になっている。記録ヘッド105は、ラベル用紙101の最大幅相当の記録幅を有する長尺なラインヘッドであり、それらの下面(吐出口面)には、インクを吐出可能な複数の吐出口が配列されている。各記録ヘッドの吐出口面における複数の吐出口の配列方向は、ラベルの搬送方向Aと交差する方向(本例の場合は、直交する方向)となっている。なお、以下の説明において吐出口とこれに連通する液路を示す部分をノズルともいう。
記録ヘッドのそれぞれの吐出口に対応して設けられている液路には、インクタンク106から供給されるインクを液路の先端に形成される開口部である吐出口から吐出するために、吐出エネルギー発生素子が配置されている。この吐出エネルギー発生素子としては、例えば、電気熱変換素子(ヒータ)や圧電素子(ピエゾ)などがある。ヒータを用いた記録ヘッドでは、ヒータの発熱によってノズル内のインクを発泡させ、その発泡時の圧力によって吐出口からインクを吐出する。
記録装置100の上方部には、記録ヘッド105(105K、105C、105M、105Y)にインクを供給するインクタンク106(106K、106C、106M、106Y)が備えられている。また、記録ヘッド105の下方部には、それぞれの記録ヘッド105の吐出口および吐出口が形成されている吐出口面を外気から遮断した状態で覆うことが可能なキャップ部材を有するキャッピング機構107が備えられている。記録ヘッド105とキャッピング機構107は、図1中の左右方向に相対移動可能である。キャッピング機構107は、記録ヘッド106の吐出口面を覆い、吐出口面や吐出口への塵埃の付着を抑制したり、吐出口面や吐出口が損傷するのを回避すると共に、外気から遮断することによって記録ヘッド105内のインクの増粘、固化などを抑制する。さらに、キャッピング機構107は、記録ヘッド105の吐出状態を良好に維持するために、記録ヘッド105の吐出口あるいは液路などに存在する増粘したインクあるいは塵埃などが混入したインクを排出するための回復動作に用いられる。回復動作としては、キャッピング機構107のキャップ部材によって記録ヘッドの吐出口面を覆った待機状態において、吐出エネルギー発生素子を駆動して液路や吐出口付近のインクを排出させる回復吐出がある。さらに、回復動作としては、記録ヘッド105内のインクを吐出口からキャッピング機構107のキャッピング部材内に吸引する吸引回復、記録ヘッド105内のインクを加圧することによりノズルからキャッピング部材内に排出する加圧回復がある。
また、記録装置100には、外部のコンピュータ(ホスト装置)108が接続されており、そのコンピュータ108から入力した記録データに基づいて画像を記録することができる。
図2は、図1の記録装置100の制御系の概略構成を示すブロック図である。この記録装置100の制御系は、その装置全体を制御する制御手段としてCPU201を中心にして構成されている。すなわち、CPU201は、プログラムROM202に記憶されているプログラムを実行して、後述の記録装置100の各部の動作を制御する。コンピュータ装置108から送信された記録データは、記録装置100のインターフェース・コントローラ203によって受信される。記録媒体としてのラベルの枚数、種類、およびサイズ等を指示するコマンドも、インターフェース・コントローラ203を介してCPU201に入力され、ここで解析される。また、CPU201は、これらのコマンドの解析の他、記録データの受信、記録動作、記録媒体のハンドリング等、記録装置100全般の制御を司るための演算処理を実行する。このCPU201によって実施されるプログラムには、後述する図5のフローチャートに示された手順に対応するプログラムも含まれる。また、CPU201の作業用のメモリとして、ワークRAM204が使用される。EEPROM205は書き換え可能な不揮発性メモリである。このEEPROM205には、前回の回復動作を実施した時刻、複数の記録ヘッドの相互の距離、および搬送方向における記録位置の微調整(縦方向のレジストレーション)を行うための補正値等、記録装置100に固有のパラメータが記憶される。
上記のように構成された制御系による制御動作を説明する。
CPU201は、受信したコマンドを解析した後、記録データの各色成分の記録データをイメージメモリ206にビットマップ展開する。また、CPU201は、入出力回路(I/O)207およびモータ駆動部208を介して、キャッピング機構107を駆動するためのキャッピングモータ209、および記録ヘッド105を上下方向に移動させるためのヘッドモータ210、ブレード109を動作させるブレードモータ218を制御する。ヘッドモータ210により、記録ヘッド105は、吐出口面をキャッピング部材に密着させるキャッピング位置(待機位置)と、画像を記録するための記録位置と、キャッピング部材から上方へ離間する退避位置とに、移動可能となっている。
画像を記録する際には、搬送モータ103により搬送ローラ102を駆動して、ラベル用紙101を一定の速度で搬送する。この一定速度で搬送されるラベル用紙101の各ラベルに対する画像の記録タイミングを決定するために、ラベルセンサ104によってラベルの先端を検出する。ラベルセンサ104の検出信号は、入出力回路(I/O)211を介して入力される。搬送モータ103によるラベル用紙101の搬送に伴ってエンコーダ110から出力される信号に同期して、CPU201はイメージメモリ206から色毎の記録データを順次読み出す。さらに、CPU201は、読み出した記録データを記録ヘッド制御回路212を介して対応する記録ヘッド105に転送する。これにより、記録ヘッド105は、記録データに基づいてインクを吐出し、ラベルに画像を記録する。なお、ラベル用紙を巻き戻す際にはロールモータ111が使用される。
後述するポンプを駆動するためのポンプモータ213は、それぞれ、入出力回路(I/O)207およびモータ駆動部208を介して制御される。操作パネル214は入出力回路(I/O)215を介して接続される。また、記録装置100の雰囲気温度と湿度は温湿度センサ216によって検出され、その検出信号がA/Dコンバータ217でA/D変換された後、CPU201に入力される。また、CPU201は弁304、弁305、弁307及び弁308と接続され、これらを制御する。
図3は、記録装置100における4色のインクそれぞれについて設けられるインク流路系の内の1つを示す図である。本実施形態の場合、インクタンク106は、接続部材301により記録ヘッド105に接続されている。記録ヘッド105はチューブ302を介してバッファータンク303に連結されており、チューブ302の途中にはその内部の流路を開閉するための弁304が連結されている。キャッピング機構107には、記録ヘッド105をキャッピング部材107aでキャッピングした際に、キャッピング部材107aと記録ヘッド105の吐出口面105aとによって図4に示すような遮蔽空間CSが形成される。また、キャッピング部材107aには、遮蔽空間CSの内圧を調整するため、キャッピング部材107aと大気との連通・遮断を切り換える大気連通弁305が連結されている。キャッピング機構107のキャッピング部材107aは、チューブ306によりバッファータンク303と連通しており、チューブ306の途中にはその内部の流路を開閉するための弁307が連結されている。バッファータンク303にはバッファータンク303の内圧を調整する弁308が連結されており、チューブ309を介して廃インクタンク310に連結されている。チューブ309の途中にはチューブポンプ311が連結されている。記録ヘッド105内にはインクの液面を検出する液面センサ312が設置されている。なお、インクタンク106はばねでインク袋を広げる方向に付勢し、負圧を発生する構成になっている。
記録ヘッド105内にインクを充填する場合には、弁307、308を閉じ、弁304を開いて、ポンプモータ213を駆動してチューブポンプ311を動作させ、記録ヘッド105の内圧をインクタンク106の内圧より低下させる。これにより、接続部材301を介して記録ヘッド105内へとインクが充填される。
記録動作により記録ヘッド105内のインクが消費されると記録ヘッド105の内圧が低下する。そして、記録ヘッド105の内圧がインクタンク106の内圧より低下すると、インクタンク106から接続部材301を通じて記録ヘッド105内にインクが供給される。図3に示したインク流路系は、基本的に4種類のインクそれぞれについて形成することが可能である。但し、本実施形態の場合、大気連通弁308、バッファータンク303から廃インクタンク310までの流路は、各インク流路系において共通部分としている。なお、上記の各弁は、図示しないソレノイド等によって開閉される。
本実施形態で実施する回復動作としては、前述の回復吐出と、吸引回復と、記録ヘッド105の吐出口面に付着している塵埃やインクをワイピングブレードによって払拭するワイプ回復と、があり、これらの組み合わせで実施する場合もある。
吸引回復を実施する場合には、まず記録ヘッド105の吐出口面105aにキャッピング部材107aを密着させてキャッピング状態とし、全ての弁を閉じた状態でバッファータンク303の内圧を低下させる方向にチューブポンプ311を動作させる。その後、バッファータンク303内の圧力が記録ヘッド105の内圧よりも低い所定の圧力にした時点で弁307を開ける。これにより、キャップ部材と記録ヘッド105の吐出口面105aとの間に形成された遮蔽空間CSとバッファータンク308とが連通し、遮蔽空間CSの低圧によってバッファータンク308のインクがキャップ部材107a内に吸引され、液路内の増粘したインクや塵埃が混入したインクなどがキャップ部材107へと排出される。これにより、記録ヘッド105内のインクは吐出に適したフレッシュなインクに置き換えられ、良好な吐出状態を得ることができる。
ワイプ回復は、上記の吸引回復動作などによって記録ヘッド105の吐出口面105aに付着したインクを、ブレードモータ218によって吐出口面105aに接触しつつ往復移動するブレード109で払拭することにより行う。このワイプ回復後は、キャッピング部材105aに対してインクの吐出を行い、吐出口におけるインクのメニスカスを整える。キャッピング部材107aに吐出されたインクの累積量が所定の量に達すると、キャッピング部材107aから記録ヘッド105の吐出口面105aを離間させ、弁304及び弁308を閉じた状態にし、弁307を開いた状態で、チューブポンプ311を動作する。これにより、キャッピング部材105a内に累積したインクは廃インクタンク310へと廃棄される。
次に、キャッピング動作を行った直後から、記録動作待機時に実施する加湿動作としての加湿吐出、記録動作前に実施する回復吐出を経て記録動作に至る動作手順を、図5のフローチャートおよび図6ないし図11の制御パラメータテーブルを参照しつつ説明する。なお、図6ないし図11に示す制御パラメータテーブルは、図2に示す制御系の記憶手段、例えばプログラムROM202などに格納されている。
記録動作が行われていない待機状態では、記録ヘッド105はキャッピング機構107のキャッピング部材107aによってキャッピングされている。このキャッピングは前回の記録動作が終了すると行われる(S1)。キャッピングが行われると、CPU201はキャッピング部材107aに溜まっているインク量に相当するインク滴の累積吐出数を取得すると共に、温湿度センサ216により検出したインクジェット記録装置の雰囲気温湿度を取得する(S2,S3)。また、CPU201は、直前の記録動作中のキャッピングしていない時間(キャップオープン時間)に対応する係数を図6に示すテーブルから取得する。さらにCPU201は、図8に示すテーブルに基づき、検出した温湿度に対応する温湿度係数を取得し、その温湿度係数に基づいて、キャッピング後にキャッピング状態で行うインクの吐出動作に関する吐出条件を決定する(S4)。このキャッピング後にキャッピング状態で行う吐出動作としては、キャッピングされた時点でノズル内に存在しているインクをリフレッシュするためにキャッピング直後に行う回復吐出と、回復吐出後の記録待機状態において実施する加湿吐出とがある。従ってS4では、キャッピング直後に行う回復吐出数と、記録待機状態で行う加湿吐出の間隔と、を吐出条件として決定し、決定した吐出条件に従って回復吐出と加湿吐出を実行する(S5、S6)。
キャッピング部材107aに累積しているインク量に相当する累積吐出数(図7参照)と、キャッピングしていない時間(図6参照)と、記録装置の雰囲気温湿度(図8参照)とは、キャッピング直後のキャッピング部材107a内の湿度に影響している。従って、例えば、キャッピングしていない時間が長く、雰囲気温湿度が低い場合は、キャッピング機構107内の湿度は低いと判断する。この場合、キャッピング直後の回復吐出量をより多くし、記録待機状態において加湿吐出を実施する時間間隔(加湿実施間隔)を狭くすることにより、キャッピング機構107内の湿度を適正に保つことができる。なお、回復吐出は、加湿吐出としての役割(遮蔽空間CSを加湿する役割)も持っている。また逆に、キャッピングしていない時間が短く、雰囲気温湿度が高い場合には、キャッピング直後の回復吐出量と、加湿吐出量を少なくし、加湿吐出の実施間隔を広くする。これにより、キャッピング状態において、過不足のない適量のインクをキャップ部材107aに付与することができ、記録ヘッドの雰囲気湿度を適正に保つことができる。このように、本実施形態においては、記録ヘッドが、キャッピング部材107aと記録ヘッド105の吐出口面105aとにより形成される遮蔽空間CSの湿度を維持するための加湿手段として機能することとなる。
なお、回復吐出量および加湿吐出量は、それぞれの吐出周波数を変化させることによって制御することが可能であり、また回復吐出動作時間および加湿吐出動作時間を変化させて制御することも可能である。すなわち、吐出量を増大させる場合には吐出周波数を高めたり、吐出時間を長くすればよい。さらに吐出周波数と動作時間の双方を変化させて制御することも可能である。また、累積実施回数は前記チューブポンプによって、キャッピング部材107aに溜まったインクを廃インクタンク310へと廃棄することにより、リセットされるようになっている。
本実施形態では、図8に示す温湿度係数と、図7に示す累積吐出係数とを用いて、図9に示す吐出設定テーブルの計算式(式1)に基づき、キャッピング後にキャッピング状態で行うインク吐出数(キャッピング後吐出)Naを決定する。すなわち、
Na=温湿度係数(N)×累積吐出係数(e1)×1発 (式1)
により求められる。なお、この式1は、N>10の場合に適用するものとし、N=10の場合には、累積予備吐出数に関係なくNa=0に設定する。
いま、キャッピング後の吐出条件として、雰囲気温度が23度、雰囲気湿度が20パーセントであったとすると、図8示すテーブルから求められる温湿度係数Nは、90となる。また、累積吐出数が4000発であった場合、図7に示すテーブルから求められる累積吐出係数(e1)は0.5となる。従って、この吐出条件において設定される累積吐出数Naは、
Na=90×0.5×1発=45発
となる。
また、待機状態において加湿吐出を実施する時間間隔(加湿実施間隔)は、図8に示す温湿度係数と、図7に示す累積吐出係数とを用い、図9に示す吐出設定テーブルの計算式(式2)に基いて設定される。すなわち、加湿実施間隔Tは、
T=720/{(温湿度係数(N)−10)×累積吐出係数(e1)}×1秒 (式2)
により求められる。なお、図9の式2は、N>10の条件を満たす場合に適用するものとする。
従って、上記の吐出条件において設定される加湿実施間隔Tは、
T=720/{(90−10)×0.5}×1秒=18秒
となる。なお、本実施形態においては、加湿吐出は1回につき、記録ヘッド105の各ノズルから1発吐出(インクの吐出)することによって行われる。そして、各ノズルからの1発吐出(1回の加湿吐出)はTの間隔毎に行われる。ただし、本発明はこれに限らず、1回の加湿吐出の発数は装置によっては(例えばキャッピング部材107aの容積によっては)、2発と設定してもよいし、それ以上に設定してもよい。
再び図5を参照するに、待機時吐出中に記録命令を受信すると(S7)、CPU201は図10に示すテーブルを参照し、待機状態で実施される加湿吐出動作の継続時間(待機時吐出継続時間)に対応する、記録動作直前に実施すべき回復吐出数を決定する(S8)。そしてCPU201は、決定した数の回復吐出を実施した後(S9)、記録動作を実行させる(S10)。図10に示すように、本実施形態では、待機時吐出継続時間が短い場合には、記録動作直前に実施すべき回復吐出数を多く、待機時吐出継続時間が長い場合には、記録動作直前に実施すべき回復吐出数を少なくしている。これにより本実施形態では前後の記録動作の間隔(記録間隔)が短い場合にも、待機状態における遮蔽空間CS内の雰囲気湿度を適正に保つことができ、記録ヘッド107のノズル内のインクにおける溶媒の蒸発(インクの増粘)を抑えることが可能になる。このため、図12(b)に示すように記録直前に実施する回復吐出でのインク吐出量を抑えつつ効率的にノズル内のインクをリフレッシュすることが可能になる。すなわち、インク消費を抑えてランニングコストを抑制しつつ、記録ヘッドのノズル内のインクを記録に適した状態に保つことが可能になる。
これに対し、記録動作直前にキャッピング部材107aに回復吐出のみを実施する方式では、遮蔽空間CS内の湿度が十分に上がらないため、ノズル内のインクをリフレッシュするには、図12(a)に示すように多量のインクを回復吐出時に吐出する必要がある。図12(b)と図12(b)との比較により明らかなように、本実施形態では、待機状態においてキャッピング部材107a内に行うべきインク量が、図12(b)の従来の方式でのそれに比べて大幅に減少していることが判る。
また、図5のS7において記録命令がないと判断され、キャッピングが行われてから所定時間経過したと判断された場合、つまり前述の待機時吐出継続時間が所定時間に達したと判断された場合(S11)には加湿吐出の間隔を変更する(S12)。これは、待機時吐出継続時間が所定時間に達するとキャッピング部材107a内の湿度が上昇して吐出口からの蒸発速度が低下してくるためであり、過剰なインク吐出を避けるため加湿吐出の間隔を長くする。具体的には、キャッピング時に最初に決定した加湿吐出の間隔に図11の係数をかけて加湿吐出の間隔を決定する。このようにすることで、記録待機時間が長くなってしまった場合においても、キャッピング部材107aに対するインク吐出量を適量に抑えつつ効率的に遮断空間CSを加湿することができ、インクの消費に伴うランニングコストを抑えることができる。なお、加湿吐出の間隔は、キャッピング部材107aに対して記録ヘッド105が離間していた時間と、キャッピング部材107aと記録ヘッド105とにより遮蔽空間が形成された時点での記録装置100の中の雰囲気温湿度、キャッピング部材107aに溜まった液体の量、加湿動作を実施する時間、待機状態の継続時間などの情報のうち、少なくとも1つの情報に基づいて、加湿動作を行う間隔を設定するようにしてもよい。
(他の実施形態)
本発明は、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるインクジェット記録システム、および1つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に対しても適用することができる。本発明は、異なるインクを吐出可能な記録ヘッドを複数用いるインクジェット記録装置と、その記録装置に画像データを供給可能なホスト装置と、を含む記録システムとして構成することができる。
また、記憶媒体に、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶してもよい。この場合には、その記憶媒体に記憶したプログラムコードを記録システムあるいは記録装置に供給し、その記録システムあるいは記録装置のコンピュータ(または、CPUやMPU)が記憶媒体に記憶されたプログラムコードを読出し実行することができる。本発明の目的は、このような構成によっても達成できる。この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。そのような記憶媒体に本発明を適用する場合、その記憶媒体には、前述したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,BD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。コンピュータは、読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能を実現することができる。さらに、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の情報処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現することもできる。
また、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに、記憶媒体から読出されたプログラムコードなどの情報を読み込んでもよい。その場合、その読み込まれてプログラムコードの指示に基づいて、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能を実現することもできる。
また、本発明は、上記実施形態のようなフルライン型の記録装置に限らず、記録ヘッドを記録媒体の搬送方向と交差する方向に走査させて記録動作を行う、いわゆるシリアル型の記録装置にも適用可能である。
また上記実施形態では、加湿手段として記録ヘッドを用いた場合を例示したが、本発明の加湿手段はこれに限らず、待機状態において、記録ヘッド以外の液体付与手段からの液体を記録ヘッドの吐出口面とキャップ部材との間に形成された遮蔽空間に入れることでキャップ部材内を加湿するようにしてもよい。
100 インクジェット記録装置
105 記録ヘッド
106 インクタンク
107 キャッピング機構
107a キャッピング部材
108 コンピュータ装置(ホスト装置)
201 CPU
202 ROM
204 RAM
216 温湿度センサ

Claims (9)

  1. 記録ヘッドに設けられた吐出口から記録媒体へとインクを吐出する記録動作を行うと共に、前記記録動作を行わない待機状態において前記吐出口をキャッピング部材で覆うことを可能にしたインクジェット記録装置であって、
    前記待機状態において前記キャッピング部材と前記記録ヘッドとの間に形成される遮蔽空間を加湿する加湿動作を行うための加湿手段と、
    前記待機状態において前記加湿手段により前記空間に対して所定の間隔で前記加湿動作を繰り返した後、前記加湿動作を繰り返す間隔を前記所定の間隔より広くする制御手段と、
    を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記加湿手段は、前記空間に液体を付与することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記加湿手段は、前記空間にインクを吐出する記録ヘッドにより構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記制御手段は、前記キャッピング部材に対して前記記録ヘッドが離間していた時間と、前記キャッピング部材と前記記録ヘッドとにより前記空間が形成された時点でのインクジェット記録装置の中の雰囲気温湿度、前記キャッピング部材に溜まった液体の量、前記加湿動作を実施する時間、前記待機状態の継続時間、の情報の中の少なくとも1つの情報に基づいて、前記加湿動作を繰り返す間隔を設定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記制御手段は、前記キャッピング部材に対する前記加湿動作の累積実施回数に基づいて前記加湿動作を繰り返す間隔を設定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記制御手段は、前記記録ヘッドのインクをリフレッシュするために前記吐出口からインクを吐出させる回復吐出を、前記キャッピング部材と前記記録ヘッドとにより遮蔽空間が形成された直後に実施し、前記回復吐出の後に前記加湿動作を実施することを特徴とする請求項1ないしのいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記加湿動作は、前記記録ヘッドの吐出口から前記空間へとインクを吐出することによって前記空間の加湿を行う加湿吐出であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記制御手段は、前記記録ヘッドのインクをリフレッシュするために前記吐出口からインクを吐出させる回復吐出および前記加湿吐出それぞれの吐出周波数を変更することを可能とすることを特徴とする請求項に記載のインクジェット記録装置。
  9. 記録ヘッドに設けられた吐出口から記録媒体へとインクを吐出する記録動作を行うと共に、前記記録動作を行わない待機状態において前記吐出口をキャッピング部材で覆うことを可能にしたインクジェット記録装置の制御方法であって、
    前記待機状態において前記キャッピング部材と前記記録ヘッドとの間に形成される空間に対し所定の間隔で加湿動作を繰り返した後、前記加湿動作を繰り返す間隔を前記所定の間隔より広くすることを特徴とするインクジェット記録装置の制御方法。
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