JP4449808B2 - 人物検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のカメラから取得した画像をもとに被写体の3次元情報を算出して、この3次元情報をもとに人物を検出及び追尾する人物検出装置に関する。
従来、複数のカメラ画像をもとに人物を検出して追尾する技術として特許文献1記載の移動体検出方法があった。この特許文献1記載の検出方法は、複数のカメラから取得した画像から抽出された特徴点の動線と特徴点の3次元座標を求め、動線間距離の近い動線同士を統合して移動物体の検出を行うと共に移動物体の追跡を行うものである。
特開平11−66319号公報
ところで上記従来の人物検出方法では、特徴点毎に動線を求める必要がある。動線を求める方法は、現在のフレームに対して1つ前の前フレーム画像中の特徴点を抽出し、この特徴点を中心としてブロック領域を設定し、その領域と現フレームの画像を照らし合わせて現フレームの画像内で最も相関の高いブロック領域を探索し対応する特徴点を求めて動線の検出を行う。そのため計算量が膨大になるという問題があった。
また、移動している人物の各特徴点の動線を常に正確に求めることは非常に困難であることから、動線に基づいて人体を抽出しても人体抽出の精度があまり良くならないという問題があった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、移動する人物の特徴点毎に動線を求めずに、特徴点の3次元座標から人物をモデル化した円筒領域を設定することで計算量が少なく且つ精度の高い人物抽出及び追尾を行う人物検出装置を提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1記載の本発明は、 撮像する画像の一部が互いに重複するように配置されて、それぞれが同期して撮像する複数の画像取得手段と、画像取得手段で取得した取得画像から、この画像内において輝度の空間変化の大きな画素を特徴点として抽出する特徴点抽出手段と、特徴点抽出手段で抽出された特徴点を中心とする所定のブロックに対応して、画像取得手段以外の他の複数の画像取得手段から得られた複数の画像におけるブロックと最も相関が高いブロックを抽出し、このブロック中心点を特徴点の対応点とすることにより特徴点の3次元座標を計測する3次元座標計測手段と、取得画像内の所定の基準点から所定の高さまでに存在する特徴点を選択する特徴点選択手段と、特徴点選択手段で選択された特徴点の中から最も位置の高い特徴点を求め、この最高位置の特徴点を通過し且つ水平面に垂直な直線を中心軸として選択された特徴点を含む円筒領域を設定する円筒領域設定手段と、円筒領域内の特徴点の個数を計数して予め設定された閾値と比較し、特徴点の個数が閾値以上のときは人物領域であると判定する人物領域判定手段と、人物領域に含まれる特徴点からこの人物領域の重心点nを算出する円筒領域重心算出手段と、人物領域に含まれる特徴点を削除し、取得画像において次に位置の高い特徴点を抽出する手段と、特徴点の抽出から重心点nの算出手段の駆動までを一定時間繰返し実行する制御手段と、一定時間経過後に、取得した取得画像から重心点nに対応する重心点n´を取得し、重心点nと重心点n´との距離の差分から移動距離を算出して重心の追跡を行う重心点追跡手段とを備えたことを要旨とする。
本発明の人物検出装置によれば、複数のカメラから取得した画像を用いて画像の特徴点の3次元座標を求め、この座標をもとに人物をモデル化してその重心点を算出し、重心点の移動を追跡することにより、人物検出を可能とし且つ人物抽出を少ない計算量で精度良く行うことができるので、従来よりも人物の追跡及び通行人の数の計数等を高精度に行うことができる人物検出装置を提供することができる。
また本発明の人物検出装置によれば、人物抽出を負荷の軽い計算量で実行可能なため、演算に係るハードウェアのコストを低く抑えることができる。すなわち、現フレームの画像中の任意の点を追尾するためには、次フレームの画像中から対応する点を探索する処理が必要となるが、これに関して従来方式では、切り出された人物領域中に複数の特徴点を設定してそれぞれの追尾を行う必要があり、その計算量は大きな負荷を伴うものであったが、本発明によれば、人物領域の重心を求めてその追尾を行うものであるため、計算量の量が少なくても済む。従って、演算に係るハードウェアを従来方式よりも低コストで実現することができる人物検出装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明に係る人物検出装置1の構成を示すブロック図である。
この人物検出装置1は、画像取得部11と、画像蓄積部12と、特徴点抽出部13と、3次元座標計測部14と、特徴点選択部15と、最高特徴点抽出部16と、円筒領域設定部17と、特徴点カウント部18と、人物領域判定部19と、円筒領域重心算出部20と、現フレーム重心データ蓄積部21と、重心追跡部22と、前フレーム重心データ蓄積部23と、出力部24と、これら機能部を制御する制御部(図示せず)を少なくとも備えている。
この人物検出装置1は、図2に示すように被写体Aと焦点F1の延長線上に第1カメラ11a(図示せず)が設置され、被写体Aと焦点F2の延長線上に第2カメラ11b(図示せず)が設置されている状態において、第1カメラ11aと第2カメラ11bで被写体Aを撮影する。同図の通り、第1カメラ11aで撮像した画像I1上のP1は被写体A上の点Pに相当し、第2カメラ11bで撮像した画像I2上のP2は被写体A上の点Pに相当している。このときP1,P2の画像上の座標とカメラの外部パラメータ及び内部パラメータを用いて点Pの3次元ワールド座標を計算で求めることができるため、この3次元ワールド座標をもとに人物領域を特定し、更には人物領域の重心を算出して、この重心の移動状況を追跡することにより少ない計算量で確実に追跡を行おうとするものである。
ここで画像取得部11は、移動する人体若しくは物体を撮像するカメラであり、少なくとも2台以上が設置されると共に、これらカメラで撮影する画像の一部が重なるように配置されている。また、第1カメラ11aで撮像するタイミングに合わせて第2〜第xカメラ11b〜11xでも同期して撮像できるように同期制御がなされている。これらカメラで撮影された画像はそれぞれ画像蓄積部12a〜12xに記憶される。また第1のカメラ11aで撮影した画像は特徴点抽出部13と3次元座標計測部14に出力され、第2〜第xカメラ11b〜11xで撮影した画像は3次元座標計測部14にのみ出力される。尚、本実施の形態においては2台のカメラ11a、11bを用いた場合を例に説明する。
画像蓄積部12a〜12xは、カメラで撮影した画像を蓄積するメモリである。本実施の形態においては各カメラに対して1つの蓄積部を設けているが、蓄積部は複数のカメラに対して1つでもよく、その場合には、どのカメラで撮影したかが分かるようにデータベース化して記憶させる。
特徴点抽出部13は、撮影した画像から特徴点Qn(n=1,2,…)を抽出する機能部である。特徴点は、輝度の空間変化の大きい画素のことを指している。カメラ11aで撮影した画像に基づいて抽出された輝度画像をY1(x,y)とすると、輝度の空間変化を表す画像D2(x,y)を下記(1)式で表せることから、このD2(x,y)が予め設定された閾値以上であればその画素を特徴点Qnと認定する。このようにして抽出した特徴点Qnは3次元座標計測部14に出力される。
Figure 0004449808

尚、D2(x,y)は、(1)式に限らず、(2)式に示すようにY1(x,y)の水平及び垂直方向の微分値の和としても良い。
Figure 0004449808
またD2(x,y)は、(3)式に示すようにY1(x,y)のラプラシアン・ガウシアン(Laplacian-Gaussiun)フィルターをかけたものでも良い。
Figure 0004449808
3次元座標計測部14は、特徴点抽出部13から特徴点Qnを取得すると共に、カメラ11bで同時に撮像された画像I2を取得して、特徴点Qn及び画像I2から特徴点の3次元座標Rnを求める機能部である。すなわち、特徴点抽出部13で抽出された特徴点Qnを中心とする所定のブロックに対応して、画像取得部11a以外の他の複数の画像取得部11b〜11xから得られた複数の画像におけるブロックと最も相関が高いブロックを抽出し、このブロックの中心点を特徴点Qnの対応点とする機能部である。
特徴点選択部15は、3次元座標計測部14で算出された3次元座標Rnをもとに、画像中の基準点(例えば、地面)からある一定の高さの範囲内に存在する特徴点Qnを選択して抽出する機能部である。例えば3次元座標Rn=(x,y,z)とした場合に、地面から1.2m≦z≦2.0mの範囲内の特徴点Qnを選択し、これを最高特徴点抽出部16に出力する処理を行う。
最高特徴点抽出部16は、特徴点選択部15において選択された特徴点Qnの中で、最も高い位置にある特徴点(以下、最高特徴点と称す。)T0を検出する機能部である。すなわち、特徴点QnのZ軸上の最も位置の高い特徴点Qnを最高特徴点T0とする。このようにして検出した最高特徴点T0は円筒領域設定部17に出力する。
円筒領域設定部17は、最高特徴点T0を含み、且つ地面に垂直な直線を中心軸とする円筒領域を設定する機能部である。この円筒領域の底面半径は、例えば50cmから1m程度に設定する。
特徴点カウント部18は、円筒領域内に含まれる特徴点Qnの数を計数する機能部である。計数した特徴点Qnの数は人物領域判定部19に出力する。
人物領域判定部19は、予め設定しておいた閾値t0を基準として、円筒領域に含まれる特徴点Qnの数が閾値t0以上であれば円筒領域を人物領域と判断する機能部である。この閾値t0は、固定値若しくはカメラから被写体までの距離に応じて可変設定される値でもよい。この場合、カメラから被写体までの距離が近ければ閾値t0を大きく設定し、遠ければ閾値t0を小さくするように設定する。閾値t0の算出方法としては、例えばカメラから円筒領域の中心軸までの距離をdとして、(4)式から求めることができる。
=a−b×d、 (a,bは適当な定数) (4)式
円筒領域重心算出部20は、人物領域判定部19において円筒領域が人物領域と判断された場合に円筒領域に含まれる特徴点Qnに基づいて円筒領域の重心を計算し、それを人物の重心と設定する機能部である。算出した重心の座標は現フレーム重心データ蓄積部21に画像取得順に登録される。
現フレーム重心データ蓄積部21は、円筒領域重心算出部20で算出された重心の座標を画像取得順にデータベース化して記憶する機能部である。図5に示すように、縦項目を画像取得順番(行番号)とし横項目を座標として、画像取得順に特徴点Qnの重心座標を対応付けて記憶している。
重心追跡部22は、現フレーム重心データ蓄積部21に記憶されている現フレーム重心データと、前フレーム重心データ蓄積部23に記憶されている前フレーム重心データを読み込んで、それらを対比し、重心の移動の有無、移動方向及び移動量を算出して、これらの移動情報から人物の追跡を行う機能部である。追跡処理を行うためには、前フレーム重心データ蓄積部23に登録されている重心が現フレームでどの位置に移動するかを推測する処理を行う必要がある。推測方法は、過去の記録が1フレーム分しかなければ、そのフレームの位置とする。過去の記録が2フレーム以上あれば(5)式より算出する。
=a0×xt−1+a1×xt−2 (5)式
尚ここで、a0,a1は適当な定数、xtは推定された座標、xt−1、xt−2は1、2フレーム前の座標を示している。
また、過去の記録がnフレームあれば、(5)式を拡張して、(6)式のように過去nフレームの座標を用いて推定することもできる。
t=a0×xt−1+a1xt−1+・・・・+an−1×xt−2 (6)式
そして推定した重心と現フレームの重心との距離rを(7)式から求める。この距離rは水平方向の座標点のみを用いて算出する。
Figure 0004449808

これにより重心の移動距離を算出することができる。
前フレーム重心データ蓄積部23には、図6に示すように、人物毎にユニークな番号が付されるID番号と、このID番号に関係する画像及び情報が記録されているフレーム数と、隠れているフレーム数と、最初に検出されたフレーム(ただし、最大Mフレーム前まで)から1フレーム前までの重心座標が記録されている。ここで「記録されているフレーム数」とは、同一人物と考えられている重心が最初に検出されたフレームから1フレーム前までのフレーム数を計数した数値である。「隠れているフレーム数」とは、人物が他の被写体の陰になって一時的に隠れたために、フレーム間で対応する重心が見つからない状態が生じているフレーム数を表している。
出力部24は、重心追跡部22で求めた人物の位置を示す座標や人物の高さ、及び追跡結果を出力する機能部である。
次に図3及び図4を参照して人物検出装置の動作を説明する。
まず前提として、本発明に係る人物検出装置1に具備されるカメラには、予め焦点距離等の光学的特性や撮像素子の画素数、画素ピッチ等からなるカメラの内部パラメータの情報が与えられている。また、実空間上に設定された3次元座標を用いて第1及び第2カメラ11a及び11bの焦点F1,F2の座標や光軸の向きからなるカメラ外部パラメータも与えられている。
このような条件を有する人体検出装置の制御部(図示せず)は、まずカメラ11a、11bに対して画像取得信号を出力して被写体Aを撮影させ、画像I1及び画像I2を取得する(ステップS1)。カメラ11aで撮影された画像I1は例えば図4(a)のような画像である。またカメラ11bで撮影された画像I2は例えば図4(b)のように一部画像I1と重なる画像を有した画像である。
撮影された画像I1は特徴点抽出部13と3次元座標計測部14に出力され、画像I2は3次元座標計測部14にのみ出力される。また画像I1、I2は、それぞれ画像蓄積部12a、12bにも記憶される(ステップS2)。
制御部は、特徴点抽出部13に対し特徴点検出指令を出力する。特徴点抽出部13は、画像I1に基づいて抽出された輝度画像をY1(x,y)と設定し、このときの輝度の空間変化を表す画像D2(x,y)を(1)式から求め、このD2(x,y)が閾値以上か否か判定して、閾値以上であるときは、その画素を特徴点と認定する処理を行う(ステップS3)。ここで図4(c)に示した白丸(○)が特徴点Qn(n=1、2、・・・)である。
次に制御部は、3次元座標計測部14に対して特徴点Qnの3次元座標の算出指令を出力する。3次元座標計測部14は、特徴点抽出部13から特徴点Qnを取得して特徴点Qnを中心とするブロック領域(例えば、7×7画素程度)を設定してリファレンス画像とする。次に画像蓄積部12bから画像I2を取得して(若しくはカメラ11bから直接取得して)、特徴点Qnの座標に対応するエピ極線上を探索して相関の最も高くなる領域を求めて、その領域の中心を特徴点Qnの対応点Qn´とする。そして特徴点Qnと対応点Qn´の座標から3次元座標Rnを求める(ステップS4)。3次元座標Rnの取り方は理論上任意であるが、地面上に原点をおき、その原点を通るようにx軸とy軸を設定して、x軸とy軸の交点を通るように地面に対して垂直にz軸を設定することで3次元座標を求める方法が一般的に知られている。
次に制御部は、特徴点選択部15に対して所定の基準点から所定の高さ範囲内に存在する特徴点Qnを選択する指令を出力する。特徴点選択部15は、3次元座標Rn=(x,y,z)とした場合に、地面から1.2m≦z≦2.0mの範囲内の特徴点Qnを選択する。そして壁や本箱等の設定範囲内の高さを有する物体の領域内に存在する特徴点Qnを削除する(ステップS5)。
そして制御部は、最高特徴点抽出部16に対して、特徴点Qnの中から最も高い特徴点を検出する指令を出力する。最高特徴点抽出部16は、特徴点QnのZ軸上の最も高い特徴点Qnを最高特徴点T0として求める(ステップS6)。ここで図4(c)に示した黒丸(●)が最高特徴点T0である。
制御部は、円筒領域設定部17に対して、最高特徴点T0を含み且つ地面に垂直な直線を中心軸とする円筒領域を設定する指令を出力する。円筒領域設定部17は、図4(d)に示すように、最高特徴点T0を含む円筒領域を設定する(ステップS7)。
次いで制御部は、特徴点カウント部18に対して円筒領域内に含まれる特徴点Qnの数を計数する指令を出力する。特徴点カウント部18は、円筒領域内に含まれる特徴点Qnの数を計数して人物領域判定部19に出力する(ステップS8)。
制御部は、人物領域判定部19に対して、ステップS8で計数された特徴点Qnの数と、予め規定された閾値とを比較し、特徴点Qnの数が閾値以上であるときは、この円筒領域を人物領域と判定し(ステップS9、S10)、特徴点Qnの数は閾値未満であるときは、円筒領域は背景領域と判定する(ステップS11)。ここで図4(e)に示すように、人物領域以外は削除される。
次に制御部は、円筒領域重心算出部20に対して円筒領域(人物領域)の重心点を求める指令を出力する。円筒領域重心算出部20は、円筒領域内の特徴点Qnをもとに重心点を算出し、算出した重心点座標を現フレーム重心データ蓄積部21に登録する(ステップS12、S13)。尚、図4(d)に示した円筒領域内の星印(★)が重心点である。また、円筒領域内の特徴点Qnを削除して、画像I1内に特徴点が未だ存在するか否か判定し、特徴点が残っている場合には、ステップS6に戻り新たに人物領域の検出を行う。これらの繰り返しは、特徴点が無くなるまで、若しくは予め設定した回数まで、或いは予め設定された人物が検出されるまで繰返し行う(ステップS14、S15)。
そして、特徴点が無くなる、若しくは所定回数の検出が終了した、或いは特定人物の検出が終了したら、その旨を外部に報知するメッセージを出力部24に出力する(ステップS16)。
次に、図8、図9を参照して、人物検出後の追跡処理について説明する。
まず、変数nにn=1を設定する(ステップS21)。現フレームの重心と前フレームの重心に対して対応探索処理が終了したときは、図7(a)(b)に示す対応処理テーブルの処理フラグ欄に「1」を入力し、終了していないときは「0」を入力して各対応処理テーブルをそれぞれ作成する。最初は対応処理テーブルの値はすべて「0」である(ステップS22)。
そして現フレーム重心データ蓄積部21の1番目の重心に対して、前フレーム重心データ蓄積部23に登録されている重心の現フレームでの推測位置との距離rをそれぞれ求めて最も距離が小さい重心を選択する(ステップS23)。ここで仮にm0番目の重心が距離r0で最も小さかったとする。
次いで、距離r0が予め設定された閾値より大きければ、現フレーム重心データ蓄積部21の1番目の重心は前フレームの重心の中には対応する重心が無いと判断して、新たに出現した人物に対応した重心と判断して、前フレームの対応処理テーブルの一番最後の行に追加する。即ち、空いているIDの中で一番小さな番号をIDとして割り当て、記録されているフレーム数を「1」、隠れているフレーム数を「0」として、1フレーム前の枠に現在の座標を書き込む。また、現フレーム対応処理テーブルの1番目の値を「1」にする(ステップS24、S25)。
一方、閾値より小さいときは、m0番目の重心と現フレーム重心蓄積部に蓄えられている1番目以外の重心との距離を求める(ステップS26)。仮にn0番目の重心との距離r1が最小になったとする。
また、r0<=r1ならば、現フレーム重心データ蓄積部の1番目の重心は前フレーム重心データ蓄積部23に登録されている重心m0と対応関係にあると判断して、m0行の記録されているフレーム数を「+1」とし、過去の座標のデータがMフレーム記録されている場合は、M−1フレームのデータをMフレームへ、またM−2フレームのデータをM0−1フレームへというように順次データを移して、1フレーム前のデータに現フレーム重心データ蓄積部21に登録されている1番目の重心のデータを記録する。更に、現フレーム対応処理テーブルの1番目の値と前フレーム対応処理テーブルのm0番目の値を「1」にする(ステップS27、S28)。
一方、r0>r1のときは、現フレーム重心データ蓄積部のn0番目の重心と前フレーム重心データ蓄積部23のm0番目の重心とが対応関係にあると判断して、m0行の記録されているフレーム数を「+1」し、過去の座標のデータがM0フレーム記録されているとしたら、M0−1フレーム前のデータをM0フレーム前へ、またM0−2フレーム前のデータをM0−1フレーム前へというように順次データを移して、1フレーム前のデータに現フレーム重心データ蓄積部21に登録されているn0番目の重心のデータを記録する。更に、現フレーム対応処理テーブルのn0番目の値と前フレーム対応処理テーブルのm0番目の値を「1」にする(ステップS29)。
次に、対応処理テーブルの値が「0」で、番号が一番小さい現フレーム重心データ蓄積部の重心に対して、前フレーム重心データ蓄積部23の対応処理テーブルの値が「0」である重心との間で対応関係を評価する。そして変数nに1を加算して、この変数nが現フレームの重心点の総数に達していない場合には、ステップS22に戻り、ステップS22〜S30の処理を繰り返す。そして最終的には、現フレーム重心データ蓄積部21のすべての重心に対して前フレーム重心データ蓄積部23の重心と対応関係を評価する。
次に、現フレーム重心データ蓄積部21の重心と対応関係が見つからなかった前フレーム重心データ蓄積部23の重心に対する処理を説明する。
まず、変数mにm=1を設定する(ステップS32)。そして前フレーム処理対応テーブルのフラグ欄が「0」であるか確認する(ステップS33)。ここでフラグが「1」である場合は、ステップS38に進む。
前フレーム処理対応テーブルのフラグ欄が「1」であるときは、対応点が見つからなかった前フレームの重心に隠れているフレーム数を「+1」にする(ステップS34)。
そして隠れているフレーム数と予め設定された閾値を比較し、このフレーム数が閾値より大きい場合は、その重心のデータを前フレーム重心データ蓄積部23より削除する(ステップS36)。そして削除後、ステップ38に進む。ここで閾値は、定数でも良いし、または、(8)式のように記録されているフレーム数に応じて適応的に変化させても良い。
t1=a+b×f(8)式
ここでaは(a≧1)、bは(0≦b<1)であり、a、bともに定数である。
またfは、記録されているフレーム数を指している。
一方、隠れているフレーム数が予め設定された閾値より小さい場合は、記録されているフレーム数を「+1」にし、過去の座標のデータがM0フレームに記録されている場合は、M0−1フレームのデータをM0フレームへ、またM0−2フレームのデータをM0−1フレームへというように順次データを移して、1フレーム前データに前で求めた現フレームでの推測位置を記録する。また、対応する対応処理テーブルの値を「1」にする(ステップS37)。
そして変数mに1を加算して、この変数mが現フレームの重心点の総数に達していない場合には、ステップS33に戻り、ステップS33〜S38の処理を繰り返す。そして最終的には、前フレーム重心データ蓄積部23のすべての重心に対して評価する。
本発明の実施の形態に係る人物検出装置の構成を示すブロック図である。 本発明に係る人物検出装置に具備されるカメラの配置を説明するための図である。 本発明の人物検出装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の人物検出装置で移動人物体を円筒領域にモデル化する手順を示す図である。 本発明の現フレーム重心データ蓄積部に記憶されるデータテーブルの一例である。 本発明の前フレーム重心データ蓄積部に記憶されるデータテーブルの一例である。 本発明の現フレーム及び前フレームの対応処理テーブルの一例である。 本発明に係る人物検出装置の重心追跡部における処理手順を示すフローチャート(その1)である。 本発明に係る人物検出装置の重心追跡部における処理手順を示すフローチャート(その2)である。
符号の説明
1…人物検出装置
11…画像取得部
11a…第1カメラ
11b…第2カメラ
12…画像蓄積部
13…特徴点抽出部
14…次元座標計測部
15…特徴点選択部
16…最高特徴点抽出部
17…円筒領域設定部
18…特徴点カウント部
19…人物領域判定部
20…円筒領域重心算出部
21…現フレーム重心データ蓄積部
22…重心追跡部
23…前フレーム重心データ蓄積部
24…出力部

Claims (1)

  1. 撮像する画像の一部が互いに重複するように配置されて、それぞれが同期して撮像する複数の画像取得手段と、
    前記画像取得手段で取得した取得画像から、該画像内において輝度の空間変化の大きな画素を特徴点として抽出する特徴点抽出手段と、
    前記特徴点抽出手段で抽出された特徴点を中心とする所定のブロックに対応して、前記画像取得手段以外の他の複数の画像取得手段から得られた複数の画像における前記ブロックと最も相関が高いブロックを抽出し、該ブロック中心点を前記特徴点の対応点とすることにより前記特徴点の3次元座標を計測する3次元座標計測手段と、
    前記取得画像内の所定の基準点から所定の高さまでに存在する特徴点を選択する特徴点選択手段と、
    前記特徴点選択手段で選択された特徴点の中から最も位置の高い特徴点を求め、該最高位置の特徴点を通過し且つ水平面に垂直な直線を中心軸として前記選択された特徴点を含む円筒領域を設定する円筒領域設定手段と、
    前記円筒領域内の特徴点の個数を計数して予め設定された閾値と比較し、前記特徴点の個数が前記閾値以上のときは人物領域であると判定する人物領域判定手段と、
    前記人物領域に含まれる特徴点から該人物領域の重心点nを算出する円筒領域重心算出手段と、
    前記人物領域に含まれる特徴点を削除し、前記取得画像において次に位置の高い特徴点を抽出する手段と、
    前記特徴点の抽出から前記重心点nの算出手段の駆動までを一定時間繰返し実行する制御手段と、
    前記一定時間経過後に、取得した取得画像から前記重心点nに対応する重心点n’を取得し、前記重心点nと前記重心点n’との距離の差分から移動距離を算出して重心の追跡を行う重心点追跡手段と、
    を備えたことを特徴とする人物検出装置。
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