JP5905438B2 - 特定物質検出のための接触検査方法とこの検査に用いる入力装置 - Google Patents

特定物質検出のための接触検査方法とこの検査に用いる入力装置 Download PDF

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Description

本発明は、特定部位(ターゲット)を手で接触することにより、その手に付着している特定物質を検出するようにした接触検査方法とこの検査用の入力装置に関する。
従来から様々な施設の入口においては、防疫やテロ防止など、衛生上や安全上などの観点から手や指先などの身体に特定物質が付着していないかを検査することが行われている。
この検査のうち手の掌や指先の検査では、被験者が検査用の特定部位(ターゲット)に手の掌や指先を接触させることによって、手の掌や指先に特定物質の付着の有無を検査するものであるが、その検査精度を上げるには、被験者がターゲットを触る圧力や時間などを、複数の被験者において均等にする必要がある。複数の被験者において、ターゲットを触る力や触っている時間がバラバラであると、触ったターゲットから得られるべき情報が、同じレベルの被験者であっても得られたり得られなかったりするからである。また、極く微量の特定物質を検出するには、ターゲットへの指先などの接触態様を均質化することも有意義と考えられる。
一方、上記のような接触検査を、きわめて希少な物質を検出対象として実行しようとするとき、検査対象となる被験者数が相当に多い場合には、一人一人の被験者の各人について夫々が触ったターゲットに特定物質の転写があるか否かをチェックする検査態様であると、被験者1人のターゲット付着物質の有無の検出までに要する時間が、そこに居る被験者の人数分かかることとなって待機時間が長大となり、およそ合理的とはいえない検査状況を招来してしまう。これを解消するには、検査装置の使用台数を増やすことが考えられるが、検査装置は高価であり、また使用装置を増やせばそのための人員も新たに必要になるという別の問題が派生する。
しかし乍ら、従来公知の特許文献1〜3に開示された特定物質の検出を目的とする検査において、上記段落0003や同0004で述べた問題点について、検討乃至は改善を模索していると目される先行技術は、上記特許文献1〜3などにおいても見当たらない。
特許第4154983号公報 特許第4899012号公報 特許第3746517号公報
そこで本発明は、特定物質の検出を目的とする接触検査において、被験者がターゲットを接触する状況を複数の被験者においてバラつき無くすか、あるとしてもきわめて少なくすることができ、極く微少量の特定物質であっても精度よく検査することができ、さらに、多数の被験者がいる場合であっても少ない検査装置で待機時間を少なくすることができる接触検査方法とそのための入力装置を提供することを、課題とする。
上記課題を解決することを目的としてなされた本発明検査方法の構成は、被験者が自分の手の掌乃至指で試料採取部として機能するターゲットを触ることによりそのターゲットの試料採取部に目的とする物質を付着させて採取し、該採取物質を分析して特定物質を検出する接触検査方法において、多数の被験者を複数のグループに分け、各グループを構成する複数の被験者に同一のターゲットを触らせ、あるグループが触ったターゲットの試料採取部から目的としている特定物質が検出されたら、当該グループを構成する複数被験者の個々人について、夫々に個別のターゲットに触らせる接触検査を行うことを特徴とするものである。
また、上記課題を解決でき、かつ、上記検査方法に用いて好適な本発明入力装置の構成は、特定物質の検出のために被験者が自分の掌乃至指で触る試料採取部を有するターゲットであって該ターゲットが前記被験者が触るとその触る力に応じて変位すると共に当該被験者が手を放すとバネ力で元の位置に復帰するように形成されたターゲットと、該ターゲットに前記被験者の掌乃至指が触れたことを機械電気的に検出するターゲットの接触検出部と、該検出部による検出値に関する設定値を任意に設定する設定部と前記検出値と設定値を比較演算する演算部とその演算結果に基づいて表示部を作動させる作動回路を備えた表示制御部と、該制御部における作動回路の出力に基づき異なる色の発光と発音によって前記ターゲットの動作状態を表示する表示部とを備えたことを特徴とするものである。
本発明において、上記ターゲットは、被験者が手で触るとその力に応じて変位し被験者が手を離すとバネ力で元の位置に復帰するように形成されたものであり、しかも、
このターゲットは、被験者が触って検体となる目的物質を採取するための試料採取部材と、該採取部材を上向き姿勢で保持して被験者の手で押下げられるとバネ力によって自己復帰するようにした可動部材と、該可動部材の動作を機械電気的に検出する検出器を備えて形成されたものである。
本発明におけるターゲットには、上記ターゲットのほかに、被験者の掌乃至指で、好ましくは指でこすって接触するように形成したものがあり、しかも、このターゲットは、被験者が少なくとも指先で触れたものを検体として採取する試料採取部材と、該採取部材を上向きで保持して被験者の前記指先でこするように接触されるこすり接触部と、該接触部への前記指先の接触状態を機械電気材に検出する検出器を備えて形成されたものである。
本発明検査方法では、大勢の、例えば50人の被験者を複数の、ここでは5つのグループに分けて、グループ単位でそのグループ構成メンバーに特定物質が付着した該当者がいた場合のみ、当該グループを構成する各被験者について、個々に試料採取部材を交換したターゲットに接触する検査を行うようにしたから、当初より個々の被験者全員について試料採取部材を交換した検査する場合に比べ、検査効率が格段に向上するばかりか、少ない検査装置でも効率よく検査をすることができる。
また、本発明では、上記の検査方法において試料採取部材による検体を形成するために使用される入力装置を、一例として、被験者が自分の掌乃至指で触るターゲットであってそのターゲットが前記被験者が触るとその触る力に応じて変位すると共に当該被験者が手を放すとバネ力で元の位置に復帰するように形成されたターゲットと、該ターゲットに変位があることとその変位に要した時間を機械電気的に検出するターゲットの変位検出部と、該検出部の検出値に関する設定値を任意に設定する設定部と前記検出値と設定値を比較演算する演算部とその演算結果に基づいて表示部を作動させる作動回路を備えた表示制御部と、前記制御部における作動回路の出力に基づき異なる色の発光と発音によって前にターゲット部材の動作状態を表示する表示部とを備えて構成したから、個々の被験者がターゲットにきちんと接触しないと検査が進行できないようにした。これにより見かけ上のターゲット接触による見かけ上の検体が形成されることを防ぐことができる。
本発明入力装置の一例の機能ブロック図。 図1の本発明入力装置の動作フロー図。 本発明入力装置の外観の概要を示した斜視図。 図4の入力装置の使用態様例の側面図。 本発明入力装置を備えた接触検査装置を設置する一例の施設において、その施設の区画された2つの区域A,Bと、夫々の出入口である第1ゲートGA1、および第2ゲートGA2と、前記検査装置による検査との関係を説明するための模式的平面図。 本発明入力装置のターゲットの別例の模式的断面図。
次に図により本発明検査方法とこの検査で使用する入力装置の実施の形態例について説明する。
いま図5に一例として示す或る施設の区画された2つの区域AとBがあって、区域Bは当該施設の中核部分に近く、区域Aがこの施設の外部と境界する区域であるものとし、各区域A,Bの出入口には夫々に第1ゲートGA1と第2ゲートGA2とが設けられているものとする。
そしてこの施設では、第1ゲートGA1は免許証などの本人を証明する身分証明書が認められれば第1ゲートGA1の内側、すなわち区域Aに立入ることができ、区域Bに立入るためには、第2ゲートGA2の手前で、手の掌に特定物質が付着していないかの検査を受けて、その検査にパスした者でないと区域Bに立入れないようになっているものとする。
前記ゲートGA2の手前で実施する特定物質の検出検査において、すべての入場者(来訪者)を被験者として、一人一人に特定物質の検出検査を実行するとなると、被験者が大勢である場合には待機時間が長大になって多数の検査装置と検査スタッフを要するという問題があることは、先に述べたとおりである。
そこで本発明では、ゲートGA2の手前(区域Aの中)に接触検査のための空間領域をプレハブ建物等により検査室Rdとして形成し、この検査室Rdに、後に図1、図2により説明する本発明入力装置Idを備えた特定物質を検出するための検査装置を設置して、本発明検査方法を実行するようにしたので、以下にこの点について説明する。
検査室Rdに設置される接触検査のための入力装置Idの概要は、次の通りである。
接触検査のための本発明による入力装置Idは、被験者がその掌で押下げるように触ると下方へ変位し、押下力がなくなるとバネ力で自己復帰するようにしたペダル状ないしレバー状の可動部材によるターゲットTmを有しており、そのターゲットTmには手の掌に付着している物質を転写する紙製,布製などの適宜材料で形成された試料採取部材Sbが着脱自在に配置されている。なお、試料採取部材SbがターゲットTmにセットされているか否かを検出し、セットされていない場合にはその旨の表示をしてこの装置Idの使用ができないようにすることができる。図においてspはバネである。
また、前記ターゲットTmには、被験者がその掌でこのターゲットTmを押して、前記試料採取部材Sbに自分の掌を押付けながらターゲットTmを押下げると、その押下げ(変位)と押下げられた時間(変位時間)を機械電気的に検出する検出部Dbと、該検出部Dbの出力を処理して表示部LBの作動を制御する制御部Cbと、この制御部Cbにランプの点滅等の作動が制御される表示部LBが付設されて、本発明検査方法を実施するための本発明入力装置Idを形成している。本発明におけるターゲットTmには、上記例のものとは異なる別形態のものがあるので、この点については、後に図6により説明する。
なお、上記入力装置Idが有する試料採取部材Sbは、被験者の掌に付着している物質を転写したあと、ターゲットTmから外して分析装置(図示せず)にセットして付着物質を特定するための分析にかけられる。
上述のように入力装置IdのターゲットTmを個々の被験者が押下げるように触るとき、試料採取部材Sbにその掌に付着している物質を転写させて、当該採取部材Sbを分析装置にかけるという態様で接触検査が進行するのであるが、本発明では、この態様での検査を被験者全員の個々人について実行するのではなく、大勢の、例えば50各の被験者を5つのグループに分けて、グループ単位でそのグループ構成メンバーに特定物質が付着した該当者がいた場合のみ、当該グループを構成する各被験者について、個々に試料採取部材を交換したターゲットに接触する検査を行うようにしたのである。
このように、本発明では同一グループの複数の被験者には、同じ試料採取部材Sbを触わらせてから当該採取部材Sbを分析装置にかけ、そこで特定物質の存在が確認されたグループについてのみ当該グループ内の被験者全員について、個々に試料採取部材Sbを交換して上記の接触検査を実用するから、試験装置の台数と担当スタッフが少なくても待機時間が少ない接触検査を実行することが可能になる。
次に、上記の本発明検査法に使用する入力装置Idの実施形態の一例について、図1〜図5を参照して説明する。
図1において、Tmは、一例としてフットスイッチと同形態の押下げスイッチ体であってその可動部材が押下げられるとバネspで自己復帰する構造を有しており、本発明において被験者の掌によって押下げられて触られるターゲットの一例であり、このターゲットTmは、前記掌の付着物質を転写して採取する試料採取部材Sbを着脱自在にして具備している。図1のターゲットTmは模式的にその概要を示したものである。
前記ターゲットTmは、被験者の掌による押下げがあると、その動作を機械電気的に検出するスイッチ等による押下センサPsと、その押下げられている時間(押下げによって電気的に導通している時間)を検出して電気信号で出力できるようにした検出タイマTdを、検出部Dbとして具備している。
図1においてTpは、時間を例えば、1秒単位〜1/100秒単位で、好ましくは1/10秒単位で設定でき、設定された時間を電気信号で出力するように構成された設定タイマ、Pcは前記検出タイマTdと設定タイマTpの出力を比較演算して両出力が一致した時その旨の信号を出力する演算部、G1は前記演算部Pcからの出力と押下げセンサPsのON出力との論理積によりオン,オフ出力をする第1ANDゲートである。
ここで、スタートボタンBsが押されて装置の電源が入り入力装置Idが起動すると、緑ランプLgが次の態様で制御されて点灯し、この装置Idが作動可能であることを表示する。スタートボタンBsの押下げは緑ランプLgの点灯入力を、一例として次のように形成している。すなわち、スタートボタンBsが入ると後述するストップ/待機の表示である赤ランプLr点灯のNOTゲート出力と、後述する回数カウンタの演算部Pc2のNOTゲート出力により第3ANDゲートG3に論理積を形成しこれが緑ランプLgの作動回路Dc1を制御して緑ランプLgを点灯させている。上記においてスタートボタンBsは電源スイッチを兼用して説明したが、図1のスタートボタンBsは説明の便宜上の概念として表示したものであり、電源スイッチは別に設けられる。
作動回路Dc1の作動で緑ランプLgが点灯しているとき、ターゲットTmが被験者により押下されて前記ゲートG1の出力が第2ANDゲートG2に入力すると、このゲートG2には赤ランプLrの強制点灯についてNOTゲートの出力が入力しているので、このゲートG2で論理積が形成されて当該ゲートG2の出力を受ける作動回路Dc2によって黄ランプLyと電子音ブザーBzが作動させられる。これらのランプLyとブザーBzの動作は、被験者がターッゲットTmを手の掌で押している間は継続し、手の掌がターゲットTmから離れると止まる。
なお、前記ランプLyとブザーBzの動作については、その作動回路Dc2に予め例えば0.5秒〜1秒程度の作動時間を設定することができる。このような時間を設定するかどうかは任意である。
上記におけるターゲットTmの1回の押下げ操作による黄ランプLy,ブザーBzの作動(点灯と鳴動)は、1人の被験者がその掌で1回だけターゲットTmを押下げて触れたときに、それらの作動回路Dc2が第2ANDゲートG2の出力を受けて起動されることによってなされる。
すなわち上記黄ランプLyとブザーBzが作動させられるのは、緑ランプLgの点灯時にターゲットTmが押下されて上記の第2ANDゲートG2からオン出力があるときであり、この出力がランプLyとブザーBzの作動回路Dc2にトリガーとして供給されて当該黄ランプLyとブザーBzの作動回路が起動されるのである。
本発明では、被験者がターゲットTmを触る都度に上記の第2ANDゲートG2から出力されるオン出力の出力回数を検出カウンタCcにより計数することにより、何人の被験者がターゲットTmに触ったかを計数し、検出数値(人数)が設定カウンタCpに予め設定した数値と演算部Pc2において比較演算される。この演算部Pc2で両数値が一致したら、その旨の出力で緑ランプLgの作動回路Dc1がオフになって緑ランプLgが滅灯する。緑ランプLgの滅灯は、カウンタCpに設定した人数が終了したことを示す。本発明では緑ランプLgが滅灯するとき、前記演算部Pc2の出力が同時にORゲートG4に入り、このゲートG4で赤ランプLrの強制点灯ボタンSsの入力がないことと論理和が取られるとORゲート出力が形成され第4のANDゲートG5に入力する。ORゲート出力の前記ゲートG5への入力は、リセットボタンRsの出力がないときのNOTゲート出力とこのゲートG5で論理積を形成するからこの出力により作動回路Dc3が起動して赤ランプLrが点灯されるようにしている。赤ランプLrの点灯は、入力装置Idの使用不可、又は、待機を意味する。
上記緑ランプLgの滅灯により、本発明入力装置Idでは、1グループを構成する複数人(例えば5人)の被験者が、同一の試料採取部材Sbを備えたターゲットTmを各人の掌で触るという動作を完了したことを知得することができる。
本発明では、複数人の被験者が各人の掌で触れた同一の試料採取部材Sbを、図示しない分析装置にかけて当該採取部材Sbに目的とする特定物質の付着がないかを検査し、特定物質が前記採取部材Sbに存在しないことが判明すれば、そのグループの被験者は全員問題なしと判断される。
一方、前記採取部材Sbから特定物質の付着があることが判明した場合には、その被験者グループの中に特定物質を掌に付着したものがいることになるから、このグループの被験者は、一人ずつ試料採取部材Sbを取替えて上記入力装置IdのターゲットTmに触れる検査を受けることになる。
グループの被験者を一人ずつ検査する場合、上記の本発明入力装置Idにおいては、設定カウンタCpの設定値を1にする。
図1の機能ブロック図による本発明入力装置Idの動作フローは、図2に示す通りであるから、以下に説明する。
スタートボタンBsをステップS1で押すと電源Esが入り、入力装置Idが動作可能な待機状態にあることを、赤ランプLrの強制点灯出力と、計数カウンタの出力についてのNOTゲート出力の論理積により、作動回路Dc1が緑ランプLgを点灯させて表示する。
ステップS2で、ターゲットTmが被験者によって押下するように触れると、ステップS3で戻りバネ力に抗したターゲットTmの押下げ動作による変位が検出部Psに検出されると共に、その押下時間が検出タイマTdで検出されて設定タイマTpの設定値と演算部Pcで演算される。このステップS3で演算結果が設定値と等価以上であれば、演算部Pcからその旨の出力があり、設定値未満であるときは、その出力はない。
ステップS4では、前記演算部Pcの出力と検出部Psの出力が第1ANDゲートG1で論理積を形成すると、そのゲートG1からの出力と前記赤ランプLrの強制点灯のNOTゲート出力によって第2のANDゲートG2に論理積が形成され、ステップS5で作動回路が作動して黄ランプLyが点灯すると共にブザーBzが鳴る。この作動時間は、被験者の掌がターゲットTmに触れている間維持されるようにしているが、例えば0.5秒から1秒程度の作動時間を設定することもある。
ステップS6では、上記ステップS5において黄ランプLyの点灯とブザーBzの鳴動がなされる出力が第2ANDゲートG2から出力されることが、検出カウンタCcでカウントされており、この計数値が設定カウンタCpの設定値と演算部Pc2で比較演算され、両値が一致すると、この出力と強制赤ランプボタンSsのNOTゲート出力による論理積が第3ANDゲートG3に形成されて緑ランプLgを滅灯する。これと同時に検出カウンタCcの出力と強制赤ランプボタンSsの出力なしの論理和によるORゲートG4の出力と、リセットボタンRsが押されていないことのNOTゲート出力による論理積をANDゲートG5に形成させて、ステップS7で作動回路を作動させ赤ランプLrを点灯し、あるグループの複数人の被験者についての検査のために本発明入力装置Idの動作が済んだことを表示して、この入力装置Idを、一旦、待機状態にする。
本発明では、上記操作におけるターゲットTmの試料採取部材Sbを分析装置にかけて、当該部材Sbに特定物質の付着の有無を検査し、分析装置で付着なしの判定であれば、そのグループを構成する複数の被験者には特定物質の付着がある者が存在しないと判断できるのである。
或るグループの複数の被験者が触った前記採取部材Sbに特定物質が付着していると分析装置が判別した場合には、当該グループを構成する複数の被験者は、個々に、上記入力装置のターゲットTmの試料採取部材Sbを交換しながら検査を進め、特定物質の付着がある被験者を特定する。
図3は本発明入力装置Idの外観形態の一例を示した正面図、図4は前記装置Idの使用態様の説明図であり、これらの図においてMは被験者、Dはテーブルである。
以上に説明した本発入力装置IdにおけるターゲットTmの別例として、図6に概要を示したターゲットTmがある。すなわち、図6のターゲットTmの別例は、被験者の指の腹Fを試料採取部材Sbの表面にこすって接触させるようにしたものである。この場合、指の腹Fが確実に前記採取部材Sbの表面をこするようにするため、進入する指の上面側に、自重又は押えバネpsで降下する押えバーBaを設けている。
この場合の検出部Dbは、採取部材Sbの表面に触れる指の圧力と触れている時間を、機械電気に検出することができるものである。
以上に説明した本発明入力装置Idに得られる信号等の情報、例えば被験者の人数や装置の動作回数などの情報を外部機器に供給して本発明入力装置Idのメンテナンスや当該装置Idの故障やトラブル等を外部から監視して素早く対応できるようにすることができる。
本発明は以上の通りであって、多数の被験者に個々に施すべき特定物質の付着の有無検査を、まず、複数被験者のグループ単位で検査を行い、特定物質が検出されたグループについてのみ、個々の被験者について検出検査を行うようにしたから、少ない検査装置と担当人員であっても、多数の被験者についての検出検査を、待機時間少なく実行することができる。
Tm ターゲット
Sb 試料採取部材
Ps 押下げ検出部
Td 検出タイマ
Tp 設定タイマ
Pc 時間演算部
G1 第1ANDゲート
G2 第2ANDゲート
G3 第3ANDゲート
G4 ORゲート
G5 第4のANDゲート
Cc 回数検出カウンタ
Cp 回数設定カウンタ
Pc2 回数演算部
DC1,DC2,Dc3 各色のランプとブザーの作動回路
Lr,Ly,Lg 各色のランプ
Bz ブザー

Claims (6)

  1. 被験者が自分の手の掌乃至指でターゲットを触ることによりそのターゲットから目的とする物質を試料とする検体として採取し、該検体の付着物質を分析して特定物質を検出する特定物質の接触検査方法において、多数の被験者を複数のグループに分け、各グループを構成する複数の被験者に同一のターゲットを触らせ、あるグループが触ったターゲットの検体から目的としている特定物質が検出されたら、当該グループを構成する複数被験者の個々人について、夫々に個別のターゲットに触らせる接触検査を行うことを特徴とする特定物質を検出するための検査方法。
  2. 特定物質の検出のために被験者が自分の掌乃至指で触るターゲットと、該ターゲットに前記被験者の掌乃至指が触れたことを機械電気的に検出するターゲットの接触検出部と、該検出部による検出値に関する設定値を設定できる設定部と前記検出値と設定値を比較演算する演算部とこの演算結果に基づいて表示部を作動させる作動回路を備えた制御部と、前記制御部の作動回路の出力に基づき異なる色の発光と発音によって前記ターゲットの動作状態を表示する表示部とを備えたことを特徴とする特定物質を検出するための検査に用いる入力装置。
  3. ターゲットは、前記被験者が触るとその触る力に応じて変位すると共に当該被験者が手を放すとバネ力で元の位置に復帰するように形成された請求項2に記載の入力装置。
  4. ターゲットは、被験者の少なくとも指でこすって接触するように形成された請求項2に記載の入力装置。
  5. ターゲットは、被験者が触って検体として採取される試料採取部材と、該採取部材を上向き姿勢で保持して被験者の手で押下げられて自己復帰するようにした可動部材と、該可動部材の動作を機械電気的に検出する検出器を備えて形成された請求項3に記載の入力装置。
  6. ターゲットは、被験者が少なくとも指先で触れたものを検体として採取する試料採取部材と、該採取部材を上向きで保持して前記被験者の指先でこするように接触されるこすり接触部と、該接触部への前記指先の接触状態を機械電気的に検出する検出器を備えて形成された請求項4に記載の入力装置。
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