JP5905465B2 - ボーリング加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ボーリング加工装置に関する。特には、大型ワークにボーリング加工を実施できると共に、ボーリング穴の軸線に対して垂直な面を加工することができるようなボーリング加工装置に関する。
図9は、大型ワークにボーリング加工を実施するための従来のボーリング加工装置100である。ボーリング加工装置100は、一方向に直線状に伸びる案内レール120と、案内レール120上を摺動移動可能に設置された装置本体部130と、装置本体部130から出て案内レール120と略平行な面内を伸びるスリーブ140と、スリーブ140の先端部に取り付けられる回転面板160と、を備えている。
回転面板160には、切削工具165が取り付けられている。回転面板160の回転に伴って切削工具165が回転することにより、ボーリング加工が実施される。切削工具165との重量バランスをとるため、回転面板160には、切削工具165と対向する側に切削工具168が設けられている。
また、切削工具165は、回転面板160の径方向に伸縮するU軸制御機構を介して、回転面板160に設けられていることが好ましい。この場合、ボーリング穴の軸線に対して垂直な面を所望に加工することが容易である。
発明の要旨
図9に示すような従来のボーリング加工装置100において、スリーブ140は、装置本体部130に片持ち構造によって支持されている。このため、重力によって、僅かではあるがスリーブ140が撓む(例えば、tan−1(0.24/1000)程度)。当該撓みにより、スリーブ140の先端部に取付けられた回転面板160の切削工具165の軌道が、鉛直面内から僅かではあるが外れる。このため、従来のボーリング加工装置100では、案内レール120に沿って装置本体部130を移動させてボーリング加工を実施する際において、ボーリング穴の軸線に対して垂直な面を高精度に加工することができない。
本発明は、以上の知見に基づいて創案されたものである。本発明の目的は、大型ワークにボーリング加工を実施できると共に、ボーリング穴の軸線に対して垂直な平面を高精度に加工することができるようなボーリング加工装置を提供することにある。
本発明は、一方向に直線状に伸びる案内レールと、前記案内レール上を摺動移動可能に設置された装置本体部と、前記装置本体部から出て、前記案内レールと略平行な面内を伸びるスリーブと、前記スリーブの先端部に取り付けられる回転面板と、を備えたボーリング加工装置であって、前記スリーブの先端部と回転面板との間に、撓み補償用くさび板が設けられていることを特徴とするボーリング加工装置である。
本発明によれば、スリーブの先端部と回転面板との間に設けられた撓み補償用くさび板によりスリーブの撓みを補償できるため、回転面板をボーリング穴の軸線に対して垂直にすることができる。そのため、ボーリング穴の軸線に対して垂直な平面を高精度に加工することができる。
好ましくは、前記撓み補償用くさび板は、円柱や多角柱を斜めに切断した形状を有している。当該形状において、切断角度(傾斜角度)は、想定されるスリーブの撓み量に応じて決定される。
また、好ましくは、前記撓み補償用くさび板は、最薄部と最厚部とを結ぶ直線が鉛直方向に整列するように設けられている。この場合には、回転面板に水平方向のずれが生じることがない。
あるいは、前記撓み補償用くさび板は、最薄部と最厚部とを結ぶ直線が鉛直方向から所定の角度だけずらされて(回転されて)設けられてもよい。このように適宜の角度だけずらして(回転させて)撓み補償用くさび板を設置することにより、スリーブの撓みをより高精度に補償することができる。もっとも、そのような調整を可能にするためには、撓み補償用くさび板の最大傾斜角度(最薄部と最厚部とに基づく)を、想定されるスリーブの撓み角度よりも大きく形成しておく必要がある。そのような最大傾斜角度を有する撓み補償用くさび板を、適宜の角度だけずらして(回転させて)設置することにより、スリーブの鉛直方向の撓み補償に際して、最大傾斜角度未満の任意の所望の角度を利用することができる。
しかしながら、撓み補償用くさび板を適宜の角度だけずらして(回転させて)設置する場合には、案内レールに対する回転面板の回転軸線の水平面内での(平面視した時の;水平面に投影して見た時の)角度に「ずれ」が生じてしまう。そのような「ずれ」に対処するべく、好ましくは、前記スリーブの前記案内レールに対する水平面内での角度が、前記撓み補償用くさび板の介在状態に依存して、水平面内で変更できるようになっていることが好ましい。このような形態が採用されるならば、案内レールに対するスリーブ全体の水平面内での角度を変更することで、スリーブの先端部に取り付けられた回転面板の水平面内での角度を、案内レールに対して調整(補償)することができる。
あるいは、本ボーリング加工装置の前記撓み補償用くさび板は、互いに同一の傾斜角度を有する第1ハーフ撓み補償用くさび板及び第2ハーフ撓み補償用くさび板からなっていることが好ましい。この場合、2つのハーフ撓み補償用くさび板それぞれがスリーブの撓みを補償できるため、調整作業の自由度を高めることができる。
この場合、好ましくは、前記第1ハーフ撓み補償用くさび板は、最薄部と最厚部とを結ぶ直線が鉛直方向から所定の角度だけ右回転方向にずらされて(回転されて)設けられ、前記第2ハーフ撓み補償用くさび板は、最薄部と最厚部とを結ぶ直線が鉛直方向から前記所定の角度だけ左回転方向にずらされて(回転されて)設けられる。このような形態が採用されるならば、回転面板に水平方向のずれが生じることが回避できるため、回転面板の水平方向の調整作業が不要である。
本発明の第1の実施の形態のボーリング加工装置の概略斜視図である。 図1のボーリング加工装置の回転面板近傍の概略側面図である。 撓み補償用くさび板の一例を示す概略図であり、(a)が平面図、(b)が正面図、(c)が側面図である。 撓み補償用くさび板の他の例を示す概略図であり、(a)が平面図、(b)が正面図、(c)が側面図である。 撓み補償用くさび板の更に他の例を示す概略図であり、(a)が平面図、(b)が正面図、(c)が側面図である。 本発明の第2の実施の形態のボーリング加工装置の概略平面図である。 撓み補償用くさび板の更に他の例を示す概略図であり、この例の撓み補償用くさび板は第1ハーフ撓み補償用くさび板と第2ハーフ撓み補償用くさび板とからなっており、(a)が第1ハーフ撓み補償用くさび板の側面図、(b)が第1ハーフ撓み補償用くさび板の正面図、(c)が第2ハーフ撓み補償用くさび板の正面図、(d)が第2ハーフ撓み補償用くさび板の側面図である。 図7の撓み補償用くさび板が用いられる場合の、回転面板近傍の概略側面図である。 従来のボーリング加工装置の概略斜視図である。
以下に、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態のボーリング加工装置の概略斜視図である。図2は、図1のボーリング加工装置の回転面板近傍の概略側面図である。図3は、撓み補償用くさび板の一例を示す概略図である。
図1に示すように、本実施の形態のボーリング加工装置10は、一方向に直線状に伸びる案内レール20と、案内レール20上を摺動移動可能に設置された装置本体部30と、装置本体部30から出て案内レール20と略平行な面内を伸びるスリーブ40と、スリーブ40の先端部に取り付けられる回転面板60と、を備えている。
回転面板60には、切削工具65が取り付けられている。回転面板60の回転に伴って切削工具65が回転することにより、ボーリング加工の実施が可能となっている。切削工具65との切削バランスをとるため、回転面板60には、切削工具65と対向する側に切削工具68が設けられている。
また、詳細は図示されていないが、切削工具65は、回転面板60の径方向に伸縮するU軸制御機構を介して、回転面板60に取り付けられている。これにより、ボーリング穴の軸線に対して垂直な面を所望に加工することが容易化されている。
そして、図1及び図2に示すように、本実施の形態のボーリング加工装置10は、本発明の特徴として、スリーブ40の先端部と回転面板60との間に撓み補償用くさび板50を有している。
図2及び図3に示すように、撓み補償用くさび板50は、スリーブ40に連結される取付面と、当該面と対向する側の回転面板60に連結される取付面と、を有する部材である。図3の撓み補償用くさび板は、円柱を斜めに切断した形状を有している。もっとも、図4に示すように、多角柱を斜めに切断した形状を有する撓み補償用くさび板を用いることも可能である。これらの場合、切断角度(傾斜角度)は、想定されるスリーブ140の撓み量を予め測定等により決定した上で、当該撓み量に応じて決定される。撓み補償用くさび板50の傾斜角度は、各図においては誇張されて示されている。
撓み補償用くさび板50とスリーブ40との連結、及び、撓み補償用くさび板50と回転面板60との連結には、それ自体公知の各種の連結手段が採用され得る。本実施の形態においては、ボルトによる締結が採用されている。例えば、撓み補償用くさび板50に締結ボルト用の複数の貫通穴が設けられ、スリーブ40及び回転面板60の対応する箇所に雌ねじ孔が設けられている。
図2に示すように、本実施の形態では、回転面板60の方がスリーブ40よりも小径であるため、撓み補償用くさび板50は、まず、回転面板60に対して締結ボルトで連結され、その後、その連結体が、スリーブ40に対して締結ボルトで連結されるようになっている。
なお、図2に示すように、本実施の形態の撓み補償用くさび板50は、最薄部と最厚部とを結ぶ直線が鉛直方向に整列するように設けられている。これにより、回転面板60の回転軸線に水平方向のずれが生じないようになっている。
図1及び図2に示すように組み上げられた本実施の形態のボーリング加工装置10は、以下のように作用する。
装置本体部30が案内レール20上を摺動移動して、ボーリング加工を実施する対象物(例えば大型ワーク)の下孔内にスリーブ40が挿入されていく。その挿入工程に付随するように、回転面板60が回転駆動されて、切削工具65によるボーリング加工が実施されていく。ここで、切削工具65は、適宜のNC制御法によってU軸制御されることが好ましい。また、ボーリング穴の軸線に対して垂直な面の加工も実施することができる。
ここで、撓み補償用くさび板50の存在によって、スリーブ40の撓みが補償されているため、切削工具65の切削軌道を、ボーリング穴の軸線に対して正確に垂直とすることができる。このため、ボーリング穴の軸線に対して垂直な面の加工を、極めて高精度に実施することができる。
また、本実施の形態の撓み補償用くさび板50は、最薄部と最厚部とを結ぶ直線が鉛直方向に整列するように設けられているため、回転面板60の回転軸線に水平方向のずれが生じることもない。
以上のように、本実施の形態によれば、スリーブ40の先端部と回転面板60との間に設けられた撓み補償用くさび板50によりスリーブ40の撓みを補償できるため、ボーリング穴の軸線に対して垂直な平面を高精度に加工することができる。また、撓み補償用くさび板50を設けたことによる不都合が生じることもない。
さて、前記実施の形態において、撓み補償用くさび板50の傾斜角度は、想定されるスリーブ140の撓み量に応じて決定され、最薄部と最厚部とを結ぶ直線が鉛直方向に整列するように設けられている。
しかしながら、撓み補償用くさび板50’は、最薄部と最厚部とを結ぶ直線が鉛直方向から所定の角度だけずらされて(回転されて)設けられるようになっていてもよい。このように適宜の角度だけずらして(回転させて)撓み補償用くさび板50’を設置することができれば、現場においてスリーブ40の撓みをより高精度に補償することができる。
もっとも、そのような調整を可能にするためには、撓み補償用くさび板50’の最大傾斜角度(最薄部と最厚部とに基づく)を、想定されるスリーブ40の撓み角度よりも大きく形成しておく必要がある。そのような最大傾斜角度を有する撓み補償用くさび板50’を、適宜の角度だけずらして(回転させて)設置することにより、スリーブ40の鉛直方向の撓み補償に際して、最大傾斜角度未満の任意の所望の角度を利用することができる。
さらに、そのような調整を可能にするためには、撓み補償用くさび板50’が任意の回転角度でスリーブ40または回転面部60に連結可能となっている必要がある。図5は、そのような撓み補償用くさび板の一例を示す概略図である。
図5に示す例においても、撓み補償用くさび板50’とスリーブ40との連結、及び、撓み補償用くさび板50’と回転面板60との連結には、ボルトによる締結が採用されており、撓み補償用くさび板50に締結ボルト用の複数の貫通穴(ボルト頭部を収容するべく断面はT字状)が設けられ、スリーブ40及び回転面板60の対応する箇所に雌ねじ孔(略等間隔に多数:それらの幾つかのみが適宜に用いられる)が設けられている。但し、図5に示す例では、スリーブ40との連結用の(より外側の)貫通穴が、それぞれ円弧状の長孔として形成されている。この長孔により、撓み補償用くさび板50’が任意の回転角度でスリーブ40に連結され得るようになっている。
図5に示す例では、回転面板60の方がスリーブ40よりも小径であり、撓み補償用くさび板50’は、まず、回転面板60に対して締結ボルトで連結され、その後、その連結体が、スリーブ40に対して前記長孔を介して回転角度を調整された後で、締結ボルトで連結されるようになっている。
ここで、図5のような撓み補償用くさび板50’を適宜の角度だけずらして(回転させて)設置する場合には、案内レール20に対する回転面板60の回転軸線の水平面内での(平面視した時の;水平面に投影して見た時の)角度に「ずれ」が生じてしまう。そのような「ずれ」に対処するべく、スリーブ40の案内レール60に対する水平面内での角度が、撓み補償用くさび板50’の介在状態に依存して、水平面内で変更できるようになっていることが好ましい。このような構成が採用される実施の形態を、図6に基づいて説明する。
図6は、本発明の第2の実施の形態のボーリング加工装置の概略平面図である。図6に示すように、本実施の形態のボーリング加工装置10’では、スリーブ40の案内レール20に対する水平面内での角度を水平面内で変更するために、装置本体部30が案内レール20に対して据付けベース21を介して設置されている。
図6に示すように、据付けベース21は、案内レール20に対して、支点ピン22の回りを回動できるように設置されている。据付けベース21の当該回動状態は、位置決めブロック23と位置決めボルト24と位置決めボルト25とによって、所望位置に位置決めされている。そして、各ボルト24、25を位置決めブロック23に対して回転させる(すなわち移動させる)ことによって、据付けベース21の支点ピン22の回りの回動位置を調整することができるようになっている。
このような構成が採用されるならば、撓み補償用くさび板50’が適宜の角度だけずらして(回転させて)設置されて、案内レール20に対する回転面板60の回転軸線の水平面内での角度に「ずれ」が生じる場合には、そのような「ずれ」を補償するべく各ボルト24、25を回転させて据付けベース21の支点ピン22の回りの回動位置を調整して、装置本体部30及びスリーブ40の方を案内レール20(の延伸方向)からずらすことによって、案内レール20に対する回転面板60の回転軸線の水平面内での角度のずれの方を補償することができる。
次に、図7は、第1ハーフ撓み補償用くさび板51と第2ハーフ撓み補償用くさび板52とからなる撓み補償用くさび板の例を示す概略図であり、(a)が第1ハーフ撓み補償用くさび板の側面図、(b)が第1ハーフ撓み補償用くさび板の正面図、(c)が第2ハーフ撓み補償用くさび板の正面図、(d)が第2ハーフ撓み補償用くさび板の側面図である。また、図8は、図7の撓み補償用くさび板が用いられる場合の、回転面板近傍の概略側面図である。
図7及び図8に示す例では、撓み補償用くさび板は、互いに同一の傾斜角度(最大傾斜角度)を有する第1ハーフ撓み補償用くさび板51及び第2ハーフ撓み補償用くさび板52からなっている。この場合、2つのハーフ撓み補償用くさび板51、52のそれぞれがスリーブ40の撓みを補償できるため、調整作業の自由度を高めることができる。
この場合、好ましくは、第1ハーフ撓み補償用くさび板51は、最薄部と最厚部とを結ぶ直線が鉛直方向から所定の角度だけ右回転方向(あるいは左回転方向)にずらされて(回転されて)設けられ、第2ハーフ撓み補償用くさび板52は、最薄部と最厚部とを結ぶ直線が鉛直方向から前記所定の角度だけ左回転方向(あるいは右回転方向)にずらされて(回転されて)設けられる。このような形態が採用されるならば、回転面板60の回転軸線に水平方向のずれが生じることが回避できるため、回転面板60の水平方向の調整作業が不要である。すなわち、図6を用いて説明したような機能ないし構成を搭載することが不要である。
図7及び図8に示す例においても、各撓み補償用くさび板51、52とスリーブ40との連結、及び、各撓み補償用くさび板51、52と回転面板60との連結には、ボルトによる締結が採用されており、各撓み補償用くさび板51、52に締結ボルト用の複数の貫通穴(ボルト頭部を収容するべく断面はT字状)が設けられ、スリーブ40及び回転面板60の対応する箇所に雌ねじ孔(略等間隔に多数:それらの幾つかのみが適宜に用いられる)が設けられている。但し、図7及び図8に示す例では、各撓み補償用くさび板51、52の各貫通穴が、それぞれ円弧状の長孔として形成されている。これらの長孔により、各撓み補償用くさび板51、52が任意の回転角度でスリーブ40及び回転面部60に連結され得るようになっている。
図7及び図8に示す例では、回転面板60の方がスリーブ40よりも小径であり、各撓み補償用くさび板51、52は、まず、それぞれの最薄部と最厚部とを結ぶ直線が重なるように(最大の傾斜角度を形成するように)、回転面板60に対して締結ボルトで連結される。その後、その連結体が、スリーブ40に対して前記長孔を介して回転角度を調整されながら仮固定される。その後、第1撓み補償用くさび板51及び第2撓み補償用くさび板52のいずれか一方を、鉛直方向に対する前記仮固定時の回転角度と同じ角度だけ鉛直方向から逆方向に回転させる(第1撓み補償用くさび板51及び第2撓み補償用くさび板52の他方は、前記仮固定時の回転角度に維持される)。その状態で、締結ボルトによる最終的な連結(固定)がなされる。
10、10’ ボーリング加工装置
20 案内レール
21 据付ベース
22 支点ピン
23 位置決めブロック
24 位置決めボルト
25 位置決めボルト
30 装置本体部
40 スリーブ
50、50’ 撓み補償用くさび板
51 第一ハーフ撓み補償用くさび板
52 第二ハーフ撓み補償用くさび板
60 回転面板
65 切削工具
68 切削工具(バランサー)
100 ボーリング加工装置
120 案内レール
130 装置本体部
140 スリーブ
160 回転面板
165 切削工具
168 切削工具

Claims (8)

  1. 一方向に直線状に伸びる案内レールと、
    前記案内レール上を摺動移動可能に設置された装置本体部と、
    前記装置本体部から出て、前記案内レールと略平行な面内を伸びるスリーブと、
    前記スリーブの先端部に取り付けられる回転面板と、
    を備えたボーリング加工装置であって、
    前記スリーブの先端部と回転面板との間に、撓み補償用くさび板が設けられている
    ことを特徴とするボーリング加工装置。
  2. 前記撓み補償用くさび板は、円柱を斜めに切断した形状を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載のボーリング加工装置。
  3. 前記撓み補償用くさび板は、多角柱を斜めに切断した形状を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載のボーリング加工装置。
  4. 前記撓み補償用くさび板は、最薄部と最厚部とを結ぶ直線が鉛直方向に整列するように設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のボーリング加工装置。
  5. 前記撓み補償用くさび板は、最薄部と最厚部とを結ぶ直線が鉛直方向から所定の角度だけずらされて設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のボーリング加工装置。
  6. 前記スリーブの前記案内レールに対する水平面内での角度が、前記撓み補償用くさび板の介在状態に依存して、水平面内で変更できるようになっている
    ことを特徴とする請求項5に記載のボーリング加工装置。
  7. 前記撓み補償用くさび板は、互いに同一の傾斜角度を有する第1ハーフ撓み補償用くさび板及び第2ハーフ撓み補償用くさび板からなっている
    ことを特徴とする請求項1に記載のボーリング加工装置。
  8. 前記第1ハーフ撓み補償用くさび板は、最薄部と最厚部とを結ぶ直線が鉛直方向から所定の角度だけ右回転方向にずらされて設けられており、
    前記第2ハーフ撓み補償用くさび板は、最薄部と最厚部とを結ぶ直線が鉛直方向から前記所定の角度だけ左回転方向にずらされて設けられている
    ことを特徴とする請求項7に記載のボーリング加工装置。
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