JP2016085364A - 画像表示装置及び画像表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】OSD画像の視認性を維持しつつ、表示画像の確認作業に与える影響を軽減する。【解決手段】画像表示装置100は、画像を表示する表示部105と、表示部105に表示する表示画像を取得する画像取得部101と、表示画像に重ねて表示部105に表示されるOSD画像を合成することにより合成画像を生成する画像合成部104と、表示画像の画質を調整する表示画像調整部108と、表示画像の画質の調整量に連動して、OSD画像の画質を、表示画像の画質を調整可能な第1調整範囲よりも狭い第2調整範囲で調整するOSD画像調整部109と、を有し、表示部105は、表示画像調整部108及びOSD画像調整部109により表示画像及び重畳画像の画質が調整された合成画像を表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置及び画像表示方法に関するものである。
画像を表示するディスプレイは、コンピュータやビデオカメラ等から入力された表示画像の色及び明るさ等の画質を調整できることが知られている。ユーザは、ディスプレイに備えられたボタンを操作して、画面上にOSD(On Screen Display)画像から構成される設定画面を表示させ、画質の調整値を入力することにより、画質を調整することができる。特許文献1においては、OSD画像が表示画像に重畳されている場合に、画質調整によってOSD画像の視認性が低下することを防ぐために、OSD画像を画質調整の対象から除外する技術が開示されている。
特開2009−223109号公報
しかしながら、ディスプレイのOSD画像を画質調整の対象から除外してしまうと、表示画像の色味とOSD画像の色味との間に差が生じてしまう。業務用のディスプレイにおいては、OSD画像を表示した状態で表示画像の画質を確認する作業が行われることがあり、表示画像に対してOSD画像が過度に明るかったり暗かったりすると、表示画像の確認作業に支障が生じてしまうという問題がある。例えば、表示画像を明るく調整したにもかかわらずOSD画像の画質が変化しないで暗い状態になっていると、表示画像の確認作業において、暗いOSD画像の影響を受けてしまうので好ましくない。他方で、表示画像を明るくした際にOSD画像も表示画像と同じレベルで明るくしてしまうと、OSD画像が白く潰れてしまい、OSD画像に含まれている内容を視認できなくなってしまう。
そこで、本発明は上述した点に鑑みてなされたものであり、OSD画像の視認性を維持しつつ、表示画像の確認作業に与える影響を軽減することができる画像表示装置及び画像表示方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の画像表示装置は、画像を表示する表示手段と、前記表示手段に表示する表示画像を取得する画像取得手段と、前記表示画像に重ねて前記表示手段に表示される重畳画像を合成することにより合成画像を生成する合成手段と、前記表示画像の画質を調整する第1調整手段と、前記表示画像の画質の調整量に連動して、前記重畳画像の画質を、前記表示画像の画質を調整可能な第1調整範囲よりも狭い第2調整範囲で調整する第2調整手段と、を有し、前記表示手段は、前記第1調整手段及び前記第2調整手段により前記表示画像及び前記重畳画像の画質が調整された前記合成画像を表示することを特徴とする。
本発明によれば、OSD画像の視認性を維持しつつ、表示画像の確認作業に与える影響を軽減することができるという効果を奏する。
第1の実施形態に係る画像表示装置100の構成を示す図である。 表示画像調整情報及びOSD画像調整情報の一例を模式的に示した図である。 表示画像及びOSD画像の画質の変化の様子を示す図である。 画像表示装置100に表示される画質を調整する際の動作フローチャートである。 第2の実施形態に係る表示画像調整情報及びOSD画像調整情報を示す図である。 第2の実施形態に係る表示画像調整情報及びOSD画像調整情報の変形例を示す図である。 第3の実施形態に係る表示画像調整情報及びOSD画像調整情報を示す図である。 第4の実施形態に係る表示画像調整情報及びOSD画像調整情報を示す図である。
<第1の実施形態>
[画像表示装置100の構成]
図1は、第1の実施形態に係る画像表示装置100の構成を示す図である。画像表示装置100は、コンピュータ、ビデオカメラ、及びデジタルカメラ等の外部装置と、映像信号ケーブルを介して接続される。映像信号ケーブルは、例えばHDMI(High Definition Multimedia Interface)(登録商標)ケーブルであり、外部装置が出力する画像は、HDMIケーブルを介して画像表示装置100に入力される。本明細書における「画像」は、静止画及び動画(映像)を含む。
画像表示装置100は、画像取得部101と、OSD画像保持部102と、入力値取得部103と、画像合成部104と、表示部105と、記憶部106と、制御部107とを有する。制御部107は、表示画像調整部108及びOSD画像調整部109として機能する。
画像取得部101は、映像信号ケーブルを介して、映像信号を外部装置から受信する。画像取得部101は、映像信号に含まれる、表示部105に表示する対象となる表示画像を取得する。画像取得部101は、取得した表示画像を表示画像調整部108へと出力する。
OSD画像保持部102は、ユーザに提示するメニュー画像や文字列画像を含むOSD画像を保持している不揮発性メモリである。OSD画像は、表示画像に重ねて表示部105に表示される重畳画像である。OSD画像保持部102は、制御部107の制御により、表示画像に重ねてOSD画像を表示するタイミングで、OSD画像をOSD画像調整部109へと出力する。
入力値取得部103は、画像取得部101が取得した表示画像の画質を調整するための調整入力値を取得する。具体的には、入力値取得部103は、ユーザの操作を受け付けるボタンを有する操作部(不図示)を介して、ユーザから、画質調整項目の選択、及び画質を調整するための調整入力値を受け付ける。画質調整項目とは、明るさ、コントラスト、シャープネス等の画質に関する項目である。
入力値取得部103は、例えば、調整可能な画質調整項目を含むOSD画像を表示部105に表示させることにより、ユーザが調整を希望する画質調整項目の選択を受け付ける。また、入力値取得部103は、選択された画質調整項目の画質の調整レベルを入力するOSD画像を表示部105に表示させることにより、ユーザが希望する画質に調整するための調整入力値を受け付ける。
画像合成部104は、表示画像調整部108を経由して入力された表示画像と、OSD画像調整部109を介して入力されたOSD画像とを合成することにより合成画像を生成する。画像合成部104は、生成した合成画像を表示部105へと出力する。画像合成部104は、例えば、表示画像におけるOSD画像を表示する領域の画像をOSD画像に置換することにより、合成画像を生成する。画像合成部104は、表示画像とOSD画像とを所定の係数で重みづけして合成することにより、OSD画像が透過性を有する合成画像を生成してもよい。画像合成部104は、表示画像調整部108及びOSD画像調整部109が、それぞれ表示画像及びOSD画像の画質を変化させると、表示部105に表示されている合成画像に含まれる表示画像及びOSD画像の画質を変化させる。
表示部105は、画像合成部104が生成した合成画像を表示するパネルである。表示部105は、例えば液晶パネル又は有機EL(Electro-Luminescence)パネルである。
記憶部106は、ROM、RAM、及びハードディスク等の記憶媒体により構成される。記憶部106は、制御部107により実行されるプログラム、及び制御部107が生成する各種データを記憶している。また、記憶部106は、表示画像調整部108が表示画像の画質の調整に用いる表示画像調整情報、及びOSD画像調整部109がOSD画像の画質の調整に用いるOSD画像調整情報を記憶している。表示画像調整情報は、入力値取得部103が取得した調整入力値と表示画像の画質の調整レベルとを関連付けた情報である。OSD画像調整情報は、入力値取得部103が取得した調整入力値とOSD画像の画質の調整レベルとを関連付けた情報である。
図2は、表示画像調整情報及びOSD画像調整情報の一例を模式的に示した図である。図2の横軸は、入力値取得部103が取得した調整入力値を示しており、図2においては、0から100までの値が調整入力値として入力されることが想定されている。縦軸は、表示画像及びOSD画像のそれぞれの画質の調整レベルを示している。調整レベルは、調整対象となる画像の調整後の画質に対応しており、例えば、調整対象となる画像に含まれる全画素の平均値に対応している。表示画像の明るさを0から255までの階調で調整可能であるとすると、調整レベル100は、表示画像に含まれる全画素の明るさの平均値が255となる状態に対応し、調整レベル0は、表示画像に含まれる全画素の明るさの平均値が0となる状態に対応する。
図2における破線は、調整入力値と表示画像の調整レベルとの関係を示している。図2における実線は、調整入力値とOSD画像の調整レベルとの関係を示している。図2に示すように、調整入力値の所定の変化量に対するOSD画像の画質の調整量は、調整入力値の同じ変化量に対する表示画像の画質の調整量に連動している。具体的には、調整入力値が20から80までの範囲において、表示画像の画質の調整レベルが大きくなるにつれて、OSD画像の画質の調整レベルも大きくなっている。図2に示す例においては、調整入力値が20から80までの範囲において、調整入力値の所定の変化量に対するOSD画像の画質の調整量は、表示画像の画質の調整量と同一である。
また、表示画像の画質の調整可能範囲(第1調整範囲)は、OSD画像を視認できる範囲に設定された、OSD画像の画質の調整可能範囲(第2調整範囲)よりも大きい。したがって、調整入力値が最大値100である場合に、例えば表示画像の明るさの調整レベルは最大値100となるのに対して、OSD画像の明るさの調整レベルは80になっている。
制御部107は、例えばCPUである。制御部107は、記憶部106に記憶されたプログラムを実行することにより、表示画像調整部108及びOSD画像調整部109として機能する。
表示画像調整部108は、画像取得部101から入力された表示画像の画質を調整する。具体的には、表示画像調整部108は、図2に示したような表示画像調整情報に基づいて、調整入力値に対応する画質の調整レベルを特定し、特定した調整レベルに表示画像の画質を調整する。より具体的には、表示画像調整部108は、表示画像の画質の調整レベルを特定すると、表示画像に含まれる全画素の画質の平均値が、特定した調整レベルに対応する値になるように、表示画像に含まれる全画素の画素値を変換する。例えば、画質調整項目として明るさが選択された場合、表示画像調整部108は、調整入力値が大きくなるにつれて表示画像が明るくなるように、表示画像に含まれる全画素の画素値を変換する。
表示画像調整部108は、入力値取得部103が取得可能な調整入力値の最小値から最大値の範囲において、表示画像の画質を第1調整範囲内で調整する。図2に示した例において、表示画像調整部108は、0から100までの調整入力値に対して、表示画像の画質が0から100までの調整レベルに対応する第1調整範囲内で変化するように調整する。
OSD画像調整部109は、OSD画像保持部102から入力されたOSD画像の画質を調整する。OSD画像調整部109は、表示画像調整部108による表示画像の画質の調整量に連動して、OSD画像の画質を、表示画像の画質を調整可能な範囲よりも狭い範囲で調整する。図2に示した例の場合、OSD画像調整部109は、調整入力値の最小値から所定の範囲(0から20までの範囲)、及び最大値から所定の範囲(80から100までの範囲)を除く入力値範囲(20から80までの範囲)において、OSD画像の画質を第2調整範囲内で調整する。OSD画像調整部109は、調整入力値が20から80までの範囲において、表示画像調整部108が表示画像の画質を第1の向き(例えば、表示画像を明るくする方向)に調整すると、OSD画像の画質を第1の向きに調整することにより、OSD画像が明るくなるように調整する。
図2の例において、OSD画像調整部109は、調整入力値が20から80までの範囲において、表示画像の画質と同一の画質にOSD画像の画質を調整する。OSD画像調整部109は、調整入力値が0から20までの範囲において、OSD画像の画質の調整レベルを、調整入力値20に対応する調整レベル20に固定する。また、OSD画像調整部109は、調整入力値が80から100までの範囲において、OSD画像の画質の調整レベルを、調整入力値80に対応する調整レベル80に固定する。
図3は、表示画像及びOSD画像の画質の変化の様子を示す図である。図3(a)は、明るさの調整入力値が50である場合の表示画像X及びOSD画像Yを示している。図3(b)は、明るさの調整入力値が70である場合の表示画像X及びOSD画像Yを示している。図3(c)は、明るさの調整入力値が100である場合の表示画像X及びOSD画像Yを示している。
図3(b)におけるOSD画像Yの明るさは、図3(a)におけるOSD画像Yに比べると、表示画像Xに連動して明るい状態に変化しているが、表示画像X及びOSD画像Yの両方が視認できる状態である。これに対して、図3(c)においては、明るさの調整入力値が100にされたことにより、表示画像Xは調整レベルが100(最も明るい状態)になり、表示画像Xの内容を視認できない状態になっている。しかし、OSD画像Yは、調整入力値が100の場合の調整レベルが80なので、OSD画像Yの内容を視認できる状態に維持されている。このように、本実施形態に係る画像表示装置100は、ユーザが表示画像の画質を調整すると、表示画像の画質に連動してOSD画像の画質を変化させつつ、調整入力値が所定の範囲を超えると、OSD画像の画質を所定の値に固定するので、OSD画像が視認できない状態になることを防止できる。
[画像表示装置100の動作フローチャート]
図4は、画像表示装置100に表示される画質を調整する際の動作フローチャートである。まず、画像表示装置100は、画像取得部101を介して外部装置から表示画像を取得する(S101)。画像表示装置100が表示画像を表示部105に表示している状態で、制御部107は、画質を調整するための操作が行われることを監視し、ユーザによる操作が行われるまで待機する(S102)。
制御部107は、ユーザによる操作が行われたことを検出した場合(S102においてYesの場合)、操作内容に応じたOSD画像をOSD画像保持部102から取得して、表示画像に重畳させて表示部105に表示させる(S103)。例えば、制御部107は、S102において、ユーザによる画質調整操作を検出すると、画質調整項目を選択させるためのOSD画像をOSD画像保持部102から取得して、取得したOSD画像を表示部105に表示させる。
続いて、制御部107は、ユーザが、OSD画像に表示した画質調整項目のうちユーザが所望する画質調整項目を選択する操作を行うまで待機する(S104)。制御部107は、ユーザが選択した画質調整項目を取得した場合(S104においてYesの場合)、選択された画質調整項目の画質を調整するためのOSD画像をOSD画像保持部102から取得して、表示画像に重畳させて表示部105に表示させる(S105)。制御部107は、当該OSD画像を表示部105に表示させた状態で、画質の調整入力値が入力されるまで待機する(S106)。
制御部107は、調整入力値を取得した場合(S106においてYesの場合)、記憶部106に記憶されている表示画像調整情報を参照し、調整入力値に対応する表示画像の調整レベルを特定することにより、表示画像の画質を調整する(S107)。また、制御部107は、記憶部106に記憶されているOSD画像調整情報を参照し、調整入力値に対応するOSD画像の調整レベルを特定することにより、OSD画像の画質を調整する(S108)。制御部107は、表示画像の画質の調整、及びOSD画像の画質の調整が完了すると、画質を調整した後の表示画像及びOSD画像が合成された合成画像を表示部105に表示させる(S109)。
[第1の実施形態における効果]
以上説明したように、第1の実施形態に係る画像表示装置100においては、表示画像調整部108が、表示画像の画質を第1調整範囲内で調整し、OSD画像調整部109が、表示画像の画質の変化に連動させて、第1調整範囲よりも狭い第2調整範囲でOSD画像の画質を調整する。このようにすることで、画像表示装置100は、表示画像の画質の変化に合わせてOSD画像の画質を変化させることにより、表示画像の確認作業にOSD画像が与える影響を軽減しつつ、表示画像の画質が最大値又は最小値に近づいてもOSD画像を視認できるようにすることができる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態に係る画像表示装置100は、調整入力値が20から80までの間である場合に、表示画像の画質と同様にOSD画像の画質を変化させ、調整入力値が20以下又は80以上である場合に、OSD画像の画質を固定していた。これに対して、第2の実施形態に係る画像表示装置100は、調整入力値の最小値から最大値までの範囲において、OSD画像の画質の調整レベルを変化させる点で第1の実施形態と異なる。
図5は、第2の実施形態に係る画像表示装置100が使用する表示画像調整情報及びOSD画像調整情報を示す図である。図5における破線は、図2に示した破線と同じ特性の表示画像調整情報を示している。表示画像調整部108は、表示画像調整情報に基づいて、入力値取得部103が取得可能な調整入力値の最小値から最大値の範囲において、表示画像の画質を第1調整範囲内で調整する。表示画像調整部108は、上記の調整入力値の範囲において、調整入力値の単位変化量に対して第1の変化量で表示画像の画質を変化させる。具体的には、表示画像調整部108は、調整入力値が1だけ大きくなると、表示画像の画質の調整レベルが1だけ大きくなるように表示画像の画質を調整する。
図5における実線は、OSD画像調整情報を示しており、表示画像調整情報の破線の傾きよりも小さい傾きを有している。OSD画像調整部109は、OSD画像調整情報に基づいて、入力値取得部103が取得可能な調整入力値の最小値から最大値の範囲において、OSD画像の画質を第1調整範囲よりも狭い第2調整範囲内で調整する。OSD画像調整部109は、調整入力値の単位変化量に対して第1の変化量よりも小さな第2の変化量でOSD画像の画質を変化させる。具体的には、OSD画像調整部109は、調整入力値が1だけ大きくなると、OSD画像の画質の調整レベルが1より小さい値(図5においては0.6)だけ大きくなるようにOSD画像の画質を調整する。
このようにすることで、表示画像の画質の調整レベルが最大値100になった場合であっても、OSD画像の画質の調整レベルは最大値に満たない80となる。その結果、画像表示装置100は、表示画像が明るくなった場合でも、OSD画像が視認可能な状態を維持することができる。同様に、表示画像の画質の調整レベルが最小値0になった場合であっても、OSD画像の画質の調整レベルは最小値よりも大きい20となる。その結果、画像表示装置100は、表示画像が暗くなった場合でも、OSD画像が視認可能な状態を維持することができる。
図6は、第2の実施形態に係る画像表示装置100が使用する表示画像調整情報及びOSD画像調整情報の変形例を示す図である。図6においては、調整入力値が所定の範囲にある場合に、OSD画像調整情報の傾きが変化している。具体的には、調整入力値が20から80までの範囲においてはOSD画像調整情報の傾きは変化しておらず、調整入力値が20以下の範囲、及び80以上の範囲において、傾きが小さくなっている。
OSD画像調整部109は、図6に示したOSD画像調整情報に基づいて、調整入力値が最小値から所定の範囲、及び最大値から所定の範囲を除く範囲である場合に、調整入力値の単位変化量に対して所定の変化量でOSD画像の画質を変化させる。また、OSD画像調整部109は、調整入力値が最小値から所定の範囲、及び最大値から所定の範囲である場合に、調整入力値の単位変化量に対して上記の所定の変化量よりも小さな変化量で重畳画像の画質を変化させる。
このように、OSD画像調整部109は、表示画像を十分に視認できる状態においては、OSD画像の画質が表示画像の画質にできるだけ近い状態になるように、OSD画像の画質を表示画像の画質に連動させて変化させ、表示画像がほとんど視認できない状態においては、OSD画像の画質と表示画像の画質との連動性を弱める。このようにすることで、画像表示装置100は、調整入力値が最小値又は最大値に近い領域におけるOSD画像の視認性を確保することが可能になる。
[第2の実施形態における効果]
以上説明したように、第2の実施形態に係る表示画像調整部108は、入力値取得部103が取得可能な調整入力値の最小値から最大値の範囲において、表示画像の画質を第1調整範囲内で調整する。また、OSD画像調整部109は、上記の調整入力値の範囲において、表示画像の画質を、第1調整範囲よりも狭い第2調整範囲内で調整する。このようにすることで、画像表示装置100は、調整入力値が最小値の近く又は最大値の近くである場合であっても、OSD画像の画質を変化させることができるので、ユーザは、表示画像が視認しづらい場合であっても、OSD画像の画質の変化を視認することで、画質調整操作が正常に動作していることを認識できる。
<第3の実施形態>
上記の実施形態においては、調整入力値の単位当たりの変化に対して調整レベルが変化するものとして説明したが、第3の実施形態においては、調整入力値の変化に対して段階的に調整レベルが変化する点で異なる。
図7は、第3の実施形態に係る画像表示装置100が使用する表示画像調整情報及びOSD画像調整情報を示す図である。図7における細い実線は、図5において破線で示した表示画像調整情報に対応しており、図7における太い実線は、図5において実線で示したOSD画像調整情報に対応している。
表示画像調整部108は、図7に示した表示画像調整情報に基づいて、第1所定範囲の調整入力値に対して表示画像の画質が同一になるように、段階的に表示画像の画質を調整する。図7において、表示画像調整情報は、50段階で調整レベルを変化させることができるので、第1所定範囲は100/50=2であり、調整入力値が2変化すると調整レベルが2変化する。
OSD画像調整部109は、図7に示したOSD画像調整情報に基づいて、第1所定範囲よりも大きい第2所定範囲の調整入力値に対して画質が同一になるように、段階的にOSD画像の画質を調整する。図7において、OSD画像調整情報は、8段階で調整レベルを変化させることができるので、第2所定範囲は100/8=12.5であり、調整入力値が12.5変化すると調整レベルが12.5変化する。
[第3の実施形態における効果]
以上説明したように、第3の実施形態に係る画像表示装置100においては、OSD画像を段階的に調整することができる。このようにすることで、表示画像の画質を変化させるたびにOSD画像の画質が変化しないので、表示画像の画質を微調整したい場合に、OSD画像の画質の変化の影響を受けることなく表示画像の確認作業を行うことができる。
<第4の実施形態>
上記の実施形態に係る画像表示装置100は、OSD画像の画質を調整可能な範囲(第2調整範囲)として、予め定められた範囲を用いていた。これに対して、第4の実施形態に係る画像表示装置100は、OSD画像調整部109が、画像取得部101を介して取得する表示画像の画質(例えば、輝度)に基づいて定められた第2調整範囲でOSD画像の画質を調整する点で異なる。
図8は、第4の実施形態に係る画像表示装置100が使用する表示画像調整情報及びOSD画像調整情報を示す図である。図8におけるOSD画像調整情報においては、図2に示したOSD画像調整情報に比べて狭い第2調整範囲で調整レベルが変化している。図8(a)は、表示画像が比較的明るい画像である場合のOSD画像調整情報を示しており、図8(b)は、表示画像が比較的暗い画像である場合のOSD画像調整情報を示している。
OSD画像調整部109は、表示画像の平均輝度に基づいて第2調整範囲を決定することができる。OSD画像調整部109は、例えば、第2調整範囲の中央値が表示画像の平均輝度に対応するように第2調整範囲を決定する。例えば、OSD画像調整部109は、表示画像の全画素の平均輝度が所定値よりも大きい場合、全体的に明るい画像であると判定して、OSD画像の調整レベルの入力値範囲である第2調整範囲を、図8(a)に示すように、40から80までの間に設定する。OSD画像調整部109は、表示画像の全画素の平均輝度が所定値よりも小さい場合、全体的に暗い画像であると判定して、OSD画像の調整レベルの入力値範囲である第2調整範囲を、図8(b)に示すように、15から75までの間に設定する。
また、OSD画像調整部109は、表示画像に含まれるそれぞれの画素の輝度の分散に基づいて、第2調整範囲の大きさを決定してもよい。OSD画像調整部109は、例えば、表示画像内に明るい領域が多く、輝度の分散が小さい場合に、図8(a)のように第2調整範囲を40に決定する。他方、OSD画像調整部109は、表示画像内に明るい領域と暗い領域が混在しており、輝度の分散が大きい場合に、図8(b)のように第2調整範囲を60に決定する。
[第4の実施形態における効果]
以上説明したように、第4の実施形態に係る画像表示装置100は、表示画像の画質に基づいて、OSD画像の画質を調整可能な範囲を決定する。このようにすることで、例えば、明るい画像が表示されているときにはOSD画像が過度に暗くなることを防止できるので、ユーザが表示画像の画質を確認する際に、OSD画像の色味が及ぼす影響を軽減することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、上記の実施形態の説明においては、表示画像調整部108及びOSD画像調整部109が、それぞれ並行して表示画像及びOSD画像を調整する例について説明したが、これに限らない。表示画像調整部108が、表示画像及びOSD画像の画質を表示画像調整情報に基づいて調整した後に、OSD画像調整部109が、OSD画像調整情報に基づいてOSD画像の画質を変更してもよい。
100・・・画像表示装置
101・・・画像取得部
104・・・画像合成部
105・・・表示部
108・・・表示画像調整部
109・・・OSD画像調整部

Claims (11)

  1. 画像を表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示する表示画像を取得する画像取得手段と、
    前記表示画像に重ねて前記表示手段に表示される重畳画像を合成することにより合成画像を生成する合成手段と、
    前記表示画像の画質を調整する第1調整手段と、
    前記表示画像の画質の調整量に連動して、前記重畳画像の画質を、前記表示画像の画質を調整可能な第1調整範囲よりも狭い第2調整範囲で調整する第2調整手段と、
    を有し、
    前記表示手段は、前記第1調整手段及び前記第2調整手段により前記表示画像及び前記重畳画像の画質が調整された前記合成画像を表示することを特徴とする、
    画像表示装置。
  2. 前記表示画像の画質の調整入力値を取得する入力値取得手段をさらに有し、
    前記第1調整手段は、前記入力値取得手段が取得可能な前記調整入力値の最小値から最大値の範囲において、前記表示画像の画質を前記第1調整範囲内で調整し、
    前記第2調整手段は、前記最小値から所定の範囲、及び前記最大値から所定の範囲を除く入力値範囲において、前記重畳画像の画質を前記第2調整範囲内で調整することを特徴とする、
    請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記第2調整手段は、前記入力値範囲内において、前記表示画像の画質と同一の画質に前記重畳画像の画質を調整し、前記第2調整範囲外において、前記重畳画像の画質を所定の画質に固定することを特徴とする、
    請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記表示画像の画質の調整入力値を取得する入力値取得手段をさらに有し、
    前記第1調整手段は、前記入力値取得手段が取得可能な前記調整入力値の最小値から最大値の範囲において、前記表示画像の画質を前記第1調整範囲内で調整し、
    前記第2調整手段は、前記入力値取得手段が取得可能な前記調整入力値の最小値から最大値の範囲において、前記重畳画像の画質を前記第2調整範囲内で調整することを特徴とする、
    請求項1に記載の画像表示装置。
  5. 前記第1調整手段は、前記調整入力値の単位変化量に対して第1の変化量で前記表示画像の画質を変化させ、
    前記第2調整手段は、前記調整入力値の単位変化量に対して前記第1の変化量よりも小さな第2の変化量で前記重畳画像の画質を変化させることを特徴とする、
    請求項4に記載の画像表示装置。
  6. 前記第2調整手段は、前記最小値から所定の範囲、及び前記最大値から所定の範囲を除く範囲において、前記調整入力値の単位変化量に対して前記第2の変化量で前記重畳画像の画質を変化させ、かつ、前記最小値から所定の範囲、及び前記最大値から所定の範囲において、前記調整入力値の単位変化量に対して前記第2の変化量よりも小さな第3の変化量で前記重畳画像の画質を変化させることを特徴とする、
    請求項5に記載の画像表示装置。
  7. 前記第2調整手段は、所定範囲の前記調整入力値に対して画質が同一になるように、段階的に前記重畳画像の画質を調整することを特徴とする、
    請求項2から6のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  8. 前記第1調整手段は、第1所定範囲の前記調整入力値に対して画質が同一になるように、段階的に前記表示画像の画質を調整し、
    前記第2調整手段は、前記第1所定範囲よりも大きな第2所定範囲の前記調整入力値に対して画質が同一になるように、段階的に前記重畳画像の画質を調整することを特徴とする、
    請求項7に記載の画像表示装置。
  9. 前記第2調整手段は、前記画像取得手段が取得した前記表示画像に基づいて定められた前記第2調整範囲で前記重畳画像の画質を調整することを特徴とする、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  10. 前記第2調整手段は、前記画像取得手段が取得した前記表示画像の平均輝度に基づいて前記第2調整範囲を決定することを特徴とする、
    請求項9に記載の画像表示装置。
  11. 表示手段に画像を表示する画像表示方法であって、
    前記表示手段に表示する表示画像を取得するステップと、
    前記表示画像に重ねて前記表示手段に表示される重畳画像を合成することにより合成画像を生成するステップと、
    前記表示画像の画質を調整する第1調整ステップと、
    前記表示画像の画質の調整量に連動して、前記重畳画像の画質を、前記表示画像の画質を調整可能な第1調整範囲よりも狭い第2調整範囲で調整する第2調整ステップと、
    前記第1調整ステップ及び前記第2調整ステップの後に、前記合成画像を前記表示手段に表示するステップと、
    を有することを特徴とする画像表示方法。
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