JP5894501B2 - 畦塗り機 - Google Patents
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Description
さらに、機構の複雑性から壊れやすいといった問題もあった。
ここにおいて、先ず、図1(部分平面図)及び図2(側面図)を参照しながら、走行機体に牽引される畦塗り機の全体的な概要を説明し、説明の参考として、畦塗り機の斜視図(図3)も参照する。
ここで、図3(a)を参照しながら詳細に説明すると、回動支持アーム15は、進行方向に対して左右方向に延びる平行リンクフレーム部15aと、平行リンクフレーム部15aの基端側端部分から装着部5側へ延びるリンクアーム部15bとを有してなり、リンクアーム部15bの基端側がオフセットフレーム11の先端側下部に回動自在に取り付けられている。
このように構成されたオフセット機構部10は、図1に示す通り、オフセットフレーム11、リンク部材13、ヒッチフレーム6及び回動支持アーム15によって平行リンク機構を形成している。
法面整畦部20は、図5に示す通り、扇形をした複数枚の法面羽根板21を半径方向の直線部分で互いに連結することにより全体として略円錐形状に形成されており、中心位置である頂部には、複数枚の法面羽根板21を連結する際の位置決めの基準となる固定部24が配置されている。
そして、周方向に隣接する複数枚の法面羽根板は、互いの境界部分において上下間隔を置き、法面整畦部20における回転方向の下流側に位置する下流側法面羽根板21bの重なり部23を、上流側に位置する上流側法面羽根板21aの張出部22の背面側に連結されている。
ここにおいて、図6(a)及び図7(a)は、それぞれ取付基板30及び上面整畦部40の構成について、説明の便宜上、主要な構成を理解し易く示した断面構成を示すものである。
なお、図6(a)は図6(b)におけるA−A断面を示し、図7(a)は図7(b)におけるB−B断面を示すものである。
そして、取付基板30の頂壁面31には、本発明の特徴事項である切り欠部32及び嵌合孔35が施されており、更に切り欠部32の縁部には、係合縁部38が設けられている。
図7(a)に示す通り、上面整畦部40の側面43の内側面には、取付基板30が上面整畦部40の内側に内挿した際に、取付基板30の側壁面34との間隔を周方向及び軸方向に向けて一定に保つことができる、軸方向に延びるガイド部材45が設けられている。
詳細な構成として、図8(a)に示す通り、把持部材44における二カ所の端部44aとともに、バネ部材44bが上面整畦部40の底面84を貫通させて保持されており、バネ部材44bの一端は、底面84の内側において底面84に固定されている内部バネ係止部46aに係止され、他端は、底面84の外側において端部44aに固定されている外部バネ係止部46bに係止されており、両端を保持されている。
図10に示す通り、上面整畦部40を取付基板30に被せた場合には、上面整畦部40に対して取付基板30を内挿した状態となり、取付基板30が全体的に覆われる。
上面整畦部40の底面84には、その底面84の表面から取付基板30の頂壁面31に向けて延び、底面84と頂壁面31との位置関係を固定するフック部材42が設けられている。
図12(a)に示す通り、図中矢印Tの方向に向けてユーザが上面整畦部40の頂面41を押し込むことで、バネ部材44bが縮んだ状態となり、フック部材42の先端が取付基板30の切り欠部32の中を、更に進入することとなる。
ここにおいて、図14(a)は、図13(a)に示す状態から、ユーザの操作により把持部材44の端部44aが嵌合孔35から抜けた状態を示しており、図14(b)は、図14(a)に示す状態において、上面整畦部40の頂面41から法面整畦部20の方向を見た実際の外観を示している。
ここにおいて、図18(a)は、羽根付上面整畦部85の断面構成を示し、図18(b)は、図18(a)に示す状態において、羽根付上面整畦部85の頂面41からの実際の外観を示している。
なお、図18(a)及び(b)は、説明の便宜上、本来は周囲に装着される上面羽根板の図示を省略しており、上面整畦部30に装着される側面43の内側構成を示している。
20 法面整畦部
26 ドラムスペーサ
27 外周面
30 取付基板
32 切り欠部
35 嵌合孔
38 係合縁部
40 上面整畦部
42 フック部材
44 把持部材
44b バネ部材
44d 装着ロック孔
44e 解除ロック孔
45 ガイド部材
50 ピン部材
84 底面
Claims (6)
- 扇形の複数枚の法面羽根板を周方向に連結して略円錐形状として構成され、軸回りの回転により畦の法面を整畦する法面整畦部と、
前記法面整畦部の頂部に設けられた取付基板と、
前記取付基板を内挿することで前記取付基板に対して着脱が可能となるとともに、軸回りの回転により畦の上面を整畦する略柱形状の上面整畦部と、を備え、
前記着脱は、前記法面整畦部に対して前記上面整畦部を回動させることにより行われ、
前記取付基板及び前記上面整畦部は、前記取付基板を内挿して前記取付基板の側壁面及び頂壁面を覆っている状態において、軸方向における前記取付基板及び前記上面整畦部の位置関係を固定可能な軸方向ロック機構と、前記回転の方向における前記取付基板及び前記上面整畦部の位置関係を固定可能な回動方向ロック機構と、を共に備え、
前記軸方向ロック機構は、前記上面整畦部の底面から前記取付基板の頂壁面に向けて延びるフック部材と、
前記頂壁面に施され、前記取付基板が前記上面整畦部に内挿した状態において、前記フック部材が進入する切り欠部と、
前記上面整畦部を回動操作することで、前記フック部材が係合する前記切り欠部の係合縁部と、を備えており、
前記回動方向ロック機構は、前記上面整畦部の頂面から底面にかけて貫通して設けられ、前記底面において端部が貫通した状態で保持される把持部材と、
当該把持部材を前記底面の外側に向けて付勢するバネ部材と、
前記取付基板の頂壁面に設けられ、当該バネ部材の付勢力により前記把持部材の前記端部が前記取付基板の頂壁面に向けて移動することで、前記端部が嵌合する嵌合孔と、を備えていることを特徴とする畦塗り機。 - 複数枚の法面羽根板を周方向に連結して構成され、軸回りの回転により畦の法面を整畦する法面整畦部と、
前記法面整畦部の頂部に設けられた取付基板と、
前記取付基板を内挿することで前記取付基板に対して着脱が可能となるとともに、軸回りの回転により畦の上面を整畦する上面整畦部と、を備え、
前記着脱は、前記法面整畦部に対して前記上面整畦部を回動させることにより行われ、
前記上面整畦部の頂面から底面にかけて貫通して設けられ、前記底面において端部が貫通した状態で保持される把持部材と、当該把持部材を前記底面の外側に向けて付勢するバネ部材と、前記取付基板の頂壁面に設けられ、当該バネ部材の付勢力により移動した前記把持部材の前記端部が嵌合する嵌合孔と、を備えることにより前記回転の方向における前記取付基板及び前記上面整畦部の位置関係を固定可能な回動方向ロック機構を備えることを特徴とする畦塗り機。 - 前記上面整畦部の底面から前記取付基板の頂壁面に向けて延びるフック部材と、前記頂壁面に施され、前記取付基板が前記上面整畦部に内挿した状態において、前記フック部材が進入する切り欠部と、前記上面整畦部を回動操作することで、前記フック部材が係合する前記切り欠部の係合縁部と、を備えることにより軸方向における前記取付基板及び前記上面整畦部の位置関係を固定可能な軸方向ロック機構を備えることを特徴とする請求項2に記載の畦塗り機。
- 前記上面整畦部の側面の内側面には、前記取付基板の側壁面との間隔を周方向及び軸方向に向けて一定に保つガイド部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の畦塗り機。
- 前記把持部材は、前記端部が前記嵌合孔から抜けた状態であって、前記バネ部材の付勢力に反して前記頂面の外側に向けて移動した際に、前記頂面の外側近傍に露出する解除ロック孔と、前記端部が前記嵌合孔に嵌合した状態であって、前記バネ部材の付勢力によって前記頂面の内側に向けて移動した際に、前記頂面の外側近傍に露出する装着ロック孔と、を有し、前記解除ロック孔及び前記装着ロック孔のいずれかにピン部材を挿入して前記把持部材を固定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の畦塗り機。
- 前記法面整畦部に対して前記上面整畦部を回動させる際の回動終了位置として、前記法面整畦部の外表面に第一指標が設けられ、
前記上面整畦部の外表面に、前記回動を行った際に、前記第一指標の近傍に移動することとなる第二指標を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の畦塗り機。
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