JP5900192B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、再搬送経路を備える画像形成装置に関する。
従来、両面印字が可能な画像形成装置として、感光体および転写部材を有する画像形成部と、感光体を露光する露光装置と、記録シートを画像形成部へ供給する給送部と、画像形成部において画像が形成された記録シートを排出する排出ローラと、記録シートを給送部から画像形成部の感光体と転写部材の間を経由して排出ローラまで搬送する搬送経路と、画像形成部を通過した記録シートを搬送経路の感光体よりも上流側に再び搬送する再搬送経路と、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
具体的に、排出ローラは、正逆両方に回転可能になっており、正方向に回転することで、搬送経路を搬送されてきた記録シートを筐体外へ排出し、逆方向に回転することで、一旦筐体外へ搬送された記録シートを筐体内にスイッチバックするようになっている。そして、再搬送経路は、排出ローラによってスイッチバックされた記録シートを、感光体と露光装置の間を経由して、搬送経路の感光体よりも上流側に搬送するようになっている。
特開2009−31508号公報
ところで、上述した技術では、排出ローラによりスイッチバックした記録シートが、感光体と露光装置の間を通過するので、露光装置による感光体の露光は、この記録シートの後端が、感光体と露光装置の間を通過した後に行う必要がある。しかしながら、筐体の小型化のために、再搬送経路を短くした場合、記録シートのサイズが大きいと、再搬送経路を通る記録シートの後端が感光体と露光装置の間を通過する前に、先端が画像形成部の感光体と転写部材の間へ到達してしまう。
そこで、本発明は、記録シートが再搬送経路を搬送されるとき、確実に、記録シートが感光体と露光装置の間を抜けた後に、感光体と転写部材の間へ搬送することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、筐体と、記録シートが載置されるシート載置部と、現像剤像を担持可能な感光体と、感光体に対向して配置され、感光体との間で記録シートを挟むことで、感光体上の現像剤像を当該記録シートに転写する転写部材と、感光体と転写部材の間に向けてシート載置部に載置された記録シートを送り出す給送部と、感光体と間隔をおいて配置され、画像データに基づいて感光体に静電潜像を形成する露光装置と、記録シート上に転写された現像剤像を当該記録シート上に定着する定着器と、定着器によって定着された記録シートを、筐体外へ排出する排出部と、シート載置部に載置された記録シートが、給送部、感光体と転写部材の間、定着器および排出部の順に通過するように形成された搬送経路と、定着器を通過した記録シートを、搬送経路の感光体よりも上流側を構成する上流側経路へ再び搬送する再搬送経路と、を備えている。
そして、再搬送経路は、搬送経路の定着器より下流側から分岐して感光体と露光装置の間を通過するように形成され、感光体と露光装置の間を通過した記録シートの進行方向を逆転させて、上流側経路へ搬送するスイッチバック手段を有する。
このように構成された画像形成装置によれば、再搬送経路の感光体と露光装置の間を通過した記録シートの後端が、スイッチバック手段によって先頭となって感光体と転写部材の間へ向かうので、大きな記録シートであっても、再搬送経路を搬送されるとき、確実に、感光体と露光装置の間を抜けた後に、感光体と転写部材の間へ搬送することができる。
そして、前記した画像形成装置は、排出部から筐体外へ排出された記録シートが載置される排出トレイを備え、搬送経路は、略C字状に形成されていてもよい。
この場合、露光装置は、シート載置部と排出トレイの間に配置することができる。
このように構成された画像形成装置によれば、露光装置をシート載置部と排出トレイの間以外の位置に配置した場合に比べて、筐体を小型化することができる。
また、前記した露光装置がシート載置部と排出トレイの間に配置されている画像形成装置において、スイッチバック手段は、シート載置部と露光装置の間の位置から、シート載置部に沿って延び、上流側経路に合流するスイッチバック経路を有し、再搬送経路の感光体と露光装置の間を通る部分は、スイッチバック経路の中間部分に合流し、スイッチバック手段は、感光体と露光装置の間を通ってきた記録シートを、スイッチバック経路で上流側経路から遠ざかる方向に搬送した後、方向転換させて、当該記録シートをスイッチバック経路で上流側経路へ向けて搬送するように構成されているのが望ましい。
このように構成された画像形成装置によれば、シート載置部の露光装置とは反対側にスイッチバック手段を設ける場合に比べて、筐体を小型化することができる。
そして、前記したスイッチバック経路を有する画像形成装置において、筐体は、スイッチバック経路の上流側経路とは反対側の端部に相当する位置に第1開口を有しており、スイッチバック経路を通る記録シートは、第1開口を通して筐体外へ露出可能であるのが望ましい。
このように構成された画像形成装置によれば、筐体内のみで記録シートを方向転換させる場合に比べて、筐体を小型化することができる。
また、前記した第1開口を有する画像形成装置において、スイッチバック経路は、筐体に形成された第2開口に差し込まれた記録シートを搬送経路に供給するための手差用経路を兼ねていることが望ましい。
このように構成された画像形成装置によれば、手差用経路をスイッチバック経路と別個に設ける場合に比べて、筐体を小型化することができる。
そして、前記した第2開口は、第1開口と共通であることが望ましい。
これによれば、第2開口と第1開口を別個で設ける場合に比べて構造を簡易にすることができる。
また、前記したスイッチバック経路を有する画像形成装置において、スイッチバック手段は、再搬送経路の感光体と露光装置の間を通る部分とスイッチバック経路との合流部分、または、合流部分に対して上流側経路とは反対側の部分にスイッチバック経路を通過する記録シートに対面するように配置された正逆両方に回転可能な搬送ローラを有していてもよい。
そして、搬送ローラは、一方向に回転することで、スイッチバック経路にある記録シートを上流側経路から離れる方向に搬送し、他方向に回転することで、スイッチバック経路にある記録シートを、上流側経路に向けて搬送するように構成されているのがよい。
また、前記した画像形成装置において、再搬送経路は、給送部に繋がっていることが望ましい。
このように構成された画像形成装置によれば、給送部とは別に、再搬送経路から搬送されてきた記録シートを転写位置へ送り出す部材を設ける必要がないので、部品点数を削減することができる。また、転写位置へ記録シートを送り出す部品が給送部のみであるので、制御が簡便になる。
そして、前記した再搬送経路が給送部に繋がっている給送部は、少なくとも一つの回転体を有し、画像形成装置は、シート載置部に載置された記録シートおよび回転体のうち一方を他方に対して接近または離間させる移動機構を備えていてもよい。
この場合、移動機構は、記録シートが再搬送経路を通って搬送経路へ搬送されるときに、前記一方を前記他方から離間させるように構成されていることが望ましい。
このように構成された画像形成装置によれば、記録シートを再搬送している際に、誤ってシート載置部に載置されている記録シートを搬送してしまうのを抑制することができる。
また、前記した回転体は、シート載置部に載置された記録シートに接触して回転することで当該記録シートを搬送する給紙ローラと、給紙ローラよりも搬送経路の下流側に配置される分離ローラと、から構成され、移動機構は、シート載置部に載置された記録シートおよび給紙ローラのうち一方を他方に対して接近または離間させるように構成されていてもよい。
そして、前記した画像形成装置において、排出部は、駆動ローラと、駆動ローラの駆動力を受けて従動回転する従動ローラと、を有し、駆動ローラと従動ローラの間で記録シートを挟むことで当該記録シートを搬送してもよい。
この場合、駆動ローラおよび従動ローラは、定着器を通過した記録シートを筐体外へ排出する排出位置と、定着器を通過した記録シートを再搬送経路へ向けて搬送する再搬送位置と、の間を移動可能であることが望ましい。
このように構成された画像形成装置によれば、記録シートを排出するためのローラと再搬送経路を通過する記録シートを搬送するためのローラを共通化することで、それぞれを別個に設ける場合に比べて省スペースである。
また、前記した画像形成装置は、搬送経路の定着器と排出部の間に、定着器を通過した記録シートを排出部へ案内する排出姿勢と、定着器を通過した記録シートを再搬送経路へ案内する再搬送姿勢と、に切り替え可能な切替部材を備えていてもよい。
このように構成された画像形成装置によれば、簡単な機構で記録シートの搬送方向を切り替えることができる。
本発明によれば、再搬送経路の感光体と露光装置の間を通過した記録シートの後端が、スイッチバック手段によって先頭となって感光体と転写部材の間へ向かうので、大きな記録シートであっても、再搬送経路を搬送されるとき、確実に、感光体と露光装置の間を抜けた後に、感光体と転写部材の間へ搬送することができる。
本発明の一実施形態に係るレーザプリンタの概略構成を示す図である。 再搬送経路を搬送される用紙の先端が、搬送ローラを通過した後の状態を示す図である。 搬送ローラが逆回転する直前の状態を示す図である。 再搬送経路を搬送される用紙が、給送部に搬送された後の状態を示す図である。 変形例に係るレーザプリンタの概略構成を示す図である。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、まず、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの全体構成を説明した後、本発明の特徴部分を詳細に説明する。
以下の説明において、方向は、レーザプリンタ使用時のユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって左側を「前側」、紙面に向かって右側を「後側」とし、紙面に向かって奥側を「左側」、紙面に向かって手前側を「右側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
<レーザプリンタの概略構成>
図1に示すように、レーザプリンタ1は、装置本体2と、記録シートの一例としての用紙Pを供給するためのフィーダ部3と、露光装置の一例としてのスキャナユニット4と、用紙Pに画像を形成するための画像形成部5と、排出部8とを備えている。
装置本体2は、筐体21とフロントカバー22を備えている。筐体21は、その上部に、後述する排出部8により筐体21外へ排出された用紙Pが載置される排出トレイ9が設けられている。また、筐体21は、排出トレイ9の上面の後端部から上方へ延びる壁を有しており、この壁には、排出部8により排出される用紙Pが通る排出口21Aが形成されている。
そして、筐体21は、その前部に用紙Pを差し込むための差込口21Bと、第1開口21Cを有している。第1開口21Cは、筐体21の下部に設けられており、差込口21Bは、第1開口21Cよりも下に設けられている。
フロントカバー22は、筐体21の前面を覆うカバーであり、下端部を中心にして前後に回動可能となるように筐体21に支持されている。これにより、フロントカバー22は、前後方向に回動させることで、筐体21の差込口21Bおよび第1開口21Cを開閉するようになっている。
フィーダ部3は、装置本体2の下方に位置し、差込口21Bに差し込まれた用紙Pを載置するためのシート載置部の一例としての給紙トレイ31と、給紙トレイ31上の用紙Pを画像形成部5に向けて給紙する給送部32とを備えている。
給紙トレイ31は、筐体21の下部に配置される用紙載置板31Aと、前述したフロントカバー22とによって構成されている。具体的には、給紙トレイ31は、第1開口21Cよりも下方に設けられ、筐体21内から第1開口21Cよりも外側まで延びている。そして、用紙載置板31Aは、給紙トレイ31の筐体21内の部分を構成し、フロントカバー22は、前側に倒した状態において、給紙トレイ31の筐体21外の部分を構成している。
用紙載置板31Aは、筐体21の前側付近の位置から後側付近の位置まで延設されており、前端部に設けられた回動軸を中心に上下に回動可能になっている。そして、用紙載置板31A(一方)は、用紙載置板31Aの下に設けられている移動機構の一例としての押上部材31Bが図示しない公知の機構と制御装置により回動することで、後端部が後述する給紙ローラ32A(他方)に対して近接または離間するように回動するようになっている。これにより、用紙載置板31Aは、用紙Pを給紙するタイミング毎に、用紙Pを後述する給紙ローラ32Aへ向けて持ち上げ、用紙Pが後述する再搬送経路200を通って搬送経路100へ搬送されるときに、用紙Pを給紙ローラ32Aから離間させることができるようになっている。
具体的には、用紙載置板31Aは、印字指令がない状態では、給紙ローラ32Aに対して離間した略水平な状態で待機しているが、印字指令があった場合には、上方に回動して給紙ローラ32Aに接近するようになっている。そして、給紙ローラ32Aによって、用紙Pが搬送された後、用紙載置板31Aが再び給紙ローラ32Aから離間して略水平な状態に戻る構成になっている。
給送部32は、回転体の一例としての給紙ローラ32Aおよび分離ローラ32Bと、分離パッド32Cとを主に備えている。給紙ローラ32Aは、用紙載置板31Aの後端の上に配置されている。分離ローラ32Bは、給紙ローラ32Aよりも用紙Pの搬送方向下流側において、分離パッド32Cと対向して配置されている。
このフィーダ部3では、フロントカバー22を前側に倒して給紙トレイ31を形成した後で、この給紙トレイ31上に用紙Pを載せる。なお、この状態では、用紙載置板31Aは、略水平な状態にある。そして、用紙載置板31Aの後端が回動することによって、給紙トレイ31上に載置された用紙Pに給紙ローラ32Aが接触する。この状態で、給紙ローラ32Aが回転することで、給紙トレイ31上に載置された用紙Pが分離ローラ32Bへ送り出され、送り出された用紙Pが、分離ローラ32Bと分離パッド32Cとの間で1枚ずつに分離されて画像形成部5に供給される。
スキャナユニット4は、筐体21内の前側で、給紙トレイ31と排出トレイ9の間に設けられ、後述する感光体の一例としての感光ドラム61から間をおいて配置されている。スキャナユニット4は、図示しないレーザ発光部、ポリゴンミラー、レンズおよび反射鏡などを備えている。このスキャナユニット4では、レーザ光Lを、感光ドラム61の表面上に高速走査にて照射する。
画像形成部5は、給送部32の上方に配置され、プロセスカートリッジ6と、定着器7とを備えている。
プロセスカートリッジ6は、筐体21内においてスキャナユニット4の後方に設けられている。プロセスカートリッジ6は、感光ドラム61や、感光ドラム61の後側に隣接して配置される転写部材の一例としての転写ローラ62、図示しない帯電器、符号を省略して示す現像ローラ、供給ローラおよびトナー収容室などを備えている。
このプロセスカートリッジ6では、回転する感光ドラム61の表面が、帯電器により一様に帯電された後、スキャナユニット4からのレーザ光Lの高速走査により露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、感光ドラム61の表面に画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、トナー収容室内に収容されたトナーが現像ローラによって感光ドラム61の静電潜像に供給され、感光ドラム61の表面上にトナー像(現像剤像)が形成される。その後、感光ドラム61と転写ローラ62の間で用紙Pが挟まれることで、感光ドラム61の表面に担持されているトナー像が用紙P上に転写される。
定着器7は、筐体21内において、プロセスカートリッジ6の上方に配置されており、主に、加熱ローラ71および加圧ローラ72を備えている。
加熱ローラ71は、用紙Pを加熱する部材であり、その内側には、ハロゲンランプ等の熱源が設けられている。
加圧ローラ72は、加熱ローラ71との間で用紙Pを挟持して搬送する部材であり、加熱ローラ71の後斜め上側に設けられている。
そして、このように構成される定着器7では、用紙P上に転写されたトナー像を、用紙Pが加熱ローラ71と加圧ローラ72との間を通過する間に熱定着している。なお、定着器7で熱定着された用紙Pは、定着器7の下流側に配置される排出部8へ搬送される。
排出部8は、駆動ローラ81と、駆動ローラ81に接触するように配置され、駆動ローラ81の駆動力を受けて従動回転する従動ローラ82を有しており、駆動ローラ81と従動ローラ82との間で用紙Pを挟むことで当該用紙Pを搬送するようになっている。
そして、駆動ローラ81と従動ローラ82は、定着器7を通過した用紙Pを筐体21外へ排出する排出位置(実線で示す位置)と、定着器7を通過した用紙Pを後述する再搬送経路200へ向けて搬送する再搬送位置(二点鎖線で示す位置)と、の間を移動可能となっている。
具体的に、駆動ローラ81と従動ローラ82は、排出位置に位置するとき、駆動ローラ81と従動ローラ82の接触部が排出口21Aに臨むように配置されている。また、駆動ローラ81と従動ローラ82は、再搬送位置に位置するとき、排出位置よりも、従動ローラ82が駆動ローラ81を中心に後方に揺動し、駆動ローラ81と従動ローラ82の接触部が再搬送経路200の入り口に臨むように配置されている。
そして、駆動ローラ81と従動ローラ82は、筐体21内に設けられた図示しない制御装置により、画像形成を終了するときには、排出位置に位置し、用紙Pの裏面(第2面)に印字をするときには、再搬送位置に位置するように制御されている。
排出部8では、画像形成を終了するときには、駆動ローラ81および従動ローラ82が排出位置に配置され、定着器7を通過した用紙Pは、排出口21Aを通って筐体21外へ排出される。そして、用紙Pの裏面に印字をするときには、駆動ローラ81および従動ローラ82が再搬送位置へ配置され、定着器7を通過した用紙Pは、排出口21Aを通ることなく、再搬送経路200へ搬送される。
<搬送経路と再搬送経路の詳細構成>
次に、筐体21内に設けられた搬送経路100と再搬送経路200について詳しく説明する。
搬送経路100は、図1に示すように、給紙トレイ31に載置された用紙Pが、給送部32、感光ドラム61と転写ローラ62の間、定着器7および排出部8の順に通過するように形成された略C字状に延びる経路である。具体的に、搬送経路100は、第1ガイド部材101、第2ガイド部材102および第3ガイド部材103により形成され、第1経路110、第2経路120および第3経路130を備えている。
第1経路110は、搬送経路100の感光ドラム61よりも上流側を構成する上流側経路の一例であり、給送部32と画像形成部5(感光ドラム61と転写ローラ62の間)を繋いでいる。第1経路110は、主に、プロセスカートリッジ6の後方を回り込むように略上下方向に延びる第1ガイド部材101の下側部分101Aで形成されている。
第1ガイド部材101の下側部分101Aは、給紙トレイ31から給送部32を通って後方へ向けて延びたあと、上方に向けて感光ドラム61と転写ローラ62の間の下側の位置まで延びている。
第2経路120は、画像形成部5内に設けられる経路であり、主に、第1ガイド部材101の上側部分101Bで形成されている。
第1ガイド部材101の上側部分101Bは、感光ドラム61と転写ローラ62の間の上側の位置から上方へ向けて定着器7の加熱ローラ71と加圧ローラ72の間の下側の位置まで延びている。
第3経路130は、画像形成部5(定着器7)と排出部8を繋ぐ経路であり、主に、第2ガイド部材102および第3ガイド部材103により形成されている。
第2ガイド部材102は、上に向けて凹む断面視略円弧状の案内面を有し、定着器7の出口から前方へ向けて排出部8まで延びている。第3ガイド部材103は、第2ガイド部材102の下方において、第2ガイド部材102と対面するように配置され、第2ガイド部材102との間で用紙Pの通路を形成している。第3ガイド部材103は、定着器7の出口から前方へ向けて後述する戻し経路210の入り口まで延びている。
再搬送経路200は、定着器7を通過した用紙Pを、第1経路110へ再び搬送するように構成されている。再搬送経路200は、戻し経路210とスイッチバック経路220を備えて構成されている。
戻し経路210は、第3経路130とスイッチバック経路220とを繋ぐ経路である。戻し経路210は、第3経路130(搬送経路100)の定着器7よりも下流側から分岐して感光ドラム61とスキャナユニット4の間を通過するように前斜め下方に向けて延び、スイッチバック経路220の中間部分に合流している。これにより、戻し経路210を通過した用紙Pは、スイッチバック経路220内に突入するときに、スイッチバック経路220内を前方(第1開口21C側)へ向かうように搬送されるようになっている。
具体的に、戻し経路210は、第4ガイド部材201、第5ガイド部材202、第6ガイド部材203および第7ガイド部材204から形成されている。
第4ガイド部材201は、排出口21Aが形成された筐体21の壁であり、排出部8の下側から下方へ向けてスキャナユニット4から出射されるレーザ光Lが通る経路(以下、「光路」という。)よりも上方の位置まで延びている。
第5ガイド部材202は、第4ガイド部材201の後方において、第4ガイド部材201と対面するように配置され、第4ガイド部材201との間で用紙Pの通路を形成している。第5ガイド部材202は、排出部8の下側から前記光路よりも上方の位置まで前斜め下方へ向けて延びている。
第6ガイド部材203は、第4ガイド部材201の下端の延長線上で、かつ、前記光路よりも下方の位置から後述する搬送ローラ230まで前斜め下方へ向けて延びている。
第7ガイド部材204は、第6ガイド部材203の後方において、第6ガイド部材203と対面するように配置され、第6ガイド部材203との間で用紙Pの通路を形成している。第7ガイド部材204は、第5ガイド部材202の下端の延長線上で、かつ、スキャナユニット4から出射される光が通る範囲よりも下方の位置から前斜め下方へ向けて後述する搬送ローラ230の後側まで延びている。また、第7ガイド部材204の下端部(スイッチバック経路220側の端部)は、先端が戻し経路210の内側を向くように、前斜め上に向けて屈曲している。
詳しくは、第7ガイド部材204の下端部は、後述する搬送ローラ230のニップ部における接線に対して傾斜し、かつ、スイッチバック後のスイッチバック経路220を搬送される用紙Pの搬送方向上流側に向かうほど用紙Pの通路を広げるように形成されている。これにより、スイッチバック経路220を前側から後側へ向けて搬送される用紙Pが、戻し経路210に進入するのを抑制し、給送部32へ案内することができるようになっている。
また、上述したように戻し経路210が形成されることにより、第4ガイド部材201と第6ガイド部材203の間および第5ガイド部材202と第7ガイド部材204の間をスキャナユニット4から出射された光が通ることができるので、戻し経路210によって当該光を遮らないようになっている。
スイッチバック経路220は、第1開口21C、戻し経路210および給送部32を繋ぐ経路である。スイッチバック経路220は、上下方向において給紙トレイ31とスキャナユニット4の間に位置し、前後方向において筐体21の前側から給紙トレイ31に沿って後方に向けて延び、第1経路110に合流している。また、スイッチバック経路220の第1経路110とは反対側の端部、つまり、前端に相当する位置には、第1開口21Cが設けられており、この第1開口21Cを通して、スイッチバック経路220を搬送される用紙Pが筐体21外へ露出可能となっている。
具体的に、スイッチバック経路220は、第8ガイド部材205、第9ガイド部材206および第10ガイド部材207によって形成されている。
第8ガイド部材205は、第1開口21Cの下側の縁から後斜め下方に向けて給送部32の手前側まで延びている。なお、第8ガイド部材205の後端は、用紙載置板31Aが上方に回動した状態(給紙ローラ32Aに接近した状態)において、用紙載置板31Aに載置された用紙Pに当接しない位置まで延設されている。また、第8ガイド部材205から給紙ローラ32Aまでの用紙Pの搬送が不安定な場合には、第8ガイド部材205の後端にフィルム等を設けて、給紙ローラ32Aまで用紙Pを案内させる構成にしてもよい。
第9ガイド部材206は、第8ガイド部材205の前側部分の上方において、第8ガイド部材205に対面するように配置され、第8ガイド部材205との間で用紙Pの通路を形成している。第9ガイド部材206は、第1開口21Cの上側の縁から後斜め下方に向けて搬送ローラ230の前側まで延びている。これにより、スイッチバック経路220の前側部分を前側から後側へ向けて搬送される用紙Pを搬送ローラ230へ案内することができるようになっている。
第10ガイド部材207は、第8ガイド部材205の後側部分の上方において、第8ガイド部材205に対面するように配置され、第8ガイド部材205との間で用紙Pの通路を形成している。第10ガイド部材207は、戻し経路210の第7ガイド部材204の後側から後方へ向けて給送部32の前側まで延びている。より詳しくは、第10ガイド部材207は、用紙Pの通路が給送部32側に向かうほど狭くなるように、後ろ下がりに傾斜している。これにより、用紙Pを給紙ローラ32Aに案内することができるようになっている。
そして、スイッチバック経路220における戻し経路210との合流部分に対して第1経路110とは反対側、つまり、第1開口21C側の部分には、スイッチバック経路220を通過する用紙Pに対面するように配置された搬送ローラ230が設けられている。そして、このスイッチバック経路220と搬送ローラ230とで、戻し経路210を通過した用紙Pの進行方向を逆転させて、第1経路110へ搬送するスイッチバック手段240を構成している。
搬送ローラ230は、正逆両方に回転可能に構成されており、一方向に回転することで、スイッチバック経路220にある用紙Pを第1経路110から離れる方向、つまり、第1開口21Cに向かう方向に搬送し、他方向に回転することで、スイッチバック経路220にある用紙Pを、第1経路110に向かう方向に搬送するようになっている。
この搬送ローラ230は、制御装置により、戻し経路210を用紙Pが搬送されている間は、一方向に回転し、戻し経路210を搬送されていた用紙Pの後端が戻し経路210とスイッチバック経路220の間に達した後(第7ガイド部材204の下端を抜けた後)、他方向に回転するように制御されている。
これにより、スイッチバック手段240は、戻し経路210からスイッチバック経路220へ搬送されてきた用紙Pを、搬送ローラ230により、一旦、第1開口21Cを通して筐体21外へ露出するように搬送し、用紙Pの後端が、戻し経路210とスイッチバック経路220の合流部分に達した後、方向転換して、当該後端を先頭にして、用紙Pを給送部32に向けて搬送することができるようになっている。
また、スイッチバック経路220は、第1開口21Cから用紙Pを差し込むことにより、当該差し込まれた用紙Pを搬送経路100(第1経路110)に供給することができるようになっている。つまり、スイッチバック経路220は、手差用経路を兼ねており、第1開口21Cは、手差用の開口(第2開口)を兼ねている。なお、手差しにより用紙Pに印字を行うときには、搬送ローラ230は、制御装置により、他方向に回転するように制御されている。
次に、以上のように構成されたレーザプリンタ1の動作について説明する。
両面印刷を実行するときには、図1に示すように、まず、押上部材31Bが上昇して、用紙載置板31A上の用紙Pが、給送部32に接近する。これにより、用紙載置板31A(給紙トレイ31)上の用紙Pが給送部32によって、第1経路110を通って画像形成部5へ供給される。このとき、スキャナユニット4から出射されるレーザ光Lは、感光ドラム61の表面を高速走査にて照射している。
画像形成部5へ供給された用紙Pは、感光ドラム61と転写ローラ62の間を通過することで、表面に画像が形成された後、第2経路120を通って定着器7へ搬送される。そして、定着器7を通過した用紙Pは、第3経路130へ搬送される。このとき、排出部8は、図2に示すように、駆動ローラ81および従動ローラ82が再搬送位置へ移動し、第3経路130を搬送される用紙Pを、戻し経路210へ向けて搬送する。
戻し経路210を搬送される用紙Pは、スキャナユニット4と感光ドラム61の間を通過した後、スイッチバック経路220の搬送ローラ230へ搬送される。なお、用紙Pの先端がスキャナユニット4と感光ドラム61との間に到達した時点では、用紙Pの表面の画像形成が終了しており、レーザ光Lは照射していない。
そして、戻し経路210からスイッチバック経路220へ搬送された用紙Pは、図3に示すように、搬送ローラ230により、用紙Pの後端が戻し経路210を抜けるまで、第1開口21C側へ向けて搬送される。このとき、用紙Pの先端側は、第1開口21Cから筐体21外へ露出し、露出した部分は、給紙トレイ31を構成しているフロントカバー22により支持される。
用紙Pの後端が戻し経路210を抜けてスイッチバック経路220内に入ると、搬送ローラ230は、逆回転する。これにより、スイッチバック経路220にある用紙Pは、図4に示すように、後端を先頭にして給送部32(第1経路110)へ向けて搬送される。なお、このとき、押上部材31Bが下降し、用紙載置板31A上の用紙Pが、給送部32から離間した状態となっている。
このように、定着器7を通過して再搬送経路200を搬送された用紙Pは、表裏が逆になった状態で、再び搬送経路100を搬送され、裏面に画像が形成される。なお、用紙Pの後端がスキャナユニット4と感光ドラム61との間を抜けた後に、用紙Pの裏面の画像形成のために、レーザ光Lが照射される。そして、画像が形成された用紙Pは、図1に示すように、排出位置に移動した排出部8の駆動ローラ81および従動ローラ82により筐体21外へ排出される。
以上によれば、本実施形態において以下のような作用効果を得ることができる。
再搬送経路200(戻し経路210)の感光ドラム61とスキャナユニット4の間を通過した用紙Pの後端が、スイッチバック手段240によって先頭となって感光ドラム61と転写ローラ62の間へ向かうので、用紙Pのサイズが大きくても、再搬送経路200を搬送されるときに、用紙Pを、確実に、感光ドラム61とスキャナユニット4の間を抜けた後に、感光ドラム61と転写ローラ62の間へ搬送することができる。
また、スイッチバック経路220を第1開口21Cに向けて搬送される用紙Pは、第1開口21Cを通して筐体21外へ露出可能であるので、筐体21内のみで用紙Pを方向転換させる場合に比べて、筐体21を小型化することができる。
そして、再搬送経路200(スイッチバック経路220)の下流端は、給送部32に繋がっているため、給送部32とは別に、再搬送経路200から搬送されてきた用紙Pを感光ドラム61と転写ローラ62の間へ送り出す部材を設ける必要がないので、部品点数を削減することができる。また、感光ドラム61と転写ローラ62の間へ用紙Pを送り出す部材が給送部32のみであるので、画像形成のタイミングなどを決める制御が簡便になる。
そして、押上部材31Bは、用紙Pが再搬送経路200を通って搬送経路100へ搬送されるときに、用紙載置板31Aを給送部32から離間させるように下方へ移動するので、裏面に印字を行うときに、誤って用紙載置板31A(給紙トレイ31)に載置されている用紙Pを搬送してしまうのを抑制することができる。
また、スイッチバック手段240は、給紙トレイ31とスキャナユニット4の間に設けられているので、給紙トレイ31のスキャナユニット4とは反対側にスイッチバック手段240を設ける場合に比べて、筐体21を小型化することができる。
そして、排出部8の駆動ローラ81と従動ローラ82を、排出位置に位置するとき、用紙Pを排出し、再搬送位置に位置するとき、用紙Pを戻し経路210へ搬送するように構成し、用紙Pを排出するためのローラと再搬送経路200を通過する用紙Pを搬送するローラを共通化しているので、各ローラを別個に設ける場合に比べて、省スペースである。
また、スイッチバック経路220は、手差用経路を兼ねているため、手差用経路をスイッチバック経路220と別個に設ける場合に比べて、筐体21を小型化することができる。
そして、再搬送経路200を通る用紙Pを一旦筐体21外へ露出させるための第1開口21Cと、手差し用の用紙Pを差し込むための開口(第2開口)を共通としたことにより、構造を簡易化することができる。
また、スキャナユニット4が、給紙トレイ31と排出トレイ9の間に配置されているので、スキャナユニット4を、給紙トレイ31と排出トレイ9の間以外の位置に配置した場合に比べて、筐体21を小型化することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。なお、前記実施形態と略同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明は省略する。
前記実施形態では、排出部8の駆動ローラ81と従動ローラ82を排出位置と再搬送位置との間を移動可能に構成することにより、第3経路130を搬送される用紙Pの搬送方向を切り替えていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図5に示すように、第3経路130の定着器7と排出部8の間に切替部材の一例としてのフラッパ300を揺動可能に設け、このフラッパ300により、第3経路130を搬送される用紙Pの搬送方向を切り替えてもよい。
具体的に、フラッパ300は、第3経路130の上側から、第3経路130と交差するように下方へ向けて延び、先端が排出部8側を向き、定着器7を通過した用紙Pを排出部8へ案内する排出姿勢(実線で示す姿勢)と、先端が再搬送経路200の入り口側を向き、定着器7を通過した用紙Pを戻し経路210(再搬送経路200)へ案内する再搬送姿勢(破線で示す位置)と、に切り替え可能になっている。
そして、フラッパ300は、制御装置により、画像形成を終了するときには、排出姿勢となり、用紙Pの裏面に印字をするときには、再搬送姿勢になるように制御されている。
このようなフラッパ300を設けることにより、前記実施形態と比べて、簡単な機構で、第3経路130を搬送される用紙Pの搬送方向を切り替えることができる。
そして、前記実施形態では、スイッチバック時に用紙Pを外部に一旦排出するための第1開口21Cが、手差し用の開口(第2開口)と共通としていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、筐体21には、第1開口21Cとは別に形成された第2開口を有しており、この第2開口から用紙Pを差し込むことにより、スイッチバック経路220に用紙Pを供給することができるように構成されていてもよい。
また、前記実施形態では、給送部32は、給紙ローラ32Aおよび分離ローラ32Bの二つの回転体を有していたが、本発明はこれに限定されず、給送部は一つの回転体のみを有していてもよいし、三つ以上の回転体を有していてもよい。
そして、前記実施形態では、移動機構として、用紙載置板31Aを上下動させる押上部材31Bを例示し、押上部材31Bにより、用紙載置板31Aを給送部32へ近接または離間させるように構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、給紙ローラ32Aが、用紙載置板31Aに対して上下方向に移動可能に構成され、この給紙ローラ32Aに対し、給紙トレイ31から用紙Pを搬送経路100へ供給するときには、給紙ローラ32Aを用紙載置板31Aに近接させ、再搬送経路200から用紙Pを搬送経路100へ搬送するときには、給紙ローラ32Aを用紙載置板31Aから離間させるように構成された移動機構を設けてもよい。
また、前記実施形態では、搬送ローラ230は、戻し経路210とスイッチバック経路220との合流部分よりも第1開口21C側の部分に設けられていたが、本発明はこれに限定されず、搬送ローラ230は、戻し経路210とスイッチバック経路220との合流部分に設けてもよい。
そして、前記実施形態では、用紙載置板31Aは、用紙Pがスイッチバック経路220に搬送されたときに給紙ローラ32Aから離間したが(図4参照)、本発明はこれに限らず、例えば、用紙載置板31A上の用紙Pの先端が分離ローラ32Bに到達した後に、給紙ローラ32Aから離間してもよい。
また、前記実施形態において、感光体として感光ドラム61を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えばベルト状の感光体を採用してもよい。
そして、前記実施形態において、記録シートの一例として、厚紙、はがき、薄紙などの用紙Pを採用したが、本発明はこれに限定されず、例えば、OHPシートであってもよい。
1 レーザプリンタ
4 スキャナユニット
7 定着器
8 排出部
9 排出トレイ
21 筐体
21C 第1開口
31 給紙トレイ
31A 用紙載置板
31B 押上部材
32 給送部
32A 給紙ローラ
32B 分離ローラ
61 感光ドラム
62 転写ローラ
81 駆動ローラ
82 従動ローラ
100 搬送経路
110 第1経路
200 再搬送経路
210 戻し経路
220 スイッチバック経路
230 搬送ローラ
240 スイッチバック手段
300 フラッパ
P 用紙

Claims (12)

  1. 筐体と、
    記録シートが載置されるシート載置部と、
    現像剤像を担持可能な感光体と、
    前記感光体に対向して配置され、前記感光体との間で記録シートを挟むことで、前記感光体上の現像剤像を当該記録シートに転写する転写部材と、
    前記感光体と前記転写部材の間に向けて前記シート載置部に載置された記録シートを送り出す給送部と、
    前記感光体と間隔をおいて配置され、画像データに基づいて前記感光体に静電潜像を形成する露光装置と、
    記録シート上に転写された現像剤像を当該記録シート上に定着する定着器と、
    前記定着器によって定着された記録シートを、前記筐体外へ排出する排出部と、
    前記シート載置部に載置された記録シートが、前記給送部、前記感光体と前記転写部材の間、前記定着器および前記排出部の順に通過するように形成された搬送経路と、
    前記定着器を通過した記録シートを、前記搬送経路の前記感光体よりも上流側を構成する上流側経路へ再び搬送する再搬送経路と、を備え、
    前記再搬送経路は、前記搬送経路の前記定着器より下流側から分岐して前記感光体と前記露光装置の間を通過するように形成され、前記感光体と前記露光装置の間を通過した記録シートの進行方向を逆転させて、前記上流側経路へ搬送するスイッチバック手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記排出部から前記筐体外へ排出された記録シートが載置される排出トレイを備え、
    前記搬送経路は、略C字状に構成され、
    前記露光装置は、前記シート載置部と前記排出トレイの間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記スイッチバック手段は、前記シート載置部と前記露光装置の間の位置から、前記シート載置部に沿って延び、前記上流側経路に合流するスイッチバック経路を有し、
    前記再搬送経路の前記感光体と前記露光装置の間を通る部分は、前記スイッチバック経路の中間部分に合流し、
    前記スイッチバック手段は、前記感光体と前記露光装置の間を通ってきた記録シートを、前記スイッチバック経路で前記上流側経路から遠ざかる方向に搬送した後、方向転換させて、当該記録シートを前記スイッチバック経路で前記上流側経路へ向けて搬送するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記筐体は、前記スイッチバック経路の前記上流側経路とは反対側の端部に相当する位置に第1開口を有しており、
    前記スイッチバック経路を通る記録シートは、前記第1開口を通して前記筐体外へ露出可能であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記スイッチバック経路は、前記筐体に形成された第2開口に差し込まれた記録シートを前記搬送経路に供給するための手差用経路を兼ねていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第2開口は、前記第1開口と共通であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記スイッチバック手段は、前記再搬送経路の前記感光体と前記露光装置の間を通る部分と前記スイッチバック経路との合流部分、または、当該合流部分に対して前記上流側経路とは反対側の部分に、前記スイッチバック経路を通過する記録シートに対面するように配置された正逆両方に回転可能な搬送ローラを有し、
    前記搬送ローラは、一方向に回転することで、前記スイッチバック経路にある記録シートを、前記上流側経路から離れる方向に搬送し、他方向に回転することで、前記スイッチバック経路にある記録シートを、前記上流側経路に向けて搬送することを特徴とする請求項3から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記再搬送経路は、前記給送部に繋がっていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記給送部は、少なくとも一つの回転体を有し、
    前記シート載置部に載置された記録シートおよび前記回転体のうち一方を他方に対して接近または離間させる移動機構を備え、
    前記移動機構は、記録シートが前記再搬送経路を通って前記搬送経路へ搬送されるときに、前記一方を前記他方から離間させることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記回転体は、前記シート載置部に載置された記録シートに接触して回転することで当該記録シートを搬送する給紙ローラと、前記給紙ローラよりも前記搬送経路の下流側に配置される分離ローラと、から構成され、
    前記移動機構は、前記シート載置部に載置された記録シートおよび前記給紙ローラのうち一方を他方に対して接近または離間させることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記排出部は、駆動ローラと、前記駆動ローラの駆動力を受けて従動回転する従動ローラと、を有し、前記駆動ローラと前記従動ローラの間で記録シートを挟むことで当該記録シートを搬送し、
    前記駆動ローラおよび前記従動ローラは、前記定着器を通過した記録シートを前記筐体外へ排出する排出位置と、前記定着器を通過した記録シートを前記再搬送経路へ向けて搬送する再搬送位置と、の間を移動可能であることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記搬送経路の前記定着器と前記排出部の間に、前記定着器を通過した記録シートを前記排出部へ案内する排出姿勢と、前記定着器を通過した記録シートを前記再搬送経路へ案内する再搬送姿勢と、に切り替え可能な切替部材を備えていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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