JP5894849B2 - 作業ロールシフト機能を具備した多段圧延機 - Google Patents

作業ロールシフト機能を具備した多段圧延機 Download PDF

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Description

本発明は、ステンレス鋼板や電磁鋼板等硬質材の圧延を行う小径作業ロール圧延機において、一端が先細り状に形成される作業ロールをその軸方向にシフトさせることにより、被圧延材のエッジドロップを制御する、又は、板形状を制御する作業ロールシフト機能を具備した多段圧延機に関する。
一般に、フラットな(一端が先細り状に形成されない)作業ロールで圧延すると、被圧延材の板幅方向の板厚み分布において、その板幅端部で作業ロールのヘルツ扁平のため、この板幅端部近傍の板厚みが、板中央部に比べて、極端に薄くなる。所謂、エッジドロップと呼ばれる現象が発生する。このエッジドロップ量が大きいと後工程のエッジトリミング量が増え、その分歩留まりが低下する。従って、このエッジドロップ量を少なくする技術が強く望まれていた。
また、圧延速度の加減速時には、速度−荷重の相関により板形状が変化することから、スムースな加速、減速が出来ず、生産効率が向上しないという問題もあった。このため、加速、減速時に板形状の変化を少なくすることができる技術もまた強く望まれていた。
特許第3640162号公報 特開昭59−61511号公報 特開2010−066255号公報
ところで、従来、小径作業ロール使用の6段圧延機や12段、20段クラスター型圧延機の作業ロールのスラストベアリングは、図20及び図21に示すように、設置スペースが限られているため、操作側、駆動側それぞれに、上作業ロール100aと下作業ロール100bの端面を縦長の1個のスラストベアリング101a,101bで支持する構造であった。スラストベアリング101a,101bは溝形断面のブラケット102a,102bに鉛直軸103a,103bを介して回転自在に支持されてなる。
尚、図示例では、被圧延材である金属帯板Wが20段クラスター型圧延機の上下一対の作業ロール100a,100bで圧延される例を示し、この上下一対の作業ロール100a,100bは、各々上下二対の第1中間ロール104a,104bに接触支持され、この上下二対の第1中間ロール104a,104bは、各々上下三対の第2中間ロール105a,105bに接触支持され、この各々上下三対の第2中間ロール105a,105bは、分割ベアリング106a,106b、軸107a,107b及びサドル108a,108bからなる上下4対の分割ベアリング軸に接触支持されている。
そこで、前述したエッジドロップを低減するため、先細り状のロール肩付き作業ロール(特許文献1や特許文献2等で既に知られている)のロール肩位置を板幅端内側近傍にシフトさせるシフト機能を適用しようとして、上下別々のスラストベアリングを設けようとした場合、小径作業ロールであることと、クラスターロール構造のため、設置スペースが無いことから、必要なベアリング容量のスラストベアリングを配置することが出来ないという問題点があった。即ち、スラストベアリングを効果的に組み込んで小径作業ロールのシフト機能を達成することができないのである。
さらに、小径作業ロール使用の6段圧延機や12段、20段クラスター型圧延機にあっては、通常用いられる直動シリンダーでは、設置スペースが無く、作業ロールを軸方向にシフトさせる機構を導入することは困難であり、また、帯板が圧延中に蛇行した場合、正しい板幅端位置が分からなければ、作業ロールの先細り状のロール肩位置を正確に板幅端内側近傍又は板幅端外側近傍に合わせることが出来ないという問題点もあった。
そこで、本発明の目的は、スラストベアリングを効果的に組み込んで小径作業ロールのシフト機能を簡易な機構で達成することができる作業ロールシフト機能を具備した多段圧延機を提供することにある。
上記の課題を解決するための本発明に係る作業ロールシフト機能を具備した多段圧延機は、
金属帯板を圧延する上下一対の作業ロールとその作業ロールを支持する上下単数対又は複数対の支持ロールから成る圧延機において、
前記上下一対の作業ロールはその上下点対称位置に先細り部が設けられると共に、
前記各作業ロールの端面を操作側、駆動側伴に上下2ヶのスラストベアリングで支持し、
前記各スラストベアリングをそれぞれ枢支する軸受箱の内輪側軸にロール軸方向に各スラストベアリングが軸受箱毎個別に移動可能な長孔を形成すると共に、
前記各軸受箱間に前記各長孔内を貫通させて上下2ヶのスラストベアリングの上下方向の変位を拘束する連結バーを設け、
前記各軸受箱に連繋させて前記各作業ロールをロール軸方向にシフトさせる第1のロールシフト装置を設け、
前記各作業ロールにおける先細り部の先細り開始位置を金属帯板の板幅端の内側付近又は金属帯板の板幅端の外側近傍にシフトさせることを特徴とする。
また、
前記スラストベアリングの外径とスラストベアリングの幅との比D/B(D;スラストベアリングの外径,B;スラストベアリングの幅)を5.0〜12としたことを特徴とする。
また、
前記各軸受箱の反スラストベアリング側を一括して上下、入出側方向の拘束下でロール軸方向に摺動可能に案内するガイドを設けたことを特徴とする。
また、
前記第1のロールシフト装置は、前記軸受箱にその中間部をピン結合させたアームと、該アームの一端が連結したヒンジを支点としてアームの他端にシフト力を付与するシフトシリンダーとからなることを特徴とする。
また、
前記圧延機の入側、又は出側に金属帯板の板幅端位置検出器を設け、前記作業ロールの先細り部における先細り開始位置を、上下各々独立に前記板幅端位置検出器で検出した板幅端の内側付近、又は、板幅端の外側近傍に合わせるべく、前記第1のロールシフト装置を駆動制御する制御手段を設けたことを特徴とする。
また、
前記圧延機の出側に金属帯板の板幅端部の厚みを測定する板幅端部厚み測定計を設け、測定される板幅端部の厚みを操作側、駆動側で所定の厚みとなるように、前記作業ロールの先細り部における先細り開始位置を、上下別々に板幅端の内側付近で調整するべく、前記第1のロールシフト装置を駆動制御する制御手段を設けたことを特徴とする。
また、
前記上下単数対又は複数対の支持ロールをロール軸方向にシフトする第2のロールシフト装置をさらに設け、前記制御手段は、前記第2のロールシフト装置を駆動制御して前記上下単数対又は複数対の支持ロールを操作側と駆動側とで非対称にシフト制御することを特徴とする。
本発明の構成によれば、上下2ヶのスラストベアリングは、その内輪側軸でロール軸方向には各スラストベアリングが個別に移動可能な長穴構造とし、各スラストベアリングの軸受箱の上下方向にはその変位を拘束する連結バーが設置されているため、スラストベアリングの軸受剛性が高くできる。さらに、作業ロールのスラストベアリングのD/B(D;スラストベアリングの外径,B;スラストベアリングの幅)を従来(D/B;2.0〜3.0)から従来の2.5〜4.0倍(D/B;5.0〜12)へ変えたため、スラストベアリング幅Bが狭くても従来と同等以上のベアリング寿命が得られる。さらに、各軸受箱の反スラストベアリング側を一括して上下、入出側方向の拘束下でロール軸方向に摺動可能に案内するガイドを設けたので、この部分の剛性も高くできる。これらの結果、板切れ時の大きな外力に耐えられ、また振動に起因するチャタリングの発生も防止できる。
また、第1のロールシフト装置は、前記軸受箱にその中間部をピン結合させたアームと、該アームの一端が連結したヒンジを支点としてアームの他端にシフト力を付与するシフトシリンダーとからなるので、そのアーム比より、直動構造に比べ、シリンダーの容量が小さくても、所定のシフト力を確保可能となり、その結果狭いスペースでもシリンダーを設置可能となる。
また、各作業ロールにおける先細り部の先細り開始位置を板幅端の内側付近にシフトさせることが可能となり、この先細り部の逃げ分だけ、圧延後の板幅端部の板厚み低下(エッジドロップ)も抑えられ、後工程のエッジトリミング量が減り、その分歩留まりが向上する。
また、各作業ロールにおける先細り部の先細り開始位置を、板幅端の外側近傍に合わせることにより、支持ロールである中間ロールからの作業ロールへの板幅外からの有害な接触線圧が減り、形状安定性(荷重変化に対する形状変化が小)が大幅にアップし安定圧延が可能となり、生産効率が向上する。
また、金属帯板の圧延中の蛇行に対しては、板幅端位置検出器で実板幅端位置を検出し、各作業ロールにおける先細り部の先細り開始位置を、上下独立に実板幅端部の板幅端の内側付近に合わせることにより、より有効に板幅端部の板厚減少であるエッジドロップ量を少なくすることができ、その結果、後工程のエッジトリミング量が減り、歩留まりが向上する。
また、各作業ロールにおける先細り部の先細り開始位置を、板幅端位置検出器で検出した実板幅端部から板幅端の外側近傍に合わせることにより、支持ロールである中間ロールからの作業ロールへの板幅外からの有害な接触線圧が減り、形状安定性(荷重変化に対する形状変化が小)が大幅にアップし安定圧延が可能となる。
また、板幅端部厚み測定計で測定される板幅端部の厚みを操作側、駆動側で所定の厚みとなるように、各作業ロールにおける先細り部の先細り開始位置を上下別々に板幅端の内側付近にシフトさせることにより、より有効に板幅端部の板厚減少であるエッジドロップ量を少なくすることができる、その結果、後工程のエッジトリミング量が減り、歩留まりが向上する。
また、前記蛇行により板形状が操作側、駆動側で非対称となるが、第2のロールシフト装置により上下単数対又は複数対の支持ロールを操作側と駆動側とで非対称にシフト制御することにより、操作側、駆動側で対称な形状に圧延可能となり、安定圧延が実現できる。
本発明の実施例1に係る20段クラスター型圧延機の正面図である。 図1のII- II矢視断面図である。 図2のIII- III矢視断面図である。 図1のIV-IV矢視断面図である。 図4のV-V矢視断面図である。 図4のVI-VI矢視断面図である。 図4のVII-VII矢視断面図である。 荷重変化に対する板形状変化の比較結果のグラフであり、同図(a)は従来の荷重変化に対する板形状変化の計算結果を示すグラフで、同図(b)は本発明の荷重変化に対する板形状変化の計算結果を示すグラフである。 本発明の実施例2に係る20段クラスター型圧延機の正面図である。 同じく板蛇行の説明図である。 同じく板蛇行の場合において非対称形状制御手段の必要性を示す説明図であり、同図(a)は材料線圧分布の説明図で、同図(b)は板形状の説明図である。 同じくタンデム圧延機への適用例を示す側面図である。 本発明の実施例3に係り、20段クラスター型圧延機への適用例を示す正面図である。 同じくタンデム圧延機への適用例を示す側面図である。 本発明の実施例4に係る20段クラスター型圧延機の正面図である。 本発明の実施例5に係る20段クラスター型圧延機の正面図である。 本発明の実施例6に係る12段クラスター型圧延機の正面図である。 本発明の実施例7に係るサイドサポートロール付き6段圧延機の正面図である。 本発明の実施例8に係る6段圧延機の正面図である。 従来の20段クラスター型圧延機の正面図である。 図20のIIXI- IIXI矢視断面図である。
以下、本発明に係る作業ロールシフト機能を具備した多段圧延機を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1に係る20段クラスター型圧延機の正面図、図2は図1のII- II矢視断面図、図3は図2のIII- III矢視断面図、図4は図1のIV-IV矢視断面図、図5は図4のV-V矢視断面図、図6は図4のVI-VI矢視断面図、図7は図4のVII-VII矢視断面図、図8は荷重変化に対する板形状変化の比較結果のグラフであり、同図(a)は従来の荷重変化に対する板形状変化の計算結果を示すグラフで、同図(b)は本発明の荷重変化に対する板形状変化の計算結果を示すグラフである。
本実施例の圧延機は図1乃至図3に示すように、20段クラスター型圧延機であり、被圧延材である金属帯板(以下、単に帯板と謂う)Wは、上下一対の作業ロール2a,2bにて圧延される。
この上下一対の作業ロール2a,2bは、各々上下二対の第1中間ロール3a,3bに接触支持され、この上下二対の第1中間ロール3a,3bは、各々上下三対の第2中間ロール4a,4bに接触支持され、この各々上下三対の第2中間ロール4a,4bは、分割ベアリング5a,5b、軸6a,6b及びサドル7a,7bからなる上下四対の分割ベアリング軸に接触支持され、上四対の分割ベアリング軸は、そのサドル7aにて上インナーハウジング17aに支持され、この上インナーハウジング17aは、ウォームジャッキ又はテーパウエッジ及び段付ロッカープレート等のパスライン調整装置18a,18bを介して操作側と駆動側に設けられたアウターハウジング20a,20bの上側ビーム下面にて支持されている。
ここで、パスライン調整装置18a,18bの内部にロードセルを内蔵させ圧延荷重を計測させても良い。また、下四対の分割ベアリング軸は、そのサドル7bにて下インナーハウジング17bに支持され、この下インナーハウジング17bは、圧下シリンダー19a,19bを介してアウターハウジング20a,20bの下側ビーム下面にて支持されている。この圧下シリンダー19a,19bにて圧延荷重を発生させる。また、前記上下二対の第1中間ロール3a,3bは、上下点対称位置に、かつ接触する作業ロール2a,2bの先細り部22a,22bとは反対側に位置して、先細り部(先細り開始点SP参照)を有し、ロール軸方向に図示されていない第2のロールシフト装置によりシフト可能としている。
ここで、上下一対の作業ロール2a,2bは、上下点対称位置に先細り部22a,22bが設けられ、さらに、この上、下作業ロール2a,2bの端面の操作側、駆動側は上下2ヶのスラストベアリング8a,8bと8c,8dで支持される。
このスラストベアリング8a,8b,8c,8dは、図4乃至図7に示すように、当該スラストベアリング8a,8b,8c,8dをそれぞれ枢支する軸受箱10a,10b,10c,10dの内輪側軸37a,37b,37c,37dに、ロール軸方向に各スラストベアリング8a,8b,8c,8dが軸受箱10a,10b,10c,10d毎個別に移動可能な長孔38a,38b,38c,38dが形成されると共に、各軸受箱10a,10b間と10c,10d間に、各長孔38a,38b内と38c,38d内を貫通して上下2ヶのスラストベアリング8a,8bと8c,8dの上下方向の変位を拘束する連結バー9a,9bが設けられる。
また、スラストベアリング8a,8b,8c,8dの外径とスラストベアリング8a,8b,8c,8dの幅との比D/B(D;スラストベアリングの外径,B;スラストベアリングの幅)が5.0〜12に設定されている(図6参照)。また、各軸受箱10a,10b,10c,10dの反スラストベアリング側を一括して上下、入出側方向の拘束下でロール軸方向に摺動可能に案内するガイド16a,16b,16c,16dが設けられる(図5参照)。尚、本ガイドは、ガイドロッド及びブッシュ構造でも可である。
さらに、前記各軸受箱10a,10b,10c,10dに連繋させて各作業ロール2a,2bをロール軸方向にシフトさせる第1のロールシフト装置を設けられる。この第1のロールシフト装置は、前記各軸受箱10a,10b,10c,10dにその中間部をピン14a,14b,14c,14dで結合させたアーム13a,13b,13c,13dと、該アーム13a,13b,13c,13dの一端が連結したヒンジ15a,15b,15c,15dを支点として、アーム13a,13b,13c,13dの他端にピン12a,12b,12c,12dで結合してシフト力を付与するシフトシリンダー11a,11b,11c,11dとからなる(図4参照)。
そして、本実施例では、前記第1のロールシフト装置により各作業ロール2a,2bにおける先細り部22a,22bの先細り開始位置SPを板幅端の内側付近又は板幅端の外側近傍にシフトさせるようになっている。
このように構成されるため、先ず、本実施例では、上下2ヶのスラストベアリング8a,8bと8c,8dは、その内輪側軸37a,37bと37c,37dでロール軸方向には各スラストベアリング8a,8b,8c,8dが個別に移動可能な長穴38a,38b,38c,38d構造とし、各スラストベアリング8a,8b,8c,8dの軸受箱10a,10b,10c,10dの上下方向にはその変位を拘束する連結バー9a,9bが設置されているため、スラストベアリングの軸受剛性が高くできる。
さらに、前記スラストベアリング8a,8b,8c,8dのD/B(D;スラストベアリングの外径,B;スラストベアリングの幅)を従来(D/B;2.0〜3.0)から従来の2.5〜4.0倍(D/B;5.0〜12)へ変えたため、スラストベアリング幅Bが狭くても従来と同等以上のベアリング寿命が得られる。さらにまた、各軸受箱10a,10b,10c,10dの反スラストベアリング側を一括して上下、入出側方向の拘束下でロール軸方向に摺動可能に案内するガイド16a,16b,16c,16dを設けたので、この部分の剛性も高くできる。
これらの結果、板切れ時の大きな外力に耐えられ、また振動に起因するチャタリングの発生も防止できる。
また、第1のロールシフト装置は、各軸受箱10a,10b,10c,10dにその中間部をピン14a,14b,14c,14dで結合させたアーム13a,13b,13c,13dと、該アーム13a,13b,13c,13dの一端が連結したヒンジ15a,15b,15c,15dを支点としてアーム13a,13b,13c,13dの他端にシフト力を付与するシフトシリンダー11a,11b,11c,11dとからなるので、そのアーム比より、直動構造に比べ、シリンダーの容量が小さくても、所定のシフト力を確保可能となり、その結果狭いスペースでもシリンダーを設置可能となる。
このようにして、スラストベアリング8a,8b,8c,8dを効果的に組み込んで小径作業ロール2a,2bのシフト機能を簡易な構造のロールシフト装置で達成することができる。
また、本実施例では、上下一対の作業ロール2a,2bの上下点対称位置に配置された先細り部22a,22bの先細り開始位置SPを板幅端の内側付近にシフトさせることができる。
これにより、先細り部22a,22bの逃げ分(図2のδw及びδd参照)だけ板幅端部が板中央に比べ相対的に厚くなり、結果として圧延後の板幅端部の板厚み低下(エッジドロップ)も抑えられ、後工程のエッジトリミング量が減り、その分歩留まりが向上する。
一方、作業ロール2a,2bにおける先細り部22a,22bの先細り開始位置SPを板幅端の外側近傍にシフトさせた場合(図示例では、第1中間ロール3a,3bの先細り部における先細り開始位置SPも板幅端の外側近傍にシフトさせている)は、第1中間ロール3a,3bからの作業ロール2a,2bへの板幅外からの有害な接触線圧が減り、形状安定性(荷重変化に対する形状変化が小)が向上する。
ここで、前記作業ロール2a,2bの先細り部22a,22bにおける先細り開始位置SPを板幅端の外側近傍に合わせるようにシフトした場合の、形状安定低性(荷重変化に対する形状変化が小)について図8にて説明する。
同図(a)は、図21の従来のフラットな作業ロール100aの場合で、荷重が400トンから820トンに2.1倍変化した場合、形状は、250I−unit変化している。一方、同図(b)は、作業ロール2a,2bの先細り部22a,22bにおける先細り開始位置SPを板幅端の外側近傍に合わせた場合で、同じく荷重が400トンから820トンに2.1倍変化した場合、形状は、140I−unitの変化となり、その変化量は56%(=140/250)に低減している。これは、加速、減速時の荷重変化に対して、形状変化が少ないことを意味し、その分本発明は形状安定性が大幅にアップしていることを示している。
図9は本発明の実施例2に係る20段クラスター型圧延機の正面図、図10は同じく板蛇行の説明図、図11は同じく板蛇行の場合において非対称形状制御手段の必要性を示す説明図であり、同図(a)は材料線圧分布の説明図で、同図(b)は板形状の説明図、図12は同じくタンデム圧延機への適用例を示す側面図である。
本実施例では、20段クラスター型圧延機の入側(又は出側)に帯板Wの板幅端位置検出器35を設け、実施例1における作業ロール2a,2bの先細り開始位置SPを、上下各々独立に板幅端位置検出器35で検出した板幅端の内側付近、又は、板幅端の外側近傍に合わせるべく、実施例1の作業ロール2a,2bにおける第1のロールシフト装置を駆動制御するコントローラ(制御手段)40を設けた例である。
これによれば、作業ロール2a,2bの先細り開始位置SPを、板幅端位置検出器35で検出した実板幅端部から板幅端の内側近傍に合わせることにより、帯板1の圧延中の蛇行に対してもより有効に板幅端部の板厚減少であるエッジドロップ量を少なくすることができる。
一方、作業ロール2a,2bの先細り開始位置SPを、板幅端位置検出器35で検出した実板幅端部から板幅端の外側近傍に合わせることにより、帯板1の圧延中の蛇行に対しても第1中間ロール3a,3bからの作業ロール2a,2bへの板幅外からの有害な接触線圧がより有効に減り、形状安定性(荷重変化に対する形状変化が小)が大幅にアップする。
ただ、この蛇行の際は、板形状が操作側、駆動側で非対称となる。この帯板Wが蛇行した場合の形状の非対称化について、図10,図11にて説明する。
先ず、板中心O1がミル中心O2に対し駆動側にeだけ蛇行した場合、この蛇行分だけ前記作業ロール2a,2bの先細り開始位置SPをシフトさせる。これにより、実板幅端の板幅端の内側付近又は板幅端の外側近傍に前記先細り開始位置SPをセット可能となる。しかし、板中心O1は、ミル中心O2に対し駆動側にeだけオフセットしているので、作業ロール2a,2bと帯板Wとの材料の線圧分布は、図11の(a)に縦直線矢印で示すように、駆動側は低く、操作側が高い分布となる。この結果、帯板Wの形状は、図11の(b)に示すように、操作側に端伸びТが生じる板形状となる。
従って、操作側、駆動側非対称形状制御手段として、上下二対の第1中間ロール3a,3bの上下非対称シフトを実施する。即ち、この場合、第2のロールシフト装置により、上第1中間ロール3aの先細り開始位置SPを駆動側に、下第1中間ロール3bの先細り開始位置SPも駆動側にシフトさせる(図11の(a)中の横直線矢印参照)のである。
これにより、操作側、駆動側で対称な形状に圧延可能となり、安定圧延が実現できる。同様に、分割ベアリング5a、軸6a及びサドル7aからなる上分割バッキングベアリング軸に装備されているAS−Uと呼ばれるクラウン調整装置を操作側、駆動側非対称に動作させても良い。また同様に、作業ロール2a,2b及び/又は第1中間ロール3a,3bのロールベンダーの操作側のベンダー力を駆動側よりも大きくしても良い。
また、図12に示すように、例えばNO.1スタンド〜NO.5スタンドからなるタンデム圧延機の少なくとも1スタンド(図示例ではNO.5スタンド)に本実施例の圧延機を設置すると共に、この1スタンド(図示例ではNO.5スタンド)の入側(出側でも良い)に板幅端位置検出器35を設置すると好適である。これによれば、タンデム圧延機においても、廉価な板幅端位置検出器35にてエッジドロップ量の低減が可能となる。
図13は本発明の実施例3に係り、20段クラスター型圧延機への適用例を示す正面図、図14は同じくタンデム圧延機への適用例を示す側面図である。
本実施例は、20段クラスター圧延機の出側に帯板Wの板幅端部の厚みを測定する板幅端部厚み測定計36を設け、測定される板幅端部の厚みを操作側、駆動側で所定の厚みとなるように、前記作業ロール2a,2bの先細り開始位置SPを、上下別々に板幅端の内側付近に合わせるべく、実施例1の作業ロール2a,2bにおける第1のロールシフト装置を駆動制御するコントローラ(制御手段)41を設けた例である。
先ず、先細り開始位置SPを持つ作業ロール2a,2bのロールシフトによるエッジドロップ低減方法について以下説明する。上下一対の作業ロール2a,2bは、上下点対称位置に先細り開始位置SPが設けられ、この先細り開始位置SPと板幅端までの距離をδw,δdとする。また、板幅端部厚み測定計36は、圧延機出側で操作側及び駆動側の板幅端部付近の1点又は複数の点の板厚みを測定する。この操作側で測定された板幅端部付近の1点又は複数の点の板厚みが所定の板厚みより薄ければ、上作業ロール2aをロール軸狭幅方向にシフトさせる。即ち、δwを大きくする方向に上作業ロール2aをシフトさせる。また、逆に測定された板幅端部付近の板厚みが所定の板厚みより厚ければ、上作業ロール2aをロール軸広幅方向にシフトさせる。即ち、δwを小さくする方向に上作業ロール2aをシフトさせる。また、駆動側で測定された板幅端部付近の1点又は複数の点の板厚みが所定の板厚みと異なる場合、同様に所定の板厚みとなるよう下作業ロール2bをシフトさせる。
本実施例によれば、より有効に板幅端部の板厚減少であるエッジドロップ量を少なくすることができる。その結果、後工程のエッジトリミング量が減り、歩留まりが向上する。
また、図14に示すように、例えばNO.1スタンド〜NO.5スタンドからなるタンデム圧延機の少なくとも1スタンド(図示例ではNO.5スタンド)に本実施例の圧延機を設置すると共に、この1スタンド(図示例ではNO.5スタンド)の出側に板幅端部厚み測定計36を設置すると好適である。
これによれば、X線を用いた高価な板幅端部厚み測定計36を使用することになるが、エッジドロップ量を高精度に低減できる。
図15は本発明の実施例4に係る20段クラスター型圧延機の正面図である。
図15は20段クラスター型圧延機であり、上インナーハウジング17aと下インナーハウジング17bは、入側アウターハウジング23a、出側アウターハウジング23bから支持されることを特徴とし、特許文献3にて公知である。本実施例はこの圧延機に、実施例1と同様に、スラストベアリング8a〜8dを効果的に組み込んだ第1のロールシフト装置を装備させるものである。本実施例によれば、圧延機としてコンパクトとなる利点が得られる。
図16は本発明の実施例5に係る20段クラスター型圧延機の正面図である。
本実施例は20段クラスター型圧延機であり、帯板Wは、上下一対の作業ロール2a,2bにて圧延される。この上下一対の作業ロール2a,2bは、各々上下二対の第1中間ロール3a,3bに接触支持され、この上下二対の第1中間ロール3a,3bは、各々上下三対の第2中間ロール4a,4bに接触支持され、この各々上下三対の第2中間ロール4a,4bは、分割ベアリング5a,5b、軸6a,6b及びサドル7a,7bからなる上下四対の分割ベアリング軸に接触支持され、上下四対の分割ベアリング軸は、そのサドル7a,7bにてモノブロックハウジング24に支持される。本実施例はこの圧延機に、実施例1と同様に、スラストベアリング8a〜8dを効果的に組み込んだ第1のロールシフト装置を装備させるものである。本実施例によれば、圧延機としてよりコンパクトとなる利点が得られる。
図17は本発明の実施例6に係る12段クラスター型圧延機の正面図である。
本実施例は12段クラスター型圧延機であり、帯板Wは、上下一対の作業ロール2a,2bにて圧延される。この上下一対の作業ロール2a,2bは、各々上下二対の中間ロール3a,3bに接触支持され、この上下二対の中間ロール3a,3bは、各々上下三対の分割ベアリング25a,25b、軸26a,26b及び図示されていないサドルからなる上下三対の分割ベアリング軸に接触支持され、上三対の分割ベアリング軸は、そのサドルにて図示されていないインナーハウジング及びアウターハウジングに支持される。本実施例はこの圧延機に、実施例1と同様に、スラストベアリング8a〜8dを効果的に組み込んだ第1のロールシフト装置を装備させるものである。
図18は本発明の実施例7に係るサイドサポートロール付き6段圧延機の正面図である。
本実施例はサイドサポートロール付きの6段圧延機であり、帯板Wは、上下一対の作業ロール2にて圧延される。この上下一対の作業ロール2は、各々上下一対の中間ロール3に接触支持され、この上下一対の中間ロール3は、各々上下一対の補強ロール27に接触支持され、上下一対の補強ロール27は、軸受箱39を介してその上側では、パスライン調整装置18a、下側では圧下シリンダー19aを介してハウジング20a,20bに支持されている。また、上下一対の作業ロール2には、その入、出側でサポートロール28a,28b,28c,28d,更に分割ベアリング軸29a,29b,29c,29d及び30a,30b,30c,30dで支持されている。本実施例はこの圧延機に、実施例1と同様に、スラストベアリング8a〜8dを効果的に組み込んだ第1のロールシフト装置を装備させるものである。また、中間ロール3及び作業ロール2にロールベンダーを装備させても良い。これらのロールベンダーにより形状制御性がアップし安定圧延が可能となる。
図19は本発明の実施例8に係る6段圧延機の正面図である。
本実施例は6段圧延機であり、帯板Wは、上下一対の作業ロール2にて圧延される。この上下一対の作業ロール2は、各々上下一対の中間ロール3に接触支持され、この上下一対の中間ロール3は、各々上下一対の補強ロール27に接触支持され、上下一対の補強ロール27は、軸受箱39を介してその上側では、パスライン調整装置18a、下側では圧下シリンダー19aを介してハウジング20a,20bに支持されている。本実施例はこの圧延機に、実施例1と同様に、スラストベアリング8a〜8dを効果的に組み込んだ第1のロールシフト装置を装備させるものである。また、中間ロール3及び作業ロール2にロールベンダーを装備させても良い。これらのロールベンダーにより形状制御性がアップし安定圧延が可能となる。
本発明は、スラストベアリングを効果的に組み込んで作業ロールのシフト機能を簡易な機構で達成することができるので、先細り部を有する作業ロールをロール軸方向へシフトさせてエッジドロップ低減と形状安定性向上を図る、小径作業ロールを有した圧延機に適用可能である。
2a,2b 作業ロール
3a,3b 第1中間ロール
4a,4b 第2中間ロール
5a,5b 分割ベアリング
6a,6b 軸
7a,7b サドル
8a〜8d スラストベアリング
9a,9b 連結バー
10a〜10d 軸受箱
11a〜11d シフトシリンダー
12a〜12d ピン
13a〜13d アーム
14a〜14d ピン
15a〜15d ヒンジ
16a〜16d ガイド
17a 上インナーハウジング
18a,18b パスライン調整装置
19a,19b 圧下シリンダー
20a,20b アウターハウジング
22a,22b 作業ロールの先細り部
23a 入側アウターハウジング
23b 出側アウターハウジング
24 モノブロックハウジング
25a,25b 分割ベアリング
26a,26b 軸
27 補強ロール
28a〜28d サポートロール
29a〜29d 分割ベアリング軸
30a〜30d 分割ベアリング軸
35 板幅端位置検出器
36 板幅端部厚み測定計
37a〜37d 内輪側軸
38a〜38d 長孔
39 軸受箱
40 コントローラ(制御手段)
41 コントローラ(制御手段)
スラストベアリングの幅
スラストベアリングの外径
e 板中心のオフセット量
O1 板中心
O2 ミル中心
SP 先細り部の先細り開始位置
Т 端伸び
W 金属帯板(非圧延材)

Claims (7)

  1. 金属帯板を圧延する上下一対の作業ロールとその作業ロールを支持する上下単数対又は複数対の支持ロールから成る圧延機において、
    前記上下一対の作業ロールはその上下点対称位置に先細り部が設けられると共に、
    前記各作業ロールの端面を操作側、駆動側伴に上下2ヶのスラストベアリングで支持し、
    前記各スラストベアリングをそれぞれ枢支する軸受箱の内輪側軸にロール軸方向に各スラストベアリングが軸受箱毎個別に移動可能な長孔を形成すると共に、
    前記各軸受箱間に前記各長孔内を貫通させて上下2ヶのスラストベアリングの上下方向の変位を拘束する連結バーを設け、
    前記各軸受箱に連繋させて前記各作業ロールをロール軸方向にシフトさせる第1のロールシフト装置を設け、
    前記各作業ロールにおける先細り部の先細り開始位置を金属帯板の板幅端の内側付近又は金属帯板の板幅端の外側近傍にシフトさせることを特徴とする作業ロールシフト機能を具備した多段圧延機。
  2. 前記スラストベアリングの外径とスラストベアリングの幅との比D/B(D;スラストベアリングの外径,B;スラストベアリングの幅)を5.0〜12としたことを特徴とする請求項1に記載の作業ロールシフト機能を具備した多段圧延機。
  3. 前記各軸受箱の反スラストベアリング側を一括して上下、入出側方向の拘束下でロール軸方向に摺動可能に案内するガイドを設けたことを特徴とする請求項1に記載の作業ロールシフト機能を具備した多段圧延機。
  4. 前記第1のロールシフト装置は、前記軸受箱にその中間部をピン結合させたアームと、該アームの一端が連結したヒンジを支点としてアームの他端にシフト力を付与するシフトシリンダーとからなることを特徴とする請求項1に記載の作業ロールシフト機能を具備した多段圧延機。
  5. 前記圧延機の入側、又は出側に金属帯板の板幅端位置検出器を設け、前記作業ロールの先細り部における先細り開始位置を、上下各々独立に前記板幅端位置検出器で検出した板幅端の内側付近、又は、板幅端の外側近傍に合わせるべく、前記第1のロールシフト装置を駆動制御する制御手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の作業ロールシフト機能を具備した多段圧延機。
  6. 前記圧延機の出側に金属帯板の板幅端部の厚みを測定する板幅端部厚み測定計を設け、測定される板幅端部の厚みを操作側、駆動側で所定の厚みとなるように、前記作業ロールの先細り部における先細り開始位置を、上下別々に板幅端の内側付近で調整するべく、前記第1のロールシフト装置を駆動制御する制御手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の作業ロールシフト機能を具備した多段圧延機。
  7. 前記上下単数対又は複数対の支持ロールをロール軸方向にシフトする第2のロールシフト装置をさらに設け、前記制御手段は、前記第2のロールシフト装置を駆動制御して前記上下単数対又は複数対の支持ロールを操作側と駆動側とで非対称にシフト制御することを特徴とする請求項5又は6に記載の作業ロールシフト機能を具備した多段圧延機。
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