JP2005273349A - 薬液吐出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】手洗い部の排水口の穴径が大きい場合でも、安定して排水口上に載置することができ、ロータンク内に流下する水の流れを妨げない薬液吐出容器を提供する。
【解決手段】 薬液Aを収容する薬液タンク1、薬液タンク1の下方に設けられた薬液吐出ノズル4及び薬液吐出ノズル4の周囲に設けられた複数の足6を有し、水洗トイレのロータンクの手洗い部20に載置され、薬液吐出ノズル4の先端開口部5が手洗い部に供給された水で洗われ、薬液Aが吐出する薬液吐出容器100Aにおいて、手洗い部の排水口20が足6の配置に対して大きい場合に、該薬液吐出容器100Aを手洗い部の排水口上に架設することのできる支持部材10を設ける。支持部材10は、手洗い部表面との接点10aが、足6の下端部6Aよりも上方に位置するように形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、水洗トイレの手洗い付きロータンクの手洗い部に載置し、手洗い部の上方のカランから給水により、ロータンク内に薬液(芳香剤、洗浄剤、殺菌剤等)を吐出する薬液吐出容器に関する。
水洗トイレの手洗い付きロータンクの手洗い部に載置し、手洗い部の上方のカランから供給される水に薬液(芳香剤、洗浄剤、殺菌剤等)を混合するために用いる薬液吐出容器として、特許文献1に記載されている薬剤供給具が知られている。この薬剤供給具は、供給具本体上に薬剤容器と該薬剤容器から導出した薬剤を含浸させる含浸体とを備え、供給具本体の底面には、中央部に長尺脚部が設けられ、その周囲に短尺脚部が設けられている。使用時には長尺脚部を手洗い部の排水口に挿入し、短尺脚部を手洗い部の表面に接地させる。カランから手洗い部に水が供給されると、薬剤を保持した含浸体がその水の流れに晒され、薬剤が洗い出され、ロータンク内に流下する。
しかしながら、この薬剤供給具は構造的に複雑であり、製造コストが高くつく。また、薬剤を洗い出した水が手洗い部に広がるので、手洗い部が薬剤の跡で汚れやすい。
これに対し、薬剤タンクの底部に、薬液吐出孔を先端に有するノズルを設け、その周囲に足を設けた、単純な構造の薬液吐出容器が提案されている(特許文献2)。この薬液吐出容器は、ノズル先端の薬液吐出孔を手洗い部の排水口に挿入するようにして載置する。この薬液吐出容器によれば、カランから手洗い部に水が供給されると、その水でノズル先端の薬液吐出孔が洗われ、薬剤が直接的にロータンク内に吐出されるので、手洗い部が薬剤の跡で汚れることを防止できる。また、簡単な構造であるため、低コストに製造することができる。
特開2001−342668号公報 特開2003−239352号公報
しかしながら、水洗トイレのロータンクの種類は多く、手洗い部の排水口の穴径には15mm〜50mm程度の幅があり、さらに、排水口の周囲の手洗い部の表面形状も千差万別である。そのため、従来の薬液吐出容器によれば、足が排水口に入り込んで傾くなど、手洗い部に安定に載置することができない場合がある。薬液吐出容器が傾くと、外観が損なわれるだけでなく、所定量の薬液が吐出されないおそれが生じる。
薬液吐出容器を排水口上に安定に載置する手法としては、薬液吐出容器の底部をほぼ球状に形成し、その球状の底部を排水口に嵌るようにして薬液吐出容器を正立させ、薬液吐出容器が傾くことを防止する方法が考えられる。しかしながら、そのように薬液吐出容器を排水口上に正立させると、カランから供給されてロータンク内に流下する水の流れが妨げられる。
また、薬液吐出容器の底面積を任意の排水口に対して十分に大きく形成し、足が排水口に入り込むことを防止する方法も考えられるが、これによれば薬液吐出容器が嵩張り、手洗いの邪魔になり易い。また、排水口の周囲がすり鉢状に凹んでいる場合に、ノズルの先端の薬液吐出孔が排水口の上方に位置して排水口内に入り込まず、そのためにカランから水が供給されても薬液吐出孔が十分な水で洗われず、吐出不良が生じる場合がある。
そこで、本発明は、手洗い部の排水口の穴径が大きい場合、あるいは排水口周りが大きく凹んでいる場合でも、安定して排水口上に載置することができ、かつ排水口上に載置してもロータンク内に流下する水の流れを妨げず、さらに薬液吐出孔をできる限り排水口の内部又は排水口に近接して位置させることのできる薬液吐出容器を提供することを目的とする。
本発明者は、薬液を収容する薬液タンク、薬液タンクの下方に設けられた薬液吐出ノズル及び薬液吐出ノズルの周囲に設けられた複数の足からなる薬液吐出容器において、該薬液吐出容器を手洗い部の排水口上に架設することを可能とする特定の支持部材を設けると、排水口の穴径が大きいために、薬液吐出容器を足で手洗い部に安定に載置することができない場合でも、支持部材によって安定に載置することが可能となること、その場合、排水口を通ってロータンク内に流下する水の流れが滞らないようにできること、また、薬液吐出孔となる薬液吐出ノズルの先端開口部を排水口内又は排水口に近接して位置させることが可能となることを見出した。
即ち、本発明は、薬液を収容する薬液タンク、薬液タンクの下方に設けられた薬液吐出ノズル及び薬液吐出ノズルの周囲に設けられた複数の足を有し、水洗トイレのロータンクの手洗い部に載置され、薬液吐出ノズルの先端開口部が手洗い部に供給された水で洗われ、薬液が吐出する薬液吐出容器であって、
該薬液吐出容器を手洗い部の排水口上に架設することのできる支持部材を有し、
支持部材は、該支持部材を用いて薬液吐出容器を排水口上に架設するときの該支持部材と手洗い部表面との接点が、足の下端部よりも上方に位置するように形成されている薬液吐出容器を提供する。
また、本発明は、上述の薬液吐出容器の薬液タンクにトイレ洗浄液が充填されてなるトイレ洗浄用品を提供する。
本発明の薬液吐出容器は、薬液タンクの下方に設けられた薬液吐出ノズルの周囲に複数の足を有するので、ロータンクの手洗い部の排水口の穴径が足の配置に対して十分に小さい場合には、排水口に薬液吐出ノズルを挿入するようにして足を手洗い部に接地させ、薬液吐出容器を安定的に載置することができる。
一方、排水口の穴径が足の配置に対して大きく、排水口に複数の足の下端部が同時に入り込み、薬液吐出容器を排水口上に安定的に載置することができない場合には、支持部材によって薬液吐出容器を排水口上に安定的に載置することができる。この支持部材は、薬液吐出容器を排水口上に架設するものであり、薬液吐出容器の底部と排水口との間には間隙があく。したがって、カランから供給され、排水口を通ってロータンク内に流下する水の流れが滞ることはない。
また、この支持部材で薬液吐出容器が排水口上に載置される場合に、この支持部材の下端部は足の下端部よりも上方に位置するので、支持部材と排水口の周囲の手洗い部表面との接点は、足の下端部よりも上方になり、薬液吐出孔となる薬液吐出ノズルの先端開口部を排水口内又は排水口近傍に位置させることが可能となる。よって、カランから供給された水で薬液吐出孔を確実に洗い、その薬液が混入した水を直ちにロータンク内に流下させることが可能となる。また、これにより、薬液が混入した水が手洗い部に広がり、手洗い部が薬液の跡で汚れることを防止できる。
以下、図面を参照しつつ、本発明を詳細に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。
図1は、本発明の一態様の薬液吐出容器100Aに薬液Aを充填したトイレ洗浄用品200Aを正面から見た部分切り欠き断面図(a)、上面図(b)、及び底面側から見た斜視図(c)である。また、図2及び図3は、このトイレ洗浄用品200Aを水洗トイレのロータンクの手洗い部20に載置した使用状態の説明図である。
この薬液吐出容器100Aは、薬液タンク1と、薬液タンク1の底部開口部2に取り付けられたキャップ3を有し、キャップ3の底部に薬液吐出ノズル4が該キャップ3と一体に形成され、薬液吐出ノズル4の先端に薬液吐出孔となる開口部5が形成されている。
薬液タンク1には、トイレ用芳香剤、洗浄剤、殺菌剤等の薬液Aが充填されている。薬液Aの成分、粘度、比重等について特に制限はない。例えば、粘度1〜3000mPa・s(20℃、B型粘度計、60rpm)、比重1〜1.5の洗浄剤を使用することができる。
薬液タンク1は、そこに充填された薬液Aの色又は量が変化していく様子を薬液タンク1外から観察できるように、透明又は半透明材料で形成することが好ましい。
薬液吐出ノズル4の先端開口部5の口径は、薬液Aの粘度、比重等に応じて定めることが好ましく、小さすぎると薬液Aが吐出されにくく、大きすぎるとカランからの給水が停止している間に薬液吐出ノズル4を通して薬液と空気の置換が連続的に起こり、トイレの使用の有無に関わらず薬液Aが無くなっていく。そこで、先端開口部5の口径は、例えば、粘度1〜3000mPa・s(20℃、B型粘度計、60rpm)、比重1〜1.5の薬液Aに対して、0.5〜10mmとする。また、薬液吐出ノズル4の長さL1は、短すぎると、手洗い部20の形状等により、先端開口部5が水で洗われにくくなり、ロータンク内に薬液Aの所定量を確実に吐出することが難しくなる場合があり、反対に、長すぎると、ロータンクの機種により手洗い部20の排水口21内にネットが張ってある場合に排水口21に薬液吐出ノズルを挿入することができないので、5〜20mmが好ましい。
キャップ3の底部には、薬液吐出ノズル4の周囲に足6が設けられ、さらに、薬液吐出ノズル4を中心として放射状に8枚の水誘導板7が起立し、さらに、薬液吐出ノズル4の周壁には、4枚の水量調整板8が該薬液吐出ノズル4の長手方向に沿って伸び、その先端が薬液吐出ノズル4の先端開口部5よりも突出している。これら足6、水誘導板7及び水量調整板8はキャップ3と一体に形成されている。なお、符号18は、キャップ3の壁面に形成された窓である。
キャップ3の底部に足6を設けることにより、図2に示すように、ロータンクの手洗い部20の排水口21上にトイレ洗浄用品200Aを足で立させた場合に、キャップ3の底部と排水口21との間に間隙をあけ、ロータンク内に流れ込む水の流れが滞らないようにすることができる。
水誘導板7や水量調整板8は、本発明において必要に応じて設けられるが、水誘導板7を、薬液吐出ノズル4を中心として放射状に設けると、ロータンクの手洗い部20の形状、手洗水の水量、水圧、手洗い部20における薬液吐出容器100Aの載置位置等によらず、カランから供給された水が、水誘導板7に沿って薬液吐出ノズル4の方に流れ、次いで、薬液吐出ノズル4に沿ってロータンク内に流下するので好ましい。また、水量調整板8を、薬液吐出ノズル4の先端開口部5よりも突出させて設けることにより、薬液吐出ノズル4の先端開口部5にカランからの水Wが過剰に当たり続けることによる薬液Aの過剰吐出を防止できるので好ましい。
なお、水誘導板7や水量調整板8の態様は、上述の例に限らない。例えば、水誘導板7は、薬液吐出ノズル4を中心として放射状に起立したものである限り、その形状は平板でも曲板でもよい。水誘導板7の数は、8枚に限らず複数枚とすることができる。
この薬液吐出容器100Aにおいては、上述の水誘導板7のうち対向する2組(合計4枚)について、それを構成する板状部材を外側に該容器100Aの底部の周縁部にまで延設した支持部材10が設けられていることを特徴としている。ここで、支持部材10と足6とは連続的に形成された板状材料かなり、また、支持部材10の縁辺10bはなだらかな曲線を呈している。この支持部材10により、図3に示すように、手洗い部20の排水口21の穴径が大きい場合でも、薬液吐出容器100Aを安定的に排水口21上に架設することが可能となる。なお、板状部材からなる支持部材10の枚数は、薬液吐出容器100Aを排水口21上に安定的に架設することができる限り4枚に限られず、複数枚とすることができる。
薬液タンク1上には、着脱自在に天板9が設けられている。この天板9は、本発明において、カランの水が薬液吐出容器100Aの真上から供給される場合に、水Wが薬液タンク1に直接的に当たることを防止し、それにより、薬液タンク1からの薬液Aの吐出量を、水温あるいは気温の変動によらず、安定化させるため、必要に応じて設けられる。また、カランから供給された水は天板9に沿って放射状に流れ、美しい水のベールの外観を呈するので、トイレ洗浄用品200Aの使用感を向上させる点からも好ましい。
このトイレ洗浄用品200Aの使用方法としては、まず、薬液Aが薬液タンク1に収容されている状態において、トイレ洗浄用品200Aを水洗トイレの手洗い付きロータンクの手洗い部20の排水口21上に、該排水口21に薬液吐出ノズル4を挿入するようにして載置する。ここで、排水口21の穴径が足6の配置に対して十分に小さい場合(例えば、穴径R1 =13〜29mm)には、図2に示すように、排水口21の周囲の手洗い部表面に足6が接地し、排水口21上でトイレ洗浄用品200Aが安定に載置されることとなる。一方、排水口21の穴径が足6の配置に対して大きく、排水口21に複数の足6の下端部が同時に入り込む場合(例えば、穴径R2 =30〜50mm)には、図3に示すように、トイレ洗浄用品200Aは、支持部材10で排水口21上に架設されることにより、排水口21上に安定に載置されることとなる。いずれの場合も、キャップ3の底部と排水口21との間には十分な間隙があり、カランから供給され、排水口21を通ってロータンクに流入する水の流れが滞ることはない。
上述のように手洗い部20の排水口21上に載置された状態において、薬液吐出ノズル4の先端開口部5には、表面張力と薬液タンク1内の弱い負圧により薬液Aが保持されている。
水洗トイレの水がフラッシュされ、カランから水が供給されると、水Wは、まず、天板9に沿って放射状に流れ、次いで薬液タンク1の側面に沿って手洗い部20に流れ込む。手洗い部20に流れ込んだ水Wは、水誘導板7に沿って薬液吐出ノズル4の方に流れ、薬液Aが保持されている先端開口部5を洗う。
ここで、図2のように載置した場合、薬液吐出ノズル4の先端開口部5は、排水口21の上方に浮んでおらず、排水口21内に位置する。また、図3のように載置した場合、支持部材10と、排水口21の周囲の手洗い部表面との接点10aは、足6の下端部6aよりも上方に位置するので、この場合も薬液吐出ノズル4の先端開口部5は排水口21内に位置する。よって、いずれの場合も、先端開口部5が適量の水で洗われ、薬液Aが吐出されることとなる。これに対し、図3に破線で示すように、支持部材10と、排水口21の周囲の手洗い部表面との接点10aaが、足6の下端部6a以下となると、薬液吐出ノズル4の先端開口部5の位置が相対的に排水口21の上方にずれる。したがって、先端開口部5を洗う水量が減り、所定量の薬液Aを吐出させることが困難となる。
こうして、先端開口部5に保持されていた薬液Aが水Wでさらわれると、先端開口部5に付着している水、薬液の希釈液又は空気が直ちに薬液タンク1内に入り、薬液吐出ノズル4の先端開口部5には再度薬液A又はその希釈液が保持される。
カランからの給水が止まると薬液吐出ノズル4の先端開口部5に保持されている薬液Aをさらう水の流れがなくなり、この流れによるロータンク内への薬液Aの吐出も止まる。その後、水温と気温の関係で薬液タンク1のヘッドスペースが膨張した場合には、随時、薬液Aがロータンク内に吐出される。
以降、カランからの給水によりこの作用が繰り返され、薬液Aがロータンク内に混入する。
なお、ロータンクの排水口21上にカランが設けられ、薬液タンク1の上方から水が供給される場合について、説明したが、ロータンクの排水口21上にはカランがなく、したがって、ロータンクの排水口21上にトイレ洗浄用品200Aを載置した場合に、薬液タンク1の側方のカランから水が供給される場合でも、このトイレ洗浄用品200Aは同様に使用することができる。
本発明の薬液吐出容器において、支持部材は種々の態様をとることができる。例えば、図4の薬液吐出容器100Bも、その底部において薬液吐出ノズル4の周囲に8枚の水誘導板7を放射状に起立させているが、図1の薬液吐出容器100Aのように水誘導板7を延設した支持部材10に代えて、2枚の薄板状部材を支持部材11として使用するものである。この薄板状部材からなる支持部材11は、図4(b)、(c)に示すように、薬液吐出ノズル4を挟んで対向する位置に着脱自在に取り付けられる。
支持部材11としては、厚さ0.3〜2mm程度のポリプロピレン等のプラスチック板を使用することができ、このようなプラスチック板は、例えば、薬液吐出容器100Bの外装材をなすプラスチック板の一部を切り取ることにより得ることができる。また、その先端部を水誘導板7の基部に押し込むことによって固定できるように、水誘導板7の基部には、溝を形成しておくことが好ましい。
図4の薬液吐出容器100Bは、支持部材11以外は図1の薬液吐出容器100Aと同様に構成されている。したがって、この薬液吐出容器100Bに薬液を充填したトイレ洗浄用品200Bの使用時において、排水口21の穴径が足6の配置に対して十分に小さい場合には、図5に示すように、排水口21の周囲の手洗い部表面に足6を接地させてトイレ洗浄用品200Bを載置する。一方、排水口21の穴径が足6の配置に対して大きく、排水口21に複数の足6の下端部が同時に入り込む場合には、薄板状部材からなる支持部材11を薬液吐出容器100Bの底部に取り付け、図6に示すように、支持部材11でトイレ洗浄用品200Bを排水口21上に架設する。このように薄板状部材からなる支持部材11を用いた場合、支持部材11と、排水口21の周囲の手洗い部表面との接点11aは、足6の下端部6aよりも上方に位置するので、この場合も薬液吐出ノズル4の先端開口部5は排水口21内に位置する。よって、先端開口部5が適量の水で洗われ、薬液Aが吐出されることとなる。
図7は、さらに異なる支持部材12を有する薬液吐出容器100Cの側面図及び底面側から見た斜視図である。この薬液吐出容器100Cの支持部材12は、薬液吐出容器100Cの底部に引き出し可能に組み込まれたスライドリングからなっている。このスライドリングからなる支持部材12は、図7(a)、(b)に示すように、その大部分を薬液吐出容器100Cの底部内に収容することができ、必要に応じて同図(c)に示すように、引き出すことができる。
したがって、この薬液吐出容器100Cに薬液を充填したトイレ洗浄用品200Cの使用時において、排水口21の穴径が足6の配置に対して十分に小さい場合には、図8に示すように、スライドリングからなる支持部材12を薬液吐出容器100Cの底部に収容した状態で、排水口21の周囲の手洗い部表面に足6を接地させてトイレ洗浄用品200Bを載置する。一方、排水口21の穴径が足6の配置に対して大きく、排水口21に複数の足6の下端部が同時に入り込む場合には、支持部材12を薬液吐出容器100Cの底部から引き出し、図9に示すように、支持部材12でトイレ洗浄用品200Bを排水口21上に架設する。この場合も、支持部材12と、排水口21の周囲の手洗い部表面との接点12aは、足6の下端部6aよりも上方に位置するので、薬液吐出ノズル4の先端開口部5は排水口21内に位置する。よって、先端開口部5が適量の水で洗われ、薬液Aが吐出されることとなる。
図10は、薬液吐出容器100Dの底部の一部をヒンジ状に開閉自在に形成し、その開閉部分を支持部材13としたものである。このヒンジ状の支持部材13は、図10(b)に示すように閉じ、該支持部材13とキャップ3とを係合(図示せず)することにより、閉じた状態におくことができるが、その係合を外すことにより、同図(c)に示すように、開いた状態となる。
したがって、この薬液吐出容器100Dに薬液を充填したトイレ洗浄用品200Dの使用時において、排水口21の穴径が足6の配置に対して十分に小さい場合には、図11に示すように、ヒンジ状の支持部材13を閉じた状態で、排水口21の周囲の手洗い部表面に足6を接地させてトイレ洗浄用品200Dを載置する。一方、排水口21の穴径が足6の配置に対して大きく、排水口21に複数の足6の下端部が同時に入り込む場合には、図12に示すように薬液吐出容器100Dの底部から支持部材13を開き、支持部材13でトイレ洗浄用品200Dを排水口21上に架設する。この場合も、支持部材13と、排水口21の周囲の手洗い部表面との接点13aは、足6の下端部6aよりも上方に位置するので、薬液吐出ノズル4の先端開口部5は排水口21内に位置する。よって、先端開口部5が適量の水で洗われ、薬液Aが吐出されることとなる。
図13は、支持部材14として、薬液吐出容器100Eのキャップ3の周面に4本の屈曲した棒状部材を伸ばしたものである。この棒状の支持部材14は、その下端部14aが、足6の下端部6aよりも上方に位置するように形成されている。
したがって、この薬液吐出容器100Eに薬液を充填したトイレ洗浄用品200Eは、その使用時において、排水口21の穴径が足6の配置に対して十分に小さい場合には、図14に示すように、排水口21の周囲の手洗い部表面に足6が接地することによりトイレ洗浄用品200Eに載置される。一方、排水口21の穴径が足6の配置に対して大きく、排水口21に複数の足6の下端部が同時に入り込む場合には、図15に示すように支持部材14で排水口21上に架設される。この場合も、支持部材14と、排水口21の周囲手洗い部表面との接点14aは、足6の下端部6aよりも上方に位置するので、薬液吐出ノズル4の先端開口部5は排水口21内に位置する。よって、先端開口部5が適量の水で洗われ、薬液Aが吐出されることとなる。
この他、本発明は種々の態様をとることができる。例えば、図13の薬液吐出容器100Eにおいて、支持部材14は、キャップ3から伸ばすことに代えて、薬液タンク1の外壁から伸ばしても良い。また、その本数も4本に限らず複数本とすることができる。
薬液タンク1や薬液吐出ノズル4等の個々の構成部品は、図示した態様に限らず、種々の形状をとることができる。
本発明の薬液吐出容器は、水洗トイレの手洗い付きロータンクである限り、手洗い部におけるカランや吸水口の位置、排水口の穴径の大小等に関わらず、使用することができる。
トイレ洗浄用品200Aを正面から見た部分切り欠き断面図(a)、上面図(b)、及び底面側から見た斜視図(c)である。 トイレ洗浄用品200Aの使用状態の説明図である。 トイレ洗浄用品200Aの使用状態の説明図である。 薬液吐出容器100Bの側面図(a)及び底面側から見た斜視図(b)、(c)である。 トイレ洗浄用品200Bの使用状態の説明図である。 トイレ洗浄用品200Bの使用状態の説明図である。 薬液吐出容器100Cの側面図(a)及び底面側から見た斜視図(b)、(c)である。 トイレ洗浄用品200Cの使用状態の説明図である。 トイレ洗浄用品200Cの使用状態の説明図である。 薬液吐出容器100Dの側面図(a)及び底面側から見た斜視図(b)、(c)である。 トイレ洗浄用品200Dの使用状態の説明図である。 トイレ洗浄用品200Dの使用状態の説明図である。 薬液吐出容器100Eの側面図(a)及び底面側から見た斜視図(b)である。 トイレ洗浄用品200Eの使用状態の説明図である。 トイレ洗浄用品200Eの使用状態の説明図である。
符号の説明
1 薬液タンク
4 薬液吐出ノズル
5 先端開口部(薬液吐出孔)
6 足
6a 足の下端部
7 水誘導板
8 水量調整板
10、11、12、13、14 支持部材
10a、11a、12a 支持部材と、排水口の周囲の手洗い部表面との接点
10aa 仮想の支持部材と、排水口の周囲の手洗い部表面との接点
10b 支持部材の縁辺
20 手洗い部
21 排水口
100A、100B、100C、100D、100E 薬液吐出容器
200A、200B、200C、200D、200E トイレ洗浄用品
A 薬液
L1 薬液吐出ノズルの長さ
R1、R2 排水口の穴径

Claims (8)

  1. 薬液を収容する薬液タンク、薬液タンクの下方に設けられた薬液吐出ノズル及び薬液吐出ノズルの周囲に設けられた複数の足を有し、水洗トイレのロータンクの手洗い部に載置され、薬液吐出ノズルの先端開口部が手洗い部に供給された水で洗われ、薬液が吐出する薬液吐出容器であって、
    該薬液吐出容器を手洗い部の排水口上に架設することのできる支持部材を有し、
    支持部材は、該支持部材を用いて薬液吐出容器を排水口上に架設するときの該支持部材の下端部が、足の下端部よりも上方に位置するように形成されている薬液吐出容器。
  2. 前記支持部材と前記足とが連続的に形成された板状部材からなる請求項1記載の薬液吐出容器。
  3. 薬液吐出容器の底部において薬液吐出ノズルの周囲に放射状に水誘導板が起立し、支持部材が、水誘導板を外側に延設した板状部材からなる請求項1記載の薬液吐出容器。
  4. 支持部材が、薬液吐出容器の底部に着脱自在に取り付けられる薄板状部材からなる請求項1記載の薬液吐出容器。
  5. 支持部材が、薬液吐出容器の底部に引き出し可能に組み込まれているスライドリングからなる請求項1記載の薬液吐出容器。
  6. 支持部材が、薬液吐出容器の底部の一部を開閉可能に形成したヒンジ状部材からなる請求項1記載の薬液吐出容器。
  7. 支持部材が、薬液吐出容器の周面から伸びた複数の棒状部材からなり、該棒状部材の下端部が、足の下端部よりも上方に位置する請求項1記載の薬液吐出容器。
  8. 請求項1〜7のいずれかの薬液吐出容器の薬液タンクにトイレ洗浄液が充填されてなるトイレ洗浄用品。
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