JP5894978B2 - 芳香洗浄用容器 - Google Patents
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Description
芳香洗浄用容器に突起部を設けることで水の流れがスムーズになり、水跳ねを抑制できるかどうかを確認する試験を行った。
(1)設置
図10に示すように、半径30cmのろ紙の中央に半径10cmの円形ステンレス製トレイを配置し、さらにその中心にステンレス製ビーカーを設置する。このステンレス製ビーカーの上に試験をする芳香洗浄用容器を設置するが、ビーカーと容器とは水が漏れないようにホットメルトで固定し、水がスリットを介してのみビーカー内へ進入するよう制限した。
(2)試験方法
本発明による突出部を有する芳香洗浄用容器(以下、発明容器)及び突出部がない点以外は発明容器と同様である芳香洗浄用容器(以下、比較容器)を順にビーカーの上に設置し、その真上5cmに設置した漏斗(口径90mm、足径7mm、足長60mm)から、500mlの水を流下した。
(3)測定
試験後、発明容器及び比較容器のそれぞれについて、トレイの周囲のろ紙に飛び散った水滴の数を測定した。
(4)結果
回収したろ紙を撮影し、水滴を強調するためにモノトーンに画像処理(ネガ反転処理)した写真を比較すると、発明容器周囲の水の飛び散り(図11)が、比較容器周囲の水の飛び散り(図12)に比べて格段に少ないことが確認された。また同写真から、飛び散った水滴の数とトレイからの距離の関係をグラフにまとめ(図13)て比較した。このグラフによって、発明容器では、飛び散った水滴の数のみならず、飛散する範囲が格段に減縮したことが確認された。
芳香洗浄用容器に突起部を設けることで、水が容器に最初に接触する面積が狭くなり、また円周方向スリットによって水の取り込み効率が向上するかどうかを確認する試験を行った。
(1)設置
本発明による突出部と、円周方向スリット以外のスリットとを天板部に有する芳香洗浄用容器(以下、容器A)、本発明による突出部と、円周方向スリットを含むスリットとを天板部に有する芳香洗浄用容器(以下、容器B)、及び円周方向スリット以外のスリットを天板部に有し、しかし本発明による突出部のない市販の芳香洗浄用容器[セボン タンクにおくだけ(アース製薬株式会社製)](以下、容器C)について(図16参照)、上述した水の飛び散り試験と同様にそれぞれをステンレス製ビーカー上に固定し、スリットを通してだけビーカー内に水が入る状態にセットした。容器A〜Cの形状、および水の流入口となるスリットの面積をまとめたものを表1に示す。
(2)試験方法
やはり上述した水跳ね試験と同様に容器の真上5cmに漏斗(口径90mm、足径7mm、足長60mm)を設置し、容器の中央に向けて500mlの水を流下した。試験は、それぞれの容器について3回ずつ実施した。
(3)測定
それぞれの容器に流入した水の容積を測定した。
(4)結果
表2に試験結果を示す。容器Aと容器Cとを比較すると、突起部が有ることによって流入量が増加することが確認された。また容器Aと容器Bとを比較すると、円周方向スリットが有ることによって流入量が増加することが確認された。突起部および円周方向スリットの両方がない容器Cでは、スリット面積が容器A、容器Bと変わらないにもかかわらず、本発明の容器と比べると流入量が少なかった。この結果から、突起部、さらに円周方向スリットを設けることによって効率的に水を取り込むことができることが確認された。
芳香洗浄用容器に突起部および円周方向スリットを設けることで、水の取り込み効率が向上し、薬剤の溶解性が向上するかどうかを確認する試験を行った。
(1)設置
上述した水の取りこみ試験にて使用した芳香洗浄用容器のうち、容器Aと容器Cに(図16参照)市販の薬剤[セボン タンクにおくだけ フレッシュソープつめかえ(アース製薬株式会社製)]を収容した。トイレの手洗い部を模した装置を準備し、その上にそれぞれの容器をセットした。また試験装置の下には、容量3Lの流水採取用ボトルを設置した。
(2)試験方法
それぞれの容器について、1時間ごと1回のフラッシングで、各3Lの水が流れるように設定し、ボトルに溜まった流水を採取した。
(3)測定
各ボトルについて、薬剤に配合されている青色1号の629nmにおける吸光度を、紫外可視分光光度計を使用して測定した。
(4)結果
表3に試験結果を示す。またこの結果を図17にグラフで表した。容器Aでは、容器Cに対して、終始、吸光度が安定して増大したことが確認された。この結果から、突起部および円周方向スリットを設けた本発明の芳香洗浄用容器では、水の取り込み効率が向上し、薬剤の溶解性が向上することが理解される。
2 天板部
2’ 周辺部分
3 側部
4、5 切り込み部
6 脚部
7 細長い突出部
8 先端部
9 基部
10 突起部
10’ 凸条
11〜17 スリット(水流入孔)
20 薬剤容器
21 容器部
22 カバー部
23 孔
24 周縁部
40 本発明による天板部
41 細長い突出部
50 従来の天板部
Claims (4)
- トイレ用貯水タンクの給水受皿に載置して使用するための芳香洗浄用容器であって、該容器の上面を構成する天板部を少なくとも有する芳香洗浄用容器において、
前記天板部が、上方に向かって細長い突出部と、該天板部を貫通する複数の水流入孔とを有することを特徴とする芳香洗浄用容器。 - 前記天板部の中央領域に形成された、1つの前記突出部を有することを特徴とする請求項1に記載の芳香洗浄用容器。
- 前記水流入孔の少なくとも1つが、前記突出部を中心として円周方向に延びる部分を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の芳香洗浄用容器。
- 前記水流入孔の少なくとも1つが、前記突出部に沿って延びる部分を含むことを特徴とする請求項1から3までのいずれか一項に記載の芳香洗浄用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013253144A JP5894978B2 (ja) | 2013-12-06 | 2013-12-06 | 芳香洗浄用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013253144A JP5894978B2 (ja) | 2013-12-06 | 2013-12-06 | 芳香洗浄用容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015110872A JP2015110872A (ja) | 2015-06-18 |
JP5894978B2 true JP5894978B2 (ja) | 2016-03-30 |
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ID=53525879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013253144A Expired - Fee Related JP5894978B2 (ja) | 2013-12-06 | 2013-12-06 | 芳香洗浄用容器 |
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Families Citing this family (2)
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JP7267733B2 (ja) * | 2018-12-26 | 2023-05-02 | 小林製薬株式会社 | 薬液供給装置 |
JP7465061B2 (ja) * | 2018-12-26 | 2024-04-10 | 小林製薬株式会社 | 薬液供給装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0633023Y2 (ja) * | 1988-03-16 | 1994-08-31 | 株式会社ムッシュ | 水洗トイレット用芳香洗浄容器 |
JPH02229333A (ja) * | 1989-03-01 | 1990-09-12 | Kao Corp | オンタンク式水洗トイレ用液体芳香清浄剤装置 |
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2013
- 2013-12-06 JP JP2013253144A patent/JP5894978B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2015110872A (ja) | 2015-06-18 |
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A521 | Written amendment |
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