JP6684027B2 - 付着物収集装置及び付着物解析システム - Google Patents
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Description
その他の解決手段については、実施形態中に適宜記載する。
なお、添付図面は本発明の原理に則った具体的な実施形態を示しているが、これらは本発明の理解のためのものであり、決して本発明を限定的に解釈するために用いられるものではない。以下の実施形態と、既知の技術との組み合わせや置換による変形例も本発明の範囲に含まれる。なお、実施形態を説明するためのすべての図面において、同一機能を有するものは、同一符号を付し、説明を繰り返すことは省略する。
本実施形態の認証システムは、検査対象者の所持品や体に付着した付着物を分析することを目的とするが、カード等に付着した付着物を分析するものでもよい。本実施形態では、特に、検査対象者の指に付着した付着物を主な分析対象物とする。
(付着物収集装置)
まず、図1〜図10を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
図1〜図3は、第1実施形態に係る付着物収集装置の概略断面図を示す図である。このうち、図1は、検査対象物である手を入れる前、図2は手を入れているところ、図3は手を抜いたところをそれぞれ示している。
図1〜図3に示すように、付着物収集装置1は筺体11、接触面(接触部)12、噴射ノズル(噴射部)13、赤外線センサ14、粗メッシュフィルタ15、認証装置(認証取得部)16を有している。
そして、図2に示すように、検査対象者は、指Hを接触面12に接触させる。その際に認証装置16によって生体認証データが取得される。
すなわち、認証装置16と、付着物収集装置1とが一体化されており、検査対象者が指Hを付着物収集装置1内の接触面12に接触させると、認証装置16が指紋等の生体認証データを取得する。この際、検査対象者の指Hに付着していた付着物が付着物収集装置1の接触面12に転写される。なお、認証装置16は、例えば、カメラであり、透明な部材で構成されている接触面を下方から撮像できる構成となっている。
本実施形態では、図2において接触面12に指Hから転写された付着物を、接触面12に対面する面に配置されている噴射ノズル13からガスA1を噴射することで剥離させる。
噴射ノズル13から噴射されたガスA1は接触面12に衝突後、回収口(回収部)18へと向かって流れ(剥離された付着物を含むガスA2)、回収される。
また、図3に示されるように、遮られていた赤外線が導通することによって、付着物収集装置1から指Hが離れたことが検知され、噴射ノズル13からガスA1が噴射される。
また、図1〜図3に示すように、回収口18の手前には粗メッシュフィルタ15が設けられている。粗メッシュフィルタ15は、大きな埃が回収口18に入ることを防ぐためのものである。粗メッシュフィルタ15は、例えば、ステンレス金網メッシュ(開き目0.5mm、開孔率50%)である。この粗メッシュフィルタ15は交換可能であり、埃が詰まった場合には清掃して再利用するか、新品と交換する。
図4は、第1実施形態に係る付着物解析システムを備えた認証システムの構成例を示す図である。
認証システム100は、前記したように、検査対象者の指Hに付着した付着物の分析と、指紋認証を行うことが可能なセキュリティゲートシステムを想定している。特に、爆発物等の危険物の検知を目的としている。
図4に示すように、認証システム100は、付着物収集装置1、バルブ101、圧力コントローラ102、ガス供給源103、人感センサ111を有している。また、認証システム100は、付着物濃縮装置(濃縮部)120、分析装置(解析部)131、制御/データ処理装置(解析部、認証部)132、表示装置133、ゲート(通超制御部)134を有している。
付着物濃縮装置120は、サイクロン捕集装置(サイクロン捕集部)121、ヒータ122、1次フィルタ123、2次フィルタ124及び排気装置125を有している。
付着物収集装置1における噴射ノズル13(図1参照)は、噴射ノズル13にガスを供給する噴射ノズル用配管(不図示)に接続されている。この噴射ノズル用配管は付着物収集装置1の外部のバルブ101へと配管101aを介して接続されている。なお、各噴射ノズル13に繋がる配管それぞれが付着物収集装置1の外部へと伸びてバルブ101(配管101a)へと接続されてもよいし、付着物収集装置1内で複数の噴射ノズル13に接続された噴射ノズル用配管が一つにまとまり、それから付着物収集装置1の外部へと出ていきバルブ101(配管101a)に接続されてもよい。
サイクロン捕集装置121は、付着物を分離濃縮するために利用される。
噴射した気流によって剥離した付着物を効率的に回収するためには回収口18から大流量で吸引する必要がある。一方で、代表的な分析装置131である質量分析計やイオンモビリティ分析装置は一般的に1L/min以下の試料流量しか吸引しない。回収口18における吸気量が100L/minとし、濃縮を行わずに分析装置131が1L/minしか吸引しないとすると、試料濃度が1/100になってしまう。そこで、付着物収集装置1と分析装置131に間に付着物濃縮装置120を設置することで、ガスから付着物を分離濃縮する。このようにすることで、分析装置131に吸引されるガスに含まれる付着物を濃縮させ、分析装置131における感度を向上させることができる。特に、付着物濃縮装置120にサイクロン捕集装置121を使用することで、高効率に付着物の濃縮を行うことができる。
ちなみに、分析装置131と、制御/データ処理装置132とが一体の装置であってもよい。
図5は、接触面に転写された付着物を示す図である。適宜、図1〜図3を参照する。
図5はプラスチック爆薬が付着した指Hを、接触面12であるポリカーボネートプレートに接触させた後のポリカーボネート画像である。図5の符号201は、プラスチック爆薬が付着した指Hを、接触面12であるポリカーボネートプレートに接触させた後のポリカーボネートの画像を示している。そして、符号202は、そのポリカーボネートプレートに、噴射ノズル13からガスを噴射して粒子が剥離した後の画像である。
符号201と、符号202とを比較すると、ガスの噴射前後で付着量が変化していることが分かる。すなわち、噴射ノズル13から噴射されるガスによって、接触面12に付着した付着物が剥離されていることが分かる。
図6は、分析装置で検出されたシグナルの時間変化を示す図である。
ここでは、まず、プラスチック爆薬を付着させた指Hを接触面12(図1〜図3参照)であるポリカーボネートプレートに接触させることで、ポリカーボネートプレートに爆薬粒子を転写した。その後、ポリカーボネートプレートにガスA1(図1〜図3参照)を噴射することで、爆薬粒子をポリカーボネートプレートから剥離させた。そして、図4の付着物濃縮装置120を経て、分析装置131へと爆薬微粒子が送られ、分析装置131における分析において得られたシグナルである。
図6において、横軸は時間を示し、縦軸は信号強度(任意単位)を示す。
図7は、第1実施形態で用いられる認証システムの処理手順の一例を示すフローチャートである。適宜、図1〜図4を参照する。
まず、検査対象者である人が装置に近づくと、人感センサ111からの信号を基に制御/データ処理装置132が人の接近を検知し(S101)、サイクロン捕集装置121の吸引を開始させる(S102)。なお、サイクロン捕集装置121の吸引は常に行っていてもよいが、電力消費の低減、及び無用な埃の混入を防ぐため、図7に示すように人感センサ111によって駆動の有無をコントロールするのが望ましい。
このとき、制御/データ処理装置132は、赤外線センサ14における赤外線の遮断を検知することで、指Hの挿入を検知する(S112)。
そして、認証装置16が接触面12の画像を撮像する等して、生体認証データとしての指紋データを取得する(S131)。ポリカーボネート等の接触面12が、抵抗膜方式や、静電容量方式等のタッチパネルであれば、検査対象者が接触面12に接触したことをタッチパネルが検知したタイミングで、認証装置16が指紋データを取得すればよい。
ステップS141の結果、指Hが引き抜かれていない場合(S141→No)、制御/データ処理装置132はステップS141へ処理を戻す。
ステップS141の結果、指Hが引き抜かれた場合(S141→Yes)、制御/データ処理装置132は、バルブ101を開弁させる等して、噴射ノズル13からガスA1を噴射させる(S142)。
ガスA1によって、接触面12から剥離された付着物は、回収口18から回収され(S151)、サイクロン捕集装置121によって濃縮され(S152)、ヒータ122によって加熱される(S153)。
そして、分析装置131によって回収された付着物が分析される(S154)。
ステップS161の結果、爆薬微粒子が検出されたか、もしくは、認証不成功であった場合(S161→Yes)、制御/データ処理装置132は、不許可判定を行い、ゲート134を閉じさせ(ゲート134を閉じたままとし)(S162)、処理を終了する。
また、ステップS161の結果、爆薬微粒子が不検出かつ認証成功であった場合(S161→No)、制御/データ処理装置132は、許可判定を行い、ゲート134を開け(S163)、処理を終了する。
本実施形態で用いられる認証システム100は、検査対象物として検査対象者の指Hを想定しているが、指Hに限定されるものではない。ICカード、磁気カードやネームカードを保持可能なカードホルダ、携帯電話、携帯端末、チケット、パスポート等手荷物を検査対象として扱うことが可能である。
また、前記したように分析装置131による分析の結果や、認証結果を表示装置133に表示することで結果を検査対象者に知らせてもよい。あるいは、分析装置131による分析の結果や、認証結果を遠隔地の警備員に知らせるようにしてもよい。例えば、検査対象者には許可・不許可のみの情報を与え、警備員には許可・不許可となった理由まで含めて通知してもよい。
図8における接触面12a(12)の符号221や、図9における接触面12b(12)の符号222には、指Hの載置場所が描かれている。
生体認証として指紋認証を利用している場合、図8、図9に示すように指Hを載置する場所を明示しておくことで、検査対象者が置く指Hの位置を制限することが可能である。これにより、付着物剥離の確実性を向上させることができる。
そのため、検出対象の爆薬微粒子の多くが負に帯電しやすい性質を有している場合、接触面12が正に帯電する素材とするとよい。しかし、検出対象の爆薬微粒子の多くが負に帯電しやすくても、少数の爆薬微粒子は正に帯電する場合がある。従って、正に帯電している爆薬微粒子、負に帯電している爆薬微粒子の双方が転写するよう、接触面12は帯電しにくい素材であることが望ましい。
爆薬微粒子が正に帯電しやすい場合は、その逆となる。
図11及び図12は、第2実施形態で用いられる噴射ノズルの形状の例を示す図である。
図11は、噴射ノズル13として多数の丸穴噴射ノズル13aが設置されている例であり、図12は、噴射ノズル13として複数のスリット噴射ノズル13bが設置されており、1つのスリット噴射ノズル13bが広範な噴射領域をカバーしているものである。丸穴噴射ノズル13aや、スリット噴射ノズル13bは、上部筺体11A(図1〜図3参照)に備えられている。すなわち、丸穴噴射ノズル13aや、スリット噴射ノズル13bは、筺体11(図1〜図3参照)内の空間における天面に備えられている。
ちなみに、図11及び図12における指Hは、指Hの挿入時における噴射ノズル13に対する位置関係を示すものである。
なお、指Hが付着物収集装置1(図1〜図3参照)から抜き出された後、丸穴噴射ノズル13aや、スリット噴射ノズル13bからガスが噴射される。
このように、噴射ノズル13をグループに分けて、グループ毎にガスを噴射することで、噴射を何回かに分ける場合、複数の噴射ノズル13それぞれにバルブ101を設置したり、噴射ノズル13のグループ毎にバルブ101を設置したりする。
このように複数の噴射ノズル13を設けることで、付着物の剥離効率を向上させることができる。特に、図11及び図12に示すように、指Hを含む検査対象者の手が挿入されていた位置の全面にガスが噴射されるようにすることで、付着物の剥離効率を向上させることができる。さらに、図12に示すスリット噴射ノズル13bを設けることで、広範な領域の剥離を可能とする。
図13は、第3実施形態に係る付着物収集装置を示す図である。
これまでは、付着物収集装置1に手全体を入れる構成を示しているが、付着物収集装置1のサイズは手全体を挿入することに制限されるわけではない。
例えば、図13に示すように、付着物収集装置1a(1)が指1本分のサイズであってもよい。図13では指Hと付着物収集装置1aのサイズ関係を示すため、付着物収集装置1aの概観のみを示し、その他の構成の図示を省略している。
なお、図13では、指1本分のサイズとしているが、指2本分等とすることも可能である。
第3実施形態に示すように、付着物収集装置1のサイズを小さくすることで、付着物収集装置1aの設置場所を小さくすることができる。
図14は、第4実施形態に係る付着物収集装置を示す図である。
図14に示す付着物収集装置1b(1)は、接触面12の上部にカメラ(撮像部)21が設置されているものである。それ以外の構成は図1〜図3に示す構成と同様であるため、ここでの説明を省略する。このカメラ21によって撮影された画像を基に、制御/データ処理装置132(図4参照)が指Hを接触させた位置を認識し、その部分(位置)に向けてガスA1が噴射される。このような構成の場合、指Hが接触した位置によって噴射ノズル13の方向を変化させることが可能である。なお、カメラ21は、接触面12が撮像できれば、必ずしも、図14に示す位置に備えられていなくてもよい。筺体11が透明な部材であれば、上部の筺体11の上に備えられてもよいし、下部の筺体11の下に備えられ、接触面12を下方から撮像してもよい。また、カメラ21は、上部の筺体11を貫通した形でもよい。
このような構成とすることで、指Hを接触した箇所に対し、ガスが噴射されるので、付着物の剥離効率を向上させることができる。
なお、クリーニングのために付着物収集装置1b、特に接触面12が加熱できるようになっていると、付着物収集装置1bを分解等せずに、汚れを蒸発させることでクリーニングを行うことができる。
図15は第5実施形態で用いられる認証システムの概略構成図である。
図15では、ガス供給に関わる部分のみを示している。また、図15では、説明上必要な構成のみ符号を示している。
これまでの実施形態ではガスのみによる付着物の剥離を想定しているがが、第5実施形態では、微粒子を含んだガスが接触面12に噴射される。このように、微粒子を噴射することで、ガスのみを噴射する場合に比べ、噴射された微粒子(噴射微粒子)が付着物に衝突することで剥離効率を向上させることができる。
図15に示す認証システム100a(100)では、噴射微粒子としてドライアイスパウダ(ドライアイス微粒子)を使用した例を示している。
すなわち、ガス供給源103としての炭酸ガス供給源103aが噴射ノズル13に接続されることによって炭酸ガスが噴射ノズル13から噴射される。炭酸ガス供給源103aは液化炭酸ガスボンベが用いられるのがよい。噴射の際の断熱膨張によって炭酸ガスの温度が低下し、炭酸ガスがドライアイスパウダとなる。ドライアイスパウダは接触面12に衝突した後に気化(昇華)するため、ドライアイスパウダが付着物収集装置1や、サイクロン捕集装置121や、分析装置131内に残らない。
ドライアイスパウダの気化を促進するため、接触面12が加熱できるようになっていることが望ましい。
図16は、第6実施形態で用いられる認証システムの概略構成図である。
図16では、ガス供給に関わる部分のみを示している。また、図16では、説明上必要な構成のみ符号を示している。
図16に示す認証システム100b(100)は、ガス供給源103として炭酸ガス供給源103aの他に、もう1種類のガス供給源103bを有している。ここでは、もう1種類のガスが窒素ガスである場合について説明するが、これ以外のガスが用いられてもよい。
図17に示すように、炭酸ガス供給源103aには、圧力コントローラ102a(102)及びバルブ101a(101)が接続されている。同様に、ガス供給源103bには、圧力コントローラ102b(102)及びバルブ101b(101)が接続されている。
そして、バルブ101a及びバルブ101bの下流で、炭酸ガス供給源103aに接続する配管と、ガス供給源103bに接続する配管とは合流している。
図17に示すように、炭酸ガスが通流する配管301の周りに窒素ガスが通流する配管302が設けられている。そして、図17に示すように、炭酸ガスが通流する配管301と、窒素ガスが通流する配管302は、噴射ノズル13の手前で合流する。すると、炭酸ガスの流れA3が窒素ガスの流れA4にのるため(窒素ガスに押しだされるため)、ガスの気流強度を向上させることができる。
これにより、剥離効率の向上が可能となる。
なお、前記したように、炭酸ガス以外のガスとして窒素ガスが最もよいが、コンプレッサ等を利用して大気ガスを炭酸ガス以外のガスとして利用することも可能である。
図18は、第7実施形態で用いられる認証システムの概略構成図である。
図18では、ガス供給に関わる部分のみを示している。また、図18では、説明上必要な構成のみ符号を示している。
図18に示す認証システム100c(100)は、固体微粒子を貯留している微粒子供給源104を有している。そして、ガス供給源103からガスが噴射されるのに伴い、ガス供給源103から高圧ガスが送り込まれると、ベンチュリ効果によって微粒子供給源104に貯留されていた微粒子がガスに引き込まれる。そして、微粒子供給源104に貯留されていた微粒子は、ガスとともに噴射ノズル13から噴射される。
なお、ここでの微粒子とは砂等の固形物(サンドブラスト)である。
第6実施形態のようにドライアイスパウダを利用する場合、高圧炭酸ガスが必要となり、法令等の点で設置できない場合がある。一方で、固体微粒子を貯留する本実施形態では、その問題はない。また、固体微粒子をサンドブラストとすることで、固体微粒子が容易に入手可能となる。
図19は、第8実施形態に係る付着物収集装置の概略図である。
図19に示す付着物収集装置1c(1)は、第1〜第7実施形態に示す付着物収集装置1のように接触面12の対面に噴射ノズル13が設置されているのではなく、接触面12の横側の面に(接触面12の側方に)噴射ノズル13が設置されている。このように、接触面12の側方に噴射ノズル13が設置可能とすることで、図19に示すように上部筺体11Aが省略可能となる。
そして、図19に示す付着物収集装置1cは、第1〜第7実施形態に示す付着物収集装置1と異なり、上部筺体11A(図1〜図3参照)が設置されていない。すなわち、付着物収集装置1cの上部が開放されている。
このように、上部筺体11Aが省略されることにより、付着物収集装置1cは、指Hを接触面12に接触させやすくなり、ユーザビリティを向上させることができる。
なお、噴射ノズル13は、図19に示すように、接触面12に対して垂直に設置されていなくてもよい。また、付着物収集装置1cにおいて、筺体11上部が備えられていてもよい。
図20は第9実施形態に係る付着物収集装置の概略断面図である。図20において、図1〜図3と同様の構成については同一の符号を付して、説明を省略する。
図20に示す付着物収集装置1d(1)は、接触面12としてプッシュ式のボタン(押しボタン)22が設置されている。すなわち、ボタン22の上面が接触面12となっている。ボタン22を押下しなければ、検査対象者は認証を得ることができない。そして、検査対象者が、ボタン22を押下すると、指Hから付着物がボタン22表面へと転写される。以後、第1〜第8実施形態と同様、検査対象者が指Hを付着物収集装置1から離したことが検知されると、ボタン22に向けて、噴射ノズル13からガス(気流)A1が噴射される。第9実施形態に係る付着物収集装置1dによれば、第1〜8実施形態に比べて検査対象者が接触する場所が限定されるため、ガス噴射、もしくは微粒子を含むガスを噴射する位置が限られる。従って、接触面12(ボタン22)へのガスの衝突の確実性が上がり、効率的に付着物を剥離回収することができる。
さらに、ボタン22を押下することにより、指Hが接触面12(ボタン22)に強く押しつけられるため、付着物の転写が強く行われることになる。
図21〜図23は、第10実施形態に係る付着物収集装置の概略断面図である。
第1〜9実施形態では、指Hが付着物収集装置1に挿入されている間はガスが噴射されないように設定されていたが、図21〜図23に示す付着物収集装置1e(1)は、指Hが挿入されている間もガスが噴射されるものである。
図21は、指Hが付着物収集装置1eに挿入されていない状態を示している。そして、図22は、指Hが付着物収集装置1eに挿入された状態を示している。
図22に示すように、指Hが付着物収集装置1eに挿入されている間は、侵襲性の低いガスA5を指Hに直接衝突させる(第1の噴射)。浸襲性の低いガスA5とは、気流強度が弱いガスや、ドライアイスパウダ等といった浸襲性の高い粒子を混合していないガスである。指Hに衝突した後のガスA6は回収口18から回収される。
すなわち、図21〜図23に示す付着物収集装置1eは、指Hの有無によってガスの特性を変化させることを特徴としている。
また、各実施形態において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんどすべての構成が相互に接続されていると考えてよい。
11 筺体
12,12a〜12c 接触面(接触部)
13,13a,13b 噴射ノズル(噴射部)
14 赤外線センサ
14a 赤外線発光部
14b 赤外線受光部
15 粗メッシュフィルタ
16 認証装置(認証取得部)
17 挿入口
18 回収口(回収部)
21 カメラ(撮像部)
22 ボタン
100,100a〜100c 認証システム
101,101a,101b バルブ
102,102a,102b 圧力コントローラ
103,103b ガス供給源
103a 炭酸ガス供給源
104 微粒子供給源
111 人感センサ
120 付着物濃縮装置(濃縮部)
121 サイクロン捕集装置(サイクロン捕集部)
131 分析装置(解析部)
132 制御/データ処理装置(解析部、認証部)
133 表示装置
134 ゲート(通行制御部)
A1,A2,A5,A6ガス(気流)
H 指(検査対象物)
Claims (20)
- 検査対象物を接触させる接触部と、
前記検査対象物が前記接触部から離れた後、前記接触部に向けて気流を噴射する噴射部と、
前記噴射部によって噴射された気流を回収する回収部と
を有することを特徴とする付着物収集装置。 - 前記接触部には、前記検査対象物を接触させる位置が示されている目印を有している
ことを特徴とする請求項1に記載の付着物収集装置。 - 前記噴射部は、前記検査対象物が挿入される位置の全面に噴射されるよう配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の付着物収集装置。 - 前記噴射部から噴射される気流には、微粒子が含まれる
ことを特徴とする請求項1に記載の付着物収集装置。 - 前記微粒子は、ドライアイス微粒子である
ことを特徴とする請求項4に記載の付着物収集装置。 - 前記微粒子は、固体微粒子である
ことを特徴とする請求項4に記載の付着物収集装置。 - 前記固体微粒子は、サンドブラストである
ことを特徴とする請求項6に記載の付着物収集装置。 - 前記噴射部は、前記検査対象物が前記付着物収集装置に挿入されている間に第1の噴射を行い、前記検査対象物が前記付着物収集装置から抜き出された後に第2の噴射を行い、
前記第1の噴射よりも、前記第2の噴射の方が前記気流の強度が大きい
ことを特徴とする請求項1に記載の付着物収集装置。 - 前記噴射部は、前記検査対象物が前記付着物収集装置に挿入されている間に第1の噴射を行い、前記検査対象物が前記付着物収集装置から抜き出された後に第2の噴射を行い、
前記第1の噴射には微粒子が含まれず、前記第2の噴射には前記微粒子が含まれる
ことを特徴とする請求項1に記載の付着物収集装置。 - 前記検査対象物は指であり、
前記付着物収集装置は、指1つが挿入される大きさである
ことを特徴とする請求項1に記載の付着物収集装置。 - 前記接触部を撮像する撮像部
を有することを特徴とする請求項1に記載の付着物収集装置。 - 前記噴射部が、前記接触部の側方に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の付着物収集装置。 - 上部が開放されている
ことを特徴とする請求項12に記載の付着物収集装置。 - 前記接触部が、押しボタンに設けられており、
前記押しボタンが、前記検査対象物によって押下され、前記検査対象物が、前記押しボタンから離れた後、前記噴射部が、前記押しボタンに向けて気流を噴射する
ことを特徴とする請求項1に記載の付着物収集装置。 - 検査対象物を接触させる接触部と、
前記検査対象物が前記接触部から離れた後、前記接触部に向けて気流を噴射する噴射部と、
前記噴射部によって噴射された気流を回収する回収部と、
回収された前記気流に含まれる物質の解析を行う解析部と、
を有することを特徴とする付着物解析システム。 - 通行制御部を有し、
前記解析部による解析の結果、所定の物質が検出された場合、前記通行制御部は、通行を許可しない
ことを特徴とする請求項15に記載の付着物解析システム。 - 認証取得部と、認証部と、を備え、
前記認証取得部は、
前記検査対象物が前記接触部に接触した際に、前記検査対象物から認証情報を取得し、
前記認証部が、
前記認証取得部によって取得された認証情報を基に、前記検査対象物の認証処理を行う
ことを特徴とする請求項15に記載の付着物解析システム。 - 通行制御部を有し、
前記解析部による解析の結果、所定の物質が検出された場合、もしくは、前記認証処理
の結果、認証に失敗した場合、前記通行制御部は、通行を許可しない
ことを特徴とする請求項17に記載の付着物解析システム。
- 前記回収部と、前記解析部との間に、回収された前記気流に含まれる物質の濃縮を行う濃縮部
を有することを特徴とする請求項15に記載の付着物解析システム。 - 前記濃縮部は、サイクロン捕集部を
有することを特徴とする請求項19に記載の付着物解析システム。
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