JP5898101B2 - 巻上機用の電動機 - Google Patents
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I<Ip
のときには、そのときのq軸電流成分を増大させない電流位相角の範囲で、かつ運転電流がブレーキ保持最小電流Ip以上となる運転を行うことができる。
√〔(id)2+(iq)2〕<Ip
のときには、d軸電流成分idを、q軸電流成分Iqはそのままとし、
id≧√〔(Ip)2−(iq)2〕
と制御することができる。
本発明の第一の実施の形態に係る電動機1について図1〜図11を参照しながら説明する。まず電動機1の主要回路構成を図1を参照しながら説明する。電動機1は、ロータに永久磁石を入れることで消費電力を削減しているモータ部2を有する。モータ部2は、インバータ3から供給される電力によって駆動される。なお、以下の説明では、モータ部2を駆動する電力を構成する駆動電圧および駆動電流のうち駆動電流を制御する技術について主に説明し、駆動電圧についての説明は省略する。
I<Ip
のときには、そのときのq軸電流成分iqを増大させない範囲で、ブレーキ保持最小電流Ipとなる電流位相角θ2またはθ3によりモータ部2の運転を行うので、q軸電流成分iqは変更せずに済むため、モータ部2の無負荷時におけるトルクおよび回転速度の特性は、誘導電動機を採用する場合と同じ特性にすることができる。なお、電流値がIpで電流位相角をθ2<θ<180度、またはθ3>θ>0度とすることでトルクが低減しつつ無負荷時のブレーキ作動を行わせることができる。
本発明の第二の実施の形態に係る電動機1A(電動機1と区別する部材には符号にAを付す。)について図12〜図15を参照しながら説明する。第一の実施の形態と第二の実施の形態とは一部が異なる。以下では、第一の実施の形態とは異なる部材および事項について主に説明し、第一の実施の形態と共通する部材および事項についての説明は省略または簡略化する。第二の実施の形態に係る電動機1Aの回路主要構成は、図1に示す電動機1と同様であり、そのモータ部2Aの構成は、図2〜図5に示すモータ部2とはロータ13Aを除き同様となっている。
id3≧√〔(Ip)2−(iq2)2〕
の関係を満たすような値に設定する。ここでd軸電流成分idは、前述したように、ステータ12の磁束を生成する電流であるため、d軸電流成分を変更してもモータ部2Aが発生するトルクの大きさは変更されない。これによれば、モータ部2Aに流れる電流I2を電流I3(≧Ip>I2)まで増加させてもトルク電流となるq軸電流成分iq2は変わらず無負荷時のモータ部2Aのトルクの大きさ(すなわち回転速度)には影響しない。
√〔(id)2+(iq)2〕<Ip
のときには、d軸電流成分idを、
id≧√〔(Ip)2−(iq)2〕
と制御する。この結果、q軸電流成分iqは変更せずに済むため、モータ部2Aの無負荷時におけるトルクおよび回転速度の特性は、誘導電動機を採用する場合と同じ特性にすることができる。
本発明の実施の形態は、その要旨を逸脱しない限り様々に変更が可能である。たとえば摩擦板23を内部フレーム11a側に固定したり、さらには摩擦板23と対向するブレーキ受24の側にも摩擦板23と同様の摩擦材料を貼り付けてもよい。
Claims (5)
- ロータ軸に取り付けられた吸引体と、前記ロータ軸の軸方向に摺動可能に装着されたブレーキ盤と、前記ブレーキ盤が接離するフレームと、前記ブレーキ盤を前記フレームに接触する方向に動かそうとする力を付与する弾性体とを有し、前記ロータ軸に取り付けられるロータに対向するステータに巻回されるコイルへの通電時に前記吸引体により前記ブレーキ盤を吸引して前記ブレーキ盤を前記フレームから離し、ブレーキを解放するように構成した巻上機用の電動機において、
前記ロータは、少なくとも一部に永久磁石を有し、
前記ロータの永久磁石の磁力線のほぼ全てが前記ステータに流れるように、前記ロータと前記吸引体との間の軸方向の磁気的な隙間は、前記ロータと前記ステータとの間の前記軸方向に直交する方向の磁気的な隙間よりも大きい、
ことを特徴とする巻上機用の電動機。 - 請求項1記載の巻上機用の電動機において、
前記コイルに供給される電流を、前記ステータが磁束を生成するための励磁分電流であるd軸電流成分とモータトルクを発生させるためのトルク分電流であるq軸電流成分とに分解して制御するベクトル制御を実施する制御部を有し、
前記制御部は、前記コイルの通電中に、前記コイルに流れる電流が、前記吸引体が前記ブレーキ盤を吸引し続けて前記ブレーキを解放状態に保持するのに要するブレーキ保持最小電流に達しないときには、前記d軸電流成分を増大させて前記ブレーキを解放状態に保持する電流を得る、
ことを特徴とする巻上機用の電動機。 - 請求項2記載の巻上機用の電動機において、
前記永久磁石が前記ロータに内包され、前記ロータの磁極が突極性を有するIPM(Interior Permanent Magnet)型であり、前記制御部は、前記コイルに供給する電流の電流位相角を前記突極性に適合するように制御することにより前記d軸電流成分および前記q軸電流成分を制御し、最大効率運転となる電流位相角θ1における運転電流をIとし、前記ブレーキ保持最小電流をIpとするときに、
前記制御部は、
I<Ip
のときには、そのときの前記q軸電流成分を増大させない電流位相角の範囲で、かつ前記運転電流が前記ブレーキ保持最小電流Ip以上となる運転を行う、
ことを特徴とする巻上機用の電動機。 - 請求項2記載の巻上機用の電動機において、
前記永久磁石が前記ロータの表面に配置されるSPM(Surface Permanent Magnet)型であり、前記d軸電流成分をidとし、前記q軸電流成分をiqとし、前記ブレーキ保持最小電流をIpとするときに、
前記制御部は、
√〔(id)2+(iq)2〕<Ip
のときには、前記d軸電流成分idを、前記q軸電流成分Iqはそのままとし、
id≧√〔(Ip)2−(iq)2〕
と制御する、
ことを特徴とする巻上機用の電動機。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の巻上機用の電動機において、
前記ステータの軸方向の長さの範囲内に、前記ロータおよび前記吸引体が収まるように配設される、
ことを特徴とする巻上機用の電動機。
Priority Applications (1)
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JP2013005306A JP5898101B2 (ja) | 2013-01-16 | 2013-01-16 | 巻上機用の電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013005306A JP5898101B2 (ja) | 2013-01-16 | 2013-01-16 | 巻上機用の電動機 |
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Family Applications (1)
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JP2013005306A Active JP5898101B2 (ja) | 2013-01-16 | 2013-01-16 | 巻上機用の電動機 |
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