JP2019012179A - Hdr画像表示システム - Google Patents

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【課題】 複数のHDR映像信号を一つの画面に合成し表示する際、合成された後の各HDR映像信号の信号輝度が、予め規定されたMaxCLL、MaxFALLを超えないことを認識できるHDR画像表示システムを提示する。【解決手段】 複数の映像信号画像を合成し出力する画像表示システムは、外部から入力される輝度目標値を保存する輝度目標値保存手段と、複数の映像信号画像を合成して表示する際のレイアウト設定手段と、前記設定されたレイアウトをレイアウト情報として生成するレイアウト情報生成手段と、前記レイアウト情報に基づいて映像信号の合成後画像を生成し、前記合成後画像を構成する画素の輝度値を画素情報として取得する画素情報取得手段と、前記画素情報を分析して特徴量を検出し、前記特徴量と前記輝度目標値とを比較する輝度比較手段と、前記比較した結果に基づいて警告情報を通知する警告通知手段を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、HDR画像編集装置及びその制御方法に関し、特に、HDR画像を含む複数の画像を一つの画面に合成するHDR画像編集装置及びその制御方法に関する。
ディスプレイの輝度向上に伴い、明暗差を拡大し臨場感を追求したHDR映像((High Dynamic Range)が普及してきている。米国家電協会のCEA(Consumer Electronics Association)によってHDR対応インタフェースやHDR静的メタデータが定義され、HDR映像を制作、および放送する環境の整備が進められている。
HDR映像メタデータの一つとして、MaxCLL(Maximum Content Light Level)、およびMaxFALL(Maximum Frame Average Light Level)が定義されている。
MaxCLLは、あるコンテンツを構成する1つ以上のHDR映像信号の中で、前記映像信号をリニアRGBに変換した際のR、G、Bの値のうち最も大きな値を示す。MaxFALLは、あるコンテンツを構成する1つ以上のHDR映像信号の中で、映像信号を画像フレームに変換した際のフレーム内平均輝度のうち最も大きな値を示す。MaxCLL、MaxFALLの値は、そのコンテンツの表示に適切な性能を備える表示デバイスの選定に活用できる。
MaxCLLおよびMaxFALLは、本来、コンテンツの内容から算出されるものではあるが、HDR映像コンテンツを放送する際の標準ガイドラインによって、MaxCLLおよびMaxFALLが所定輝度値以下に規定されることが考えられる。そして、HDR映像コンテンツ撮影時には、撮影するHDR映像信号のMaxCLLおよびMaxFALLが規定値を超えることないよう、撮影機器の設定を行うことが想定される。たとえ、撮影したHDR映像信号のMaxCLLおよびMaxFALLが規定値を超えたとしても、後のグレーディング工程にてガイドラインで規定された範囲内に信号補正することが想定される。
しかし、撮影したHDR映像信号をリアルタイムで放送するライブ放送においては、細密な信号補正を適切に実施するのは困難である。特に、特殊再生や別コンテンツの合成処理まで行うと、信号補正担当者は、現在放送しているHDR映像コンテンツがガイドラインに準拠しているかの判断が困難になる。
ここで、ライブ放送において、放送中のHDR映像信号を表示している画面に、MaxCLL、MaxFALLが異なるコンテンツのHDR映像信号を合成して表示する場合を考える。表示される二つの映像信号は別コンテンツであるため、映像を表示する領域毎に最適な信号補正を行う必要がある。
例えば、ガイドラインに準拠した放送中のHDR映像コンテンツに、ガイドラインで規定されたMaxCLLより高い輝度をもつHDR映像コンテンツを合成しようとすると、合成するHDR映像コンテンツのみ信号輝度を補正が必要となる。ただし、合成する際に特定の映像区間のみを切り出し合成する場合には、切り出した区間の映像信号がガイドラインの規定値を超えなければ、信号補正を実施する必要がない。
また、HDR映像コンテンツを拡大・縮小して合成する場合を考える。合成前のHDR映像コンテンツのMaxCLLがガイドラインに準拠していても、拡大・縮小方式によっては、拡大・縮小後画像の信号輝度がガイドラインで規定されたMaxCLLを超えることもある。
以上のことから、複数のHDR映像コンテンツを一つの画面に合成し表示する場合には、信号補正担当者は、合成後に表示される画像の信号輝度がガイドラインに規定されたMaxCLL、MaxFALLを超えないことを、映像信号毎に認識する必要がある。
従来より、複数の映像を一つの画面に合成表示した際に、映像表示領域毎に画質調整をする技術は示されている(特許文献1、2)。
特開2009−5258号公報 特開平9−219830号公報
特許文献1に記載の画質調整方法は、それぞれの映像が表示される領域のサイズに比例して各映像の信号輝度を調整する。特許文献2に記載の画質調整方法は、それぞれの映像が表示される領域毎に、映像の信号輝度の累積加算値を算出し、各領域の累積加算値の差が所定範囲内に収まるように各映像の信号輝度を調整する。
つまり、特許文献1、および特許文献2に記載の画質調整方法においては、各映像の合成後画像データに予め定義された目標輝度値を超えた画素が含まれているかを判定していない。つまり、合成処理を実施したコンテンツ作成者であっても、合成表示後の各映像の信号輝度が規定されたMaxCLL、MaxFALLを超えるかどうかを認識できない。
そこで、本発明では、このような問題を鑑み、複数のHDR映像信号を一つの画面に合成し表示するHDR画像表示システムであって、合成された後の各HDR映像信号の信号輝度が、予め規定されたMaxCLL、MaxFALLを超えないことを認識できるHDR画像表示システム及び、その制御方法を提示する。
上述した課題を解決するために、本発明は、複数の映像信号画像を合成し出力する画像表示システムにおいて、外部から入力される輝度目標値を保存する輝度目標値保存手段と、複数の映像信号画像を合成して表示する際の、各映像信号のレイアウトを指定するレイアウト設定手段と、前記レイアウト設定手段によって設定されたレイアウトを、レイアウト情報として生成するレイアウト情報生成手段と、前記レイアウト情報に基づいて映像信号の合成後画像を生成し、前記合成後画像を構成する全ての画素の輝度値を画素情報として取得する画素情報取得手段と、画素情報を分析して特徴量を検出し、前記特徴量と前記輝度目標値とを比較する輝度比較手段と、前記比較した結果に基づいて警告情報を通知する警告通知手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の映像信号画像を合成し出力するHDR画像表示システムにおいて、合成後映像信号が予め定義されたmaxCLL、maxFALLに収まっているかを容易に判断できる。
本発明の実施例1における、HDR画像表示システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1における、二つの映像を一つの画面で同時表示する際の各映像信号の表示レイアウト情報を示した図である。 本発明の実施例1における、各映像信号の合成後画像データとなる領域を示した図である。 本発明の実施例1における、輝度目標値を示した図である。 本発明の実施例1における、警告画像を示した図である。 本発明の実施例1における、合成後画像データの特徴量と輝度目標値との比較判定処理、および警告画像生成処理を示したフロー図である。 本発明の実施例1における、合成後画像データの高輝度領域を示した図である。 本発明の実施例2における、HDR画像表示システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施例2における、輝度目標値設定処理およびレイアウト情報通知処理を示したフロー図である。
以下、本発明に係るHDR画像表示システム及びその制御方法について説明する。
(実施例1)
本実施例においては、一つの画像表示装置によってHDR画像表示システムは構成される。画像表示装置において、複数映像信号の合成処理、合成後表示した映像信号が予め定義された輝度レベルに収まるかの判定、および判定結果による警告通知を実施する際の処理について説明する。
図1は、本実施例に係わる画像表示装置100の概略構成を示すブロック図である。画像表示装置100は、第一映像入力部101、第二映像入力部102、レイアウト情報生成部103、映像レイアウト部104、画素情報取得部105、輝度目標値保存部106、輝度値比較部107、警告通知部108、OSD合成部109、表示部110を備える。
第一映像入力部101及び第二映像入力部102は、画像表示装置100外部から入力されるHDR映像信号を複数のフレームで構成される画像データに変換し出力する。レイアウト情報生成部103は、画像表示装置100に入力される二つの映像を一つの画面で同時表示する際の、各映像信号が表示される領域のサイズ、および各領域の配置座標を関連付けたレイアウト情報を生成する。生成したレイアウト情報は映像レイアウト部104、画素情報取得部105に出力する。
また、後述する警告通知部108からの要求におうじて、レイアウト情報を警告通知部108へ出力する。本実施例では、各映像信号が表示される領域のサイズ、および各領域の配置座標は、画像表示装置100が備える設定ボタン(不図示)からユーザによって入力されるものとするが、ネットワーク等で接続された外部機器より入力されても良い。
映像レイアウト部104は、第一映像入力部101及び第二映像入力部102より入力された画像データに対して、レイアウト情報生成部103から入力さえるレイアウト情報に基づいて、各画像データの変換処理、および一画面への合成処理を行う。本実施例では、画像データの変換処理として縮小処理を行うが、拡大処理、トリミング処理、回転処理などを単独、もしくは組み合わせて実施してもよい。
ここで、図2を用いて本実施例におけるレイアウト情報について具体的に説明する。
第一映像入力部101から出力された画像データを図2(a)、第一映像入力部102から出力された画像データを図2(b)、映像レイアウト部104にて前記二つの画像データが合成された後の画像データを図2(c)とする。図2(c)の表示を行う際の、画像表示装置100に入力される各映像信号が表示される領域のサイズ、および各領域の配置座標は図2(d)とする。
レイアウト情報生成部103は、第一映像信号と、表示領域サイズ横ha、縦vaと配置座標を映像表示領域の左上点である(0,0)との関連付けを行い、第一映像信号のレイアウト情報とする。同様に、第二映像信号と、表示領域サイズ横hb、縦vbと、配置座標を(xb,yb)との関連付けを行い、第二映像信号のレイアウト情報とする。
画素情報取得部105は、レイアウト情報生成部103から入力されるレイアウト情報に基づいて、第一および第二映像信号の、それぞれの合成後画像データを構成する全ての画素の信号輝度値(第一画素情報、および第二画素情報)を取得する。本実施例において、合成後の表示画像を図2(c)とすると、第一映像信号の合成後画像データは図3(a)の実線で囲まれた領域、および第二映像信号の合成後画像データは図3(b)の実線で囲まれた領域となる。画素情報取得部105は、前記各領域を構成する全ての画素の信号輝度値を、それぞれの画素情報とする。
輝度目標値保存部106は、画像表示装置100外部より入力された輝度目標値を内部に保存する。本実施例における輝度目標値の構成を図4に示す。輝度目標値は小面積高輝度とフレーム内平均輝度の二種類とする。小面積高輝度は、鏡面反射の様な、高輝度部分が局所面積に限られる場合の高輝度領域を指し、基準輝度値D401と最大面積D402とを組み合わせた情報とする。更には、最大面積D402は映像信号が1画面に合成された後の映像表示面積全体に対する割合を示すものとする。フレーム内平均輝度D403は、1フレーム画像データにおける、所定領域の画素の平均輝度を示すものとする。
輝度値比較部107は、画素情報取得部105から第一画素情報、および第二輝画素報を、輝度目標値保存部106から輝度目標値を取得する。そして、取得した第一画素情報および第二画素情報からそれぞれの合成後画像データにおける輝度値の分布を分析し、所定輝度値以上の画素が集合している高輝度領域情報(第一高輝度領域情報、および第二高輝度領域情報)を算出する。また、それぞれの合成後画像データの平均輝度値(第一平均輝度値、および第二平均輝度値)を算出する。
さらに、輝度値比較部107は、前記第一高輝度領域情報および前記第一平均輝度値と、前記輝度目標値との比較を行い、第一高輝度領域情報または第一平均輝度値が輝度目標値を超える場合には比較結果を警告通知部108に出力する。同様に、第二高輝度領域情報および第二平均輝度値についても輝度目標値との比較を行い、比較結果を警告通知部108に出力する。輝度値比較部107における比較判定処理の詳細な説明は後述する。
警告通知部108は、輝度値比較部107から入力された判定結果に応じてレイアウト情報生成部103よりレイアウト情報を取得し、映像信号が輝度目標値を超えたことを示す警告画像を作成し、OSD合成部109に出力する。
本実施例における警告画像を図5に示す。第一高輝度領域情報または第一平均輝度値が輝度目標値を超えた場合には、前記レイアウト情報から第一映像信号が表示される領域を算出し、前記表示される領域を囲む表示領域枠画像501を作成する。そして、第一高輝度領域情報が小面積高輝度を超えた場合には警告バナー502を、第一平均輝度値がフレーム内平均輝度を超えた場合には警告バナー503を作成する。
OSD合成部109は、映像レイアウト部104から出力された合成後表示画像に対して、警告通知部108より入力された警告画像を重畳した画像データを作成し、表示部110に出力する。
表示部110は、OSD合成部109から入力された画像データに基づく画像を表示する。本実施例において、表示部110はバックライトを備えた液晶パネルとする。
次に、図1、4、5、6、7を用いて、本実施例における輝度値比較部107、および警告通知部108の処理を説明する。
図6は、輝度値比較部107において実施される比較判定処理、および警告通知部108において実施される、画素情報および平均輝度値が輝度目標値を超えた際の、警告画像生成処理を示したフロー図である。本処理は、映像信号の合成後画像データ毎に実施される。
図7(a)は本実施例において第一映像入力部に入力される第一映像信号の画像、図7(b)は前記第一映像信号の合成後画像データ、図7(c)は前記合成後画像データの画素情報を分析して得られる高輝度領域情報を示した図である。
まず、輝度比較部107は画素情報取得部105から第一映像信号の合成後画像データの第一画素情報を取得する(S601)。本実施例においては、図7(b)の実線で囲まれた領域701に存在する全ての画素の信号輝度値となる。
次に、輝度比較部107は輝度目標値保存部106から図4に示す輝度目標値を取得する(S602)。輝度目標値は、小面積高輝度の基準輝度値D401が1000cd/m、最大面積D402が1%であり、フレーム内平均輝度D403が400cd/mである。
次に、輝度比較部107は、第一高輝度領域情報を算出し、輝度目標値の小面積高輝度を超えるかの比較判定を行う(S603〜S606)。輝度比較部107は、S601で取得した第一画素情報を分析し、輝度目標値の基準輝度値D401の1000cd/mを超える画素を検出する(S603)。
輝度比較部107は、S603で検出した基準輝度値1000cd/mを超える画素が連続して分布する高輝度領域を全て検出し、前記各高輝度領域の面積を算出する(S604)。本実施例においては、図7(c)の領域702、および領域703を高輝度領域とし、各高輝度領域の面積は、領域701の面積に対する面積比(単位はパーセント(%))で表わされる。
輝度比較部107は、S604で算出した全ての高輝度領域の面積と、輝度目標値である小面積高輝度の最大面積D402を比較し、最大面積D402を超える高輝度領域を検出する(S605)。ここで、図7(c)における高輝度領域702の面積は領域701に対して10%、高輝度領域703の面積は領域701に対して1%とする。高輝度領域703は最大面積D402の1%を超えないが、高輝度領域702は最大面積D402を超えるため、輝度比較部107は、第一映像信号の合成後画像データは輝度目標値の小面積高輝度を超えた画像であることを警告通知部108に通知する(S606)。
次に、輝度比較部107は、第一平均輝度値を算出し、輝度目標値のフレーム内平均輝度を超える画像であるかの比較判定を行う(S607〜S608)。
輝度比較部107は、S601で取得した第一画素情報から領域701の平均輝度値(第一平均輝度値)を算出し、輝度目標値のフレーム内平均輝度D403を超えるかの判定を行う(S607)。ここで、領域701の平均輝度が500cd/mとすると、領域701の平均輝度がフレーム内平均輝度D403の400cd/mを超える。よって、輝度比較部107は、第一映像信号の合成後画像データは輝度目標値のフレーム内平均輝度を超えた画像であることを警告通知部108に通知する(S608)。
以上が、輝度比較部107において実施される比較判定処理である。ただし、第一高輝度領域情報と輝度目標値の小面積高輝度との比較判定処理(S603〜S606)と、第一平均輝度値と輝度目標値のフレーム内平均輝度との比較判定処理(S607〜S608)は、前後して実施、または並列に実施してもよい。
そして、警告通知部108は、S606、およびS608で輝度比較部107から出力された判定結果に基づいて、図5に示す警告画像を生成し、(S609)、OSD合成部109に出力する(S610)。
以上の処理S601〜S610を、第二映像信号の合成後画像データに対しても行う。
以上が、画像表示装置100に入力された二つの映像信号を一つの画面に合成表示する際の、各映像信号の合成後画像データの高輝度領域情報と平均輝度値を、予め設定された輝度目標値とを比較し、比較結果に応じた警告画像を生成する処理の説明である。
本実施例では、合成する各映像信号の合成後画像データについて、高輝度領域情報、および平均輝度値が輝度目標値を越えなければ、映像レイアウト部104から出力された合成後表示画像も輝度目標値を超えないとして比較判定処理を行うことが特徴である。ただし、平均輝度に関しては、映像信号の合成後画像データの時点で輝度目標値を超えていても、合成する他の映像信号やレイアウト変更によって、合成後表示画像では輝度目標値を超えないこともある。
このような事例への対応として、輝度値比較部107における平均輝度の比較判定は、合成後表示画像の平均輝度を算出し、前記平均輝度が輝度目標値のフレーム内平均輝度を超える際に警告する機能としてもよい。
本実施例の構成によって、ユーザは、複数の映像信号を一つの画面に合成して表示するコンテンツを作成する際に、作成したコンテンツの映像信号が予め定義された輝度レベルに収まっているかを容易に判断できる。
なお、本実施例では、S603〜S606の処理おいて、警告通知部108に通知する情報は、合成後画像データの高輝度領域の面積が、輝度目標値の小面積高輝度の最大面積を超えたことを示す情報とした。しかし、合成後画像データの高輝度領域の面積が、輝度目標値の小面積高輝度の最大面積を超えた場合には、前記合成後画像データの高輝度領域情報に含まれる画素の位置情報を警告通知部108に通知してもよい。そして警告通知部108は、前記通知された画素の位置情報から、前記高輝度領域と一致する領域を任意色で塗り潰した警告画像を生成してもよい。
また、本実施例では、複数の入力映像信号の合成処理、各映像信号の合成後画像データと輝度目標値との比較処理、比較結果に応じた警告画像の生成処理を画像表示装置100にて実施したが、これらの処理を画像編集装置で実施してもよい。
(実施例2)
実施例1では、入力された二つの映像信号を1画面に合成する処理と、各映像信号の合成後画像データの高輝度領域情報および平均輝度値と輝度目標値との比較、および比較結果に応じた警告画像の生成を画像表示装置100で実施する方法について説明した。実施例1の構成によって、ユーザは、複数の映像信号を一つの画面に合成して表示するコンテンツを作成する際に、作成したコンテンツの映像信号が予め定義された輝度レベルに収まっているかを容易に判断できる。
実施例2においては、画像編集装置と、合成前の各映像信号を個別に表示する画像表示装置とを用いてHDR画像表示システムを構築した際の実施例について説明する。実施例2のHDR画像表示システムは、撮影者は画像表示装置を用いて合成前の映像を確認し、編集者が画像編集装置を用いて複数映像の合成処理を行うユースケースを想定する。合成処理後の表示画像を確認できない撮影者であっても、現在撮影中の映像信号が合成処理によって輝度目標値を超えるかを認識できるHDR画像表示システムの構成、およびその制御方法を説明する。
画像編集装置では複数映像信号の合成処理を実施し、画像表示装置では表示している映像信号が、合成後に予め定義された輝度レベルに収まるかの判定、および判定結果による警告通知を行うものとする。また、画像編集装置がHDR画像表示システム全体の制御を行うものとする。
図8は、本実施例に係るHDR画像表示システム800を構成する、画像編集装置810、画像表示装置820の概略構成を示すブロック図である。画像表示装置830は画像表示装置820と同じ構成である。
画像編集装置810は、第一映像入力部811、第二映像入力部812、レイアウト情報生成部813、映像レイアウト部814、画像出力部815、輝度目標値保存部816、システム制御部817、通信部818を備える。
図8における811〜814、および816は、実施例1における101〜104、および106と同じ機能を持つ。ただし、レイアウト情報生成部は生成したレイアウト情報を、輝度目標値保存部816は保存した輝度目標値をシステム制御部817に出力する。
画像出力部815は、映像レイアウト部814でから出力された合成後画像データを外部機器(不図示)に出力する。本実施例においては、映像レイアウト部814から出力される画像データを、接続された外部機器に出力可能な信号フォーマットに変換して出力するものとする。
システム制御部817はHDR画像表示システムを構成する画像表示装置の認識を行い、画像編集装置810に入力された複数の映像信号と、それぞれを表示している画像表示装置との関連付けを行う。本実施例において、入力映像信号と画像表示装置の関連付けは、ユーザによって設定されるものとする。また、画像編集装置810に輝度目標値が入力されると、輝度目標値保存部816より前記輝度目標値を取得し、通信部818を介して画像表示装置820と画像表示装置830に出力する。
また、画像編集装置810に映像合成後の表示座標、サイズが入力されると、レイアウト情報生成部813が生成したレイアウト情報を取得する。そして、第一映像入力部811から出力された画像データに係わるレイアウト情報を画像表示装置820に、第二映像入力部812から出力された画像データに係わるレイアウト情報を画像表示装置830に出力する。
通信部818は、画像表示装置820、画像表示装置830と通信を行い、各画像表示装置に前記輝度目標値と前記レイアウト情報を出力する。具体的には、各ディスプレイにおける通信部同士が、USB、LAN、DISPLAY PORT、HDMI(登録商標)などのデータの通信が可能なケーブルによって接続される。
画像表示装置820は、映像入力部821、画素情報取得部822、輝度目標値保存部823、輝度比較部824、警告通知部825、OSD合成部826、表示部827、通信部828を備える。
映像入力部821は、画像表示装置820に入力されるHDR映像信号(第一映像信号)を複数のフレームで構成される画像データに変換し出力する。本実施例において、映像入力部821に入力される第一映像信号は、画像編集装置810の第一映像入力部811に入力される映像信号と同一のものとする。
図8における822〜824は、実施例1における105〜107と同じ機能を持つ。だだし、画素情報取得部822に入力されるレイアウト情報、および輝度目標値保存部823に入力される輝度目標値は、通信部828を介して画像編集装置810か取得するものとする
警告通知部825は、輝度値比較部824から入力された判定結果に応じて警告画像を作成し、OSD合成部826に出力する。本実施例では、第一映像信号の合成後画像データの第一高輝度領域情報が小面積高輝度を超えた場合には図5における警告バナー502を、第一平均輝度がフレーム内平均輝度を超えた場合には図5における警告バナー503を作成するものとする。OSD合成部826、および表示部827は、実施例1における109、110と同じ機能を持つ。
通信部828は、画像編集装置810からレイアウト情報および輝度目標値を受信する。受信したレイアウト情報は画素情報取得部822へ、また輝度目標値は輝度目標値保存部823に出力する。
次に、図8、9を用いて、本実施例における輝度目標値設定処理およびレイアウト情報通知処理を説明する。
図9は、HDR画像表示システム800全体の輝度目標値を設定する処理、および各画像表示装置において高輝度領域情報および平均輝度を算出する処理について示した図である。本処理は、システム制御部817において、画像編集装置810に入力された複数の映像信号と、それぞれを表示している画像表示装置との関連付けが完了した後に実施されるもとする。
ユーザによって輝度目標値が画像編集装置810に入力されると(S910)、画像表示装置810は前記輝度目標値を輝度目標値保存部816に保存する。(S902)。また、システム制御部817に出力する。システム制御部817は、輝度目標値保存部816が出力した輝度目標値を、通信部818を介して画像表示装置820と画像表示装置830に送信する(S903)。
画像表示装置820は、受信した輝度目標値を輝度目標値保存部823に保存する(S904)。また、画像表示装置830も同様に、受信した輝度目標値を輝度目標値保存部(不図示)に保存する(S905)。
次に、画像編集装置810において1画面に合成される映像信号の表示レイアウトがユーザによって変更されると(S906)、レイアウト情報生成部813はレイアウト情報を生成する(S907)。生成したレイアウト情報は、映像レイアウト部813、およびシステム制御部817に出力する。
システム制御部817は、前記レイアウト情報から、第一映像入力部811から出力された画像データに係わるレイアウト情報と、第二映像入力部812から出力された画像データに係わるレイアウト情報をそれぞれ抽出する(S908、S909)。
システム制御部817は、通信部818を介して、S908で抽出された第一映像信号に係わるレイアウト情報を画像表示装置820に、S909で抽出された第二映像信号に係わるレイアウト情報を画像表示装置830に送信する(S910、S911)。
画像表示装置820の画素情報取得部822は、受信した第一映像信号に係わるレイアウト情報に基づき合成後画像データを構成する全ての画素の信号輝度値(第一画素情報)を検出する(S912)。また、画像表示装置830の画素情報取得部(不図示)は、受信した第二映像信号に係わるレイアウト情報に基づき合成後画像データを構成する全ての画素の信号輝度値(第二画素情報)を検出する(S913)。
このあと、各画像表示装置においては、S912、S913で検出した画素情報をそれぞれ分析し、分析によって算出された高輝度領域および平均輝度値をS904、S905で保存した輝度目標値とそれぞれ比較し、比較結果に応じた警告画像を生成する。本処理は実施例1において図6の(S601〜S610)で示した処理と同じである(S914)。
なお、輝度目標値設定処理(S902〜S905)は、輝度目標値が画像編集装置810に入力される度に実行されるものとする。また、レイアウト情報通知処理(S907〜S911)は、映像信号を合成表示する際のレイアウトが変更される度に実行されるものとする。
以上が、本実施例における輝度目標値設定処理およびレイアウト情報通知処理の説明である。
以上の処理を行うことで、合成前の各映像信号を個別に表示する画像表示装置820、830においても、表示している映像信号が合成処理によって輝度目標値を超えた際には警告画像が表示される。
よって、画像表示装置820、830で映像を確認している撮影者は、撮影しながら、撮影しているHDR映像信号が予め定義された輝度レベルに収まるか認識することが可能となる。
100 画像表示装置
101 第一映像入力部
102 第二映像入力部
103 レイアウト情報生成部
104 映像レイアウト部
105 画素情報取得部
106 輝度目標値保存部
107 輝度比較部
108 警告通知部
109 OSD合成部
110 表示部

Claims (7)

  1. 複数の映像信号画像を合成し出力する画像表示システムにおいて、
    外部から入力される輝度目標値を保存する輝度目標値保存手段と、
    複数の映像信号画像を合成して表示する際の、各映像信号のレイアウトを指定するレイアウト設定手段と、
    前記レイアウト設定手段によって設定されたレイアウトを、レイアウト情報として生成するレイアウト情報生成手段と、
    前記レイアウト情報に基づいて映像信号の合成後画像を生成し、前記合成後画像を構成する画素の輝度値を画素情報として取得する画素情報取得手段と、
    前記画素情報を分析して特徴量を検出し、前記特徴量と前記輝度目標値とを比較する輝度比較手段と、
    前記比較した結果に基づいて警告情報を通知する警告通知手段と、
    を備えることを特徴とする画像表示システム。
  2. 請求項1に記載の画像表示システムにおいて、
    前記目標輝度値は、小面積高輝度、および、またはフレーム内平均輝度である、
    ことを特徴とする。
  3. 請求項2に記載の小面積高輝度情報は、
    基準輝度、および基準輝度以上の画素が連続する面積の組み合わせで表わされる、
    ことを特徴とする。
  4. 請求項1に記載の画像表示システムにおいて、
    前記レイアウト情報は、拡大率、縮小率、スケーリング方法、トリミング情報、配置座標のどれか一つ以上を含む、
    ことを特徴とする。
  5. 請求項1に記載の画像表示システムにおいて、
    前記特徴量は、所的輝度値以上の画素が連続して分布している高輝度領域と前記高輝度領域の面積、または平均輝度である、
    ことを特徴とする。
  6. 請求項1に記載の画像表示システムにおいて、
    前記警告情報は、警告画像、および、または警告音である、
    ことを特徴とする。
  7. 請求項1に記載の画像表示システムにおいて、
    前記画像表示システムは、複数の映像信号画像の合成を行う画像編集装置と、合成前映像信号を表示する一つ以上の画像表示装置からなる画像表示システムであって、
    前記画像編集装置には、前記レイアウト情報生成手段、前記目標輝度保存手段、外部とデータ送受信を行う通信手段を備え、
    前記画像表示装置には、前記画素情報取得手段、前記輝度目標値保存手段、前記輝度比較手段、前記警告通知手段、外部とデータ送受信を行う通信手段を備え、
    前記画像表示装置の画素情報取得手段は、前記画像編集装置より受信した前記レイアウト情報および目標輝度値に基づいて合成後画像を生成し、前記合成後画像を構成する全ての画素の輝度値を画素情報として検出し、
    前記画像表示装置の輝度比較手段は、前記画素情報を分析して特徴量を検出し、前記特徴量と、前記画像編集装置より受信した前記目標輝度値とを比較する、
    ことを特徴とする。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7502902B2 (ja) 2020-05-29 2024-06-19 キヤノン株式会社 画像処理装置、撮像装置、制御方法及びプログラム

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