JP5897402B2 - 電子機器筐体構造 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、電子機器筐体構造に関する。
電子機器を収納する電子機器筺体は、耐環境対策(温度、湿度、振動、衝撃等)が収納品保護の面から必要である。特にCOTS品は、動作温度範囲が狭いものが多く、さらに屋外で運用する機器は要求される温度範囲も広い。このようなCOTS品などを収納する場合には温度対策が重要になる。
そこで筺体に市販の盤用クーラー等の冷却ユニットを付加して、筺体の内部温度を、収納する電子機器の動作温度内に制御し、電子機器が外気温の影響を受けずに運用できるようにしている。
特開平3−192799号公報
最近は電子機器筺体の小型軽量化の要望が強くなっている。しかしながら、従来の市販の盤用クーラー等の冷却ユニットは、熱交換器の形状寸法が大きいため、小型軽量化が困難である。また従来の冷却ユニットでは、ユニット内に熱交換用ファンも熱交換器とセットで設計製造されているので、冷却ユニット全体の形状寸法が大きくなっている。そのため、電子機器筺体のように内部スペースに多様な要求のある器材を収容する場合には電子機器筺体の限られた内部スペースに対して形状の融通性が小さく、電子機器筺体の限られた内部スペースに大型の冷却ユニットを装着することが難しい。
本実施形態は上記事情に着目し、電子機器筺体の小型軽量化の要望に応えることができる電子機器筐体構造を提供することにある。
実施形態によれば、ペルチェモジュールの片面側に放熱用ヒートシンク、他の片面側に吸熱用ヒートシンクがそれぞれ配設された冷却ユニットによって電子機器筺体の壁面パネルを形成する。前記吸熱用ヒートシンクが前記電子機器筺体の内部に配置され、前記放熱用ヒートシンクが前記電子機器筺体の外部に配置されている。前記電子機器筺体は、前記電子機器筺体の内部に吸熱用の空気の対流を発生させる対流発生手段と、前記電子機器筺体の外部に放熱用の送風を通風させるファンとを1つのファンで共用している。

第1の実施の形態の電子機器筐体の全体の概略構成を示す斜視図。 第1の実施の形態の電子機器筐体の内部構成を示す縦断面図。 第2の実施の形態の電子機器筐体の内部構成を示す縦断面図。 第3の実施の形態の電子機器筐体の内部構成を示す縦断面図。 第4の実施の形態の電子機器筐体の内部構成を示す縦断面図。 図5のVI−VI線断面図。 第4の実施の形態の電子機器筐体のヒートシンクの変形例を示す要部の斜視図。 第5の実施の形態の電子機器筐体の平面図。 図8のIX−IX線断面図。 第5の実施の形態の電子機器筐体の正面図。
[第1の実施の形態]
(構成)
図1および図2は、第1の実施の形態を示す。図1は、第1の実施の形態の電子機器筐体1の全体の概略構成を示す斜視図、図2は電子機器筐体1の内部構成を示す縦断面図である。図2に示すように本実施の形態の電子機器筐体1は、冷却対象である発熱体となる電子機器2を収納する箱型の筐体本体3の天井部3aの壁面パネル4を薄型の冷却ユニット5によって形成したものである。
本実施の形態の冷却ユニット5は、平面上に複数のペルチェモジュール6が並設されたペルチェモジュール群7の片面側(図2中で上面側)に放熱用ヒートシンク9、他の片面側(図2中で下面側)に吸熱用ヒートシンク10がそれぞれ配設されている。ここで、吸熱用ヒートシンク10が電子機器筺体1の内部に配置され、放熱用ヒートシンク9が電子機器筺体1の外部に配置されている。なお、ペルチェモジュール群7に配置されるペルチェモジュール6の数は、電子機器筐体1の内部に組み込まれる冷却対象の電子機器2による発熱量に合わせて調整可能である。そして、ペルチェモジュール6の数に応じて冷却ユニット5の面積や、配置場所を調整する構成にしてもよい。
ここで、電子機器筺体1は、例えば複数のフィン構成体が並設されたフィンが壁面パネル4に一体成形されたフィン付きパネルによって放熱用ヒートシンク9が形成されている。なお、放熱用ヒートシンク9がフィン付きパネルで形成されている構成に代えて吸熱用ヒートシンク10がフィン付きパネルによって形成されている構成にしてもよい。
また、電子機器筺体1の外部には、放熱用ヒートシンク9を覆う状態で外部カバー11が装着されている。この外部カバー11と電子機器筺体1との間には、放熱用ヒートシンク9に熱交換風を通風する外部ダクト12が形成されている。さらに、電子機器筺体1の筐体本体3の一側部3bには外部ダクト12の吸い込み口12a、他側部3cには外部ダクト12の排気口12bがそれぞれ形成されている。外部ダクト12の排気口12bには複数、本実施の形態では3つの外部ファン13が装着されている。これらの外部ファン13の駆動により、図1、2中に矢印で示すように吸い込み口12aから吸い込んだ外気が外部ダクト12の内部を放熱用ヒートシンク9に沿って流れ、排気口12bから外部に排気される通風路が形成される。このとき、放熱用ヒートシンク9の放熱用のフィンを構成する複数のフィン構成体間に放熱用の送風が通風される。
電子機器筺体1の内部には、吸熱用ヒートシンク10の一端側に内部ダクト14が配設されている。この内部ダクト14は、外部ダクト12の吸い込み口12a側と対応する位置に配置されている。内部ダクト14の上端部は、吸熱用ヒートシンク10の一端部に連結されている。内部ダクト14の下端部には内部ファン15が配設されている。そして、内部ファン15の駆動により、図2中に矢印で示すように吸熱用ヒートシンク10側から吸い込んだ電子機器筺体1の内部の空気が内部ダクト14を通り、内部ファン15から電子機器筺体1の下部に送風される通風路が形成される。
また、電子機器筺体1の底部には、内部ファン15の下方位置に第1の風向案内板16が配設され、この第1の風向案内板16と反対側の端部に第2の風向案内板17が配設されている。そして、内部ファン15から下向きに送風される空気の流れは、第1の風向案内板16によって電子機器筺体1の底面に沿って第2の風向案内板17側に向けて流れる方向に案内されたのち、第2の風向案内板17によって上向きに流れる方向に案内されるようになっている。これにより、電子機器筺体1の内部には、図2中に矢印で示すように吸熱用ヒートシンク10に熱交換風を通風する熱交換風を対流させる通風路が形成される。本実施の形態では、上記内部ダクト14、内部ファン15、第1の風向案内板16および第2の風向案内板17によって電子機器筺体1の内部に空気の対流を発生させる対流発生手段が形成されている。
(作用)
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態の電子機器筐体1の使用時には、電子機器筺体1の外部の外部ファン13と、電子機器筺体1の内部の内部ファン15とが駆動される。そして、内部ファン15の駆動により、図2中に矢印で示すように吸熱用ヒートシンク10側から吸い込んだ電子機器筺体1の内部の空気が内部ダクト14を通り、内部ファン15から電子機器筺体1の下部に送風され、続いて第1の風向案内板16によって電子機器筺体1の底面に沿って第2の風向案内板17側に向けて流れたのち、第2の風向案内板17によって上向きに流れる。これにより、電子機器筺体1の内部に空気の対流が発生するので、電子機器2の熱はこの電子機器筺体1の内部空気の対流により、吸熱用ヒートシンク10側に伝熱される。
このとき、外部ファン13の駆動により、図1、2中に矢印で示すように吸い込み口12aから吸い込んだ外気が外部ダクト12の内部を放熱用ヒートシンク9に沿って流れ、排気口12bから外部に排気される。これにより、外部ダクト12内の外部空気の流れにより、放熱用ヒートシンク9から外部に放熱される。
そして、吸熱用ヒートシンク10側から吸熱した熱がペルチェモジュール群7を介して放熱用ヒートシンク9側に伝熱されて放熱されることで、電子機器筺体1の内部の電子機器2が冷却される。これにより、筺体1の内部温度を、収納する電子機器2の動作温度内に制御し、電子機器2が外気温の影響を受けずに運用できる。
(効果)
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態の電子機器筺体1では、薄型の冷却ユニット5を壁面パネル4に配置することで、薄型の冷却ユニット5を筺体1の壁面パネル4と兼用することができる。これにより、温度調整用の冷却ユニット5が薄型で、温度調整機能を備え、運用スペースを取らない、実装性の優れた電子機器筺体1が得られる。そのため、例えばCOTS品等のような動作温度範囲の狭い電子機器2であっても、筺体1内に収納し、温度制御することで、幅広い環境温度で運用することが可能になる。また、冷却ユニット5を電子機器筺体1の壁面パネル4と共用可能なので、低コスト化を図ることができる。
さらに、ペルチェモジュール群7に配置されるペルチェモジュール6の数は、電子機器筐体1の内部に組み込まれる冷却対象の電子機器2による発熱量に合わせて調整可能である。そして、ペルチェモジュール6の数に応じて冷却ユニット5の面積や、配置場所を調整する構成にしてもよい。これにより、冷却能力の拡張性が容易になり、対応範囲が広がる。そのため、必要な分だけ制約のない電子機器筐体1の箇所へ冷却ユニット5を配置することで、運用スペースを考慮した最適な電子機器筺体1を提供することができる。なお、ペルチェモジュール6の枚数が増えても効率の高い領域で使えば、省電力で実現可能となる。
また、本実施の形態の薄型の冷却ユニット5は壁面パネル4の表面積分までは容易に拡張することが可能であり、冷却能力の拡張が容易である。
さらに、薄型冷却ユニット5にペルチェモジュール6を使用しているので、ペルチェモジュール6を電気的に制御することで冷却と暖房の両方を兼ね備えた電子機器筺体1とすることができる。
さらに、本実施の形態の薄型の冷却ユニット5は現状の電子機器筺体1の壁面パネル4の断熱パネルのスペースに設置可能なので、適用しやすい効果がある。
[第2の実施の形態]
(構成)
図3は、第2の実施の形態を示す。本実施の形態は、第1の実施の形態(図1および図2参照)の電子機器筐体1の構成を次の通り変更した変形例である。なお、図3中で、図1および図2と同一部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
すなわち、本実施の形態の電子機器筐体21は、電子機器筐体21の内部に配設された冷却対象である発熱体となる電子機器2に予め組み込まれている内蔵ファン22から吹き出される吹出し風を利用して電子機器筺体21の内部に空気の対流を発生させる構成にしている。ここで、電子機器2の内蔵ファン22からの吹出し口23には、内部ダクト24の一端が連結されている。この内部ダクト24の他端は、吸熱用ヒートシンク10の一端部に連結されている。
(作用)
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態の電子機器筐体21の使用時には、電子機器筺体21の外部の外部ファン13が駆動される。この外部ファン13の駆動により、図3中に矢印で示すように吸い込み口12aから吸い込んだ外気が外部ダクト12の内部を放熱用ヒートシンク9に沿って流れ、排気口12bから外部に排気される。これにより、外部ダクト12内の外部空気の流れにより、放熱用ヒートシンク9から外部に放熱される。
また、電子機器筐体21の内部では、図3中に矢印で示すように電子機器2に予め組み込まれている内蔵ファン22から吹き出される吹出し風が内部ダクト24を通して吸熱用ヒートシンク10に流れる。これにより、電子機器筺体21の内部に空気の対流が発生するので、電子機器2の熱はこの電子機器筺体21の内部空気の対流により、吸熱用ヒートシンク10側に伝熱される。
そして、吸熱用ヒートシンク10側から吸熱した熱がペルチェモジュール群7を介して放熱用ヒートシンク9側に伝熱されて放熱されることで、電子機器筺体21の内部の電子機器2が冷却される。これにより、筺体21の内部温度を、収納する電子機器2の動作温度内に制御し、電子機器2が外気温の影響を受けずに運用できる。
(効果)
そこで、本実施の形態では、電子機器2に予め組み込まれている内蔵ファン22から吹き出される吹出し風を電子機器筺体21の内部空気の対流に利用することができるので、電子機器筺体21の内部ファンを省略することができる。そのため、第1実施形態の効果に加え、電子機器筺体21の内部構成を一層、簡素化することができる。
[第3の実施の形態]
(構成)
図4は、第3の実施の形態を示す。本実施の形態は第1の実施の形態(図1および図2参照)の電子機器筐体1の変形例である。なお、図4中で、図1および図2と同一部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態の電子機器筐体31は、冷却ユニット5の吸熱用ヒートシンク10の構成を次の通り変更したものである。すなわち、本実施の形態の吸熱用ヒートシンク10は、複数のフィン構成体32が並設されたフィン33がペルチェモジュール群7の片面側(図4中で下面側)に配置された平面状のベースプレート34に突設されている。フィン33は、各フィン構成体32の高さを電子機器筺体1の一端(図4中で右端)側を他端(図4中で左端)側に比べて高くなる状態に傾斜させたものである。そして、このフィン33の各フィン構成体32の形状により、吸熱用ヒートシンク10のフィン33の吸熱により電子機器筺体31の内部に図4中に矢印で示すように空気の自然対流を発生させる対流発生手段35が形成される。
(作用)
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態の電子機器筐体31の使用時には、電子機器筺体31の外部の外部ファン13が駆動される。この外部ファン13の駆動により、図4中に矢印で示すように吸い込み口12aから吸い込んだ外気が外部ダクト12の内部を放熱用ヒートシンク9に沿って流れ、排気口12bから外部に排気される。これにより、外部ダクト12内の外部空気の流れにより、放熱用ヒートシンク9から外部に放熱される。
また、電子機器筐体21の内部では、図4中に矢印で示すように電子機器2の熱により加熱された高温の空気が対流効果で上方へ流れ、吸熱用ヒートシンク10のフィン33との熱交換(吸熱)により冷却された空気が下方へ移動する。このとき、フィン33の各フィン構成体32の高さを電子機器筺体1の一端(図4中で右端)側を他端(図4中で左端)側に比べて高くなる状態に傾斜させた傾斜形状により、電子機器筺体31の内部に図4中に矢印で示すように空気の自然対流が発生される。
そして、吸熱用ヒートシンク10側から吸熱した熱がペルチェモジュール群7を介して放熱用ヒートシンク9側に伝熱されて放熱されることで、電子機器筺体31の内部の電子機器2が冷却される。
(効果)
そこで、本実施の形態では電子機器筐体31の内部で発生される空気の自然対流によって電子機器筺体31の内部の電子機器2を冷却させることができる。そのため、電子機器筺体31の内部ファンを省略することができるので、第1実施形態の効果に加え、電子機器筺体21の内部構成を一層、簡素化することができる。
[第4の実施の形態]
(構成)
図5および図6は、第4の実施の形態を示す。本実施の形態は第1の実施の形態(図1および図2参照)の電子機器筐体1の変形例である。なお、図5および図6中で、図1および図2と同一部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
すなわち、本実施の形態の電子機器筐体41は、吸熱用ヒートシンク10の下面側に複数のブレード42を並設させた整流板43を設けたものである。整流板43の各ブレード42は、鉛直方向に対して斜めに傾斜させた状態で平行に並設されている。そして、この整流板43により、吸熱用ヒートシンク10の吸熱により電子機器筺体41の内部に図5中に矢印で示すように空気の自然対流を発生させる対流発生手段44が形成される。
(作用)
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態の電子機器筐体41の使用時には、電子機器筺体41の外部の外部ファン13が駆動される。この外部ファン13の駆動により、図5中に矢印で示すように吸い込み口12aから吸い込んだ外気が外部ダクト12の内部を放熱用ヒートシンク9に沿って流れ、排気口12bから外部に排気される。これにより、外部ダクト12内の外部空気の流れにより、放熱用ヒートシンク9から外部に放熱される。
また、電子機器筐体41の内部では、図5中に矢印で示すように電子機器2の熱により加熱された高温の空気が対流効果で上方へ流れる。このとき、上方へ流れる空気が整流板43の各ブレード42間を流れることで、図5中に矢印で示すように各ブレード42の傾斜方向に沿って流れる整流が発生する。これにより、吸熱用ヒートシンク10のフィン33との熱交換(吸熱)により冷却された空気が電子機器筺体1の一端(図5中で左端)側から下方へ移動する。このとき、電子機器筺体41の内部に図5中に矢印で示すように空気の自然対流が発生される。
そして、吸熱用ヒートシンク10側から吸熱した熱がペルチェモジュール群7を介して放熱用ヒートシンク9側に伝熱されて放熱されることで、電子機器筺体41の内部の電子機器2が冷却される。
(効果)
そこで、上記構成のものにあっては電子機器筐体41の内部で発生される空気の自然対流によって電子機器筺体41の内部の電子機器2を冷却させることができる。そのため、本実施の形態でも電子機器筺体41の内部ファンを省略することができるので、第1実施形態の効果に加え、電子機器筺体41の内部構成を一層、簡素化することができる。
なお、本実施の形態の吸熱用ヒートシンク10は図7に示す変形例のように吸熱用ヒートシンク10の下面側に複数のブレード42を並設させた整流板43を一体成形した構成にしてもよい。
[第5の実施の形態]
(構成)
図8乃至図10は、第5の実施の形態を示す。本実施の形態は、第1の実施の形態(図1および図2参照)の電子機器筐体1の変形例である。なお、図8乃至図10中で、図1および図2と同一部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
すなわち、本実施の形態の電子機器筐体51は、第1の実施の形態の冷却ユニット5の外部ファン13と内部ファン15とを兼ねる共通のファン52を設けたものである。ここで、ファン52は、図8および図9に示すように冷却ユニット5の一端部に配置されている。このファンケース53の下側は、電子機器筺体51の内部空間に連通されている。また、ファンケース53の上側は、外部カバー11と電子機器筺体51との間の外部ダクト12に連通されている。
このファン52の排気口側のファンケース53には、電子機器筺体51の内部空間との連通部と、外部ダクト12との連通部との仕切り壁に図10に示すように一端側が他端側よりも高い傾斜面からなる整流板54が形成されている。ここで、ファンケース53の仕切り壁の整流板54の傾斜面は、ファン52の回転方向と、排気の流れ方向とによって傾斜方向が決定される。これにより、外部ダクト12を流れる外気の風路と、電子機器筺体51の内部空間を流れる空気の風路とが混ざりにくいようにして電子機器筺体51の内外の空気の混入を防止する空気混入防止手段55が形成されている。
(作用)
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態の電子機器筐体51の使用時には、電子機器筺体51のファン52が駆動される。このファン52の駆動により、図9中に矢印で示すように吸い込み口12aから吸い込んだ外気が外部ダクト12の内部を放熱用ヒートシンク9に沿って流れ、排気口12bから外部に排気される。これにより、外部ダクト12内の外部空気の流れにより、放熱用ヒートシンク9から外部に放熱される。
また、電子機器筐体51の内部では、ファン52の駆動により、図9中に矢印で示すように空気の対流が発生する。このとき、電子機器2の熱により加熱された高温の空気が対流効果で上方へ流れ、吸熱用ヒートシンク10側に伝熱される。そして、吸熱用ヒートシンク10のフィン33との熱交換(吸熱)により冷却された空気がファン52から吹き出されて電子機器2に吹き付けられ、電子機器2を冷却する。
そして、吸熱用ヒートシンク10側から吸熱した熱がペルチェモジュール群7を介して放熱用ヒートシンク9側に伝熱されて放熱されることで、電子機器筺体51の内部の電子機器2が冷却される。
(効果)
そこで、上記構成のものにあっては電子機器筐体51の内部と外部ダクト12の内部とを共通のファン52でそれぞれ送風させることができる。そのため、第1実施形態の効果に加え、電子機器筺体51の内部構成を一層、簡素化することができる。
これらの実施形態によれば、電子機器筺体の小型軽量化の要望に応えることができる電子機器筐体構造を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…電子機器筺体、4…壁面パネル、5…冷却ユニット、6…ペルチェモジュール、9…放熱用ヒートシンク、10…吸熱用ヒートシンク。

Claims (3)

  1. ペルチェモジュールの片面側に放熱用ヒートシンク、他の片面側に吸熱用ヒートシンクがそれぞれ配設された冷却ユニットによって電子機器筺体の壁面パネルを形成し、
    前記吸熱用ヒートシンクが前記電子機器筺体の内部に配置され、前記放熱用ヒートシンクが前記電子機器筺体の外部に配置され
    前記電子機器筺体は、前記電子機器筺体の内部に吸熱用の空気の対流を発生させる対流発生手段と、前記電子機器筺体の外部に放熱用の送風を通風させるファンとを1つのファンで共用した
    ことを特徴とする電子機器筐体構造。
  2. 前記電子機器筺体は、前記ファンの排気部に前記電子機器筺体の内外の空気の混入を防止する空気混入防止手段を有する
    ことを特徴とする請求項に記載の電子機器筐体構造。
  3. 前記空気混入防止手段は、前記ファンの排気部に前記ファンの回転方向と前記ファンの排気の流れ方向とによって傾斜の方向を設定した整流板を配置したものである
    ことを特徴とする請求項に記載の電子機器筐体構造。
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