JP5893203B1 - ベルトコンベアの搬送物の搬送流量測定システム及び搬送流量測定方法 - Google Patents

ベルトコンベアの搬送物の搬送流量測定システム及び搬送流量測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ベルトコンベアの長さが長い場合、あるいはベルトコンベアの重量が大きい場合でも、ベルトコンベアによって搬送されている搬送物の質量流量を適切かつ正確に検出することを可能にする手段を提供する。【解決手段】可撓性を有する搬送ベルト4を備えたベルトコンベア1の搬送流量測定システムSは、互いに適度な間隔をあけて配置された第1、第2ローラ式計量機8、9と、それぞれ第1、第2ローラ式計量機8、9の後側及び前側に近接して配置された第1、第2支持ローラ7a、7bと、コンピュータ11とを備えている。第1、第2ローラ式計量機8、9のローラ8a、9aと第1、第2支持ローラ7a、7bとは、それぞれ搬送ベルト4の上側走行部分において、搬送ベルト4の下面に当接している。コンピュータ11は、第1、第2ローラ式計量機8、9の検出値に基づいて搬送物6の質量搬送流量を算出する。【選択図】図1

Description

本発明は、最上部同士が同じ高さとなるように配置された駆動ローラ及び従動ローラと、駆動ローラと従動ローラとに巻き掛けられ、駆動ローラと従動ローラとにまたがる周回経路に沿って一定の速度で周回走行して搬送物を搬送する可撓性ないしは弾性を備えた無端の搬送ベルトとを備えているベルトコンベアのための搬送物の搬送流量測定システム及び搬送流量測定方法に関するものである。
一般に、ベルトコンベアは、例えば粒状ないしは粉体状の搬送物を、該搬送物に対して何らかの処理を施す処理装置に搬送するなどといった場面で広く用いられている。具体的には、例えば土壌の洗浄処理を行う場合、各地から土壌集積場に搬入された土壌が、ベルトコンベアにより土壌洗浄処理装置に搬送され、処理される。そして、このような処理装置(例えば、土壌洗浄処理装置)においては、通常、その運転状態等を監視するために、ベルトコンベアによって搬送されている搬送物の時々刻々の搬送流量、すなわち処理装置への搬送物の時々刻々の供給流量を測定することが必要である。
かくして、ベルトコンベアによって搬送されている搬送物の質量搬送流量を測定する手段として、ベルトコンベアの搬送ベルトの上面に載っている搬送物の全質量を連続的に測定し、その測定結果に基づいて搬送物の質量搬送流量を算出するようにした搬送流量測定手段が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図5に示すように、特許文献1に開示されたこの形式の搬送流量測定手段を備えたベルトコンベア20には、駆動ローラ21と、従動ローラ22と、駆動ローラ21と従動ローラ22とに巻き掛けられた無端の搬送ベルト23と、駆動ローラ21及び従動ローラ22を回転可能に支持するフレーム構造24とが設けられている。ここで、搬送ベルト23は、駆動ローラ21と従動ローラ22とにまたがる周回経路に沿って走行し、周回経路の上側水平部分23aを走行しているときにその上面に搬送物を載せて搬送する。そして、フレーム構造24には、搬送ベルト23の上面に載っている搬送物の全質量を連続的に検出する計量センサ25が組み込まれている。かくして、この搬送流量測定手段では、搬送ベルト23の上面に載っている搬送物の全質量を、電子コンポーネント(図示せず)により搬送物の質量流量に変換するようにしている。
また、ベルトコンベアによって搬送されている搬送物の質量搬送流量を測定する手段として、上面に搬送物が載っている搬送ベルト(上側走行部分)の下面に当接する重量計を設け、この重量計により搬送物の質量搬送流量を測定するようにした搬送流量測定手段も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
図6に示すように、特許文献2に開示されたこの形式の搬送流量測定手段を備えたベルトコンベア30には、駆動ローラ31と、従動ローラ32と、駆動ローラ31と従動ローラ32とに巻き掛けられた無端の搬送ベルト33とが設けられている。ここで、搬送ベルト33は、駆動ローラ31と従動ローラ32とにまたがる周回経路に沿って走行し、周回経路の上側水平部分33aを走行しているときにその上面に搬送物を載せて搬送する。そして、周回経路の上側水平部分33aを走行している搬送ベルト33の下面に当接する重量計34を設け、この重量計34により搬送物の質量搬送流量を測定するようにしている。
特開2009−526981号公報 特開2009−222265号公報
しかしながら、例えば特許文献1に開示されている、搬送ベルトの上面に載っている搬送物の全質量を連続的に測定し、その測定結果に基づいて搬送物の質量搬送流量を算出するようにした搬送流量測定手段は比較的小規模であるので、全長が長いベルトコンベア(例えば、数十メートル)、あるいは重量が大きいベルトコンベア(例えば数十トン)、例えば大量の土壌の洗浄処理を行う土壌洗浄処理装置のためのベルトコンベアには用いることができないといった問題がある。なお、特許文献1には、搬送ベルトの上面に載っている搬送物の全質量を搬送物の質量流量に変換する具体的な手法は開示されていない。
また、例えば特許文献2に開示されている、上面に搬送物が載っている搬送ベルト(上側走行部分)の下面に当接する重量計により搬送物の質量搬送流量を測定するようにした搬送流量測定手段では、重量計の検出値、すなわち搬送ベルトが重量計を下方に押す力が、ベルト走行方向に関して搬送ベルト上のどの範囲の搬送物の質量に起因するものであるかが明らかではなく、重量計の検出値と搬送物の質量流量の関係が明らかでないといった問題がある。すなわち、1つの重量計の検出値のみにより、どのようにして搬送物の質量搬送流量が測定できるのかが明らかでない。例えば、搬送物が同一であっても、搬送ベルトの可撓性が大きい場合(例えば、ゴムベルト、樹脂ベルト)と小さい場合(例えば、金属ベルト)とでは、重量計の検出値が異なるものと考察される。また、搬送ベルトの厚さが厚い場合と薄い場合とでも、重量計の検出値が異なるものと考察される。
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたものであって、ベルトコンベアの長さが長い場合、あるいはベルトコンベアの重量が大きい場合でも、ベルトコンベアによって搬送されている搬送物、例えば土壌や砂などの質量流量を適切に検出することを可能にする手段を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決するためになされた本発明に係る搬送物の搬送流量測定システムを備えた、土壌洗浄処理装置用又は砕砂水洗装置用のベルトコンベアは、最上部同士が同じ高さとなるように配置された駆動ローラ及び従動ローラ(被駆動ローラ)と、駆動ローラと従動ローラとに巻き掛けられたポリエステル帆布の表裏にポリウレタンが接合されてなる平ベルトで形成された無端の搬送ベルト(エンドレスベルト)とを備えている。ここで、搬送ベルトは、駆動ローラと従動ローラとにまたがる周回経路(以下、単に「周回経路」という。)に沿って一定の速度で周回走行して土壌又は砕砂からなる搬送物を搬送する。そして、本発明に係る搬送流量測定システムは、第1及び第2のローラ式計量機(計量ローラ)と、第1及び第2の支持ローラと、質量算出手段と、搬送流量算出手段とを備えている。なお、質量算出手段及び搬送流量算出手段は、これらの機能を実行するソフトウェアを備えた1つ又は複数のコンピュータで構成される。
本発明に係る搬送流量測定システムにおいて、第1のローラ式計量機は、周回経路の上側水平部分において搬送ベルトの下面に当接するように配置された単一のローラを有している。第2のローラ式計量機は、周回経路の上側水平部分において、搬送ベルトの走行方向(以下「ベルト走行方向」という。)に関して第1のローラ式計量機より前側(リーディング側)の位置で第1のローラ式計量機のローラとの間に所定の間隔をあけて、搬送ベルトの下面に当接するように配置された単一のローラを有している。
第1の支持ローラは、周回経路の上側水平部分において、ベルト走行方向に関して第1のローラ式計量機より後側(トレーリング側)の位置で第1のローラ式計量機のローラ対して5〜20mmの間隔をあけて、搬送ベルトの下面に当接するように配置されている。第2の支持ローラは、周回経路の上側水平部分において、ベルト走行方向に関して第2のローラ式計量機より前側の位置で第2のローラ式計量機のローラ対して5〜20mmの間隔をあけて、搬送ベルトの下面に当接するように配置されている。質量算出手段は、第1のローラ式計量機の検出値と第2のローラ式計量機の検出値の合算値を算出して該合算値に基づいて、第1のローラ式計量機と第1の支持ローラの間の第1中間点と、第2のローラ式計量機と第2の支持ローラの間の第2中間点との間において、搬送ベルトの上に載っている搬送物の質量 を算出する。搬送流量算出手段は、質量算出手段によって算出された搬送物の質量 と、第1中間点と第2中間点の間隔と、搬送ベルトの走行速度(一定速度)とに基づいて搬送物の質量搬送流量 を算出する。
質量算出手段は、第1中間点と第2中間点の間隔をHとし、搬送ベルトの走行速度をVとすれば、下記の式1であらわされる時間間隔Δtで間欠的に、前記合算値を算出して搬送物の質量M を算出する。
Δt=H/V………………………………………………………………式1
搬送流量算出手段は、下記の式2により、時間間隔Δtで間欠的に質量搬送流量F を算出する。
=M /Δt=M /(H/V)……………………………………式2
本発明に係る搬送流量測定システムにおいては、第1及び第2のローラ式計量機が、それぞれ、搬送ベルトの下面に当接するように配置されたローラと、該ローラにかかる荷重を検出する重量計とを有し、第1及び第2のローラ式計量機のローラと第1及び第2の支持ローラとが、同一直径であり、同一の高さの位置に配設されているのが好ましい。
本発明に係る搬送流量測定システムは、ベルト走行方向に関して第1のローラ式計量機と第2のローラ式計量機との間において搬送ベルトの上方に配置され搬送物の含水率を測定する近赤外線吸収式水分計と、近赤外線吸収式水分計によって検出された搬送物の含水率と搬送流量算出手段によって算出された搬送物の質量搬送流量とに基づいて搬送物の乾燥質量搬送流量を算出する乾燥質量流量算出手段とを備えているのが好ましい。
本発明に係る、最上部同士が同じ高さとなるように配置された駆動ローラ及び従動ローラと、駆動ローラと従動ローラとに巻き掛けられ、駆動ローラと従動ローラとにまたがる周回経路に沿って一定の速度で周回走行して土壌又は砕砂からなる搬送物を搬送する、ポリエステル帆布の表裏にポリウレタンが接合されてなる平ベルトで形成された無端の搬送ベルトとを備えている、土壌洗浄処理装置用又は砕砂水洗装置用のベルトコンベアのための搬送物の搬送流量測定方法は、下記の各ステップ(1)〜(6)を有する。
(1) 単一のローラを有する第1のローラ式計量機を、該ローラが周回経路の上側水平部分において搬送ベルトの下面に当接するように配置するステップ。
(2) 単一のローラを有する第2のローラ式計量機を、該ローラが、周回経路の上側水平部分において、ベルト走行方向に関して第1のローラ式計量機より前側の位置で第1のローラ式計量機のローラとの間に所定の間隔をあけて搬送ベルトの下面に当接するように配置するステップ。
(3) 周回経路の上側水平部分において、ベルト走行方向に関して第1のローラ式計量機より後側の位置で第1のローラ式計量機のローラ対して5〜20mmの間隔をあけて、搬送ベルトの下面に当接するように第1の支持ローラを配置するステップ。
(4) 周回経路の上側水平部分において、ベルト走行方向に関して第2のローラ式計量機より前側の位置で第2のローラ式計量機のローラ対して5〜20mmの間隔をあけて、搬送ベルトの下面に当接するように第2の支持ローラを配置するステップ。
(5) 第1のローラ式計量機の検出値と第2のローラ式計量機の検出値の合算値を算出して該合算値に基づいて、第1のローラ式計量機と第1の支持ローラの間の第1中間点と、第2のローラ式計量機と第2の支持ローラの間の第2中間点との間において、搬送ベルトの上に載っている搬送物の質量 を算出するステップ。
(6) ステップ(5)で算出された搬送物の質量 と、第1中間点と第2中間点の間隔と、搬送ベルトの走行速度とに基づいて搬送物の質量搬送流量 を算出するステップ。
この搬送物の搬送流量測定方法においては、第1中間点と第2中間点の間隔をHとし、搬送ベルトの走行速度をVとすれば、下記の式1であらわされる時間間隔Δtで間欠的に、前記合算値を算出して搬送物の質量M を算出する。
Δt=H/V………………………………………………………………式1
そして、下記の式2により、時間間隔Δtで間欠的に質量搬送流量F を算出する。
=M /Δt=M /(H/V)……………………………………式2
本発明に係る搬送流量測定方法においては、第1及び第2のローラ式計量機として、それぞれ、搬送ベルトの下面に当接するように配置されたローラと、該ローラにかかる荷重を検出する重量計とを有するものを用いた上で、第1及び第2のローラ式計量機のローラと第1及び第2の支持ローラとを、同一直径とした上で同一の高さの位置に配設するのが好ましい。
本発明に係る搬送流量測定方法においては、ベルト走行方向に関して第1のローラ式計量機と第2のローラ式計量機との間において搬送ベルトの上方に、搬送物の含水率を測定する近赤外線吸収式水分計を配置した上で、この近赤外線吸収式水分計によって検出された搬送物の含水率と、搬送物の質量搬送流量とに基づいて、搬送物の乾燥質量搬送流量を算出するようにしてもよい。
本発明に係る搬送流量測定システム又は搬送流量測定方法によれば、土壌又は砕砂からなる搬送物を水平方向に搬送する既設の土壌洗浄処理装置用又は砕砂水洗装置用のベルトコンベアにおいて、ポリエステル帆布の表裏にポリウレタンが接合されてなる平ベルトで形成された搬送ベルトを用いる一方、それぞれ搬送ベルトの上側走行部分の下面に当接する第1及び第2ローラ式計量機並びに第1及び第2の支持ローラを設けた上で、例えば質量算出機能と搬送流量算出機能とを実行するソフトウェアを備えたコンピュータ等を付設するだけで、ベルトコンベアの長さが長い場合、あるいはベルトコンベアの重量が大きい場合でも、ベルトコンベアによって搬送されている土壌又は砕砂からなる搬送物の質量流量を適切かつ正確に検出することができる。
本発明に係る搬送流量測定システムを備えた、ないしは本発明に係る搬送流量測定方法を用いるベルトコンベアの概略構成を示す模式的な側面図である。 図1に示すベルトコンベアと、該ベルトコンベアに設けられたローラ式計量機及び支持ローラの概略構成を示す模式的な一部断面斜視図である。 搬送物の搬送時における図1に示すベルトコンベアの一部を拡大して示す模式的な側面図である。 第1、第2ローラ式計量機の近傍におけるベルトコンベアの搬送物の搬送状態を示す図である。 ベルトコンベアの搬送ベルトの上面に載っている搬送物の全質量の測定値に基づいて搬送物の質量搬送流量を算出するようにした従来の搬送流量測定手段を備えたベルトコンベアの模式的な側面図である。 搬送ベルトの上側走行部分の下面に当接する重量計により搬送物の質量搬送流量を測定するようにした従来の搬送流量測定手段を備えたベルトコンベアの模式的な側面図である。
以下、図1〜図4を参照しつつ、本発明の実施形態を具体的に説明する。
図1及び図2に示すように、本発明に係る搬送流量測定システムSを備えた、ないしは本発明に係る搬送流量測定方法を用いるベルトコンベア1は、電動機(図示せず)によって回転駆動されるシャフト2aに同軸状に取り付けられた略円柱形の駆動ローラ2と、駆動源には接続されていないシャフト3aに同軸状に取り付けられた略円柱形の従動ローラ3と、駆動ローラ2と従動ローラ3とに巻き掛けられた輪状ないしは無端(エンドレス)の搬送ベルト4とを備えている。
搬送ベルト4は平ベルトであり、可撓性ないしは弾性を有するゴム材料(例えば、帆布の表裏にゴムを接合したもの)、あるいは合成樹脂材料(例えば、ポリエステル帆布の表裏にポリウレタン層を接合したもの)等で形成されている。駆動ローラ2と従動ローラ3とは、その直径が同一であり、同一の高さの位置に配置されている。なお、駆動ローラ2の直径と従動ローラ3の直径が異なる場合は、駆動ローラ2と従動ローラ3は、これらの最上部が同一の高さとなるように配置される。
ベルトコンベア1の稼働時には、駆動ローラ2が矢印A1で示す方向に一定の回転速度で回転する一方、従動ローラ3が矢印A2で示す方向に同一の回転速度で従動回転する。そして、搬送ベルト4は、駆動ローラ2と従動ローラ3とにまたがる周回経路に沿って、一定速度で周回走行する。搬送ベルト4の周回経路は、側面視では、搬送ベルト4が駆動ローラ2又は従動ローラ3と当接する部分では半円形であり、駆動ローラ2又は従動ローラ3と当接しない部分(両ローラ間)では水平方向に直線状に伸びる、全体的にはフィールドトラック形のものである。かくして、搬送ベルト4は、駆動ローラ2と従動ローラ3の間において、周回経路の上側水平部分4aを走行するときには矢印A3で示す方向に一定速度で水平に走行し、周回経路の下側水平部分4bを走行するときには矢印A4で示す方向に一定速度で水平に走行する。
ベルトコンベア1の稼働時に、従動ローラ3よりやや駆動ローラ側の位置においてベルトコンベア1の上方に配置された搬送物供給部5(ホッパー)から、粒状ないしは粉体状の搬送物6が、周回経路の上側水平部分4aを走行している搬送ベルト4の上面に連続的に供給される。この搬送物6は、搬送ベルト4によって矢印A3で示す方向に搬送され、搬送ベルト4が駆動ローラ2のまわりで反転する部位で重力により下方に落下し、搬送物6の処理装置(図示せず)に投入される。
ベルトコンベア1によって搬送される粒状ないしは粉体状の搬送物6としては、これらに限定されるわけではないが、例えば有害物で汚染された土地の掘削により生じた汚染土壌や、石及び/又は岩を破砕することにより生成された砕砂などが挙げられる。ベルトコンベア1により搬送された搬送物6を処理する処理装置(図示せず)は、搬送物6が汚染土壌である場合は例えばキレート剤を用いる汚染土壌洗浄処理装置等であり、搬送物6が砕砂である場合は例えば砕砂水洗装置等である。
なお、以下では、ベルトコンベア1における各装置ないしは各部材の位置関係を簡明に表現するため、上側水平部分4aにおけるベルト走行方向(矢印P3で示す方向)に関して、進行方向側ないしはリーディング側(図1中の位置関係では右側)を「前」といい、進行方向と反対側ないしはトレーリング側(図1中の位置関係では左側)を「後」ということにする。すなわち、搬送物6の流れ方向についてみれば、「前」は下流側であり、「後」は上流側である。
ベルトコンベア1の周回経路の上側水平部分4aにおいて搬送ベルト4の下側には、複数(ないしは多数)の支持ローラ7が、前後方向(ベルト走行方向)に互いに適当な間隔を隔てて搬送ベルト4の下面に当接するように配置されている。これらの支持ローラ7は、ベルトコンベア1のフレーム構造(図示せず)によって回転自在に支持され、回転(自転)しつつ搬送ベルト4及び搬送物6を支持する。ここで、各支持ローラ7の前後方向の間隔(以下「基本ローラ間隔」という。)は、基本的には(後記の特定の2つの支持ローラ7a、7bの間隔以外)、搬送物6の質量により搬送ベルト4がさほど下方に撓まず、搬送ベルト4及び搬送物6が波打たず概ね水平方向に搬送されるように設定される(例えば、土壌又は砂を搬送する場合は20〜30cm)。
詳しくは図示していないが、各支持ローラ7は、その中心軸が搬送ベルト幅方向、すなわち水平面内においてベルトコンベア1の前後方向と垂直な方向に伸びる円柱形のローラであり、その搬送ベルト幅方向の長さは搬送ベルト4の幅と同一か、又はこれよりやや長くなっている(例えば数cm〜十数cm長い)。なお、各支持ローラ7の直径(外径)は、とくに限定されるわけではないが、例えば土壌あるいは砂を搬送する場合は4〜10cm程度に設定するのが実用的である。
これらの複数の支持ローラ7うち、前後方向に隣り合う特定の2つの支持ローラ(以下、これらのうち後側の支持ローラを「第1支持ローラ7a」といい、前側の支持ローラを「第2支持ローラ7b」という。)は、後で詳しく説明するように、前後方向に基本ローラ間隔より長い間隔(例えば、50〜80cm)でもって配置されている。
そして、上側水平部分4aに位置する搬送ベルト4の下側において第1支持ローラ7aの前側(下流側)に、第1ローラ式計量機8が、第1支持ローラ7aと当接はしないが近接して配設されている(例えば、5〜20mmの間隔)。第1ローラ式計量機8は、ローラ8aと重量計8bとを有し、ローラ8aは、搬送ベルト4の下面に当接するように配置され、回転(自転)しつつ、搬送ベルト4及びその上の搬送物6を支持する。ここで、ローラ8aの形状ないしは寸法(直径、長さ等)は、第1支持ローラ7aと同一であり、同一の高さの位置に配置されている。
他方、上側水平部分4aに位置する搬送ベルト4の下側において第2支持ローラ7bの後側(上流側)に、第2ローラ式計量機9が、第2支持ローラ7bと当接はしないが近接して配設されている(例えば、5〜20mmの間隔)。なお、第2ローラ式計量機9は、第1ローラ式計量機8と同一の構成のものである。第2ローラ式計量機9は、ローラ9aと重量計9bとを有し、ローラ9aは、搬送ベルト4の下面に当接するように配置され、回転(自転)しつつ、搬送ベルト4及びその上の搬送物6を支持する。ここで、ローラ9aの形状ないしは寸法(直径、長さ等)は、第2支持ローラ7bと同一であり、同一の高さの位置に配置されている。
第1ローラ式計量機8及び第2ローラ式計量機9の各重量計8b、9bは、それぞれ、例えばロードセルなどを用いた重量計であり、ローラ8a、9aを支持するとともに、搬送ベルト4及び搬送物6がローラ8a、9aを下向きに押す力の大きさを検出する。なお、重量計8b、9bは、ベルトコンベア1のフレーム構造(図示せず)によって支持されている。重量計8b、9bの検出値は、コンピュータ11に送られ、後で説明するように、コンピュータ11による最終的には搬送物6の質量搬送流量及乾燥質量搬送流量を求めるための種々の演算処理に用いられる。
さらに、前後方向に関して第1ローラ式計量機8と第2ローラ式計量機9の間(例えば、中間部)において、搬送ベルト4の上方には、搬送物6の含水率を測定する近赤外線吸収式水分計10が配設されている。そして、近赤外線吸収式水分計10の検出値はコンピュータ11に送られ、コンピュータ11による搬送物6の乾燥質量搬送流量を求めるための演算処理に用いられる。
近赤外線吸収式水分計10は、詳しくは図示していないが、近赤外線領域における所定の波長帯の光を搬送物6に照射し、搬送物6の含水率に応じて光の吸収率が変化する性質を利用したものであり、所定の波長帯の光を搬送物6に照射して、この光の反射量(又は反射率)を受光モジュールで測定し、その測定結果に基づいて搬送物6の含水率を算出するものである。なお、このような近赤外線吸収式水分計10としては、例えばi−NEAT株式会社から発売されているオンライン水分計MCT460などを用いることができる。
要するに、ベルトコンベア1においては、下記の各データが検出ないしは取得される。
(1) 第1ローラ式計量機8によって検出される搬送ベルト4及びその上の搬送物6がローラ8aを下向きに押す力P、すなわちローラ8aが搬送ベルト4及び搬送物6を支持している力P(以下「第1ローラ荷重P」という。)。
(2) 第2ローラ式計量機9によって検出される搬送ベルト4及びその上の搬送物6がローラ9aを下向きに押す力P、すなわちローラ9aが搬送ベルト4及び搬送物6を支持している力P(以下「第2ローラ荷重P」という。)。
(3) 近赤外線吸収式水分計10によって検出される、前後方向に関して第1ローラ式計量機8と第2ローラ式計量機9の間の搬送物6の含水率φ(以下「搬送物含水率φ」という。)。
コンピュータ11は、このように検出ないしは取得された第1ローラ荷重Pと、第2ローラ荷重Pと、搬送物含水率φと、ベルトコンベア1の構造(第1、第2支持ローラ7a、7b及び第1、第2ローラ式計量機8、9の形状、寸法、位置等)ないしは運転状態(搬送ベルト4の走行速度等)とに基づいて、搬送物6の質量搬送流量及び乾燥質量搬送流量を算出する。以下、図3及び図4を参照しつつ、コンピュータ11による搬送物6の質量搬送流量及び乾燥質量搬送流量の算出手法ないしは算出手順を説明する。
図3は、ベルトコンベア1の稼動時において搬送ベルト4への搬送物6の連続的な供給が開始された後、ある時点Tにおいて、連続的に前方に搬送される搬送物6が、第1ローラ式計量機8と第2ローラ式計量機9とを経由して前方へ搬送されている状態を示している。この時点Tにおいては、前後方向に関して、第1支持ローラ7aと第1ローラ式計量機8のローラ8aの中間点L(以下「第1中間点L」という。)と、第2ローラ式計量機9のローラ9aと第2支持ローラ7bの中間点L(以下「第2中間点L」という。)との間に位置する搬送ベルト4及びその上の搬送物6は、以下で説明するように、実質的には第1ローラ式計量機8(ローラ8a)及び第2ローラ式計量機9(ローラ9a)のみによって支持され、第1、第2支持ローラ7a、7b又はその他の支持ローラ7によっては支持されない。
図4に拡大して示すように、搬送ベルト4は適度な可撓性ないしは弾性を有し、かつ前後方向に関して、第1ローラ式計量機8と第2ローラ式計量機9とは比較的長い間隔D(例えば、40〜70cm)を隔てて配置されているので、第1ローラ式計量機8のローラ8aと第2ローラ式計量機9のローラ9aの間の領域(以下「計量機間領域」という。)では、搬送ベルト4は下方に軽く撓んで湾曲する。このため、計量機間領域における搬送ベルト4及びその上の搬送物6は、実質的には両ローラ8a、9aのみによって支持され、第1、第2支持ローラ7a、7b又はその他の前後の支持ローラ7によっては支持されない。比喩的に表現すれば、計量機間領域では、搬送ベルト4は、その前後の両端が両ローラ8a、9aによって二点支持された「もっこ」のような状態となる。
したがって、計量機間領域における搬送ベルト4及びその上の搬送物6の質量Mは、第1ローラ式計量機8及び第2ローラ式計量機9のみに作用を及ぼす。すなわち、第1ローラ式計量機8及び第2ローラ式計量機9の検出値(第1ローラ荷重P及び第2ローラ荷重P)の合算値は、計量機間領域における搬送ベルト4及びその上の搬送物6の質量Mを含むものとなる。
一方、前後方向に関して、第1支持ローラ7aと第1ローラ式計量機8のローラ8aの間の領域における搬送ベルト4及びその上の搬送物6は、実質的には第1支持ローラ7a及びローラ8aのみによって支持される。そして、第1支持ローラ7aとローラ8aの間隔は非常に短く(例えば、5〜20mm)、かつ第1支持ローラ7aとローラ8aとは直径及び高さが等しいので、この領域内における第1中間点Lより後側(上流側)の搬送ベルト4及びその上の搬送物6は第1支持ローラ7aによって支持され、第1中間点Lより前側(下流側)の搬送ベルト4及びその上の搬送物6はローラ8aによって支持されるものとみなしても、誤差は非常に小さく(4%未満と推測される)、実用上問題は生じない。したがって、実質的には、この領域内における第1中間点Lより前側の搬送ベルト4及びその上の搬送物6の質量Mは、第1ローラ式計量機8のみに作用するものとみなすことができる。すなわち、第1ローラ式計量機8の検出値(第1ローラ荷重P)は、この領域における搬送ベルト4及びその上の搬送物6の質量Mを含む。
また、前後方向に関して、第2ローラ式計量機9のローラ9aと第2支持ローラ7bの間の領域における搬送ベルト4及びその上の搬送物6は、実質的にはローラ9a及び第2支持ローラ7bのみによって支持される。そして、ローラ9aと第2支持ローラ7bの間隔は非常に短く(例えば、5〜20mm)、かつローラ9aと第2支持ローラ7bとは直径及び高さが等しいので、この領域内における第2中間点Lより後側(上流側)の搬送ベルト4及びその上の搬送物6はローラ9aによって支持され、第2中間点Lより前側(下流側)の搬送ベルト4及びその上の搬送物6は第2支持ローラ7bによって支持されるものとみなしても、誤差は非常に小さく(4%未満と推測される)、実用上問題は生じない。したがって、実質的には、この領域内における第2中間点Lより後側の搬送ベルト4及びその上の搬送物6の質量Mは、第2ローラ式計量機9のみに作用するものとみなすことができる。すなわち、第2ローラ式計量機9の検出値(第2ローラ荷重P)は、この領域における搬送ベルト4及びその上の搬送物6の質量Mを含む。
かくして、ある時点Tにおける第1ローラ式計量機8及び第2ローラ式計量機9の検出値(第1ローラ荷重P及び第2ローラ荷重P)の合算値は、この時点Tでの、前後方向に関して第1中間点Lと第2中間点Lの間の領域(以下「計量領域」という。)における搬送ベルト4及びその上の搬送物6の質量(M+M+M)を示すことになる。したがって、このような計量領域における搬送ベルト4及びその上の搬送物6の質量から、計量領域における搬送ベルト4の質量(既知)を差し引けば、この時点Tでの計量領域における搬送ベルト4上の搬送物6の質量M(以下「測定質量M」という。)が求められる。
このような測定質量Mは連続的に検出ないしは算出されているが、コンピュータ11は、このような連続的な測定質量Mから、質量搬送ベルト4の走行速度に応じて一定の時間間隔Δtで間欠的に、一連の時点T(Δt=T−Ti−1)における測定質量M(以下「ピンポイント測定質量M」という。)を抽出する。ここで、ピンポイント測定質量Mを抽出する時間間隔Δt(以下「データ抽出間隔Δt」という。)は、第1中間点Lと第2中間点Lの前後方向の距離Hと搬送ベルトの走行速度Vとに基づいて、下記の式1により設定される。

Δt=H/V…………………………………………………………………式1
Δt:データ抽出時間間隔
H:第1中間点Lと第2中間点Lの間隔
V:搬送ベルトの走行速度
そして、コンピュータ11は、下記の式2を用いて、次々に算出される各時点Tにおけるピンポイント測定質量Mを、一定値であるデータ抽出間隔Δt(=H/V)で除算することにより、各時点Tにおける搬送物6の質量搬送流量Fを算出する。

=M/Δt=M/(H/V)………………………………………式2
:時点Tにおける質量搬送流量
:時点Tにおけるピンポイント測定質量
Δt:データ抽出間隔
H:第1中間点Lと第2中間点Lの間隔
V:搬送ベルトの走行速度
さらに、コンピュータ11は、このようにして算出した各時点Tにおける搬送物6の質量搬送流量Fと、各時点Tにおいて近赤外線吸収式水分計10により検出された搬送物6の含水率φ(0≦φ<1)とに基づいて、下記の式3により、各時点Tにおける搬送物6の質量乾燥流量Gを算出する。

=F・(1−φ)………………………………………………………式3
:時点Tにおける搬送物の質量乾燥流量
:時点Tにおける質量搬送流量
φ:時点Tにおける搬送物の含水率
前記のとおり、本発明の実施形態に係る搬送物6の搬送流量測定システム又は搬送流量測定方法によれば、例えば搬送物6を水平方向に搬送する普通のベルトコンベア1において、例えばゴム、合成樹脂等を用いた適度な可撓性ないしは弾性を有する搬送ベルト4を採用する一方、それぞれ搬送ベルト4の上側走行部分4aの下面に当接する第1ローラ式計量機8と第2ローラ式計量機9とを、適度な間隔で配置された隣り合う2つの支持ローラ7a、7bに近接して設け、さらに近赤外線吸収式水分計10とを設けた上で、質量算出機能及び搬送流量算出機能を実行するソフトウェア、及び、その他の普通の演算機能を実行するソフトウェア等を備えたコンピュータ11を付設するだけで、ベルトコンベア1の長さが長い場合、あるいはベルトコンベア1の重量が大きい場合でも、ベルトコンベア1によって搬送されている搬送物6、例えば土壌や砂などの質量流量及び乾燥質量流量を適切かつ正確に検出することができる。
S 搬送流量測定システム、1 ベルトコンベア、2 駆動ローラ、2a シャフト、3 従動ローラ、3a シャフト、4 搬送ベルト、4a 周回経路の上側水平部分、4b 周回経路の下側水平部分、5 搬送物供給部、6 搬送物、7 支持ローラ、7a 第1支持ローラ、7b 第2支持ローラ、8 第1ローラ式計量機、8a ローラ、8b 重量計、9 第2ローラ式計量機、9a ローラ、9b 重量計、10 近赤外線吸収式水分計、11 コンピュータ、20 ベルトコンベア、21 駆動ローラ、22 従動ローラ、23 搬送ベルト、23a 上側水平部分、24 フレーム構造、25 計量センサ、30 ベルトコンベア、31 駆動ローラ、32 従動ローラ、33 搬送ベルト、33a 上側水平部分、34 重量計。

Claims (6)

  1. 最上部同士が同じ高さとなるように配置された駆動ローラ及び従動ローラと、
    前記駆動ローラと前記従動ローラとに巻き掛けられ、前記駆動ローラと前記従動ローラとにまたがる周回経路に沿って一定の速度で周回走行して土壌又は砕砂からなる搬送物を搬送する、ポリエステル帆布の表裏にポリウレタンが接合されてなる平ベルトで形成された無端の搬送ベルトとを備えている、土壌洗浄処理装置用又は砕砂水洗装置用のベルトコンベアのための搬送物の搬送流量測定システムであって、
    前記周回経路の上側水平部分において前記搬送ベルトの下面に当接するように配置された単一のローラを有する第1のローラ式計量機と、
    前記上側水平部分において、前記搬送ベルトの走行方向に関して前記第1のローラ式計量機より前側の位置で前記第1のローラ式計量機の前記ローラとの間に所定の間隔をあけて、前記搬送ベルトの下面に当接するように配置された単一のローラを有する第2のローラ式計量機と、
    前記周回経路の上側水平部分において、前記搬送ベルトの走行方向に関して前記第1のローラ式計量機より後側の位置で前記第1のローラ式計量機の前記ローラ対して5〜20mmの間隔をあけて、前記搬送ベルトの下面に当接するように配置された第1の支持ローラと、
    前記周回経路の上側水平部分において、前記搬送ベルトの走行方向に関して前記第2のローラ式計量機より前側の位置で前記第2のローラ式計量機の前記ローラ対して5〜20mmの間隔をあけて、前記搬送ベルトの下面に当接するように配置された第2の支持ローラと、
    前記第1のローラ式計量機の検出値と前記第2のローラ式計量機の検出値の合算値を算出して該合算値に基づいて、前記第1のローラ式計量機と前記第1の支持ローラの間の第1中間点と、前記第2のローラ式計量機と前記第2の支持ローラの間の第2中間点との間において、前記搬送ベルトの上に載っている搬送物の質量 を算出する質量算出手段と、
    前記質量算出手段によって算出された前記搬送物の質量 と、前記第1中間点と前記第2中間点の間隔と、前記搬送ベルトの走行速度とに基づいて搬送物の質量搬送流量 を算出する搬送流量算出手段とを備えていて、
    前記質量算出手段は、前記第1中間点と前記第2中間点の間隔をHとし、前記搬送ベルトの走行速度をVとすれば、下記の式であらわされる時間間隔Δtで間欠的に、前記合算値を算出して前記搬送物の質量M を算出し、
    Δt=H/V
    前記搬送流量算出手段は、下記の式により、時間間隔Δtで間欠的に質量搬送流量F を算出する、
    =M /Δt=M /(H/V)
    ことを特徴とする搬送物の搬送流量測定システム。
  2. 前記第1及び第2のローラ式計量機は、それぞれ、前記搬送ベルトの下面に当接するように配置されたローラと、前記ローラにかかる荷重を検出する重量計とを有し、
    前記第1及び第2のローラ式計量機のローラと前記第1及び第2の支持ローラとは、同一直径であり、同一の高さの位置に配設されていることを特徴とする、請求項1に記載の搬送物の搬送流量測定システム。
  3. 前記搬送ベルトの走行方向に関して前記第1のローラ式計量機と前記第2のローラ式計量機との間において前記搬送ベルトの上方に配置され、搬送物の含水率を測定する近赤外線吸収式水分計と、
    前記近赤外線吸収式水分計によって検出された搬送物の含水率と、前記搬送流量算出手段によって算出された搬送物の質量搬送流量とに基づいて、搬送物の乾燥質量搬送流量を算出する乾燥質量流量算出手段とを備えていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の搬送物の搬送流量測定システム。
  4. 最上部同士が同じ高さとなるように配置された駆動ローラ及び従動ローラと、
    前記駆動ローラと前記従動ローラとに巻き掛けられ、前記駆動ローラと前記従動ローラとにまたがる周回経路に沿って一定の速度で周回走行して土壌又は砕砂からなる搬送物を搬送する、ポリエステル帆布の表裏にポリウレタンが接合されてなる平ベルトで形成された無端の搬送ベルトとを備えている、土壌洗浄処理装置用又は砕砂水洗装置用のベルトコンベアのための搬送物の搬送流量測定方法であって、
    単一のローラを有する第1のローラ式計量機を、該ローラが前記周回経路の上側水平部分において前記搬送ベルトの下面に当接するように配置し、
    単一のローラを有する第2のローラ式計量機を、該ローラが、前記上側水平部分において、前記搬送ベルトの走行方向に関して前記第1のローラ式計量機より前側の位置で前記第1のローラ式計量機の前記ローラとの間に所定の間隔をあけて前記搬送ベルトの下面に当接するように配置し、
    前記周回経路の上側水平部分において、前記搬送ベルトの走行方向に関して前記第1のローラ式計量機より後側の位置で前記第1のローラ式計量機の前記ローラ対して5〜20mmの間隔をあけて、前記搬送ベルトの下面に当接するように第1の支持ローラを配置し、
    前記周回経路の上側水平部分において、前記搬送ベルトの走行方向に関して前記第2のローラ式計量機より前側の位置で前記第2のローラ式計量機の前記ローラ対して5〜20mmの間隔をあけて、前記搬送ベルトの下面に当接するように第2の支持ローラを配置し、
    前記第1のローラ式計量機の検出値と前記第2のローラ式計量機の検出値の合算値を算出して該合算値に基づいて、前記第1のローラ式計量機と前記第1の支持ローラの間の第1中間点と、前記第2のローラ式計量機と前記第2の支持ローラの間の第2中間点との間において、前記搬送ベルトの上に載っている搬送物の質量 を算出し、
    前記搬送物の質量 と、前記第1中間点と前記第2中間点の間隔と、前記搬送ベルトの走行速度とに基づいて搬送物の質量搬送流量 を算出するようになっていて、
    前記第1中間点と前記第2中間点の間隔をHとし、前記搬送ベルトの走行速度をVとすれば、下記の式であらわされる時間間隔Δtで間欠的に、前記合算値を算出して前記搬送物の質量M を算出し、
    Δt=H/V
    下記の式により、時間間隔Δtで間欠的に質量搬送流量F を算出する、
    =M /Δt=M /(H/V)
    ことを特徴とする搬送物の搬送流量測定方法。
  5. 前記第1及び第2のローラ式計量機は、それぞれ、前記搬送ベルトの下面に当接するように配置されたローラと、前記ローラにかかる荷重を検出する重量計とを有していて、
    前記第1及び第2のローラ式計量機のローラと前記第1及び第2の支持ローラとを、同一直径とした上で同一の高さの位置に配設することを特徴とする、請求項4に記載の搬送物の搬送流量測定方法。
  6. 前記搬送ベルトの走行方向に関して前記第1のローラ式計量機と前記第2のローラ式計量機との間において前記搬送ベルトの上方に、搬送物の含水率を測定する近赤外線吸収式水分計を配置し、
    前記近赤外線吸収式水分計によって検出された搬送物の含水率と、前記搬送物の質量搬送流量とに基づいて、搬送物の乾燥質量搬送流量を算出することを特徴とする、請求項4又は5に記載の搬送物の搬送流量測定方法。
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JPS5893829U (ja) * 1981-12-18 1983-06-25 石川島播磨重工業株式会社 コンベア秤量装置
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