JP5901769B2 - 映像表示装置 - Google Patents
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Description
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る映像表示装置の構成を示すブロック図である。図1において、実施の形態1に係る映像表示装置1は、映像ソースから入力した映像上にメニュー画像を重畳表示する映像表示装置であり、操作部10、映像プレーンメモリ11、映像表示処理部12、メニュープレーンメモリ13、メニュー表示処理部14、重畳演算部15、表示部16および特徴抽出部17を備えて構成される。
映像プレーンメモリ11は、映像の表示イメージが格納されるプレーンメモリであり、映像の一画面分の表示領域を有する。
映像表示処理部12は、映像ソースから入力した映像の表示イメージを、映像プレーンメモリ11に格納する機能を有する。例えば、映像の一画面分の表示イメージを示す画素情報が映像プレーンメモリ11に展開される。
また、映像ソースとしては、テレビジョン受像機やBDプレーヤなどが挙げられる。
メニュー表示処理部14は、操作部10が受け付けた表示要求に応じた操作メニューの表示イメージを、メニュープレーンメモリ13に格納する機能を有する。
例えば、映像表示装置1があらかじめ用意している操作メニューのうち、操作部10を用いたメニュー呼び出し操作に応じた操作メニューが呼び出されて、その表示イメージを示す画素情報がメニュープレーンメモリ13に展開される。
また、メニュー表示処理部14は、画像特徴が異なる複数のメニューデザインを有しており、特徴抽出部17が抽出した特徴情報に基づいて、複数のメニューデザインの中から映像とは相反する画像特徴のメニューデザインを選択し、このメニューデザインの表示イメージをメニュープレーンメモリ13に格納する。
表示部16は、液晶表示ディスプレイやプラズマディスプレイなどで実現される表示部であり、重畳演算部15に生成された表示イメージを表示する。
図2は、実施の形態1に係る映像表示装置の動作を示すフローチャートであり、映像上にメニュープレーンのメニュー画像を重畳させた表示イメージを表示するまでの主な処理を示している。
まず、ユーザが操作部10を操作してメニュー表示を指示すると(ステップST1)、この表示要求は、メニュー表示処理部14に通知される。また、映像表示処理部12は、映像ソースから入力した映像の表示イメージを映像プレーンメモリ11に格納する。
特徴情報が輝度情報である場合、輝度の平均値は、0から255までの値をとり、この平均値が大きければ大きいほど明るい映像となる。
そこで、メニュー表示処理部14は、例えば、閾値を128とし、特徴抽出部17から入力した輝度の平均値が128以上(映像が明るい)場合、輝度が低いメニューデザインを選択する。
また、メニュー表示処理部14は、特徴抽出部17から入力した輝度の平均値が128未満(映像が暗い)であれば、輝度が高いメニューデザインを選択する。
このように映像とは相反する画像特徴のメニューデザインを選択することにより、映像と操作メニューの輝度の違いが際立って視認性が向上する。
この後、重畳演算部15は、映像プレーンメモリ11とメニュープレーンメモリ13に格納されている各表示イメージに重畳演算を行い、これらが重畳された表示イメージを生成する。表示部16は、重畳演算部15によって生成された表示イメージを表示する。
なお、このメニューデザインにおける白地部分は、透明色であり、映像プレーンメモリ11に格納される映像の表示イメージと重畳されたときに、映像の色が透過されてみえる部分である。また、文字、矩形およびオーバル形状を示す黒色部分は不透明であり、映像の色に上書きされて表示される部分である。
図5は、図3(a)および図3(b)のメニューデザインの左上4画素×4画素の領域における画素値を示す図である。図5(a)は、図4に示す矩形領域の画素値を示す図である。画素値は、4バイトで、R−G−B−αの形式で表現している。
例えば、左上の点は黒色であるが、00−00−00−FFとなっている。この場合、RGB値がそれぞれ“0”であり、透明度を示すα値が“FF”、すなわち、0xFF=255(完全に不透明)を表している。
また、図4において、白色で表されている点は透明色であるので、00−00−00−00、すなわちRGB値がそれぞれ“0”かつα値も“0”(完全に透明)となる。
図2において、メニュー表示処理部14は、特徴抽出部17から入力した輝度の平均値が128以上(映像が明るい)の場合、図3(a)に示すようなメニューデザインを選択し、輝度の平均値が128未満(映像が暗い)であれば、図3(b)に示すようなメニューデザインを選択する。
メニュー表示処理部14は、例えば、閾値を0とし、特徴抽出部17から入力した上記差分の平均値が0以上、すなわち映像の赤色が強い場合には、緑系の色相特徴のメニューデザインを選択する。
また、メニュー表示処理部14は、特徴抽出部17から入力した上記差分の平均値が0未満、すなわち映像の緑色が強ければ、赤系の色相特徴のメニューデザインを選択する。
このように、映像とは相反する色相特徴、例えば色相環が180度異なる反対色が強いメニューデザインを選択することで、映像と操作メニューの色相の違いが際立って視認性が向上する。
そこで、メニュー表示処理部14が、複数のメニューデザインを、各メニューデザインの画像特徴を示すルックアップテーブルとして保持してもよい。このようにすることで、保持すべきデータ量を低減できる。
図7は、カラールックアップテーブルの例を示す図である。図7(a)に示すCLUTでは、図6で示した“00”の画素に対して、4バイトのR−G−B−α形式の画素値で00−00−00−00を対応付けており、図6で示した“01”の画素に対して00−00−00−FFを対応付けている。すなわち、図7(a)のCLUTを選択することにより、図5(a)のメニューデザイン(輝度が低い)が選択される。
また、図7(b)に示すCLUTでは、図6で示した“00”の画素に対して、4バイトのR−G−B−α形式の画素値で00−00−00−00を対応付けており、図6で示した“01”の画素に対してC0−C0−C0−FFを対応付けている。すなわち、図7(b)のCLUTを選択することにより、図5(b)のメニューデザイン(輝度が高い)が選択される。
また、特徴抽出部17が抽出した映像の輝度平均値が閾値128未満である場合(映像が暗い)には、メニュー表示処理部14は、図7(b)のCLUTを選択し、このCLUTが示す輝度特徴のメニューデザインの表示イメージをメニュープレーンメモリ13に格納する。
すなわち、CLUTを利用することにより、図5(a)と図5(b)に示した2つ分のメニューデザインを保持する必要がなく、図6に示したメニューデザインだけを保持すればよい。さらに、このメニューデザインは、1画素あたりが4バイトではなく、1バイトのデータ量であることから、メニューデザインのデータ量を大幅に低減することが可能である。
図8は、この発明の実施の形態2に係る映像表示装置の構成を示すブロック図である。実施の形態2に係る映像表示装置1Aは、映像ソースから入力した映像上に、映像ソースから入力したデータに基づいて描画される画像と、映像ソースとは無関係に映像表示装置1Aが表示するメニュー画像を重畳表示する映像表示装置であり、操作部10、映像プレーンメモリ11、グラフィックプレーンメモリ11A、映像表示処理部12A、メニュープレーンメモリ13、メニュー表示処理部14A、重畳演算部15A、表示部16および特徴抽出部17Aを備えて構成される。なお、図8において、図1と同一機能の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
また、映像表示処理部12Aは、映像ソースから入力したデータに基づいて画像を描画する場合、当該画像の表示イメージをグラフィックプレーンメモリ11Aに格納する。
図9に示すように、この実施の形態2では、映像プレーン、グラフィックプレーン、メニュープレーンの3種類のプレーンが重畳表示される。
この場合に、映像コンテンツの作り方によっては、グラフィックプレーンに表示されるメニューとメニュープレーンに表示されるメニューの座標位置が重なってしまい、ユーザにとっては、2つのメニューの判別が困難となる状況があり得る。
また、グラフィックプレーンには、字幕を表示することも可能である。
また、メニュー表示処理部14Aは、画像特徴が異なる複数のメニューデザインの他に、メニュー画像の表示位置が異なる複数のメニューデザインを有しており、特徴抽出部17Aが抽出した位置情報に基づいて、複数のメニューデザインの中から、グラフィックプレーンの画像にメニュー画像が重ならないメニューデザインを選択し、メニュープレーンメモリ13に格納する。
また、メニュー表示処理部14Aは、図11(a)および図11(b)に示すような、メニュー画像の表示位置が異なる複数のメニューデザインを有している。
図11(a)に示すメニューデザインは、“映像調整”のボタン画像と“入力切換”のボタン画像が画面の下部に表示される。また、図11(b)に示すメニューデザインは、“映像調整”のボタン画像と“入力切換”のボタン画像が画面の上部に表示されている。
特徴抽出部17Aは、上記実施の形態1と同様に、映像プレーンメモリ11に格納される表示イメージから映像の特徴情報を抽出する。
また、特徴抽出部17Aは、特に、グラフィックプレーンメモリ11Aに表示イメージが格納されている場合には、この表示イメージにおける画像の位置を示す位置情報を抽出する。例えば、グラフィックプレーンメモリ11Aの表示イメージ領域における全画素の重心を算出し、その重心位置を画像位置とする。
図12は、実施の形態2に係る映像表示装置の動作を示すフローチャートであり、映像上に、グラフィックプレーンのメニュー画像とメニュープレーンのメニュー画像とを重畳させた表示イメージを表示するまでの主な処理を示している。
まず、ユーザが操作部10を操作してメニュー表示を指示すると(ステップST1)、この表示要求は、メニュー表示処理部14Aに通知される。また、映像表示処理部12Aは、映像ソースから入力した映像の表示イメージを映像プレーンメモリ11に格納するとともに、映像ソースから入力したデータを基に図10に示したような画像を描画して、この画像の表示イメージをグラフィックプレーンメモリ11Aに格納する。
このとき、上記実施の形態1と同様に、特徴抽出部17Aが、映像プレーンメモリ11に格納される表示イメージから映像の特徴情報を抽出して、メニュー表示処理部14Aへ送るようにしてもよい。
例えば、グラフィックプレーンの画像位置が画面の上半分にあった場合、図11(a)に示したようなメニュー画像が画面の下部にあるメニューデザインが選択される。また、グラフィックプレーンの画像位置が画面の下半分にあった場合は、図11(b)に示したようなメニュー画像が画面の上部にあるメニューデザインが選択される。図10のグラフィックプレーンでは、図11(b)に示すメニューデザインが選択される。
また、このとき、メニュー表示処理部14Aが、特徴抽出部17が抽出した特徴情報と位置情報に基づいてグラフィックプレーンの画像にメニュー画像が重ならないメニューデザインであり、かつ映像とは相反する画像特徴のメニューデザインを選択してもよい。
この後、重畳演算部15Aは、映像プレーンメモリ11、グラフィックプレーンメモリ11Aおよびメニュープレーンメモリ13に格納されている各表示イメージに重畳演算を行い、これらが重畳された表示イメージを生成する。表示部16は、重畳演算部15Aによって生成された表示イメージを表示する。
このようにすることで、グラフィックプレーンに描画されているコンテンツのメニューに重ならない位置に、映像処理装置1Aのメニューを表示することが可能となる。
また、グラフィックプレーンの画像にメニュー画像が重ならないメニューデザインであり、かつ映像とは相反する画像特徴のメニューデザインが選択された場合には、映像上に重畳される画像との画像特徴が類似することによる視認性の低下を防ぐことができ、さらにグラフィックプレーンの画像とメニュープレーンの画像とが重なり合うことによる視認性の低下を防ぐことができる。
このようにすることで、グラフィックプレーンの画像とメニュープレーンの画像が重なり合うことによる視認性の低下を防止することができる。
Claims (2)
- 操作入力を受け付ける操作部と、
映像の表示イメージが格納される映像プレーンメモリと、
映像ソースから入力した映像の表示イメージを前記映像プレーンメモリに格納する映像表示処理部と、
操作メニューの表示イメージが格納されるメニュープレーンメモリと、
前記操作部が受け付けた表示要求に応じて操作メニューの表示イメージを前記メニュープレーンメモリに格納するメニュー表示処理部と、
映像ソースから入力したデータを基に描画する画像の表示イメージが格納されるグラフィックプレーンメモリと、
前記映像プレーンメモリ、前記メニュープレーンメモリおよび前記グラフィックプレーンメモリに格納されている各表示イメージに重畳演算を行い、これらが重畳された表示イメージを生成する重畳演算部と、
前記重畳演算部によって生成された表示イメージを表示する表示部とを備える映像表示装置において、
前記映像プレーンメモリに格納されている表示イメージから前記映像の輝度情報を特徴情報として抽出する特徴抽出部を備え、
前記メニュー表示処理部は、画像特徴が異なる複数のメニューデザインを有し、かつ、前記複数のメニューデザインの各画像特徴をカラールックアップテーブルで有しており、前記特徴抽出部が抽出した前記輝度情報に基づいて複数のカラールックアップテーブルの中から前記映像とは相反する輝度特徴のカラールックアップテーブルを選択し、当該カラールックアップテーブルが示す画像特徴のメニューデザインの表示イメージを前記メニュープレーンメモリに格納し、
前記映像表示処理部は、前記映像ソースから入力したデータを基に前記画像を描画する場合、当該画像の表示イメージを前記グラフィックプレーンメモリに格納し、
前記特徴抽出部は、前記グラフィックプレーンメモリに格納されている表示イメージにおける前記画像の位置を示す位置情報を抽出し、
前記メニュー表示処理部は、前記特徴抽出部が抽出した前記位置情報に基づいて、メニュー画像の表示位置が異なる前記複数のメニューデザインの中から、前記画像にメニュー画像が重ならないメニューデザインを選択して、前記メニュープレーンメモリに格納することを特徴とする映像表示装置。 - 操作入力を受け付ける操作部と、
映像の表示イメージが格納される映像プレーンメモリと、
映像ソースから入力した映像の表示イメージを前記映像プレーンメモリに格納する映像表示処理部と、
操作メニューの表示イメージが格納されるメニュープレーンメモリと、
前記操作部が受け付けた表示要求に応じて操作メニューの表示イメージを前記メニュープレーンメモリに格納するメニュー表示処理部と、
映像ソースから入力したデータを基に描画する画像の表示イメージが格納されるグラフィックプレーンメモリと、
前記映像プレーンメモリ、前記メニュープレーンメモリおよび前記グラフィックプレーンメモリに格納されている各表示イメージに重畳演算を行い、これらが重畳された表示イメージを生成する重畳演算部と、
前記重畳演算部によって生成された表示イメージを表示する表示部とを備える映像表示装置において、
前記映像プレーンメモリに格納されている表示イメージから前記映像の色相情報を特徴情報として抽出する特徴抽出部を備え、
前記メニュー表示処理部は、画像特徴が異なる複数のメニューデザインを有し、かつ、前記複数のメニューデザインの各画像特徴をカラールックアップテーブルで有しており、前記特徴抽出部が抽出した前記色相情報に基づいて複数のカラールックアップテーブルの中から前記映像とは相反する色相特徴のカラールックアップテーブルを選択し、当該カラールックアップテーブルが示す画像特徴のメニューデザインの表示イメージを前記メニュープレーンメモリに格納し、
前記映像表示処理部は、前記映像ソースから入力したデータを基に前記画像を描画する場合、当該画像の表示イメージを前記グラフィックプレーンメモリに格納し、
前記特徴抽出部は、前記グラフィックプレーンメモリに格納されている表示イメージにおける前記画像の位置を示す位置情報を抽出し、
前記メニュー表示処理部は、前記特徴抽出部が抽出した前記位置情報に基づいて、メニュー画像の表示位置が異なる前記複数のメニューデザインの中から、前記画像にメニュー画像が重ならないメニューデザインを選択して、前記メニュープレーンメモリに格納することを特徴とする映像表示装置。
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