JP5895597B2 - 発光装置 - Google Patents

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本発明は、照明器具などに利用可能な発光装置に関する。
従来、青色光を発光する発光素子と、青色光の一部又は全部を吸収することにより励起され、より長波長の光を発する蛍光物質とを用いた白色LEDが知られている。このような白色LEDにおいて、赤色成分の不足を補うために赤色蛍光体を追加する技術が公知である(特許文献1参照)。
また、従来、2種類の蛍光体領域を分離した蛍光体分離型の発光装置が提案されている(特許文献2参照)。特許文献2に記載された発光装置は、緑色蛍光体を混入した緑色封止樹脂で第1青色LEDを囲むように封止し、赤色蛍光体を混入した赤色封止樹脂で第2青色LEDを囲むように封止し、緑色封止樹脂と赤色封止樹脂との間に、光を反射する隔壁が設けられている。そして第1及び第2の青色LEDからの青色光と、この青色光によりそれぞれ励起された緑色蛍光体及び赤色蛍光体からの緑色光及び赤色光のピークを持った白色光を発生させる。また、隔壁により、緑色封止樹脂内の緑色蛍光体からの緑色光が、赤色封止樹脂内に入って赤色蛍光体を励起することを防止している。
特開2007−214579号公報 特開2010−34184号公報
しかしながら、例えば、赤色蛍光体の一例である(Sr,Ca)AlSiN:Eu(以下、SCASNと略記する)と、黄色蛍光体の一例であるYとAlとを含むイットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体(以下、YAGと略記する)とを想定すると、赤色蛍光体の吸収スペクトルは、黄色蛍光体の発光スペクトルと一部重複しており、黄色蛍光体による波長変換光の一部が、赤色蛍光体によって吸収され、黄色蛍光体による波長変換光の出力が低下する。上記した特許文献1の発光装置では、黄色蛍光体の上に赤色蛍光体を設ける構成であるため、光取り出し効率が低下するという問題があった。
また、特許文献2のような蛍光体分離型の発光装置とする場合、隔壁を設けると発光色が異なる領域が分断されてしまうため、特に二次光学系を用いた場合に色ムラが生じるという問題があった。隔壁を設けずに封止樹脂を分離する場合には隣接する発光領域からの光が入射するため、上記した問題が生じて取り出し効率が低下する。
そこで本発明は、異なる色に発光する領域を分離して配置する場合に、一方の領域で発光された光が他方の蛍光体に吸収されることを抑制することで、光取り出し効率の高い発光装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、上記課題は、次の手段により解決される。
本発明は、基材と、前記基材上に配置された複数の発光素子と、前記複数の発光素子のうち一部の発光素子の上面を被覆する第1の封止部材と、前記複数の発光素子のうち他の一部の発光素子の上面を被覆する第2の封止部材と、を備え、前記第1の封止部材及び前記第2の封止部材の一部は外部に露出されており、前記第1の封止部材には第1の蛍光体が含有されており、前記第2の封止部材から出射される光のスペクトルは前記第1の蛍光体の吸収スペクトルと少なくとも一部において重なっており、前記第1の封止部材と前記第2の封止部材は接して配置され、かつ、前記第2の封止部材の屈折率は、前記第1の封止部材の屈折率よりも高いことを特徴とする発光装置である。
また、本発明は、前記第2の封止部材には第2の蛍光体が含有されていることを特徴とする上記した発光装置である。
また、本発明は、前記第1の蛍光体の発光ピーク波長が580〜680nmであることを特徴とする上記した発光装置である。
また、本発明は、前記第2の封止部材は無機材料であることを特徴とする上記した発光装置である。
また、本発明は、前記第2の封止部材はSiO、Al又はホウ珪酸ガラスのいずれかであることを特徴とする上記した発光装置である。
また、本発明は、前記第1の封止部材は樹脂材料であることを特徴とする上記した発光装置である。
また、本発明は、前記第2の封止部材が発光素子ごとに複数形成されていることを特徴とする上記した発光装置である。
また、本発明は、前記複数の発光素子は青色発光素子であり、前記第1の蛍光体は赤色蛍光体であり、前記第2の蛍光体は黄色蛍光体であることを特徴とする上記した発光装置である。
また、本発明は、前記第1の蛍光体及び前記第2の蛍光体とは異なる発光ピーク波長を有する第3の蛍光体を含有する第3の封止部材をさらに備え、前記第1の封止部材は、前記第3の封止部材の上面を外部に露出し、前記第3の封止部材の側面及び他の一部の発光素子を被覆すことを特徴とする上記した発光装置である。
また、本発明は、前記第3の蛍光体は緑色蛍光体であることを特徴とする上記した発光装置である。
また、本発明は、前記第3の封止部材の屈折率は、前記第1の封止部材の屈折率よりも高いことを特徴とする上記した発光装置である。
また、本発明は、さらに緑色に発光する第2の発光素子を備え、前記第2の発光素子は発光色を波長変換することなくそのまま透過可能な第4の封止部材により被覆されていることを特徴とする上記した発光装置である。
また、本発明は、前記第4の封止部材の屈折率は、前記第1の封止部材の屈折率よりも高いことを特徴とする上記した発光装置である。
本発明によれば、本発明は、異なる色に発光する領域を分離して配置する場合に、一方の領域で発光された光が他方の蛍光体に吸収されることを抑制することで、光取り出し効率の高い発光装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る発光装置の概略断面図である。 本発明の別の実施形態に係る発光装置の概略断面図である。 本発明のさらに別の実施形態に係る発光装置の概略断面図である。 図4(a)〜図4(d)は、本発明の実施形態を説明する平面図である。 本発明のさらに別の実施形態に係る発光装置の概略断面図である。 本発明のさらに別の実施形態に係る発光装置の概略断面図である。
以下に、図面を参照しつつ、本発明を実施するための形態について説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る発光装置の概略断面図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る発光装置は、基材108と、基材108上に配置された複数の発光素子102と、複数の発光素子102のうち一部の発光素子上に配置される第1の封止部材106と、複数の発光素子102のうち他の一部の発光素子上に配置される第2の封止部材104と、を備えている。また、発光装置の光取り出し面である基材凹部の開口部において、第2の封止部材104の周囲を囲むようにして第1の封止部材106が形成されている。さらに、第1の封止部材106には第1の蛍光体が含有されており、第2の封止部材104から出射される光のスペクトルは前記第1の蛍光体の吸収スペクトルと少なくとも一部において重なるように構成されている。例えば、第2の封止部材104から出射される光を短波長側に設定し、第1の封止部材から出射される光をそれよりも長波長側に設定する場合、第1の蛍光体の吸収スペクトルと少なくとも一部において重なる場合が多くなる。
ここで、第2の封止部材104と第1の封止部材106は、第2の封止部材104の側面において接して配置されている。第2の封止部材104の上面は、第1の封止部材106から露出されており、第1の封止部材106及び第2の封止部材104の上部が光取り出し面とされる。
図1に示す発光装置では、基材108は凹部形状を有しており、凹部の底面に複数の発光素子102がフリップチップ実装されている。発光素子102は、基材108側に少なくとも一対の電極を有しており、これらの電極が、基材108に形成された配線(図示しない)に、接合部材110を介して接続されている。
第2の封止部材104は平板状に形成されており、複数の発光素子102のうち、基材108の凹部の中央周辺に位置する一部の発光素子を被覆しており、複数の発光素子のうち、第2の封止部材104に被覆されていない発光素子は、第1の封止部材106により被覆されている。また、第2の封止部材104によってその上面が被覆された発光素子102の側面は、第1の封止部材106に被覆されている。言い換えると、複数の発光素子102のうち、一部の発光素子は、第2の封止部材104及び第1の封止部材106の双方によって被覆されている。
なお、図1では、第2の封止部材104は複数の発光素子のうち、中央部に配置されている発光素子102の上面を被覆しているが、第2の封止部材104及び第1の封止部材104の配置はこれに限られない。
本発明の実施形態に係る発光装置によれば、第2の封止部材104の屈折率は、第1の封止部材106の屈折率よりも高くなるように構成されている。
屈折率の異なる2種類の透光性物質間では、光が屈折率の高い方から低い方へ進入する際、その界面で入射角に応じた光の一部または全部が反射する。このため、接して設けられる2つの封止部材のうち、屈折率の高い第2の封止部材104から屈折率の低い第1の封止部材106へ向かう光は反射されやすく、第1の封止部材106から第2の封止部材104へと向かう光は第2の封止部材104へ入射しやすくなる。したがって、第2の封止部材から出射される光は第1の封止部材106には入射しにくく、第1の封止部材から出射される光は第2の封止部材104に入射しやすくなる。
したがって、本発明の実施形態に係る発光装置によれば、第2の封止部材から出射される光のスペクトルが第1の蛍光体の吸収スペクトルと少なくとも一部において重なっていても、第2の封止部材から出射される光は第1の蛍光体に吸収されにくくなる。一方で、第1の蛍光体による波長変換光を第2の封止部材104に入射させることができるため、第2の封止部材104から出射される光と第1の封止部材106から出射される光を混色させることができ、色ムラが少なくなる。
このとき、第2の封止部材には、蛍光体が含有されていてもよい。第2の封止部材104に第2の蛍光体を含有させる場合、第1の蛍光体の発光スペクトルが第2の蛍光体の吸収スペクトルとなるべく重ならないようにすることで、第1の蛍光体による波長変換光を第2の蛍光体に吸収させることなく第2の蛍光体による波長変換光と混色させることができる。よって、本発明の実施形態に係る発光装置によれば発光装置の光取り出し効率を向上させ、さらに色ムラも少なくすることができる。
本実施形態においては、第2の封止部材104から出射される光の色と、第1の封止部材106から出射される色が異なっており、これらの異なる発光色を混合することによって、発光装置として所望の色調を得ることができる。例えば、近年特に照明用途では高い演色性が求められており、従来よりも赤色成分を追加させた発光装置が求められている。この赤色成分を第1の封止部材106側で赤色系を発光させることで得ようとする場合、第2の封止部材104から出射される光を、白色ないし緑がかった白色とすることが好ましい。これにより、第1の封止部材106から出射される赤色系の光と混色して白色系(電球色等)の発光を得ることができる。
上述したとおり、赤色蛍光体(ここでは、第1の蛍光体が赤色蛍光体である場合を想定する)の吸収スペクトルは、通常、赤よりも短い波長の側にあるため、第2の封止部材104から出射される光(ここでは、発光素子102からの発光や、第2の封止部材104内で蛍光体等によって波長変換された光)が吸収されないように、第2の封止部材104の屈折率を第1の封止部材106の屈折率よりも高く設定することにより、第1の蛍光体に第2の封止部材104からの出射光が吸収されることを抑制することができる。
以下、詳細に説明する。
[基材108]
基材108は、発光素子102や図示を省略した保護素子等の電子部品を配置するためのものである。基材108は図1に示すように凹状であってもよいし、図2に示すように平板状であってもよい。基材108上には、図1に示すように複数の発光素子102を配置するための配線(図示せず)が形成される。この配線は、金属メッキなどに限られず、絶縁パッケージに埋め込まれたリードフレームであっても良い。発光素子102は基材108の配線に対して直接的に配置されてもよいし、何らかの部材を介して間接的に配置されてもよい。基材108のサイズは特に限定されず、発光素子102の数や配列間隔等、目的および用途に応じて適宜選択することができる。
基材108の材料としては、絶縁性材料を用いることが好ましく、かつ、発光素子102から放出される光や外光等が透過しにくい材料を用いることが好ましい。また、ある程度の強度を有する材料を用いることが好ましい。具体的には、セラミックス(Al、AlN等)、あるいはフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、BTレジン(bismaleimide triazine resin)、ポリフタルアミド(PPA)等の樹脂が挙げられる。また、金属板の表面に絶縁層を設けた部材を基材108の材料として用いることもできる。
基材108には、発光素子102と電気的に接続され、外部からの電力を供給するための一対の電極112が備えられる。
[発光素子102]
発光素子102は、電圧を印加することで自発光する半導体素子である。発光素子102は、図1に示すように、基材108に複数配置されている。発光素子102は、接合部材110によって接合されており、例えば接合部材としてAuバンプ、AuSnペースト、半田ペースト、異方性導電層等の導電部材を用いる接合方法を用いることができる。
発光素子102のそれぞれは、その下面にp電極及びn電極が設けられたフリップチップ素子である。
発光素子102としては、具体的には発光ダイオードを用いるのが好ましく、用途に応じて任意の波長のものを選択することができる。例えば、青色(波長430nm〜490nmの光)、緑色(波長490nm〜570nmの光)の発光素子102としては、窒化物系半導体(InAlGa1−X−YN、0≦X、0≦Y、X+Y≦1)等を用いることができる。また、赤色(波長610nm〜750nmの光)の発光素子として、GaAlAs、AlInGaP等を用いることができるが、後述のように青色〜緑色の発光素子を用いることが好ましい。
ここで、本実施形態においては、第2の封止部材104に第2の蛍光体、第1の封止部材106に第1の蛍光体を含有するため、それらの蛍光体を効率良く励起できる短波長の発光が可能な窒化物半導体(InAlGa1−X−YN、0≦X、0≦Y、X+Y≦1)を用いることが好ましい。例えば、青色の発光素子102を用いて、第2の封止部材104に黄色蛍光体、第1の封止部材に赤色蛍光体を含有させることで、演色性を向上させた白色の光を得ることができる。ただし、発光素子102の組成や発光色は上記に限定されず、目的に応じて適宜選択することができる。また、発光素子102は、可視光領域の光だけではなく、紫外線や赤外線を出力する素子で構成することもできる。また、発光素子102の個数は2個以上であれば特に限定されないが、高出力化のためには例えば10個以上、20〜400個の範囲内とすることが好ましい。
なお、本実施形態においては、第2の封止部材104から出射される光のスペクトルと第1の蛍光体の吸収スペクトルが重なっていればよいのであって、複数の発光素子が全て同じ発光色のものであってもよいし、異なる発光色の素子を用いていてもよい。
[第2の封止部材104]
第2の封止部材104は、基材108に配置された発光素子102を、塵芥、水分、外力等から保護する役割を持つ。第2の封止部材104は、図1、図2に示すように、複数の発光素子102の一部の発光素子を被覆するように、例えば断面形状平板状に形成される。第2の封止部材104は、発光素子102の上方に配置されて、この第2の封止部材104を透過した光を取り出せるものであれば良い。
第2の封止部材104の材料としては、発光素子102からの光を透過可能な透光性を有するものが好ましい。具体的な材料としては、SiO、Al又はホウ珪酸ガラス等の無機材料や、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ユリア樹脂等の有機材料を挙げることができる。また、このような材料に加えて、所望に応じて蛍光体、着色剤、光拡散剤、フィラー等を含有させることもできる。ここで、本明細書中において「第1又は第2の封止部材」は、主となる材料(ホウ珪酸ガラスやシリコーン樹脂など)のことを言うものとし、蛍光体、着色剤、光拡散剤、フィラー等は考慮しないものとする。
第2の封止部材104の屈折率は、後述する第1の封止部材106の屈折率よりも高いことが必要であるため、第1の封止部材106の材料に応じて選択される。ここで、本明細書中において「封止部材の屈折率」とは、含有される物質(例えば蛍光体、拡散材等)を含まない状態での屈折率のことを言うものとする。
例えば、第2の封止部材104に蛍光体が含有された状態を考えると、第2の封止部材104自体の屈折率は変化するものではないが、蛍光体が含有されることで、蛍光体に入射された光は少なからず散乱される。この散乱によって第2の封止部材104と第1の封止部材106の界面への入射角度が変化することによって、その光取出しが異なる場合があるが、屈折率差がある以上は第2の封止部材から出射される光は第1の封止部材106には入射しにくく、第1の封止部材から出射される光は第2の封止部材104に入射しやすくなるという点に変わりはない。
SiO、Al、ホウ珪酸ガラス等の無機材料は、樹脂材料に対して屈折率の高いものが多いため、第2の封止部材104としてSiO、Al、ホウ珪酸ガラス等の無機材料を用いることが好ましい。また、第2の封止部材104を無機材料で形成することにより、発光素子の熱による封止部材の劣化を抑制することができるため、好ましい。
さらに、蛍光体等の材料をSiO、Al、ホウ珪酸ガラス等の気密性の高い部材で被覆する事により、ガス、水分等による劣化を抑制する事ができる。
第2の封止部材104と第1の封止部材106の屈折率差が大きいほど、より第2の封止部材104側からの光が反射されやすくなるため好ましい。ただし、発光素子102の基板の屈折率を上回ると光取り出し効率が低下するため、発光素子102の基板の屈折率よりも低いことが好ましい。例えば、半導体層の成長基板を兼ねたサファイア基板であれば屈折率は1.75程度である。
なお、第2の封止部材104を一部の発光素子上にのみ形成するためには、第2の封止部材104が形成される領域と第1の封止部材106が形成される領域とを分離する必要がある。例えば第2の封止部材104又は第1の封止部材106のうち、先に形成する封止部材を配置する際に、比較的粘度の高い樹脂を用いて滴下、印刷等の方法で一部の発光素子の上にのみ被覆させても良いし、蛍光体を含有させた板状やシート状の部材としておくことにより、容易に一部の発光素子のみを被覆するように封止部材を配置することができる。例えば、第2の封止部材を板状に形成し、一部の発光素子に接合した後、板状の第2の封止部材の側面を第1の封止部材で埋めるように形成することにより、容易に第2の封止部材104の領域と第1の封止部材106の領域とを画定することができる。
封止部材を板状に形成する場合は、具体的には、例えば、SiO、Al、ホウ珪酸ガラス、樹脂等に蛍光体粉末を分散させたものを切り出して板状にしたものが挙げられる。
これらの板状封止部材と発光素子との接合は、例えば、圧着、焼結、エポキシ又はシリコーンのような周知の接着剤による接着、高屈折率の有機接着剤による接着、低融点ガラスによる接着などで行うことができる。板状とさせた封止部材の厚みは、特に限定されるものではなく、適宜変更可能であるが、例えば、50〜300μm程度である。
また、板状とする場合、図1に示すように断面形状が矩形となるように形成されていても良いし、上面が下面より大きい、又は上面が下面より小さい、断面形状が台形となるように形成されていてもよい。
なお、板状部材と発光素子102の上面とを、接着剤を介して配置する場合は、接着剤の屈折率を発光素子102の屈折率と第2の封止部材104の屈折率の間の屈折率とすることが好ましい。これにより、発光素子102からの光を効率良く第2の封止部材104に入光することができるため好ましい。例えば、発光素子のサファイア基板(屈折率1.75)とガラス(屈折率1.58)との接合であれば、1.58〜1.75程度の高屈折率の樹脂を接着剤とすることが好ましい。
また、封止部材として樹脂材料を用いる場合、硬化などさせる前は封止部材中に蛍光体が均一に分散しているが、自然沈降や遠心沈降などの方法を用いれば、封止部材を硬化させる際に蛍光体を沈降させることができ、封止部材の下方ほど蛍光体を高密度で存在させることができる。
[第1の封止部材106]
第1の封止部材106は、第1の蛍光体を含有して発光素子102からの光を波長変換させる領域であり、第2の封止部材104と同様に、基材108に配置された発光素子102を、塵芥、水分、外力等から保護する役割も併せ持つ。第1の封止部材106は、図1、図2に示すように、第2の封止部材104により被覆されていない発光素子102を被覆するように配置される。被覆方法としては、前述のように板状の封止部材を貼り付けてもよいし、液状の樹脂を充填してもよい。
第1の封止部材106は、第2の封止部材104よりも屈折率の低い材料を選択する。その他については、第2の封止部材104と同様である。
第1の封止部材106は、第2の封止部材104の側面を被覆するように配置される。つまり、第2の封止部材104と第1の封止部材106とは、互いに接して配置されており、この界面において上述したように光の一部または全部が反射する。第2の封止部材104を配置した後に第1の封止部材106を配置する場合は、第1の封止部材106は樹脂材料であることが好ましく、第2の封止部材104の配置された周囲に樹脂材料を充填することにより容易に形成することができる。
[第1の蛍光体及び第2の蛍光体]
第1の蛍光体及び第2の蛍光体は、それぞれ第1の封止部材106、第2の封止部材104中に含有させる波長変換部材である。ここで、本実施形態において第2の蛍光体は必ずしも含有されている必要はない。
第1の蛍光体及び第2の蛍光体は、発光素子102からの光の少なくとも一部を吸収して異なる波長を有する光を発する。発光素子102からの光をより長波長に変換させるものが好ましい。また、第1の蛍光体及び第2の蛍光体としては1種の蛍光体(蛍光物質)を用いてもよいし、2種以上の蛍光体(蛍光物質)が混合されたものを用いてもよい。好ましくは、それぞれの蛍光体の発光が他の蛍光体に吸収されることを防止するために、第1の蛍光体と第2の蛍光体はそれぞれ1種ずつの蛍光体(蛍光物質)を用いる。
例えば、白色の演色性を高めるために、第2の蛍光体は発光素子102の青色光を吸収して黄色光を発光するものが好ましく、第1の蛍光体は発光素子102の青色光を吸収して赤色光を発光するものが好ましい。
具体的には、第2の蛍光体の材料としては、例えば、YAG系蛍光体(黄色蛍光物質)や、ルテチウム、アルミニウムおよびガーネットを混合したLAG系蛍光体(黄色蛍光物質)を用いることができる。なお、他の蛍光体として、Eu,Ce等のランタノイド系元素で主に賦活される、酸窒化物系蛍光体を用いることもできる。
また、第1の蛍光体の材料としては、例えば、Eu,Ce等のランタノイド系元素で主に賦活される、窒化物系蛍光体を用いることができる。このうち、ユーロピウムドープの赤色蛍光物質として、例えば、(Sr,Ca)AlSiN:EuのようなSCASN系蛍光体、CaAlSiN:EuのようなCASN系蛍光体、SrAlSiN:Euを用いることができる。これらの蛍光体の発光ピーク波長は、580〜680nm付近である。
他にも、第1の蛍光体として発光素子の青色光を吸収して緑色光を発光する蛍光体を用いることができる。例えば、クロロシリケート蛍光体やβサイアロン蛍光体等を用いることができる。
発光素子の発光色、蛍光体の発光色は特に限定されるものではないが、演色性の高い光源とするために、複数の発光素子は青色発光素子であり、第2の蛍光体は黄色蛍光体であり、第1の蛍光体は赤色蛍光体であることが好ましい。
このように形成された発光装置は、第2の封止部材領域からは主として青色発光素子からの光と黄色蛍光体からの光が混色された白色光が出射され、第1の封止部材領域からは主として青色発光素子からの光と赤色蛍光体からの光が混色された赤色光が出射される。第2の封止部材104と第1の封止部材106との界面付近では、白色と赤色が混色される。そして、第2の封止部材104と第1の封止部材106とから取り出される光が混色されて、電球色を発光可能な発光装置とされる。
以上述べたように本実施形態においては、第2の封止部材104と第1の封止部材106が分離され、第2の封止部材104の屈折率が第1の封止部材106の屈折率よりも高く設定されていることにより、第1の蛍光体により吸収される光を低減することができる。本発明の実施形態に係る発光装置においては、少なくとも上記の構成を有していればよいのであって、その他の部材、例えば第2の封止部材104でも第1の封止部材106でもない別の封止部材を有していても構わない。さらに別の封止部材を有する例としては、後述の第4実施形態及び第5実施形態で説明する。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。第1実施形態では複数の発光素子にわたって第2の封止部材104が配置されているのに対し、本実施形態では第2の封止部材104が発光素子ごとに複数形成されている点が異なっている。つまり、発光素子1つに対して1つの第2の封止部材104が形成されており、その周囲に第1の封止部材106が配置されている。
また、基材108は凹部を有しておらず、平板状の基板に光反射性樹脂からなる枠体116が形成されており、基板の上面と枠体116で形成された凹部を有している。この枠体116は、光を反射するリフレクタとしての役割と、封止部材を充填させるための壁としての役割を併せ持っている。
その他の点については第1実施形態と同様であり、本実施形態においても、第1実施形態と同様に光取り出し効率を向上させ、さらに色ムラも少なくすることができる。
[第3実施形態]
第3実施形態は、図3に示すように、それぞれの発光素子102の全体が、第1の封止部材106又は第2の封止部材104のいずれかに被覆される。このような構成によっても、第1実施形態と同様に、第1の蛍光体によって第2の封止部材104から出射された光が吸収されにくくなるため、光取り出し効率を向上させることができる。
[第1の封止部材106及び第2の封止部材104の配置]
第1の封止部材106及び第2の封止部材104の配置は、第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態に限定されることなく、様々な配置をとることができる。図4(a)〜図4(d)に、第1の封止部材106及び第2の封止部材104の配置の一例を示す。
図4(a)は発光装置の平面視形状であり、複数の発光素子のうち、平面視で中央部に位置する複数の発光素子102(点線で示す)の上に平面視矩形の第2の封止部材104(網掛けで示す)が配置されており、第2の封止部材104の周囲に第1の封止部材106が配置されている。このような配置方法によれば、第2の封止部材104、及び第1の封止部材106がそれぞれ分離されていないため、容易に配置させることができる。例えば、平面視矩形の板状の第2の封止部材104を中央部の複数の発光素子上に接着した後、第2の封止部材104の上面を外部に露出させ、第2の封止部材104の側面を埋めるように、基材108の凹部内に第1の封止部材106を充填することにより、図4(a)のように配置することができる。
ただし、レンズまたはリフレクタ等の2次光学系を使用した場合、照射像は発光領域をその中心を軸に回転させたものになるため、図4(a)の配置によると、色ムラが生じることになる。よって、2次光学系を使用する場合には、図4(b)のような配置にすることが好ましい。
図4(b)も同様に発光装置の平面視形状であり、縦横に配列された複数の発光素子のうち、行ごと及び列ごとに1つおきになるように第2の封止部材104を配置させている。製造方法としては、例えば第2の封止部材104を配置させたい発光素子の上に、発光素子の上面と略同じ大きさの板状の第2の封止部材104を接着し、図4(a)と同様に基材108の凹部内に第1の封止部材106を充填する。また、2次光学系を使用した場合に発光部の中心に色ムラが生じないように、図4(b)のように行及び列の数を偶数にして、発光領域の中心近傍で第2の封止部材104及び第1の封止部材106の発光色の混色が生じるように配置することが好ましい。
このように配置させることにより、より色ムラの少ない発光装置とすることができる。
図4(c)では、第2の封止部材104を3箇所に、配列された発光素子の行ごとに配置させている。これにより、比較的簡易に第2の封止部材104と第1の封止部材106を分離して配置しつつ、色ムラも低減させた発光装置とすることができる。
また、図4(d)のように、その上面が第2の封止部材104と第1の封止部材106の双方によって被覆される発光素子があってもよい。言い換えれば、第2の封止部材104と第1の封止部材106との界面が発光素子上に位置するように配置されていてもよい。第2の封止部材104の平面視形状は矩形に限られず、円形であっても良い。
なお、本明細書では、本発明の実施形態に係る発光装置の理解を容易にするため、上記で説明した部材以外の部材の説明を省略するが、本発明の実施形態に係る発光装置において、例えば発光素子102の他に保護素子などを設けることができることはいうまでもない。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態について説明する。本実施形態では図5に示すように、第1の封止部材106及び第2の封止部材104の他に、さらに第3の蛍光体を含有した第3の封止部材118を有している。
[第3の蛍光体]
第3の蛍光体は、第1の蛍光体及び第2の蛍光体とは異なる発光ピーク波長を有する蛍光体であり、第3の封止部材118中に含有させる波長変換部材である。第3の蛍光体は、例えば、第1の蛍光体の発光ピーク波長と第2の蛍光体の発光ピーク波長の間を埋めるような発光ピーク波長を有していることが好ましい。例えば、第3の蛍光体として発光素子の青色光を吸収して緑色光を発光する蛍光体を用いることができる。具体的には、例えばクロロシリケート蛍光体やβサイアロン蛍光体等を用いることができる。
[第3の封止部材118]
第3の封止部材118は、第2の封止部材104と同様の構成をとることができるため、詳細な説明を省略する。つまり、第3の封止部材は複数の発光素子102のうち、第2の封止部材104にも第1の封止部材106にも被覆されていない発光素子上を被覆するように配置される。さらに、第1の封止部材106は第3の封止部材118の上面を外部に露出し、第3の封止部材118の側面及び発光素子102を被覆するように配置される。
本実施形態においては、第1の封止部材106と第2の封止部材104、第1の封止部材106と第3の封止部材118がそれぞれ互いに接して配置されている。
ここで、第3の蛍光体の発光スペクトルが第1の蛍光体の吸収スペクトルと少なくとも一部において重なっている場合には、第2の封止部材と同様に、第3の封止部材118の屈折率は、第1の封止部材106の屈折率よりも高く設定されていることが好ましい。
発光素子の発光色、蛍光体の発光色は特に限定されるものではないが、演色性の高い光源とするために、複数の発光素子は青色発光素子であり、第1の蛍光体は赤色蛍光体であり、第2の蛍光体は黄色蛍光体であり、第3の蛍光体は緑色蛍光体であることが好ましい。
このように形成された発光装置は、第2の封止部材領域からは主として青色発光素子からの光と黄色蛍光体からの光が混色された白色光が出射され、第1の封止部材領域からは主として青色発光素子からの光と赤色蛍光体からの光が混色された赤色光が出射され、第3の封止部材領域からは主として青色発光素子からの光と緑色蛍光体からの光が混色された緑色光が出射される。第1の封止部材106と第2の封止部材104との界面付近では、白色と赤色が混色され、第3の封止部材118と第1の封止部材106との界面付近では、赤色と緑色が混色される。そして、第1の封止部材106と第2の封止部材104と第3の封止部材118から取り出される光が混色されて、電球色を発光可能な発光装置とされる。青色成分、緑色成分、黄色成分、赤色成分を含むため、特に演色性の高い光源とすることができる。
なお、第1実施形態と同様に、第1の封止部材106と第2の封止部材104とが分離され、第2の封止部材104の屈折率が第1の封止部材106の屈折率よりも高く設定されていることにより、第1の蛍光体により吸収される光を低減することができることは言うまでもない。
[第5実施形態]
次に、第5実施形態について説明する。本実施形態では図6に示すように、第1の封止部材106及び第2の封止部材104の他に、さらに複数の発光素子102と発光色の異なる第2の発光素子122を備えており、第2の発光素子122はその発光色を波長変換することなくそのまま透過可能な第4の封止部材120により被覆されている。
[第2の発光素子122]
第2の発光素子122は、発光素子102とは発光波長が異なる以外は、同様のものを使用することができる。本実施形態では、第1実施形態の発光装置に更に第2の発光素子122からの光を加えることで、演色性を高めた発光装置とすることができる。この場合の発光素子の発光色は、発光素子102の発光色、第2の蛍光体の発光ピーク波長、第1の蛍光体の発光ピーク波長のうち、いずれか2つの間を埋めるようなものを選ぶことが好ましい。例えば、発光素子102が青色発光素子、第2の蛍光体が黄色蛍光体、第1の蛍光体が赤色蛍光体であれば、第2の発光素子122は緑色に発光する緑色発光素子とすることが好ましい。
[第4の封止部材120]
第2の発光素子122からの光が、第1の蛍光体又は第2の蛍光体に吸収されることを抑制するために、第2の発光素子122は、その発光色を波長変換することなくそのまま透過可能な第4の封止部材120により被覆されている。つまり、第4の封止部材は第2の発光素子122からの光を波長変換する蛍光体を実質的に含まないことを意味する。具体的には、透明なガラス材料や透明な樹脂等が用いられる。第4の封止部材120は、隣接する封止部材(第1の封止部材106)よりも屈折率が高いことが好ましい。
なお、第4の封止部材120には拡散材等が含有されていてもよい。また、蛍光体であっても、第2の発光素子122からの光を波長変換しない蛍光体であれば、例えば光を拡散させる目的等で含有されていてもよい。
本実施形態によっても、蛍光体に吸収される光を抑制することで、光取り出し効率の高い発光装置とすることができる。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る発光装置によれば、光取り出し効率の高い発光装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る発光装置は、演色性を高めることが可能で光取り出し効率の高い発光装置とすることができるため、例えば、ベースライト、スポットライト、ダウンライトなどの一般照明用の照明器具や、街路灯、道路灯、投光器、看板照明などの種々の商業照明用の照明器具などに好適に利用することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、これらの説明は、本発明の一例に関するものであり、本発明は、これらの説明によって何ら限定されるものではない。
102 発光素子
104 第2の封止部材
106 第1の封止部材
108 基材
110 接合部材
112 電極
116 枠体
118 第3の封止部材
120 第4の封止部材
122 第2の発光素子

Claims (12)

  1. 基材と、
    前記基材上に配置された複数の発光素子と、
    前記複数の発光素子のうち一部の発光素子の上面を被覆する第1の封止部材と、
    前記複数の発光素子のうち他の一部の発光素子の上面を被覆する第2の封止部材と、を備え、
    前記第1の封止部材及び前記第2の封止部材の一部は外部に露出されており、
    前記第1の封止部材には第1の蛍光体が含有されており、
    前記第2の封止部材から出射される光のスペクトルは前記第1の蛍光体の吸収スペクトルと少なくとも一部において重なっており、
    前記第1の封止部材と前記第2の封止部材は接して配置され、かつ、前記第2の封止部材の屈折率は、前記第1の封止部材の屈折率よりも高く、前記第2の封止部材は無機材料であることを特徴とする発光装置。
  2. 前記第2の封止部材には第2の蛍光体が含有されていることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記第1の蛍光体の発光ピーク波長が580〜680nmであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の発光装置。
  4. 前記第2の封止部材はSiO、Al又はホウ珪酸ガラスのいずれかであることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の発光装置。
  5. 前記第1の封止部材は樹脂材料であることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の発光装置。
  6. 前記第2の封止部材が発光素子ごとに複数形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の発光装置。
  7. 前記複数の発光素子は青色発光素子であり、前記第1の蛍光体は赤色蛍光体であり、前記第2の蛍光体は黄色蛍光体であることを特徴とする請求項2乃至請求項のいずれか1項に記載の発光装置。
  8. 前記第1の蛍光体及び前記第2の蛍光体とは異なる発光ピーク波長を有する第3の蛍光体を含有する第3の封止部材をさらに備え、前記第1の封止部材は、前記第3の封止部材の上面を外部に露出し、前記第3の封止部材の側面及び他の一部の発光素子を被覆することを特徴とする請求項2乃至請求項のいずれか1項に記載の発光装置。
  9. 前記第3の蛍光体は緑色蛍光体であることを特徴とする請求項に記載の発光装置。
  10. 前記第3の封止部材の屈折率は、前記第1の封止部材の屈折率よりも高いことを特徴とする請求項に記載の発光装置。
  11. さらに緑色に発光する第2の発光素子を備え、前記第2の発光素子は発光色を波長変換することなくそのまま透過可能な第4の封止部材により被覆されていることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の発光装置。
  12. 前記第4の封止部材の屈折率は、前記第1の封止部材の屈折率よりも高いことを特徴とする請求項11に記載の発光装置。
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