JP5889511B2 - 半導体装置、及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置、及び半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5889511B2
JP5889511B2 JP2009147818A JP2009147818A JP5889511B2 JP 5889511 B2 JP5889511 B2 JP 5889511B2 JP 2009147818 A JP2009147818 A JP 2009147818A JP 2009147818 A JP2009147818 A JP 2009147818A JP 5889511 B2 JP5889511 B2 JP 5889511B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
semiconductor layer
schottky
source electrode
drain electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009147818A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011003844A (ja
Inventor
彰男 分島
彰男 分島
黒田 尚孝
尚孝 黒田
中山 達峰
達峰 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Electronics Corp
Original Assignee
Renesas Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Electronics Corp filed Critical Renesas Electronics Corp
Priority to JP2009147818A priority Critical patent/JP5889511B2/ja
Publication of JP2011003844A publication Critical patent/JP2011003844A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5889511B2 publication Critical patent/JP5889511B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Junction Field-Effect Transistors (AREA)

Description

本発明は電界効果トランジスタ、及び電界効果トランジスタの製造方法に関し、特に電界効果トランジスタの局所的な温度を測定することが可能な電界効果トランジスタ、及びその製造方法に関する。
近年の半導体技術の発展に伴い、半導体素子を高密度に集積することが可能となった。これに伴い、半導体素子の単位面積あたりの消費電力が増加し、動作時の半導体の温度が上昇してきている。また、半導体素子の大型化により、温度が上昇する半導体素子の領域が不均一になってきている。ここで、温度が上昇する領域が不均一であるとは、例えば、半導体素子の中心部では温度上昇が大きく、半導体素子の周辺では温度上昇が小さい場合である。
半導体素子の温度は、素子特性や信頼性に大きな影響を及ぼすため、正確に測定する必要がある。特許文献1、特許文献2には半導体素子の近傍に半導体素子とは別にショットキダイオードを形成し、温度のモニタを行なう技術が開示されている。
図11は特許文献1に開示されている半導体素子を示す図である。図11に示す半導体素子のうち、領域110にはショットキダイオードが形成され、領域120にはHEMT(高電子移動度電界効果トランジスタ)素子が形成されている。半導体素子は、半絶縁性GaAs基板101上に、ノンドープのGaAs層102、Siをドープしたn型AlGaAs層103、Siをドープしたn型GaAs104が積層されている。そして、GaAs層102とAlGaAs層103とのヘテロ接合界面近傍に2次元電子ガス102eが形成されている。
図11に示す半導体素子は、素子間分離領域105により分離されている。素子間分離領域は酸素イオンを注入することで形成されている。また、ショットキダイオードのオーミックコンタクト電極115とHEMT素子のソース、ドレイン電極125は、n型GaAs層104上に、金ゲルマニウム/金(AuGe/Au)を用いて形成されている。そして、熱処理を行うことで2次元電子ガス102eに達する合金化領域115A、125Aをそれぞれ形成している。
更に、ショットキダイオードのショットキ電極116とHEMT素子のゲート電極126は、Alを用いて形成されている。つまり、領域110には、ショットキ電極116、n型AlGaAs層103、2次元電子ガス102e、合金化領域115A、オーミックコンタクト電極115からなるショットキダイオードが形成されている。また、領域120にはHEMT素子が形成されている。
そして、図11に示す特許文献1にかかる半導体素子では、領域110に形成されたショットキダイオードの電圧−電流特性と温度との関係を用いて、半導体素子の温度を検知している。
特開昭63−129656号公報 特開昭62−277773号公報
しかしながら、図11に示す特許文献1にかかる半導体素子では、HEMT素子が形成される領域120とショットキダイオードが形成される領域110とは別領域となっている。このため、特許文献1にかかる半導体素子では領域120に形成されたHEMT素子の温度を、領域110に形成されたショットキダイオードを用いて測定するため、HEMT素子の温度を正確に測定することができないという問題がある。
よって、本発明の目的は電界効果トランジスタの局所的な温度を測定することが可能な電界効果トランジスタ、及びその製造方法を提供することである。
本発明にかかる電界効果トランジスタは、半導体層と、前記半導体層とオーミック接合したソース電極と、前記半導体層とオーミック接合したドレイン電極と、前記半導体層とショットキ接合したゲート電極と、前記ソース電極の一部に形成された空隙に設けられた、前記半導体層とショットキ接合したショットキ電極と、を有する。
また、本発明にかかる電界効果トランジスタは、半導体層と、前記半導体層とオーミック接合したソース電極と、前記半導体層とオーミック接合したドレイン電極と、前記半導体層とショットキ接合したゲート電極と、前記ドレイン電極の一部に形成された空隙に設けられた、前記半導体層とショットキ接合したショットキ電極と、を有する。
また、本発明にかかる電界効果トランジスタの製造方法は、基板上に半導体層を形成し、前記半導体層上に、当該半導体層とオーミック接合したドレイン電極と、当該半導体層とオーミック接合すると共に、一部に空隙が設けられたソース電極と、を形成し、前記半導体層上の前記ソース電極と前記ドレイン電極の間に当該半導体層とショットキ接合したゲート電極を形成すると共に、前記ソース電極の一部に形成された空隙に当該半導体層とショットキ接合したショットキ電極を形成する。
また、本発明にかかる電界効果トランジスタの製造方法は、基板上に半導体層を形成し、前記半導体層上に、当該半導体層とオーミック接合したソース電極と、当該半導体層とオーミック接合すると共に、一部に空隙が設けられたドレイン電極と、を形成し、前記半導体層上の前記ソース電極と前記ドレイン電極の間に当該半導体層とショットキ接合したゲート電極を形成すると共に、前記ドレイン電極の一部に形成された空隙に当該半導体層とショットキ接合したショットキ電極を形成する。
本発明により、電界効果トランジスタの局所的な温度を測定することが可能な電界効果トランジスタ、及びその製造方法を提供することが可能となる。
実施の形態1にかかる電界効果トランジスタを説明するための図である。 実施の形態1にかかる電界効果トランジスタが複数形成された場合を示す図である。 実施の形態1にかかる電界効果トランジスタが複数形成された場合を示す上面図である。 実施の形態2にかかる電界効果トランジスタを説明するための図である。 実施の形態2にかかる電界効果トランジスタが複数形成された場合を示す図である。 実施の形態2にかかる電界効果トランジスタが複数形成された場合を示す上面図である。 実施の形態3にかかる電界効果トランジスタを説明するための図である。 実施の形態3にかかる電界効果トランジスタを説明するための図である。 実施の形態1にかかる電界効果トランジスタの製造方法を説明するための図である。 実施の形態2にかかる電界効果トランジスタの製造方法を説明するための図である。 背景技術にかかる半導体素子を説明するための図である。
実施の形態1.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は実施の形態1にかかる電界効果トランジスタを説明するための図である。図1において、半導体アクティブ層(半導体層)5上には、通常の電界効果トランジスタとして動作させるのに必要なソース電極1、ドレイン電極2、ゲート電極3が配置されている。そして、本実施の形態にかかる電界効果トランジスタのソース電極1の一部には、当該ソース電極1の一部を取り除くことで空隙が形成されている。ソース電極1の一部に形成された空隙には、ソース電極と直接接続しない状態でショットキ電極4が配置されている。
半導体アクティブ層5としては、例えばSiCなどの半導体基板上に、緩衝層、GaN層、AlGaN層がエピタキシャル成長されたものを用いることができる。また、半導体アクティブ層5のうち電界効果トランジスタとして動作する領域の外をイオン注入(例えば、1014cm−2のホウ素イオン(B+)を120keVで注入)等により絶縁化してもよい。また、半導体アクティブ層5のうちのソース領域には、当該ソース領域とオーミック接合可能なソース電極1を形成する。また、半導体アクティブ層5のうちのドレイン領域には、当該ドレイン領域とオーミック接合可能なドレイン電極2を形成する。ソース電極1、ドレイン電極2には、例えばTi/Alを用いることができる。また、ソース電極1、ドレイン電極2を形成する際は、蒸着、リフトオフ、アロイ処理を用いることができる。
また、半導体アクティブ層5のうちのチャネル領域(ソース電極1とドレイン電極2の間)には、当該チャネル領域とショットキ接合可能なゲート電極3を形成する。また、半導体アクティブ層5のソース領域のうち、ソース電極が形成されない領域(つまり、ソース電極1の一部に形成された空隙)に、半導体アクティブ層5のソース領域とショットキ接合可能なショットキ電極4を形成する。ゲート電極3、ショットキ電極4を形成する際も、蒸着、リフトオフ、アロイ処理を用いることができる。
このとき、ソース電極1、ドレイン電極2、ゲート電極3、半導体アクティブ層5は電界効果トランジスタとして機能する。本実施の形態にかかる電界効果トランジスタは、いわゆるMESFET(Metal-Semiconductor Field Effect Transistor)である。
また、ソース電極1、半導体アクティブ層5、ショットキ電極4はショットキダイオードとして機能する。
次に、本実施の形態にかかる電界効果トランジスタの温度測定について説明する。まず、電界効果トランジスタが動作していない状態で、本実施の形態にかかる電界効果トランジスタとは別に設けられたヒータなどを用いて、ショットキダイオードの電極であるソース電極1とショットキ電極4の間のショットキ順方向特性の温度依存性のデータを取得する。つまり、ショットキダイオードの順方向の電流Iの対数と電圧Vは直線性を示し、この直線の勾配は温度により決定される。従って、各温度に対するショットキダイオードの順方向の電流I−電圧V特性(直線の勾配)を求めることで、ショットキダイオードを用いて温度を測定することができる。
電界効果トランジスタが動作しているときの温度を測定する場合は、ショットキ電極4の電位を、トランジスタの動作時のソース電位よりも少しプラス(例えば、0.5V)に設定し、ショットキ電極4に流れる順方向の電流を測定する。そして、予め求めた前述の電界効果トランジスタがオフの時のショットキ電極の順方向電流と温度との関係を用いることで、測定した電流値から電界効果トランジスタの温度を求めることができる。
本実施の形態にかかる電界効果トランジスタを用いて温度をモニタし、当該モニタ結果に基づき電界効果トランジスタの動作状態の変化や外部環境の変化を検出することができる。そして、この検出結果を用いて冷却機構の制御(例えば、空冷ファンの回転数など)を最適化することで、冷却に必要な消費電力を低減することができる。また、当該検出結果を用いて、電界効果トランジスタのゲート電圧やドレイン電圧を制御することで、電界効果トランジスタの特性が温度によって変化することを抑制することができる。
本実施の形態にかかる電界効果トランジスタでは、電界効果トランジスタを構成するソース電極1が形成される領域の一部にショットキ電極4を形成し、電界効果トランジスタのソース領域にショットキダイオードを形成している。これにより、電界効果トランジスタの温度を背景技術にかかる半導体素子の場合よりも近くで測定することができるので、電界効果トランジスタの温度をより正確に測定することができる。
また、本実施の形態にかかる電界効果トランジスタでは、温度をより正確に測定することができるので、測定した温度を用いた電界効果トランジスタの冷却状態の制御や温度補償を精度よくすることができる。
図2は、本実施の形態にかかる電界効果トランジスタが複数形成された場合を示す図である。図1で説明した電界効果トランジスタと同様に、図2にかかる電界効果トランジスタは、半導体アクティブ層5上に、通常の電界効果トランジスタとして動作させるのに必要なソース電極1、ドレイン電極2、ゲート電極3が周期的に配置されている。また、中央部と外側の電界効果トランジスタのソース電極1の一部が取り除かれ、ソース電極と直接接続しない状態でショットキ電極4a、4bが配置されている。
また、図2では温度測定用のショットキダイオードを有する電界効果トランジスタと、温度測定用のショットキダイオードを有さない電界効果トランジスタが混在している構成となっている。そして、ショットキダイオードを有する電界効果トランジスタの割合は、電界効果トランジスタの用途等に応じて任意に設定することができる。
図3は、本実施の形態にかかる電界効果トランジスタが複数形成された素子(マルチフィンガー構造を有する電界効果トランジスタ)の上面図である。つまり、図3は図2にかかる電界効果トランジスタの上面図である。図3にかかる電界効果トランジスタも同様に、半導体アクティブ層5上に、通常の電界効果トランジスタとして動作させるのに必要なソース電極1、ドレイン電極2、ゲート電極3が配置されている。また、電界効果トランジスタのソース電極1の一部が取り除かれ、ソース電極と直接接続しない状態でショットキ電極4a、4bが配置されている。
図3に示すように、各電極は紙面上下方向に短冊状に配列されている。しかし、各電極の形状は電界効果トランジスタの用途等に応じて任意に決定することができる。また、図3に示す電界効果トランジスタのショットキ電極4a、4bは、それぞれ引き出し配線6と接続されている。この引き出し配線6はショットキ電極用のパッド(不図示)と接続されており、パッドを介して外部の測定回路等と接続されている。
図2、図3に示す構成の電界効果トランジスタの温度測定をする場合も、ショットキ電極4a、4bの順方向の電流特性の温度依存性を、電界効果トランジスタがオフの状態のときに測定しておく。そしてその結果と、電界効果トランジスタが動作している時のショットキ電極4a、4bの順方向の電流値を比較することで、電界効果トランジスタの動作時の温度を測定することができる。図2、図3に示す構成の電界効果トランジスタでは、ショットキ電極4aと4bを有するショットキダイオードが、電界効果トランジスタが複数形成されたデバイス7の内の異なる場所に形成されているため、デバイス7の異なる場所の温度をモニタすることができる。このように、温度測定用のショットキダイオードをデバイス7の温度をモニタしたい部分(例えば、温度が上がりやすい部分など)に形成することで、デバイス7の温度を精度よく測定することができる。
次に、本実施の形態にかかる電界効果トランジスタの製造方法について図9を用いて説明する。
本実施の形態にかかる電界効果トランジスタの製造方法は、次の工程を有する。
基板10上に半導体層5を形成する第1の工程(図9(a))。
半導体層5上に、当該半導体層5とオーミック接合したドレイン電極2と、当該半導体層5とオーミック接合すると共に、一部に空隙が設けられたソース電極1と、を形成する第2の工程(図9(b))。
半導体層5上のソース電極1とドレイン電極2の間に当該半導体層5とショットキ接合したゲート電極3を形成すると共に、ソース電極1の一部に形成された空隙に当該半導体層5とショットキ接合したショットキ電極4を形成する第3の工程(図9(c))。
ここで、本実施の形態にかかる電界効果トランジスタのソース電極、ドレイン電極、ゲート電極は、図3に示すようなマルチフィンガー構造となるように形成してもよく、ショットキ電極の両側にソース電極が配置されてもよい。
本実施の形態にかかる電界効果トランジスタの製造方法を用いることにより、電界効果トランジスタの製造工程を増やすことなく、ショットキダイオードを有する電界効果トランジスタを製造することができる。
つまり、電界効果トランジスタの温度を測定するために抵抗体を用いる場合、本来、半導体素子には必要ではない金属を新たに導入しなければならないため、製造工程が増加する。また、PN接合を用いる場合も、PN接合を作製するために製造工程が増加する。しかし、本実施の形態にかかる電界効果トランジスタの製造方法では、ゲート電極を形成する第3の工程において、同時にショットキ電極を形成しているので、製造工程を増加させることなくショットキダイオードを有する電界効果トランジスタを製造することができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2にかかる電界効果トランジスタについて、図4乃至6を用いて説明する。実施の形態1では、ショットキ電極が電界効果トランジスタのソース電極の一部に形成された空隙に形成されていたが、実施の形態2にかかる電界効果トランジスタでは、当該ショットキ電極がドレイン電極の一部に形成された空隙に形成されている。
図4は実施の形態2にかかる電界効果トランジスタを説明するための図である。図4において、半導体アクティブ層5上には、通常の電界効果トランジスタとして動作させるのに必要なソース電極1、ドレイン電極2、ゲート電極3が配置されている。そして、本実施の形態にかかる電界効果トランジスタのドレイン電極2の一部には、当該ドレイン電極2の一部を取り除くことで空隙が形成されている。ドレイン電極2の一部に形成された空隙には、ドレイン電極と直接接続しない状態でショットキ電極4が配置されている。
半導体アクティブ層5としては、例えばSiCなどの半導体基板上に、緩衝層、GaN層、AlGaN層がエピタキシャル成長されたものを用いることができる。また、半導体アクティブ層5のうち電界効果トランジスタとして動作する領域の外をイオン注入(例えば、1014cm−2のホウ素イオン(B+)を120keVで注入)等により絶縁化してもよい。また、半導体アクティブ層5のうちのソース領域には、当該ソース領域とオーミック接合可能なソース電極1を形成する。また、半導体アクティブ層5のうちのドレイン領域には、当該ドレイン領域とオーミック接合可能なドレイン電極2を形成する。ソース電極1、ドレイン電極2には、例えばTi/Alを用いることができる。また、ソース電極1、ドレイン電極2を形成する際は、蒸着、リフトオフ、アロイ処理を用いることができる。
また、半導体アクティブ層5のうちのチャネル領域には、当該チャネル領域とショットキ接合可能なゲート電極3を形成する。また、半導体アクティブ層5のドレイン領域のうち、ドレイン電極が形成されない領域(つまり、ドレイン電極2の一部に形成された空隙)に、半導体アクティブ層5のドレイン領域とショットキ接合可能なショットキ電極4を形成する。ゲート電極3、ショットキ電極4を形成する際も、蒸着、リフトオフ、アロイ処理を用いることができる。
このとき、ソース電極1、ドレイン電極2、ゲート電極3、半導体アクティブ層5は電界効果トランジスタとして機能する。本実施の形態にかかる電界効果トランジスタは、いわゆるMESFET(Metal-Semiconductor Field Effect Transistor)である。
また、ドレイン電極2、半導体アクティブ層5、ショットキ電極4はショットキダイオードとして機能する。
次に、本実施の形態にかかる電界効果トランジスタの温度測定について説明する。まず、電界効果トランジスタが動作していない状態で、本実施の形態にかかる電界効果トランジスタとは別に設けられたヒータなどを用いて、ショットキダイオードの電極であるドレイン電極2とショットキ電極4の間のショットキ順方向特性の温度依存性のデータを取得する。つまり、ショットキダイオードの順方向電流Iの対数と電圧Vは直線性を示し、この直線の勾配は温度により決定される。従って、各温度に対するショットキダイオードの順方向の電流I−電圧V特性(直線の勾配)を求めることで、ショットキダイオードを用いて温度を測定することができる。
電界効果トランジスタが動作しているときの温度を測定する場合は、ショットキ電極4の電位を、トランジスタの動作時のドレイン電位よりも少しプラス(例えば、0.5V)に設定し、ショットキ電極4に流れる順方向の電流を測定する。そして、予め求めた前述の電界効果トランジスタがオフの時のショットキ電極の順方向電流と温度との関係を用いることで、測定した電流値から電界効果トランジスタの温度を求めることができる。
本実施の形態にかかる電界効果トランジスタでは、電界効果トランジスタを構成するドレイン電極2が形成される領域の一部にショットキ電極4を形成し、電界効果トランジスタのドレイン領域にショットキダイオードを形成している。これにより、電界効果トランジスタの温度を背景技術にかかる半導体素子の場合よりも近くで測定することができるので、電界効果トランジスタの温度をより正確に測定することができる。
また、本実施の形態にかかる電界効果トランジスタでは、温度をより正確に測定することができるので、測定した温度を用いた電界効果トランジスタの冷却状態の制御や温度補償を精度よくすることができる。
図5は、本実施の形態にかかる電界効果トランジスタが複数形成された場合を示す図である。図4で説明した電界効果トランジスタと同様に、図5にかかる電界効果トランジスタは、半導体アクティブ層5上に、通常の電界効果トランジスタとして動作させるのに必要なソース電極1、ドレイン電極2、ゲート電極3が周期的に配置されている。また、中央部と外側の電界効果トランジスタのドレイン電極2の一部が取り除かれ、ドレイン電極と直接接続しない状態でショットキ電極4a、4bが配置されている。
また、図5では温度測定用のショットキダイオードを有する電界効果トランジスタと、温度測定用のショットキダイオードを有さない電界効果トランジスタが混在している構成となっている。そして、ショットキダイオードを有する電界効果トランジスタの割合は、電界効果トランジスタの用途等に応じて任意に設定することができる。
図6は、本実施の形態にかかる電界効果トランジスタが複数形成された素子(マルチフィンガー構造を有する電界効果トランジスタ)の上面図である。つまり、図6は図5にかかる電界効果トランジスタの上面図である。図6にかかる電界効果トランジスタも同様に、半導体アクティブ層5上に、通常の電界効果トランジスタとして動作させるのに必要なソース電極1、ドレイン電極2、ゲート電極3が配置されている。また、電界効果トランジスタのドレイン電極2の一部が取り除かれ、ドレイン電極と直接接続しない状態でショットキ電極4a、4bが配置されている。
図6に示すように、各電極は紙面上下方向に短冊状に配列されている。しかし、各電極の形状は電界効果トランジスタの用途等に応じて任意に決定することができる。また、図6に示す電界効果トランジスタのショットキ電極4a、4bは、それぞれ引き出し配線6と接続されている。この引き出し配線6はショットキ電極用のパッド(不図示)と接続されており、パッドを介して外部の測定機器等と接続されている。
図5、図6に示す構成の電界効果トランジスタの温度測定をする場合も、ショットキ電極4a、4bの順方向の電流特性の温度依存性を、電界効果トランジスタがオフの状態のときに測定しておく。そしてその結果と、電界効果トランジスタが動作している時のショットキ電極4a、4bの順方向の電流値を比較することで、電界効果トランジスタの動作時の温度を測定することができる。図5、図6に示す構成の電界効果トランジスタでは、ショットキ電極4aと4bを有するショットキダイオードが、電界効果トランジスタが複数形成されたデバイス7の内の異なる場所に形成されているため、デバイス7の異なる場所の温度をモニタすることができる。このように、温度測定用のショットキダイオードをデバイス7の温度をモニタしたい部分(例えば、温度が上がりやすい部分など)に形成することで、デバイス7の温度を精度よく測定することができる。
次に、本実施の形態にかかる電界効果トランジスタの製造方法について図10を用いて説明する。
本実施の形態にかかる電界効果トランジスタの製造方法は、次の工程を有する。
基板10上に半導体層5を形成する第1の工程(図10(a))。
半導体層5上に、当該半導体層5とオーミック接合したソース電極1と、当該半導体層5とオーミック接合すると共に、一部に空隙が設けられたドレイン電極2と、を形成する第2の工程(図10(b))。
半導体層5上のソース電極1とドレイン電極2の間に当該半導体層5とショットキ接合したゲート電極3を形成すると共に、ドレイン電極2の一部に形成された空隙に当該半導体層5とショットキ接合したショットキ電極4を形成する第3の工程(図10(c))。
ここで、本実施の形態にかかる電界効果トランジスタのソース電極、ドレイン電極、ゲート電極は、図6に示すようなマルチフィンガー構造となるように形成してもよく、ショットキ電極の両側にドレイン電極が配置されてもよい。
本実施の形態にかかる電界効果トランジスタの製造方法を用いることにより、電界効果トランジスタの製造工程を増やすことなく、ショットキダイオードを有する電界効果トランジスタを製造することができる。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3にかかる電界効果トランジスタについて、図7を用いて説明する。実施の形態1では、ショットキ電極が電界効果トランジスタのソース電極と平行するように(アクティブ領域を縦断するように)形成されていたが、実施の形態3にかかる電界効果トランジスタでは、ソース電極の一部をくり貫くことで形成された穴に当該ショットキ電極を形成している。つまり、図7に示すように本実施の形態にかかる電界効果トランジスタのショットキ電極は、ソース電極に四方が取り囲まれるように配置されている。
図7は、本実施の形態にかかる電界効果トランジスタの上面図である。図7において、半導体アクティブ層5上には、通常の電界効果トランジスタとして動作させるのに必要なソース電極1、ドレイン電極2、ゲート電極3が配置されている。そして、本実施の形態にかかる電界効果トランジスタではソース電極1の一部が取り除かれ(くり貫かれ)、ソース電極と直接接続しない状態でショットキ電極4が配置されている。また、ショットキ電極4には引き出し配線6が接続されている。このとき、図7のA−A'における断面の構造は、図1のようになっている。電界効果トランジスタの詳細な構成やショットキダイオードを用いた温度測定方法等は実施の形態1の場合と同様であるので説明を省略する。
尚、本実施の形態ではソース電極1の一部にショットキ電極4が形成された場合について説明したが、例えば図8に示すように、ドレイン電極2の一部にショットキ電極4が形成されていてもよい。ドレイン電極2の一部にショットキ電極4を形成する場合については、実施の形態2で説明したので説明を省略する。尚、図8のB−B'における断面の構造は、図4のようになっている。
本実施の形態にかかる電界効果トランジスタのように、ソース電極の一部に局所的にショットキ電極を設けることで、より微小な領域の温度を正確に測定することができる。また、ソース電極の長手方向に複数のショットキ電極を設けることで、ソース電極の長手方向における温度のばらつきを測定することができる。
実施例1.
次に、本発明の実施例1について、図1を用いて説明する。本実施例では、半導体基板としてSiC(炭化珪素)を用い、次のように半導体アクティブ層5を形成した。まず、SiC基板上に、緩衝層、GaN層、AlGaN層をMOCVD法(有機金属気相成長法)により形成した。次に、1014cm−2のホウ素イオン(B)を120eVでイオン注入し、電界効果トランジスタとして動作する領域の外を絶縁化した。次に、ソース電極1およびドレイン電極2を、電極間距離30μm、電極材料としてTi/Alを用いて形成した。電極を形成する際には、蒸着、リフトオフ、アロイ処理を用いた。このとき、ソース電極1の一部に、ゲート幅方向に電極金属を形成しない領域(空隙)を残しておく。次に、ソース・ドレイン電極間と、ソース電極を形成しなかった領域に、それぞれ、ゲート電極3、ショットキ電極4を形成した。電極には、Ni/Auを用い、電極を形成する際には、蒸着、リフトオフ、アロイ処理を用いた。
次に、上記手法で作製した、ショットキダイオードを有する電界効果トランジスタの温度を下記のようにして測定した。
まず、電界効果トランジスタが動作していない状態で、電界効果トランジスタとは別に設けられたヒータなどを用いて、ショットキダイオードの電極であるドレイン電極2とショットキ電極4の間のショットキ順方向特性の温度依存性のデータを取得した。次に、電界効果トランジスタを通常の動作状態、つまり、ソースを接地し、ドレイン間電圧を50Vとし、単位ゲート幅あたりのドレイン電流を200mA/mmとして動作させた場合の温度をモニタした。
温度をモニタする際、ショットキ電極4の電位を0.5Vに設定し、ショットキ電極4に流れる順方向の電流を測定した。そして、予め求めた前述のショットキ電極の順方向電流と温度との関係を用いて、測定した電流値から電界効果トランジスタの温度を求めると、電界効果トランジスタの温度は200℃であった。
一方、上記測定結果と比較するために、電界効果トランジスタのアクティブ領域外に設けた抵抗体を用いて温度をモニタすると、170℃であった。つまり、本発明にかかる電界効果トランジスタを用いて測定した温度と比較すると30℃の差が生じていた。
また、3次元の温度シミュレーションではアクティブ領域の温度は205℃であり、また、赤外線表面温度計を用いた温度計測では208℃であった。よって、本発明にかかる電界効果トランジスタを用いると、精度よく電界効果トランジスタの温度を測定することができる。
以上、本発明を上記実施形態に即して説明したが、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、本願特許請求の範囲の請求項の発明の範囲内で当業者であればなし得るであろう各種変形、修正、組み合わせを含むことは勿論である。
1 ソース電極
2 ドレイン電極
3 ゲート電極
4、4a、4b ショットキ電極
5 半導体アクティブ層(半導体層)
6 引き出し配線
7 電界効果トランジスタが複数形成されたデバイス
10 基板

Claims (12)

  1. 半導体層と、
    前記半導体層とオーミック接合したソース電極と、
    前記半導体層とオーミック接合した第1のドレイン電極と、
    前記半導体層とオーミック接合し、前記ソース電極を基準として前記第1のドレイン電極の反対側に配置された第2のドレイン電極と、
    前記ソース電極と前記第1のドレイン電極との間に配置され、前記半導体層とショットキ接合した第1のゲート電極と、
    前記ソース電極と前記第2のドレイン電極との間に配置され、前記半導体層とショットキ接合した第2のゲート電極と、
    前記半導体層とショットキ接合したショットキ電極と、を有し、
    前記ソース電極、前記第1及び第2のドレイン電極、並びに前記第1及び第2のゲート電極のそれぞれは、前記ソース電極、前記第1及び第2のドレイン電極、並びに前記第1及び第2のゲート電極が並んでいる第1の方向と垂直な第2の方向に伸びるように短冊状に形成されており、
    前記ソース電極の前記第1の方向における中央部には、前記ソース電極の前記中央部の前記第2の方向の全体に渡って空隙が形成されており、当該空隙には前記ショットキ電極が前記第2の方向に伸びるように配置されており、
    前記半導体層、前記ソース電極、前記第1のドレイン電極、及び前記第1のゲート電極は第1の電界効果トランジスタを構成し、
    前記半導体層、前記ソース電極、前記第2のドレイン電極、及び前記第2のゲート電極は第2の電界効果トランジスタを構成し、
    前記半導体層、前記ソース電極、及び前記ショットキ電極は温度測定用のショットキダイオードを構成する、
    半導体装置。
  2. 半導体層と、
    前記半導体層とオーミック接合したソース電極と、
    前記半導体層とオーミック接合した第1のドレイン電極と、
    前記半導体層とオーミック接合し、前記ソース電極を基準として前記第1のドレイン電極の反対側に配置された第2のドレイン電極と、
    前記ソース電極と前記第1のドレイン電極との間に配置され、前記半導体層とショットキ接合した第1のゲート電極と、
    前記ソース電極と前記第2のドレイン電極との間に配置され、前記半導体層とショットキ接合した第2のゲート電極と、
    前記半導体層とショットキ接合したショットキ電極と、を有し、
    前記ソース電極、前記第1及び第2のドレイン電極、並びに前記第1及び第2のゲート電極のそれぞれは、前記ソース電極、前記第1及び第2のドレイン電極、並びに前記第1及び第2のゲート電極が並んでいる第1の方向と垂直な第2の方向に伸びるように短冊状に形成されており、
    前記ショットキ電極は、前記ソース電極に四方が取り囲まれるように配置されており、
    前記半導体層、前記ソース電極、前記第1のドレイン電極、及び前記第1のゲート電極は第1の電界効果トランジスタを構成し、
    前記半導体層、前記ソース電極、前記第2のドレイン電極、及び前記第2のゲート電極は第2の電界効果トランジスタを構成し、
    前記半導体層、前記ソース電極、及び前記ショットキ電極は温度測定用のショットキダイオードを構成する、
    半導体装置。
  3. 前記ソース電極に四方が取り囲まれた複数のショットキ電極が前記ソース電極の前記第2の方向に配置されている、請求項に記載の半導体装置。
  4. 半導体層と、
    前記半導体層とオーミック接合したドレイン電極と、
    前記半導体層とオーミック接合した第1のソース電極と、
    前記半導体層とオーミック接合し、前記ドレイン電極を基準として前記第1のソース電極の反対側に配置された第2のソース電極と、
    前記ドレイン電極と前記第1のソース電極との間に配置され、前記半導体層とショットキ接合した第1のゲート電極と、
    前記ドレイン電極と前記第2のソース電極との間に配置され、前記半導体層とショットキ接合した第2のゲート電極と、
    前記半導体層とショットキ接合したショットキ電極と、を有し、
    前記ドレイン電極、前記第1及び第2のソース電極、並びに前記第1及び第2のゲート電極のそれぞれは、前記ドレイン電極、前記第1及び第2のソース電極、並びに前記第1及び第2のゲート電極が並んでいる第1の方向と垂直な第2の方向に伸びるように短冊状に形成されており、
    前記ドレイン電極の前記第1の方向における中央部には、前記ドレイン電極の前記中央部の前記第2の方向の全体に渡って空隙が形成されており、当該空隙には前記ショットキ電極が前記第2の方向に伸びるように配置されており、
    前記半導体層、前記ドレイン電極、前記第1のソース電極、及び前記第1のゲート電極は第1の電界効果トランジスタを構成し、
    前記半導体層、前記ドレイン電極、前記第2のソース電極、及び前記第2のゲート電極は第2の電界効果トランジスタを構成し、
    前記半導体層、前記ドレイン電極、及び前記ショットキ電極は温度測定用のショットキダイオードを構成する、
    半導体装置。
  5. 半導体層と、
    前記半導体層とオーミック接合したドレイン電極と、
    前記半導体層とオーミック接合した第1のソース電極と、
    前記半導体層とオーミック接合し、前記ドレイン電極を基準として前記第1のソース電極の反対側に配置された第2のソース電極と、
    前記ドレイン電極と前記第1のソース電極との間に配置され、前記半導体層とショットキ接合した第1のゲート電極と、
    前記ドレイン電極と前記第2のソース電極との間に配置され、前記半導体層とショットキ接合した第2のゲート電極と、
    前記半導体層とショットキ接合したショットキ電極と、を有し、
    前記ドレイン電極、前記第1及び第2のソース電極、並びに前記第1及び第2のゲート電極のそれぞれは、前記ドレイン電極、前記第1及び第2のソース電極、並びに前記第1及び第2のゲート電極が並んでいる第1の方向と垂直な第2の方向に伸びるように短冊状に形成されており、
    前記ショットキ電極は、前記ドレイン電極に四方が取り囲まれるように配置されており、
    前記半導体層、前記ドレイン電極、前記第1のソース電極、及び前記第1のゲート電極は第1の電界効果トランジスタを構成し、
    前記半導体層、前記ドレイン電極、前記第2のソース電極、及び前記第2のゲート電極は第2の電界効果トランジスタを構成し、
    前記半導体層、前記ドレイン電極、及び前記ショットキ電極は温度測定用のショットキダイオードを構成する、
    半導体装置。
  6. 前記ドレイン電極に四方が取り囲まれた複数のショットキ電極が前記ドレイン電極の前記第2の方向に配置されている、請求項5に記載の半導体装置。
  7. 基板上に半導体層を形成する工程と、
    前記半導体層上に、
    前記半導体層とオーミック接合したソース電極と、
    前記半導体層とオーミック接合した第1のドレイン電極と、
    前記半導体層とオーミック接合し、前記ソース電極を基準として前記第1のドレイン電極の反対側に配置された第2のドレイン電極と、
    前記ソース電極と前記第1のドレイン電極との間に配置され、前記半導体層とショットキ接合した第1のゲート電極と、
    前記ソース電極と前記第2のドレイン電極との間に配置され、前記半導体層とショットキ接合した第2のゲート電極と、
    前記半導体層とショットキ接合したショットキ電極と、をそれぞれ形成する工程と、備え、
    前記ソース電極、前記第1及び第2のドレイン電極、並びに前記第1及び第2のゲート電極のそれぞれは、前記ソース電極、前記第1及び第2のドレイン電極、並びに前記第1及び第2のゲート電極が並んでいる第1の方向と垂直な第2の方向に伸びるように短冊状に形成されており、
    前記ソース電極の前記第1の方向における中央部には、前記ソース電極の前記中央部の前記第2の方向の全体に渡って空隙が形成されており、当該空隙には前記ショットキ電極が前記第2の方向に伸びるように配置されており、
    前記半導体層、前記ソース電極、前記第1のドレイン電極、及び前記第1のゲート電極は第1の電界効果トランジスタを構成し、
    前記半導体層、前記ソース電極、前記第2のドレイン電極、及び前記第2のゲート電極は第2の電界効果トランジスタを構成し、
    前記半導体層、前記ソース電極、及び前記ショットキ電極は温度測定用のショットキダイオードを構成する、
    半導体装置の製造方法。
  8. 基板上に半導体層を形成する工程と、
    前記半導体層上に、
    前記半導体層とオーミック接合したソース電極と、
    前記半導体層とオーミック接合した第1のドレイン電極と、
    前記半導体層とオーミック接合し、前記ソース電極を基準として前記第1のドレイン電極の反対側に配置された第2のドレイン電極と、
    前記ソース電極と前記第1のドレイン電極との間に配置され、前記半導体層とショットキ接合した第1のゲート電極と、
    前記ソース電極と前記第2のドレイン電極との間に配置され、前記半導体層とショットキ接合した第2のゲート電極と、
    前記半導体層とショットキ接合したショットキ電極と、をそれぞれ形成する工程と、備え、
    前記ソース電極、前記第1及び第2のドレイン電極、並びに前記第1及び第2のゲート電極のそれぞれは、前記ソース電極、前記第1及び第2のドレイン電極、並びに前記第1及び第2のゲート電極が並んでいる第1の方向と垂直な第2の方向に伸びるように短冊状に形成されており、
    前記ショットキ電極は、前記ソース電極に四方が取り囲まれるように配置されており、
    前記半導体層、前記ソース電極、前記第1のドレイン電極、及び前記第1のゲート電極は第1の電界効果トランジスタを構成し、
    前記半導体層、前記ソース電極、前記第2のドレイン電極、及び前記第2のゲート電極は第2の電界効果トランジスタを構成し、
    前記半導体層、前記ソース電極、及び前記ショットキ電極は温度測定用のショットキダイオードを構成する、
    半導体装置の製造方法。
  9. 前記ソース電極に四方が取り囲まれた複数のショットキ電極が前記ソース電極の前記第2の方向に配置されている、請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 基板上に半導体層を形成する工程と、
    前記半導体層上に、
    前記半導体層とオーミック接合したドレイン電極と、
    前記半導体層とオーミック接合した第1のソース電極と、
    前記半導体層とオーミック接合し、前記ドレイン電極を基準として前記第1のソース電極の反対側に配置された第2のソース電極と、
    前記ドレイン電極と前記第1のソース電極との間に配置され、前記半導体層とショットキ接合した第1のゲート電極と、
    前記ドレイン電極と前記第2のソース電極との間に配置され、前記半導体層とショットキ接合した第2のゲート電極と、
    前記半導体層とショットキ接合したショットキ電極と、をそれぞれ形成する工程と、備え、
    前記ドレイン電極、前記第1及び第2のソース電極、並びに前記第1及び第2のゲート電極のそれぞれは、前記ドレイン電極、前記第1及び第2のソース電極、並びに前記第1及び第2のゲート電極が並んでいる第1の方向と垂直な第2の方向に伸びるように短冊状に形成されており、
    前記ドレイン電極の前記第1の方向における中央部には、前記ドレイン電極の前記中央部の前記第2の方向の全体に渡って空隙が形成されており、当該空隙には前記ショットキ電極が前記第2の方向に伸びるように配置されており、
    前記半導体層、前記ドレイン電極、前記第1のソース電極、及び前記第1のゲート電極は第1の電界効果トランジスタを構成し、
    前記半導体層、前記ドレイン電極、前記第2のソース電極、及び前記第2のゲート電極は第2の電界効果トランジスタを構成し、
    前記半導体層、前記ドレイン電極、及び前記ショットキ電極は温度測定用のショットキダイオードを構成する、
    半導体装置の製造方法。
  11. 基板上に半導体層を形成する工程と、
    前記半導体層上に、
    前記半導体層とオーミック接合したドレイン電極と、
    前記半導体層とオーミック接合した第1のソース電極と、
    前記半導体層とオーミック接合し、前記ドレイン電極を基準として前記第1のソース電極の反対側に配置された第2のソース電極と、
    前記ドレイン電極と前記第1のソース電極との間に配置され、前記半導体層とショットキ接合した第1のゲート電極と、
    前記ドレイン電極と前記第2のソース電極との間に配置され、前記半導体層とショットキ接合した第2のゲート電極と、
    前記半導体層とショットキ接合したショットキ電極と、をそれぞれ形成する工程と、備え、
    前記ドレイン電極、前記第1及び第2のソース電極、並びに前記第1及び第2のゲート電極のそれぞれは、前記ドレイン電極、前記第1及び第2のソース電極、並びに前記第1及び第2のゲート電極が並んでいる第1の方向と垂直な第2の方向に伸びるように短冊状に形成されており、
    前記ショットキ電極は、前記ドレイン電極に四方が取り囲まれるように配置されており、
    前記半導体層、前記ドレイン電極、前記第1のソース電極、及び前記第1のゲート電極は第1の電界効果トランジスタを構成し、
    前記半導体層、前記ドレイン電極、前記第2のソース電極、及び前記第2のゲート電極は第2の電界効果トランジスタを構成し、
    前記半導体層、前記ドレイン電極、及び前記ショットキ電極は温度測定用のショットキダイオードを構成する、
    半導体装置の製造方法。
  12. 前記ドレイン電極に四方が取り囲まれた複数のショットキ電極が前記ドレイン電極の前記第2の方向に配置されている、請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
JP2009147818A 2009-06-22 2009-06-22 半導体装置、及び半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP5889511B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009147818A JP5889511B2 (ja) 2009-06-22 2009-06-22 半導体装置、及び半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009147818A JP5889511B2 (ja) 2009-06-22 2009-06-22 半導体装置、及び半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011003844A JP2011003844A (ja) 2011-01-06
JP5889511B2 true JP5889511B2 (ja) 2016-03-22

Family

ID=43561539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009147818A Expired - Fee Related JP5889511B2 (ja) 2009-06-22 2009-06-22 半導体装置、及び半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5889511B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6503202B2 (ja) * 2015-03-12 2019-04-17 エイブリック株式会社 半導体装置
CN112420806B (zh) * 2020-10-26 2023-07-14 中国电子产品可靠性与环境试验研究所((工业和信息化部电子第五研究所)(中国赛宝实验室)) GaN功率器件结构、结温测试装置和方法
US20240096726A1 (en) * 2021-12-31 2024-03-21 Innoscience (suzhou) Semiconductor Co., Ltd. Nitride-based semiconductor device and method for operating the same

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62277773A (ja) * 1986-05-27 1987-12-02 Nec Corp 化合物半導体電界効果トランジスタの製造方法
JPS63129656A (ja) * 1986-11-20 1988-06-02 Fujitsu Ltd 半導体集積回路装置
JP2002299570A (ja) * 2001-03-29 2002-10-11 Nec Corp 半導体装置、及び、半導体装置の製造方法
JP4177048B2 (ja) * 2001-11-27 2008-11-05 古河電気工業株式会社 電力変換装置及びそれに用いるGaN系半導体装置
JP2006310769A (ja) * 2005-02-02 2006-11-09 Internatl Rectifier Corp Iii族窒化物一体化ショットキおよび電力素子
JP5065595B2 (ja) * 2005-12-28 2012-11-07 株式会社東芝 窒化物系半導体装置
JP4816182B2 (ja) * 2006-03-23 2011-11-16 株式会社日立製作所 スイッチング素子の駆動回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011003844A (ja) 2011-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI842893B (zh) 具有整合保護功能之三五族半導體裝置
CN107534054B (zh) 半导体装置以及半导体装置的制造方法
US9570438B1 (en) Avalanche-rugged quasi-vertical HEMT
US8421148B2 (en) Grid-UMOSFET with electric field shielding of gate oxide
JP6754782B2 (ja) 半導体装置
JP6263498B2 (ja) 半導体装置とその製造方法
JP6395502B2 (ja) 半導体装置
US10224408B2 (en) Perforating contact to semiconductor layer
JPWO2012029652A1 (ja) 半導体装置
US8969198B2 (en) Ohmic contact to semiconductor layer
JP2005086171A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US10890553B2 (en) Sensing device, sensing apparatus and sensing system
JP2018186142A (ja) 半導体装置
JP5889511B2 (ja) 半導体装置、及び半導体装置の製造方法
CN114883398A (zh) 氮化镓器件及具有其的开关电源产品
JP7127389B2 (ja) 炭化珪素半導体装置
US9711660B2 (en) JFET and method of manufacturing thereof
CN117712104A (zh) 在GaN设置中使用负温度系数电阻器的温度检测
JPWO2011108768A1 (ja) 埋め込みゲート型炭化珪素静電誘導トランジスタおよびその製造方法
US20140145201A1 (en) Method and system for gallium nitride vertical jfet with separated gate and source
Yadav et al. IV Characteristics and transconductance modeling for dual channel AlGaN/GaN MODFETs
JP7113386B2 (ja) 半導体装置
JP5914097B2 (ja) 半導体装置、及び、半導体装置の製造方法
US20140117373A1 (en) Semiconductor device
JP2009295651A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120511

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20130705

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140107

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140307

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140826

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141125

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20141202

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20150206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5889511

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees