JP5891930B2 - 不織布製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、メルトブロー法により不織布を製造する製造装置に関するものである。
メルトブロー法により不織布を連続的に製造する製造装置が周知である(例えば特許文献1参照)。こうした製造装置は、熱風を生成する電気ヒータと、溶融樹脂を押し出す押出機と、樹脂通路と熱風通路とが形成されたメルトブロー部とを備えている。そして、押出機から押し出された溶融樹脂をメルトブロー部の樹脂通路を流通させてフィラメント状にして押し出すとともに、上記電気ヒータから供給される熱風をメルトブロー部の熱風通路に流通させて上記フィラメント状の溶融樹脂に吹き付けることにより、溶融樹脂が微細化されて紡出される。また、メルトブロー部の下方にはベルトコンベアやローラ等の集積部が設けられており、メルトブロー部から紡出される微細化された樹脂がこの集積部にて集積させれることで不織布が形成される。
特開平4―257362号公報
ところで、こうした従来の不織布製造装置では、上述したようにメルトブロー部に対して供給される熱風を電気ヒータ等の加熱装置によって生成する必要がある。そのため、熱風を生成するために多くの電力を要することとなり、不織布を製造する際のエネルギ消費量が大きなものとなっている。
本発明の目的は、不織布を製造する際に要するエネルギを低減することのできる不織布製造装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記目的を達成するため、本発明に従う不織布製造装置は、熱風を生成して供給する熱風供給部と、溶融樹脂をフィラメント状にして紡出するとともに前記熱風供給部から供給される熱風をこのフィラメント状の溶融樹脂に吹き付けるメルトブロー部と、前記メルトブロー部から紡出された樹脂を集積させて不織布を形成する集積部と、前記メルトブロー部から吹き出される熱風を前記熱風供給部に還流させる還流機構と、を備え、前記集積部は自転するローラであって、その外周面にて前記メルトブロー部から紡出された樹脂を集積させて不織布を形成し、前記ローラを挟んで前記メルトブロー部の反対側には同ローラから送り出される不織布を案内する案内空間を区画するとともに不織布から熱風を分離する一対の分離壁が設けられ、前記還流機構は、前記一対の分離壁のうちの少なくとも一方の分離壁と、同分離壁を挟んで前記案内空間とは反対側に設けられる外側壁とを備える熱風回収機を備え、前記熱風回収機の入口部は前記分離壁の先端部と前記外側壁の先端部とによって区画される
こうした態様によれば、メルトブロー部から吹き出された熱風は還流機構を通じて熱風が熱風生成部に還流されるようになる。このため、熱風生成部において新気のみから熱風を生成する構成に比べて少ない熱量にて当該熱風を生成することができるようになる。従って、不織布を製造する際に要するエネルギを低減することができるようになる。
この場合、前記還流機構は熱風を前記熱風供給部に対して還流させる還流通路を備え、前記還流通路の途中には熱風に含まれる異物を濾過するフィルタが設けられるといった態様が好ましい。
この場合、前記熱風回収機は、前記外側壁の基端部と前記分離壁の基端部との間に接続されるとともに前記ローラの軸線方向に沿って延びる筒状の導入部を有するといった態様が好ましい。
また、前記外側壁の先端部は、前記メルトブロー部と前記ローラとの並び方向に対して直交する方向において前記ローラの最外径部よりも外側に位置するといった態様が好ましい。
また、前記熱風回収機は、その内部と外部とを連通する連通孔と、同連通孔の開度を変更可能な弁であって同連通孔を通じて外部に排出される熱風の流量を調節する調量弁を備えるといった態様が好ましい。
この場合、前記熱風回収機は、前記外側壁の基端部と前記分離壁の基端部との間に接続されるとともに前記ローラの軸線方向に沿って延びる筒状の導入部を有し、前記連通孔は前記分離壁の基端部と前記導入部との間に形成され、前記熱風回収機は前記連通孔から排出される熱風と前記案内空間内を案内される不織布とを隔絶する隔絶壁を備えるといった態様が好ましい。
また、前記還流機構の入口部は前記ローラの軸線方向において同ローラ全体にわたって延びているといった態様が好ましい。
本発明によれば、不織布を製造する際に要するエネルギを低減することができる。
本発明の一実施形態に係る不織布製造装置の概略構造を示す概略図。 同実施形態のメルトブロー部及び熱風回収機の斜視構造を示す斜視図。 同実施形態の作用を説明するための図であって調量弁が所定の開度とされているときの熱風回収機の断面構造を示す断面図。
以下、図1〜図3を参照して本発明を具体化した一実施形態について説明する。
図1に示すように、不織布製造装置は、溶融樹脂を押し出す押出機15と、送風機16と、送風機16から送られる空気を加熱する加熱装置17と、溶融樹脂を紡出するメルトブロー部11とを備えている。このメルトブロー部11には、溶融樹脂を流すための樹脂通路12と、熱風を流すための一対の熱風通路13a,13bとが形成されている。これら一対の熱風通路13a,13bは樹脂通路12を挟むとともに同樹脂通路12に対して傾斜して設けられている。実際には、これら樹脂通路12及び熱風通路13a,13bは図1の紙面に直交する方向に沿って複数形成されている。ちなみに、加熱装置17としては例えば電気ヒータが望ましい。また、送風機16としては例えばブロワが望ましい。
また、メルトブロー部11の下方には円柱状のローラ14が設けられており、ローラ14は図1の紙面に直交する方向、すなわち水平方向に沿って延びる自身の回転軸線を中心に回転(自転)される。
さて、本実施形態の不織布製造装置は、メルトブロー部11から吹き出された熱風を送風機16の吸入部16aに還流させる還流機構20を備えている。
還流機構20はローラ14の下方に配置される熱風回収機21を備えている。この熱風回収機21の入口部24a,24bは、メルトブロー部11から吹き出される熱風の流れ方向においてローラ14の上端部よりも下流側に位置している。
この熱風回収機21には還流ダクト30a,30bが接続されている。上流側の還流ダクト30aと下流側の還流ダクト30bとの間には熱風回収機21により回収された熱風に含まれる異物を濾過するサイクロン式のフィルタ31が設けられている。また、下流側の還流ダクト30bは送風機16の吸入部16aに接続されている。
ここで、図1及び図2を参照して熱風回収機21の構造について詳細に説明する。
ローラ14の下方には一対の分離壁22a,22bが下方に向けて延びており、これら分離壁22a,22bの先端部はローラ14の外周面に近接配置されている。また、これら一対の分離壁22a,22bの間にはローラ14の下方に案内空間29が区画されている。
これら分離壁22a,22bを挟んで案内空間29とは反対側には外側壁23a,23bが下方に向けて延びている。分離壁22a,22bの先端部と外側壁23a,23bの先端部との間には熱風回収機21の入口部24a,24bが区画されている。図2に示すように、入口部24a,24bはローラ14の軸線方向Lにおいて同ローラ14全体にわたって延びている。
また、分離壁22a,22bと外側壁23a,23bとによって区画される通路は下方ほど熱風の流通断面が縮小されている。
ここで、外側壁23a,23bの先端部は、図1の左右方向、すなわちメルトブロー部11とローラ14との並び方向に対して直交する方向においてローラ14の最外径部よりも外側に位置している。
外側壁23a,23bの基端部と、分離壁22a,22bの基端部との間にはローラ14の軸線方向Lに沿って延びる筒状の導入部25a,25bが接続されている。
分離壁22a,22bの基端部と導入部25a,25bとの間には熱風回収機21の内部と外部とを連通する連通孔26a,26bが形成されている。また、これら連通孔26a,26bの縁部には連通孔26a,26bの開度を変更可能な調量弁27a,27bが設けられている。これら調量弁27a,27bは連通孔26a,26bを通じて外部に排出される熱風の流量を調節するものである。
更に、分離壁22a,22bの基端部には連通孔26a,26bの縁部から下方に向けて突出するとともに同連通孔26a,26bを覆うように下方に延びる隔絶壁28a,28bが形成されている。これら隔絶壁28a,28bは、連通孔26a,26bから排出される熱風と案内空間29内を案内される不織布Cとを隔絶するものである。
次に、図1〜図3を参照して、本実施形態の作用について説明する。
送風機16から送られる空気が加熱装置17によって加熱されることにより熱風が生成され、この熱風がメルトブロー部11に供給される。
押出機15から押し出された溶融樹脂はメルトブロー部11の樹脂通路12を通過するとフィラメント状にされて紡出される。またこのとき、加熱装置17から供給される熱風がメルトブロー部11の熱風通路13a,13bを通過して上記フィラメント状の溶融樹脂に吹き付けられることにより、上記フィラメント状の溶融樹脂が更に微細化される。
メルトブロー部11から微細化された樹脂Fが紡出されると、この樹脂Fがローラ14の外周面にてウェブ状に集積されて不織布Cが形成される。また、不織布Cはローラ14の回転によって下方に送り出される。
また、図3に示すように、ローラ14から送り出される不織布Cは一対の分離壁22a,22bによって区画される案内空間29においてローラ14から剥離するとともに同案内空間29に沿って下方へ案内され、巻き取り機(図示略)によって巻き取られる。このとき、本実施形態によれば、分離壁22a,22bによって不織布Cと熱風とが分離されるため、ローラ14から剥離した不織布Cに熱風が当たることが好適に抑制される。
ここで、図3に実線の矢印にて示すように、メルトブロー部11からローラ14に向けて微細化された樹脂Fと共に吹き出された熱風Aは、ローラ14の外周面に沿って随伴気流として流れるようになり、ローラ14よりも下流側に設けられた熱風回収機21の入口部24a,24bに流入するようになる。そして、熱風回収機21内に流入した熱風は、図1に示すように、導入部25a,25b及び還流ダクト30a,30bを通じて送風機16に送り込まれるとともに同送風機16によって加熱装置17に再び送られる。このため、加熱装置において新気のみから熱風を生成する構成に比べて少ない熱量(電力量)にて当該熱風が生成される。
また、還流ダクト30a,30bの間にフィルタ31が設けられているため、回収された熱風に含まれる異物が濾過される。このため、熱風を還流させることに起因して不織布Cに異物が混入することが抑制される。特に、フィルタ31がサイクロン式のものとされているため、異物によってフィルタの目詰まりが生じることが回避される。
ところで、メルトブロー部11から吹き出された熱風は、図3に示すように、ローラ14の外周面に沿って流れ、しかも図2に矢印にて示すように、ローラ14の軸線方向Lにおいて同ローラ14全体にわたって流れる。
ここで本実施形態によれば、分離壁22a,22bの双方と、これよりも外側、より詳しくは、ローラ14の最外径部よりも外側に位置する外側壁23a,23bとによって熱風回収機21の入口部24a,24bが区画される。このため、分離壁22a,22bによって不織布Cから分離された熱風がこれら入口部24a,24bに好適に流入する。
しかも、図2に示すように、熱風回収機21の入口部24a,24bはローラ14の軸線方向Lにおいて同ローラ14全体にわたって延びていることから、ローラ14の外周面に沿って流れる熱風が乱れることなく熱風回収機21の入口部24a,24bに流入する。
また、外側壁23a,23bと分離壁22a,22bとの間を流れる熱風は導入部25a,25bに導入され、同導入部25a,25bの軸線方向Lに沿って旋回しながら流れるようになる。このため、導入部25a,25bの内部において熱風の流れが次第に整えられるようになり、熱風が好適に還流される。
さて、メルトブロー部11から吹き出された熱風を熱風回収機21の入口部24a,24bによって回収する構成にあっては、図3に破線の矢印にて示すように、熱風と共に入口部24a,24bの周りの空気が熱風回収機21内に吸い込まれる。このとき、過度に多くの空気が流入すると熱風回収機21の内部において空気の流れが乱され、一部の熱風が逆流するなどして熱風を好適に還流させることができなくなるおそれがある。
この点、本実施形態によれば、図3に示すように、調量弁27a,27bの開度が予め適宜設定されることにより、熱風回収機21から外部に排出される熱風の流量が調節されることで、送風機16に還流される熱風の流量が好適に調節される。
更に、本実施形態によれば、熱風回収機21の内側には隔絶壁28a,28bが設けられているため、連通孔26a,26bから排出された熱風が案内空間29内を案内される不織布Cに当たることが的確に抑制される。
尚、本実施形態では、送風機16と加熱装置17とによって熱風供給部が構成されている。
以上説明した本実施形態に係る不織布製造装置によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)不織布製造装置は、メルトブロー部11から吹き出される熱風を送風機16の吸入部16aに還流させる還流機構20を備えている。従って、不織布Cを製造する際に要するエネルギ(電力)を好適に低減することができる。
(2)不織布製造装置は、自転するローラ14であって、その外周面にてメルトブロー部11から紡出された樹脂Fを集積させて不織布Cを形成するローラ14を備える。また、還流機構20は、メルトブロー部11から吹き出される熱風の流れ方向においてローラ14よりも下流側に位置する入口部24a,24bを有する。こうした構成によれば、メルトブロー部11から吹き出された熱風はローラ14の外周面に沿って流れるようになるため、入口部24a,24bによって熱風を好適に回収することができる。
(3)還流機構20は熱風回収機21により回収した熱風を送風機16に対して還流させる還流ダクト30a,30bを備えている。また、還流ダクト30a,30bの途中には熱風に含まれる異物を濾過するフィルタ31が設けられている。こうした構成によれば、熱風を還流することに起因して不織布Cに異物が混入することを抑制することができるようになる。また、フィルタ31がサイクロン式のものとされているため、異物によってフィルタ31の目詰まりが生じることを回避することができる。
(4)ローラ14を挟んでメルトブロー部11の反対側には同ローラ14から送り出される不織布Cを案内する案内空間29を区画するとともに不織布Cから熱風を分離する一対の分離壁22a,22bが設けられている。また、還流機構20は、一対の分離壁22a,22bと、分離壁22a,22bを挟んで案内空間29とは反対側に設けられる外側壁23a,23bとを備える熱風回収機21を備えている。熱風回収機21の入口部24a,24bは分離壁22a,22bの先端部と外側壁23a,23bの先端部とによって区画されている。こうした構成によれば、分離壁22a,22bによって不織布Cと熱風とが分離され、ローラ14から剥離した不織布Cに熱風が当たることが好適に抑制されるため、不織布Cの厚さが不均一となるなどの不織布Cの品質低下を好適に抑制しつつ、熱風回収機21の入口部24a,24bを通じて熱風を好適に回収することができる。
(5)熱風回収機21は、外側壁23a,23bの基端部と分離壁22a,22bの基端部との間に接続されるとともにローラ14の軸線方向Lに沿って延びる筒状の導入部25a,25bを有している。こうした構成によれば、導入部25a,25bの内部において熱風を整流することができ、熱風を好適に還流させることができる。
(6)外側壁23a,23bの先端部は、メルトブロー部11とローラ14との並び方向に対して直交する方向においてローラ14の最外径部よりも外側に位置している。こうした構成によれば、分離壁22a,22bによって不織布Cから分離された熱風をこれら入口部24a,24bを通じて好適に回収することができる。
(7)熱風回収機21は、その内部と外部とを連通する連通孔26a,26bと、同連通孔26a,26bの開度を変更可能な弁であって同連通孔26a,26bを通じて外部に排出される熱風の流量を調節する調量弁27a,27bを備えている。こうした構成によれば、熱風と共に入口部24a,24bの周りの空気が熱風回収機21内に吸い込まれることに起因して熱風を好適に還流させることができなくなるといった問題の発生を的確に抑制することができる。
(8)連通孔26a,26bは分離壁22a,22bの基端部と導入部25a,25bとの間に形成されている。また、熱風回収機21は、連通孔26a,26bから排出される熱風と案内空間29を案内される不織布Cとを隔絶する隔絶壁28a,28bを備えている。こうした構成によれば、連通孔26a,26bから排出された熱風が案内空間29内を案内される不織布Cに当たることが的確に抑制されるため、不織布Cの厚さが不均一となるなどの不織布Cの品質低下を好適に抑制しつつ、熱風回収機21の入口部24a,24aを通じて熱風を好適に回収することができる。
(9)熱風回収機21の入口部24a,24bはローラ14の軸線方向Lにおいて同ローラ14全体にわたって延びている。こうした構成によれば、熱風回収機21により回収される熱風の流れが乱れることを好適に抑制することができ、ローラ14の軸線方向Lにおいてローラ14全体の領域にわたって熱風を好適に回収することができる。
尚、本発明に係る不織布製造装置は、上記実施形態にて例示した構成に限定されるものではなく、これを適宜変更した例えば次のような形態として実施することもできる。
・上記実施形態のように熱風回収機21の入口部24a,24bをローラ14の軸線方向Lにおいて同ローラ14全体にわたって形成することが、熱風回収機21により回収される熱風の流れが乱れることを好適に抑制する上では望ましい。しかしながら、本発明はこれに限られるものではなく、熱風回収機の入口部がローラの軸線方向において同ローラの一部分にのみ設けられるものであってもよい。
・熱風回収機の内部と外部とを連通する連通孔を外側壁等、他の部位に形成することもできる。
・熱風回収機の内部に流入する空気の流量を変更する必要がない場合には、上記連通孔や調量弁を省略すればよい。
・上記実施形態のように、外側壁23a,23bの先端部を、メルトブロー部11とローラ14との並び方向に対して直交する方向においてローラ14の最外径部よりも外側に配置させることが、入口部24a,24bを通じて熱風を好適に回収する上では好ましい。しかしながら、本発明はこれに限られるものではなく、それほど多くの熱風を回収する必要がないのであれば、外側壁の先端部を上記直交する方向においてローラの最外径部と同じかそれよりも内側に配置させるようにしてもよい。
・上記実施形態のように、ローラ14を挟んで一対の入口部24a,24bを形成することが、メルトブロー部11から吹き出された熱風Aを効率よく回収する上では望ましい。しかしながら、本発明に係る熱風回収機はこれに限られるものではなく、ローラの片側にのみ入口部を形成するようにしてもよい。
・上記実施形態では、メルトブロー部11から紡出される微細化された樹脂Fをローラ14の外周面にて集積させて不織布Cを形成するようにした。こうしたローラ14を備える不織布製造装置においては、メルトブロー部11から吹き出された熱風Aがローラ14の外周面に沿って流れることから、熱風回収機21によって熱風を回収することが容易となる。しかしながら、本発明に係る集積部はこうしたローラ14に限られるものではなく、ベルトコンベア等の他の集積部を備える製造装置に対しても本発明を適用することはできる。
・送風機と加熱装置とが一体とされるものを採用してもよい。この場合、送風機と加熱装置とを接続するダクトを省略することができる。
11…メルトブロー部、12…樹脂通路、13a,13b…熱風通路、14…ローラ(集積部)、15…押出機、16…送風機、16a…吸入部、17…加熱装置、20…還流機構、21…熱風回収機、22a、22b…分離壁、23a,23b…外側壁、24a,24b…入口部、25a,25b…導入部、26a,26b…連通孔、27a,27b…調量弁、28a,28b…隔絶壁、29…案内空間、30a,30b…還流ダクト、31…フィルタ。

Claims (4)

  1. 熱風を生成して供給する熱風供給部と、
    溶融樹脂をフィラメント状にして紡出するとともに前記熱風供給部から供給される熱風をこのフィラメント状の溶融樹脂に吹き付けるメルトブロー部と、
    前記メルトブロー部から紡出された樹脂を集積させて不織布を形成する集積部と、
    前記メルトブロー部から吹き出される熱風を前記熱風供給部に還流させる還流機構と、
    を備え、
    前記集積部は自転するローラであって、その外周面にて前記メルトブロー部から紡出された樹脂を集積させて不織布を形成し、
    前記ローラを挟んで前記メルトブロー部の反対側には同ローラから送り出される不織布を案内する案内空間を区画するとともに不織布から熱風を分離する一対の分離壁が設けられ、
    前記還流機構は、前記一対の分離壁のうちの少なくとも一方の分離壁と、同分離壁を挟んで前記案内空間とは反対側に設けられる外側壁とを備える熱風回収機を備え、
    前記熱風回収機の入口部は前記分離壁の先端部と前記外側壁の先端部とによって区画されることを特徴とする不織布製造装置。
  2. 請求項1に記載の不織布製造装置において、
    前記還流機構は熱風を前記熱風供給部に対して還流させる還流通路を備え、
    前記還流通路の途中には熱風に含まれる異物を濾過するフィルタが設けられる
    ことを特徴とする不織布製造装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の不織布製造装置において、
    前記熱風回収機は、前記外側壁の基端部と前記分離壁の基端部との間に接続されるとともに前記ローラの軸線方向に沿って延びる筒状の導入部を有する
    ことを特徴とする不織布製造装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の不織布製造装置において、
    前記外側壁の先端部は、前記メルトブロー部と前記ローラとの並び方向に対して直交する方向において前記ローラの最外径部よりも外側に位置する
    ことを特徴とする不織布製造装置。
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