JP5894803B2 - 静脈リザーバ付き人工肺 - Google Patents

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Description

本発明は、静脈リザーバ付き人工肺に関する。
例えば心臓外科手術においては、送血ポンプを作動して患者の大静脈より脱血し、人工肺によりガス交換を行なった後、この血液を再び患者の動脈に戻すという体外血液循環が行なわれる。
体外血液循環を行なう体外血液循環回路としては、患者からの静脈血が通過する脱血ラインと、脱血ラインを通過した血液に対しガス交換を行なう人工肺と、人工肺でガス交換された血液を患者へ戻す送血ラインとを有するものが知られている。人工肺は、多くの場合、血液を一時的に貯留する貯留槽(静脈リザーバ)と連結されており、血液処理装置一体型貯留槽となっている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の血液処理装置一体型貯留槽では、上側に貯留槽、その下側に人工肺が配置された姿勢で使用される。また、人工肺は、貯留槽に対し、その直下で鉛直軸回りに回動可能に支持されている。このような構成の血液処理装置一体型貯留槽を用いて、体外血液循環回路を構成することができる。
ところで、体外血液循環回路に接続される送血ポンプ等の設置位置は、例えば病院の手術室ごとに異なっている。体外血液循環回路を構成するに際し、手術室の状態によっては、脱血ラインや送血ラインを構成するチューブを迂回させたり、他のチューブとの干渉を避けるために、チューブ長が極端に長くなってしまうことがあった。その結果、体外血液循環回路内での血液の総量、すなわち、患者から脱血される血液の総量が増大してしまい、患者への負担も増大するおそれがあった。そこで、特許文献1に記載の血液処理装置一体型貯留槽では、人工肺を貯留槽に対し鉛直軸回りに回動させて、当該人工肺の向きを変えて、使用する各チューブの長さをできる限り短くしようとしていた、すなわち、各チューブのレイアウト(配管)を改善しようとしていた。しかしながら、単に人工肺が貯留槽に対し鉛直軸回りに回動可能だけでは、各チューブの長さを短くすることができないことがあった。
特許第3231083号明細書
本発明の目的は、リザーバおよび人工肺に血液が通過するチューブをそれぞれ接続して引き回す際に、その引き回しを容易に行なうことができるとともに、使用する各チューブの長さをできる限り確実に短く抑えることができる静脈リザーバ付き人工肺を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜()の本発明により達成される。
(1) 血液を一時的に貯留するリザーバと、
前記リザーバの下流側に位置し、該リザーバから流下した血液に対しガス交換を行なう人工肺と、
前記リザーバと前記人工肺とを連結する連結器とを備え、
前記連結器は、上側に前記リザーバが位置し、該リザーバの下側に前記人工肺が位置する使用状態で、前記人工肺を前記リザーバに対し水平方向に移動させ得るよう構成されており、
互いに鉛直方向と平行であり、水平方向にズレた位置にある第1の軸と第2の軸と第3の軸とを想定したとき、
前記連結器は、前記第1の軸回りに回動支持する第1の回動支持機構と、前記第2の軸回りに回動支持する第2の回動支持機構と、前記第3の軸回りに回動支持する第3の回動支持機構と、前記第1の回動支持機構と前記第2の回動支持機構とを連結する第1の連結部材と、前記第2の回動支持機構と前記第3の回動支持機構とを連結する第2の連結部材とを有し、
前記第1の連結部材および前記第2の連結部材は、それぞれ、長尺状をなし、前記第1の軸、前記第2の軸および前記第3の軸のいずれに対しても異なる方向に延在していることを特徴とする静脈リザーバ付き人工肺。
) 前記第1の回動支持機構と前記第2の回動支持機構と前記第3の回動支持機構とは、前記リザーバ側から前記人工肺側に向かってこの順に配置されている上記()に記載の静脈リザーバ付き人工肺。
) 前記第1の回動支持機構と前記第2の回動支持機構と前記第3の回動支持機構とは、それぞれ、独立して作動する上記()または()に記載の静脈リザーバ付き人工肺。
) 前記第1の回動支持機構と前記第2の回動支持機構と前記第3の回動支持機構とは、それぞれ、軸と、該軸が挿入される軸受けとを有する上記()ないし()のいずれかに記載の静脈リザーバ付き人工肺。
) 前記第1の回動支持機構と前記第2の回動支持機構と前記第3の回動支持機構とは、それぞれ、回動して停止した際、その停止した状態を維持する回動停止状態と、該回動停止状態が解除される回動停止解除状態とを取り得る回動機構ロック部を有する上記()ないし()のいずれかに記載の静脈リザーバ付き人工肺。
) 水平方向のうちの一方向をx軸方向と想定し、水平方向で前記x軸方向と直交する方向をy軸方向と想定したとき、
前記連結器は、前記x軸方向に移動させるx軸方向移動機構と、前記y軸方向に移動させるy軸方向移動機構とを有する上記(1)ないし()のいずれかに記載の静脈リザーバ付き人工肺。
) 前記x軸方向移動機構および前記y軸方向移動機構は、それぞれ、直線状をなすレールと、該レール上をその長手方向に沿って摺動する摺動部材とを有する上記()に記載の静脈リザーバ付き人工肺。
) 前記x軸方向移動機構と前記y軸方向移動機構とは、それぞれ、移動して停止した際、その停止した状態を維持する移動停止状態と、該移動停止状態が解除される移動停止解除状態とを取り得る移動機構ロック部を有する上記()または()に記載の静脈リザーバ付き人工肺。
本発明によれば、人工肺をリザーバに対してその下方で、任意の位置に水平方向に移動させることができる。これにより、静脈リザーバ付き人工肺のリザーバおよび人工肺に、血液が通過するチューブをそれぞれ接続して引き回す際、当該静脈リザーバ付き人工肺が使用される例えば病院の出術室内の血液ポンプや患者の位置に応じて、リザーバと人工肺との位置関係を適宜調整することができる。この位置調整により、各チューブを迂回させたり、チューブ同士との干渉を避けるようにして、各チューブの引き回しを容易に行なうことができる。また、引き回させたチューブは、それぞれ、整然と配置されることとなり、当該各チューブの長さをできる限り確実に短く抑えることもできる。
これにより、例えば体外循環回路に静脈リザーバ付き人工肺を組み込んだ場合、当該体外循環回路内を循環する血液の総量(プライミングボリューム)、すなわち、患者から脱血される血液の総量もできる限り抑制することができ、結果、患者への負担も減少する。
本発明の静脈リザーバ付き人工肺の第1実施形態において連結器を操作した状態を示す斜視図である。 本発明の静脈リザーバ付き人工肺の第1実施形態において連結器を操作した状態を示す斜視図である。 本発明の静脈リザーバ付き人工肺の第1実施形態において連結器を操作した状態を示す斜視図である。 本発明の静脈リザーバ付き人工肺の第1実施形態において連結器を操作した状態を示す斜視図である。 連結器の回動機構を示す縦断面図である。 本発明の静脈リザーバ付き人工肺の第2実施形態における連結器の回動機構を示す側面図である。 本発明の静脈リザーバ付き人工肺の第3実施形態における連結器の回動機構を示す縦断面図である。 脈リザーバ付き人工肺の参考例(第4実施形態を示す斜視図である。 本発明の静脈リザーバ付き人工肺を用いた体外循環回路の一例を示す図である。
以下、本発明の静脈リザーバ付き人工肺を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1〜図4は、それぞれ、本発明の静脈リザーバ付き人工肺の第1実施形態において連結器を操作した状態を示す斜視図、図5は、連結器の回動機構を示す縦断面図、図9は、本発明の静脈リザーバ付き人工肺を用いた体外循環回路の一例を示す図である。なお、以下では、説明の都合上、図1〜図5中(図6〜図8についても同様)の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。また、水平方向のうちの一方向をx軸方向とし(想定し)、水平方向でx軸方向と直交する方向をy軸方向とし、x軸方向およびy軸方向と直交する鉛直方向をz軸方向として説明する(図1〜図4、図8参照)。
図1〜図4に示す静脈リザーバ付き人工肺1は、リザーバ(貯血槽)2と、人工肺3と、リザーバ2と人工肺3とを連結する連結器4とを備えている。そして、図9に示すように、静脈リザーバ付き人工肺1は、体外循環回路100に組み込んで使用される。なお、静脈リザーバ付き人工肺1は、その使用状態では、上側にリザーバ2が位置し、リザーバ2の下側に人工肺3が位置した姿勢となる(図1〜図4参照)。
図1〜図4、図9に示すように、リザーバ2は、中空のハウジング21と、血液流入ポート22と、血液流出ポート23とを有する静脈リザーバである。
ハウジング21は、箱状をなす部材で構成され、底板211と、天板212と、底板211と天板212とを連結する側壁213とを有している。
底板211は、板状をなし、高さが異なる第1部分214と第2部分215との2つ部分に分けられている。
側壁213は、底板211(第1部分214および第2部分215)の縁部から上方に向かって立設している。
天板212は、板状をなし、側壁213の上部の開口部216を塞ぐように設置されている。
そして、ハウジング21では、底板211と天板212と側壁213とで囲まれた空間が、血液が一時的に貯留される貯留空間217となる。
なお、側壁213には、貯留空間217内の血液の量を示す目盛りが付されていてもよい。
また、貯留空間217内には、血液を濾過する濾過装置が収納されていてもよい。
血液流入ポート22は、管状をなし、天板212の例えば中央部から上方に向かって突出して形成されている。この血液流入ポート22は、貯留空間217と連通している。これにより、血液が血液流入ポート22を介して貯留空間217内に流入することができる。
血液流出ポート23は、管状をなし、底板211の第1部分214から下方に向かって突出して形成されている。この血液流出ポート23は、貯留空間217と連通している。これにより、血液が血液流出ポート23を介して貯留空間217から流出することができる、すなわち、排出される。
ハウジング21、血液流入ポート22、血液流出ポート23の構成材料としては、特に限定されず、例えば、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、アクリル−スチレン共重合体、アクリル−ブタジエン−スチレン共重合体等を挙げることができ、このなかでも特に、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリスチレン、ポリ塩化ビニルが好ましい。
また、ハウジング21、血液流入ポート22、血液流出ポート23は、それぞれ、透明性を有するのが好ましい。これにより、内部の視認性が確保され、血液の状態を視認することができる。
図1、図9に示すように、人工肺3は、体外循環回路100中、リザーバ2の下流側に位置し、中空のハウジング31と、血液流入ポート32と、血液流出ポート33と、熱媒体流入ポート34と、熱媒体流出ポート35とを有している。
ハウジング31は、筒状の本体部311と、本体部311の一端開口部を覆う壁部312と、本体部311の他端開口部を覆う壁部313とを有している。そして、本体部311と壁部312、313とで囲まれた空間314内には、多数本の中空糸を束ねてなる中空糸層(図示せず)が収納されている。この中空糸層により、リザーバ2から流下した血液に対しガス交換を行なうことができる、すなわち、酸素加、脱炭酸ガスが行われる。
また、空間314内には、中空糸層と異なる位置に、血液に対し熱交換を行なう熱交換器(図示せず)が収納されている。血液は、この熱交換器を通過する際に、熱媒体と間で熱交換がされ、よって、温度の調節が行なわれる。
血液流入ポート32および血液流出ポート33は、それぞれ、管状をなし、ハウジング31の壁部312から突出して形成されている。使用状態では、血液流入ポート32は、血液流出ポート33の上方に位置する。
血液流入ポート32は、空間314と連通している。これにより、血液が血液流入ポート32を介して空間314内に流入することができる。そして、この流入した血液は、中空糸層でガス交換がされる。
血液流出ポート33も空間314と連通している。これにより、ガス交換が行われた血液が、血液流出ポート33を介して空間314から流出することができる。そして、この血液は、患者へ戻される。
なお、血液流出ポート33は、図1に示す構成では、その長手方向の途中から分岐した分岐ポート36を有するものとなっている。
熱媒体流入ポート34および熱媒体流出ポート35は、それぞれ、管状をなし、ハウジング31の壁部313から突出して形成されている。使用状態では熱媒体流入ポート34は、熱媒体流出ポート35の上方に位置する。
血液流入ポート32は、熱交換器と連通している。これにより、熱媒体は、血液流入ポート32を介して熱交換器に供給される。
熱媒体流出ポート35も熱交換器と連通している。これにより、熱媒体は、熱交換器から排出される。
ハウジング31、血液流入ポート32、血液流出ポート33、熱媒体流入ポート34、熱媒体流出ポート35の構成材料としては、特に限定されず、例えば、リザーバ2のハウジング21等と同じ構成材料を用いることができる。
図1〜図4に示すように、連結器4は、使用状態で、人工肺3をリザーバ2に対し水平方向に移動させ得るものである。連結器4は、第1の回動支持機構5aと、第2の回動支持機構5bと、第3の回動支持機構5cと、第1の回動支持機構5aと第2の回動支持機構5bとを連結する第1の連結部材6aと、第2の回動支持機構5bと第3の回動支持機構5cとを連結する第2の連結部材6bと、第3の回動支持機構5cと人工肺3とを連結する第3の連結部材7とを有している。
連結器4では、z軸方向(鉛直方向)と互いに平行であり、x軸方向およびy軸方向(水平方向)に互いにズレた位置にある第1の軸41と第2の軸42と第3の軸43とを想定したとき、第1の回動支持機構5aは、第1の軸41回りに回動支持する機構であり、第2の回動支持機構5bは、第2の軸42回りに回動支持する機構であり、第3の回動支持機構5cは、第3の軸43回りに回動支持する機構である。
また、第1の回動支持機構5aと第2の回動支持機構5bと第3の回動支持機構5cとは、リザーバ2側から人工肺3側に向かってこの順に配置されている、すなわち、z軸に沿ってズレて配置されている。このように各回動支持機構同士が水平方向にも鉛直方向にもズレて配置されているにより、各回動支持機構をそれぞれ作動操作する際に、その操作を容易に行なうことができ、操作性が向上する。
第1の回動支持機構5a、第2の回動支持機構5b、第3の回動支持機構5cの構成は、ほぼ同一であるため、以下、第1の回動支持機構5aについて代表的に説明する。
図5に示すように、第1の回動支持機構5aは、軸51と、当該軸51が挿入される軸受け52とを有している。軸51は、第1の軸41回りにリング状をなす部分であり、長尺状をなす第1の連結部材6aの上端部(一端部)61に設けられている。軸受け52は、第1の軸41回りにリング状をなす部分であり、リザーバ2のハウジング21の底板211の第2部分215に設けられている。軸受け52の内径は、軸51の外径よりも若干小さい。このような軸51と軸受け52とにより、これらは、相対的に第1の軸41回りに円滑に回動することができる。
なお、第1の回動支持機構5aでの回動が停止した際、軸51の外周部511と軸受け52の内周部521との間の摩擦力(摩擦係合)により、その回動停止状態が維持される。そして、前記摩擦力(軸51と軸受け52との間の静止摩擦力)を上回る回動力を第1の回動支持機構5aに付与すれば、当該第1の回動支持機構5aは、再度回動することができる。
また、軸51の外周部511には、その周方向に沿ったリング状の凹部512、513がそれぞれ形成されている。凹部512と凹部513とは、第1の軸41方向に離間して配置されている。
軸受け52の内周部521には、その周方向に沿ったリング状の凸部522、523がそれぞれ突出して形成されている。凸部522と凸部523とは、第1の軸41方向に離間して配置されている。
そして、凹部512に凸部522が挿入され、係合し、凹部513に凸部523が挿入され、係合する。これにより、軸51が軸受け52から抜去されるのを確実に防止することができる。
なお、第2の回動支持機構5bでは、軸51が、長尺状をなす第2の連結部材6bの上端部(一端部)に設けられ、軸受け52が第1の連結部材6aの下端部(他端部)に設けられている。第3の回動支持機構5cでは、軸51が、第3の連結部材7の円柱状をなす基部71の上端部(一端部)に設けられ、軸受け52が第2の連結部材6bの下端部(他端部)に設けられている。
第1の連結部材6aは、第1の回動支持機構5aと第2の回動支持機構5bとの間に位置し、これら回動支持機構同士を連結している。第2の連結部材6bは、第2の回動支持機構5bと第3の回動支持機構5cとの間に位置し、これら回動支持機構同士を連結している。第3の連結部材7は、第3の回動支持機構5cと人工肺3との間に位置し、これらを連結している。
第1の連結部材6aは、長尺状をなし、z軸(第1の軸41、第2の軸42)に対して傾斜している。第2の連結部材6bも、長尺状をなし、z軸(第2の軸42、第3の軸43)に対して傾斜している。
図1に示すように、第3の連結部材7は、円柱状をなす基部71と、基部71の下端部から突出した一対の腕部72とを有している。一対の腕部72は、一方の腕部72が人工肺3の壁部312に対して係合し、他方の腕部72が人工肺3の壁部313に対して係合する。これにより、人工肺3その両側から支持する(挟持する)ことができる。
なお、第3の連結部材7は、一対の腕部72が、これら腕部同士を結ぶ軸線回りに人工肺3を回動するよう構成されていてもよい。
そして、以上のような構成の連結器4では、第1の回動支持機構5a、第2の回動支持機構5b、第3の回動支持機構5cを、それぞれ、独立して作動操作することができる。これにより、静脈リザーバ付き人工肺1は、例えば図1〜図4に示す各状態を取り得る。
図1に示す状態では、人工肺3は、リザーバ2に対して、第1の軸41方向の直下、すなわち、ハウジング21の底板211の第2部分215の直下に位置している。この状態では、人工肺3は、リザーバ2に対し最も近位に位置することとなる。換言すれば、この状態では、人工肺3とリザーバ2との距離が最も短い。
これに対し、図4に示す状態では、人工肺3は、リザーバ2に対し最も遠位に位置している。換言すれば、この状態では、人工肺3とリザーバ2との距離が最も長い。
また、図2に示す状態と図3に示す状態とは、それぞれ、図1に示す状態と図4に示す状態の中間の状態、すなわち、人工肺3は、リザーバ2に対して、最近位と最遠位との間の中間の位置に位置している。図2、図3に示す構成では、図2に示す状態での人工肺3のリザーバ2に対する位置は、図3に示す状での人工肺3のリザーバ2に対する位置よりも遠い。
また、図1〜図4に示す各状態では、人工肺3の血液流入ポート22、血液流出ポート23、熱媒体流入ポート34、熱媒体流出ポート35を一括して任意の方向に向けることもできる。例えば、図1に示す状態では、血液流入ポート22、血液流出ポート23は、それぞれ、紙面手前側に向いており、熱媒体流入ポート34、熱媒体流出ポート35は、それぞれ、紙面奥側に向いている。
このように連結器4により、人工肺3をリザーバ2に対して、最近位から最遠位までの任意の位置に水平方向に移動させることができ、さらにその移動先の位置で各ポートの向きも任意の方向に向かせることができる。これにより、静脈リザーバ付き人工肺1のリザーバ2および人工肺3に、血液が通過するチューブ(図9に示す構成ではチューブ12、13、14、15)をそれぞれ接続して引き回す、すなわち、配管する際、当該静脈リザーバ付き人工肺1が使用される例えば病院の出術室内の血液ポンプや患者の位置に応じて、リザーバ2と人工肺3との位置関係を適宜調整することができる。この位置調整により、各チューブを迂回させたり、チューブ同士との干渉を避けるようにして、各チューブの引き回しを容易に行なうことができる。また、引き回されたチューブは、それぞれ、整然と配置されることとなり、当該各チューブの長さをできる限り確実に短く抑えることもできる。これにより、体外循環回路100内を循環する血液の総量(プライミングボリューム)、すなわち、患者から脱血される血液の総量もできる限り抑制することができ、結果、患者への負担も減少する。
なお、第1の回動支持機構5a、第2の回動支持機構5b、第3の回動支持機構5c、第1の連結部材6a、第2の連結部材6b、第3の連結部材7の構成材料としては、特に限定されず、例えば、リザーバ2のハウジング21等と同じ構成材料を用いることができる。
次に、静脈リザーバ付き人工肺1を備える体外循環回路100について、図9を参照しつつ説明する。
図9に示すように、体外循環回路100は、静脈リザーバ付き人工肺1と、血液ポンプ11と、チューブ12、13、14、15とを備えている。
血液ポンプ11は、血液を移送するよう作動するローラポンプである。なお、血液ポンプ11は、図9に示す構成ではローラポンプであるが、これに限定されず、例えば、遠心ポンプであってもよい。
チューブ12は、患者の心臓とリザーバ2の血液流入ポート22とを連結しており、脱血ラインを構成している。
チューブ13は、リザーバ2の血液流出ポート23と血液ポンプ11とを連結しており、チューブ12とともに、脱血ラインを構成している。
チューブ14は、血液ポンプ11と人工肺3の血液流入ポート32とを連結しており、チューブ12、13とともに、脱血ラインを構成している。
チューブ15は、人工肺3の血液流出ポート33と患者の心臓とを連結しており、送血ラインを構成している。
以上のような構成の体外循環回路100では、血液ポンプ11が作動すると、患者は、心臓から血液が吸引されて、当該吸引された血液は、チューブ12、リザーバ2、チューブ13、血液ポンプ11、チューブ14、人工肺3、チューブ15を順に流下して、心臓に戻される。その際、人工肺3でガス交換が行われる。
また、体外循環回路100を構成するに際し、前述したようにリザーバ2と人工肺3との位置関係を適宜調整することができるため、チューブ12〜15の長さをそれぞれできる限り短くすることができる。これにより、体外循環回路100内での血液の総量も抑制され、よって、患者への負担が減少することとなる。
<第2実施形態>
図6は、本発明の静脈リザーバ付き人工肺の第2実施形態における連結器の回動機構を示す側面図である。
以下、この図を参照して本発明の静脈リザーバ付き人工肺の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、第1の回動支持機構、第2の回動支持機構、第3の回動支持機構の各構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。本実施形態での第1の回動支持機構、第2の回動支持機構、第3の回動支持機構の構成は、ほぼ同一であるため、以下、第1の回動支持機構について代表的に説明する。
図6に示すように、連結器4Aでの第1の回動支持機構5aは、回動機構ロック部53を有している。回動機構ロック部53は、第1の回動支持機構5aが第1の軸41回りに回動して停止した際、その停止した状態を維持する回動停止状態と、回動停止状態が解除される回動停止解除状態とを取り得るよう構成されている。
この回動機構ロック部53は、軸51の外周部にその外径が拡径して形成された拡径部54の上面に形成された多数の凹部541と、軸受け52の下端面に突出形成され、これら多数の凹部541のうちの任意の1つの凹部541に係合する凸部55とで構成されている。各凹部541は、それぞれ、軸51の外周部の周方向に沿って等間隔に配置されている。そして、凸部55が所定の凹部541に係合することにより、回動停止状態が確実に維持される。これにより、静脈リザーバ付き人工肺1の使用中に第1の回動支持機構5aの不本意な回動を確実に防止することができ、よって、この不本意な回動によりチューブに引張り力が作用して、当該チューブが抜けるのを確実に防止することができる。
また、この回動停止状態から第1の回動支持機構5aを回動操作しようとして、軸51と軸受け52とに互いに反対方向のトルクを加えると、凸部55が前記所定の凹部541から外れる。これにより、回動停止状態が解除される回動停止解除状態となり、その回動操作を行なうことができる。
また、隣接する凹部541同士の間には、側面視で山状をなす凸部542が形成されている。そして、凸部55が凸部542を乗り越えるときに、クリック感が得られ、回動時の操作性が向上する。
また、連結器4Aでは、凸部55が凸部542を乗り越えるときに、軸51と軸受け52とが相対的に離間する方向、すなわち、軸51が上方向に、軸受け52が下方向に移動するよう構成されている。そして、連結器4Aでは、軸51と軸受け52とが接近する方向に付勢する付勢部材としてのバネ(図示せず)が設置されている。
<第3実施形態>
図7は、本発明の静脈リザーバ付き人工肺の第3実施形態における連結器の回動機構を示す縦断面図である。
以下、この図を参照して本発明の静脈リザーバ付き人工肺の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、第1の回動支持機構、第2の回動支持機構、第3の回動支持機構の各構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。本実施形態での第1の回動支持機構、第2の回動支持機構、第3の回動支持機構の構成は、ほぼ同一であるため、以下、第1の回動支持機構について代表的に説明する。
図7に示すように、連結器4’では、第1の回動支持機構5aの軸51の凹部512に複数の板片56が挿入されている。板片56は、軸受け52を貫通して、外部にまで突出している。そして、各板片56の突出した突出部561をそれぞれその外側から半円形をなす部材が第1の軸41側に向かって押圧している。これにより、各板片56がそれぞれ凹部512に対し固定される。このような板片56を介して、軸51が軸受け52から離脱するのが確実に防止される。
また、軸51の凹部513には、弾性材料で構成されたリング状部材57が挿入されている。このリング状部材57は、軸圧縮状態で軸受け52の内周部521に当接している。これにより、第1の回動支持機構5aが第1の軸41回りに回動して停止した際、その停止した状態が維持される。
リング状部材57を構成する弾性材料としては、特に限定されず、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、アクリルゴム、エチレン−プロピレンゴム、ヒドリンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムのような各種ゴム材料(特に加硫処理したもの)や、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマーが挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合して用いることができる。
<第4実施形態>
図8は、静脈リザーバ付き人工肺の参考例(第4実施形態を示す斜視図である。
以下、この図を参照して静脈リザーバ付き人工肺の参考例(第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、連結器の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図8に示すように、連結器4Bは、x軸方向移動機構8aと、y軸方向移動機構8bとを有している。x軸方向移動機構8aは、人工肺3をリザーバ2に対しx軸方向に移動させる機構であり、y軸方向移動機構8b人工肺3をリザーバ2に対しy軸方向に移動させる機構である。また、x軸方向移動機構8aとy軸方向移動機構8bとは、リザーバ2側から人工肺3側に向かってこの順に配置されている。
x軸方向移動機構8a、y軸方向移動機構8bの構成は、ほぼ同一であるため、以下、x軸方向移動機構8aについて代表的に説明する。
x軸方向移動機構8aは、直線状をなすレール(ガイド部)811を有する基板81と、摺動部材82とを備えている。
基板81は、長尺な板状をなす支持部812を有している。この支持部812の下面に、レール811が支持されている。レール811は、その横断面形状が四角形をなす部分である。
摺動部材82は、支持部812と同様に長尺な板状をなす部材である。摺動部材82の上面には、レール811が挿入されるガイド溝821が形成されている。そして、摺動部材82は、ガイド溝821にレール811が挿入された状態で、レール811上をその長手方向に沿って摺動することができる。なお、x軸方向移動機構8aは、レール811がガイド溝821から抜去されるのが防止されるよう構成されている。
また、y軸方向移動機構8bも、レール811を有する基板81と、摺動部材82とを備えている。このy軸方向移動機構8bでは、基板81(支持部812)の上面がx軸方向移動機構8aの摺動部材82の下面と連結されて(接合されて)おり、摺動部材82の下面に人工肺3が連結されている。
以上のような構成の連結器4Bでは、x軸方向移動機構8aが作動することにより、人工肺3をy軸方向移動機構8bごとx軸方向に向かって移動させることができるとともに、y軸方向移動機構8bが作動することにより、人工肺3をy軸方向に向かって移動させることができる。これにより、人工肺3がリザーバ2に対しその下方で水平方向に移動することができ、よって、リザーバ2と人工肺3との位置関係を適宜調整することができる。そして、この位置調整により、リザーバ2や人工肺3に接続されるを好適に引き回すことができ、また、当該引き回された各チューブの長さもできる限り確実に短く抑えることもできる。
また、x軸方向移動機構8a(y軸方向移動機構8bについても同様)は、移動機構ロック部83を有している。移動機構ロック部83は、x軸方向移動機構8aが移動して停止した際、その停止した状態を維持する移動停止状態と、移動停止状態が解除される移動停止解除状態とを取り得るよう構成されている。
この移動機構ロック部83は、支持部812の下面のレール811と異なる部分に突出形成された凸部813と、摺動部材82の上面のガイド溝821と異なる部分に形成された多数の凹部822とで構成されている。凸部813は、支持部812の長手方向の中央部に配置されている。多数の凹部822は、それぞれ、摺動部材82の長手方向に沿って等間隔に配置されている。そして、凸部813が所定の凹部822に係合することにより、移動停止状態が確実に維持される。これにより、静脈リザーバ付き人工肺1の使用中にx軸方向移動機構8aの不本意な作動を確実に防止することができ、よって、この不本意な作動によりチューブに引張り力が作用して、当該チューブが抜けるのを確実に防止することができる。
また、この移動停止状態からx軸方向移動機構8aを操作しようとして、基板81と摺動部材82とに互いに反対方向の力を加えると、凸部813が前記所定の凹部822から外れる。これにより、移動停止状態が解除される動停止解除状態となり、その操作を行なうことができる。
また、隣接する凹部822同士の間には、側面視で山状をなす凸部823が形成されている。そして、凸部813が凸部823を乗り越えるときに、クリック感が得られ、移動時の操作性が向上する。
また、x軸方向移動機構8aでは、凸部813が凸部823を乗り越えるときに、基板81が摺動部材82とが相対的に離間する方向、すなわち、基板81が上方向に、摺動部材82が下方向に移動するよう構成されている。そして、x軸方向移動機構8aでは、基板81が摺動部材82とが接近する方向に付勢する付勢部材としてのバネ(図示せず)が設置されている。
基板81、摺動部材82の構成材料としては、特に限定されず、例えば、前記第1実施形態でのリザーバ2のハウジング21等と同じ構成材料を用いることができる。
以上、本発明の静脈リザーバ付き人工肺を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、静脈リザーバ付き人工肺を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明の静脈リザーバ付き人工肺は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。例えば、連結器は、第1の回動支持機構、第2の回動支持機構、第3の回動支持機構のうちの任意の少なくとも1つの回動支持機構と、x軸方向移動機構、y軸方向移動機構のうちの任意の少なくとも1つの移動機構とを組み合わせたものとすることもできる。
また、連結器は、リザーバと人工肺との、鉛直方向の距離が可変となるよう構成されてもよい。これにより、リザーバと人工肺とが互いに接近・離間するこができる。
1 静脈リザーバ付き人工肺
2 リザーバ(貯血槽)
21 ハウジング
211 底板
212 天板
213 側壁
214 第1部分
215 第2部分
216 開口部
217 貯留空間
22 血液流入ポート
23 血液流出ポート
3 人工肺
31 ハウジング
311 本体部
312、313 壁部
314 空間
32 血液流入ポート
33 血液流出ポート
34 熱媒体流入ポート
35 熱媒体流出ポート
36 分岐ポート
4、4’、4A、4B 連結器
41 第1の軸
42 第2の軸
43 第3の軸
5a 第1の回動支持機構
5b 第2の回動支持機構
5c 第3の回動支持機構
51 軸
511 外周部
512、513 凹部
52 軸受け
521 内周部
522、523 凸部
53 回動機構ロック部
54 拡径部
541 凹部
542 凸部
55 凸部
56 板片
561 突出部
57 リング状部材
6a 第1の連結部材
61 上端部(一端部)
6b 第2の連結部材
7 第3の連結部材
71 基部
72 腕部
8a x軸方向移動機構
81 基板
811 レール(ガイド部)
812 支持部
813 凸部
82 摺動部材
821 ガイド溝
822 凹部
823 凸部
83 移動機構ロック部
8b y軸方向移動機構
11 血液ポンプ
12、13、14、15 チューブ
100 体外循環回路

Claims (8)

  1. 血液を一時的に貯留するリザーバと、
    前記リザーバの下流側に位置し、該リザーバから流下した血液に対しガス交換を行なう人工肺と、
    前記リザーバと前記人工肺とを連結する連結器とを備え、
    前記連結器は、上側に前記リザーバが位置し、該リザーバの下側に前記人工肺が位置する使用状態で、前記人工肺を前記リザーバに対し水平方向に移動させ得るよう構成されており、
    互いに鉛直方向と平行であり、水平方向にズレた位置にある第1の軸と第2の軸と第3の軸とを想定したとき、
    前記連結器は、前記第1の軸回りに回動支持する第1の回動支持機構と、前記第2の軸回りに回動支持する第2の回動支持機構と、前記第3の軸回りに回動支持する第3の回動支持機構と、前記第1の回動支持機構と前記第2の回動支持機構とを連結する第1の連結部材と、前記第2の回動支持機構と前記第3の回動支持機構とを連結する第2の連結部材とを有し、
    前記第1の連結部材および前記第2の連結部材は、それぞれ、長尺状をなし、前記第1の軸、前記第2の軸および前記第3の軸のいずれに対しても異なる方向に延在していることを特徴とする静脈リザーバ付き人工肺。
  2. 前記第1の回動支持機構と前記第2の回動支持機構と前記第3の回動支持機構とは、前記リザーバ側から前記人工肺側に向かってこの順に配置されている請求項1に記載の静脈リザーバ付き人工肺。
  3. 前記第1の回動支持機構と前記第2の回動支持機構と前記第3の回動支持機構とは、それぞれ、独立して作動する請求項1または2に記載の静脈リザーバ付き人工肺。
  4. 前記第1の回動支持機構と前記第2の回動支持機構と前記第3の回動支持機構とは、それぞれ、軸と、該軸が挿入される軸受けとを有する請求項1ないし3のいずれかに記載の静脈リザーバ付き人工肺。
  5. 前記第1の回動支持機構と前記第2の回動支持機構と前記第3の回動支持機構とは、それぞれ、回動して停止した際、その停止した状態を維持する回動停止状態と、該回動停止状態が解除される回動停止解除状態とを取り得る回動機構ロック部を有する請求項1ないし4のいずれかに記載の静脈リザーバ付き人工肺。
  6. 水平方向のうちの一方向をx軸方向と想定し、水平方向で前記x軸方向と直交する方向をy軸方向と想定したとき、
    前記連結器は、前記x軸方向に移動させるx軸方向移動機構と、前記y軸方向に移動させるy軸方向移動機構とを有する請求項1ないし5のいずれかに記載の静脈リザーバ付き人工肺。
  7. 前記x軸方向移動機構および前記y軸方向移動機構は、それぞれ、直線状をなすレールと、該レール上をその長手方向に沿って摺動する摺動部材とを有する請求項6に記載の静脈リザーバ付き人工肺。
  8. 前記x軸方向移動機構と前記y軸方向移動機構とは、それぞれ、移動して停止した際、その停止した状態を維持する移動停止状態と、該移動停止状態が解除される移動停止解除状態とを取り得る移動機構ロック部を有する請求項6または7に記載の静脈リザーバ付き人工肺。
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