JP2016208430A - 映像表示装置およびシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】特定の色を目標色に合わせるためにSOP/SATの微調整を繰り返しながら徐々に色を近づける必要があるため、撮影工程における作業時間が多くかかってしまうという課題がある。【解決手段】本発明の映像表示装置では、デバイスエミュレート変換テーブルが切り替えられた際に、色変換テーブル算出手段は、切り替え後に前記デバイスエミュレート変換処理手段が出力注目画素値取得手段により取得した画素値を出力する画素値を算出し、算出した画素値および入力注目画素値取得手段により取得した画素値に基づきSOP/SATパラメータを算出することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、映像を表示する映像表示装置、およびその制御方法に関する。
近年、映像制作業界では、『メタ情報として流通可能な色調整技術』を使って、撮影工程で調整した映像の色の情報を、メタ情報としてファイル化し、それを編集工程に渡すことで、撮影工程と編集工程の映像の色を一致させるワークフローが採用されつつある。
具体的な『メタ情報として流通可能な色調整技術』として、CDL(Color Decision List)が挙げられる。CDLとは、ASC(American Society of Cinematographers)によって策定された色調整技術の規格であり、既に多くの市販の映像編集システムが対応している。
CDLの特長の一つは、Slope, Power, Offset, 及びSaturationという4つの基本的な色調整手段を提供しているところである。以下、Slope,Power,Offsetの3つの色調整手段をまとめてSOPと、またSaturationをSATと記述する。
CDLのもう一つの特長は、色調整した結果を、メタ情報ファイルとして出力するためのファイルフォーマットを規定していることである。これにより例えば、撮影工程で調整した色の情報を、後工程である編集工程に渡し、本格的な編集作業前に、撮影時の色調整の結果を確認することが可能となる。また同時に、撮影時におけるCDLの色調整は、直接映像を加工しないため、編集工程では従来通り、撮影時のオリジナルの映像から編集を開始することができる。
CDLの利点は、例えば、撮影時にカメラマンや監督が意図した色を、編集工程の作業者に正確に伝えることができるところである。撮影工程では、撮影した映像素材に対して特定の色に注目しながらCDLに基づく色調整を行うことにより、意図した色を示すSOP/SATパラメータを作成する。
一方、制作した映像コンテンツを映し出す出力デバイス(以下、単に出力デバイス)には様々なものがあり、それぞれの出力デバイスによって見えが異なってしまうことがある。出力デバイスとは具体的にフィルムプロジェクタやDLPプロジェクタ、テレビジョン装置等である。
そこで、映像制作フローにおいて、映像表示装置で出力デバイスの見えをエミュレート(以下、デバイスエミュレート)して映像を確認する作業が行われる。出力デバイスの見えをエミュレートする具体的な方法としては、表示装置内においてエミュレート用の3DLUT(3-Dimension Look Up Table)に基づく変換処理を行い表示する方法がある。出力デバイスによって見えが異なることにより、撮影工程におけるCDLに基づくメタデータの作成は出力デバイス毎に実施することが望まれる。
特定の色に関して、他の出力装置で出力される色を再現する際の精度を向上される技術が特許文献1で開示されている。特許文献1では、ターゲットデバイス空間上の色値と出力デバイス空間上の色値をそれぞれデバイス非依存の色空間上の色値に変換し、その色値の差分情報に基づき色変換プロファイルを修正していくことにより、特定の色の再現精度を向上させている。
特開2009-49839号公報
しかしながら、先行技術のような、差分情報に基づき徐々に差分が小さくなるよう調整する手法では、特定の色を目標色に合わせるためにSOP/SATの微調整を繰り返しながら徐々に色を近づける必要があるため、撮影工程における作業時間が多くかかってしまうという課題がある。
そこで、本発明の映像表示装置は、CDLにより規定されるSOP/SATパラメータを入力するSOP/SAT入力手段と、前記SOP/SAT入力手段により入力されたSOP/SATパラメータに基づき、入力信号に対して所定の色変換処理を行うための色変換テーブルを算出する色変換テーブル算出手段と、前記色変換処理を行うSOP/SAT色変換処理手段と、デバイスの見えをエミュレートするためのデバイスエミュレート変換テーブルを入力するデバイスエミュレート変換テーブル入力手段と、前記SOP/SAT色変換処理後の信号に対して、前記デバイスエミュレート変換テーブルに基づき色変換処理を行うデバイスエミュレート変換処理手段と、注目画素の指定を受け付ける注目画素指定手段と、入力信号から前記注目画素指定手段により指定された注目画素の画素値を取得する入力注目画素値取得手段と、前記デバイスエミュレート変換処理後の映像信号から前記注目画素指定手段により指定された注目画素の画素値を取得する出力注目画素値取得手段と、を有し、前記デバイスエミュレート変換テーブルが切り替えられた際に、前記色変換テーブル算出手段は、切り替え後に前記デバイスエミュレート変換処理手段が前記出力注目画素値取得手段により取得した画素値を出力する画素値を算出し、算出した画素値および前記入力注目画素値取得手段により取得した画素値に基づきSOP/SATパラメータを算出することを特徴とする。
本発明の映像表示装置によれば、デバイスエミュレートを切替えた際にSOP/SAT色調整が不要となるため、撮影工程における作業時間を短縮することができる。
本発明の第一の実施例における表示装置100の構成図 メタデータ作成におけるユーザの作業フローを示す図 3D-LUTの例を示す図 デバイスエミュレート変換処理部104の入力/出力画素を示す図 SOP/SAT変換処理部103の入力/出力画素を示す図 注目画素指定におけるグラフィック重畳部105のグラフィックを示す図 SOP/SATパラメータのメタデータの例を示す図 デバイスエミュレート変換テーブルのファイル名をメタデータとして追加した例を示す図 注目画素の座標値をメタデータとして追加した例を示す図 SOP/SAT変換テーブル算出部108におけるSOP/SATパラメータ算出フローを示す図 本発明の第二の実施例における表示装置300を示す構成図 制御部310のSOP/SATパラメータ取得処理を示すフロー図
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
[実施例1]
本発明の第一の実施例について説明する。第一の実施例として、1つの注目画素の画素値をデバイスエミュレート切替え前後で合わせる例について説明する。
図1は本発明の第一の実施例における表示装置100の構成図である。表示装置100は、信号入力部101、画像処理部102、表示部106、入力信号注目画素値取得部107、SOP/SAT変換テーブル算出部108、出力信号注目画素値取得部109、制御部110、SOP/SAT操作部111、外部記憶媒体I/F部112、注目画素指定部113、メモリ部114、内部バス115を備える。
信号入力部101は外部からの映像信号を入力するI/F部である。信号入力部101は、具体的にはSDI,DVI,HDMI(登録商標),DisplayPortなどのストリーム形式の映像信号を入力する。信号入力部101は入力された映像信号を表示装置100の内部で処理するための信号形式に変換し、画像処理部102および入力信号注目画素値取得部107へ出力する。
画像処理部102は信号入力部から受け取った映像信号に対して所定の処理を施し、表示部106へ処理した映像信号を出力する。画像処理部102は、SOP/SAT変換処理部103、デバイスエミュレート変換処理部104、グラフィック重畳部105から構成される。SOP/SAT変換処理部103は、制御部110から入力されるSOP/SAT変換テーブルに基づき映像信号を変換し、デバイスエミュレート変換処理部104へ出力する。変換処理の詳細については後述する。
デバイスエミュレート変換処理部104は、制御部110から入力されるデバイスエミュレート変換テーブルに基づき映像信号を変換し、グラフィック重畳部105へ出力する。変換処理の詳細については後述する。グラフィック重畳部105は、デバイスエミュレート変換処理部104から入力された映像信号に対して注目画素指定部113にて指定された画素を示すグラフィックを重畳し、表示部106へ出力する。グラフィックを重畳する処理に関しては後述する。
表示部106は画像処理部102から入力された映像信号を表示する。表示部106は液晶パネルおよびバックライトから構成される。なお、本発明は表示部106として液晶パネルおよびバックライトから構成されるものに限定するものではなく、プラズマパネルや有機ELから構成されるものであっても良い。
入力信号注目画素値取得部107は、信号入力部101より入力された映像信号から、注目画素指定部113により指定された座標値に対応する画素値を取得する。ここで、画素値とはRed、Green、Blueの各成分を表す値である。
SOP/SAT変換テーブル算出部108は、制御部110から入力されるSOP/SATパラメータに基づきSOP/SAT変換テーブルを算出する。また、入力信号注目画素値取得部107、出力信号注目画素値取得部、外部記憶媒体I/F部112からそれぞれ入力された入力信号注目画素値、出力信号注目画素値、デバイスエミュレート変換テーブルに基づきSOP/SAT変換テーブルを算出する。算出方法に関しては後述する。算出したSOP/SAT変換テーブルは制御部110の指示に基づきSOP/SAT変換処理部103へ出力する。
出力信号注目画素値取得部109は、デバイスエミュレート変換処理部104より入力された映像信号から、注目画素指定部113により指定された座標値に対応する画素値を取得する。
制御部110は、予めメモリ部114に記憶されている制御プログラムに基づき動作し、SOP/SAT操作部111、外部記憶媒体I/F部112、注目画素指定部113からの通知を受信して所定の処理を行い、各構成部に対して制御指示を出す。SOP/SAT操作部111は、ユーザのSOP/SATパラメータ調整操作、SOP/SATパラメータ保存操作におけるI/F部である。SOP/SAT操作部111は、検出したユーザ操作を制御部110へ通知する。
外部記憶媒体I/F部112は、外部の記憶媒体とデータの入出力をするI/F部である。外部記憶媒体I/F部112は、制御部110の制御指示に基づき外部記憶媒体からのデバイスエミュレート変換テーブルを読み込み、外部記憶媒体へのSOP/SATパラメータの保存を行う。
注目画素指定部113は、注目画素の座標値指定におけるユーザとのI/F部である。注目画素指定部113は、注目画素指定を開始する開始操作と、注目画素の座標値を調整する調整操作と、注目画素の座標値を決定する決定操作をユーザから受け付ける。検出した各操作情報は制御部110へ通知する。メモリ部114は、不揮発メモリであり、制御部110上で動作する制御プログラムおよび、SOP/SATパラメータ情報を記憶する。
各構成部は内部バス115によって接続されており、相互に情報の送受信を行うことができる。
ここで、本実施例における複数の出力デバイスに対するSOP/SATパラメータの生成/保存する際のユーザの作業フローについて説明する。図2は、作業フローを示したフローチャートである。なお、フローの作業中は、撮影されたコンテンツの特定のフレーム、つまり一時停止された映像信号が入力されているものとする。
まず、ユーザは表示装置100に対してデバイスエミュレート変換テーブルを入力し、出力デバイスの見えをエミュレートする(S101)。次に、ユーザは表示装置100に対して、特定の色が意図する色となるよう、SOP/SATパラメータを調整する(S102、S103)。特定の色が意図する色となったら、ユーザはSOP/SATパラメータを保存する(S104)。
その後、ユーザが注目してSOP/SATパラメータを調整した特定の色を、座標値で指定する(S105)。他の出力デバイスに対するSOP/SATパラメータを生成するため、デバイスエミュレート変換テーブルを切替える(S107)。
デバイスエミュレート変換テーブルを切替えると、表示装置100はS105で指定された注目画素の画素値がデバイスエミュレート変換テーブル切換え前後で同一となるよう、SOP/SATパラメータを算出する。
ユーザは算出されたSOP/SATパラメータを保存する(S108)。全ての出力デバイスに対するSOP/SATパラメータの保存が完了した場合、撮影工程におけるSOP/SATパラメータ作成作業が終了となる。
以下、上記ユーザ操作時における表示装置100の処理詳細について説明する。
・デバイスエミュレート変換テーブル入力(S101)
デバイスエミュレート変換テーブルが入力された際の処理について説明する。デバイスエミュレート変換テーブルは外部記憶媒体を用いて表示装置100へ入力する。デバイスエミュレート変換テーブルが記憶された記憶媒体をユーザが外部記憶媒体I/F部112に入力すると、外部記憶媒体I/F部112は記憶媒体を検出した旨を制御部110へ通知する。制御部110は記憶媒体の検出を受信すると、外部記憶媒体I/F部112へデバイスエミュレート変換テーブル読み込み指示を送信する。
外部記憶媒体I/F部112は制御部からの指示に基づき外部記憶媒体からデバイスエミュレート変換テーブルを読み込み、読み込んだ情報を制御部110へ送信する。制御部110は受信したデバイスエミュレート変換テーブルをデバイスエミュレート変換処理部104へ送信する。ここで、デバイスエミュレート変換テーブルとは、特定のデバイスの見えをエミュレートするように作成された、格子点における入力画素値と出力画素値の対応を示す3D-LUT(Look Up Table)である。9×9×9の格子点を有する3D-LUTの例を図3に示す。
デバイスエミュレート変換処理部104では適用されたデバイスエミュレート変換テーブルに基づき、入力される映像信号を変換し、出力する。格子点間の画素については、3次元の線形補間やスプライン補間などの手法によって補間され、変換される。
図4はデバイスエミュレート変換処理部104に入力される映像信号と出力映像信号を示す。デバイスエミュレート変換処理部104に入力される映像信号の画素値(R’,G’,B’)は、デバイスエミュレート変換処理により画素値(R’’,G’’,B’’)に変換され、出力される。
・SOP/SATパラメータ調整(S102,S103)
ユーザによりSOP/SATパラメータ調整操作が行われた際の処理について説明する。SOP/SAT操作部111がSOP/SATパラメータ調整操作を検出すると、SOP/SATパラメータ調整操作情報を制御部110に通知する。制御部110は受信したSOP/SATパラメータ調整操作情報に基づきSOP/SATパラメータを算出し、算出したSOP/SATパラメータをSOP/SAT変換テーブル算出部108へ送信する。
ここで、SOP/SATパラメータとは、R,G,B各チャンネルのSlope値、R,G,B各チャンネルのOffset値、R,G,B各チャンネルのPower値およびSaturation値を示す。SOP/SAT変換テーブル算出部108は入力されたSOP/SATパラメータに基づきSOP/SAT変換テーブルを算出する。SOP/SAT変換テーブルは、R,G,B成分における入力画素値と出力画素値の対応を示す3D-LUTである。3D-LUTの格子点における出力画素値を、下記式によって算出する。
R,G,B各チャンネルのSlope値をSlope_r,Slope_g,Slope_b、
R,G,B各チャンネルのOffset値をOffset_r,Offset_g,Offset_b、
R,G,B各チャンネルのPower値をPower_r,Power_g,Power_b、
Saturation値をSat、
SOP/SAT変換テーブル算出部108に入力される映像信号の画素値のR,G,B各成分をinR,inG,inB、
とすると、出力画素値のR,G,B各成分outR,outG,outBは式(1)〜式(7)によって求められる。
ここでClamp(a)は 、a<0 の時 Clamp(a) = 0, 0≦a< 1 の時 Clamp(a) = a,1≦ aの時 Clamp(a) = 1 である。
SOP/SAT変換テーブル算出部108は算出したSOP/SAT変換テーブルをSOP/SAT変換処理部103へ出力する。SOP/SAT変換処理部103では、入力されたSOP/SAT変換テーブルに基づき、前述したデバイスエミュレート変換処理部104と同様の3D-LUT変換処理を映像信号に対して施し、出力する。
図5はSOP/SAT変換処理部103における入力映像信号と出力映像信号を示す。SOP/SAT変換処理部103に入力される映像信号の画素値(R,G,B)は、SOP/SAT変換処理により画素値(R’,G’,B’)に変換され、出力される。
ユーザがSOP/SAT調整操作を行うと、SOP/SAT変換処理部103による変換処理が変化するため、表示部106に表示される色も変化する。ユーザは特定の色が目的の色となるよう、SOP/SAT調整操作を行う。
・注目画素指定(S104)
注目画素指定操作時の処理について説明する。ここで、注目画素とは、ユーザがSOP/SAT調整時に注目した画素を示す。注目画素を指定する場合、ユーザはまず注目画素指定部113に対して注目画素指定開始操作を行う。注目画素指定部113は注目画素指定開始操作を検出すると、制御部110へ注目画素指定開始操作を検出した旨を通知する。制御部110は注目画素指定開始操作検出通知を受信すると、グラフィック重畳部105に対してグラフィック重畳開始を指示する。グラフィック重畳部105はグラフィック重畳開始を受信すると、入力されている映像信号上にx座標、y座標を示す破線の描画を開始する。
次に、ユーザは注目画素指定部113に対して注目画素指定操作を行う。注目画素指定操作では、画素のx座標値、y座標値を指定する。注目画素指定部113は入力されたx座標値、y座標値を制御部110へ送信する。制御部110は受信したx座標値、y座標値をグラフィック重畳部105へ送信し、グラフィック更新を指示する。グラフィック重畳部105は受信したx座標値、y座標値に基づき破線の再描画を行う。図6はグラフィック重畳部105により描画された破線が画面上に表示されたグラフィック表示映像200を示す。縦破線201はx座標を示し、横破線202はy座標を示す。
ユーザは表示されるグラフィックを見ることにより、注目画素のx座標、y座標を指定する。座標値を決定する際、ユーザは注目画素指定部113に対して注目画素決定操作を行う。注目画素指定部113は注目画素決定操作を検出すると、制御部110へ注目画素決定操作検出通知を送信する。制御部110は注目画素決定操作検出通知を受信すると、入力信号注目画素値取得部107および出力信号注目画素値取得部109へ注目画素座標値における画素値取得指示を送信する。
入力信号注目画素値取得部107および出力信号注目画素値取得部109は画素値取得指示を受信すると、入力されている映像信号から、指定された座標値における画素値を取得し、制御部110へ送信する。制御部110は受信した入力信号注目画素値、出力信号注目画素値を不図示の揮発性メモリに記憶する。
・SOP/SATパラメータ保存(S105,S108)
SOP/SAT操作部111がSOP/SATパラメータ保存操作を検出すると、SOP/SATパラメータ保存操作検出通知を制御部110に送信する。制御部110はSOP/SATパラメータ保存操作検出通知を受信すると、SOP/SATパラメータをメタデータへ変換し、外部記憶媒体I/F部112へメタデータの書き込み指示を送信する。図7はSOP/SATパラメータのメタデータの例を示す。
Slope,Offset,Powerの各RGBパラメータは、それぞれ<Slope>タグ、<Offset>タグ、<Power>タグ内に記述する。Saturationパラメータは、<Saturation>タグ内に記述する。また、制御部110は外部記憶媒体I/F部112により入力されたデバイスエミュレート変換テーブルに関する情報をメタデータとして追加しても良い。
図8はデバイスエミュレート変換テーブルが記載されたファイルのファイル名を<VierwingDescription>タグ内に記述した例を示す。また、制御部110は注目画素に関する情報をメタデータとして追加しても良い。図9は注目画素指定部113により入力された注目画素の座標値を<VierwingDescription>タグ内に記述した例を示す。座標値の他にも注目画素の画素値をメタデータとして<VierwingDescription>タグ内に記述しても良い。
・デバイスエミュレート切替え(S107)
デバイスエミュレートが切換えられた場合の処理について説明する。本処理が本発明のポイントとなる処理である。
外部記憶媒体I/F部112がデバイスエミュレート変換テーブルを読み込み、制御部110へデバイスエミュレート変換テーブルが入力されると、制御部110は不図示の揮発性メモリに記憶している入力信号注目画素値、出力信号注目画素値を読み出し、デバイスエミュレート変換テーブル、入力信号注目画素値および出力信号注目画素値をSOP/SAT変換テーブル算出部108に送信する。デバイスエミュレート変換テーブルの読み込み処理については前述しているため説明を省略する。
SOP/SAT変換テーブル算出部108は入力信号注目画素値、出力信号注目画素値、デバイスエミュレート変換テーブルに基づき、SOP/SATパラメータを算出する。以下、SOP/SATパラメータの算出方法について、具体的に説明する。
SOP/SATパラメータは図10に示す処理フローに基づき算出する。まず、出力信号注目画素値とデバイスエミュレート変換テーブルから中間信号注目画素値を算出する(S201)。つまり、出力信号注目画素値をPix_out、デバイスエミュレート変換テーブルにおける変換処理をE()とすると、中間信号注目画素値Pix_midは、
を満たす値として算出することができる。
次に、算出した中間信号注目画素値と入力信号注目画素値からSOP/SATパラメータを算出する(S202)。SOP/SATパラメータの内、Slope、Power,Saturationパラメータはデフォルト値とする。つまり、
である。
Offsetパラメータは、中間信号注目画素値と入力信号注目画素値の差分値とすることで算出できる。つまり、入力信号注目画素値をPix_in、画素値PのR成分をR(P)、G成分をG(P)、B成分をB(P)とすると、式(1)〜式(7)により、
として算出できる。
なお、本実施例ではSlope,Power,Saturationパラメータをデフォルト値とする方法でSOP/SATパラメータを算出したが、本発明はこれに限定するものではなく、Offset,Power,Saturationパラメータをデフォルト値としSlopeパラメータを算出する方法、Slope,Power,Saturationパラメータをデバイスエミュレート切替え前のパラメータとしOffsetパラメータを算出する方法、Offset,Power,Saturationパラメータをデバイスエミュレート切替え前のパラメータとしSlopeパラメータを算出する方法などによりSOP/SATパラメータを算出しても良い。
SOP/SAT変換テーブル算出部108は、算出したSOP/SATパラメータに基づきSOP/SAT変換テーブルを算出し、SOP/SAT変換処理部103へ出力する。また、算出したSOP/SATパラメータを制御部110へ出力する。これにより、注目画素指定部113で指定した注目画素の出力をデバイスエミュレート変換テーブル切換え前後で同一にすることができる。
本実施例によれば、デバイスエミュレートを切り替えた際、ユーザはSOP/SATパラメータを再調整することなく、特定の色を目的の色へ変換するSOP/SATパラメータを生成および保存することが可能となる。
[実施例2]
本発明の第二の実施例として、注目画素の近傍の色を考慮したSOP/SATパラメータ算出の手法について説明する。
図11は本発明の第二の実施例における表示装置300の構成図を示す。なお、第一の実施例と同様であるものは同一の符号を付加しており、説明を省略する。
処理内容について説明する。なお、第一の実施例と同様の処理については説明を省略する。
第一の実施例と異なる処理として、デバイスエミュレートが切替えられた場合の制御部310のSOP/SATパラメータ取得処理について説明する。図12は制御部310のSOP/SATパラメータ算出の処理を示すフロー図である。
制御部310は、外部記憶媒体I/F部112からデバイスエミュレート変換テーブルが入力されると、不図示の揮発性メモリに記憶している入力信号注目画素値、出力信号注目画素値を読み出す(S301)。制御部310は、読み出した入力信号注目画素値および出力信号注目画素値の周辺色をそれぞれ算出する(S302)。ここで、周辺色とは、色相、彩度、明度各々における注目画素との差分が所定値以内の色とする。所定値としては、8bit精度で3〜10程度が妥当である。
算出したそれぞれの周辺色をSOP/SAT変換テーブル算出部108へ入力することによりSOP/SATパラメータを取得する(S304)。S304の処理を全ての周辺色において実施する(S303)。全ての周辺色においてSOP/SATパラメータの取得が完了したら、取得した全てのSOP/SATパラメータを平均化する(S305)。平均化後のSOP/SATパラメータをデバイスエミュレートが切換えられた場合のSOP/SATパラメータとして扱う。
つまり、制御部310はSOP/SAT操作部111からSOP/SAT保存操作検出通知を受信すると、平均化後のSOP/SATパラメータをメタデータへ変換し、外部記憶媒体I/F部112へメタデータの書き込み指示を送信する。
本実施例により、デバイスエミュレートが切り替えられた際、ユーザにより指定された注目画素のみでなく、周辺色を考慮した色合わせを行うSOP/SATパラメータを生成および保存することが可能となる。
100 表示装置、101 信号入力部、102 画像処理部、103 SOP/SAT変換処理部、
104 デバイスエミュレート変換処理部、105 グラフィック重畳部、106 表示部、
107 入力信号注目画素値取得部、108 SOP/SAT変換テーブル算出部、
109 出力信号注目画素取得部、110 制御部、111 SOP/SAT操作部、
112 外部記憶媒体I/F部、113 注目画素指定部、114 メモリ部、115 内部バス

Claims (20)

  1. CDLにより規定されるSOP/SATパラメータを入力するSOP/SAT入力手段と、
    前記SOP/SAT入力手段により入力されたSOP/SATパラメータに基づき、入力信号に対して所定の色変換処理を行うための色変換テーブルを算出する色変換テーブル算出手段と、
    前記色変換処理を行うSOP/SAT色変換処理手段と、
    デバイスの見えをエミュレートするためのデバイスエミュレート変換テーブルを入力するデバイスエミュレート変換テーブル入力手段と、
    前記SOP/SAT色変換処理後の信号に対して、前記デバイスエミュレート変換テーブルに基づき色変換処理を行うデバイスエミュレート変換処理手段と、
    注目画素の指定を受け付ける注目画素指定手段と、
    入力信号から前記注目画素指定手段により指定された注目画素の画素値を取得する入力注目画素値取得手段と、
    前記デバイスエミュレート変換処理後の映像信号から前記注目画素指定手段により指定された注目画素の画素値を取得する出力注目画素値取得手段と、
    前記デバイスエミュレート変換テーブルが切り替えられた際に、前記デバイスエミュレート変換処理手段が前記出力注目画素値取得手段により取得した画素値を出力する画素値を算出し、算出した画素値および前記入力注目画素値取得手段により取得した画素値に基づきSOP/SATパラメータを算出するSOP/SATパラメータ算出手段と、
    を有することを特徴とする映像表示装置。
  2. 前記SOP/SATパラメータ算出手段は、Slope,Power,Saturationをデフォルト値とし、Offsetパラメータを算出することを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 前記SOP/SATパラメータ算出手段は、Offset,Power,Saturationをデフォルト値とし、Slopeパラメータを算出することを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  4. 前記SOP/SATパラメータ算出手段は、Slope,Power,Saturationを前記SOP/SAT入力手段により入力されたパラメータと同等とし、Offsetパラメータを算出することを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  5. 前記SOP/SATパラメータ算出手段は、Offset,Power,Saturationを前記SOP/SAT入力手段により入力されたパラメータと同等とし、Slopeパラメータを算出することを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  6. 前記SOP/SATパラメータ算出手段により算出されたSOP/SATパラメータをメタデータとして出力するメタデータ出力手段を有することを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  7. メタデータ出力手段は、前記デバイスエミュレート変換テーブル入力手段により入力されたデバイスエミュレート変換テーブルを特定するための情報をメタデータとして出力することを特徴とする請求項6に記載の映像表示装置。
  8. 前記デバイスエミュレート変換テーブルを特定するための情報はデバイスエミュレート変換テーブルのファイル名であることを特徴とする請求項7に記載の映像表示装置。
  9. メタデータ出力手段は、前記注目画素により指定された注目画素の座標値情報をメタデータとして出力することを特徴とする請求項6に記載の映像表示装置。
  10. メタデータ出力手段は、前記注目画素により指定された注目画素の画素値情報をメタデータとして出力することを特徴とする請求項6に記載の映像表示装置。
  11. CDLにより規定されるSOP/SATパラメータを入力するSOP/SAT入力手段と、
    前記SOP/SAT入力手段により入力されたSOP/SATパラメータに基づき、入力信号に対して所定の色変換処理を行うための色変換テーブルを算出する色変換テーブル算出手段と、
    前記色変換処理を行うSOP/SAT色変換処理手段と、
    デバイスの見えをエミュレートするためのデバイスエミュレート変換テーブルを入力するデバイスエミュレート変換テーブル入力手段と、
    前記SOP/SAT色変換処理後の信号に対して、前記デバイスエミュレート変換テーブルに基づき色変換処理を行うデバイスエミュレート変換処理手段と、
    注目画素の指定を受け付ける注目画素指定手段と、
    入力信号から前記注目画素指定手段により指定された注目画素の画素値を取得する入力注目画素値取得手段と、
    前記デバイスエミュレート変換処理後の映像信号から前記注目画素指定手段により指定された注目画素の画素値を取得する出力注目画素値取得手段と、
    前記デバイスエミュレート変換テーブルが切り替えられた際に、すべての周辺色について、前記デバイスエミュレート変換処理手段が前記出力注目画素値取得手段により取得した画素値の周辺色を出力する画素値を算出し、算出した画素値および前記入力注目画素値取得手段により取得した画素値の周辺色に基づきSOP/SATパラメータを算出し、算出した周辺色数分のSOP/SATパラメータを平均化するSOP/SATパラメータ算出手段と、
    を有することを特徴とする映像表示装置。
  12. 前記SOP/SATパラメータ算出手段は、Slope,Power,Saturationをデフォルト値とし、Offsetパラメータを算出することを特徴とする請求項11に記載の映像表示装置。
  13. 前記SOP/SATパラメータ算出手段は、Offset,Power,Saturationをデフォルト値とし、Slopeパラメータを算出することを特徴とする請求項11に記載の映像表示装置。
  14. 前記SOP/SATパラメータ算出手段は、Slope,Power,Saturationを前記SOP/SAT入力手段により入力されたパラメータと同等とし、Offsetパラメータを算出することを特徴とする請求項11に記載の映像表示装置。
  15. 前記SOP/SATパラメータ算出手段は、Offset,Power,Saturationを前記SOP/SAT入力手段により入力されたパラメータと同等とし、Slopeパラメータを算出することを特徴とする請求項11に記載の映像表示装置。
  16. 前記SOP/SATパラメータ算出手段により算出されたSOP/SATパラメータをメタデータとして出力するメタデータ出力手段を有することを特徴とする請求項11に記載の映像表示装置。
  17. メタデータ出力手段は、前記デバイスエミュレート変換テーブル入力手段により入力されたデバイスエミュレート変換テーブルを特定するための情報をメタデータとして出力することを特徴とする請求項16に記載の映像表示装置。
  18. 前記デバイスエミュレート変換テーブルを特定するための情報はデバイスエミュレート変換テーブルのファイル名であることを特徴とする請求項17に記載の映像表示装置。
  19. メタデータ出力手段は、前記注目画素により指定された注目画素の座標値情報をメタデータとして出力することを特徴とする請求項16に記載の映像表示装置。
  20. メタデータ出力手段は、前記注目画素により指定された注目画素の画素値情報をメタデータとして出力することを特徴とする請求項16に記載の映像表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109616040A (zh) * 2019-01-30 2019-04-12 厦门天马微电子有限公司 一种显示装置及其驱动方法以及电子设备

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