JP5894045B2 - 密封構造 - Google Patents
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Description
装置の内部から外部に突出するように設けられた回転軸と、
前記装置の外壁面に固定され、かつ前記回転軸の軸孔を有するハウジングと、
前記回転軸と軸孔との間の環状隙間を封止する磁性流体シールと、
を備える密封構造において、
前記回転軸の内部には、軸線方向において、その外周側に前記磁性流体シールが配置された領域を通る流路が形成され、かつ該流路は前記装置における筐体の内壁面には至らない範囲に形成されると共に、
前記流路内に冷却液を供給可能とするロータリージョイントが設けられている密封構造であって、
前記回転軸は、軸本体と、該軸本体の外周に固定されたスリーブとを備え、
前記軸本体には、
いずれも前記装置の内部側から軸線方向に伸びるように形成された孔により形成される流路を有する第1流路及び第2流路と、
前記装置の内部側の端面付近において、軸本体の外周面から第1流路と第2流路とを連通する孔によって形成される第3流路と、
が形成されており、
第1流路及び第2流路における前記軸線方向に伸びるように形成された孔のうち前記装置内部側はいずれもキャップにより塞がれており、第3流路を形成する前記孔のうち前記軸本体の外周面側もキャップにより塞がれると共に、
前記スリーブの内周面側には第1環状溝と第2環状溝とが設けられており、かつ前記スリーブには、第1環状溝から外周面側に貫通する第1貫通孔と、第2環状溝から外周面側に貫通する第2貫通孔とが設けられており、
前記スリーブが軸本体に固定されると、第1貫通孔から第1環状溝,第1流路,第3流路,第2流路及び第2環状溝を通って、第2貫通孔に至る流路が形成されていることを特徴とする。
図1〜図3を参照して、本発明の実施例に係る密封構造について説明する。なお、本実施例においては、内部を真空状態に保つことが可能な半導体製造装置(以下、単に「装置」と称する)に設けられる密封構造を例にして説明する。
図1を参照して、密封構造100の全体構成について説明する。図1は密封構造の模式的断面図(中心軸線を通る(含む)断面図)である。なお、図1においては、各種部材や装置について、適宜、簡略化して示している。本実施例に係る密封構造100は、装置200の内部から外部に突出するように設けられた回転軸10と、装置200側に設けられる磁性流体シール構造部110と、磁性流体シール構造部110を介して装置200とは反対側に設けられるロータリージョイント120とから構成される。図1中、装置200については、密封構造100が設けられる付近の外壁部分のみを示している。
回転軸10は、装置200の外部に設けられたモータMによって回転するように構成されている。この回転軸10は、軸本体11と、軸本体11の外周に固定されたスリーブ13とから構成されている。そして、軸本体11は、その一部が装置200の内部に挿入されるように構成されている。また、この軸本体11の先端に、装置200の内部に設けられた回転軸(不図示)が固定される。
13aと、第2環状溝13cから外周面側に貫通する第2貫通孔13dが設けられている。
磁性流体シール構造部110は、回転軸10(軸本体11)と、回転軸10の軸孔を有するハウジング30と、回転軸10と軸孔との間の環状隙間を封止する磁性流体シール20とを備えている。また、ハウジング30に対して、回転軸10が円滑に回転可能となるように、ボールベアリングB1が設けられている。ハウジング30にはフランジ部31が設けられており、このフランジ部31が装置200の外壁面に固定される。
ロータリージョイント120は、回転軸10を回転可能に支持する筒状のハウジング60を備えている。ハウジング60の両端付近において、内周面側にそれぞれボールベアリングB2,B3が設けられることによって、回転軸10は回転可能に支持されている。このハウジング60は、磁性流体シール構造部110におけるハウジング30に対して、固定されている。また、このハウジング60には、外周側から内周側に向かって貫通する第1貫通孔61及び第2貫通孔62が設けられている。
面側の開口部よりも内側(装置200側)の位置で、ハウジング60の内周面と回転軸10との間の環状隙間を封止する第2密封装置50も設けられている。更に、ハウジング60における第1貫通孔61の内周面側の開口部と第2貫通孔62の内周面側の開口部との間の位置、かつスリーブ13における第1貫通孔13aの外周面側の開口部と第2貫通孔13dの外周面側の開口部との間の位置で、ハウジング60の内周面と回転軸10との間の環状隙間を封止する第3密封装置70も設けられている。
密封装置70については、汎用のオイルシールなどの安価な密封装置を適用可能である。一方、第1密封装置40と第2密封装置50については、外部への冷却液の漏れを抑制するために、密封機能が高く、かつ寿命の長い密封装置を適用するのが望ましい。そこで、これら第1密封装置40と第2密封装置50については、圧力が変動しても、摺動摩耗が進行しても密封性能を維持することができるメカニカルシールを適用するのが望ましい。ここでは、第1密封装置40として採用可能なメカニカルシールの一例を、図3を参照して説明する。図3はメカニカルシールの模式的断面図(中心軸線を通る(含む)断面図)である。なお、図3においては、説明の便宜上、特徴的な部分を示すため、切断位置の位相は適宜異なっている。
以上説明したように、本実施例に係る密封構造100によれば、ロータリージョイント120が設けられていることにより、回転軸10の内部に形成された流路に冷却液を供給することが可能となる。そして、回転軸10(より具体的には、軸本体11)の内部に形
成された流路は、軸線方向において、その外周側に磁性流体シール20が配置された領域を通るように形成されている。これにより、上記のように冷却液を供給することによって、回転軸10のうち、磁性流体シール20が配置されている領域の部分は冷却される。したがって、磁性流体の劣化を抑制することができる。
上記実施例においては、内部を真空状態に保つことが可能な半導体製造装置に設けられる密封構造の場合を例にして説明したが、本発明の密封構造は、これに限らず、その他の各種装置に設けられる密封構造にも適用することができる。すなわち、本発明は、装置の内部から外部に回転軸が突出する部分に設けられる密封構造であれば、適用可能である。特に、本発明の密封構造は、装置内部の温度が高くなり、回転軸の温度が高くなってしまう装置に対して、効果的に用いることができる。
11 軸本体
11a 第1流路
11b 第2流路
11c 第3流路
11d,11e 環状突起
12a,12b,12c キャップ
13 スリーブ
13a 第1貫通孔
13b 第1環状溝
13c 第2環状溝
13d 第2貫通孔
20 磁性流体シール
21 永久磁石
22,23 磁極
22a,23a 環状溝
24,25 磁性流体
26,27 シールリング
30 ハウジング
31 フランジ部
40 第1密封装置
41 固定環
41a 凸部
42 カラー
42a 貫通孔
43 回転環
43a 端面
44 スプリング
50 第2密封装置
60 ハウジング
61 第1貫通孔
62 第2貫通孔
63 スプリング用穴
70 第3密封装置
100 密封構造
110 磁性流体シール構造部
120 ロータリージョイント
200 装置
B1,B2,B3 ボールベアリング
M モータ
O1,O2,O3 Oリング
P1,P2 ノックピン
S セットスクリュー
Claims (1)
- 装置の内部から外部に突出するように設けられた回転軸と、
前記装置の外壁面に固定され、かつ前記回転軸の軸孔を有するハウジングと、
前記回転軸と軸孔との間の環状隙間を封止する磁性流体シールと、
を備える密封構造において、
前記回転軸の内部には、軸線方向において、その外周側に前記磁性流体シールが配置された領域を通る流路が形成され、かつ該流路は前記装置における筐体の内壁面には至らない範囲に形成されると共に、
前記流路内に冷却液を供給可能とするロータリージョイントが設けられている密封構造であって、
前記回転軸は、軸本体と、該軸本体の外周に固定されたスリーブとを備え、
前記軸本体には、
いずれも前記装置の内部側から軸線方向に伸びるように形成された孔により形成される流路を有する第1流路及び第2流路と、
前記装置の内部側の端面付近において、軸本体の外周面から第1流路と第2流路とを連通する孔によって形成される第3流路と、
が形成されており、
第1流路及び第2流路における前記軸線方向に伸びるように形成された孔のうち前記装置内部側はいずれもキャップにより塞がれており、第3流路を形成する前記孔のうち前記軸本体の外周面側もキャップにより塞がれると共に、
前記スリーブの内周面側には第1環状溝と第2環状溝とが設けられており、かつ前記スリーブには、第1環状溝から外周面側に貫通する第1貫通孔と、第2環状溝から外周面側に貫通する第2貫通孔とが設けられており、
前記スリーブが軸本体に固定されると、第1貫通孔から第1環状溝,第1流路,第3流路,第2流路及び第2環状溝を通って、第2貫通孔に至る流路が形成されていることを特徴とする密封構造。
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