JP5897605B2 - 最適化された動的帯域幅スケジューラ - Google Patents

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Description

[発明の背景]
[技術分野]
本発明は包括的にはアクセスネットワークに関し、より詳細には受動光ネットワーク(Passive Optical Network; PON)に関する。
本発明は特に、1つの端末と複数のユニットとの間のポイントツーマルチポイント通信のためのイーサネット(登録商標)受動光ネットワーク(EPON)において適用される。
[関連技術]
このセクションにおいて記述される手法は、追及することは可能であったものであるが、必ずしも以前から考えられ又は追及されてきた手法であるとは限らない。それゆえ、本明細書において別の指示がない限り、このセクションにおいて記述される手法は、本出願における特許請求の範囲に対する先行技術でもなければ、このセクションに含めることによって先行技術であると認めるものでもない。
PONは単一の共有光ファイバであり、中央局(Central Office; CO)からの単一のファイバを、安価な光学スプリッタを用いて、個々の加入者に送り込む別々のストランドに分割する。そのようなネットワークでは、レーザーバーストによって情報が搬送される。加入者端点及びCOを除いて、アクセスネットワーク内に能動電子機器が存在しないので、PONは「受動」と呼ばれる。単一のファイバは受動スプリッタによって分割される。
イーサネット受動光ネットワーク(EPON)は、非同期転送モード(ATM)標準規格に基づく他のPON技術とは異なり、イーサネット標準規格に基づいている。EPONによれば、加入者端点及びCOの両方において、イーサネットによる規模の経済を利用できるようになり、かつ、イーサネットに基づくIP(「インターネットプロトコル」)装置に対する簡単で扱いやすい接続性が提供される。
そのようなネットワークでは、情報は、層間においてパケット単位で交換される。所与の層において受信される各パケットは、この層に固有の1組の符号化パラメータを用いて符号化される。これらのパラメータはネットワーク管理手段を通して与えられることになる。データリンク層は、加入者端点とCOとの間で物理リソースを共有する役割を果たす。データリンク層は、2つの副層、すなわち、論理リンク(LL)層及び媒体アクセス制御(MAC)層によって構成される。物理層は、データリンク層からの論理通信要求を、電子信号の送信又は受信に作用するハードウェア固有の動作に変換する。
IEEE802.3ahEPON仕様は、ギガビットEPON(GEPON)とも呼ばれ、1ギガビットEPONシステム(ネットワークにおいて毎秒1ギガビットのデータが伝送されることを意味する)のためのマルチポイント制御プロトコル(MPCP)、ポイントツーポイントエミュレーション(P2PE)及び物理層を定義している。IEEE802.3av仕様は、10ギガビットEPONへの拡張(主に物理層に関するもの)を定義している。少なくとも、P1904.1とも呼ばれる、「イーサネット受動光ネットワークにおけるサービス相互運用性に関する標準規格」(SIEPON)グループは、EPON装置のサービスレベル、マルチベンダ相互運用性を確保するために必要とされるシステムレベル要件を記述している。これらの仕様は、物理層及びデータリンク層における相互運用性を確保する既存のIEEE標準規格802.3及びIEEE標準規格802.1を補足している。
EPONネットワークは通常、COに含めることができる光加入者線終端装置(OLT)と、EPONの1つ又は複数の加入者の役割を果たすことができる1つ又は複数の光ネットワークユニット(ONU)とを含む。各OLTによって管理されるONUの数は、現在の配備では4台〜64台である。
ポイントツーマルチポイント(P2MP)ファイバネットワークを制御するために、EPONはMPCPを使用する。MPCPは、帯域幅割当て、帯域幅ポーリング、自動発見及び測距を実行する。MPCPは、以下の64バイトイーサネット制御メッセージを導入して、MAC層内で実施される。
−GATEメッセージ及びREPORTメッセージを用いて、帯域幅を割り当て、要求する。
−REGISTERメッセージを用いて、自動発見プロセスを制御する。
MAC層は、所与のONUが所定の時間インターバル(伝送窓又はタイムスロットとも呼ばれる)にわたってそのONUのピアから伝送できるようにする、伝送調停(transmission arbitration)の役割を果たす。各ONUに専用の伝送窓の始点及び長さは、OLTに含まれる動的帯域幅割当て(DBA)スケジューラによって定義される。
GATEメッセージはOLTから所与のONUに送信され、そのONUに1つ又はいくつかの伝送窓を割り当てるために用いられる。
REPORTメッセージは、バッファー占有率(ONUによって送信されるべき待機中のデータパケットの待ち行列の長さを意味する)をOLTに示すためにONUによって用いられるフィードバック機構であるので、DBAスケジューラは、ONUのバッファー占有率に適合する伝送窓を定義することができる。
伝送窓の始点および長さならびにREPORTメッセージ中のキューの長さは、時量子(Time Quantum)(TQ)で表される。時量子(TQ)はたとえば16ns(ナノ秒)の時間インターバルとして定義される。すなわち、1ギガビット毎秒のスピードにおいて2バイトを伝送するための時間である。
IEEE802アーキテクチャに準拠するため、PONに接続される装置は、論理トポロジエミュレーション(LTE)機能を実装する。この機能は共有媒体またはポイントツーポイント媒体をエミュレートすることができる。後者では、ONUとOLTとの間に能動的なスプリッタが用いられるスイッチ式ローカルエリアネットワーク(LAN)と同じ物理的接続性を達成することが目的である。このOLT(レガシーOLTとも呼ばれる)は、ある数N個のMACポート(またはインタフェース)を、各ONUについて1つずつ持つことができる。各ポートは、登録手順の間に各ONUに付与される論理リンク識別子(LLID)を用いて識別される。
下り方向(すなわちOLTからONUへ)では、OLTが送信したイーサネットパケットは1*N受動スプリッタを通過して各ONUに到達する。各イーサネットパケットは、そのパケットが宛てられたポートのLLIDを格納するフレームプリアンブルを備える。このような機能は、共有媒体ネットワークに類似している(イーサネットはEPONアーキテクチャと完全に互換し、イーサネットは性質上ブロードキャストする)。このようにして、イーサネットパケットはOLTによってブロードキャストされ、イーサネットフレームプリアンブルに挿入されたLLIDを用いてONUによって選択的に抽出される。OLTにおける下り処理は、主に、入来パケットを正しいLLIDでタグ付けすることと、それらを対応する論理リンクに転送することとからなるので、非常に簡素である。
したがって、EPONデータ経路(EDP)は、EPONシステム内のトラフィック搬送オブジェクトとして定義することができ、これはデータまたは制御フロー接続を表す。サービスまたは高レベルアプリケーションはそれぞれ専用のEDPにマッピングされ、このEDPにはサービス品質(QoS)パラメータの組が結び付けられる。
EDPは、双方向ユニキャストまたは単方向(ダウンリンク)マルチキャストとすることができる。双方向ユニキャストEDPは、以下の2つの方法を用いて実装可能である。
‐単一のLLID上で異なる複数のキューを用いるサービスレベルアグリーメント(SLA)。帯域幅パラメータは新たな構成メッセージにより定義され、QoSは各ONUに実装されるスケジューリング機構により保証される。
‐複数のLLID。この複数のLLIDにおいて、新たな構成メッセージを用いて1つのキュー(すなわちサービス)が1つのLLID上にマッピングされる。結果として、1つのONUが、いくつかのLLID(専用サービスごとに1つずつ)を登録することができる。各LLIDに対する帯域幅パラメータは、OLTのみにおいて構成され、DBAによって割り当てられる。
この複数LLIDの方法は、以下のいくつかの利点を有する。
‐上り資源スケジューリング(すなわちONUからOLTへの伝送)は、OLT内のDBAによってのみ実行される。実際に、論理リンク上にマッピングされるサービスは1種類のみなので(すなわち1つのトラフィックキューのみ)、異なる複数のキューをONU内でスケジュールする必要はなく、これによってスケジューリング機構が簡素化される。標準規格において、優先度、スケジューリングアルゴリズムの種類、等をONUがいかに扱うかを定義する必要がない。REPORTメッセージは、正当なキューを1つだけ含み、さらに任意選択でいくつかのキューセットとを含む。
‐SLA法(SLA method)においてサービスを識別するために用いられる仮想LANタグ(アウターおよびインナー)が考慮されず、これらを翻訳する必要がなく、したがって方法をより透過的にする。
‐LLIDフィールドが15ビットに符号化されており、ONUごとに128個のLLIDを定義可能であり、一方、OLTが128個のONUを管理することを考慮すると、方法をよりスケーラブルにする。
‐いかなるレガシーOLTも、複数のLLIDをサポートするONUと互換性がある。実際に、OLT内のDBAは、ONUを扱うのではなくLLIDのみを扱う。多数のオープンされたLLIDを持つONUは、レガシーOLTの視点からは独立した仮想的なONUの集合とみなされる。
しかしながら、複数LLID法は、EPONアーキテクチャに追加のLLIDを導入するので、上りオーバヘッドを生じさせる。
実際に、EPON上りオーバヘッドは、主に制御メッセージオーバヘッドおよびガード帯オーバヘッドに起因する。制御メッセージオーバヘッドの主な原因は、ONUのバッファ占有率を示すためにONUによって送信されるREPORTメッセージである。ガード帯は、レーザーをON/OFFに切り替えるとともに要求される較正を実行するために、2つの上りバーストの間でブランクのまま残される時間である。オーバヘッドの原因となる他の要因(たとえば発見オーバヘッド(discovery overhead)やフレーム描写)は無視できるものとみなせる。
REPORTメッセージは、様々な構成を有し得る。これらは各キュー(または本ケースでは各論理リンク)のバッファリング占有率を含むことができ、異なるセットが挿入可能である。しかしながら、REPORTメッセージ長は64バイトに固定され、ダミーデータでパディングされる。この値は所与であり、また、各ONUによって1つのREPORTメッセージが1ms(ミリ秒)サイクルの間に送信されることを考慮すると、1Gbit EPONについてREPORTメッセージに起因するオーバヘッドは、
Figure 0005897605
に等しい。ただし、nONUはOLTによって管理されるONUの数であり、フレームプリアンブルには8バイトが使用され、2つの隣接するイーサネットフレームの間のフレーム間ギャップは12バイトである。32個および128個のONUについて、REPORTメッセージオーバヘッドはそれぞれ2.15%および8.6%に等しい。10Gbit EPONについて、REPORTメッセージオーバヘッドは1%以下に下がり、無視できるものとみなせる。
ガード帯オーバヘッドを参照すると、それは次のものを備える。
‐レーザーオフ時間は、次のONUに専用のレーザーオン時間だけ部分的にオーバーラップする。これは512ns(ナノ秒)に固定される。
‐あるONUのレーザーのスイッチングオフと次のONUのレーザーのスッチングオンとの間の128nsのデッドゾーン。機会(an opportunity)が専用となる。
‐IEE802.3ah D1.414仕様書に規定される96nsと400nsとの間に含まれる離散値にセットされる自動利得制御(Automatic Gain Control; AGC)時間。
‐IEE802.3ah D1.414仕様書に規定される96nsと400nsとの間に含まれる離散値にセットされるクロックおよびデータ回復(CDR)時間。
最悪のケース(AGC時間およびCDR時間が400nsに等しい)を考慮すると、ガード帯時間は1.44μs(マイクロ秒)に等しい。さらに、各ONUが、1msサイクルごとに機会(OLTによって送信されるGATEメッセージ内で定義されるもの)を有することを考慮すると、ガード帯オーバヘッドは(nONU×1.44)/1000に等しい。32個および128個のONUについて、ガード帯オーバヘッドはそれぞれ4.6%および18.4%に等しい。ガード帯オーバヘッドは、1Gbit EPONと10Gbit EPONとで同一である。
表1は、1msのDBAサイクルの1GビットEPON(各ONUは各サイクルでOLTにデータを送信する機会を持つ)における、様々な数のONUに対する上りオーバヘッドのまとめである。
Figure 0005897605
表1に含まれる結果を参照すると、DBAサイクルあたり32ONUを超える数を管理するのは妥当でない。実際に、DBAサイクルあたり32ONUを超えると、オーバヘッドが10%を超え、また、バイト数で表した伝送窓の長さが2000バイトより小さくなるので、伝送窓は1500バイトのフレームをただ1つ伝送できるのみとなる。
このように、EPONアーキテクチャにおいて、ONUに提供される伝送機会に影響を与えることなく、REPORTメッセージおよびガード帯に起因するオーバヘッドを低減することが必要である。
[発明のサマリー]
これらの要求を解決するために、本発明の第1の態様は、通信ネットワークにおいてデータパケットおよびREPORTメッセージの伝送のために上りタイムスロットを割り当てる方法であって、前記ネットワークは、一意の端末によって管理される複数の論理リンクを備え、各論理リンクは、送信すべき待機中のデータパケットを含むキューに関連付けられ、各論理リンクにより、データパケットの伝送のために最小ビットレートが要求され、時間がサイクルに分割され、各サイクルは等しいタイムスロットに分割され、キューの長さはタイムスロットで表され、最初に前記端末において各論理リンクについて理論的送信時刻が定義され、各伝送はオーバヘッドの部分に関連付けられ、前記端末は各論理リンクについてイメージキュー長を記憶する
方法において、
前記方法は、各サイクルにおいて前記端末によって実行されるステップとして、
‐少なくとも1つの論理リンクから少なくとも1つのREPORTメッセージを受信するステップであって、前記REPORTメッセージは前記論理リンクの更新されたキュー長を含み、前記長さはタイムスロットで表される、少なくとも1つのREPORTメッセージを受信するステップと、
‐前記論理リンクから前記REPORTメッセージを受信するに際し、前記更新されたキュー長に基づいて前記イメージキュー長を更新するステップと、
‐データパケットまたはREPORTメッセージを伝送するための前記理論的送信時刻に基づき、かつ前記伝送に関連付けられたオーバヘッドの部分に基づいて、論理リンクに、次のサイクルの少なくとも1つのタイムスロットを割り当てるステップであって、前記論理リンクLLに対するイメージキュー長は0でなく、タイムスロットは、次のサイクル内のすべてのタイムスロットが割り当てられるまで、または、すべてのイメージキュー長が0になるまで割り当てられる、タイムスロットを割り当てるステップと、
‐各論理リンクの要求最小ビットレートに基づいて各論理リンクの前記理論的送信時刻をインクリメントするとともに、前記論理リンクの前記イメージキュー長を、前記論理リンクに割り当てられた少なくとも1つのタイムスロットだけデクリメントするステップと
を含む、方法に関する。
本発明による方法は、有利なことに、要求される最小ビットレートを考慮することにより、データパケットの伝送のためにONUの論理リンクにタイムスロットを割り当てることを可能にする。実際に、各論理リンクは、十分なサービス品質を得るために様々なビットレートを要求するそれぞれ所与のサービスに固有のものとすることができる。提案される方法は、この目的のために、所与の論理リンクについて理論的送信時刻を定義する状態時間変数を定義することを示唆する。したがって、低い要求最小ビットレートに関連付けられた論理リンクは、各サイクルにおいてサービングされないので、それらの上り伝送に関連付けられたガード帯オーバヘッドが低減可能となる。さらに、非アクティブな論理リンクは各サイクルにおいてREPORTメッセージを送信しないので、制御メッセージオーバヘッドが低減される。このように、各論理リンクに対して最小ビットレートが尊重されるとすると、サービス品質を損なうことなく全体のオーバヘッドが低減される。
本発明の別の実施形態では、論理リンクに対するイメージキューが0でない各論理リンクに対して、nの整数倍の個数の連続するタイムスロットが割り当てられ、nは、各論理リンクに対して定義される1より大きい所定の整数である。
この実施形態は、サイクルごとの割り当ての数を低減可能にし、これによって、方法の実施をより高速にする。イーサネットパケット(断片化できない)全体の伝送を容易にするために、nの粒度は事前に決定可能である。
さらに別の実施形態では、Mは、1つのサイクルの間にサービングされるべき論理リンクの、事前に決められる最大数であり、最低の理論的送信時刻を有する前記M個の論理リンクのみが、データパケットの伝送のために次のサイクルの少なくとも1つのタイムスロットを割り当てられる。
したがって、1サイクルの間にサービングされる論理リンクの数は事前に決められる数に制限され、これによって全体のオーバヘッドの制限を確実にすることができる。さらに、1サイクルの間のM個の選択された論理リンクは、直前のサイクルの間にサービングされなかった論理リンク(ただし非常に高い最小ビットレートを有する論理リンクを除く)であり、公平なキューイング方式を実装可能にする。
補足として、データパケットの伝送のために次のサイクルの少なくとも1タイムスロットを割り当てた後に、前記M個の論理リンクの前記M個のイメージキュー長が0である場合に、次のサイクルのすべてのタイムスロットが割り当てられるまで、または、すべてのイメージキュー長が0になるまで、次のサイクルの割り当てられていないタイムスロットが、最低の理論的送信時刻を持つ次の論理リンクに割り当てられる。
この実施形態は、有利なことに、1サイクルの間に提供されるすべての資源(タイムスロット)を利用可能にする。この目的のために、方法の公平さを損なうことなく、1サイクルの間にM個を超える論理リンクを選択することができる。
本発明のさらに別の実施形態によれば、ポーリング周期が、各論理リンクに対するサイクルの個数である整数として事前に決められ、前記ポーリング周期の間、前記論理リンクのイメージキュー長が0のままである場合に、次のサイクルにおいてREPORTメッセージの伝送のためにタイムスロットが前記論理リンクに割り当てられる。
したがって、非アクティブな論理リンクは、事前に決められるポーリング周期の間に非アクティブであった場合に、伝送に必要なタイムスロットを要求するための定期的な機会を有する。
本発明のさらに別の実施形態によれば、各論理リンクについて最大ビットレートが事前に決められ、ピークビットレート周期が事前に決められ、前記ピークビットレート周期にわたって所与の論理リンクに割り当てられるタイムスロットの個数は、前記論理リンクの前記最大ビットレートを前記ピークビットレート周期で乗算したものによって制限される。
この実施形態は、有利なことに、同じ論理リンクをシステマティックに優先しないことを可能にする(たとえばサービングされるべき論理リンクが少数しか存在せず、1つの論理リンクが高い最小ビットレートを要求する場合)。この実施形態は、所与の論理リンクへの割り当てを制限可能にする。
さらに別の実施形態では、前記REPORTメッセージは、前記REPORTメッセージを送信する論理リンクのキューに含まれるデータフレームの、異なる累積された長さを報告する複数のキューセットを含み、前記端末によって前記論理リンクに割り当てられる連続するタイムスロットの個数は、前記累積された長さの一つに等しい。
本明細書で説明されるように、この実施形態は、高い未使用資源比率(unused resource ratio)を得ることを回避可能にする。
本発明のさらに別の実施形態によれば、各キューセットについて閾値が定義され、前記閾値は、1サイクルの間にサービングされるべき論理リンクの事前に決められる最大数に対する、1サイクルに含まれるタイムスロットの数の比率の、整数倍に事前にセットされ、前記報告される累積された長さは、前記キューセットの前記閾値を超えず、キューセットのデータフレームの累積的な長さに等しい。
この実施形態は、各キューセットについて定義される閾値を、効率的に事前にセットできるようにする。
本発明のさらに別の実施形態によれば、前記複数の論理リンクはサブセットに分けられ、前記サブセットは1より大きいかまたは1に等しい数の論理リンクを有し、各サブセットは優先度に関連付けられ、各優先度は所与の最小ビットレートに関連付けられ、サブセットに属する論理リンクに関連付けられた前記最小ビットレートは、前記サブセットの論理リンクの前記個数に対する、前記所与の最小ビットレートの比率によって定義される。
この実施形態は、本発明による方法の構成を簡素化可能にする。
補足として、方法は、さらに、新たな論理リンクがサブセットに入りまたは集合から去るたびに、前記サブセットに属する論理リンクに関連付けられた最小ビットレートを更新することをさらに備える。
この実施形態は、異なる複数のサイクルの間に伝送パラメータのバリエーションに対して本方法を適応させることができる動的パラメータを有することができるようにする。
さらに別の実施形態では、同一のサブセットの前記論理リンクは互いに異なる最小ビットレートを有し、前記サブセットの前記論理リンクの最小ビットレートの合計は、前記サブセットの前記優先度に関連付けられた前記所与の最小ビットレートよりも低い。
この実施形態は、同じサブセットの論理リンクに対して異なる重みを定義できるようにし、これによって本発明による方法の柔軟性を改善する。
本発明の別の目的は、記憶媒体に記録され、コンピュータによってソフトウェアエージェントの形式で実行可能なプログラム製品であって、上述の実施形態の1つによる方法を実行するためにセットアップされた少なくとも1つのソフトウェアモジュールを含む、プログラム製品に関する。
本発明の別の目的は、通信ネットワークにおいてデータパケットおよびREPORTメッセージの伝送のためにタイムスロットを割り当てる端末であって、前記ネットワークは、端末によって管理される複数の論理リンクを備え、各論理リンクは、送信すべき待機中のデータパケットを含むキューに関連付けられ、各論理リンクにより、データパケットの伝送のために最小ビットレートが要求され、時間がサイクルに分割され、各サイクルは等しいタイムスロットに分割され、キューの長さはタイムスロットで表され、最初に前記端末において各論理リンクについて理論的送信時刻が定義され、各伝送はオーバヘッドの部分に関連付けられ、前記端末は各論理リンクについてイメージキュー長を記憶する、端末において、
前記端末は、
‐少なくとも1つの論理リンクから少なくとも1つのREPORTメッセージを受信する手段であって、前記REPORTメッセージは前記論理リンクの更新されたキュー長を含み、前記長さはタイムスロットで表される、少なくとも1つのREPORTメッセージを受信する手段と、
‐前記論理リンクから前記REPORTメッセージを受信するに際し、前記更新されたキュー長に基づいて前記イメージキュー長を更新する手段と、
‐データパケットまたはREPORTメッセージを伝送するための前記理論的送信時刻に基づき、かつ前記伝送に関連付けられたオーバヘッドの前記部分に基づいて、論理リンクに、次のサイクル内の少なくとも1つのタイムスロットを割り当てる手段であって、前記論理リンクLLに対するイメージキュー長は0でなく、タイムスロットは、次のサイクルのすべてのタイムスロットが割り当てられるまで、または、すべてのイメージキュー長が0になるまで割り当てられる、タイムスロットTQを割り当てる手段と、
‐各論理リンクの要求最小ビットレートに基づいて各論理リンクの前記理論的送信時刻をインクリメントするとともに、前記論理リンクの前記イメージキュー長を、前記論理リンクに割り当てられた少なくとも1つのタイムスロットだけデクリメントする手段とを備える、端末に関する。
本発明の別の目的は、複数のネットワークユニットを備えるシステムであって、各ユニットは、少なくとも1つの論理リンクと、前記論理リンクを管理する端末とを備え、各論理リンクは、送信すべき待機中のデータパケットを含むキューに関連付けられ、各論理リンクにより、データパケットの伝送のために最小ビットレートが要求され、時間がサイクルに分割され、各サイクルは等しいタイムスロットに分割され、キューの長さはタイムスロットで表され、最初に前記端末において各論理リンクについて理論的送信時刻が定義され、各伝送はオーバヘッドの部分に関連付けられ、前記端末は各論理リンクについてキュー長のイメージを記憶する、システムにおいて、
前記端末は、
‐少なくとも1つの論理リンクから少なくとも1つのREPORTメッセージを受信する手段であって、前記REPORTメッセージは前記論理リンクの更新されたキュー長を含み、前記長さはタイムスロットで表される、少なくとも1つのREPORTメッセージを受信する手段と、
‐前記論理リンクから前記REPORTメッセージを受信するに際し、前記更新されたキュー長に基づいて前記イメージキュー長を更新する手段と、
‐データパケットまたはREPORTメッセージを伝送するための前記理論的送信時刻に基づき、かつ前記伝送に関連付けられたオーバヘッドの前記部分に基づいて、論理リンクに、次のサイクル内の少なくとも1つのタイムスロットを割り当てる手段であって、前記論理リンクLLに対するイメージキュー長は0でなく、タイムスロットTQは、次のサイクルのすべてのタイムスロットが割り当てられるまで、または、すべてのイメージキュー長が0になるまで割り当てられる、タイムスロットを割り当てる手段と、
‐各論理リンクLLの要求最小ビットレートに基づいて各論理リンクLLの前記理論的送信時刻をインクリメントするとともに、前記論理リンクの前記イメージキュー長を、前記論理リンクに割り当てられた少なくとも1つのタイムスロットだけデクリメントする手段とを含む、システムに関する。
本発明は、添付図面において限定ではなく例を用いて説明され、添付図面において類似の参照番号は類似の要素を参照する。
本発明の一実施形態による方法の各ステップのフローチャートを表す図である。 本発明の一実施形態によるシステムを表す図である。
[好適な実施例の記載]
REPORTメッセージおよびガード帯に起因するオーバヘッドを低減するための解決策は、各DBAサイクル内でスケジュールされまたはサービングされる論理リンクLLの数を低減することである。EPON内でサポートされる論理リンクLLの総数を制限することなく、本方法は、従来技術に関連する部分において提示されるレガシー割り当ての代わりに、論理リンク伝送機会の動的割り当て(または所与のDBAサイクル内でのタイムスロット割り当て)を含む。
このような解決策がオーバヘッドの低減をもたらす。不公平なキューイング方式を得ることを避けるために、この解決策では上り伝送時間を増加させ、ONUがタイムスロットを割り当てられる前に数サイクル待つという前提のもとで、本発明は、各論理リンクLLに次時刻発信値(next time emission value)を導入する。次時刻発信値は、異なる論理リンクLLの間で公平さを保証する。
したがって、各サイクルkにおいて、各論理リンクLLが過去にどのようにサービングされたかの跡(trace)が維持されるので、同じ論理リンクLLが常に優先されることがなくなる。このように、サイクルk+1において、本発明は、サイクルkにおいてサービングされなかった論理リンクLLにサービングすることを提案する。
よりよい理解のために、以下に本方法のいくつかの実装を記載する。
図1を参照すると、本発明の一実施形態による方法の各ステップのフローチャートが示されている。
これらのステップは、以下において図2を参照して提示されるOLTのスケジューラによって実装可能である。
ステップS101において、各論理リンクLLに重みWが付与される。Wは、論理リンクLLに授与(grant)される最小ビットレートbを反映する。スケジューラによって割り当て可能なタイムスロットの最低数に対応して、粒度もまた定義される。例として、1つの時量子(TQ)の粒度を考え、これはTQが時間の1単位に等しくなるよう最初に正規化される。したがって、最小ビットレートbを、固定されたTQ間時間インターバル(a fixer inter-TQ time interval)Tに翻訳することが可能になる。ただしT=1/Wである。
ステップS102において、OLTが管理するONUのひとつからそのOLTがREPORTメッセージを受信した場合(このREPORTメッセージは論理リンクLLに関連するものである)、スケジューラがステップS103において次のアルゴリズムを実行する。このREPORTメッセージは更新されたキュー長を含むことができ、これはその論理リンクLL上でのデータパケットの伝送のために要求されるMに等しいTQの数に対応し得る。OLTは、所与の論理リンクLL内で送信すべきデータパケットに対応する各キューのイメージ(image)を記憶する。イメージキュー長はQと表記され、TQで表される。その後、スケジューラはステップS103において以下の動作を実行する。
If Qi=0
If {TTTi, Qj≠0}≠0
/少なくとも1つのバックログされる接続が存在する/
TTTi=max(TTTi,minj(TTTj))
Else
TTTi=max(TTTi, TTT-1)
Endif
Endif
Qi=Mi-Gi
ただしTTT−1はデータパケットの最後に送信されたTQの理論的送信時刻(Theoretical Transmission Time)である。
このようなアルゴリズムは、REPORTメッセージの受信前に非アクティブであり、かつデータパケットの伝送にM個のTQを要求する論理リンクLLに対するTQの割り当てを優先可能にする。実際に、EPONの少なくとも1つの論理リンクLLがアクティブである場合、その論理リンクLLに割り当てられるTTTは、それに割り当てられた最後のTTTと、アクティブな論理リンクLLのTTTのうち最小値とのうちの最大値に等しい。実際に、キューイング方式の公平さを尊重するため、非アクティブな論理リンクがデータを長時間転送しておらず、TQが非常に高速にそれらに割り当てられるということが可能である。そうでない場合、その論理リンクLLに割り当てられるTTTは、それに割り当てられた最後のTTTと、データパケットの最後に送信されたTQの理論的送信時刻TTT−1とのうちの最大値に等しい。
REPORTメッセージを送信している論理リンクがすでにアクティブであった場合、イメージキュー長Qは、単純に、論理リンクLLによって要求されているTQの数Mから、現在スケジュールされているサイクルについて授与された資源の数Gを減算したものに等しい。
スケジューラは、イメージキュー長Qを更新した後、サイクルk−1の間にスケジュールされたように、サイクルkの間に受信される新たなREPORTメッセージを待つ。
ステップ102と並列に、ステップS104が実行され、その間に、スケジューラが、またはスケジューラに関連付けられたサイクルビルダが、サイクルk+1を構築する。
EPONサイクルの内容および構造は動的に定義され、スケジュールされた論理リンクLLの数と、それらに割り当てられたTQの量と、関与するONUの数とに依存する。
さらに、論理リンクLLにタイムスロット(TQ)を割り当てるためのフレーム構築規則の適用と、シグナリングメッセージ(REPORTメッセージ)に対するタイムスロットの割り当てとが、様々なオーバヘッドを生じさせる。結果として、物理層オーバヘッド(ガード帯インターバル、プリアンブル)およびシグナリングオーバヘッド(REPORTメッセージオーバヘッド)は、あるサイクルkから次のk+1まで変化し得、物理層が実際に提供する容量がMPCP層には可変資源として見える。しかしながら、スケジューラは、MPCP層が提供するTQに関して表され得る不変資源を共有することを目的とする。
結果として、サイクルビルダは、ステップS104において、MPCP層内で割り当てられた資源が実際の利用可能物理資源と一致するか否かをチェックする。
フレームビルダの動作は、サイクルkの間に経過する時間によってペーシングされる、サイクルkの間のサイクルk+1の漸進的構築(progressive construction)に基づく。時間は、状態変数CurrTimeによって実体化される。この状態変数CurrTimeは、TQ1つに等しい周期を持つ基準時間ベースによって生成される刻み(tick)ごとにインクリメントされる。サイクルビルダの他の入力には、サイクル構築規則のリストと、スケジューラ出力とがある。後者に基づき、サイクルビルダは第2の時間変数NextFreeSlotを維持する。第2の時間変数NextFreeSlotは、サイクルk+1内に新たなTQが割り当てられるたびに、サイクルk+1(またはタイムスロット)内の次のフリーロケーション(free location)をポイントする。CurrTime変数およびNextFreeSlot変数は各サイクルの開始時点でリセットされる。
以下では、nの粒度が考慮される。nは1に等しいか1より大きい整数である。n個のTQの実際の物理的長さ(フレーム内への挿入に要するオーバヘッドの部分を含む)をTTQsと表し、1サイクルの持続時間をTcycleと表す。TTQsは、ガード帯インターバルと、REPORTメッセージの存在とを考慮する。たとえば、サイクルk+1内で以前にサービングされていなかった論理リンクLLにn個のTQが割り当てられるとき、TTQs=n+TGBI+TREPORTである。ただし、TGBIはガード帯インターバルの長さ(TQで表される)であり、TREPORTはREPORTメッセージの長さである(TREPORT=32TQ)。
次に、サイクル構築は、以下のアルゴリズムによって記述され得る。
If CurrTime ≧ NextFreeSlot
If 弾性スケジューラ(elastic scheduler)が論理リンクLLにサービングする準備ができている
サイクルビルダがTTQsを計算する
If (NextFreeSlot + TTQs) ≦ Tcycle
論理リンクLLについて候補TQを挿入
弾性スケジューラの変数を更新
NextFreeSlot = NextFreeSlot + TTQs
Endif
Endif
Endif
よりよい理解のために、とくにスケジューラ変数への参照の理解のために、論理リンクサービスに際し、スケジューラは各論理リンクLLに対して最大の粒度をもってアルゴリズムを実行する。これはN個のTQに等しい。以下では、Gはサイクルk+1内で論理リンクLLに授与されるTQの数を指す。Gはサイクル構築の開始前にリセットされるということに留意すべきである。
If {TTT, Q≠0}≠0
Qj≠0であるjについて TTTi = minj(TTTj)
/TTTはすべてのバックログされた接続の理論的時刻の最小値であることを意味する/
Gi = Gi + min(Ni,Qi) /論理リンクLLにいくつかのTQを割り当てる/
TTTi = TTTi + Ti
Qi = Qi - min (Ni,Qi)
Endif
このように、ある論理リンクLLが最低のTTTを有する場合には、min(N,Q)個のTQがその論理リンクに割り当てられる。したがって、論理リンクLLが要求するTQのみがそれに割り当てられ得る。
より正確なアルゴリズムを実行するためには、NをTQ1つに等しい粒度によって置き換えてもよい。しかしながら、粒度Nは、このアルゴリズムの公平さに大きく影響を与えることなく、このアルゴリズムのより高速な実装を提供可能にする。
上述のサイクルビルダアルゴリズムを参照すると、ステップS104において、サイクルビルダは、データパケットの伝送にタイムスロット(またはTQ)を要求する論理リンクが存在するか否かをチェックする(「弾性スケジューラが論理リンクLLにサービングする準備ができている」は、論理リンクサービスに際し、スケジューラルゴリズム内の「If {TTT, Q≠0}≠0」に対応する。)0に等しくないイメージキュー長が少なくとも1つ存在する場合、サイクルビルダは、様々なオーバヘッドに基づいてTTQsを計算した後に、スケジューラが選択した論理リンクLLへのタイムスロットの割り当てのために次のサイクルk+1内で依然としてタイムスロットがいくつか利用可能であるか否か(If (NextFreeSlot + TTQs) ≦ Tcycle)をチェックする。
双方の条件が尊重される(respected)場合、ステップS105において、サイクルビルダは、論理リンクLLに関連付けられた粒度に基づき、次のサイクルk+1内で、選択された論理リンクLLにタイムスロットを割り当てる。
変数G、TTTおよびQは、サイクル構築アルゴリズムにおいて説明したように(「弾性スケジューラの変数を更新」)、ステップS106においてインクリメントされる(Gi = Gi + min(Ni,Qi); TTTi = TTTi + Ti; Qi = Qi - min (Ni,Qi))。タイムスロットがさらに利用可能である場合には、論理リンクにタイムスロットをさらに割り当てるために変数NextFreeSlotもまたインクリメントされる(NextFreeSlot = NextFreeSlot + TTQs
ステップS104において、上記2条件のうち一方が尊重されない場合、サイクルビルダはサイクルk+1の構築を終了していた。OLTは、ステップS107において、論理リンクLLに割り当てられたサイクルk+1のタイムスロットの間、選択された論理リンクLL内でデータパケットを伝送できるように、選択されたONUにGATEメッセージを伝送する前に、サイクルkの終了を待つ。論理リンクLLに対するGATE伝送の後、変数Gはリセットされる。サイクルk+1において、サイクルk+2を構築するために上述のステップS102〜S107が反復される。いくつかの実施形態では、構成ステップS101も反復してもよい。
別の実施形態では、サイクル構築アルゴリズムは、数種類のスケジューラをサポートしそれらの間の優先状況を確実にするように拡張されてもよい。たとえば、遅延および帯域幅保証を提供するために、仮想スケジューリングアルゴリズムから導出されるパケットスペーシングを伴う最早納期(Earliest Due Date; EDD)サービス原則に基づく剛性のスケジューラが実装可能である。この場合、スロットが利用可能になると、サイクルk+1内に挿入すべき論理リンクLLに割り当てられる次のTQを提供するために、実際に優先度が与えられる。次に、第2の場所内の弾性接続(elastic connection)のデータに資源が割り当てられる。これによって、剛性の論理リンクが常にそれらの遅延制約に従ってサービスを受けることが保証される。
本発明の別の実施形態では、ステップ101において、1サイクルの間にサービングされるべき論理リンクの最大数Mが事前に決められる。1サイクル内で利用可能な資源の総数をRで表す(1サイクル内のTQの数に対応する)。たとえば、1G EPONにおいて持続時間が1msであるサイクルに対してはR=62500TQである。各サイクルについて、G≠0である論理リンクLLの集合Sが定義される。
この実施形態では、スケジューラがステップS104、S105およびS106において実行する論理リンクサービスアルゴリズムは次のものである。
m=M
If {TTTj, Qj≠0}≠0
If Size(S)<m
Qj≠0であるjについてTTTi=minj(TTTj)
Else
Qj≠0かつGj≠0であるjについてTTTi=minj(TTTj)
Endif
/TTTはすべてのバックログされた接続の理論的送信時刻の最小値である/
Gi = Gi + min(Ni,Qi) /論理リンクLLにいくつかのTQを割り当てる/
TTTi = TTTi + Ti
Qi = Qi - min (Ni,Qi)
Endif
上述のアルゴリズムを詳細にするために、M個の論理リンクが選択され優先してサービングされるまで、最低のTTTを持つ論理リンクが以前に選択される。実際に、「Size(S)<m」(ただしSize(S)は集合S内の論理リンクの数に関連する)であるときには、すべてのイメージキュー長Qがゼロに等しくなるか、または、サイクル内で割り当てるべきタイムスロットがもはや存在しなくなるまで、そのサイクルの間に少なくとも1つのタイムスロットがすでに割り当てられた論理リンク(G≠0である)のみが、さらなる割り当てのために選択され得る。各論理リンクLLが選択され、(数Mと比較して十分な数のアクティブな論理リンクが存在する場合に)その論理リンクLLが次のサイクルの間に選択されないことを確実にするたびにTTTがインクリメントされ、したがって公平なキューイング方式を確実にするということに留意すべきである。
このような変更は、1サイクル内でスケジュールされる論理リンクLLの数の制限につながる。しかしながら、M個の選択された論理リンクLLのM個のイメージキュー長Qは少なくとも0に等しいので、いくつかの資源(タイムスロットまたはTQ)は依然として利用可能な場合がある。この場合、残るタイムスロット(以下ではrと表す)は、そのサイクルの間にサービングされなかった論理リンクの間で共有される。
新たな追加論理リンクの最大数mは、上述のアルゴリズム(サービスアルゴリズム)において、次の数式を用いてインクリメントされる。
m=m+(r/R)×M
次に、mの新たな値を用いて同じサービスアルゴリズムが実行される。利用可能なタイムスロットがもはや存在しなくなるか、または、すべてのイメージキュー長Qが0に等しくなるまで、反復プロセスが繰り返される。
本発明の別の実施形態では、ステップS101において各論理リンクLLに対して最大ポーリング周期PPが定義可能である。最大ポーリング周期PPはサイクルの数として表される。
実際に、非アクティブな(またはアイドルな)論理リンクは、その時点でスケジューリングプロセスによって資源が割り当てられていない空のイメージキューを持つ論理リンクである。しかしながら、OLT内にそれらのキューのイメージを維持するとともに、いくつかの入来パケットがこれらの論理リンクのキューに入るときに資源を割り当てるために、それらを定期的にポーリングする(すなわち、それらが次のサイクル(複数)のうちひとつの間に少なくとも1つのREPORTメッセージを伝送できるようにするのに十分な上り資源またはタイムスロットを授与する)ことが有用である場合がある。非アクティブな論理リンクに対してスケジューラに何らかの資源を要求するために、OLTに対して内部的にいくつかの資源要求を行うことができる。
ステップS101においてNextPollCycleiと表される変数が定義可能である。この変数は、非アクティブな論理リンクLLをポーリングするために何らかの資源が割り当てられる次の時刻(サイクル番号として表される)を含む。NextPollCycleiは、ステップS105で論理リンクLLに何らかの資源が割り当てられるたびに、ステップS106で CurrentCycle + PPi の値にリセットされる。CurrentCycle≧NextPollCycleiのとき、内部的に何らかの資源がスケジューラに要求され、OLT内でREPORTメッセージの到着に際して実行される動作がスケジューラによって実行される。非アクティブな論理リンク(すなわちバックログされていない論理リンク)は、通常は、それらのTTTがバックログされた論理リンクのTTTのうち最低のものと整合するか、または、最後にサービングされた論理リンクと整合するので、通常は優先的にサービングされるということに留意すべきである(REPORTメッセージの受信に際するスケジューラアルゴリズムを参照されたい)。
他のポーリングアルゴリズムも実装可能である。最も単純なものは、固定ポーリング周期PPを持つポーリングプロセスである。ポーリング周期PPは、論理リンクLLがアクティブになるときに余分の遅延を追加するということに留意すべきである。論理リンクLLがアクティブであり続ける間は、各上り伝送窓内でREPORTメッセージがシステマティックに伝送されるので、データフレームはこの余分な遅延を被らない。
本発明のさらに別の実施形態では、ステップS101において各論理リンクLLに対して最大許容ビットレートLmax,iが定義可能である。実際に、ネットワークオペレータによっては、各論理リンクLLに割り当てられる帯域幅を制限したいかもしれない。たとえば、顧客上り最大ビットレートが100Mビット/秒(メガビット毎秒)に制限される場合がある。本提案による弾性スケジューラは、重みパラメータWによって、最小ビットレートbを扱うことができる(最大許容ビットレートに関するものではなく)。
これを達成するために、ステップS105におけるスケジューリングアルゴリズムの前にリーキーバケットアルゴリズム(leaky bucket algorithm)が追加可能である。以下では、最大許容ビットレートLmax,iはピークビットレート周期TPBRにわたって評価されると想定する。ピークビットレート周期TPBRは1サイクルより大きくなる場合がある。たとえば、TPBR=10msで固定可能である。ピークビットレート周期TPBRの間に割り当て可能なTQの最大数は、以下の式に等しい。
PBR,i=Lmax,i×TPBR/(8×2)
結果として、各ピークビットレート周期TPBRごとに、リーキーバケットB(ピークビットレート周期TPBRの間に所与の論理リンクLLにさらに割り当てられ得るTQの数)がRPBR,iにリセットされる。
いくつかのTQが論理リンクLLに割り当てられるたびに、ステップS106において、リーキーバケットBは、割り当てられた資源から0に到達するまで減少する。その後、リーキーバケットBがRPBR,iにリセットされるまで、その論理リンクLLにはさらなるTQを割り当てることができない(すなわち、その論理リンクLLはスケジュール可能な論理リンクのリストから禁止される)。
ONUが報告する資源は、選択された粒度によってTQ単位で表され、イーサネットデータパケットは可変長を持ち得る。さらに、ONUはイーサネットデータパケットを断片化できないので、ONUはOLTが割り当てたタイムスロットの全体を使用できない場合がある。たとえば、ONUが1514バイト(=707TQ)の4つのデータフレームのキューを報告し、OLTがそのONUに対して2000TQの上り伝送窓のみを割り当てると想定すると、この窓の間に2つのデータフレームのみが送信可能であり、486TQが失われることになる。このような状況は、スケジューリングプロセスが、要求された資源全体を単一の授与構造内で割り当てられないときに発生する。
未使用比率は、未使用資源と、1サイクルの間で利用可能な資源すべてとの間の比率として定義される。この比率は、1サイクル内でスケジュールされるONUの数が増加するとき、および、大きいパケットが使用されるときに増加する。結果として、論理リンクLLに割り当てられるTQの数はその論理リンクLLのキュー内で待機しているデータフレームサイズには依存せず、ランダムに分布することを考慮すると、未使用資源比率は、サイクルあたりのスケジュールされる論理リンクの数およびデータフレームサイズに比例するということを記載しておく。
1998年および2008年に捕捉されたいくつかのデータセットに基づく研究によれば、インターネットトラフィックは、ほぼ、小さいパケット(<100バイト)および大きいパケット(>1400バイト)の均等な配分からなる。大きいパケットは重要な未使用資源比率(32個のOCUの場合には20%に到達し得る)を生じるとすると、不適切な伝送窓に起因する未使用資源は現実の問題である。
別の実施形態は、この状況を解消可能にする。実際に、REPORTメッセージは、ステップS102において、各キュー長について、複数のキューセット長を含むことができる。各キューセット長は、先頭キュー(head queue)から開始されるデータフレームの累積された長さを報告する。EPON標準規格はキューセットの使用について非常に曖昧であるので、キューセットがいかに実装されるかはSIEPON標準規格が定義すべきである。各論理リンクLLの各キューについていくつかの閾値が定義され(キューセットごとに1つ)、報告されるキュー長は、パケットの累積された長さに等しくなる(ただし閾値を超えない)。
複数のキューセットは、OLTが維持するキューのイメージを精緻化し、スケジューリングプロセスにより多くの情報を与える。有益にするために、ステップS105におけるタイムスロット割り当ては閾値に等しい粒度をもって実行可能である。補足として、スケジューラは待機データパケット長にアクセス可能であってもよいが、この情報はONUからOLTにシグナリングするには重過ぎる。SIEPONの寄書(contribution)によれば、単一のキューに対して最大で4つのキューセットが使用可能である。1つはキュー全体のために予約可能である(閾値なし)ので、3つのキューセットが中間的な閾値に対して利用可能である。
SIEPONの寄書によれば、各キューセットについて定義される閾値は、構成メッセージを用いてOLTによって構成してもよい。閾値は更新可能であるが、高速な周期ごとではないと想定することができる。したがって、閾値は準静的にセット可能である。時間に伴うトラフック変動に起因して、次サイクル内でOLTによって論理リンクのキューがいかにサービングされるかが予測困難であるため、この状況における閾値の定義は非常に困難となる可能性がある。しかしながら、本発明は、一実施形態において、1サイクルの間にサービングすべき論理リンクの数をMに制限することを提案するので、最小の閾値の値を固定するためのベースとして比率R/Mを用いることができる(ただしRは1サイクルの間に割り当てるべきTQの総数である)。他の閾値は、単一の論理リンクに対してより多くのTQが利用可能である場合を扱うために、この値の整数倍(multiple)として定義してもよい。しかしながら、平均未使用資源比率は伝送窓サイズ(割り当てられるタイムスロットまたはTQの数)とともに減少するので、大きい閾値をセットすることはそれほど興味を引かない。
たとえば、M=16であり、1G EPONにおいて(すなわちR=125000バイト)、閾値を7812バイト、12624バイトおよび23436バイトにセットしてもよい。この閾値を超えると、最大未使用資源比率は6%未満となる。
上述のように、各論理リンクLLに重みWが結び付けられる。ただしWは論理リンクLLに授与される最小ビットレートbを反映する。より正確には、この最小ビットレートbは次式で与えられる。
Figure 0005897605
ただしBは利用可能な帯域幅の総量である(たとえば1Gbpsまたは10Gbps)。
すべての論理リンクが同一の重みを有する場合には、各論理リンクはB/Nに等しい同一の最小帯域幅を経験する。ただしNは論理リンクLLの数である。上り資源は、ONU内の関連付けられたキューが空でない場合にのみ論理リンクLLに割り当てられ授与されるということに気付くことができる。その後、未使用資源はアクティブな論理リンク間で共有される。
EPONシステムでは、しばしば優先度により異なる複数のデータフローが順序付けられるので、ステップS101においてスケジューリングパラメータを正しくセットするために、優先度から重みへの変換(またはマッピング)を行うことができる。
この目的のために、ステップS101において、1つまたはいくつかの論理リンクLLに関連付けられる、異なる複数の優先度pのレベルが定義可能である。優先度pのレベルのそれぞれについて、優先度pを持つ論理リンクLL内のすべてのデータパケット伝送について帯域幅Rの最大比率が使用可能である。Sを論理リンクLLの集合とし、Sを優先度pに関連付けられた論理リンクLLの集合とする。重みは、
Figure 0005897605
となるように正規化可能である。したがって、次の関係が得られる。
Figure 0005897605
単一の優先度pを持つすべてのデータパケット伝送は、同一のサービスレベル(同一の帯域幅要件)を要求する可能性があると考えられる。したがって、優先度pを持つすべての論理リンクLLは重みW=R/Nを有する。ただしNは集合Sに属する論理リンクLLの数である。一実施形態では、新たな論理リンクLLがオープンされまたはクローズされるたびに(すなわち論理リンクLLが集合Sに入りまたは集合Sから去るたびに)、ステップS101において式W=R/Nを用いて重みWが更新される。
以下の例では、帯域幅の5%がボイスオーバーIP(VoIP)サービスのために予約され、20%がビデオサービスのために予約され、25%が仮想プライベートネットワーク(VPN)サービスのために予約され、50%が他のサービス(ベストエフォート)のために予約されると想定する。したがって、与えられたパーセンテージは、VoIPトラフィックのために予約されるのは50Mbps未満であることを想定している。また、ONUの最大数は128であり、各ONUはVoIPおよびベストエフォートのための専用論理リンクを有すると想定する。しかしながら、ONUの半数のみがVPNおよびビデオサービスを有する。
次の結果が得られる:
=R/N=0.05/128=3.9×10−4
=R/N=0.20/64=3.1×10−3
=R/N=0.25/64=3.9×10−3
=R/N=0.50/128=3.9×10−3
オペレータによっては、いくつかのサービスについて、トラフィック優先度に加えて最小ビットレートbを保証したがるかもしれない。たとえば、VPNの顧客に、異なる最小ビットレートb(たとえば64kbpsの整数倍)を提供することが有用である場合がある。したがって、優先度pの同一の集合Sについて、論理リンクLLが互いに異なる重み値を有することになる。この場合には、集合S(優先度pを持つ)に属する論理リンクLLに対して最小ビットレートbが供給されるとすると、重みWは次のようになる。
Figure 0005897605
集合Sに対して予約される帯域幅はB(B=B・R)と表され、次の条件が尊重されなければならない。
Figure 0005897605
直前の例では、VPNの顧客について以下の申し込みが考慮される。
‐1Mbpsおよび重みW2,1Mbpsを持つ32人の顧客
‐2Mbpsおよび重みW2,2Mbpsを持つ24人の顧客
‐10Mbpsおよび重みW2,10Mbpsを持つ8人の顧客
このようにして、VPNサービス(<250Mbps)に対して160Mbpsの総帯域幅が得られる。次に、S(VPNサービスに関連付けられた集合)に属する論理リンクについて次の重みが計算される。
2,1Mbps=1.56×10−3
2,2Mbps=3.1×10−3
2,10Mbps=1.56×10−2
これらの簡単な変換規則は、本提案のスケジューリングアルゴリズムを構成することが非常に簡単であるということと、以下の事項をサポートできるということとを示す。
‐異なる優先度を持つサービスのクラスの間での帯域幅の共有
‐サービスの特定のクラス内での帯域幅供給
図2を参照すると、本発明の一実施形態によるシステムが示されている。システムは、本発明による方法を実装するよう適合したOLT1を備える。OLT1は複数のONU2.1、2.2および2.3に接続され、各ONUはそれぞれのユーザ4.1、4.2および4.3に関連付けられる。当然ながら、1つのONUが複数のユーザのサービスを担当することができる。
OLT1は、受動スプリッタ5を備えるEPONを介してONU2.1、2.2および2.3に接続される。受動スプリッタ5はOLT1からの光ファイバを複数の光ファイバに分割するためのものである。この複数の光ファイバのそれぞれは、論理リンク3.11、3.12、3.21および3.31に関連付けられる。たとえば、各論理リンクはあるサービスに関連付けることができる(直前の例を参照)。本実施形態では、ONU2.1が論理リンク3.11および3.12の両方を管理し、ONU2.2が論理リンク3.21を管理し、ONU2.3が論理リンク3.31を管理する。ONUは、論理リンクを介してタイムスロット内でデータパケットを伝送するよう適合している。タイムスロットは、本発明の方法で、OLT1によってGATEメッセージを介して定義される。ONUは、それぞれの伝送タイムスロットの間にOLT1にREPORTメッセージを送信することができる。
この目的のために、OLT1は、スケジューラ6と、サイクルビルダ7と、ネットワークインタフェース8とを備える。スケジューラ6およびサイクルビルダ7は、OLTからREPORTメッセージを受信している間、サイクルを構築するために前述のアルゴリズムを実行するよう適合している。サイクルにおいて、異なる論理リンク3.11、3.12、3.21および3.31内のデータパケットの伝送のために、ONU2.1、2.2および2.3に対してタイムスロットが公平な方法で割り当てられる。インタフェース8は、GATEメッセージのヘッドに論理リンクの識別子を含めるためにGATEメッセージを構築し、またONUからREPORTメッセージを受信するよう適合している。
本発明はコンピュータープログラム製品に組み込むこともでき、そのコンピュータープログラム製品は本明細書に記載される方法を実施できるようにする全ての特徴を含み、情報処理システムにロードされるときに、情報処理システムを引き起こす。この文脈におけるコンピュータープログラム手段又はコンピュータープログラムは、情報処理能力を有するシステムが直接(又は、別の言語への変換後に)、特定の機能を実行するように意図される1組の命令に関する、任意の言語、コード又は表記における任意の表現を意味する。そのようなコンピュータープログラムは、コンピュータ可読媒体又は機械可読媒体(データ、命令、メッセージ又はメッセージパケット及び他の機械可読情報を、その媒体から読み出すことができるようにするもの)上に記憶することができる。コンピュータ可読媒体又は機械可読媒体は、不揮発性メモリ(ROM、フラッシュメモリ、ディスクドライブメモリ、CD−ROM及び他の恒久的記憶装置、等)を含むことができる。さらに、コンピュータ可読媒体又は機械可読媒体は、揮発性記憶装置(RAM、バッファー、キャッシュメモリ、及びネットワーク回線、等)を含む場合がある。さらに、コンピュータ可読媒体又は機械可読媒体は、ネットワークリンク及び/又はネットワークインタフェースのような一時的状態の媒体(有線ネットワーク又は無線ネットワークを含む)内にあるコンピュータ可読情報又は機械可読情報を含むことができ、デバイスがそのようなコンピュータ可読情報又は機械可読情報を読み出すことができるようになる。
「備える、含む(comprise)」、「含む(include)」、「組み込む(incorporate)」、「収容する、含む(contain)」、「である(is)」、「有する(have)」のような表現は、説明及び関連する特許請求の範囲を解釈する際に非排他的に解釈されるべきであり、すなわち、同様に存在していると明示的には規定されない他の項目又は構成要素を考慮に入れ得るように解釈されるべきである。単数形への参照は、複数形への参照としても解釈されるべきであり、その逆も同様である。
現時点で本発明の好ましい実施形態であると見なされるものが図示及び説明されてきたが、本発明の真の範囲から逸脱することなく、種々の他の変更を加えることができること、および、代わりに均等物を用いることができることは、当業者には理解されよう。さらに、本明細書において記述される中心的な発明の概念から逸脱することなく、特定の状況を本発明の教示に適合させるように数多くの変更を加えることができる。さらに、本発明の一実施形態が上記の特徴の全てを含むとは限らない。それゆえ、本発明は開示される特定の実施形態に限定されるのではなく、上記で広く定義されたように本発明の範囲内に入る全ての実施形態を含むことを意図している。
本明細書において開示される種々のパラメータを変更できること、及び本発明の範囲から逸脱することなく、開示及び/又は特許請求される種々の実施形態を組み合わせることができることは当業者には容易に理解されよう。

Claims (14)

  1. 通信ネットワークにおいてデータパケットおよびREPORTメッセージの伝送のためにタイムスロットを割り当てる方法であって、
    前記ネットワークは、端末(1)によって管理される複数の論理リンクLL(3.11; 3.12; 3.21; 3.31)を備え、
    各論理リンクは、送信すべき待機中のデータパケットを含むキューに関連付けられ、
    各論理リンクにより、データパケットの伝送のために最小ビットレートbが要求され、
    時間がサイクルに分割され、各サイクルは等しいタイムスロットTQに分割され、
    キューの長さはタイムスロットTQで表され、
    最初に前記端末において各論理リンクLLについて理論的送信時刻TTTが定義され、
    各伝送はオーバヘッドの部分に関連付けられ、
    前記端末は各論理リンクLLについて論理リンクLL によって送信すべきデータに対応するイメージキュー長Qを記憶する
    方法において、
    前記方法は、各サイクルkにおいて前記端末によって実行されるステップとして、
    ‐少なくとも1つの論理リンクLLから少なくとも1つのREPORTメッセージを受信するステップであって、前記REPORTメッセージは前記論理リンクLLの更新されたキュー長を含み、前記長さはタイムスロットで表される、少なくとも1つのREPORTメッセージを受信するステップと、
    ‐前記論理リンクLLから前記REPORTメッセージを受信するに際し、前記更新されたキュー長に基づいて前記イメージキュー長Qを更新するステップと、
    ‐データパケットまたはREPORTメッセージを伝送するための前記理論的送信時刻TTTに基づき、かつ前記伝送に関連付けられたオーバヘッドの前記部分に基づいて、論理リンクLLに、次のサイクルk+1内の少なくとも1つのタイムスロットTQを割り当てるステップであって、前記論理リンクLLに対するイメージキュー長は0でなく、タイムスロットTQは、次のサイクルk+1のすべてのタイムスロットTQが割り当てられるまで、または、すべてのイメージキュー長Qが0になるまで割り当てられる、タイムスロットTQを割り当てるステップと、
    ‐各論理リンクLLの要求最小ビットレートbに基づいて各論理リンクLLの前記理論的送信時刻TTTをインクリメントするとともに、前記論理リンクLLの前記イメージキュー長Qを、前記論理リンクLLに割り当てられた少なくとも1つのタイムスロットTQだけデクリメントするステップと
    を含むことを特徴とする、方法。
  2. 論理リンクLLに対するイメージキューが0でない各論理リンクLL(3.11; 3.12; 3.21; 3.31)に対して、Nの整数倍の個数の連続するタイムスロットTQが割り当てられ、Nは、各論理リンクLLに対して定義される1より大きい所定の整数である、請求項1に記載の方法。
  3. Mは、1つのサイクルkの間にサービングされるべき論理リンクLL(3.11; 3.12; 3.21; 3.31)の、事前に決められる最大数であり、
    最低の理論的送信時刻TTTを有する前記M個の論理リンクLLのみが、データパケットの伝送のために次のサイクルk+1の少なくとも1つのタイムスロットTQを割り当てられる、請求項1に記載の方法。
  4. データパケットの伝送のために次のサイクルk+1の少なくとも1タイムスロットTQを割り当てた後に、前記M個の論理リンクLL(3.11; 3.12; 3.21; 3.31)の前記M個のイメージキュー長Qが0である場合に、
    次のサイクルk+1のすべてのタイムスロットTQが割り当てられるまで、または、
    すべてのイメージキュー長Qが0になるまで、
    次のサイクルk+1の割り当てられていないタイムスロットTQが、最低の理論的送信時刻TTTを持つ次の論理リンクLLに割り当てられる、
    請求項3に記載の方法。
  5. ポーリング周期PPが、各論理リンクLL(3.11; 3.12; 3.21; 3.31)に対するサイクルの個数である整数として事前に決められ、
    前記ポーリング周期PPの間、前記論理リンクLLのイメージキュー長が0のままである場合に、次のサイクルにおいてREPORTメッセージの伝送のためにタイムスロットTQが前記論理リンクLLに割り当てられる、請求項1に記載の方法。
  6. 各論理リンクLL(3.11; 3.12; 3.21; 3.31)について最大ビットレートLmax,iが事前に決められ、
    ピークビットレート周期TPBRが事前に決められ、
    前記ピークビットレート周期TPBRにわたって所与の論理リンクLLに割り当てられるタイムスロットTQの個数は、前記論理リンクLLの前記最大ビットレートLmax,iを前記ピークビットレート周期TPBRで乗算したものによって制限される、請求項1に記載の方法。
  7. 前記REPORTメッセージは、前記REPORTメッセージを送信する論理リンクLL(3.11; 3.12; 3.21; 3.31)のキューに含まれるデータフレームの、異なる累積された長さを報告する複数のキューセットを含み、
    前記端末(1)によって前記論理リンクLLに割り当てられる連続するタイムスロットTQの個数Nは、前記累積された長さの一つに等しい、請求項1に記載の方法。
  8. 各キューセットについて閾値が定義され、
    前記閾値は、1サイクルの間にサービングされるべき論理リンクLLの事前に決められる最大数に対する、1サイクルに含まれるタイムスロットTQの数の比率の、整数倍に事前にセットされ、
    前記報告される累積された長さは、前記キューセットの前記閾値を超えず、キューセットのデータフレームの累積的な長さに等しい、請求項に記載の方法。
  9. 前記複数の論理リンクLL(3.11; 3.12; 3.21; 3.31)はサブセットSに分けられ、
    前記サブセットSはN個の論理リンクLLを有し、
    は1より大きいかまたは1に等しく、
    各サブセットSは優先度pに関連付けられ、
    各優先度pは所与の最小ビットレートBに関連付けられ、
    サブセットSに属する論理リンクLLに関連付けられた前記最小ビットレートbは、前記個数Nに対する前記所与の最小ビットレートBの比率によって定義される、請求項1に記載の方法。
  10. 新たな論理リンクLLがサブセットSに入りまたは集合Sから去るたびに、前記サブセットSに属する論理リンクLL(3.11; 3.12; 3.21; 3.31)に関連付けられた最小ビットレートbを更新することをさらに備える、請求項9に記載の方法。
  11. 同一のサブセットSの前記論理リンクLL(3.11; 3.12; 3.21; 3.31)は互いに異なる最小ビットレートbを有し、
    前記サブセットSの前記論理リンクの最小ビットレートbの合計は、前記サブセットSの前記優先度pに関連付けられた前記所与の最小ビットレートBよりも低い、請求項9に記載の方法。
  12. プログラムを記録した記憶媒体であって、
    前記プログラムは、コンピュータによってソフトウェアエージェントの形式で実行可能であり、
    前記記憶媒体は、請求項1に記載の方法を実行するためにセットアップされた少なくとも1つのソフトウェアモジュールを含むことを特徴とする、記憶媒体
  13. 通信ネットワークにおいてデータパケットおよびREPORTメッセージの伝送のためにタイムスロットを割り当てる端末であって、
    前記ネットワークは、端末(1)によって管理される複数の論理リンクLL(3.11; 3.12; 3.21; 3.31)を備え、
    各論理リンクは、送信すべき待機中のデータパケットを含むキューに関連付けられ、
    各論理リンクにより、データパケットの伝送のために最小ビットレートbが要求され、
    時間がサイクルに分割され、各サイクルは等しいタイムスロットTQに分割され、
    キューの長さはタイムスロットTQで表され、
    最初に前記端末において各論理リンクLLについて理論的送信時刻TTTが定義され、
    各伝送はオーバヘッドの部分に関連付けられ、
    前記端末は各論理リンクLLについて論理リンクLL によって送信すべきデータに対応するイメージキュー長Qを記憶する
    端末において、
    前記端末は、
    ‐少なくとも1つの論理リンクLLから少なくとも1つのREPORTメッセージを受信する手段であって、前記REPORTメッセージは前記論理リンクLLの更新されたキュー長を含み、前記長さはタイムスロットで表される、少なくとも1つのREPORTメッセージを受信する手段と、
    ‐前記論理リンクLLから前記REPORTメッセージを受信するに際し、前記更新されたキュー長に基づいて前記イメージキュー長Qを更新する手段と、
    ‐データパケットまたはREPORTメッセージを伝送するための前記理論的送信時刻TTTに基づき、かつ前記伝送に関連付けられたオーバヘッドの前記部分に基づいて、論理リンクLLに、次のサイクルk+1内の少なくとも1つのタイムスロットTQを割り当てる手段であって、前記論理リンクLLに対するイメージキュー長は0でなく、タイムスロットTQは、次のサイクルk+1のすべてのタイムスロットTQが割り当てられるまで、または、すべてのイメージキュー長Qが0になるまで割り当てられる、タイムスロットTQを割り当てる手段と、
    ‐各論理リンクLLの要求最小ビットレートbに基づいて各論理リンクLLの前記理論的送信時刻TTTをインクリメントするとともに、前記論理リンクLLの前記イメージキュー長Qを、前記論理リンクLLに割り当てられた少なくとも1つのタイムスロットTQだけデクリメントする手段と
    を備えることを特徴とする、端末。
  14. 複数のネットワークユニット(2.1;2.2;2.3)を備えるシステムであって、
    各ユニットは、少なくとも1つの論理リンクLL(3.11; 3.12; 3.21; 3.31)と、前記論理リンクLLを管理する端末(1)とを備え、
    各論理リンクは、送信すべき待機中のデータパケットを含むキューに関連付けられ、
    各論理リンクにより、データパケットの伝送のために最小ビットレートbが要求され、
    時間がサイクルに分割され、各サイクルは等しいタイムスロットTQに分割され、
    キューの長さはタイムスロットTQで表され、
    最初に前記端末において各論理リンクLLについて理論的送信時刻TTTが定義され、
    各伝送はオーバヘッドの部分に関連付けられ、
    前記端末は各論理リンクLLについて論理リンクLL によって送信すべきデータに対応するイメージキュー長Qを記憶する
    システムにおいて、
    前記端末は、
    ‐少なくとも1つの論理リンクLLから少なくとも1つのREPORTメッセージを受信する手段であって、前記REPORTメッセージは前記論理リンクLLの更新されたキュー長を含み、前記長さはタイムスロットで表される、少なくとも1つのREPORTメッセージを受信する手段と、
    ‐前記論理リンクLLから前記REPORTメッセージを受信するに際し、前記更新されたキュー長に基づいて前記イメージキュー長Qを更新する手段と、
    ‐データパケットまたはREPORTメッセージを伝送するための前記理論的送信時刻TTTに基づき、かつ前記伝送に関連付けられたオーバヘッドの前記部分に基づいて、論理リンクLLに、次のサイクルk+1内の少なくとも1つのタイムスロットTQを割り当てる手段であって、前記論理リンクLLに対するイメージキュー長は0でなく、タイムスロットTQは、次のサイクルk+1のすべてのタイムスロットTQが割り当てられるまで、または、すべてのイメージキュー長Qが0になるまで割り当てられる、タイムスロットTQを割り当てる手段と、
    ‐各論理リンクLLの要求最小ビットレートbに基づいて各論理リンクLLの前記理論的送信時刻TTTをインクリメントするとともに、前記論理リンクLLの前記イメージキュー長Qを、前記論理リンクLLに割り当てられた少なくとも1つのタイムスロットTQだけデクリメントする手段と
    を含むことを特徴とする、システム。
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