JP5892908B2 - 現金自動取扱装置および現金の返却方法 - Google Patents

現金自動取扱装置および現金の返却方法 Download PDF

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Description

本発明は、現金自動取扱装置および現金の返却方法に関する。
現金自動取扱装置において、障害が発生した場合に対処する技術として、特開2010−61325号(特許文献1)に記載された技術がある。この公報には、「顧客現金を扱う取引の場合、動作させる搬送路を限定し、限定された搬送路のみ異常チェックを行うようにする。また、障害発生後、係員によって実行される障害復旧動作でも障害発生時に貨幣類処理装置が行っていた取引内容が、顧客現金を扱う取引か、機内現金を扱う取引かで、復旧動作を行う搬送路を区別させるようにする。これらのことで、顧客現金と機内現金の混在を防止する。」と記載されている(要約参照)。
特開2010−61325号公報
前記特許文献1の技術では、顧客が貨幣類取扱装置に投入した現金である顧客現金を扱っている処理の場合に、現金取扱装置内の現金である機内現金が入っているカートリッジなどで機器障害等の異常があった場合でも、異常が発生した箇所がその取引で使用していない搬送路であれば、顧客現金と機内現金の混在が防止される。しかし、特許文献1の技術では、異常が発生した箇所がその取引で使用している搬送路である場合には、取扱装置においてその後に行われる復旧動作等によって、顧客現金と機内現金とが混在してしまうことがあった。
そこで、本発明は、異常が発生した箇所が取引で使用している搬送路であっても、顧客現金と機内現金との混在を可能な限り防止する技術を提供する。
上記課題を解決するために、本発明は、現金自動取扱装置であって、現金を投入及び排出するための開口部と、投入された現金を一時的に保留する保留部と、前記開口部と前記保留部との間で現金を搬送する接続する第1搬送路を有する搬送機構と、前記搬送機構に搬送されている現金を検知するセンサと、前記センサによる検知結果と前記開口部に投入された現金の搬送状態とに基づいて、前記搬送機構に搬送されている現金と前記開口部に投入された現金の中から、顧客に返却可能な顧客現金を判別する判別部と、判別された前記顧客現金を前記開口部から排出して前記現金の取扱を中止する制御部と、を有する。
本発明によれば、センサによる検知結果と開口部に投入された現金の搬送状態とに基づいて、搬送機構に搬送されている現金と開口部に投入された現金の中から、顧客に返却可能な顧客現金を判別することが可能な現金自動取扱装置を提供することができる。よって、現金自動取扱装置は、例えば、取引で使用するために搬送路の動作が開始されて、異常が発生した場合でも、顧客現金が開口部から繰り出されていないときには、開口部に投入された現金を顧客現金と判別することができる。また、現金自動取扱装置は、判別された顧客現金を開口部から排出して、現金の取扱を中止するため、顧客現金と異常原因となった機内現金とが混在することを防止することができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
ATMの構成を示す概略斜視図である。 ATMの制御構成を示す概略ブロック図である。 ATMが備える紙幣入出金装置の構成を示す概略図である。 入金処理について説明するための図である。 返却処理について説明するための図である。 収納処理について説明するための図である。 顧客現金を取り扱う処理における紙幣入出金装置の動作について説明するためのフローチャートである。 主制御部から取引終了の報告を受けたATMにおいて報告内容に応じて実行される動作について説明するためのフローチャートである。 顧客現金の判別が可能な場合に操作表示部に表示される通知の例を示す図である。 顧客現金の判別が不能な場合に操作表示部に表示される通知の例を示す図である。 顧客現金を判別できる例について示す図である。 顧客現金を判別できる別の例について示す図である。 顧客現金を判別できない例について示す図である。 顧客現金を判別できない別の例について示す図である。
以下、実施例を図面を用いて説明する。
A1.現金自動取扱装置の構成:
本実施例では、顧客から現金の預け入れを受け付ける預入取引において異常が発生した場合に、顧客に返却すべき現金(顧客現金)と現金自動取扱装置に収納すべき現金(機内現金)とが混在することを可能な限り防止できる現金自動取扱装置の例を説明する。
図1は、本発明の現金自動取扱装置(Automated Tellers Machine、以下、ATM1)の一実施例としてのATM1の構成を示す概略斜視図である。ATM1は、主に顧客の現金の預け入れを受け付ける預入取引と、顧客に現金を払い出す出金取引とを行う装置である。ATM1の筐体CSの内部に配置されている構成部については、破線で図示してある。このATM1は、例えば金融機関や小売店、公共施設等に設置され、利用者の操作に基づき、入金や出金等の所定の取引を自動で行う装置である。なお、図1では、説明上必要としない他の構成部については図示を省略している。このことは、後述する図においても同様である。
ATM1は、紙幣入出金口14を有する紙幣入出金装置100と、本体制御部10と、操作表示部11と、通帳処理部12と、カード・明細票処理部13と、紙幣入出金口14と、を備える。
操作表示部11は、例えばタッチパネルによって構成することができ、顧客に対して取引に関する情報を表示するとともに、顧客からの文字入力や選択ボタン・決定ボタンの押下などの操作を受け付ける。通帳処理部12は、通帳の挿入を受け付けるための挿入排出口である。カード・明細票処理部13は、種々のカード(例えば、クレジットカードやキャッシュカード等)の挿入を受け付けるための挿入排出口である。紙幣入出金口14は、現金としての紙幣の投入を受け付け、また、紙幣の排出を行うための挿入排出口である。
図2は、ATM1の制御構成を示す概略ブロック図である。ATM1は、内部バスを介して互いに接続された本体制御部10と、操作表示部11と、通帳処理部12と、カード・明細票処理部13と、紙幣入出金装置100とを備えている。
本体制御部10は、不図示のCPUとROMやRAM等の内部記憶装置とを含む。本体制御部10は、ROMに記憶されているプログラムをRAMに展開して実行することにより、ATM1全体を制御する。本体制御部10は、紙幣入出金装置100から、紙幣の入出金が正常に終了した旨の報告を受ける。また、本体制御部10は、紙幣入出金装置100の備える機器の動作異常や、その取引において検知される紙幣ではない紙幣を検知した場合に、異常が発生した旨の報告を受ける。本体制御部10は、その報告に応じて操作表示部11と通帳処理部12とカード・明細票処理部13と紙幣入出金装置100とに所定の動作を実行させる。
紙幣入出金装置100は、本体制御部10の制御下において、顧客との間における紙幣の入出金を実行する装置である。紙幣入出金装置100は、上述した紙幣入出金口14に加え、紙幣識別部120と、保留部130と、収納庫141〜145と、搬送機構150と、センサs1〜s10と、主制御部110と、を備える。
図3は、ATM1が備える紙幣入出金装置100の構成を示す概略図である。以下、図2および図3を用いて、紙幣入出金装置100の構成について説明する。
紙幣入出金口14は、紙幣の取り出しを許可および禁止するためのシャッタ104を備える。紙幣入出金口14は、本願の開口部に相当する。紙幣識別部120は、紙幣の撮影画像や、光の反射強度や、磁性体の分布を示す情報などを取得して、投入された紙幣の金種の識別や、投入された紙幣が汚れや形状などが一定の基準を満たさず、取引に適さない紙幣(リジェクト紙幣)に該当するか否か等の識別を実行する。保留部130は、紙幣入出金口14から入金された紙幣を、取引が成立するまでの間に一時的にまとめて保管しておくための保管庫である。複数の収納庫141〜145は、紙幣を積層された状態で収納する収納カセットである。そのうち収納庫142〜145は、紙幣を環流させるために用いられる。収納庫141は、折れや出金に適さない紙幣等を収納するために用いられる。
搬送機構150は、搬送路p1〜p5を備える。搬送機構150は、紙幣入出金口14と、紙幣識別部120と、保留部130と、収納庫141〜145とを連結し、搬送ベルトや搬送ローラによって紙幣を双方向に搬送する。搬送路p1と搬送路p5とは、図3に示す地点Qにおいて連結されている。搬送機構150は主制御部110の指示を受けて、搬送路p1〜p5のうち紙幣を搬送するのに必要な搬送路を駆動させる。以降、搬送路p1〜p4を第1搬送路ともいい、搬送路p5を第2搬送路ともいう。
センサs1〜s10は、磁気センサや光学センサなどによって構成されている。センサs1〜s4は、第1搬送路において搬送されている紙幣を検知可能なように、図3に示すように第1搬送路の所定の部位に設けられている。センサs5〜センサs9は、第2搬送路において搬送されている紙幣を検知可能なように、図3に示すように第2搬送路の所定の部位に設けられている。紙幣入出金口14の近傍に設けられているセンサs10は、紙幣入出金口14の動作異常や、紙幣が紙幣入出金口14から第1搬送路p1に繰り出される際にその連結部で生じるジャムを検知する。センサs1〜s10は、いずれの搬送路において紙幣が搬送されているかにかかわらず、紙幣の検知を行う。センサは図3に示す箇所のみでなく、例えば、搬送路p1〜p5のそれぞれの接続部位の間や、収納庫141〜145の入口近傍や、保留部130の入口近傍などに設けられているものとしても良い。
主制御部110は、不図示のCPUとROMやRAM等の内部記憶装置とを含む。主制御部110は、ROMに記憶されているプログラムをRAMに展開して実行することにより、判別部111として機能するとともに、紙幣入出金装置100全体を制御する。主制御部110は、本体制御部10に対し、紙幣入出金装置100において紙幣の入出金が正常に終了した旨の報告を行う。また、主制御部110は紙幣入出金装置100の備える機器の動作異常や、その処理において本来検知されない紙幣(以下、異常紙幣という)が検知された場合に、本体制御部10に対し異常が発生した旨の報告を行う。さらに主制御部110は、本体制御部10に対し異常が発生した場合には、顧客現金を判別可能か否かを報告する。
判別部111は、センサs1〜s10による紙幣の検知結果を監視する。判別部111は、紙幣入出金口14から投入された紙幣の搬送状態に基づいて、センサs1〜s10によって検知された紙幣が異常紙幣であるか否かを判別する。また、判別部111は、異常紙幣が検知された際には、投入された紙幣と搬送されている紙幣の中から、顧客に返却可能な顧客現金を判別する。顧客現金の判別方法については、後述する。
A2.預入取引:
次に、ATM1において行われる代表的な取引である預入取引に際して、紙幣入出金装置100において実行される処理について説明する。預入取引は、顧客の現金の預け入れを受け付ける取引である。預入取引に際して、紙幣入出金装置100では、顧客が投入した紙幣を一時的に保留する入金処理と、顧客により預入取引がキャンセルされた場合に顧客に現金を返却する返却処理と、顧客により取引が確定された場合に保留した現金を収納する収納処理とが実行される。
A2−1.入金処理:
図4は、紙幣入出金装置100において実行される入金処理について説明するための図である。入金処理は、顧客により紙幣入出金口14に投入された紙幣を、計数等して、次の処理まで一時的に保留する処理である。図4に示した矢印は、入金処理における紙幣の搬送経路を示している。預入取引が開始されると、主制御部110はATM1の本体制御部10からその指示を受けて、入金処理を実行するために、紙幣入出金口14の備えるシャッタ104を開き、顧客に紙幣の投入を促す。紙幣が紙幣入出金口14に投入されると主制御部110は、搬送機構150に搬送路p1と搬送路p2と搬送路p3と搬送路p4と、を動作させて、投入された紙幣を紙幣識別部120を経由させて保留部130へ搬送させる。この際、紙幣識別部120において、例えば、紙幣がリジェクト紙幣であると識別された場合には、主制御部110は、搬送路p4を介して紙幣入出金口14へ戻す。入金処理においては、紙幣の搬送のために、第1の搬送路(搬送路p1、p2、p3、p4)のみが使用されることとなる。
A2−2.返却処理:
図5は、紙幣入出金装置100において実行される返却処理について説明するための図である。返却処理は、入金処理が終了した後に、顧客により預入取引がキャンセルされた場合において、保留部130の紙幣を顧客に返却するための処理である。ATM1の本体制御部10が操作表示部11を介して預入取引のキャンセルを受け付けると、紙幣入出金装置100の主制御部110は本体制御部10よりその指示を受けて、搬送機構150に搬送路p2と搬送路p3と搬送路p4を動作させて、保留部130から紙幣入出金口14へ紙幣を搬送させ、シャッタ104を開けて顧客に紙幣の受け取りを促す。返却処理においても、入金処理と同様に、紙幣の搬送のために第1の搬送路(搬送路p2、p3、p4)のみが使用されることとなる。
A2−3.収納処理:
図6は、紙幣入出金装置100において実行される収納処理について説明するための図である。収納処理は、入金処理が終了した後に、預入取引が確定された場合において、保留部130の紙幣を収納庫141〜145に収納する処理である。収納処理では、預入が確定されているため、紙幣入出金装置100内の現金を顧客現金ではなく機内現金として取り扱うことができる。ATM1の本体制御部10が操作表示部11を介して預入取引の確定を受け付けると、紙幣入出金装置100の主制御部110は本体制御部10よりその指示を受けて、搬送機構150に、保留部130に保留されていた紙幣を、搬送路p3、搬送路p2、搬送路p1、搬送路p5の順に経由させて収納庫141〜145へ収納させる。このように預入処理においては、第1の搬送路(搬送路p1、p2、p3)と第2の搬送路(搬送路p5)の双方が使用される。
以上のように、紙幣入出金装置100は、預入取引において入金処理と返却処理と収納処理とを実行する。上述したように、収納処理においては、預入取引確定の指示がなされているため、紙幣入出金装置100で搬送等される現金はすべて機内現金である。一方、入金処理と返却処理においては、取引は確定していないため、紙幣入出金装置100では、顧客現金を取り扱うこととなる。
ここで、紙幣入出金装置100においては、以前に実行された処理において、紙幣の搬送中等になんらかの異常が発生したことにより、搬送路に紙幣が残留したまま、処理が終了する場合がある。そのような場合には、通常、主制御部110は搬送機構150を動作させて、搬送路上に紙幣が残留していないか否かのチェックを行い、搬送路上の紙幣を回収したり、紙幣入出金装置100内の機器をシャットダウンして再度復旧させたりする復旧動作を行う。
しかし、例えば、紙幣が紙幣入出金装置100内の機器(紙幣入出金口14や、紙幣識別部120や、保留部130や、収納庫141〜145等)に引っ掛かる等して、いずれのセンサによっても紙幣の残留が検知されずに復旧動作が終了して、そのままの状態で次回の処理が開始されることがある。残留した紙幣(異常紙幣)は、次回の取引において紙幣入出金口14から紙幣が繰り出される前に実施される搬送路の起動時や、投入された顧客の紙幣が搬送されている最中に、引っ掛かりが解消することによって、搬送路上を搬送されるようになることがある。そうすると、紙幣が搬送されるはずではない搬送路上のセンサによって検知がされたり、センサの設置箇所によって、検知される紙幣の数が異なったりする。
本実施例のATM1では、顧客現金を取り扱う入金処理および返却処理において、上述のような場合にも、顧客によって投入された現金と異常紙幣とが混在することを可能な限り防止し、顧客現金を判別可能か否かに従って、その後の動作を行う。
A3.入金処理および返却処理における顧客現金の判別:
図7は顧客現金を取り扱う処理における紙幣入出金装置100の動作について説明するためのフローチャートである。顧客現金を取り扱う入金処理は、図4において説明したように、預入取引が開始され、紙幣入出金装置100の主制御部110が、ATM1の本体制御部10からその指示を受けることで開始される。また、顧客現金を取り扱う返却処理は、図5において説明したように、預入のキャンセルがなされ紙幣入出金装置100の主制御部110が、ATM1の本体制御部10からその指示を受けることで開始される。
入金処理または返却処理が開始されると、判別部111は、センサs1〜s10による検知結果から、異常紙幣が検知されたか否かを監視する(ステップS100)。異常紙幣が検知されない場合(ステップS100:NO)、主制御部110は、入金処理または返却処理が終了すると、ATM1の本体制御部10に、入金処理または返却処理が正常に終了した旨を報告する(ステップS114)。
異常紙幣が検知された場合(ステップS100:YES)、判別部111は、投入された紙幣が紙幣入出金口14から繰り出されているか否かを確認する(ステップS102)。
投入された紙幣が紙幣入出金口14から繰り出されていない場合には(ステップS102:YES)、判別部111は、異常紙幣が紙幣入出金口14において検知されたものであるか否かを確認する(ステップS104)。本実施例では、判別部111はセンサs10により紙幣が検知された場合に、異常紙幣は紙幣入出金口14において検知されたものであると判別する。
異常紙幣が紙幣入出金口14において検知されたものでない場合には(ステップS104:NO)、判別部111は、紙幣入出金口14内の紙幣は顧客現金であると判別する(ステップS110)。
一方、ステップS102において、紙幣入出金口14から紙幣が繰り出されている場合(ステップS102:NO)、判別部111は、異常紙幣が、紙幣が搬送されている搬送路において検知されたものであるか、すなわち、異常紙幣が第2搬送路(搬送路p5)において検知されたものであるか否かを確認する(ステップS106)。
異常紙幣が、紙幣が搬送されていない搬送路において検知されたものである場合には(ステップS106:NO)、現在実行されている処理は入金処理または返却処理であるため、動作している搬送路は第1搬送路のみである。よって、第2搬送路には、紙幣入出金口14から投入された紙幣は搬送されていない。そのため、判別部111は、第1搬送路において搬送されている紙幣は顧客現金であると判別する(ステップS108)。
次に、主制御部110は、搬送機構150に、第1搬送路上の紙幣を保留部130を経由させて紙幣入出金口14へ搬送させる(ステップS108)。なお、紙幣入出金口14から紙幣の繰り出しが行われている最中である場合には、主制御部110は、紙幣入出金口14からの紙幣の繰り出しを中止する。
判別部111が紙幣入出金口14内の紙幣は顧客現金であると判別した場合(ステップS104:NO、ステップS106:NO)、主制御部110は、ATM1の本体制御部10に、異常紙幣が検知されたことと顧客現金が判別可能であることを報告する(ステップS110)。
一方、紙幣入出金口14から紙幣が繰り出される前に(ステップS102:YES)、異常紙幣が紙幣入出金口14において検知された場合には(ステップS104:YES)、顧客により投入された紙幣と、異常紙幣とが紙幣入出金口14で混在し、正確に顧客現金を判別できない可能性がある。また、紙幣入出金口14から紙幣が繰り出されている場合であって(ステップS102:NO)、異常紙幣が第1搬送路において検知された場合にも(ステップS106:YES)、搬送されている紙幣と異常紙幣とが混在して、顧客現金を判別できない可能性がある。そのため判別部111は、顧客現金が判別不能であると判断し、主制御部110は本体制御部10に異常紙幣が検知されたことと顧客現金が判別不能であることを報告する(ステップS112)。以上のようにして、入金処理または出金処理における顧客現金の判別が終了する。
A4.ATM1における動作処理:
図8は、紙幣入出金装置100の主制御部110から取引終了の報告を受けたATM1において、報告内容に応じて実行される動作について説明するためのフローチャートである。ATM1の本体制御部10は、紙幣入出金装置100の主制御部110から取引終了報告を受けると、その内容が入金処理または返却処理が正常に終了した報告であるか否かを確認する(ステップS200)。返却処理が正常に終了した報告である場合には(ステップS200:YES)、本体制御部10は、例えば、入金処理を行っていた場合であれば収納処理へ移行する等、通常の動作を実行する。
紙幣入出金装置100主制御部110から受けた報告が、処理が正常に終了した報告でない場合には(ステップS200:NO)、ATM1の本体制御部10は、さらに、顧客現金が判別可能との報告内容であるか否かを確認する(ステップS202)。
顧客現金が判別可能との報告内容である場合には(ステップS202:YES)、ATM1の本体制御部10は、紙幣入出金装置100の主制御部110に紙幣入出金口14から顧客現金を排出する指示をする。また、本体制御部10は、取引開始時に受け付けた通帳やカードを通帳処理部12や、カード・明細票処理部13に返却させる(ステップS204)。
顧客現金の排出と、通帳またはカードの返却を行うと(ステップS204)、本体制御部10は紙幣入出金装置100の動作を停止し(ステップS206)、操作表示部11に取引の続行ができない旨の通知を表示させる(ステップS208)。
一方、本体制御部10が主制御部110から受けた報告が、顧客現金が判別不能との報告内容である場合には(ステップS202:NO)、本体制御部10は取引開始時に受け付けた通帳やカードを通帳処理部12やカード・明細票処理部13に返却させるとともに(ステップS210)、紙幣入出金装置100の動作を停止する(ステップS212)。本体制御部10はまた、操作表示部11に係員を呼び出す旨の通知を表示させる。以上のようにして、紙幣入出金装置100の主制御部110から報告を受けたATM1における一連の動作が終了する。
図9は、顧客現金の判別が可能な場合に、操作表示部11に表示される通知M1の例を示す図である。顧客現金の判別が可能な場合には(図8、ステップS202:YES)、顧客が紙幣入出金口14から投入した紙幣はすべて紙幣入出金口14から返却される。ATM1において取引を行っている顧客は、図13に示す通知M1により、ATM1において取引は続行されないものの、投入した現金はすべて返却されたことを知ることができる。
図10は、顧客現金の判別が不能な場合に、操作表示部11に表示される通知M2の例を示す図である。顧客現金の判別が不能な場合には(図8、ステップS202:NO)、顧客が14から投入した紙幣はATM1から返却されていない。ATM1において取引を行っている顧客は、図14に示す通知M2により顧客は係員を呼び出す必要があることを知ることができる。
A5.顧客現金の判別とATM1での処理:
以下では、紙幣入出金装置100における異常紙幣の検知場所と、主制御部110による顧客現金の判別可否の具体例を図を用いて示す。また、紙幣入出金装置100の主制御部110から報告を受けたATM1で実行される処理について説明する。
図11は、顧客現金を判別できる例について示す図である。図11には、第1搬送路上において検知された異常紙幣201と、第2搬送路上で検知された異常紙幣202を示している。異常紙幣201,202が検知されてはいるものの(図7、ステップS100:YES)、投入された紙幣は紙幣入出金口14から繰り出されていない(図7、ステップS102:YES)。また、異常紙幣201、202は、センサs10によって検知されるものでないので(図7、ステップS104:NO)、判別部111は、紙幣入出金口14内の現金を顧客現金と判別し、異常紙幣201、202を機内現金と判別することができる。主制御部110からATM1の本体制御部10に顧客現金の判別が可能である旨の報告がなされると(図7、ステップS110、図8、ステップS202:YES)、ATM1の本体制御部10から紙幣入出金装置100の主制御部110に保留部130から紙幣を返却する旨の指示がされ、顧客は紙幣入出金口14に投入した紙幣を受け取ることができる(図8、ステップS204)。この場合には、保留部130に紙幣が搬送されないので、顧客は待ち時間なく紙幣入出金口14から投入した紙幣を受け取ることができる。
図12は、顧客現金を判別できる別の例について示す図である。図12には、異常紙幣203を示している。異常紙幣203が検知され(ステップS100:YES)、投入された紙幣は紙幣入出金口14から繰り出されているが(ステップS102:NO)、異常紙幣は第2搬送路において検知されている(ステップS106:NO)。よって、判別部111は、第1搬送路において搬送されている紙幣が顧客現金であり、第2搬送路において検知された異常紙幣が機内現金であると判別することができる。主制御部110からATM1の本体制御部10に顧客現金の判別が可能である旨の報告がなされると(図7、ステップS110、図8、ステップS202:YES)、ATM1の本体制御部10から紙幣入出金装置100の主制御部110に、一旦保留部130に集積した紙幣を返却する旨の指示がされ、顧客は紙幣入出金口14に投入した紙幣を受け取ることができる(図8、ステップS204)。この場合、顧客は、ATM1の係員の操作によらずに、確実に投入した分の紙幣を受け取ることができる。また、操作表示部11には装置内に投入した紙幣が残っていないことが通知されるので、顧客は自らが投入した紙幣がすべて返却されたことを知ることができる。なお、図12には入金処理の様子を示しているが、第2搬送路において異常紙幣が検知された場合には、返却処理においても同様に、顧客現金を判別することができるので、顧客は確実に投入した分の紙幣を受け取ることができる。
図13は、顧客現金を判別できない例について示す図である。図13には、紙幣入出金口14において検知される異常紙幣204を示している。異常紙幣が検知され(図7、ステップS100:YES)、紙幣入出金口14から紙幣は繰り出されていないものの(図7、ステップS102:YES)、異常紙幣は紙幣入出金口14において検知されているため(図7、ステップS104:YES)、主制御部110は、異常紙幣と顧客により投入された紙幣とを判別することができない。そのため、主制御部110からATM1の本体制御部10に顧客現金の判別が不可能である旨の報告がなされる(図7、ステップS112、図8、ステップS202:NO)。ATM1の本体制御部10は、通帳やカードのみを返却し、操作表示部11に、ATM1内に投入した紙幣が残っている旨を通知させる。この場合、ATM1を取り扱う係員等は、投入された紙幣と異常紙幣とが紙幣入出金装置100によっては自動で判別されなかったことを知ることができるので、紙幣識別部120の識別結果などを考慮して顧客現金を判別することができる。
図14は、顧客現金を判別できない別の例について示す図である。図14には、第1搬送路において検知される異常紙幣205を示している。異常紙幣が検知され(図7、ステップS100:YES)、紙幣入出金口14から紙幣は繰り出されており(図7、ステップS102:NO)、異常紙幣は第2搬送路において検知されているため(図7、ステップS106:YES)、主制御部110は、異常紙幣と顧客により投入された紙幣とを判別することができない。そのため、主制御部110からATM1の本体制御部10に顧客現金の判別が不可能である旨の報告がなされる(図7、ステップS112、図8、ステップS202:NO)。ATM1の本体制御部10は、通帳やカードのみを返却し、操作表示部11に、ATM1内に投入した紙幣が残っている旨を通知させる。この場合にも、ATM1を取り扱う係員等は、投入された紙幣と異常紙幣とが紙幣入出金装置100によっては自動で判別されなかったことを知ることができるので、搬送機構150の鑑別結果などを考慮して顧客現金を判別することができる。
以上のようなATM1によれば、判別部111は、センサs1〜s10による紙幣の検知結果を監視し、紙幣入出金口14から投入された紙幣の搬送されている状態に基づいて異常紙幣を検知する。紙幣が搬送されている搬送路以外で異常紙幣が検知された場合には、判別部111は、紙幣が搬送されている搬送路上の紙幣を顧客現金と判別し、主制御部110は、その紙幣を顧客に返却した後、紙幣入出金装置100の動作を停止させる。よって、顧客は、係員等による異常紙幣の取り出しや、ATM1の動作が正常に行われるか否かの動作チェック(復旧動作)を待たずに、投入した紙幣を受け取ることができる。そのため、顧客の便宜を図ることができる。また、顧客現金の判別は自動的に行われるので、混在した顧客現金と機内現金の中から、係員等が誤って機内現金を顧客に返却することを防ぐことができる。さらに、判別部111は、紙幣入出金口14から紙幣が繰り出される前に、紙幣入出金口14以外において異常紙幣が検知された場合には、紙幣入出金口14内の現金を顧客現金と判別することができる。その後、紙幣入出金装置100においては、保留部130に紙幣が搬送されることなく紙幣入出金口14からそのまま紙幣が返却される。よって、顧客は、より待ち時間なく投入した紙幣を受け取ることができる。そのため、より顧客の便宜を図ることができる。
また、本体制御部10は主制御部110からの報告を受けて、顧客現金が判別可能な場合には投入した現金がすべて返却されたことを操作表示部11に通知させる。よって、顧客は、異常が発生して取引は中断されたものの、投入した紙幣すべてを受け取ったことを知ることができる。そのため、顧客は、異なるATMを利用して取引を行ったり、係員を呼び出して取引を続けたりする処置をとることができる。よって、顧客の便宜を図ることができる。また、係員等は、ATM1内に残された紙幣は異常紙幣のみであることを知ることができる。よって係員等が、誤って顧客に投入した紙幣以外の紙幣を返却することを防ぐことができる。さらに、顧客現金が判別不能である場合にも、判別が不能であることを係員等は知ることができるので、係員等は、顧客現金と異常紙幣とを例えば識別結果等に基づいて判断することができる。そのため、係員等が誤って機内現金を顧客に渡す事態が発生することを防止することができる。
また、異常紙幣が発生したときの顧客現金の判別は、紙幣入出金装置100のセンサ等を追加しなくとも行うことができる。よって、顧客現金を判別することに伴うコストの増加を防ぐことができる。さらに、ATM1においては、顧客現金の判別を行うためだけに、搬送路を動作させてセンサによる検知を行わなくとも、通常の取引内において顧客現金の判別を行うことができる。よって、顧客の利便性を向上させるとともに、ATM1の使用率を低下させることを防ぐことができる。
B.変形例:
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明をわかりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成の一部について、他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体におくこともできる。
また、図中の制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えても良い。
B1.変形例1:
上記実施例において、図7、8ではATM1に紙幣を投入した場合における顧客現金の判別と、報告内容に従って行われる100の動作等について説明している。これに対し、顧客現金の判別と、報告内容に従って行われる紙幣入出金装置100の動作は、ATM1に硬貨を投入した場合にも、硬貨の入出金を行う硬貨入出金装置により同様に行うものとしてもよい。
B2.変形例2:
上記の実施例において、顧客現金が判別可能な場合には、本体制御部10は、主制御部110に紙幣入出金口14から顧客現金を返却させて、紙幣入出金装置100の動作を停止させている。これに対し、顧客現金が判別可能な場合には、本体制御部10は、紙幣入出金装置100の動作を停止させなくともよい。例えば、顧客現金が判別可能なときは、主制御部110は搬送路を動作させて、異常紙幣を100内の回収庫(不図示)に回収する。その後、ATM1において、係員を呼び出す通知をすることなく、次の取引を開始することとしてもよい。こうすることで、係員がすぐに対応できないような箇所にATM1が設置されていても、ATM1において次の取引を開始することができるので、顧客の便宜が図られる。
B3.変形例3:
上記実施例においては、顧客現金の判別は、紙幣入出金装置100の判別部111が行うこととしている。これに対し、顧客現金の判別は、ATM1の本体制御部10が、検知結果を監視して行うこととしてもよい。また、上記実施例においては主制御部110から顧客現金の判別が可能である旨の報告を受けた本体制御部10が、主制御部110に対し、紙幣入出金口14から顧客現金を返却させている。これに対し、顧客現金の判別が可能である場合には、主制御部110は、その旨の報告を本体制御部10にするとともに、本体制御部10の指示を待つことなく紙幣入出金口14から顧客現金を返却してもよい。
B4.変形例4:
上記実施例において、図7、8ではATM1に紙幣を投入した場合における顧客現金の判別と、報告内容に従って行われる100の動作等について説明している。これに対し、本発明は、顧客により投入され、返却される媒体であれば、現金に限らず適用可能である。
B5.変形例5:
上記実施例において、図7では、判別部111は、センサs1〜s10による検知結果から、異常紙幣が検知されたか否かを監視している(ステップS100)。これに対し、判別部111は、搬送路が接続されている機器(紙幣識別部120や、保留部130や、収納庫141〜145)の異常を検知した場合には、異常が検知された機器の接続されている搬送路の異常として、取り扱うこととしてもよい。こうすることで、例えば、紙幣識別部120の異常が検知された場合に、紙幣入出金口14から紙幣が繰り出されていない場合には(図7、ステップS102:YES)、顧客現金がすぐに返却される(図7、ステップS110、図8、ステップS204)。よって、顧客の便宜を図ることができる。
1…ATM
10…本体制御部
11…操作表示部
12…通帳処理部
13…カード・明細票処理部
14…紙幣入出金口
100…紙幣入出金装置
104…シャッタ
110…主制御部
111…判別部
120…紙幣識別部
130…保留部
141〜145…収納庫
150…搬送機構
201、202、203、204、205…異常紙幣
Q…地点
M1、M2…通知
s1〜s10…センサ
p1〜p5…搬送路
CS…筐体

Claims (7)

  1. 現金取扱装置であって、
    現金を投入及び排出するための開口部と、
    投入された現金を一時的に保留する保留部と、
    前記開口部と前記保留部との間で現金を搬送する第1搬送路を有する搬送機構と、
    前記搬送機構に搬送されている現金を検知するセンサと、
    前記センサによる検知結果と前記開口部に投入された現金の搬送状態とに基づいて、前記搬送機構に搬送されている現金と前記開口部に投入された現金の中から、顧客に返却可能な顧客現金を判別する判別部と、
    判別された前記顧客現金を前記開口部から排出して前記現金の取扱を中止する制御部と、を備える、
    現金自動取扱装置。
  2. 請求項1記載の現金自動取扱装置であって、
    前記判別部は、前記投入された現金が前記開口部から前記第1搬送路に繰り出される前に前記センサが現金を検知した場合には、前記開口部内の現金を前記顧客現金と判別する、現金自動取扱装置。
  3. 請求項2記載の現金自動取扱装置であって、
    前記制御部は、判別された前記顧客現金を前記開口部から前記保留部に搬送することなく前記開口部から排出する、現金自動取扱装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の現金自動取扱装置であって、
    収納庫をさらに備え、
    前記搬送機構は前記第1搬送路と前記収納庫との間で現金を搬送する第2搬送路をさらに有し、
    前記判別部は、前記第1搬送路において現金が搬送されている間に、前記センサが第2搬送路に前記現金と異なる現金を検知した場合には、前記第1搬送路において搬送されている現金を顧客現金であると判断する、現金自動取扱装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の現金自動取扱装置であって、
    前記センサは前記開口部の動作異常をさらに検知し、
    前記判別部は、前記センサが前記開口部の動作異常を検知した場合には、前記顧客現金を判別しない、現金自動取扱装置。
  6. 請求項1から請求項4までのいずれか一項記載の現金自動取扱装置であって、
    前記判別部が前記顧客現金を判別した場合には、前記顧客現金の返却と前記現金の取扱の中止を通知し、前記判別部が前記顧客現金を判別できない場合には、前記現金の取扱の中止を通知する通知部をさらに備える、現金自動取扱装置。
  7. 現金自動取扱装置による現金の返却方法であって、
    該現金自動取扱装置は、
    現金を投入及び排出するための開口部と、
    投入された現金を一時的に保留する保留部と、
    前記開口部と前記保留部との間で現金を搬送する第1搬送路を有する搬送機構と、
    前記搬送機構に搬送されている現金を検知するセンサと、を備え、
    前記センサによる検知結果と前記開口部に投入された現金の搬送状態とに基づいて、前記搬送機構に搬送されている現金と前記開口部に投入された現金の中から、顧客に返却可能な顧客現金を判別する工程と、
    判別された前記顧客現金を前記開口部から排出して前記現金の取扱を中止する工程と、を備える、現金の返却方法。
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