JP5893799B2 - Rfidタグシート、情報入力システム、収納用物品、および情報表象媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、情報の入力や表示の技術に関し、特に、複数のRFID(Radio Frequency IDentification)タグを利用してこれらを行うRFIDタグシート、情報入力システム、収納用物品、および情報表象媒体に適用して有効な技術に関するものである。
例えば、生産現場での工程管理などにおいては、工程毎の進捗状況の把握や生産機械等に対する指示、不良数等の情報の入力などを各工程の担当者が容易に行えるようにするため、これらの情報を識別可能なRFIDタグを内蔵する工程管理カード等を用いて、これをリーダ装置に読み取らせることで入力を行う仕組みが知られている。
例えば、特開2004−295401号公報(特許文献1)および非特許文献1には、所定の工程毎に工程管理情報を記憶したIC領域と、該記憶した工程管理情報を可視情報として書き換え可能に表示する書き換え領域とを有し、各工程に対応付けられ且つ書き換え領域に表示された可視情報を書き換えするためのリライタブル装置に通信手段を介してアクセス可能とされ、工程選択手段、工程管理情報読出手段、書換指示手段を有し、アクセスしたリライタブル装置に対応した工程をIC領域の中から選択し、選択した工程に応じた工程管理情報を読み出し、その工程管理情報に基づいて書き換え領域を書き換えるようにリライタブル装置に指示する情報記録媒体が記載されている。
特開2004−295401号公報
"RECO−View(登録商標)とは"、[online]、株式会社リコー、[平成25年2月27日検索]、インターネット<URL:http://www.ricoh.co.jp/thermal/recoview/about/>
特許文献1に記載されたような従来技術では、工程毎にカード等のRFIDタグの内容に加えてカードの表示も書き換えて、これを読み取らせることで工程管理情報を入力することができる。
しかしながら、このようなシステムでは、例えば、RFIDタグのメモリを書き換えるために、書き込み機能を有するリーダ/ライタ装置が必要となるか、RFIDタグのID情報に対応したデータをデータベース上で更新するなどの処理が必要となってしまう。ロットの不良数の入力など、軽微な情報を入力したいような場合でも、リーダ/ライタ装置による書き換えや、キーボード、タッチパネルなどの入力デバイスを用いた入力などが必要となることは、入力作業者にとって過大な負荷となり得る。
そこで本発明の目的は、複数のRFIDタグを組み込んだシートやカード等を用いて、RFIDタグの内容の書き換えや対応データの更新を不要とし、簡易な操作や構成で情報の入力を可能とするRFIDタグシート、情報入力システム、収納用物品、および情報表象媒体を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
本発明の代表的な実施の形態によるRFIDタグシートは、複数のRFIDタグを組み込んだシート状の電波透過素材からなるRFIDタグシートであって、当該RFIDタグシートの表面に前記各RFIDタグの全部もしくは一部をそれぞれ覆い隠す状態で着脱可能に装着された遮蔽部材を有し、前記遮蔽部材は、前記RFIDタグとリーダ装置との間の通信に用いられる電磁波を遮蔽する素材からなるものである。
また、本発明は、上記のRFIDタグシートを用いた情報入力システム、収納用物品、および情報表象媒体にも適用することができる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
すなわち、本発明の代表的な実施の形態によれば、RFIDタグを組み込んだシートやカード等を用いて、RFIDタグの内容の書き換えや対応データの更新を不要とし、簡易な操作や構成で情報を入力することが可能となる。
本発明の一実施の形態であるRFIDタグシートの構成例について概要を示した斜視図である。 本発明の一実施の形態であるRFIDタグシートの構成例について概要を示した断面図である。 本発明の一実施の形態におけるRFIDタグシートをリーダ装置により読み取る場合の例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における各RFIDタグが識別する情報を予め表示しておく場合の例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態におけるRFIDタグシートを生産現場の工程管理における管理情報の入力に用いる場合の処理の流れの例について概要を示したフローチャートである。 本発明の一実施の形態における製品・ロットの特定と不良数の入力処理の流れの例について概要を示したフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
本発明の一実施の形態であるRFIDタグシートは、例えば、シートやカードなどの物品(以下ではこれらを単に「シート」と総称する場合がある)に対して、それぞれ異なる所定の情報を識別可能なように情報が記録された複数のRFIDタグを配列して組み込み、各組み込み部分に対応するシートの表面をそれぞれシール等により遮蔽することで、リーダ装置により各RFIDタグを読み取れないようにしたものである。
当該RFIDタグシートを用いて、例えば上述のような工程管理におけるロットの不良数などの軽微かつ不定の情報を入力する場合は、入力対象の情報を識別可能なRFIDタグが組み込まれている部分を遮蔽しているシール等を剥離した上で、RFIDタグシートをリーダ装置に読み取らせる。これにより、遮蔽が解除されたRFIDタグが識別する情報のみをリーダ装置により読み取って入力情報とすることができる。
図1および図2は、本発明の一実施の形態であるRFIDタグシートの構成例について概要を示した斜視図および断面図である。RFIDタグシート1は、樹脂や紙、木材などの電波透過素材(例えばアクリルシートなど)により形成されるベースシート10と、同様に電波透過素材(例えばポリエステルフィルムなど)により形成される保護シート20とが接合されて構成される。ベースシート10上には、複数のRFIDタグ11が相互に重ならないように配列されており、この上から保護シート20が接合されることで、ベースシート10と保護シート20との間にRFIDタグ11が封止される。RFIDタグ11は、例えば、SHF(Super High Frequency)帯域やUHF(Ultra High Frequency)帯域、HF(High Frequency)帯域に対応したパッシブタイプのものとする。
なお、本実施の形態では、ベースシート10と保護シート20とを接合してRFIDタグ11を組み込んでいるが、RFIDタグシート1の成形方法はこれに限らない。例えば、1枚のシートにRFIDタグ11を挟んで折り畳むことで成形してもよいし、一体成形としてもよい。
本実施の形態では、さらに、ベースシート10における各RFIDタグ11が配列された位置に対応する保護シート20上の位置に、保護シート20の表面側から見て各RFIDタグ11を覆って遮蔽する状態で遮蔽シール21が剥離可能なように接着されている。例えば、図1における保護シート20上で点線で示された位置、および図2における右側のRFIDタグ11に対応する位置では、遮蔽シール21が剥離された状態を示している。
遮蔽シール21は、例えば、アルミなどのSHF波やUHF波、HF波を遮蔽する素材に対して粘着剤や接着剤等を塗布して構成される。剥離と貼付を繰り返すことが可能な粘着剤等や、面ファスナー等の接合用の部材を用いることにより、剥離した遮蔽シール21を再度装着するなど着脱可能とし、RFIDタグシート1を再利用できるようにしてもよい。なお、遮蔽シール21は、RFIDタグ11の全体を覆い隠せるほどの大きさおよび形状であるものとする。
図3は、RFIDタグシート1をリーダ装置により読み取る場合の例について概要を示した図である。ここでは、RFIDタグシート1について図2の例の断面図により示している。RFIDタグシート1の表面側、すなわち遮蔽シール21が貼付されている側に対して、リーダ装置30のアンテナ部31をかざす、もしくは、アンテナ部31に対してRFIDタグシート1の表面側をかざすことで、リーダ装置30によりRFIDタグシート1に組み込まれている各RFIDタグ11の情報を読み取る。
ここで、遮蔽シール21によって遮蔽されているRFIDタグ11(図中の左側の2つ)については、アンテナ部31から出力された通信用のSHF波やUHF波、HF波が遮蔽シール21によって遮蔽されるため、リーダ装置30とRFIDタグ11との間の通信が確立しないことを示している。従って、リーダ装置30はこれらのRFIDタグ11を認識する(情報を読み取る)ことができない。一方、遮蔽シール21によって遮蔽されていないRFIDタグ11(図中の右側の1つ)については、リーダ装置30との間の通信が確立して情報を読み取ることができることを示している。
本実施の形態では、図3の例に示したように、ベースシート10上に配列されたRFIDタグ11を保護シート20により封止し、その表面を遮蔽シール21で覆うことで、リーダ装置30とRFIDタグ11との間の通信が確立しないようにする遮蔽効果を得ているが、遮蔽シール21を貼付することによって、RFIDタグ11のアンテナ部分と、遮蔽シール21とが十分近接し、短絡の効果が得られるため、遮蔽効果をより向上させることができる。
本実施の形態では、RFIDタグシート1に組み込まれた各RFIDタグ11に対して、予め、入力対象の候補となる情報(例えば、数字や文字、記号など)を識別可能なように設定しておく。これにより、入力したい情報を識別可能なRFIDタグ11の位置に対応する遮蔽シール21を剥離した上で、RFIDタグシート1をリーダ装置30により読み取ることで、入力したい情報を入力することが可能となる。入力対象の候補となる情報は、例えば、それぞれ直接各RFIDタグ11に書き込んでおいてもよいし、各RFIDタグ11のID情報に関連付けて図示しないサーバ上のデータベース等に設定しておいてもよい。
ここで、RFIDタグ11により識別される情報(入力対象の情報)は、RFIDタグ11やサーバ上に保持されており、そのままでは視認することができない。例えば、特許文献1に記載された技術では、RFIDタグを組み込んだ媒体が電子ペーパーからなる表示手段を有しており、RFIDタグが識別する情報をリーダ/ライタ装置により書き換える際に、表示部に表示される内容も当該情報を示す値に書き換えることで、RFIDタグが識別する情報を可視化する。しかしながら、このような手法の場合、RFIDタグが識別する情報および電子ペーパーの表示内容の双方を書き換える手段が必要となってしまう。
これに対し、本実施の形態では、RFIDタグシート1に組み込んだ複数のRFIDタグ11が識別する情報をそれぞれRFIDタグシート1の対応する位置上に予め印刷等により表示しておくことで可視化する。図4は、各RFIDタグ11が識別する情報を予め表示しておく場合の例について概要を示した図である。図4の例に示したように、RFIDタグシート1において、各遮蔽シール21の表面に、対応する位置のRFIDタグ11が識別する情報(例えば、図4の例では“1”〜“9”の整数)を予め印刷等により表示しておく。これにより、RFIDタグシート1により入力することが可能な情報を利用者が視覚的に容易に把握することができる。
また、各遮蔽シール21が貼付されている部分の保護シート20上にも、当該遮蔽シール21に表示されている情報と同じ情報を予め印刷等により表示しておく。これにより、情報を入力するために遮蔽シール21が剥離された場合でも、どの情報が入力対象となったのか(どの遮蔽シール21が剥離されたのか)を視覚的に容易に把握することが可能となる(図4の例では“6”)。また、RFIDタグ11の内容や、RFIDタグシート1上の表示を書き換えることなく、すなわち、書き換えのための装置等の手段を要さず、異なる内容の情報を適宜入力することが可能となる。
なお、図4の例では、“1”〜“9”の整数を入力するため、遮蔽シール21(および対応するRFIDタグ11)を3行3列で9個配列しているが、配列数や配列位置などはこれに限らない。また、入力対象の情報(遮蔽シール21や保護シート20上に表示される情報)も、数字以外に文字や記号、文章、図形や画像イメージなど、各種のものを利用環境に応じて適宜使用することができる。
また、図4の例では、“6“を入力したい場合に“6“が表示された遮蔽シール21を剥離した状態を示しているが、パッシブタイプのRFIDタグ11を用いていることから、リーダ装置30により複数のRFIDタグ11を同時に読み取ることができる特性を有しているため、複数の遮蔽シール21を剥離して入力対象とすることも可能である。この場合、遮蔽シール21が剥離された各RFIDタグ11が識別する情報の組み合わせにより入力データを決定してもよいし、例えば入力対象の情報が数字である場合は、遮蔽シール21が剥離された各RFIDタグ11が識別する情報(数字)のうち、最大のものを入力データとして決定してもよい。
本実施の形態のRFIDタグシート1の利用場面として、例えば、生産現場の工程管理業務において各工程を管理・把握するために用いることが考えられる。工程管理業務では、各種管理情報を取得するためにRFIDタグを用いた工程管理システムが用いられる場合がある。このようなシステムでは、一般的に、管理情報を識別可能なRFIDタグが組み込まれた工程管理カードや伝票等をリーダ装置により読み取ることで、各工程についての作業者、製品、ロット番号、工程、時刻、および不良数などの付加情報を取得する。
本実施の形態では、RFIDタグシート1を工程管理業務に用いる場合として、例えば、図4の例に示すように、不良数などの数字を入力するための“1”〜“9”の整数に対応したRFIDタグ11の配列に加えて、最下段部の“ロット番号”と表示された部分に、ロット番号を識別可能な情報が設定されたRFIDタグ11が組み込まれている。ロット番号については、固定の情報となるため、特に遮蔽シール21により遮蔽しておく必要はない。
図5は、本実施の形態のRFIDタグシート1を生産現場の工程管理における管理情報の入力に用いる場合の処理の流れの例について概要を示したフローチャートである。ここでは、上述したように、例えば、ロットの不良数などの軽微かつ可変な情報を入力する場合に、本実施の形態のRFIDタグシート1を用いて入力を行う場合を示している。
各工程での工程管理処理では、まず、作業者の情報を特定する(S10)。ここでは、例えば、作業者が保持するIDカード、入館証などのICカード42の情報や、これらに組み込まれているRFIDタグの情報を、工程管理に係る情報入力システムとしての工程管理システムがリーダ装置30等により読み取って取得する。さらに、取得したID情報等に基づいて、作業者の情報を保持するデータベース(作業者DB41)等を参照して認証処理を行うとともに、当該作業者を特定する情報を取得する。
次に、工程の情報を特定する(S20)。ここでは、例えば、当該生産現場に設置されたリーダ装置30の制御番号や識別番号、機器番号などの情報を、工程管理システムが当該リーダ装置30から取得する。さらに、取得した制御番号等に基づいて、工程の情報を保持するデータベース(工程DB43)等を参照して、当該工程を特定する情報を取得する。さらに、システム時計44等から時刻の情報を取得して特定する(S30)。
その後、作業者が管理対象の製品やロット等を特定するとともに、当該工程での不良数の情報を入力する(S40)。ここでは、上述したように、生産指示カードや工程管理カード等として実装されている本実施の形態のRFIDタグシート1を用いて簡易な処理により入力を行う。ステップS40での処理内容については後述する。
その後、ステップS10〜S40において取得した作業者、製品、ロット番号、工程、時刻、不良数などの情報を、生産工程の実績の情報を記録するデータベース(実績DB46)に記録、蓄積して(S50)、当該工程での工程管理処理を終了する。
図6は、工程管理業務における製品・ロットの特定と不良数の入力処理(S40)の流れの例について概要を示したフローチャートである。製品・ロットの特定と不良数の入力処理では、まず、作業者がロットの不良数を目視等により確認、把握する(S41)。次に、作業者は、例えば、製品自体に付されたり、生産指示カード、工程管理カードなどとして実装されたりしているRFIDタグシート1において、確認した不良数に対応する数字を表示している遮蔽シール21を剥離する(S42)。
図4の例に示したような数字を入力するためのRFIDタグシート1の場合は、最終的に確認できた不良数(例えば“3”)に対応する遮蔽シール21を直接剥離してもよいし、不良品が発見される毎に“1”から順に遮蔽シール21を順次剥離していくようにしてもよい。図6の左側に示したRFIDタグシート1の例では、例えば、“1”から順に“3”まで遮蔽シール21を剥離した場合を示している。
次に、遮蔽シール21が剥離された状態のRFIDタグシート1をリーダ装置30により読み取る(S43)。ここでは、上述したように、遮蔽シール21が剥離されて読み取りが可能となった1つ以上のRFIDタグ11の内容に加えて、ロット番号”部分のRFIDタグ11など、ロット番号を識別可能な情報が設定されたRFIDタグ11の内容を、工程管理システムがリーダ装置30により一括して読み取った上で、各RFIDタグ11が識別する情報を、RFIDタグ11上のメモリやサーバ上のデータベース等から取得する。
次に、対象の製品およびロットの情報を特定する(S44)。必要に応じて、ステップS43で読み取ったロット番号等の情報に基づいて、例えば、製品やロットなどの情報を含む生産指示等の情報を保持するデータベース(指図DB45)等を参照して、当該製品やロットを特定する情報を取得する。
また、ステップS43で読み取った、遮蔽シール21が剥離された部分のRFIDタグ11により識別可能な値のうち最も大きなもの(図6の左側に示したRFIDタグシート1の例では“3”)を判定して、これを不良数とし(S45)、不良数入力処理を終了する。得られた不良数の情報は、図5のステップS60において他の工程管理情報とともに実績DB47に記録される。
なお、上述したように、不良数の入力のために遮蔽シール21を剥離したRFIDタグシート1は、剥離した遮蔽シール21を再度対応する位置に貼付することで再利用することが可能である。また、保護シート20全体を剥離等により取り外し、遮蔽シール21が全て貼付された新しい保護シート20を接着等により取り付けて交換することで再利用可能としてもよい。
以上に説明したように、本発明の一実施の形態であるRFIDタグシート1は、例えば、シート状の物品に対して、それぞれ異なる所定の情報を識別可能なように情報が記録された複数のRFIDタグ11を配列して組み込み、各組み込み部分に対応するシートの表面をそれぞれ遮蔽シール21により遮蔽することで、リーダ装置30により各RFIDタグ11を読み取れないようにしておく。
このRFIDタグシート1により情報を入力する場合は、入力対象の情報を識別可能なRFIDタグ11に対応する遮蔽シール21を剥離した上で、RFIDタグシート1をリーダ装置30に読み取らせるという簡易な操作により、遮蔽が解除されたRFIDタグ11が識別する情報のみをリーダ装置30により読み取って入力情報とすることが可能となる。また、剥離した遮蔽シール21を再度貼付する等により、RFIDタグシート1を容易に再利用することが可能となる。すなわち、遮蔽シール21の剥離・貼付により、入力対象の情報を適宜変化させることが可能となる。
また、各RFIDタグ11が識別可能な情報(入力対象の情報)を、対応する遮蔽シール21および保護シート20の対応部分に予め印刷等により表示しておくことで、入力対象の情報、もしくはRFIDタグシート1が表象する情報の内容が変化した場合でも、これを容易に可視化することが可能となる。また、各RFIDタグ11により識別される情報を書き換えたり変更したりするための手段が不要となるなど、システム構成も簡略化することが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上記の実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、上記の実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば、上記の実施の形態では、工程管理システムにおける製品の不良数の入力のためにRFIDタグシート1からなる工程管理カードを用いているが、これに限られない。例えば、在庫管理システムにおいて、部品等を収納する棚や容器などの収納用物品にRFIDタグシート1を取り付けておき、取り出した部品の数だけ遮蔽シール21を順次剥離していけば、在庫数を容易に把握することができ、個々の部品等にRFIDタグを取り付けなくても容易に棚卸を行うことが可能となる。この場合は、遮蔽シール21が剥離された複数のRFIDタグ11によって識別された数値のうち最大のものによってではなく、何個のRFIDタグ11が読み取られたか(何枚の遮蔽シール21が剥離されたか)によって入力情報を得るようにしてもよい。
また、上記の例において、情報記録媒体たるシート状のRFIDタグシート1を棚等に取り付けるのではなく、棚や容器などの収納用物品自体の面状部分に直接RFIDタグを配列して組み込んでおき、各RFIDタグ部分を遮蔽シールで遮蔽することで、本実施の形態のRFIDタグシート1と同様の構造を棚や容器に対して直接構成して、棚や容器自体を情報記録媒体とすることも可能である。
また、適用分野についても、生産現場での工程管理や在庫管理などに限られない。他の分野への適用として、例えば、RFIDタグシート1をビンゴゲームで用いられるビンゴカード等に利用することができる。この場合、各ビンゴカードに組み込まれたRFIDタグ11は、予めランダムに決定された異なる数字と、当該RFIDタグ11の当該ビンゴカードにおけるマス目状の位置(行・列)の情報を識別可能なように設定しておき、遮蔽シール21および保護シート20の対応部分には、対応するRFIDタグ11に設定された数字を表示しておく。
ゲームでは、抽選された番号をPC等からなるシステムに登録していくとともに、参加者は、自身のビンゴカード中に抽選された番号が存在する場合、当該番号を表示している遮蔽シール21を剥離する。当選確認の際には、ビンゴカードをリーダ装置30で読み取るだけで、識別された複数の数字および位置の情報に基づいて当該システムによって容易に当選の有無を判断することができる。
また、RFIDタグシート1により表象・表示し、入力対象とする情報は、数値情報に限られない。例えば、品質検査業務などに適用する場合は、“良”、“不良”などの検査結果の情報を表示し、入力対象とすることができる。また、果物等の出荷検査業務などに適用する場合は、“S”、“M”、“L”などのサイズ情報を表示し、入力対象とすることができる。また、入場チケットなどに適用する場合は、“入場済み”、“一時退場”、“再入場”などの情報を状態の変化に応じて表示し、入力対象とすることができる。すなわち、本実施の形態のRFIDタグシート1は、このような各種情報を表象し、入力対象とするようなカードや伝票等の情報表象媒体に適宜利用することができる。
本発明は、複数のRFIDタグを利用して情報の入力や表示を行うRFIDタグシート、情報入力システム、収納用物品、および情報表象媒体に利用可能である。
1…RFIDタグシート、
10…ベースシート、11…RFIDタグ、
20…保護シート、21…遮蔽シール、
30…リーダ装置、31…アンテナ部、
41…作業者DB、42…ICカード、43…工程DB、44…システム時計、45…指図DB、46…実績DB。




Claims (7)

  1. 複数のRFIDタグを組み込んだシート状の電波透過素材からなるRFIDタグシートであって、
    当該RFIDタグシートの表面に前記各RFIDタグの全部もしくは一部をそれぞれ覆い隠す状態で着脱可能に装着された遮蔽部材を有し、
    前記遮蔽部材は、前記RFIDタグとリーダ装置との間の通信に用いられる電磁波を遮蔽する素材からなる、RFIDタグシート。
  2. 請求項1に記載のRFIDタグシートにおいて、
    前記遮蔽部材は、当該RFIDタグシートの表面において貼付と剥離が可能なシール状の部材により構成される、RFIDタグシート。
  3. 請求項1または2に記載のRFIDタグシートにおいて、
    前記遮蔽部材の表面、および当該RFIDタグシートにおいて前記遮蔽部材が装着されている部分には、前記遮蔽部材が覆い隠している前記RFIDタグにより識別される情報を示す内容が表示されている、RFIDタグシート。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のRFIDタグシートを用いて情報の入力を受け付ける情報入力システムであって、
    前記RFIDタグシートに組み込まれた前記各RFIDタグのうち、前記遮蔽部材が剥離された1つ以上の前記RFIDタグにより識別される情報を前記リーダ装置により読み取り、
    読み取った情報の内容および/または読み取った前記RFIDタグの数に基づいて入力情報を判断する、情報入力システム。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のRFIDタグシートが装着された、収納用物品。
  6. 複数のRFIDタグを組み込んだ電波透過素材からなる部分を含む収納用物品であって、
    当該収納用物品の表面に前記各RFIDタグの全部もしくは一部をそれぞれ覆い隠す状態で着脱可能に装着された遮蔽部材を有し、
    前記遮蔽部材は、前記RFIDタグとリーダ装置との間の通信に用いられる電磁波を遮蔽する素材からなる、収納用物品。
  7. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のRFIDタグシートからなる、情報表象媒体。
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