JP4815253B2 - 液剤射出器具 - Google Patents

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Description

本発明は、水洗トイレの便器に液剤を射出するのに用いられる液剤射出器具に関する。
水洗トイレの便器に付設された水洗用のタンクには、タンクに補充する洗浄水を利用する手洗い部が設けられたものがある。このようなタイプのタンクでは、液状、固形状又はジェル状の洗浄用の薬剤を容器に入れたオンタンク式トイレ用クリーナーを手洗い部の排出孔、つまり、タンクへの流入孔の部分に設置することにより、タンクに流入する洗浄水を薬剤に接触させて洗浄水に薬剤を溶出させ、それによってタンク内の洗浄水に予め薬剤を混合しておくことができる。
また、手洗い部が設けられていない水洗用のタンクの場合は、薬剤を水溶性の高分子化合物などで固めて錠剤化したものを、タンク内に沈めて洗浄水に薬剤を徐々に溶出させる方法の他に、タンク内に吊り下げることで、液面の上下動により一定の薬剤を吐出させる方法が知られている。これはインタンク式トイレ用クリーナーと呼ばれている。インタンク式トイレ用クリーナーは、定量性が不規則であることや、配管が詰まるなどの問題が指摘されている。
ところが、昨今、便器メーカーが販売する水洗トイレの便器として、水洗用のタンクが付設されていないものが増加している。このようなタイプのタンクでは、基本的に、上記のようにして洗浄水に予め薬剤を混合しておくことができない。
また、局部洗浄機能付便座の中にはタンクの水を利用しているものがある。このようなタイプの便器を備え付けている場合は、タンク内の水が、直接肌に触れることを考えると、タンク内の洗浄水にトイレ用クリーナー用の薬剤を添加することは、両方の用途を考慮した上で開発された場合を除き、使用することは好ましくない。
従って、これらのタイプのタンクでは、オンタンク式トイレ用クリーナーやインタンク式トイレ用クリーナーを使用することはできない。
一方、欧米、欧州などにおいては、便器の開口縁に取り付けるタイプのトイレ用クリーナーが市販されている。このタイプのトイレ用クリーナーは、便器内におけるフラッシュ時に洗浄水が流れる位置に設けられ、洗浄水を液状、固形状又はジェル状の洗浄用の薬剤に接触させて洗浄水に薬剤を溶出させるものである。但し、このタイプのトイレ用クリーナーでは、薬剤が水の流れに沿って溶出するだけなので、トイレ用クリーナーから水の通り道に当たる部分と水封部内とにしか薬剤が行き渡らない。
また、特許文献1には、便器の縁から吊り下げるための懸吊手段を備えているホルダーと、活性物質用の容器であって、ホルダーに取り外し可能に接続されるものと、便器の縁から吊り下げられたときに、水洗しつつある水の流路内に位置させられるべく、ホルダー内に配置されている多孔性素材であって、活性物質と連通しているものとを具備した洗浄・フレッシュニング装置であって、ホルダーが容器の放出開口への接続用の接続ニップルを備えており、もって、便器の縁から吊り下げられると、放出開口が下方に向けられ、且つ、ホルダーが広げられた懸吊手段の幅から便器のシェルの厚さを引いたものに実質的に相当する長さを有する突出部を備えたものが開示されている。
特許文献2には、活性物質のための槽と、複数のトイレケア作用を有する装置を便器のリムから懸垂する懸垂手段とを備え、それによって、各水洗洗浄動作によって、活性物質を便器内の水洗洗浄水に分配する、複数のトイレケア作用を有する装置であって、槽に、かかる活性物質のための少なくとも2つのコンパートメントが設けられたものが開示されている。
特許文献3には、便器ケア作用を有している装置であって、活性液体用の少なくとも1つの区画室を有しているリザーバと、液体収集エレメントと、締着手段とが設けられており、液体収集エレメントは、使用中、少なくとも1つの区画室の内容物との恒常的な連通状態になり、締着手段は、装置の作動状態において液体収集エレメントが便器洗浄水の路内に位置させられるような態様で、装置を便器に締着するためのものであり、液体収集エレメントは、プレートから成っており、このプレートは、洗浄水流に面する面上に液体収集手段を設けられていると同時に、プレートの洗浄水流から離れる方向に面する面も、液体収集手段であって、プレートに設けられている毛管チャンネルを介しての洗浄水流に面する面の液体収集手段との連通状態にあるものが設けられたものが開示されている。
特許文献4には、液状の薬剤を貯留するとともに当該薬剤を導出する導出孔を有する薬剤貯留部と、前記導出孔を開閉する開閉手段と、フラッシュによる水を導入し一定量の水を保持することができるとともに排出する排出口を有する貯水部と、前記排出口から排出されたものを拡散させながら供給する供給部とを備えるとともに、水洗トイレのリム部に配置される水洗トイレ用薬剤供給具であって、前記開閉手段が、貯水部に所定量以上の水を保持したときに導出孔を開き、貯水部の水と薬剤とを混合させるものが開示されている。
特開2000−314169号公報 特表2004−520499号公報 特表2005−515323号公報 特開2005−290867号公報
本出願の目的は、フラッシュ時に液剤を射出させることができる液剤射出器具を提供することである。
本発明は、水洗トイレの便器に液剤を射出するのに用いられる液剤射出器具であって、
液剤が貯められる液剤貯槽と、
射出分の所定量の液剤が貯められる射出液槽と、
上記射出液槽を、上記液剤貯槽から該射出液槽への液剤の注入が可能となる、該液剤貯槽と該射出液槽との連通構造が構成される注入位置と、該射出液槽から外部への液剤の射出が可能となる、該射出液槽と外部との連通構造が構成される射出位置と、の間を可動に案内する案内手段と、
上記射出液槽が空状態であるときに、該射出液槽を注入位置に位置付けるように付勢する付勢手段と、
フラッシュ時の水流を動力源として上記付勢手段に抗して上記射出液槽を射出位置に位置付ける動力を該射出液槽に付与する液槽動力付与手段と、
上記射出液槽が射出位置に位置付けられたときに、該射出液槽内の液剤を加圧して外部に射出させる液加圧手段と、
を備える。
本発明によれば、注入位置において射出液槽に液剤貯槽から射出分の所定量の液剤が注入され、そして、フラッシュ時には、液槽動力付与手段により射出液槽が射出位置に位置付けられると共に、液加圧手段により射出液槽内の液剤が加圧され、それによって液剤を外部に射出させることができる。
以下、実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本実施形態の液剤射出器具10を水洗トイレの洋式の便器30に取り付けた状態を示す。
この液剤射出器具10は、便器30の側方後部の開口縁に取り付けて用いられるユニット状のものであり、便器30内縁に設けられる器具本体11とその器具本体11を便器30に取り付けるための取付部12とで構成されている。
図2及び3は、器具本体11を示す。
器具本体11は、液剤貯槽13と筒状案内部材14とを有し、それらによって外形が形成されている。
液剤貯槽13は、例えば、樹脂等により横長の直方体形状に形成されており、液状の薬剤20が貯蔵される。好ましくは、液剤貯槽13の容量は50〜200mlである。液剤貯槽13の上面には、リフィル用投入口13aが形成されていると共に、そのリフィル用投入口13aは、着脱可能なキャップ13bで封じられている。液剤貯槽13の一方の端面の下部には、液供給孔13cが形成されている。なお、キャップ13bは、液剤貯槽13の液剤20を液供給孔13cから後述の射出液槽15に送り出すために、構造上、空気流通性を有するものであってもよい。
筒状案内部材14は、例えば、樹脂等により縦長の断面方形の筒形状であって、一端が封じられて他端が開口した形状に形成されており、下向きに開口すると共に上下方向に延びるように液剤貯槽13の液供給孔13cが形成された側の一端面に一体に設けられている。筒状案内部材14の上面には、液剤貯槽13に接触する辺に沿ってスリット状開口14aが形成されている。筒状案内部材14の開口端には、内側に突出したストッパー(図示せず)が設けられている。筒状案内部材14の下部には、液剤貯槽13と反対側に突出した筒状の射出部14bが設けられており、筒状案内部材14の内側には、その射出部14bに通じる射出孔14cが形成されている。また、筒状案内部材14の内側には、液剤貯槽13の液供給孔13cが露出するように開口が形成されている。そして、筒状案内部材14の内部には、上下方向に摺動可能であると共に内嵌め状に射出液槽15が設けられている。この筒状案内部材14が射出液槽15を長さ方向、つまり、上下方向に案内する案内手段を構成している。
射出液槽15は、例えば、樹脂等により筒状案内部材14に嵌入可能な立方体形状に形成されており、上方に開口した液槽本体15aとそれに内嵌め状に設けられた蓋部材15bとを有する。射出液槽15の容量は、好ましくは0.5〜5mlである。
液槽本体15aの開口端には、内側に突出した蓋ストッパー(図示せず)が設けられている。液槽本体15aの液剤貯槽13側の側面上部には、注入孔15cが形成されている一方、その対向側の側面下部には、注出孔15dが形成されている。液槽本体15aの液剤貯槽13側の側面には、その側面に連続して上方に延びるように形成された仕切板16が設けられている。液槽本体15aの底面の略中央には、線材挿通孔15eが形成されている。
液槽本体15aの注入孔15cは、射出液槽15が実質的に空であるか、設計の上で特定の充填量以下になった状態のときに、液剤貯槽13の液供給孔13cと重なって、液剤貯槽13と射出液槽15との連通構造が構成される位置に形成されており、また、注出孔15dは、射出液槽15が筒状案内部材14の下端のストッパーに係合したときに、筒状案内部材14の射出孔14cと重なって、射出液槽15と外部との連通構造が構成される位置に形成されている。
筒状案内部材14の上面内側の略中央には、バネ部材17の一端が結合しており、液槽本体15aに内嵌め状に設けられた蓋部材15bの上面の略中央には、そのバネ部材17の他端が結合しており、蓋部材15bが筒状案内部材14の上面から吊り下げられた状態に設けられている。なお、バネ部材17は、例えば、金属製のコイルバネ或いはゴムなどの伸縮性のある弾性体で構成されている。
筒状案内部材14の開口を通って延びるように線材19が設けられており、その線材19の筒状案内部材14から外側に延びた一端には、錘部材18が結合している。蓋部材15bの下面の略中央には、その線材19の筒状案内部材14の内側に延びて液槽本体15aの線材挿通孔15eに挿通された他端が結合している。線材19には、蓋部材15bが液槽本体15aの蓋ストッパーに係合するように位置付けられたときに、液槽本体15aの底面から線材挿通孔15eを封じるようにゴム製のシール部材19aが外嵌め状に設けられている。なお、錘部材18は、例えば、ステンレスのような高耐食金属製の塊状体や陶器等で構成されている。線材19は、例えば、ステンレス線のような高耐食金属線、ナイロン繊維やアラミド繊維のようなポリマー繊維等で構成されている。
取付部12は、各々、器具本体11から側方に延びるように設けられた一対の取付部材で構成されている。各取付部材は、便器30の開口縁に係合可能なように下向きに開口したU字状に形成されている。
次に、この液剤射出器具10による液剤射出動作について図1〜8を用いて説明する。
この液剤射出器具10は、図1に示すように、取付部12が便器30の開口縁に係合されて、器具本体11が便器30内縁に沿うように、従って、筒状案内部材14の射出部14bが便器30開口の接線方向を向くように位置付けられ、また、筒状案内部材14から便器30の水封部31に向かって線材19が延びて錘部材18が水中に浸かった状態となるように設置される。
この設置状態では、図2に示すように、液剤貯槽13に液剤20が未充填の場合には射出液槽15も空状態であり、その場合、射出液槽15は、蓋部材15bが液槽本体15aの蓋ストッパーに係合して内部容積を形成し、筒状案内部材14内において、バネ部材17により上から吊られた状態に位置付けられる。このバネ部材17が射出液槽15を上向きに付勢する付勢手段を構成している。このとき、液剤貯槽13の液供給孔13cと液槽本体15aの注入孔15cとが重なることにより、液剤貯槽13と射出液槽15との連通構造が構成される。また、仕切板16がスリット状開口14aから上方に突出した状態となる。
液剤貯槽13のキャップ13bが外されてリフィル用投入口13aから、例えば、洗浄剤、消毒剤、芳香剤等、或いは、これらの混合物の液剤20が液剤貯槽13に充填されて貯められると、液剤貯槽13と射出液槽15との連通構造により、液剤貯槽13から射出液槽15に液剤20が注入される(以下、液剤貯槽13との連通構造が構成される射出液槽15のこの位置を「注入位置P1」という。)。このとき、液槽本体15aは、注出孔15dが筒状案内部材14の内壁によって封じられ、また、線材挿通孔15eがシール部材19aによって封じられる。
射出液槽15に射出分の所定量の液剤20が注入されて貯められると、図4に示すように、液剤20が入った射出液槽15は、その自重により射出液槽15がバネ部材17に抗して下方に移動して停止する(以下、射出液槽15のこの位置を「待機位置P2」という。)。自重により射出液槽15がバネ部材17に抗して下方に下がるこの機構が、液剤貯槽13から射出液槽15に所定量の液剤20が注入されたときに、液剤貯槽13と射出液槽15との連通構造を遮断する連通遮断手段を構成している。このとき、液剤貯槽13は、液供給孔13cが射出液槽15の側面乃至仕切板16によって封じられ、それによって液剤貯槽13と射出液槽15との連通構造が遮断される。この射出液槽15の側面乃至仕切板16が、液剤貯槽15が注入位置P1以外に位置しているときに、液供給孔13cからの液剤20の漏出を阻止する漏出阻止手段を構成している。液槽本体15aは、注入孔15c及び注出孔15dが筒状案内部材14の内壁によって封じられ、また、線材挿通孔15eがシール部材19aによって封じられる。
そして、フラッシュすると、水流が動力源となって、水封部31に設けられた錘部材18が水流に沿った推進力を受けて流されて移動し、それに伴って線材19を介して蓋部材15bが下方に引っ張り力を受けるが、射出液槽15が密封されているので、図5に示すように、内部の液剤20が加圧された状態でバネ部材17に抗して射出液槽15が筒状案内部材14の下端のストッパーに係合するまで下方に移動する。これらの錘部材18及び線材19が、フラッシュ時の水流を動力源としてバネ部材17に抗して射出液槽15を射出位置P3に位置付ける動力を射出液槽15に付与する液槽動力付与手段を構成している。このとき、液槽本体15aの注出孔15dと筒状案内部材14の射出孔14cとが重なることにより、射出液槽15と外部の連通構造が構成される。液剤貯槽13は、液供給孔13cが仕切板16によって封じられる。この仕切板16が、液剤貯槽15が注入位置P1以外に位置しているときに、液供給孔13cからの液剤20の漏出を阻止する漏出阻止手段を構成している。液槽本体15aは、注入孔15cが筒状案内部材14の内壁によって封じられ、また、線材挿通孔15eがシール部材19aによって封じられる。
射出液槽15がストッパーに係合する位置に位置付けられるのに続いて、さらに錘部材18が流されて移動すると、図6に示すように、液槽本体15aが固定された状態で蓋部材15bが液槽本体15aの底面に向かって移動し、それによって液槽本体15a内の液剤20が加圧されて筒状案内部材14の射出部14bを介して外部に液滴状に射出される(以下、射出液槽15と外部との連通構造が構成される射出液槽15のこの位置を「射出位置P3」という。)。この蓋部材15bが液槽本体15aの底面に向かって移動することにより液槽本体15a内の液剤20を加圧する機構が、射出液槽15が射出位置P3に位置付けられたときに、射出液槽15内の液剤20を加圧して外部に射出させる液加圧手段を構成している。このとき、液剤貯槽13は、液供給孔13cが仕切板16によって封じられる。液槽本体15aは、注入孔15cが筒状案内部材14の内壁によって封じられる。なお、液槽本体15aの線材挿通孔15eは封じられないが、孔径が小さく、しかも、未封時間が短時間であるので、そこからの漏れは無視できる。
液剤20が射出されてフラッシュの水流が弱くなると、バネ部材17の弾性復帰によって、蓋部材15bが引っ張られて上方に移動するのに続いて液槽本体15aの蓋ストッパに係合して内部容積を形成した後は、図7に示すように、液槽本体15aと共に実質的に空状態の射出液槽15を構成して上方に移動し、筒状案内部材14内の注入位置P1に位置付けられる。
以下、同様に、図8に示すように、射出液槽15が注入位置P1に位置付けられると、液剤貯槽13から射出液槽15に液剤20が注入され、射出分の所定量の液剤20が注入されると、射出液槽15が待機位置P2に位置付けられ、そして、フラッシュ時に、射出液槽15が射出位置P3に位置付けられて、射出液槽15から外部に射出液が射出される動作が繰り返される。なお、液剤貯槽13の液剤20が無くなったときには、リフィル用投入口13aから液剤20が補充される。
以上のような構成の液剤射出器具10によれば、注入位置P1において射出液槽15に液剤貯槽13から射出分の所定量の液剤20が注入され、そして、フラッシュ時には、射出液槽15が射出位置P3に位置付けられると共に、射出液槽15内の液剤20が加圧され、それによって液剤を外部に射出させることができる。
また、液剤射出器具10が便器30の側方後部の開口縁に取り付けられているので、使用時には便座に隠れて見栄えを損なうことがなく、しかも邪魔にならない。
また、液剤射出器具10の設置の仕方によって、例えば、便器30内における周方向であったり、斜め内向き方向であったり、液封部に向かう方向であったり等、種々の方向に液剤20を便器30全体に広がるように射出させることができる。
なお、上記実施形態では、蓋部材15bが液槽本体15aの底面に向かって移動する機構が液加圧手段を構成するものとしたが、特にこれに限定されるものではなく、容量可変の伸縮性容器の射出液槽15の伸縮機構が液加圧手段を構成するものであってもよい。
また、上記実施形態では、液剤貯槽13の液供給孔13cと射出液槽15の注入孔15cとが重なることにより液剤貯槽13と射出液槽15との連通構造が構成され、射出液槽15の注出孔15dと筒状案内部材14の射出孔14cとが重なることにより射出液槽15と外部との連通構造が構成されるものとしたが、特にこれに限定されるものではなく、注入位置P1において、液剤貯槽13と射出液槽15との連通構造を構成する注入弁、及び/又は、射出位置P3において、射出液槽15と外部との連通構造を構成する射出弁を有するものであってもよい。
上記実施形態では、液剤20が液滴状に射出される構成としたが、特にこれに限定されるものではなく、液剤20を霧状に噴霧射出する構成であってもよい。
本発明は、水洗トイレの便器に液剤を射出するのに用いられる液剤射出器具について有用である。
液剤射出器具の設置状態を示す斜視図である。 空状態の液剤射出器具を示す斜視図である。 液剤射出器具の分解斜視図である。 射出液槽が待機位置に位置付けられた状態の液剤射出器具を示す斜視図である。 射出液槽が射出位置に位置付けられた状態の液剤射出器具を示す斜視図である。 液剤を射出している状態の液剤射出器具を示す斜視図である。 空状態の射出液槽が注入位置に戻った状態の液剤射出器具を示す斜視図である。 注入位置において液剤貯槽から射出液槽に液剤が注入された状態の液剤射出器具を示す斜視図である。
符号の説明
10 液剤射出器具
13 液剤貯槽
13c 液供給孔
14 筒状案内部材(案内手段)
14c 射出孔
15 射出液槽
15a 液槽本体
15b 蓋部材
15c 注入孔
15d 注出孔
16 仕切板(漏出阻止手段)
17 バネ部材(付勢手段)
18 錘部材
19 線材
20 液剤
30 便器
31 水封部

Claims (11)

  1. 水洗トイレの便器に液剤を射出するのに用いられる液剤射出器具であって、
    液剤が貯められる液剤貯槽と、
    射出分の所定量の液剤が貯められる射出液槽と、
    上記射出液槽を、上記液剤貯槽から該射出液槽への液剤の注入が可能となる、該液剤貯槽と該射出液槽との連通構造が構成される注入位置と、該射出液槽から外部への液剤の射出が可能となる、該射出液槽と外部との連通構造が構成される射出位置と、の間を可動に案内する案内手段と、
    上記射出液槽が空状態であるときに、該射出液槽を注入位置に位置付けるように付勢する付勢手段と、
    フラッシュ時の水流を動力源として上記付勢手段に抗して上記射出液槽を射出位置に位置付ける動力を該射出液槽に付与する液槽動力付与手段と、
    上記射出液槽が射出位置に位置付けられたときに、該射出液槽内の液剤を加圧して外部に射出させる液加圧手段と、
    を備えた液剤射出器具。
  2. 上記液剤貯槽が注入位置以外に位置しているときに、上記液剤貯槽における該射出液槽との連通構造を構成する部分からの液剤の漏出を阻止する漏出阻止手段をさらに備えた請求項1に記載の液剤射出器具。
  3. 上記液剤貯槽から上記射出液槽に所定量の液剤が注入されたときに、該液剤貯槽と該射出液槽との連通構造を遮断する連通遮断手段をさらに備えた請求項1に記載の液剤射出器具。
  4. 上記案内手段によって上記射出液槽が案内される注入位置及び射出位置が上下位置関係にあり、
    上記連通遮断手段は、上記液剤貯槽から上記射出液槽に所定量の液剤が注入されたときに、その自重により該射出液槽が上記付勢手段に抗して下方に下がる機構により構成されている請求項3に記載の液剤射出器具。
  5. 上記液剤貯槽と上記射出液槽との連通構造は、該液剤貯槽に形成された液供給孔と該射出液槽に形成された注入孔とが重なることにより構成される請求項1に記載の液剤射出器具。
  6. 上記案内手段は筒状部材で構成されていると共に、上記射出液槽は該案内手段の筒状部材の内部に長さ方向に移動可能に設けられており、
    上記射出液槽と外部との連通構造は、該射出液槽に形成された注出孔と上記案内手段の筒状部材に形成された射出孔とが重なることにより構成される請求項1に記載の液剤射出器具。
  7. 上記液槽動力付与手段は、便器内の水封部に設けられてフラッシュ時に水流に沿った推進力を受ける錘部材と、該錘部材と上記射出液槽とを連結する線部材と、により構成されている請求項1に記載の液剤射出器具。
  8. 上記射出液槽は、上方に開口した液槽本体と、該液槽本体に内嵌め状に設けられた蓋部材と、を有しており、
    上記液加圧手段は、上記蓋部材を上記液槽本体の底に向かって移動させる機構により構成されている請求項1に記載の液剤射出器具。
  9. 上記蓋部材を上記液槽本体の底に向かって移動させる動力が上記液槽動力付与手段により付与されるように構成されている請求項8に記載の液剤射出器具。
  10. 上記液加圧手段は、フラッシュ時の水流を動力源とした動力により上記射出液槽内の液剤を加圧するように構成されている請求項1に記載の液剤射出器具。
  11. 便器の開口縁に取付可能なユニット状に構成されている請求項1に記載の液剤射出器具。
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