JP5900416B2 - 交通量推定装置、交通量推定方法およびプログラム - Google Patents

交通量推定装置、交通量推定方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、交通量推定装置交通量推定方法およびプログラムに関するものである。
近年、単眼カメラによって撮像された撮像画像から交通量を計測する技術が開発されている。かかる技術においては、手前側の物体によって奥側の物体が隠蔽されてしまう状況(以下、「オクルージョン」とも言う。)が生じる可能性がある。このオクルージョンは交通量計測の支障となり得るため、例えば、カメラの設置位置を高くすることによってオクルージョンが生じる可能性を低減させることが考えられる。しかし、カメラの設置に掛かるコストや設置したカメラのメンテナンスに掛かるコストなどが向上してしまう可能性があるため、交通量計測の精度を高めるための他の技術が求められている。
例えば、基準画像とカメラによって撮像された撮像画像との間における輝度値変化領域を検出し、移動物体存在領域に対する輝度値変化領域の占める割合を空間占有率として算出して、空間占有率に基づいて交通渋滞状況を判定する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。かかる技術によれば、オクルージョンが連続的に発生し、車両が個別に認識できない状況下であっても、交通渋滞状況を精度よく判定することが可能である。
また、撮像画像に複数のサンプル点を設定し、車両が存在していると推測されるサンプル点を存在サンプル点として検出し、移動中の車両が存在していると推測されるサンプル点を移動サンプル点として検出する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。かかる技術では、所定の割合以上の移動サンプル点を含むブロックを移動ブロックとして検出し、移動ブロックから外れた存在サンプル点を渋滞サンプル点として検出し、所定の割合以上の渋滞サンプル点を含むブロックを渋滞ブロックとして検出する。かかる技術によれば、渋滞ブロックに基づいて交通渋滞状況を精度よく判定することが可能である。
特開2002−367077号公報 特許第3834826号
しかし、上記特許文献1および特許文献2に記載された技術においては、車両の一部が撮像画像に映っている場合にしか、その車両の存在を考慮することができないため、交通量を精度よく計測できない場合が生じ得る。したがって、例えば、奥側の車両が手前側の車両に完全に隠蔽されてしまうような状況が生じた場合には、交通量の計測精度を向上させることが困難となり得る。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、単眼カメラによって撮像された撮像画像に基づいて交通量を計測する場合において、手前側の車両に奥側の車両が隠蔽されてしまう可能性のある時間における交通量を推定する技術を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明のある観点によれば、所定レーンの交通量を計測することが不可能な計測不能時間を検出する検出部と、前記所定レーンの計測可能時間における交通量を計測交通量として計測する対象量計測部と、前記計測不能時間に基づいて、前記所定レーンの前記計測不能時間における交通量を推定交通量として推定する推定部と、を備える、交通量推定装置が提供される。
前記交通量推定装置は、撮像部に最も近いレーンの交通量を基準交通量として計測する基準量計測部をさらに備え、前記推定部は、前記計測不能時間と前記基準交通量とに基づいて、前記推定交通量を推定してもよい。
前記推定部は、前記基準交通量の計測に要した時間に対する前記計測不能時間の割合を、前記基準交通量に対して乗じることにより、前記推定交通量を推定してもよい。
前記基準量計測部は、前記撮像部に最も近いレーンに対応する領域に生じた車両が検出された領域の速度に基づいて、当該レーンを走行する車両の速度を基準速度として算出し、前記推定部は、前記基準速度に基づいて、前記所定レーンを走行する車両の計測不能時間における速度を推定速度として特定してもよい。
前記推定部は、前記計測不能時間と前記計測交通量とに基づいて、前記推定交通量を推定してもよい。
前記推定部は、前記計測交通量の計測に要した時間に対する前記計測不能時間の割合を、前記計測交通量に対して乗じることにより、前記推定交通量を推定してもよい。
前記対象量計測部は、前記所定レーンに対応する領域に生じた車両が検出された領域の計測可能時間における速度に基づいて、前記所定レーンを走行する車両の計測可能時間における速度を計測速度として算出し、前記推定部は、前記計測速度に基づいて、前記所定レーンを走行する車両の計測不能時間における速度を推定速度として特定してもよい。
前記交通量推定装置は、撮像部に最も近いレーンの交通量を基準交通量として計測する基準量計測部を備え、前記対象量計測部は、前記所定レーンに対応する領域に生じた車両が検出された領域の計測可能時間における速度に基づいて、前記所定レーンを走行する車両の計測可能時間における速度を計測速度として算出し、前記基準量計測部は、前記撮像部に最も近いレーンに対応する領域に生じた車両が検出された領域の速度に基づいて、当該レーンを走行する車両の速度を基準速度として算出し、前記推定部は、前記計測不能時間と前記基準交通量と前記計測速度と前記基準速度とに基づいて、前記推定交通量を推定してもよい。
前記推定部は、前記基準交通量の計測に要した時間に対する前記計測不能時間の割合と前記基準速度に対する前記計測速度の割合と前記基準交通量とを乗じることにより、前記推定交通量を推定してもよい。
前記交通量推定装置は、前記計測交通量と前記推定交通量とを統合することにより統合交通量を算出する統合部を備えてもよい。
前記交通量推定装置は、前記統合交通量に対する前記推定交通量の割合を推定率として出力させる出力制御部を備えてもよい。
前記交通量推定装置は、複数のレーンそれぞれの計測交通量に基づいて、あらかじめ登録されているモデルを選択する選択部を備え、前記推定部は、前記モデルに基づいて前記複数のレーンそれぞれの計測不能時間における交通量を推定交通量として推定してもよい。
前記対象量計測部は、撮像部によって撮像された撮像画像において前記所定レーンに対応する領域に前記所定レーンの計測可能時間に生じた車両が検出された領域の数をカウントすることによって前記計測交通量を計測してもよい。
前記検出部は、撮像部によって撮像された撮像画像において前記所定レーンを基準として前記撮像部に1つ近づいたレーンから所定のレーン数だけ近づいたレーンまでのいずれかに対応する領域に車両が検出された領域が生じている時間を前記計測不能時間として検出してもよい。
前記検出部は、前記所定レーンを基準として撮像部に1つ近づいたレーンから所定のレーン数だけ近づいたレーンまでのいずれかに対応する領域に生じた車両が検出された領域と前記所定レーンに対応する領域に生じた車両が検出された領域との速度差が閾値を下回る時間を前記計測不能時間として検出してもよい。
前記検出部は、前記撮像部の高さに基づいて、前記所定のレーン数を算出してもよい。
また、本発明のある観点によれば、所定レーンの交通量を計測することが不可能な計測不能時間を検出するステップと、前記所定レーンの計測可能時間における交通量を計測交通量として計測するステップと、前記計測不能時間に基づいて、前記所定レーンの前記計測不能時間における交通量を推定交通量として推定するステップと、を含む、交通量推定方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、単眼カメラによって撮像された撮像画像に基づいて交通量を計測する場合において、手前側の車両に奥側の車両が隠蔽されてしまう可能性のある時間における交通量を推定することが可能である。
本発明の実施形態の目的を説明するための第1の図である。 本発明の実施形態の目的を説明するための第2の図である。 本発明の実施形態の概要を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る交通量推定装置の機能構成例を示す図である。 設定部により使用されるパラメータの例を示す図である。 設定部の機能の例を説明するための図である。 検出部の機能の例を説明するための第1の図である。 検出部の機能の例を説明するための第2の図である。 検出部の機能の例を説明するための第3の図である。 検出部の動作の流れの第1の例を示すフローチャートである。 検出部の動作の流れの第2の例を示すフローチャートである。 検出部の動作の流れの第3の例を示すフローチャートである。 推定部による推定の第1の方式を説明するための図である。 推定部による推定の第2の方式を説明するための図である。 推定部による推定の第3の方式を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る交通量推定装置の機能構成例を示す図である。 選択部によるモデル選択の例を説明するための図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットまたは数字を付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
[目的の説明]
まず、本発明の実施形態の目的の例を説明する。図1は、本発明の実施形態の目的を説明するための第1の図である。図1を参照すると、道路には、第1レーン、第2レーンおよび第3レーンが存在している。ここで、図1に示したように撮像部Cが設置されている場合、撮像部Cによって撮像される撮像画像には車両が映るが、撮像部Cが単眼カメラである場合などには、その車両の奥行方向の位置が不明であることが一般的である。そのため、撮像画像に映る車両が、第1レーンを走行する車両M1であるのか、第2レーンを走行する車両M2であるのか、第3レーンを走行する車両M3であるのかを把握することが困難であり、レーン毎の交通量の計測精度を向上させることが困難である。また、撮像画像に映る車両の奥行方向の位置を特定することが困難であるため、車両速度の計測精度を向上させることが困難である。
本実施形態においては、3次元的な道路平面式を算出することが可能であるため、算出した3次元的な道路平面式を用いて、撮像画像に映る車両の奥行方向の位置を特定することが可能となる。したがって、本発明の実施形態の目的の1つは、単眼カメラによって撮像された撮像画像に基づいて交通量および車両速度を計測する場合において、レーン毎の交通量の計測精度や、車両速度の計測精度を向上させることである。
また、図2は、本発明の実施形態の目的を説明するための第2の図である。図2を参照すると、道路には、第1レーン、第2レーンおよび第3レーンが存在している。ここで、図2に示したように撮像画像が撮像された場合、撮像画像には第1レーンを走行する車両M4が映っているが、第2レーンを走行する車両M5と第3レーンを走行する車両M6とは、車両M4に隠蔽されてしまい、撮像画像には映っていない。そのため、撮像画像に映っている車両を計測対象とするだけでは、交通量や車両速度の計測精度を向上させることが困難である。
本発明の実施形態の目的の他の1つは、単眼カメラによって撮像された撮像画像に基づいて交通量を計測する場合において、手前側の車両に奥側の車両が隠蔽されてしまう可能性のある時間における交通量および車両速度を推定することである。
以上、本発明の実施形態の目的の例を説明した。
[概要の説明]
続いて、本発明の実施形態の概要を説明する。図3は、本発明の実施形態の概要を説明するための図である。図3を参照しながら、本発明の実施形態の概要について説明する。なお、本発明の実施形態の概要は、以下に説明する本発明の第1の実施形態および第2の実施形態の前提となる。
図3に示すように、撮像部が組み込まれた交通量推定装置10および道路平面が実空間に存在する。また、撮像部が組み込まれた交通量推定装置10は、撮像方向が道路平面に向けられた状態で設置されている。交通量推定装置10により撮像された撮像画像Img’には道路に設けられたレーンの境界線が映っている。また、図3に示すように、交通量推定装置10のレンズの中心が原点Oに設定されている。
図3には、交通量推定装置10に撮像部が組み込まれている例が示されているが、撮像部は交通量推定装置10に組み込まれておらず交通量推定装置10の外部に設置されていてもよい。かかる場合、例えば、交通量推定装置10は、撮像部から送信された撮像画像Img’を受信することにより撮像画像Img’を取得してもよい。また、例えば、交通量推定装置10は、撮像部により記録媒体に記録された撮像画像Img’を読み込むことにより撮像画像Img’を取得してもよい。
以下に説明するように、本発明の第1の実施形態および第2の実施形態においては、交通量推定装置10により撮像画像Img’からレーン毎の交通量および車両速度が計測される。また、これらの実施形態においては、交通量推定装置10が撮像部によって撮像された撮像画像に基づいて交通量を計測する場合において、手前側の車両に奥側の車両が隠蔽されてしまう可能性のある時間における交通量および車両速度を推定することが可能である。
以上、本発明の実施形態の概要を説明した。
[第1の実施形態]
続いて、本発明の第1の実施形態について説明する。まず、本発明の第1の実施形態に係る交通量推定装置10Aの機能構成について説明する。図4は、本発明の第1の実施形態に係る交通量推定装置10Aの機能構成例を示す図である。図4に示すように、本発明の第1の実施形態に係る交通量推定装置10Aは、制御部110A、撮像部170、記憶部180および出力部190を備える。
制御部110Aは、交通量推定装置10Aの動作全体を制御する機能を有する。撮像部170は、実空間を撮像することにより撮像画像を取得する機能を有し、例えば、単眼カメラにより構成される。記憶部180は、制御部110Aを動作させるためのプログラムやデータを記憶することができる。また、記憶部180は、制御部110Aの動作の過程で必要となる各種データを一時的に記憶することもできる。出力部190は、制御部110Aによる制御に従って出力を行う機能を有する。出力部190の種類は特に限定されず、表示装置であってもよいし、音声出力装置であってもよい。
なお、図4に示した例では、撮像部170、記憶部180および出力部190は、交通量推定装置10Aの内部に存在するが、撮像部170、記憶部180および出力部190の全部または一部は、交通量推定装置10Aの外部に備えられていてもよい。また、制御部110Aは、画像取得部111と、設定部112と、基準量計測部113と、検出部114と、対象量計測部115と、推定部116と、統合部117と、出力制御部118とを備える。制御部110Aが備えるこれらの各機能部の機能については、後に説明する。
以上、本発明の第1の実施形態に係る交通量推定装置10Aの機能構成例について説明した。
まず、本発明の第1の実施形態に係る交通量推定装置10Aによりキャリブレーションが行われ得る。より詳細には、道路の平面式(以下、「道路平面式」とも言う)を算出する処理と車両の進行方向とを算出する処理とがキャリブレーションとして行われ得る。以下では、図5および図6を参照しながら、設定部112により行われるキャリブレーションについて説明する。
図5は、設定部112により使用されるパラメータを示す図である。設定部112は、まず、撮像部170を構成する撮像素子のサイズと制御部110に提供される撮像画像Img’のサイズとに基づいて、撮像素子の単位pixel当たりの撮像画像Img’のサイズpix_dotをパラメータとして算出する。撮像画像Img’は、原点Oから焦点距離だけ離れた撮像素子の撮像面上に撮像された撮像画像Imgに基づいて生成される。また、制御部110に提供された撮像画像Img’は、画像取得部111によって取得されて設定部112によって利用され得る。
図5に示すように、ここでは、撮像素子がCCD(Charge Coupled Device)である場合を例として説明するが、CCDは撮像素子の一例に過ぎない。したがって、撮像素子はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等であってもよい。
ここで、CCDサイズをccd_sizeとし、撮像画像Img’(横:width×縦:height)のサイズをimg_sizeとすると、設定部112は、以下の(数式1)によりpix_dotを算出することができる。一般的に、CCDサイズは、CCDの対角線の長さで表されるため、この(数式1)に示されるように、CCDサイズが撮像画像Img’の縦横の2乗和の平方根で除されることにより算出される。しかし、このような手法によるパラメータpix_dotの算出は一例に過ぎないため、他の手法によりパラメータpix_dotが算出されてもよい。例えば、CCDの対角線の代わりにCCDの縦または横の長さが用いられてもよい。
Figure 0005900416
なお、CCDサイズは、例えば、撮像部170から容易に取得される。また、撮像画像Img’のサイズは、例えば、記憶部180から取得される。したがって、制御部110は、これらのサイズに基づいて、CCDの撮像面に撮像される撮像画像Imgの実空間における3次元座標と制御部110に提供される撮像画像Img’の2次元座標との対応関係を把握することができる。すなわち、制御部110は、この対応関係に基づいて、制御部110に提供される撮像画像Img’の2次元座標からCCDの撮像面に撮像される撮像画像Imgの実空間における3次元座標を把握することができる。
このように算出されたパラメータを用いてキャリブレーションが行われ得る。以下、図6を参照しながら、設定部112によりパラメータを用いて行われるキャリブレーションについて説明する。
図6は、設定部112の機能を説明するための図である。図6に示したように、原点Oを基準としたxyz座標系(実空間)を想定する。このxyz座標系において、道路平面式をR1x+R2x+R3z+R4=0とする。また、車両の進行方向を示すベクトルである進行方向ベクトルvを(vx,vy,vz)とする。なお、以下の説明では、図6に示したように、原点Oから焦点距離fだけ離れた点(焦点)をy軸上に設定し、この焦点を通りy軸に垂直な平面を撮像面とし、この撮像面上に撮像画像Imgが撮像されるものとして説明を続けるが、各座標軸の設定はこのような例に限定されない。
道路平面上には、平行な2直線があらかじめ描かれている。したがって、撮像画像Imgには、この平行な2直線が映されている。また、道路平面上には、既知の大きさQ_dis離れた2点Q1,Q2があらかじめ描かれている。撮像画像Imgには、2点Q1,Q2が、Q1’(xs1,f,zs1),Q2’(xs2,f,zs2)として映される。なお、図6に示した例では、Q1,Q2が道路平面上の平行な2直線の各々上の点として描かれているが、Q1,Q2は、道路平面上の点であれば、特に限定されない。
また、撮像画像Imgに映る2直線のうち、第1の直線が通る2点をT1(x1,y1,z1)およびT4(x4,y4,z4)とし、第2の直線が通る2点をT2(x2,y2,z2)およびT3(x3,y3,z3)とする。すると、図6に示すように、T1、T2、T3およびT4の各々と原点Oとを結ぶ直線と道路平面との交点の座標は、t1・T1、t2・T2、t3・T3およびt4・T4と表される。設定部112は、例えば、以下に示す(前提条件1)に基づいて、キャリブレーションを行うことができる。
(前提条件1)
(条件1)道路平面上の平行な2直線の方向ベクトルは同じである。
(条件2)撮像部170のロールは0である。
(条件3)原点Oから道路平面までの距離を高さHとする。
(条件4)道路平面上にQ_dis離れたQ1およびQ2が存在する。
なお、上記ロールが0であるとは、道路平面に対して垂直な方向に設置されている物体が撮像画像Img上においても縦方向に映るように撮像部170が設置されている状態を意味する。
設定部112は、以上に示したように取得される各種データと(条件1)とに基づいて、以下の(数式2)および(数式3)に示される関係式を導き出すことができる。
Figure 0005900416
Figure 0005900416
また、設定部112は、以上に示したように取得される各種データと(条件2)とに基づいて、以下の(数式4)に示される関係式を導き出すことができる。なお、ロールが0の状態であれば、道路平面式と平行な軸方向(図6に示した例では、x軸方向)への道路平面に対する垂線の成分が0になるため、計算式が簡略化される(例えば、x軸方向への垂線の成分が0であれば、R1=0として計算できる)。
Figure 0005900416
また、設定部112は、以上に示したように取得される各種データと(条件3)とに基づいて、以下の(数式5)に示される関係式を導き出すことができる。
Figure 0005900416
また、設定部112は、以上に示したように取得される各種データと(条件4)とに基づいて、以下の(数式6)および(数式7)に示される関係式を導き出すことができる。
Figure 0005900416
Figure 0005900416
ここで、K1は、原点Oから道路平面上のQ1(xr1,yr1,zr1)までの距離が原点Oから撮像画像Img上のQ1’(xs1,f,zs1)までの距離の何倍になっているかを示す値である。同様に、K2は、原点Oから道路平面上のQ2(xr2,yr2,zr2)までの距離が原点Oから撮像画像Img上のQ2’(xs2,f,zs2)までの距離の何倍になっているかを示す値である。したがって、以下の(数式8)に示される関係式を導き出すことができる。
Figure 0005900416
設定部112は、(数式8)に示される関係式から、道路平面上の2点(Q1およびQ2)の距離の測定値Q_dis’を、以下の(数式9)により算出することができる。
Figure 0005900416
設定部112は、測定値Q_dis’と既知の大きさQ_disとの差分が最も小さくなる場合におけるR1、R2、R3およびR4を、(数式1)〜(数式9)に基づいて算出することができる。このようにR1、R2、R3およびR4が算出されることにより、道路平面式R1x+R2x+R3z+R4=0が決定される。
以上に説明したような道路平面式の算出手法は、一例に過ぎない。したがって、設定部112は、他の手法により道路平面式を算出することも可能である。例えば、道路平面上の平行な2直線間の距離が既知であれば、この道路平面上の平行な2直線間の距離を用いることにより、(条件2)を使用しないで道路平面式を算出することができる。
また、設定部112は、進行方向ベクトルv(vx,vy,vz)を算出することもできる。より詳細には、設定部112は、道路平面上の平行な2直線のうちの少なくともいずれか一方の直線の方向を算出することにより、進行方向ベクトルvを算出することができる。例えば、設定部112は、座標t2・T2と座標t3・T3との差分を進行方向ベクトルvとして算出してもよいし、座標t1・T1と座標t4・T4との差分を進行方向ベクトルvとして算出してもよい。
以上に説明したような手法により、設定部112は、キャリブレーションを行うことができる。このようなキャリブレーションにより算出された道路平面式R1x+R2x+R3z+R4=0および進行方向ベクトルv(vx,vy,vz)を交通量および車両速度の推定のために利用することができる。
以上、設定部112により行われるキャリブレーションについて説明した。
続いて、図7〜図9を参照しながら、検出部114の機能について説明する。図7は、検出部114の機能の例を説明するための第1の図であり、図8は、検出部114の機能の例を説明するための第2の図であり、図9は、検出部114の機能の例を説明するための第3の図である。図7〜図9に示すように、第1レーンから第nレーンまでに分割された道路が、交通量推定装置10に組み込まれた撮像部170によって撮像されている。nは2以上の自然数であれば特に限定されない。
検出部114では撮像部170によって撮像された撮像から第1レーンから第nレーンを通過する車両検出処理が行われる。車両検出処理は様々な手法が適用可能である。以下では背景差分処理に基づく車両検出処理について説明するが、車両検出処理は背景差分処理に基づく手法に限定されるものではない。
背景差分処理に基づく車両検出処理では、撮像部170によって撮像された撮像画像と比較される基準画像があらかじめ撮像されている。基準画像は、撮像範囲に車両が映っていない画像であり、例えば、図7に示したような撮像画像Img’−1に相当し得る。以下では、撮像画像Img’−1を基準画像Img’−1とも言う。また、以下において、第kレーンにおけるkは、1≦k≦n−1を満たす自然数であれば特に限定されない。
次に、図8を参照すると、図7に示した状態から時間が経過して撮像範囲に車両Mkが突入したため、撮像画像Img’−2には車両Mkが映っている。すなわち、撮像画像Img’−2と基準画像Img’−1との間において差分箇所が生じることで車両が検出されたと見なされる。このとき、第kレーンよりも奥側である第k+1レーンから第nレーンまでのそれぞれは、車両Mkに隠蔽されてしまう状況が生じ得るため、第k+1レーンから第nレーンまでのそれぞれは、交通量の計測を行うことが不可能なレーン(以下、単に「計測不能レーン」とも言う。)となり得る。
次に、図9を参照すると、図8に示した状態から時間が経過して撮像範囲から車両Mkが脱出したため、撮像画像Img’−3には車両Mkが映っておらず車両は検出されない。すなわち、撮像画像Img’−2と基準画像Img’−1との間において差分箇所が生じていない。このとき、第kレーンを走行する車両Mkに隠蔽されてしまうレーンは存在しないため、第1レーンから第nレーンまでのそれぞれは、交通量の計測を行うことが可能なレーン(以下、単に「計測可能レーン」とも言う。)となり得る。
以上に説明したようにして、計測不能レーンおよび計測可能レーンを考えた場合、最も手前側に位置する第1レーンは、車両によって遮蔽されてしまうことがないため、常時、計測可能レーンとなり得る。一方、第2レーンから第nレーンまでのそれぞれは、計測不能レーンとなる時間(以下、単に「計測不能時間」とも言う。)になる場合もあり得れば、計測可能レーンとなる時間(以下、単に「計測可能時間」とも言う。)になる場合もあり得る。
以下、第2レーンから第nレーンまでのそれぞれにおける計測不能時間および計測可能時間の検出手法についてさらに詳細に説明する。なお、以下において、第xレーン(所定レーン)におけるxは、2≦x≦nを満たす自然数であれば特に限定されない。図10は、検出部114の動作の流れの第1の例を示すフローチャートである。第1の例は、撮像画像において車両が検出された領域に対応するレーンの奥側のレーンは、計測不能レーンとなることを前提とした例である。
図10に示したように、検出部114は、第1レーンから第x−1までのいずれかで車両が検出されたか否かを判定する(ステップS11)。そして、検出部114は、第1レーンから第x−1までのいずれかに対応する領域に車両が検出されたと判定した場合には(ステップS11で「Yes」)、第xレーンの計測不能時間を増加して(ステップS18)、ステップS19に進む。
一方、検出部114は、第1レーンから第x−1までのいずれかに対応する領域に車両が検出されていないと判定した場合には(ステップS11で「No」)、ステップS19に進む。続いて、検出部114は、動作を終了しない場合には(ステップS19で「No」)、ステップS11に戻るが、動作を終了する場合には(ステップS19で「Yes」)、動作を終了する。検出部114は、一例として図10に示したような動作により、第xレーンの計測不能時間を検出することが可能である。
具体的な例で考えると、図8に示した例においては、第kレーンに対応する領域Akに差分箇所が生じていることで車両が検出されているとみなされる。したがって、検出部114は、x≧k+1を満たす場合には、第xレーンの計測不能時間を検出周期に相当する時間幅だけ増加して、ステップS19に進む。一方、検出部114は、x≦kを満たす場合には、ステップS19に進む。なお、例えば、設定部112は、撮像画像において最下段に映っているレーンに対応する領域を領域A1として設定し、領域A1よりも上の各領域を下段から順に、領域A2〜Anとして設定すればよい。
図10を参照しながら説明したように、検出部114は、第xレーンを基準として撮像部170に1つ近づいた第x−1レーンから所定のレーン数だけ近づいたレーン(図10に示した例では、第1レーン)までのいずれかに対応する領域に車両が検出される、すなわち差分箇所が生じている時間を計測不能時間として検出することが可能である。
図11は、検出部114の動作の流れの第2の例を示すフローチャートである。第2の例は、車両が検出された奥側のレーンが常に計測不能レーンとなるとは限らないことを前提とした上で、第xレーンにおいて検出された車両の速度が所定の条件を満たす場合に、第xレーンが計測不能レーンになると取り扱う例である。
図11に示したように、検出部114は、第1レーンから第x−1までのいずれかで車両が検出されているか否かを判定する(ステップS11)。そして、検出部114は、第1レーンから第x−1までのいずれかで車両が検出されたと判定した場合には(ステップS11で「Yes」)、第xレーンで車両が検出されたか否かを判定する(ステップS12)。
そして、検出部114は、第xレーンで車両が検出されたと判定した場合には(ステップS12で「Yes」)、第xレーンで検出された車両の速度と1レーンから第x−1までのいずれかで検出された車両の速度差が閾値を下回っているか否かを判定する(ステップS13)。検出部114は、前記速度差が閾値を下回っていると判定した場合には(ステップS13で「Yes」」)、第xレーンの計測不能時間を増加して(ステップS18)、ステップS19に進む。
一方、検出部114は、第1レーンから第x−1まで車両が検出されていないと判定した場合(ステップS11で「No」)と、第xレーンで車両が検出されていないと判定した場合(ステップS12で「No」)と、第xレーンの検出車両の速度と第1レーンから第x−1まで車両の速度の差が閾値を下回っていないと判定した場合には(ステップS13で「No」)、ステップS19に進む。続いて、検出部114は、動作を終了しない場合には(ステップS19で「No」)、ステップS11に戻るが、動作を終了する場合には(ステップS19で「Yes」)、動作を終了する。検出部114は、一例として図11に示したような動作により、第xレーンの計測不能時間を検出することが可能である。
検出部114の動作の流れの第2の例によれば、検出部114は、第xレーンを基準として撮像部170に1つ近づいたレーンから所定のレーン数だけ近づいたレーンまでのいずれかに対応するレーンの車両速度と第xレーンで検出された車両速度の差が、閾値を下回る時間を計測不能時間として検出することが可能である。したがって、第xレーンの計測不能時間をより高精度に検出することが可能となる。
図12は、検出部114の動作の流れの第3の例を示すフローチャートである。第3の例は、撮像画像において車両が検出されたレーンの奥側のレーンが常に計測不能レーンとなるとは限らないことを前提とした上で、撮像部170の設置位置が高くなるほど、第xレーンを計測不能レーンではなく計測可能レーンとして取り扱う可能性を高める例である。
図12に示したように、検出部114は、撮像部170の高さに応じたレーン数aを算出する(ステップS10)。例えば、レーン数aは、撮像部170の設置位置が高くなるほど小さくなってよい。続いて、検出部114は、第x−aレーンから第x−1までのいずれかに車両が検出されているか否かを判定する(ステップS11)。そして、検出部114は、第x−aレーンから第x−1までのいずれかに車両が検出されていると判定した場合には(ステップS11で「Yes」)、第xレーンの計測不能時間を増加して(ステップS18)、ステップS19に進む。
一方、検出部114は、第1レーンから第x−1までのいずれかに車両が検出されていないと判定した場合(ステップS11で「No」)ステップS19に進む。続いて、検出部114は、動作を終了しない場合には(ステップS19で「No」)、ステップS11に戻るが、動作を終了する場合には(ステップS19で「Yes」)、動作を終了する。検出部114は、一例として図12に示したような動作により、第xレーンの計測不能時間を検出することが可能である。
検出部114の動作の流れの第3の例によれば、検出部114は、撮像部170の設置位置の高さに応じて、第xレーンが隠蔽されてしまう可能性が変化し得るものと取り扱うことができる。したがって、第xレーンの計測不能時間をより高精度に検出することが可能となることが期待される。
以上、検出部114の機能について説明した。
続いて、基準量計測部113および対象量計測部115について説明する。上記したように、撮像部170に最も近い第1レーンは、車両によって遮蔽されてしまうことがないため、常時、計測可能レーンとなり得る。そこで、基準量計測部113は、第1レーンの交通量を基準交通量Q1として計測する。基準交通量Q1の計測手法は特に限定されないが、例えば、基準量計測部113は、撮像部170によって撮像された撮像画像と基準画像との間において第1レーンに対応する領域に生じた差分箇所の通過数をカウントすることによって基準交通量Q1を計測すればよい。
また、基準量計測部113は、第1レーンを走行する車両の速度を基準速度v1として算出する。基準速度v1の算出手法は特に限定されないが、例えば、基準量計測部113は、第1レーンに対応する領域に生じた差分箇所の速度に基づいて、基準速度v1を算出すればよい。より詳細には、基準量計測部113は、第1レーンに対応する領域に生じた差分箇所の撮像画像における単位時間当たりの移動量を、道路平面における3次元的な移動量に置き換えることによって、基準速度v1を算出することができる。基準速度v1はいずれか1台の車両の速度であってもよいし、複数の車両の平均速度であってもよい。
対象量計測部115は、第xレーン(2≦x≦n)の計測可能時間における交通量を計測交通量Qxとして計測する。ここで、上記したように、第2レーンから第nレーンまでのそれぞれは、計測不能時間になる場合もあり得れば、計測可能時間になる場合もあり得る。そこで、対象量計測部115は、撮像部170によって撮像された撮像画像と基準画像との間において第xレーンに対応する領域に第xレーンの計測可能時間に生じた差分箇所の数をカウントすることによって計測交通量Qxを計測すればよい。
また、対象量計測部115は、第xレーンを走行する車両の計測可能時間における速度を計測速度vxとして算出する。計測速度vxの算出手法は特に限定されないが、例えば、対象量計測部115は、第xレーンに対応する領域に生じた差分箇所の計測可能時間における速度に基づいて、計測速度vxを算出すればよい。より詳細には、対象量計測部115は、第xレーンに対応する領域に生じた差分箇所の撮像画像における単位時間当たりの移動量を、道路平面における3次元的な移動量に変換することによって、計測速度vxを算出することができる。計測速度vxはいずれか1台の車両の速度であってもよいし、複数の車両の平均速度であってもよい。
続いて、推定部116、統合部117および出力制御部118それぞれの機能について説明する。推定部116は、計測不能時間Txに基づいて、第xレーンの計測不能時間Txにおける交通量を推定交通量Qcxとして推定する。また、推定部116は、第xレーンを走行する車両の計測不能時間Txにおける速度を推定速度vcxとして推定する。推定部116による推定方式は特に限定されないが、推定部116による推定方式の具体例として、第1の方式、第2の方式および第3の方式を後に詳細に説明する。なお、推定部116は、推定精度を確保するため、所定量以上の計測量が蓄積してから推定を行うようにしてもよい。
統合部117は、計測交通量Qxと推定交通量Qcxとを統合することにより統合交通量Qtxを算出する。統合交通量Qtxの算出手法は特に限定されないが、例えば、統合部117は、計測交通量Qxと推定交通量Qcxとを加算することによって統合交通量Qtxを算出すればよい。
また、統合部117は、計測速度vxと推定速度vcxとを統合することにより統合速度vtxを算出する。統合速度vtxの算出手法は特に限定されないが、例えば、統合部117は、計測速度vxに第xレーンの計測可能時間(T−Tx)を乗じた結果と推定速度vcxに第xレーンの計測不能時間Txを乗じた結果とを加算し、加算結果を計測時間(基準交通量Q1の計測に要した時間)Tによって除することによって統合速度vtxを算出すればよい。
出力制御部118は、統合交通量Qtx、推定交通量Qcx、統合速度vtxおよび推定速度vcxの少なくともいずれかを出力部190に出力させる。また、出力制御部118は、統合交通量Qtxに対する推定交通量Qcxの割合を推定率として出力部190に出力させてもよい。また、出力制御部118は、統合速度vtxに対する推定速度vcxの割合を推定率として出力部190に出力させてもよい。ユーザは、出力された推定率を把握することによって、統合されたデータのうち、どの程度が推定されたデータであるのかを知ることが可能となる。
まず、推定部116による推定の第1の方式を説明する。図13は、推定部116による推定の第1の方式を説明するための図である。第1の方式では、推定部116は、計測不能時間Txと基準交通量Q1とに基づいて、推定交通量Qcxを推定する。より詳細には、図13に示したように、推定部116は、計測時間Tに対する計測不能時間Txの割合を、基準交通量Q1に対して乗じることにより、推定交通量Qcxを推定すればよい。
また、推定部116は、第1レーンの基準速度v1に基づいて、第xレーンを走行する車両の計測不能時間Txにおける速度を推定速度vcxとして特定する。より詳細には、図13に示すように、推定部116は、推定速度vcxとして第1レーンの基準速度v1を用いればよい。なお、第1の方式は、計測時間Tに対する計測不能時間Txの割合が大きくなると計測精度が著しく低下するような場合(例えば、撮像画像から抽出された特徴量から車両の一部または全部の特徴量(例えば、車両前面の特徴量)を検出したときに車両を計測する場合など)に適切に採用され得る。
続いて、推定部116による推定の第2の方式を説明する。図14は、推定部116による推定の第2の方式を説明するための図である。第2の方式では、推定部116は、計測不能時間Txと計測交通量Qxとに基づいて、推定交通量Qcxを推定する。より詳細には、図14に示したように、推定部116は、計測時間Tに対する計測不能時間Txの割合を、計測交通量Qxに対して乗じることにより、推定交通量Qcxを推定すればよい。
また、推定部116は、第xレーンの計測速度vxに基づいて、第xレーンを走行する車両の計測不能時間Txにおける速度を推定速度vcxとして特定する。より詳細には、図14に示すように、推定部116は、推定速度vcxとして第xレーンの計測速度vxを用いればよい。
続いて、推定部116による推定の第3の方式を説明する。図15は、推定部116による推定の第3の方式を説明するための図である。第3の方式では、推定部116は、計測不能時間Txと基準交通量Q1と計測速度vxと基準速度v1とに基づいて、推定交通量Qxを推定する。より詳細には、図15に示したように、推定部116は、計測時間Tに対する計測不能時間Txの割合と基準速度v1に対する計測速度vxの割合と基準交通量Q1とを乗じることにより、推定交通量Qcxを推定すればよい。
なお、第3の方式は、計測時間Tに対する計測不能時間Txの割合が大きくなると交通量の計測精度が著しく低下するが、速度については計測精度の低下が小さい場合に(例えば、撮像画像から抽出された特徴量から車両の一部または全部の特徴量(例えば、車両前面の特徴量)を検出し、かつ、差分箇所の速度差が閾値を下回ったときに車両を計測する場合など)、適切に採用され得る。
また、推定部116によって用いられる方式は、時間の経過によらずに同一であってもよいし、適宜切り替えられてもよい。例えば、推定部116は、計測時間Tに対する計測不能時間の割合(Tx/T)が、所定時間を下回る場合は第1の方式を用い、その他の場合は、第2の方式を用いてもよい。
以上、本発明の第1の実施形態について説明した。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。本発明の第2の実施形態においては、モデル選択により推定量が取得される。まず、本発明の第2の実施形態に係る交通量推定装置10Bの機能構成について説明する。図16は、本発明の第2の実施形態に係る交通量推定装置10Bの機能構成例を示す図である。図16に示すように、本発明の第2の実施形態に係る交通量推定装置10Bは、制御部110B、撮像部170、記憶部180および出力部190を備える。
制御部110Bは、交通量推定装置10Bの動作全体を制御する機能を有する。制御部110Bは、画像取得部111と、設定部112と、基準量計測部113と、検出部114と、対象量計測部115と、推定部116と、統合部117と、出力制御部118と、選択部119とを備える。選択部119の機能については、後に説明する。
以上、本発明の第2の実施形態に係る交通量推定装置10Bの機能構成例について説明した。
続いて、選択部119の機能について説明する。選択部119は、複数のレーンそれぞれの計測交通量に基づいて、あらかじめ登録されているモデルを選択する。あるいは、選択部119は、複数のレーンそれぞれの計測交通量と計測速度とに基づいて、あらかじめ登録されているモデルを選択してもよい。推定部116は、選択されたモデルに基づいて複数のレーンそれぞれの計測不能時間における交通量を推定交通量として推定する。図17は、選択部119によるモデル選択の例を説明するための図である。
図17に示した例では、モデル1からモデル3までがあらかじめ登録されているが、登録されているモデルの数は特に限定されない。また、モデルは、各レーンのモデル値(交通量および速度)を含んでおり、第1レーンの計測量は、計測量(基準交通量および基準速度)を含んでおり、第2レーンの計測量は、計測量(計測交通量および計測速度)を含んでいるが、交通量および速度のうちのいずれか一方だけが含まれていてもよい。また、レーン数は複数であれば特に限定されない。モデル値は、論理的な数値であってもよいし、実際に計測された数値であってもよい。
選択部119は、例えば、図17に示したように、最大残差が最小となるモデルを選択すればよい。残差の算出は特に限定されないが、選択部119は、例えば、図17に示したように、各モデルにおいて、レーンと計測量とに対応する残差として、残差=|(モデル値−計測量)/モデル値|によって算出することが可能である。
以上、本発明の第2の実施形態について説明した。
[効果の説明]
以上に説明したように、本発明の実施形態によれば、所定レーンの交通量を計測することが不可能な計測不能時間を検出する検出部114と、所定レーンの計測可能時間における交通量を計測交通量として計測する対象量計測部115と、計測不能時間に基づいて、所定レーンの計測不能時間における交通量を推定交通量として推定する推定部116と、を備える、交通量推定装置10が提供される。かかる構成によれば、単眼カメラによって撮像された撮像画像に基づいて交通量を計測する場合において、手前側の車両に奥側の車両が隠蔽されてしまう可能性のある時間における交通量を推定することが可能である。
[変形例の説明]
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本発明の第1の実施形態に係る交通量推定装置10Aと本発明の第2の実施形態に係る交通量推定装置10Bとは組み合わされて使用されてもよい。例えば、本発明の第2の実施形態に係る交通量推定装置10Bの選択部119によりモデル選択を試みたものの、最小の最大残差が閾値を超えてしまう場合には、モデル選択の代わりに、本発明の第1の実施形態に係る交通量推定装置10Aの推定部116による推定を行うようにしてもよい。
制御部110を構成する各ブロックは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)などから構成され、記憶部180により記憶されているプログラムがCPUによりRAMに展開されて実行されることにより、その機能が実現され得る。あるいは、制御部110を構成する各ブロックは、専用のハードウェアにより構成されていてもよいし、複数のハードウェアの組み合わせにより構成されてもよい。
尚、本明細書において、フローチャートに記述されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的に又は個別的に実行される処理をも含む。また時系列的に処理されるステップでも、場合によっては適宜順序を変更することが可能であることは言うまでもない。
10(10A、10B) 交通量推定装置
110(110A、110B) 制御部
111 画像取得部
112 設定部
113 基準量計測部
114 検出部
115 対象量計測部
116 推定部
117 統合部
118 出力制御部
119 選択部
170 撮像部
180 記憶部
190 出力部

Claims (19)

  1. 所定レーンの交通量を計測することが不可能な計測不能時間を検出する検出部と、
    前記所定レーンの計測可能時間における交通量を計測交通量として計測する対象量計測部と、
    前記計測不能時間に基づいて、前記所定レーンの前記計測不能時間における交通量を推定交通量として推定する推定部と、
    を備え、
    撮像部に最も近いレーンの交通量を基準交通量として計測する基準量計測部をさらに備え、
    前記推定部は、前記計測不能時間と前記基準交通量とに基づいて、前記推定交通量を推定する
    交通量推定装置。
  2. 前記推定部は、前記基準交通量の計測に要した時間に対する前記計測不能時間の割合を、前記基準交通量に対して乗じることにより、前記推定交通量を推定する、
    請求項に記載の交通量推定装置。
  3. 前記基準量計測部は、前記撮像部に最も近いレーンに対応する領域に生じた車両が検出された領域の速度に基づいて、当該レーンを走行する車両の速度を基準速度として算出し、
    前記推定部は、前記基準速度に基づいて、前記所定レーンを走行する車両の計測不能時間における速度を推定速度として特定する、
    請求項に記載の交通量推定装置。
  4. 所定レーンの交通量を計測することが不可能な計測不能時間を検出する検出部と、
    前記所定レーンの計測可能時間における交通量を計測交通量として計測する対象量計測部と、
    前記計測不能時間に基づいて、前記所定レーンの前記計測不能時間における交通量を推定交通量として推定する推定部と、
    を備え、
    前記推定部は、前記計測不能時間と前記計測交通量とに基づいて、前記推定交通量を推定し、前記計測交通量の計測に要した時間に対する前記計測不能時間の割合を、前記計測交通量に対して乗じることにより、前記推定交通量を推定する
    通量推定装置。
  5. 所定レーンの交通量を計測することが不可能な計測不能時間を検出する検出部と、
    前記所定レーンの計測可能時間における交通量を計測交通量として計測する対象量計測部と、
    前記計測不能時間に基づいて、前記所定レーンの前記計測不能時間における交通量を推定交通量として推定する推定部と、
    を備え、
    前記対象量計測部は、前記所定レーンに対応する領域に生じた車両が検出された領域の計測可能時間における速度に基づいて、前記所定レーンを走行する車両の計測可能時間における速度を計測速度として算出し、
    前記推定部は、前記計測速度に基づいて、前記所定レーンを走行する車両の計測不能時間における速度を推定速度として特定する
    通量推定装置。
  6. 所定レーンの交通量を計測することが不可能な計測不能時間を検出する検出部と、
    前記所定レーンの計測可能時間における交通量を計測交通量として計測する対象量計測部と、
    前記計測不能時間に基づいて、前記所定レーンの前記計測不能時間における交通量を推定交通量として推定する推定部と、
    を備え、
    撮像部に最も近いレーンの交通量を基準交通量として計測する基準量計測部を備え、
    前記対象量計測部は、前記所定レーンに対応する領域に生じた車両が検出された領域の計測可能時間における速度に基づいて、前記所定レーンを走行する車両の計測可能時間における速度を計測速度として算出し、
    前記基準量計測部は、前記撮像部に最も近いレーンに対応する領域に生じた車両が検出された領域の速度に基づいて、当該レーンを走行する車両の速度を基準速度として算出し、
    前記推定部は、前記計測不能時間と前記基準交通量と前記計測速度と前記基準速度とに基づいて、前記推定交通量を推定する
    通量推定装置。
  7. 前記推定部は、前記基準交通量の計測に要した時間に対する前記計測不能時間の割合と前記基準速度に対する前記計測速度の割合と前記基準交通量とを乗じることにより、前記推定交通量を推定する、
    請求項に記載の交通量推定装置。
  8. 所定レーンの交通量を計測することが不可能な計測不能時間を検出する検出部と、
    前記所定レーンの計測可能時間における交通量を計測交通量として計測する対象量計測部と、
    前記計測不能時間に基づいて、前記所定レーンの前記計測不能時間における交通量を推定交通量として推定する推定部と、
    を備え、
    前記計測交通量と前記推定交通量とを統合することにより統合交通量を算出する統合部を備え、
    前記統合交通量に対する前記推定交通量の割合を推定率として出力させる出力制御部を備える
    通量推定装置。
  9. 所定レーンの交通量を計測することが不可能な計測不能時間を検出する検出部と、
    前記所定レーンの計測可能時間における交通量を計測交通量として計測する対象量計測部と、
    前記計測不能時間に基づいて、前記所定レーンの前記計測不能時間における交通量を推定交通量として推定する推定部と、
    を備え、
    複数のレーンそれぞれの計測交通量に基づいて、あらかじめ登録されているモデルを選択する選択部を備え、
    前記推定部は、前記モデルに基づいて前記複数のレーンそれぞれの計測不能時間における交通量を推定交通量として推定する
    通量推定装置。
  10. 所定レーンの交通量を計測することが不可能な計測不能時間を検出する検出部と、
    前記所定レーンの計測可能時間における交通量を計測交通量として計測する対象量計測部と、
    前記計測不能時間に基づいて、前記所定レーンの前記計測不能時間における交通量を推定交通量として推定する推定部と、
    を備え、
    前記検出部は、前記所定レーンを基準として撮像部に1つ近づいたレーンから所定のレーン数だけ近づいたレーンまでのいずれかに対応する領域に生じた車両が検出された領域と前記所定レーンに対応する領域に生じた車両が検出された領域との速度差が閾値を下回る時間を前記計測不能時間として検出する
    通量推定装置。
  11. 前記検出部は、前記撮像部の高さに基づいて、前記所定のレーン数を算出する、
    請求項10に記載の交通量推定装置。
  12. 所定レーンの交通量を計測することが不可能な計測不能時間を検出することと、
    前記所定レーンの計測可能時間における交通量を計測交通量として計測することと、
    前記計測不能時間に基づいて、前記所定レーンの前記計測不能時間における交通量を推定交通量として推定することと、を含み、
    前記計測交通量と前記推定交通量とを統合することにより統合交通量を算出することを含み、
    前記統合交通量に対する前記推定交通量の割合を推定率として出力させることを含む、
    交通量推定方法。
  13. コンピュータを、
    所定レーンの交通量を計測することが不可能な計測不能時間を検出する検出部と、
    前記所定レーンの計測可能時間における交通量を計測交通量として計測する対象量計測部と、
    前記計測不能時間に基づいて、前記所定レーンの前記計測不能時間における交通量を推定交通量として推定する推定部と、
    を備え、
    撮像部に最も近いレーンの交通量を基準交通量として計測する基準量計測部をさらに備え、
    前記推定部は、前記計測不能時間と前記基準交通量とに基づいて、前記推定交通量を推定する、
    交通量推定装置として機能させるためのプログラム。
  14. コンピュータを、
    所定レーンの交通量を計測することが不可能な計測不能時間を検出する検出部と、
    前記所定レーンの計測可能時間における交通量を計測交通量として計測する対象量計測部と、
    前記計測不能時間に基づいて、前記所定レーンの前記計測不能時間における交通量を推定交通量として推定する推定部と、
    を備え、
    前記推定部は、前記計測不能時間と前記計測交通量とに基づいて、前記推定交通量を推定し、前記計測交通量の計測に要した時間に対する前記計測不能時間の割合を、前記計測交通量に対して乗じることにより、前記推定交通量を推定する、
    交通量推定装置として機能させるためのプログラム。
  15. コンピュータを、
    所定レーンの交通量を計測することが不可能な計測不能時間を検出する検出部と、
    前記所定レーンの計測可能時間における交通量を計測交通量として計測する対象量計測部と、
    前記計測不能時間に基づいて、前記所定レーンの前記計測不能時間における交通量を推定交通量として推定する推定部と、
    を備え、
    前記対象量計測部は、前記所定レーンに対応する領域に生じた車両が検出された領域の計測可能時間における速度に基づいて、前記所定レーンを走行する車両の計測可能時間における速度を計測速度として算出し、
    前記推定部は、前記計測速度に基づいて、前記所定レーンを走行する車両の計測不能時間における速度を推定速度として特定する、
    交通量推定装置として機能させるためのプログラム。
  16. コンピュータを、
    所定レーンの交通量を計測することが不可能な計測不能時間を検出する検出部と、
    前記所定レーンの計測可能時間における交通量を計測交通量として計測する対象量計測部と、
    前記計測不能時間に基づいて、前記所定レーンの前記計測不能時間における交通量を推定交通量として推定する推定部と、
    を備え、
    撮像部に最も近いレーンの交通量を基準交通量として計測する基準量計測部を備え、
    前記対象量計測部は、前記所定レーンに対応する領域に生じた車両が検出された領域の計測可能時間における速度に基づいて、前記所定レーンを走行する車両の計測可能時間における速度を計測速度として算出し、
    前記基準量計測部は、前記撮像部に最も近いレーンに対応する領域に生じた車両が検出された領域の速度に基づいて、当該レーンを走行する車両の速度を基準速度として算出し、
    前記推定部は、前記計測不能時間と前記基準交通量と前記計測速度と前記基準速度とに基づいて、前記推定交通量を推定する、
    交通量推定装置として機能させるためのプログラム。
  17. コンピュータを、
    所定レーンの交通量を計測することが不可能な計測不能時間を検出する検出部と、
    前記所定レーンの計測可能時間における交通量を計測交通量として計測する対象量計測部と、
    前記計測不能時間に基づいて、前記所定レーンの前記計測不能時間における交通量を推定交通量として推定する推定部と、
    を備え、
    前記計測交通量と前記推定交通量とを統合することにより統合交通量を算出する統合部を備え、
    前記統合交通量に対する前記推定交通量の割合を推定率として出力させる出力制御部を備える、
    交通量推定装置として機能させるためのプログラム。
  18. コンピュータを、
    所定レーンの交通量を計測することが不可能な計測不能時間を検出する検出部と、
    前記所定レーンの計測可能時間における交通量を計測交通量として計測する対象量計測部と、
    前記計測不能時間に基づいて、前記所定レーンの前記計測不能時間における交通量を推定交通量として推定する推定部と、
    を備え、
    複数のレーンそれぞれの計測交通量に基づいて、あらかじめ登録されているモデルを選択する選択部を備え、
    前記推定部は、前記モデルに基づいて前記複数のレーンそれぞれの計測不能時間における交通量を推定交通量として推定する、
    交通量推定装置として機能させるためのプログラム。
  19. コンピュータを、
    所定レーンの交通量を計測することが不可能な計測不能時間を検出する検出部と、
    前記所定レーンの計測可能時間における交通量を計測交通量として計測する対象量計測部と、
    前記計測不能時間に基づいて、前記所定レーンの前記計測不能時間における交通量を推定交通量として推定する推定部と、
    を備え、
    前記検出部は、前記所定レーンを基準として撮像部に1つ近づいたレーンから所定のレーン数だけ近づいたレーンまでのいずれかに対応する領域に生じた車両が検出された領域と前記所定レーンに対応する領域に生じた車両が検出された領域との速度差が閾値を下回る時間を前記計測不能時間として検出する、
    交通量推定装置として機能させるためのプログラム。
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