JP5895450B2 - 昇降装置 - Google Patents
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以下、本発明を、フォークリフトのフォークを昇降動作させるリフトシリンダを備えた昇降装置に具体化した第1の実施形態を図1〜図3にしたがって説明する。
閉回路構成をなす主配管Kには、油圧ポンプ及び油圧モータとして機能する油圧ポンプモータ11が接続されているとともに、主配管Kには、リフトシリンダ10への作動油の給排経路をなすとともに、リフトシリンダ10のボトム室10aに接続される配管K1が接続されている。油圧ポンプモータ11は、双方向回転可能に構成されている。そして、主配管Kは、油圧ポンプモータ11の流通口11a,11bに接続されている。油圧ポンプモータ11の流通口11a,11bは、作動油の流通方向によって吸込口(流入口)又は吐出口(流出口)となる。
制御部Sには、リフトレバーLの操作量を検出するポテンショメータLmが電気的に接続されている。そして、制御部Sは、リフトレバーLの操作量に基づくポテンショメータLmからの検出信号をもとに、リフト用モータ12の回転数を制御する。また、制御部Sは、下降動作時、電磁比例弁21の開度を制御する。
最初に、フォークFの上昇動作について説明する。
フォークFを上昇動作させる場合は、リフトシリンダ10のボトム室10aに作動油を供給する。このため、制御部Sは、リフトレバーLの操作量に応じた指示速度で動作させるように油圧ポンプモータ11及びリフト用モータ12の回転数を制御する。これにより、油圧ポンプモータ11によって汲み上げられた油タンク13の作動油は、主配管Kを流通してパイロットチェック弁19に至るとともに、パイロットチェック弁19を開弁させることによってボトム室10aに供給される。その結果、リフトシリンダ10の伸長によってフォークFが上昇動作する。なお、上昇動作時の油圧ポンプモータ11は、油圧ポンプとして作動する。なお、制御部Sは、上昇動作を終了させる場合、油圧ポンプモータ11及びリフト用モータ12の回転を停止させる。また、パイロットチェック弁19は、スプリング室19cのスプリングの付勢力によって閉弁する。なお、上昇動作時の電磁比例弁21は、開度「0(零)」の状態に制御される。
フォークFを下降動作させる場合は、リフトシリンダ10のボトム室10aから作動油を排出する。本実施形態の油圧制御機構では、ボトム室10aから排出される作動油を、油圧ポンプモータ11を通じて油タンク13に流通させる油路上にパイロットチェック弁19が配設されている。パイロットチェック弁19は、上昇動作時のように主配管K側から作動油を流通させる場合は自由に開弁するが、下降動作時のようにボトム室10a側(配管K1側)から作動油を流通させる場合はその流れを遮断し、所定のパイロット圧を加えることで開弁する。
(1)パイロットチェック弁19と電磁比例弁21の動作により、下降動作時において、配管K1と主配管Kを通じて油圧ポンプモータ11へ流通する作動油の流量が制限される。すなわち、下降動作のために作動油が流れる流路が急激に開かれることを防止する。したがって、昇降物(フォークF)を下降動作させる場合に生じ得るショックを低減することができる。
次に、本発明を具体化した第2の実施形態を図4及び図5にしたがって説明する。なお、以下に説明する実施形態では、既に説明した実施形態と同一構成について同一符号を付すなどして、その重複する説明を省略又は簡略する。
下降動作時、制御部Sは、電磁比例弁21について第1の実施形態と同様に開度制御を行う。これにより、本実施形態においても、電磁比例弁21の開度は徐々に広がるとともに、パイロットチェック弁19は徐々に開弁する。本実施形態において電磁比例弁21を通じて配管K5に排出される作動油は、当該配管K5から油タンク13に戻される。
(4)戻り油路としての配管K5を排出配管K3に接続し、配管K5を流通した作動油を油タンク13へ流通させる。このため、配管K5を流通した作動油を、確実に油タンクに排出することができる。
○ 第1の実施形態において、下降動作時、パイロットチェック弁19が開弁する迄の間、リフトレバーLの操作量に応じた指示速度で油圧ポンプモータ11及びリフト用モータ12を回転させても良い。
○ 各実施形態において、弁体19aに形成する絞り流路19bの配置や形状などを変更しても良い。
(イ)前記パイロットチェック弁と前記油圧シリンダの間の第1油路上に圧力センサを配設し、当該圧力センサの検出結果にしたがって前記油圧ポンプを上昇動作方向に回転させる。
Claims (1)
- 油圧シリンダへの作動油の給排によって昇降物を昇降動作させる昇降装置において、
前記油圧シリンダへ作動油を供給する油圧ポンプ及び作動油を駆動力として作動する油圧モータとして機能する油圧ポンプモータと、
前記油圧ポンプモータに接続され、電動機及び発電機として機能する回転電機と、
前記油圧ポンプモータと前記油圧シリンダの間の第1油路上に配設されるとともに、本体内部の弁体に絞り流路を有するパイロットチェック弁と、
前記絞り流路を通過した作動油が流通する第2油路上に配設される電磁比例弁と、
前記電磁比例弁の開度を制御する制御部とを備え、
前記第1油路内の作動油の加圧力は前記弁体を開く方向に作用するとともに、前記第2油路内の作動油の加圧力は前記弁体を閉じる方向に作用し、
前記パイロットチェック弁の開弁により前記油圧シリンダ内の作動油が前記第1油路における前記パイロットチェック弁の前記油圧ポンプモータ側に流通可能となり、前記電磁比例弁の開弁により前記油圧シリンダ内の作動油が前記絞り流路を通じて前記第2油路に排出され、
前記制御部が、前記昇降物の下降動作時に、前記電磁比例弁の開度が徐々に広くなるように制御することで、前記パイロットチェック弁が徐々に開弁し、
前記第2油路に排出された作動油が、前記電磁比例弁を通過した後、戻り油路によって前記油圧ポンプモータの流入口に戻されることで、前記油圧ポンプモータが油圧モータとして機能するとともに前記回転電機が発電機として機能することを特徴とする昇降装置。
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JP2011237536A JP5895450B2 (ja) | 2011-10-28 | 2011-10-28 | 昇降装置 |
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Family
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- 2011-10-28 JP JP2011237536A patent/JP5895450B2/ja active Active
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