JP5889659B2 - 発光素子、発光装置、および照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自己修復機能を備えた発光装置および照明装置に関する。
近年、エレクトロルミネッセンス(EL:Electro Luminescence)を利用した発光素子の研究開発が盛んに行われている。これら発光素子の基本的な構成は、一対の電極間に発光性の物質を含む層(EL層)を挟んだものである。この素子に電圧を印加することにより、発光性の物質からの発光を得ることができる。
このような発光素子は自発光型であるため、液晶ディスプレイに比べ画素の視認性が高く、バックライトが不要である等の利点があり、フラットパネルディスプレイ素子として好適であると考えられている。また、このような発光素子は、薄型軽量に作製できることも大きな利点である。さらに非常に応答速度が速いことも特徴の一つである。
そして、これらの発光素子は膜状に形成することが可能であるため、面状の発光を容易に得ることができる。よって、面状の発光を利用した大面積の素子を形成することができる。このことは、白熱電球やLEDに代表される点光源、あるいは蛍光灯に代表される線光源では得難い特色であるため、照明等に応用できる面光源としての利用価値も高い。
発光素子の作製においては、例えば、一方の電極を作製した後、その電極上にEL層を形成し、EL層の上に他方の電極を形成するというプロセスが通常である。
このように発光素子を作製するプロセスにおいて、何らかの原因により不純物が混入することがある。このような不純物の存在は、電極やEL層に欠陥を発生させ、発光素子の発光に影響を与える。また、電極やEL層に欠陥は生じなくとも、発光素子に電圧を印加した際に不純物が存在する箇所に電流が集中して流れることにより局所的に高温となり、EL層に欠陥が生じる場合もある。
発光素子のEL層に欠陥が生じると、両電極が短絡する可能性が高まり、発光素子として機能しなくなる。
これに対して、両電極間の短絡を防止する技術としては、例えば絶縁材をEL層に存在する欠陥に充填し、両電極間の短絡を防止する技術が挙げられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−017262号公報
しかしながら、特許文献1に示す短絡防止技術は、電着法を用いた技術であり、電流の多く流れる欠陥部分を優先的に絶縁材で充填することはできるが、電流の流れる欠陥以外の領域も絶縁材で被覆されてしまうという問題がある。EL層における欠陥部以外の部分にEL層としての不要な絶縁物が存在すると、発光素子の抵抗が高くなり、発光素子における素子特性が低下するという問題を有している。
そこで、本発明の一態様では、発光素子の素子特性へ影響を与えることなく、発光素子の両電極間の短絡を自己修復できる構造を有する発光素子を備えた発光装置および照明装置を提供する。
本発明の一態様では、発光素子の電極と接するように発光素子の内部に酸化物層を設けることにより、発光素子において両電極間の短絡が生じた際に発生する熱により、酸化物層に含まれる酸素と短絡箇所に存在する電極材料とを反応させ、絶縁化させることができる。
さらに、アルカリ土類金属を含む電子注入層と接して酸化物層を設けることにより、発光素子において両電極間の短絡が生じた際に発生する熱により、酸化物層に含まれる酸素と電子注入層に含まれるアルカリ土類金属とを反応させ、アルカリ土類金属の酸化物を生成することができる。なお、短絡箇所には亀裂が生じるため、外部からの水分(水蒸気)が侵入しやすくなるが、その侵入してきた水分をアルカリ土類金属の酸化物が吸着し、短絡部周囲のEL層の劣化を抑制できる。
従って、本発明の一態様の構成は、第1の電極と第2の電極との間にEL層を有し、EL層は少なくとも発光層、第1の酸化物層、および第2の酸化物層を有し、第1の酸化物層は、第1の電極と発光層との間に第1の電極と接して形成され、第2の酸化物層は、第2の電極と発光層との間に第2の電極と接して形成されることを特徴とする発光装置または照明装置である。
また、本発明の別の一態様の構成は、第1の電極と第2の電極との間にEL層を有し、EL層は少なくとも発光層、第1の酸化物層、第2の酸化物層、第3の酸化物層および電子注入層を有し、第1の酸化物層は、第1の電極と発光層との間に第1の電極と接して形成され、第2の酸化物層は、第2の電極と発光層との間に第2の電極と接して形成され、電子注入層は、第2の電極と発光層との間に発光層と接して形成され、第3の酸化物層は、第2の電極と発光層との間に電子注入層と接して形成されることを特徴とする発光装置または照明装置である。
また、本発明の別の一態様の構成は、第1の電極と第2の電極との間に中間層を有し、第1の電極と中間層との間に第1の発光層を有し、第2の電極と中間層との間に第2の発光層を有し、第1の電極と第1の発光層との間に第1の電極と接する第1の酸化物層を有し、第2の電極と第2の発光層との間に第2の電極と接する第2の酸化物層を有することを特徴とする発光装置または照明装置である。
また、本発明の別の一態様の構成は、第1の電極と第2の電極との間に中間層を有し、第1の電極と中間層との間に第1の発光層を有し、第2の電極と中間層との間に第2の発光層および第2の発光層と接する電子注入層とを有し、第1の電極と第1の発光層との間に第1の電極と接する第1の酸化物層を有し、第2の電極と第2の発光層との間に第2の電極と接する第2の酸化物層、および電子注入層と接する第3の酸化物層とを有することを特徴とする発光装置または照明装置である。
なお、上記構成において、第1の酸化物層、第2の酸化物層、および第3の酸化物層は、遷移金属酸化物や元素周期表における第4族乃至第8族に属する金属の酸化物を含むことを特徴とする。また、第1の酸化物層、第2の酸化物層、および第3の酸化物層は、膜中の酸素濃度が50atm%以上80atm%以下であることを特徴とする。
また、上記構成において、電子注入層は、アルカリ土類金属を含むことを特徴とする。
本発明の一態様では、発光素子の素子特性へ影響を与えることなく、両電極間の短絡の際に短絡箇所を絶縁化できる自己修復機能を備えた発光素子を提供することができる。従って、発光素子だけでなく、発光素子を備えた発光装置および照明装置の歩留まりを向上させることができる。
本発明の一態様である発光素子について説明する図。 本発明の一態様である発光素子について説明する図。 発光素子の素子構造について示す図。 発光素子の素子構造について示す図。 発光装置を示す図。 発光装置を示す図。 電子機器を示す図。 照明装置を示す図。
以下、本発明の実施の態様について図面を用いて詳細に説明する。但し、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることが可能である。従って、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。また、異なる図面であっても共通の符号が付されているものは同じものを示すこととし、説明は省略する。
(実施の形態1)
本実施の形態では、本発明の一態様である発光素子の構造について図1、図2を用いて説明する。
本実施の形態に示す発光素子は、図1(A)に示すように一対の電極(第1の電極(陽極)101、第2の電極(陰極)102)間に、少なくとも発光層106を含むEL層103が挟まれており、また、第1の電極101と発光層106との間には、第1の電極101と接して第1の酸化物層104が形成され、第2の電極102と発光層106との間には、第2の電極102と接して第2の酸化物層105が形成されている。なお、発光素子の一対の電極(第1の電極(陽極)101、第2の電極(陰極)102)は、それぞれ外部電源107と電気的に接続されている。
図1(A)には、発光素子において何らかの欠陥が生じて、第1の電極101と第2の電極102とが110で示す領域において短絡している様子を示す。
このとき、本発明の一態様である発光素子において、短絡箇所には、電流が集中して流れるために局所的に高温がかかる。そのため、酸化物層(第1の酸化物層104、第2の酸化物層105)に含まれる酸素と短絡箇所に存在する電極材料とを意図的に反応させることができる。
これにより、図1(B)において、領域111で示すように短絡箇所に存在する電極材料を絶縁化させることができる。
上記構成により、図2(A)に示すように短絡箇所における絶縁化により絶縁体113が生じるが、絶縁体113は、内部に空間を有する構造であるため水分が入り込み易く、水分により劣化が促進されるEL層103において、絶縁体113をそのまま存在させることは好ましくない。
そこで、絶縁体113に侵入してくる水分を除去(吸着)できる構造とすることが好ましい。具体的には、図2(A)に示すように、電子注入層108と接して第3の酸化物層109を設けた構造とすることがより好ましい。
EL層103における電子注入層108は、少なくとも電子注入性の高い物質を用いて形成され、電子注入性の高い物質としてカルシウム(Ca)などのアルカリ土類金属やマグネシウム(Mg)を用いた場合は、短絡箇所にかかる高温により酸化物層に含まれる酸素と、電子注入層に存在するアルカリ土類金属とを図2(A)の114に示す領域で反応させることにより、アルカリ土類金属の酸化物を形成することができる。図2(B)に示すように、ここで得られた金属酸化物115は、絶縁体113に侵入してくる水分に対して乾燥剤としての機能を有する。
以上に示すように本発明の一態様である発光素子は、両電極間の短絡を自己修復させると共に、短絡箇所の修復に伴い生じる可能性のある水分を除去できる機能を備えた発光素子である。
従って、発光素子の素子特性へ影響を与えることなく、両電極間の短絡の際に短絡箇所を絶縁化できる自己修復機能を備えた発光素子を提供することができる。さらに発光素子だけでなく、発光素子を備えた発光装置および照明装置の歩留まりを向上させることができる。
なお、本実施の形態に示す構成は、他の実施の形態に示した構成と適宜組み合わせて用いることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、本発明の一態様である発光素子の構造について、図3を用いて説明する。
本実施の形態に示す発光素子は、図3(A)に示すように一対の電極(第1の電極(陽極)301、第2の電極(陰極)302)間に発光層307を含むEL層303が挟まれており、EL層303は、発光層307の他に、第1の酸化物層304、第2の酸化物層305、正孔(または、ホール)注入層306、電荷発生層308、電子注入層309を含んで形成される。
なお、第1の酸化物層304は、第1の電極301と接して形成され、第2の酸化物層305は、第2の電極302と接して形成される。
また、発光層307と第1の酸化物層304との間には、正孔注入層306が形成されており、第1の酸化物層304と第1の電極301とは接して形成されるのが好ましい。
さらに、発光層307と第2の酸化物層305との間には、電荷発生層308および電子注入層309が形成されており、第2の酸化物層305と第2の電極302とは接して形成されるのが好ましい。
第1の酸化物層304および第2の酸化物層305は、第1の電極(陽極)301と第2の電極(陰極)302とが短絡した際、短絡箇所の電極材料(金属)に対して酸素を供給することによって、電極材料を酸化させ、絶縁化させるという機能を有する。
また、正孔注入層306は、正孔輸送性の高い物質とアクセプター性物質を含む層であり、アクセプター性物質によって正孔輸送性の高い物質から電子が引き抜かれることにより正孔(ホール)が発生する。従って、正孔注入層306から発光層307に正孔が注入される。
一方、電荷発生層308は、正孔輸送性の高い物質とアクセプター性物質を含む層であり、アクセプター性物質によって正孔輸送性の高い物質から電子が引き抜かれる。この電子は、電子注入性を有する電子注入層309から発光層307に注入される。
以下に本実施の形態に示す発光素子を作製する上での具体例について説明する。
第1の電極(陽極)301および第2の電極(陰極)302には、金属、合金、電気伝導性化合物、およびこれらの混合物などを用いることができる。具体的には、酸化インジウム−酸化スズ(ITO:Indium Tin Oxide)、珪素若しくは酸化珪素を含有した酸化インジウム−酸化スズ、酸化インジウム−酸化亜鉛(Indium Zinc Oxide)、酸化タングステン及び酸化亜鉛を含有した酸化インジウム、金(Au)、白金(Pt)、ニッケル(Ni)、タングステン(W)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、銅(Cu)、パラジウム(Pd)、チタン(Ti)の他、元素周期表の第1族または第2族に属する元素、すなわちリチウム(Li)やセシウム(Cs)等のアルカリ金属、およびカルシウム(Ca)、ストロンチウム(Sr)等のアルカリ土類金属、マグネシウム(Mg)、およびこれらを含む合金(MgAg、AlLi)、ユウロピウム(Eu)、イッテルビウム(Yb)等の希土類金属およびこれらを含む合金等を用いることができる。
第1の酸化物層304および第2の酸化物層305に用いる物質としては、遷移金属酸化物や元素周期表における第4族乃至第8族に属する金属の酸化物を挙げることができる。元素周期表における第4族乃至第8族に属する金属は、酸化数の高い酸化物を構成できるため、熱等のエネルギーにより容易に還元されて低い酸化数をとることができる。したがって、第1の酸化物層304および第2の酸化物層305にこれらの物質を用いることにより、短絡時に容易に短絡箇所の電極材料を酸化させることができる。
具体的には、酸化モリブデンが還元(MoO→MoO)されることにより、酸素を供給することができる。また、酸化バナジウムや酸化レニウムや酸化チタンがそれぞれ還元(V→VO、Re→ReO、TiO→TiO)されることによっても酸素が供給される。
ここで、元素周期表における第4族乃至第8族に属する金属の酸化物をMとすると、第4族乃至第8族に属する金属の中で最も酸化数が低いのは2価、つまり、x=y−1となるMOである。なお、MO(例えば、TiOやFeO等)で示される酸化物をこれ以上還元することは困難であるため、第1の酸化物層304および第2の酸化物層305に含まれる酸素濃度は、50atm%以上であることが好ましい。また、最も酸化数が高いのは、酸化レニウム(Re)(7価)であり、この時の酸素濃度は、ほぼ78atm%であることから、第1の酸化物層304および第2の酸化物層305に含まれる酸素濃度は、80atm%以下であることが好ましい。
正孔注入層306および電荷発生層308に用いる正孔輸送性の高い物質としては、例えば、4,4’−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル(略称:NPBまたはα−NPD)やN,N’−ビス(3−メチルフェニル)−N,N’−ジフェニル−[1,1’−ビフェニル]−4,4’−ジアミン(略称:TPD)、4,4’,4’’−トリス(カルバゾール−9−イル)トリフェニルアミン(略称:TCTA)、4,4’,4’’−トリス(N,N−ジフェニルアミノ)トリフェニルアミン(略称:TDATA)、4,4’,4’’−トリス[N−(3−メチルフェニル)−N−フェニルアミノ]トリフェニルアミン(略称:MTDATA)、4,4’−ビス[N−(スピロ−9,9’−ビフルオレン−2−イル)−N―フェニルアミノ]ビフェニル(略称:BSPB)などの芳香族アミン化合物、3−[N−(9−フェニルカルバゾール−3−イル)−N−フェニルアミノ]−9−フェニルカルバゾール(略称:PCzPCA1)、3,6−ビス[N−(9−フェニルカルバゾール−3−イル)−N−フェニルアミノ]−9−フェニルカルバゾール(略称:PCzPCA2)、3−[N−(1−ナフチル)−N−(9−フェニルカルバゾール−3−イル)アミノ]−9−フェニルカルバゾール(略称:PCzPCN1)等が挙げられる。その他、4,4’−ジ(N−カルバゾリル)ビフェニル(略称:CBP)、1,3,5−トリス[4−(N−カルバゾリル)フェニル]ベンゼン(略称:TCPB)、9−[4−(10−フェニル−9−アントラセニル)フェニル]−9H−カルバゾール(略称:CzPA)等のカルバゾール誘導体、等を用いることができる。ここに述べた物質は、主に10−6cm/Vs以上の正孔移動度を有する物質である。但し、電子よりも正孔の輸送性の高い物質であれば、これら以外のものを用いてもよい。
さらに、ポリ(N−ビニルカルバゾール)(略称:PVK)、ポリ(4−ビニルトリフェニルアミン)(略称:PVTPA)、ポリ[N−(4−{N’−[4−(4−ジフェニルアミノ)フェニル]フェニル−N’−フェニルアミノ}フェニル)メタクリルアミド](略称:PTPDMA)、ポリ[N,N’−ビス(4−ブチルフェニル)−N,N’−ビス(フェニル)ベンジジン](略称:Poly−TPD)などの高分子化合物を用いることもできる。
また、正孔注入層306および電荷発生層308に用いるアクセプター性物質としては、遷移金属酸化物や元素周期表における第4族乃至第8族に属する金属の酸化物を挙げることができる。具体的には、酸化モリブデンが特に好ましい。なお、ここで用いる物質は、第1の酸化物層304および第2の酸化物層305において用いる物質と同じである。
発光層307は、発光物質を含む層である。発光物質としては、以下に示す蛍光性化合物を用いることができる。例えば、N,N’−ビス[4−(9H−カルバゾール−9−イル)フェニル]−N,N’−ジフェニルスチルベン−4,4’−ジアミン(略称:YGA2S)、4−(9H−カルバゾール−9−イル)−4’−(10−フェニル−9−アントリル)トリフェニルアミン(略称:YGAPA)、4−(9H−カルバゾール−9−イル)−4’−(9,10−ジフェニル−2−アントリル)トリフェニルアミン(略称:2YGAPPA)、N,9−ジフェニル−N−[4−(10−フェニル−9−アントリル)フェニル]−9H−カルバゾール−3−アミン(略称:PCAPA)、ペリレン、2,5,8,11−テトラ−tert−ブチルペリレン(略称:TBP)、4−(10−フェニル−9−アントリル)−4’−(9−フェニル−9H−カルバゾール−3−イル)トリフェニルアミン(略称:PCBAPA)、N,N’’−(2−tert−ブチルアントラセン−9,10−ジイルジ−4,1−フェニレン)ビス[N,N’,N’−トリフェニル−1,4−フェニレンジアミン](略称:DPABPA)、N,9−ジフェニル−N−[4−(9,10−ジフェニル−2−アントリル)フェニル]−9H−カルバゾール−3−アミン(略称:2PCAPPA)、N−[4−(9,10−ジフェニル−2−アントリル)フェニル]−N,N’,N’−トリフェニル−1,4−フェニレンジアミン(略称:2DPAPPA)、N,N,N’,N’,N’’,N’’,N’’’,N’’’−オクタフェニルジベンゾ[g,p]クリセン−2,7,10,15−テトラアミン(略称:DBC1)、クマリン30、N−(9,10−ジフェニル−2−アントリル)−N,9−ジフェニル−9H−カルバゾール−3−アミン(略称:2PCAPA)、N−[9,10−ビス(1,1’−ビフェニル−2−イル)−2−アントリル]−N,9−ジフェニル−9H−カルバゾール−3−アミン(略称:2PCABPhA)、N−(9,10−ジフェニル−2−アントリル)−N,N’,N’−トリフェニル−1,4−フェニレンジアミン(略称:2DPAPA)、N−[9,10−ビス(1,1’−ビフェニル−2−イル)−2−アントリル]−N,N’,N’−トリフェニル−1,4−フェニレンジアミン(略称:2DPABPhA)、9,10−ビス(1,1’−ビフェニル−2−イル)−N−[4−(9H−カルバゾール−9−イル)フェニル]−N−フェニルアントラセン−2−アミン(略称:2YGABPhA)、N,N,9−トリフェニルアントラセン−9−アミン(略称:DPhAPhA)クマリン545T、N,N’−ジフェニルキナクリドン(略称:DPQd)、ルブレン、5,12−ビス(1,1’−ビフェニル−4−イル)−6,11−ジフェニルテトラセン(略称:BPT)、2−(2−{2−[4−(ジメチルアミノ)フェニル]エテニル}−6−メチル−4H−ピラン−4−イリデン)プロパンジニトリル(略称:DCM1)、2−{2−メチル−6−[2−(2,3,6,7−テトラヒドロ−1H,5H−ベンゾ[ij]キノリジン−9−イル)エテニル]−4H−ピラン−4−イリデン}プロパンジニトリル(略称:DCM2)、N,N,N’,N’−テトラキス(4−メチルフェニル)テトラセン−5,11−ジアミン(略称:p−mPhTD)、7,14−ジフェニル−N,N,N’,N’−テトラキス(4−メチルフェニル)アセナフト[1,2−a]フルオランテン−3,10−ジアミン(略称:p−mPhAFD)、2−{2−イソプロピル−6−[2−(1,1,7,7−テトラメチル−2,3,6,7−テトラヒドロ−1H,5H−ベンゾ[ij]キノリジン−9−イル)エテニル]−4H−ピラン−4−イリデン}プロパンジニトリル(略称:DCJTI)、2−{2−tert−ブチル−6−[2−(1,1,7,7−テトラメチル−2,3,6,7−テトラヒドロ−1H,5H−ベンゾ[ij]キノリジン−9−イル)エテニル]−4H−ピラン−4−イリデン}プロパンジニトリル(略称:DCJTB)、2−(2,6−ビス{2−[4−(ジメチルアミノ)フェニル]エテニル}−4H−ピラン−4−イリデン)プロパンジニトリル(略称:BisDCM)、2−{2,6−ビス[2−(8−メトキシ−1,1,7,7−テトラメチル−2,3,6,7−テトラヒドロ−1H,5H−ベンゾ[ij]キノリジン−9−イル)エテニル]−4H−ピラン−4−イリデン}プロパンジニトリル(略称:BisDCJTM)などが挙げられる。
また、発光物質としては、以下に示す燐光性化合物を用いることもできる。例えば、ビス[2−(4’,6’−ジフルオロフェニル)ピリジナト−N,C2’]イリジウム(III)テトラキス(1−ピラゾリル)ボラート(略称:FIr6)、ビス[2−(4’,6’−ジフルオロフェニル)ピリジナト−N,C2’]イリジウム(III)ピコリナート(略称:FIrpic)、ビス[2−(3’,5’−ビストリフルオロメチルフェニル)ピリジナト−N,C2’]イリジウム(III)ピコリナート(略称:Ir(CFppy)(pic))、ビス[2−(4’,6’−ジフルオロフェニル)ピリジナト−N,C2’]イリジウム(III)アセチルアセトナート(略称:FIracac)、トリス(2−フェニルピリジナト)イリジウム(III)(略称:Ir(ppy))、ビス(2−フェニルピリジナト)イリジウム(III)アセチルアセトナート(略称:Ir(ppy)(acac))、ビス(ベンゾ[h]キノリナト)イリジウム(III)アセチルアセトナート(略称:Ir(bzq)(acac))、ビス(2,4−ジフェニル−1,3−オキサゾラト−N,C2’)イリジウム(III)アセチルアセトナート(略称:Ir(dpo)(acac))、ビス[2−(4’−パーフルオロフェニルフェニル)ピリジナト]イリジウム(III)アセチルアセトナート(略称:Ir(p−PF−ph)(acac))、ビス(2−フェニルベンゾチアゾラト−N,C2’)イリジウム(III)アセチルアセトナート(略称:Ir(bt)(acac))、ビス[2−(2’−ベンゾ[4,5−α]チエニル)ピリジナト−N,C3’]イリジウム(III)アセチルアセトナート(略称:Ir(btp)(acac))、ビス(1−フェニルイソキノリナト−N,C2’)イリジウム(III)アセチルアセトナート(略称:Ir(piq)(acac))、(アセチルアセトナト)ビス[2,3−ビス(4−フルオロフェニル)キノキサリナト]イリジウム(III)(略称:Ir(Fdpq)(acac))、(アセチルアセトナト)ビス(2,3,5−トリフェニルピラジナト)イリジウム(III)(略称:Ir(tppr)(acac))、2,3,7,8,12,13,17,18−オクタエチル−21H,23H−ポルフィリン白金(II)(略称:PtOEP)、トリス(アセチルアセトナト)(モノフェナントロリン)テルビウム(III)(略称:Tb(acac)(Phen))、トリス(1,3−ジフェニル−1,3−プロパンジオナト)(モノフェナントロリン)ユーロピウム(III)(略称:Eu(DBM)(Phen))、トリス[1−(2−テノイル)−3,3,3−トリフルオロアセトナト](モノフェナントロリン)ユーロピウム(III)(略称:Eu(TTA)(Phen))などが挙げられる。
なお、これらの発光物質は、ホスト材料に分散させて用いるのが好ましい。ホスト材料としては、例えば、NPB(略称)、TPD(略称)、TCTA(略称)、TDATA(略称)、MTDATA(略称)、BSPB(略称)などの芳香族アミン化合物、PCzPCA1(略称)、PCzPCA2(略称)、PCzPCN1(略称)、CBP(略称)、TCPB(略称)、CzPA(略称)などのカルバゾール誘導体、PVK(略称)、PVTPA(略称)、PTPDMA(略称)、Poly−TPD(略称)などの高分子化合物を含む正孔輸送性の高い物質や、トリス(8−キノリノラト)アルミニウム(略称:Alq)、トリス(4−メチル−8−キノリノラト)アルミニウム(略称:Almq)、ビス(10−ヒドロキシベンゾ[h]キノリナト)ベリリウム(略称:BeBq)、ビス(2−メチル−8−キノリノラト)(4−フェニルフェノラト)アルミニウム(略称:BAlq)など、キノリン骨格またはベンゾキノリン骨格を有する金属錯体、ビス[2−(2−ヒドロキシフェニル)ベンズオキサゾラト]亜鉛(略称:Zn(BOX))、ビス[2−(2−ヒドロキシフェニル)ベンゾチアゾラト]亜鉛(略称:Zn(BTZ))などのオキサゾール系、チアゾール系配位子を有する金属錯体、さらに、2−(4−ビフェニリル)−5−(4−tert−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール(略称:PBD)や、1,3−ビス[5−(p−tert−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]ベンゼン(略称:OXD−7)、9−[4−(5−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル]カルバゾール(略称:CO11)、3−(4−ビフェニリル)−4−フェニル−5−(4−tert−ブチルフェニル)−1,2,4−トリアゾール(略称:TAZ)、バソフェナントロリン(略称:BPhen)、バソキュプロイン(略称:BCP)などの電子輸送性の高い物質を用いることができる。
電子注入層309は、少なくとも電子注入性の高い物質を用いて形成され、そのほかに電子輸送性の高い物質を用いて形成することもできる。
電子注入性の高い物質としては、リチウム(Li)やセシウム(Cs)等のアルカリ金属、カルシウム(Ca)やストロンチウム(Sr)等のアルカリ土類金属、マグネシウム(Mg)、ユウロピウム(Eu)やイッテルビウム(Yb)等の希土類金属、アルカリ金属化合物(酸化リチウム等の酸化物、ハロゲン化物、炭酸リチウムや炭酸セシウム等の炭酸塩を含む)、アルカリ土類金属化合物(酸化物、ハロゲン化物、炭酸塩を含む)、または希土類金属の化合物(酸化物、ハロゲン化物、炭酸塩を含む)等が挙げられる。なお、電子輸送性を有する物質中に上記物質を含有させたもの等を電子注入性の高い物質として用いることもできる。
また、電子輸送性の高い物質としては、例えば、Alq(略称)、Almq(略称)、BeBq(略称)、BAlq(略称)など、キノリン骨格またはベンゾキノリン骨格を有する金属錯体等を用いることができる。また、この他Zn(BOX)(略称)、Zn(BTZ)(略称)などのオキサゾール系、チアゾール系配位子を有する金属錯体なども用いることができる。さらに、金属錯体以外にも、PBD(略称)や、OXD−7(略称)、CO11(略称)、TAZ(略称)、BPhen(略称)、BCP(略称)なども用いることができる。これ以外にも、ポリ[(9,9−ジヘキシルフルオレン−2,7−ジイル)−co−(ピリジン−3,5−ジイル)](略称:PF−Py)、およびポリ[(9,9−ジオクチ
ルフルオレン−2,7−ジイル)−co−(2,2’−ビピリジン−6,6’−ジイル)
](略称:PF−BPy)などの高分子化合物を用いることもできる。ここに述べた物質は、主に10−6cm/Vs以上の電子移動度を有する物質である。なお、正孔よりも電子の輸送性の高い物質であれば、これら以外のものを用いてもよい。
また、図3(B)に構造の異なる発光素子の一例を示す。
図3(B)に示す発光素子は、図3(A)に示す発光素子の構成に加えて、電荷発生層308と電子注入層309との間に第3の酸化物層310を設けた構造を有する。
すなわち、両電極のそれぞれと接して形成される酸化物層だけでなく、電子注入層309と接して形成される第3の酸化物層310を設けることにより、実施の形態1において、図2で説明したように短絡箇所に形成された絶縁体に侵入してくる水分を吸収して除去することができる。
なお、第3の酸化物層310には、第1の酸化物層304および第2の酸化物層305と同様の物質を用いることができ、また、同様の条件で形成することができる。
以上により、発光素子の素子特性へ影響を与えることなく、両電極間の短絡の際に短絡箇所を絶縁化できる自己修復機能を備えた発光素子を提供することができる。さらに発光素子だけでなく、発光素子を備えた発光装置および照明装置の歩留まりを向上させることができる。
なお、本実施の形態に示す構成は、他の実施の形態に示した構成と適宜組み合わせて用いることができる。
(実施の形態3)
本実施の形態では、本発明の一態様である発光素子の構造として、一対の電極間に複数のEL層が積層された構造(いわゆるタンデム構造)の一例について図4を用いて説明する。
本実施の形態に示す発光素子は、図4(A)に示すように一対の電極(第1の電極(陽極)401、第2の電極(陰極)402)間に中間層403を有し、第1の電極401と中間層403との間には、第1の酸化物層406、第1の正孔注入層408、第1の発光層409、および第1の電子注入層410を含む第1のEL層404を有し、第2の電極402と中間層403との間には、第2の正孔注入層411、第2の発光層412、第2の電子注入層413、および第2の酸化物層407を含む第2のEL層405を有する。なお、中間層403は、第1のEL層404に含まれる第1の電子注入層410と、第2のEL層405に含まれる第2の正孔注入層411により構成される。
また、第1の酸化物層406は、第1の電極401と接して形成され、第2の酸化物層407は、第2の電極402と接して形成されるのが好ましい。
第1の酸化物層406および第2の酸化物層407は、第1の電極(陽極)401と第2の電極(陰極)402とが短絡した際、短絡箇所の電極材料(金属)に対して酸素を供給することによって、電極材料を酸化させ、絶縁化させるという機能を有する。
第1の正孔注入層408および第2の正孔注入層411は、正孔輸送性の高い物質とアクセプター性物質を含む層であり、アクセプター性物質によって正孔輸送性の高い物質から電子が引き抜かれることにより正孔(ホール)が発生する。従って、第1の正孔注入層408から第1の発光層409に正孔が注入され、第2の正孔注入層411から第2の発光層412に正孔が注入される。
また、第1の電子注入層410は、電子注入性を有し、第2の正孔注入層411においてアクセプター性物質によって正孔輸送性の高い物質から引き抜かれた電子は、第1の発光層409に注入される。
また、電荷発生層414は、正孔輸送性の高い物質とアクセプター性物質を含む層であり、アクセプター性物質によって正孔輸送性の高い物質から電子が引き抜かれる。この電子は、電子注入性を有する第2の電子注入層413から第2の発光層412に注入される。
また、中間層403は、正孔を第2の発光層412に注入し、電子を第1の発光層409に注入する機能を有する。具体的には、第2の正孔注入層411において、アクセプター性物質によって正孔輸送性の高い物質から電子が引き抜かれることにより発生する正孔が第2の発光層412に注入され、引き抜かれた電子が電子注入性を有する第1の電子注入層410から第1の発光層409に注入される。
以上に説明した構造を有する発光素子において、第1の電極401および第2の電極402の形成は、実施の形態2で説明した第1の電極301および第2の電極302と同様に形成することができる。また、第1の発光層409、第2の発光層412の形成は、実施の形態2で説明した発光層307と同様に形成することができる。また、第1の酸化物層406および第2の酸化物層407は、実施の形態2で説明した第1の酸化物層304および第2の酸化物層305と同様に形成することができる。また、第1の正孔注入層408および第2の正孔注入層411は、実施の形態2で説明した正孔注入層306と同様に形成することができる。また、電荷発生層414は、実施の形態2で説明した電荷発生層308と同様に形成することができる。また、第1の電子注入層410および第2の電子注入層413は、実施の形態2で説明した電子注入層309と同様に形成することができる。
また、図4(B)に構造の異なる発光素子の一例を示す。
図4(B)に示す発光素子は、図4(A)に示す発光素子の構成に加えて、電荷発生層414と第2の電子注入層413との間に第3の酸化物層415を設けた構造を有する。
すなわち、両電極のそれぞれと接して形成される酸化物層だけでなく、第2の電子注入層413と接して形成される第3の酸化物層415を設けることにより、実施の形態1において、図2で説明したように短絡箇所に形成された絶縁体に侵入する水分を吸着して除去することができる。
なお、第3の酸化物層415には、第1の酸化物層406および第2の酸化物層407と同様の物質を用いることができ、また、同様の条件で形成することができる。
以上により、発光素子の素子特性へ影響を与えることなく、両電極間の短絡の際に短絡箇所を絶縁化できる自己修復機能を備えた発光素子を提供することができる。さらに発光素子だけでなく、発光素子を備えた発光装置および照明装置の歩留まりを向上させることができる。
なお、本実施の形態において、タンデム構造を有する発光素子の一例として、一対の電極間にEL層が2層形成された構造について示したが、本発明はこれに限られることはなく、例えば、図4(A)(B)に示す第1の酸化物層406と第1の正孔注入層408との間に少なくとも正孔注入層、発光層、および電子注入層が順次積層されてなるEL層を、該正孔注入層が第1の酸化物層406側になるように複数設けられた構造とすることも可能である。
以上により、発光素子の素子特性へ影響を与えることなく、両電極間の短絡の際に短絡箇所を絶縁化できる自己修復機能を備えた発光素子を提供することができる。さらに発光素子だけでなく、発光素子を備えた発光装置および照明装置の歩留まりを向上させることができる。
なお、本実施の形態に示す構成は、他の実施の形態に示した構成と適宜組み合わせて用いることができる。
(実施の形態4)
本実施の形態4では、画素部に本発明の発光素子を有する発光装置について図5を用いて説明する。なお、図5(A)は、発光装置を示す上面図、図5(B)は図5(A)をA−A’およびB−B’で切断した断面図である。
図5(A)において、点線で示された501は駆動回路部(ソース側駆動回路)、502は画素部、503は駆動回路部(ゲート側駆動回路)である。また、504は封止基板、505はシール材であり、シール材505で囲まれた内側は、空間507になっている。
なお、引き回し配線508はソース側駆動回路501及びゲート側駆動回路503に入力される信号を伝送するための配線であり、外部入力端子となるFPC(フレキシブルプリントサーキット)509からビデオ信号、クロック信号、スタート信号、リセット信号等を受け取る。なお、ここではFPCしか図示されていないが、このFPCにはプリント配線基板(PWB)が取り付けられていても良い。また、本明細書における発光装置には、発光装置本体だけでなく、それにFPCもしくはPWBが取り付けられた状態をも含むものとする。
次に、断面構造について図5(B)を用いて説明する。素子基板510上には駆動回路部及び画素部が形成されているが、ここでは、駆動回路部であるソース側駆動回路501と、画素部502中の一つの画素が示されている。なお、ソース側駆動回路501はNチャネル型TFT523とPチャネル型TFT524とを組み合わせたCMOS回路が形成される。また、駆動回路は、種々のCMOS回路、PMOS回路もしくはNMOS回路で形成しても良い。本実施の形態では、基板上に駆動回路を形成したドライバ一体型を示すが、必ずしもその必要はなく、駆動回路を基板上ではなく外部に形成することもできる。
また、画素部502はスイッチング用TFT511と、電流制御用TFT512とそのドレインに電気的に接続された第1の電極513とを含む複数の画素により形成される。なお、第1の電極513の端部を覆って絶縁物514が形成される。
また、被覆性を良好なものとするため、絶縁物514の上端部または下端部に曲率を有する曲面が形成されるようにするのが好ましい。例えば、絶縁物514の材料としてポジ型の感光性アクリルを用いることで、絶縁物514の上端部のみに曲率半径(0.2μm〜3μm)を有する曲面を持たせることができる。また、絶縁物514として、光の照射によってエッチャントに不溶解性となるネガ型、或いは光の照射によってエッチャントに溶解性となるポジ型の感光性材料を用いることができる。
第1の電極513上には、EL層516、および第2の電極517がそれぞれ形成される。ここで、第1の電極513に用いる材料としては、仕事関数の大きい材料を用いることが望ましい。例えば、ITO膜、又は珪素を含有したインジウム錫酸化物膜、2〜20wt%の酸化亜鉛を含む酸化インジウム膜、窒化チタン膜、クロム膜、タングステン膜、Zn膜、Pt膜などの単層膜の他、窒化チタン膜とアルミニウムを主成分とする膜との積層、窒化チタン膜とアルミニウムを主成分とする膜と窒化チタン膜との3層構造等を用いることができる。なお、積層構造とすると、配線としての抵抗も低く、良好なオーミックコンタクトがとれる。
また、EL層516は、蒸着マスクを用いた蒸着法、インクジェット法などの液滴吐出法、印刷法、スピンコート法等の種々の方法によって形成される。EL層516は、実施の形態1で示したオキサジアゾール誘導体を含んでいる。また、EL層516を構成する他の材料としては、低分子材料、オリゴマー、デンドリマー、又は高分子材料であっても良い。
また、第2の電極517に用いる材料としては、さまざまな金属、合金、電気伝導性化合物、およびこれらの混合物を用いることができる。第2の電極517を陰極として用いる場合には、その中でも、仕事関数の小さい(仕事関数3.8eV以下)金属、合金、電気伝導性化合物、およびこれらの混合物などを用いることが好ましい。例えば、元素周期表の第1族または第2族に属する元素、すなわちリチウム(Li)やセシウム(Cs)等のアルカリ金属、およびカルシウム(Ca)、ストロンチウム(Sr)等のアルカリ土類金属、マグネシウム(Mg)、およびこれらを含む合金(MgAg、AlLi)等が挙げられる。
なお、EL層516で生じた光が第2の電極517を透過する構成とする場合には、第2の電極517として、膜厚を薄くした金属薄膜と、透明導電膜(酸化インジウム−酸化スズ(ITO)、珪素若しくは酸化珪素を含有した酸化インジウム−酸化スズ、酸化インジウム−酸化亜鉛、酸化タングステン及び酸化亜鉛を含有した酸化インジウム等)との積層を用いることも可能である。
さらに、シール材505で封止基板504を素子基板510と貼り合わせることにより、素子基板510、封止基板504、およびシール材505で囲まれた空間507に発光素子518が備えられた構造になっている。なお、空間507には、充填材が充填されており、不活性気体(窒素やアルゴン等)が充填される場合の他、シール材505で充填される場合もある。
なお、シール材505にはエポキシ系樹脂を用いるのが好ましい。また、これらの材料はできるだけ水分や酸素を透過しない材料であることが望ましい。また、封止基板504に用いる材料としてガラス基板や石英基板の他、FRP(Fiberglass−Reinforced Plastics)、PVF(ポリビニルフロライド)、ポリエステルまたはアクリル等からなるプラスチック基板を用いることができる。
以上のようにして、本発明の一態様である発光素子を有するアクティブマトリクス型の発光装置を得ることができる。なお、本発明の一態様である発光素子は、上述したアクティブマトリクス型の発光装置のみならずパッシブマトリクス型の発光装置に用いることもできる。なお、本発明の一態様である発光素子は、両電極間の短絡の際に短絡箇所を絶縁化できる自己修復機能を備えた発光素子であることから、上記発光装置の歩留まりを向上させることができる。
なお、本実施の形態に示す構成は、他の実施の形態に示した構成と適宜組み合わせて用いることができる。
(実施の形態5)
本実施の形態では、本発明の一態様である発光素子を有する発光装置であって、主に照明装置に用いることができる発光装置について、図6を用いて説明する。なお、図6(A)は、発光装置600を示す上面図、図6(B)は図6(A)をA−Bで切断した断面図である。
図6(A)に示す発光装置600は、発光面に発光素子が形成されており、発光素子の一方の電極が第1の端子603と電気的に接続されており、発光素子の他方の電極が第2の端子604と電気的に接続された構造を有する。
図6(B)に示す発光装置600は、第1の基板601上に、第1の電極605、EL層606、および第2の電極607を含む発光素子608を有する。発光素子608には、本発明の一態様である発光素子を用いる。
図6(B)に示すように第1の端子603は補助配線610および第1の電極605に電気的に接続されている。また、第2の端子604は第2の電極607と電気的に接続されている。また第1の電極605の端部、および補助配線610と第1の電極605とが積層されている第1の電極605上には、絶縁層609が形成されている。なお、図6(B)においては、補助配線610の上に第1の電極605が形成されているが、第1の電極605の上に補助配線610が形成されていてもよい。
また、第1の基板601と第2の基板602はシール材612によって接着されている。また、第1の基板601と第2の基板602との間には、乾燥剤611を有する。
さらに、屈折率の高い発光素子とそれより屈折率が低い基板との間に微細な凹凸構造をもつ光取り出し構造613aを設け、基板と大気との間に光取り出し構造613aよりも大きな凹凸構造をもつ光取り出し構造613bを設ける。なお、このような光取り出し構造は、第1の基板601の上部、下部、または両方に設けていても良い。
図6(B)に示す発光装置は、発光素子608からの発光を発光素子608の第1の電極605側から取り出す、いわゆるボトムエミッション型の発光装置であるが、本発明はこれに限られることはなく発光素子608の第2の電極607側から光を取り出すトップエミッション型の発光装置を形成することもできる。
トップエミッション型の発光装置としては、図6(C)に示すような構造とすることができる。図6(C)は図6(A)をA’−B’で切断した断面図である。
トップエミッション型の発光装置600は、第1の基板601上に、第1の電極605、EL層606、および第2の電極607を含む発光素子608を有する。発光素子608には、本発明の一態様である発光素子を用いる。
図6(C)に示すように第1の端子603は第1の電極605に電気的に接続され、第2の端子604は第2の電極607と電気的に接続されている。また、第1の電極605の端部には、絶縁層609が形成されている。また、第2の電極607上に補助配線610が形成されている。
また、第1の基板601と第2の基板602はシール材612によって接着されている。また、第1の基板601と第2の基板602との間には、乾燥剤611を有する。なお、乾燥剤611は、発光素子の上部を避けて配置するか、透明なものを用いることが好ましい。
また、発光素子608上には、光取り出し構造613aが設けられている。
なお、図6(A)に示す発光装置600の形状は八角形であるが、本発明の一態様はこれに限られない。発光装置600は、その他の多角形または曲線をもつ形状としてもよい。特に、発光装置600の形状としては、三角形、四角形、正六角形などが好ましい。限られた面積に複数の発光装置600を隙間無く設けることができるためである。
以上のようにして、本発明の一態様である発光素子を有する発光装置を得ることができる。なお、本発明の一態様である発光素子は、両電極間の短絡の際に短絡箇所を絶縁化できる自己修復機能を備えた発光素子であることから、上記発光装置の歩留まりを向上させることができる。
なお、本実施の形態に示す構成は、他の実施の形態に示した構成と適宜組み合わせて用いることができる。
(実施の形態6)
本実施の形態では、本発明を適用した一態様である発光装置を用いて完成させた様々な電子機器の一例について、図7を用いて説明する。
発光装置を適用した電子機器として、例えば、テレビジョン装置(テレビ、又はテレビジョン受信機ともいう)、コンピュータ用などのモニタ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラなどのカメラ、デジタルフォトフレーム、携帯電話機(携帯電話、携帯電話装置ともいう)、携帯型ゲーム機、携帯情報端末、音響再生装置、パチンコ機などの大型ゲーム機などが挙げられる。これらの電子機器の具体例を図7に示す。
図7(A)は、テレビジョン装置の一例を示している。テレビジョン装置7100は、筐体7101に表示部7103が組み込まれている。表示部7103により、映像を表示することが可能であり、発光装置を表示部7103に用いることができる。また、ここでは、スタンド7105により筐体7101を支持した構成を示している。
テレビジョン装置7100の操作は、筐体7101が備える操作スイッチや、別体のリモコン操作機7110により行うことができる。リモコン操作機7110が備える操作キー7109により、チャンネルや音量の操作を行うことができ、表示部7103に表示される映像を操作することができる。また、リモコン操作機7110に、当該リモコン操作機7110から出力する情報を表示する表示部7107を設ける構成としてもよい。
なお、テレビジョン装置7100は、受信機やモデムなどを備えた構成とする。受信機により一般のテレビ放送の受信を行うことができ、さらにモデムを介して有線又は無線による通信ネットワークに接続することにより、一方向(送信者から受信者)又は双方向(送信者と受信者間、あるいは受信者間同士など)の情報通信を行うことも可能である。
図7(B)はコンピュータであり、本体7201、筐体7202、表示部7203、キーボード7204、外部接続ポート7205、ポインティングデバイス7206等を含む。なお、コンピュータは、発光装置をその表示部7203に用いることにより作製される。
図7(C)は携帯型遊技機であり、筐体7301と筐体7302の2つの筐体で構成されており、連結部7303により、開閉可能に連結されている。筐体7301には表示部7304が組み込まれ、筐体7302には表示部7305が組み込まれている。また、図7(C)に示す携帯型遊技機は、その他、スピーカ部7306、記録媒体挿入部7307、LEDランプ7308、入力手段(操作キー7309、接続端子7310、センサ7311(力、変位、位置、速度、加速度、角速度、回転数、距離、光、液、磁気、温度、化学物質、音声、時間、硬度、電場、電流、電圧、電力、放射線、流量、湿度、傾度、振動、におい又は赤外線を測定する機能を含むもの)、マイクロフォン7312)等を備えている。もちろん、携帯型遊技機の構成は上述のものに限定されず、少なくとも表示部7304および表示部7305の両方、又は一方に発光装置を用いていればよく、その他付属設備が適宜設けられた構成とすることができる。図7(C)に示す携帯型遊技機は、記録媒体に記録されているプログラム又はデータを読み出して表示部に表示する機能や、他の携帯型遊技機と無線通信を行って情報を共有する機能を有する。なお、図7(C)に示す携帯型遊技機が有する機能はこれに限定されず、様々な機能を有することができる。
図7(D)は、携帯電話機の一例を示している。携帯電話機7400は、筐体7401に組み込まれた表示部7402の他、操作ボタン7403、外部接続ポート7404、スピーカ7405、マイク7406などを備えている。なお、携帯電話機7400は、発光装置を表示部7402に用いることにより作製される。
図7(D)に示す携帯電話機7400は、表示部7402を指などで触れることで、情報を入力することができる。また、電話を掛ける、或いはメールを作成するなどの操作は、表示部7402を指などで触れることにより行うことができる。
表示部7402の画面は主として3つのモードがある。第1は、画像の表示を主とする表示モードであり、第2は、文字等の情報の入力を主とする入力モードである。第3は表示モードと入力モードの2つのモードが混合した表示+入力モードである。
例えば、電話を掛ける、或いはメールを作成する場合は、表示部7402を文字の入力を主とする文字入力モードとし、画面に表示させた文字の入力操作を行えばよい。この場合、表示部7402の画面のほとんどにキーボード又は番号ボタンを表示させることが好ましい。
また、携帯電話機7400内部に、ジャイロ、加速度センサ等の傾きを検出するセンサを有する検出装置を設けることで、携帯電話機7400の向き(縦か横か)を判断して、表示部7402の画面表示を自動的に切り替えるようにすることができる。
また、画面モードの切り替えは、表示部7402を触れること、又は筐体7401の操作ボタン7403の操作により行われる。また、表示部7402に表示される画像の種類によって切り替えるようにすることもできる。例えば、表示部に表示する画像信号が動画のデータであれば表示モード、テキストデータであれば入力モードに切り替える。
また、入力モードにおいて、表示部7402の光センサで検出される信号を検知し、表示部7402のタッチ操作による入力が一定期間ない場合には、画面のモードを入力モードから表示モードに切り替えるように制御してもよい。
表示部7402は、イメージセンサとして機能させることもできる。例えば、表示部7402に掌や指で触れ、掌紋、指紋等を撮像することで、本人認証を行うことができる。また、表示部に近赤外光を発光するバックライト又は近赤外光を発光するセンシング用光源を用いれば、指静脈、掌静脈などを撮像することもできる。
以上のようにして、本発明の一態様である発光装置を適用して電子機器を得ることができる。発光装置の適用範囲は極めて広く、あらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。
なお、本実施の形態に示す構成は、他の実施の形態に示した構成と適宜組み合わせて用いることができる。
(実施の形態7)
本実施の形態では、本発明の一態様である照明装置の一例について、図8を用いて説明する。
なお、本実施の形態に示す照明装置は、実施の形態4または実施の形態5で説明した本発明の一態様である発光素子を備えた発光装置を適用して形成することができる。
図8は、本発明の一態様である照明装置を室内の照明装置8001として用いた例である。なお、照明装置は大面積化も可能であるため、大面積の照明装置を形成することもできる。その他、曲面を有する筐体を用いることで、発光領域が曲面を有する照明装置8002を形成することもできる。本実施の形態で示す照明装置に含まれる発光素子は薄膜状であり、筐体のデザインの自由度が高い。したがって、様々な意匠を凝らした照明装置を形成することができる。さらに、室内の壁面に大型の照明装置8003を備えても良い。
また、本発明の一態様である照明装置は、すべて透光性の材料で形成することにより窓ガラス8004としても用いることができる。
さらに、本発明の一態様である照明装置は、発光装置をテーブル8005の表面に用いることによりテーブルとしても用いることができる。なお、その他の家具の一部に発光装置を用いることにより、家具として用いることができる。
以上のようにして、本発明の一態様である照明装置は、様々な用途に用いることができる。なお、本発明の一態様である照明装置は、両電極間の短絡の際に短絡箇所を絶縁化できる自己修復機能を備えた発光素子を備えていることから、上記照明装置の歩留まりを向上させることができる。
なお、本実施の形態に示す構成は、他の実施の形態に示した構成と適宜組み合わせて用いることができる。
101 第1の電極
102 第2の電極
103 EL層
104 第1の酸化物層
105 第2の酸化物層
106 発光層
107 外部電源
108 電子注入層
109 第3の酸化物層
111 領域
113 絶縁体
115 金属酸化物
301 第1の電極
302 第2の電極
303 EL層
304 第1の酸化物層
305 第2の酸化物層
306 正孔注入層
307 発光層
308 電荷発生層
309 電子注入層
310 第3の酸化物層
401 第1の電極
402 第2の電極
403 中間層
404 第1のEL層
405 第2のEL層
406 第1の酸化物層
407 第2の酸化物層
408 第1の正孔注入層
409 第1の発光層
410 第1の電子注入層
411 第2の正孔注入層
412 第2の発光層
413 第2の電子注入層
414 電荷発生層
415 第3の酸化物層
501 ソース側駆動回路
502 画素部
503 ゲート側駆動回路
504 封止基板
505 シール材
507 空間
508 配線
509 FPC(フレキシブルプリントサーキット)
510 素子基板
511 スイッチング用TFT
512 電流制御用TFT
513 第1の電極
514 絶縁物
516 EL層
517 第2の電極
518 発光素子
523 Nチャネル型TFT
524 Pチャネル型TFT
600 発光装置
601 第1の基板
602 第2の基板
603 第1の端子
604 第2の端子
605 第1の電極
606 EL層
607 第2の電極
608 発光素子
609 絶縁層
610 補助配線
611 乾燥剤
612 シール材
613a 構造
613b 構造
7100 テレビジョン装置
7101 筐体
7103 表示部
7105 スタンド
7107 表示部
7109 操作キー
7110 リモコン操作機
7201 本体
7202 筐体
7203 表示部
7204 キーボード
7205 外部接続ポート
7206 ポインティングデバイス
7301 筐体
7302 筐体
7303 連結部
7304 表示部
7305 表示部
7306 スピーカ部
7307 記録媒体挿入部
7308 LEDランプ
7309 操作キー
7310 接続端子
7311 センサ
7312 マイクロフォン
7400 携帯電話機
7401 筐体
7402 表示部
7403 操作ボタン
7404 外部接続ポート
7405 スピーカ
7406 マイク
8001 照明装置
8002 照明装置
8003 照明装置
8004 窓ガラス
8005 テーブル

Claims (4)

  1. 第1の電極と第2の電極との間に発光層を有し、
    前記第1の電極と前記発光層との間に、前記第1の電極と接する第1の酸化物層を有し、
    前記第2の電極と前記発光層との間に、前記第2の電極と接する第2の酸化物層を有し、
    前記第2の電極と前記発光層との間に、前記発光層と接する電子注入層を有し、
    前記第2の電極と前記発光層との間に、前記電子注入層と接する第3の酸化物層を有し、
    前記第1の電極は、金属または合金を有し、
    前記第2の電極は、金属または合金を有することを特徴とする発光素子。
  2. 第1の電極と第2の電極との間に、中間層を有し、
    前記第1の電極と前記中間層との間に、第1の発光層を有し、
    前記第2の電極と前記中間層との間に、第2の発光層と、前記第2の発光層と接する電子注入層と、を有し、
    前記第1の電極と前記第1の発光層との間に、前記第1の電極と接する第1の酸化物層を有し、
    前記第2の電極と前記第2の発光層との間に、前記第2の電極と接する第2の酸化物層と、前記電子注入層と接する第3の酸化物層と、を有し、
    前記第1の電極は、金属または合金を有し、
    前記第2の電極は、金属または合金を有することを特徴とする発光素子。
  3. 請求項1または請求項に記載の発光素子を有する発光装置。
  4. 請求項1または請求項に記載の発光素子を有する照明装置。
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