JP5889033B2 - 枠体、この枠体を備えた太陽電池モジュール及び太陽電池モジュールの設置構造並びに太陽電池モジュールの設置方法 - Google Patents

枠体、この枠体を備えた太陽電池モジュール及び太陽電池モジュールの設置構造並びに太陽電池モジュールの設置方法 Download PDF

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Description

本発明は、太陽電池モジュールの枠体同士がつなぎ目部分において重なり合う構造の枠体、この枠体を備えた太陽電池モジュール及び太陽電池モジュールの設置構造並びに太陽電池モジュールの設置方法に関する。
住宅用の太陽光発電システムにおいて、これまでは太陽電池モジュールを既存の屋根に設置することが行われてきた(例えば、特許文献1参照)。しかし、最近では、太陽電池モジュールに瓦の機能を持たせた瓦一体型太陽電池モジュールの開発が行われている(例えば、特許文献2参照)。瓦一体型太陽電池モジュールに求められる機能としては、発電システムとしての太陽電池モジュールに求められる機能に加えて、防火性、防水性等がある。防水性に関しては、太陽電池モジュール同士のつなぎ部から水が入り込まないようにする必要がある。さらに、太陽電池モジュールの輸送を考えた場合、平積みできるように、枠体の高さが同じになる構造にしておく必要がある。
特許文献1には、上下に配置された太陽エネルギー変換パネルの隣接する上下のフレーム同士を互いに密着し、かつ、各太陽エネルギー変換パネルの上下のフレームの屋根の傾斜面から上面までの高さを同じにし、さらに、下フレームの端面から突出する部分を短くしてキャップを不要としてフレームの段差を解消した太陽エネルギー変換装置が開示されている。
また、特許文献2には、太陽電池パネルの第1枠に設けられたカバー部に、枠部の上面と平行に延長突出させた延長部を設け、この延長部と枠部の上面との間に凹部を形成することにより、延長部を雪止め部とする太陽電池屋根の雪止め構造が開示されている。
特開平9−279790号公報 特開平8−13725号公報
特許文献1に記載の太陽電池エネルギー変換装置では、上下のフレームの高さが同じ高さとなっているが、そのつなぎ部は、切欠き部に耳部を嵌め合わせた構造となっている。そのため、耳部の先端と切欠き部の段差部との間に雨水等が浸入する可能性があり、浸入した雨水等は段差部があることから外部(雨の当たるフレームの表面側)には排出されず、つなぎ部の内部に浸入する可能性が高いといった問題があった。
また、特許文献2に記載の太陽電池屋根では、つなぎ部同士は重なっているため水は入りにくいが、枠体の高さが異なるため、平積みしていくと次第に斜めになっていく。そのため、そのまま平積みして搬送することができないといった問題があった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、つなぎ部からの雨水等の浸入を防止するとともに、平積みして搬送することが可能な枠体、この枠体を備えた太陽電池モジュール及び太陽電池モジュールの設置構造並びに太陽電池モジュールの設置方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の枠体は、太陽電池モジュール本体の周縁部を長尺状の4つの枠片で保持する構造の枠体であって、対向する2つの枠片のうち第1枠片は、長手方向に直交する高さ方向の上端部から前記太陽電池モジュール本体とは反対側に横方向に延設された重なり片と、前記高さ方向の下端部から前記太陽電池モジュール本体の底面側に横方向に延設され、延設先端部が断面コ字状に屈曲形成された嵌め込み受け片とを備え、前記対向する2つの枠片のうち第2枠片は、上端面と長手方向に直交する高さ方向の下端部から前記太陽電池モジュール本体とは反対側に横方向に延設され、その途中で階段状に屈曲形成された嵌め込み片とを備え、前記第1枠片と前記第2枠片とは、長手方向に直交する高さ方向が同じ高さに形成されており、一つの枠体の前記嵌め込み片の屈曲先端部は、他の枠体の前記嵌め込み受け片の前記断面コ字状の部分に嵌め込む構造とされ、かつ、一つの枠体の前記嵌め込み片の前記屈曲先端部を他の枠体の前記嵌め込み受け片の前記断面コ字状の部分に上下から挟み込むように嵌め込んだ状態において、前記他の枠体の前記重なり片が、前記一つの枠体の前記上端面に重なる構成とされていることを特徴としている。
本発明によれば、太陽電池モジュール本体の周縁部を枠体で保持した構造の太陽電池モジュールを隣接配置する場合、一つの太陽電池モジュールの枠体と他の太陽電池モジュールの枠体との対向する枠片同士が重なり合う構造となっているので、太陽電池モジュール同士のつなぎ目部分(枠体の重なり部分)へ水が入り込むことを防止若しくは低減することができる。また、第1枠片と第2枠片の高さを同じにすることで、平積みしたとき水平に保つことかできるので、搬送時にそのまま積み重ねて搬送することができる。
また、本発明の枠体によれば、前記第2枠片は、前記高さ方向の上端部から前記太陽電池モジュール本体とは反対側に横方向に延設された重なり受け片を備え、前記他の枠体の前記第1枠片に設けられた前記重なり片が、前記一つの枠体の前記第2枠片に設けられた前記重なり受け片上に重なる構成とされている。
この構成によれば、太陽電池モジュール本体の周縁部を枠体で保持した構造の太陽電池モジュールを隣接配置する場合、一つの太陽電池モジュールの枠体と他の太陽電池モジュールの枠体との対向する枠片同士において、重なり片を重なり受け片で嵌合させることで、施工作業の簡略化が可能となる。
また、本発明の枠体によれば、前記第1枠片の外側面に第1水受け部が設けられ、前記第2枠片の外側面に前記一方側水受け部に対向して第2水受け部が設けられた構成としている。
この構成によれば、太陽電池モジュール本体の周縁部を枠体で保持した構造の太陽電池モジュールを隣接配置する場合、一つの太陽電池モジュールの枠体と他の太陽電池モジュールの枠体との対向する枠片間に水受け部を設けることで、枠体の表面から浸入してきた水をこの水受け部で受け止めて流すことができる。これにより、屋根野地面に水が直接かかることを防止若しくは低減することができる。
また、本発明の枠体によれば、前記第2水受け部は、前記第2枠片の外側面から横方向に延設された第2横方向水受け片と、前記第2横方向水受け片の先端縁部から上方向に延設された縦方向水受け片とを備え、前記第1水受け部は、前記第1枠片の外側面から横方向に延設されて前記縦方向水受け片の上端縁部の少なくとも上方まで達する第1横方向水受け片を備えた構成としている。
この構成によれば、太陽電池モジュール本体の周縁部を枠体で保持した構造の太陽電池モジュールを隣接配置する場合、一つの太陽電池モジュールの枠体と他の太陽電池モジュールの枠体との対向する枠片間に水受け部を設けることで、枠体の表面から浸入してきた水をこの水受け部で受け止めて、より確実に流すことができる。これにより、屋根野地面に水が直接かかることを防止若しくは低減することができる。
また、本発明の太陽電池モジュールは、上記各構成の枠体を用いて前記太陽電池モジュール本体が保持されている。この構成によれば、防水性に優れ、搬送にも適した太陽電池モジュールを提供することができる。
また、本発明に係る太陽電池モジュールの設置構造は、上記各構成の太陽電池モジュールを一方向に傾斜して設けられた設置面に設置する太陽電池モジュールの設置構造であって、前記設置面に、前記傾斜方向に沿って少なくとも2つの前記太陽電池モジュールが隣接配置され、前記一つの太陽電池モジュールの前記第1枠片が傾斜下流側に、前記第2枠片が傾斜上流側に配置され、前記一つの太陽電池モジュールの傾斜上流側に配置された前記他の太陽電池モジュールは、前記一つの太陽電池モジュールの前記第2枠片に設けられた前記嵌め込み片の前記屈曲先端部に、前記他の太陽電池モジュールの前記第1枠片に設けられた断面コ字状の前記嵌め込み受け片が前記屈曲先端部を上下から挟み込むようにして嵌め込まれ、前記他の太陽電池モジュールの前記第1枠片に設けられた前記重なり片が、前記一つの太陽電池モジュールの前記第2枠片の上端面に重なるように配置されていることを特徴としている。
本発明によれば、一つの太陽電池モジュールの枠体と他の太陽電池モジュールの枠体との対向する枠片同士が重なり合う構造となっているので、太陽電池モジュール同士のつなぎ目部分(枠体の重なり部分)から屋根野地面に水が入り込むことを防止し得る設置構造とすることができる。
また、本発明に係る太陽電池モジュールの設置構造によれば、前記一つの太陽電池モジュールの前記第2枠片に設けられた前記嵌め込み片が、固定部材によって前記設置面に固定された構成としている。この構成によれば、一つの太陽電池モジュールの第2枠片に設けられた嵌め込み片を、ビスやネジ等の固定部材によって設置面に固定することで、これに隣接配置される他の太陽電池モジュールの第1枠片は、第1枠片に設けられた嵌め込み受け片を、設置面に固定されている嵌め込み片に嵌め込むだけで設置面に固定できるので、設置面に直接固定する箇所を削減することができる。これにより、施工作業の簡略化ができる。
また、本発明に係る太陽電池モジュールの設置方法は、一方向に傾斜して設けられた設置面に、上記各構成の太陽電池モジュールを、傾斜方向に沿って隣接配置して設置する方法であって、前記一つの太陽電池モジュールの前記第1枠片を傾斜下流側に配置し、前記第2枠片を傾斜上流側に配置して、前記一つの太陽電池モジュールを前記設置面に設置する工程と、前記一つの太陽電池モジュールの前記第2枠片に設けられた前記嵌め込み片の前記屈曲先端部に、前記他の太陽電池モジュールの前記第1枠片に設けられた断面コ字状の前記嵌め込み受け片を嵌め込んで前記屈曲先端部を上下から挟み込むとともに、前記他の太陽電池モジュールの前記第1枠片に設けられた前記重なり片を、前記一つの太陽電池モジュールの前記第2枠片の上端面に重なるように配置して、前記一つの太陽電池モジュールの傾斜上流側の前記設置面に前記他の太陽電池モジュールを設置する工程と、を含むことを特徴としている。
本発明によれば、一つの太陽電池モジュールを設置面に設置された一つの太陽電池モジュールに隣接配置する他の太陽電池モジュールは、一つの太陽電池モジュールの第2枠片に設けられた嵌め込み片に、他の太陽電池モジュールの第1枠片に設けられた嵌め込み受け片を嵌め込むだけで、第1枠片側を固定することができる。またこのとき、他の太陽電池モジュールの第1枠片に設けられた重なり片を、一つの太陽電池モジュールの第2枠片の上端面に重なるように配置することで、枠体表面からの水の浸入を防止若しくは低減することができる。すなわち、施工作業の簡略化につながり、作業時間を短くすることができるとともに、防水性に優れた太陽電池モジュールの設置方法を提供することができる。
本発明は上記のように構成したので、太陽電池モジュール本体の周縁部を枠体で保持した構造の太陽電池モジュールを隣接配置する場合、一つの太陽電池モジュールの枠体と他の太陽電池モジュールの枠体との対向する枠片同士が重なり合う構造となっているので、太陽電池モジュール同士のつなぎ目部分(枠体の重なり部分)から水が入り込むことを防止することができる。また、第1枠片と第2枠片の高さを同じにすることで、平積みしたとき水平に保つことかできるので、搬送時にそのまま積み重ねて搬送することができる。
本発明に係る枠体を備えた太陽電池モジュールの全体構成を示す斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 第1枠片の断面図である。 第2枠片の断面図である。 第3枠片の断面図である。 第4枠片の断面図である。 図1におけるC部分を矢符c1方向から見た分解斜視図である。 図1におけるD部分を矢符d1方向から見た分解斜視図である。 図1におけるE部分を矢符e1方向から見た分解斜視図である。 図1におけるF部分を矢符f1方向から見た分解斜視図である。 太陽電池モジュールを屋根上に敷設した状態を示す斜視図である。 図12のG−G線断面図である。 図12のH−H線断面図である。 図12のI部分を矢符i1方向から見た斜視図である。 図12のJ−J線断面図である。 水樋の斜視図である。 太陽電池モジュールを積み重ねた状態を示す正面から見た断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る枠体を備えた太陽電池モジュールの全体構成を示す斜視図、図2は、図1のA−A線断面図、図3は、図1のB−B線断面図である。本実施形態に係る太陽電池モジュールは、太陽電池モジュールに瓦の機能を持たせた瓦一体型太陽電池モジュールである。
図1に示すように、本実施形態の太陽電池モジュール1は、太陽電池モジュール本体2と、太陽電池モジュール本体2の周縁部を保持する枠体3とで構成されている。
本実施形態では、太陽電池モジュール本体2は特に限定されるものではなく、例えば、単結晶、多結晶、薄膜等のシリコン系太陽電池、GaAs,CdTe,CdS等の化合物系太陽電池、色素増感、有機薄膜等の有機系太陽電池等を挙げることができる。
枠体3は、太陽電池モジュール本体2の周縁部を保持する長尺状の4つの枠片で構成されており、太陽電池モジュール本体2の長辺側を保持する長尺状の第1枠片10及び第2枠片20と、太陽電池モジュール本体2の短辺側を保持する長尺状の第3枠片30及び第4枠片40とで構成されている。
各枠片10,20,30,40は、アルミニウムの押出加工によりそれぞれ成形されている。第1枠片10は、太陽電池モジュール本体2における住宅軒側に位置する縁部を保持している。第2枠片20は、太陽電池モジュール本体2における住宅棟側に位置する縁部を保持している。第3枠片30及び第4枠片40は、太陽電池モジュール本体2の左右両側縁部をそれぞれ保持すると共に、その両端部を、第1枠片10及び第2枠片20の両端部に連結している。
次に、これら各枠片10,20,30,40の構成について説明する。
図4は、第1枠片10の断面図、図5は、第2枠片20の断面図、図6は、第3枠片30の断面図、図7は、第4枠片40の断面図である。また、図8は、図1におけるC部分を矢符c1方向から見た分解斜視図、図9は、図1におけるD部分を矢符d1方向から見た分解斜視図、図10は、図1におけるE部分を矢符e1方向から見た分解斜視図、図11は、図1におけるF部分を矢符f1方向から見た分解斜視図である。
<第1枠片10の説明>
図2及び図4に示すように、第1枠片10は、太陽電池モジュール本体2を保持するときの脚部となる長尺状の主板11を備えており、主板11の長手方向に直交する高さ方向の上端部には、その一側面(以下、右側面という。)11aに、太陽電池モジュール本体2の縁部を横方向から嵌め合わせて嵌合保持する上下一対の保持片12a,12bが水平に延設されている。
一方、右側面11aと反対側の他側面(以下、左側面という。)11bには、その上端部から太陽電池モジュール本体2とは反対側に向かって横方向に重なり片13が延設されており、この重なり片13の下部の左側面11bに、同じく太陽電池モジュール本体2とは反対側に向かって横方向に第1横方向水受け片(第1水受け部)14が延設されている。第1横方向水受け片14の横方向の長さは、重なり片13の横方向の長さより十分短く設定されている。
一方、主板11の右側面11aの下端部には、太陽電池モジュール本体2の底面側に向かって横方向に嵌め込み受け片15が延設されている。嵌め込み受け片15は、主板11の右側面11aから横方向に延設された後、下方に屈曲され、さらに、主板11側に向かって横方向に屈曲された鉤形形状となっている。
一方、主板11の左側面11bの下端部(より具体的には、嵌め込み受け片15と対向する位置)には、太陽電池モジュール本体2とは反対側に向かって下側リブ片16が延設されている。下側リブ片16の長さは、重なり片13の横方向の長さより十分短く設定されている。
さらに、主板11の右側面11aには、太陽電池モジュール本体2の縁部を横方向から嵌め合わせて嵌合保持する上側の保持片12bと嵌め込み受け片15との間に、上下に所定の間隔を存して一対のネジホール部17が設けられている。ネジホール部17は、断面C字状に形成されているが、断面が完全な円筒形状であってもよい。
また、図8及び図11に示すように、第1枠片10の両端部は、下側のネジホール部17より下部側の構成部材が一定長さL1だけ切り欠かれている。具体的には、下側のネジネール部17より下側の主板11、嵌め込み受け片15及び下側リブ片16が一定長さL1だけ切り欠かれている。この切欠き部は、後述する水樋50との接触を避けるために設けられている。
<第2枠片20の説明>
図2及び図5に示すように、第2枠片20は、太陽電池モジュール本体2を保持するときの脚部となる長尺状の主板21を備えており、主板21の長手方向に直交する高さ方向の上端部には、その一側面(以下、左側面という。)21bに、太陽電池モジュール本体2の縁部を横方向から嵌め合わせて嵌合保持する上下一対の保持片22a,22bが水平に延設されている。
一方、左側面21bと反対側の他側面(以下、右側面という。)21aには、その上端部から太陽電池モジュール本体2とは反対側に向かって横方向に重なり受け片23が延設されており、この重なり受け片23の下部の右側面21aに、同じく太陽電池モジュール本体2とは反対側に向かって横方向に第2水受け部24が延設されている。第2水受け部24は、右側面21aから横方向に延設された第2横方向水受け片24aと、第2横方向水受け片24aの先端縁部から上方向に延設された縦方向水受け片24bとを備えており、この縦方向水受け片24bの上端部と重なり片23の先端部との間の隙間が、水受け口となっている。
また、主板21の右側面21aの下端部には、太陽電池モジュール本体2とは反対側に向かって横方向に嵌め込み片25が延設されている。横方向に延設された嵌め込み片25は、その途中が階段状に屈曲形成されており、その屈曲先端部25aが第1枠片10の鉤形に形成された嵌め込み受け片15に嵌め込み自在となっている。また、嵌め込み片25の基端部側は、主板21の左側面21b側に延設されており、主板21と嵌め込み片25とが逆T字状に連結されるように構成されている。
さらに、主板21の左側面21bには、太陽電池モジュール本体2の縁部を横方向から嵌め合わせて嵌合保持する上側の保持片22bと嵌め込み片25の延設部との間に、上下に所定の間隔を存して一対のネジホール部27が設けられている。ネジホール部27は、断面C字状に形成されているが、断面が完全な円筒形状であってもよい。
また、図9及び図10に示すように、第2枠片20の両端部は、下側のネジホール部27より下部側の構成部材が一定長さL1だけ切り欠かれている。具体的には、下側のネジネール部27より下側の主板21及び嵌め込み片25が一定長さL1だけ切り欠かれている。この切欠き部は、後述する水樋50との接触を避けるために設けられている。
上記構成において、第1枠片10の高さと第2枠片20の高さT20とは同じ高さ(T10=T20)に形成されている。
<第3枠片30の説明>
図3及び図6に示すように、第3枠片30は、本実施形態では太陽電池モジュール本体2の左側の短辺を保持する枠体であって、矩形の閉断面を有する主体部31を備えていると共に、この主体部31の上面の外側端(図6では左側端)から上方に延びた後、内側(主体部31の上面側)に屈曲された延長屈曲片32が設けられている。この延長屈曲片32と主体部31の上面31aとで太陽電池モジュール本体2の短辺側の縁部を横方向から嵌め合わせて嵌合保持する上下一対の保持片を構成している。また、延長屈曲片32の基端部から外側方向(主体部31の上面31aと反対方向)に向かって横方向に短辺側下水受け片34が延設されている。この短辺側下水受け片34は、先端部が上方に屈曲された屈曲先端部34aを備えている。また、主体部31の下面の内側端(図6では右側端)から横方向に延設されて下側リブ片35が設けられている。
また、図10及び図11に示すように、第3枠片30の両端部は、主体部31の外壁面を長手方向に延設した取付片36となっており、この取付片36に、第1枠片10のネジボール部17にネジ部材を取り付けるためのネジ穴37(図11参照)、及び第2枠片20のネジボール部27にネジ部材を取り付けるためのネジ穴38(図10参照)が設けられている。
ただし、第1枠片10の端部に対峙する一方の取付片36(図11参照)は、第1枠片10の主板11まで長手方向(横方向)に延設されており、第1枠片10の重なり片13や第1横方向水受け片14、及び下側リブ片16は被覆しない構成となっている。同様に、第2枠片20に対峙する他方の取付片36(図10参照)は、第2枠片20の主板21まで長手方向(横方向)延設されており、第2枠片20の重なり受け片23や第2水受け部24、及び嵌め込み片25は被覆しない構成となっている。すなわち、第1横方向水受け片14や第2水受け部24の端部を閉鎖しない構成となっている。
<第4枠片40の説明>
図3及び図7に示すように、第4枠片40は、本実施形態では太陽電池モジュール本体2の右側の短辺を保持する枠体であって、矩形の閉断面を有する主体部41を備えていると共に、この主体部41の上面の外側端(図7では右側端)から上方に延びた後、内側(主体部31の上面側)に屈曲された延長屈曲片42が設けられている。この延長屈曲片42と主体部41の上面41aとで太陽電池モジュール本体2の短辺側の縁部を横方向から嵌め合わせて嵌合保持する上下一対の保持片を構成している。また、延長屈曲片42の屈曲部から外側方向(主体部41の上面と反対方向)に向かって横方向に短辺側上水受け片44が延設されている。この短辺側上水受け片44は、先端部が下方に屈曲された屈曲先端部44aを備えている。また、主体部41の下面の内側端(図7では左側端)から横方向に延設されて下側リブ片45が設けられている。
また、図8及び図9に示すように、第4枠片40の両端部は、主体部41の外壁面を長手方向に延設した取付片46となっており、この取付片46に、第1枠片10のネジボール部17にネジ部材を取り付けるためのネジ穴47(図8参照)、及び第2枠片20のネジボール部27にネジ部材を取り付けるためのネジ穴48(図9参照)が設けられている。
ただし、第1枠片10の端部に対峙する一方の取付片46(図8参照)は、第1枠片10の主板11まで長手方向(横方向)に延設されており、第1枠片10の重なり片13や第1横方向水受け片14、及び下側リブ片16は被覆しない構成となっている。同様に、第2枠片20に対峙する他方の取付片46(図9参照)は、第2枠片20の主板21まで長手方向(横方向)延設されており、第2枠片20の重なり受け片23や第2水受け部24、及び嵌め込み片25は被覆しない構成となっている。すなわち、第1横方向水受け片14や第2水受け部24の端部を閉鎖しない構成となっている。
上記構成において、第3枠片30の高さT30と、第4枠片40の高さT40とは、同じ高さ(T30=T40)となるように形成されている。一方、第3枠片30及び第4枠片40の高さは、第1枠片10及び第2枠片20の高さよりも低くなるように形成されている。具体的には、第3枠片30及び第4枠片40の高さは、第1枠片10及び第2枠片20の高さよりも約5mm低くなっている。第3枠片30及び第4枠片40の高さは、第1枠片10及び第2枠片20の高さよりも低くなるように形成することで、後で述べる水樋50を第3枠片30及び第4枠片40の下に設置することが可能となる。
上記構成の各枠片10,20,30,40を用いて、太陽電池モジュール1を次のように組み立てる。
まず、太陽電池モジュール本体2の周端部に、図示しない端面封止部材が嵌め込まれる。この端面封止部材は、太陽電池モジュール本体2の端部の外形に沿って形成された枠形状をしており、例えばエラストマー樹脂により形成されている。そして、この端面封止部材が嵌め込まれた太陽電池モジュール本体2の周端部のうち、長辺側の対向する縁部に、第1枠片10の保持片12a,12bと第2枠片20の保持片22a,22bとをそれぞれ嵌め込み(図2参照)、短辺側の対向する縁部に、第3枠片30の延長屈曲片32と主体部31の上面31aとからなる保持片と、第4枠片40の延長屈曲片42と主体部41の上面41aとからなる保持片とをそれぞれ嵌め込む(図3参照)。
そして、図10及び図11に示すように、第1枠片10の端部及び第2枠片20の端部と、第3枠片30の両端部の取付片36とをそれぞれ対峙させ、各取付片36の外側からネジ部材60をネジ穴37,38にそれぞれ通して、対峙する第1枠片10及び第2枠片20の各ネジホール部17,27にねじ込む。
同様に、図8及び図9に示すように、第1枠片10の端部及び第2枠片20の端部と、第4枠片40の両端部の取付片46とをそれぞれ対峙させ、各取付片46の外側からネジ部材60をネジ穴47,38にそれぞれ通して、対峙する第1枠片10及び第2枠片20の各ネジホール部17,27にねじ込む。
これにより、図1ないし図3に示すように、太陽電池モジュール本体2の周縁部が4つの枠片10,20,30,40によって保持される。
このようにして組み立てられた太陽電池モジュール1を、本実施形態では設置面である屋根上に順次敷設していく。
図12は、太陽電池モジュール1を屋根上に敷設した状態を示す斜視図であり、図中左下側が軒側、右上側が棟側である。なお、図12では、隣接して敷設された4つの太陽電池モジュール1のみを図示している。また、図13は、図12のG−G線断面図、図14は、図12のH−H線断面図、図15は、図12のI部分を矢符i1方向から見た斜視図、図16は、図15のJ−J線断面図、図17は、水樋の斜視図である。ここで、以下の説明では、軒側を傾斜下流側(以下、単に下側)、棟側を傾斜上流側(以下、単に上側)ともいう。
屋根上への敷設に際し、まず、下側から上側に向かって敷設していく場合を説明し、その後で、横方向に敷設していく場合を説明する。
<上下方向への敷設構造の説明>
屋根上への敷設に際し、太陽電池モジュール1は、第1枠片10側を下側(軒側)に、第2枠片20を上側(棟側)にして配置し、下側の太陽電池モジュール1の第2枠片20と上側の太陽電池モジュール1の第1枠片10とが重なり合うように配置していく。
すなわち、図13に示すように、下側の第2枠片20に設けられた嵌め込み片25を、上側の太陽電池モジュール1の第1枠片10に設けられた嵌め込み受け片15に嵌め込み、かつ、第1枠片10に設けられた重なり片13を、第2枠片20の上端面(より具体的には、上側の保持片22aの上面)に重なるように配置する。
このように、対向する下側の太陽電池モジュール1の第2枠体20と上側の太陽電池モジュール1の第1枠体10とが重なり合う構造となっているので、太陽電池モジュール1同士のつなぎ目部分(枠体の重なり部分)から水が入り込むことを防止することができる。
また、本実施形態では、第2枠片20は、主板21の右側面21aの上端部から太陽電池モジュール本体2とは反対側に向かって横方向に重なり受け片23が延設されており、第1枠片10の重なり片13は、この重なり受け片23にも重なる構成となっている。このように、重なり片13を重なり受け片23で受けることで、重なり部分の面積が増大し、重なり状態がより安定することになる。
さらに、本実施形態では、第2枠片20の外側面に、第2横方向水受け片24aと縦方向水受け片24bとからなる第2水受け部24が設けられ、第1枠片10の外側面に、第1横方向水受け片(第1水受け部)14が設けられており、第1横方向水受け片14は、縦方向水受け片24bの上端縁部の上方よりさらに第2枠体に近い位置まで達するように設けられている。
このように、隣接する太陽電池モジュール1同士の対向する枠片間に第2水受け部24を設けることで、枠体の表面から侵入し、第1枠体の第1水受け片14を伝った水を、第2水受け部24で受け止めて、第2水受け部24内を下側の端部に向かって流すことができる。これにより、屋根野地面上に雨水等が直接かかることを防止することができる。
なお、太陽電池モジュール1の屋根上への固定については、第2枠片20のみを屋根上に固定し、これに対向する第1枠片10については、固定部材による固定は行わない。すなわち、第2枠片20の嵌め込み片25をビスやネジ等の固定部材(図示省略)によって長手方向の2箇所を固定し、これに対向する第1枠片10については、嵌め込み受け片15を第2枠片20の嵌め込み片25の屈曲先端部25aに嵌め込むことで屋根上に固定する。
このように、下側の太陽電池モジュール1の第2枠片20に設けられた嵌め込み片25を、ビスやネジ等の固定部材によって屋根上に固定することで、その上側に隣接配置される太陽電池モジュール1の第1枠片10は、第1枠片10に設けられた嵌め込み受け片15を、嵌め込み片25に嵌め込むだけで屋根上に固定できる。これにより、固定部材によって屋根上に直接固定する箇所を削減することができるので、屋根といった足場の悪い場所での設置作業が容易となる。また、固定部材を減らすことができるので、コストを削減できるとともに、敷設現場での部品数が減るため、設置作業ミスも減らすことが可能である。
第2枠片20の重力は、第1枠片10にかかることになる。よって、第1枠片10と、第2枠片20を接続するための連結部材も不要となる。
<横方向への敷設構造の説明>
横方向については、図14ないし図16に示すように、第3枠片30の短辺側下水受け片34と第4枠片40の短辺側上水受け片44とが上下に対峙し、かつ、第3枠片30の短辺側下水受け片34の屈曲先端部34aが第4枠片40の延長屈曲片42の外面に当接し、第4枠片40の短辺側上水受け片44の屈曲先端部44aが第3枠片30の延長屈曲片32の外面に当接するようにして隣接配置する。すなわち、短辺側上水受け片44と短辺側下水受け片34とが上下に重なり合う構造(嵌合構造)となっている。
このように、左右に隣接する太陽電池モジュール1の第3枠体30と第4枠体40とのつなぎ目部分が上下に重なり合う構造となっているので、左右に隣接する太陽電池モジュール1同士の短辺側のつなぎ目部分(枠体の重なり部分)から水が入り込むことを防止することができる。
上記の配置構成によれば、隣接する第3枠片30と第4枠片40との間には、短辺側下水受け片34と短辺側上水受け片44とが嵌まり合うだけの隙間Pが生じている。そこで、本実施形態では、この隣接する第3枠片30と第4枠片40との間に排水用の水樋50を上下方向に配置している。すなわち、第3枠片30と第4枠片40とは、屋根上に敷設された水樋50上に配置されている。
この水樋50は、図17に示すように、上側(棟側)から下側(軒側)に向かって縦長に形成された長尺状の板体である樋本体51を備えており、この樋本体51の上面に、幅方向に沿って一定の間隔を存して縦方向に延びた一対の導水壁52が形成されている。すなわち、樋本体51と一対の導水壁52とで断面上向きコ字状の溝部53を形成し、この溝部53内に、第3枠片30と第4枠片40とが配置された構成となっている。
ここで、上記したように、第3枠片30及び第4枠片40は、第1枠片10及び第2枠片20より高さが低く形成されている。そのため、水樋50上に配置された第3枠片30及び第4枠片40は、その底面31b,41bが、溝部53の底面である樋本体51から浮いた状態で配置されている。このように、第3枠片30及び第4枠片40を、水樋50の溝部53から浮いた状態とすることで、第3枠片30及び第4枠片40と溝部53との間の隙間にも水が流れる構造となる。これにより、水の流れる流路を十分に確保することができる。また、相対的に導水壁52の高さを低くすることが可能となる。さらに、第3枠片30及び第4枠片40を、水樋50の溝部53から浮いた設計とすることで、太陽電池モジュールを設置する際の、施工誤差を吸収することができる。
また、第3枠片30及び第4枠片40と水樋50とは接触しない構造となっている。すなわち、第3枠片30及び第4枠片40と水樋50とはビス止め等での接続を行っていない。太陽電池モジュール1にはサイズの差やそり等があり、また、必ずしも平面でない屋根上に水樋50を設置している。そのため、太陽電池モジュール1の枠体3と水樋50とをビス止めしてしまうと、水樋50に負荷がかかることになるが、本実施形態のように、枠体3と水樋50とをビス止めしない構造とすることで、施工誤差を吸収し、水樋50にかかる負荷を軽減することができる。
一方、横枠片である第1枠片10及び第2枠片20は、上記したように両端部の下部側が一定長さL1だけ切りかかれている。そのため、第1枠片10及び第2枠片20と水樋50との配置構成については、図15及び図16に示すように、切欠き部が水樋50を跨ぐように配置されている。なお、図15及び図16は、第2枠片20と水樋50との配置構成であるが、第1枠片10と水樋50との配置構成も全く同じである。
本実施の形態では、水樋50を敷設した後で、複数枚の太陽電池モジュール1を敷設した。第1枠片10及び第2枠片20の両端部が水樋50を跨ぐように配置されており、水樋50と直接接触しない構造となっている。そのため、例えば、複数枚の太陽電池モジュール1を屋根上に敷設した後で、水樋50を敷設することも可能である。
なお、図16に示すように、縦枠である第3枠体30と第4枠体40は、つなぎ目部分が重なりあう構造となっている。第3枠体30は短辺側下水受け片34があるため、つなぎ目部分から水が入り込むことを防いでいるが、もし水が入り込んでしまった場合でも、短辺側下水受け片34を水が通り、水樋50上に水がおちることになる(図中、矢符W1により示す)。同様に、横枠である第1枠体10と第2枠体20も、つなぎ目部分が重なり合う構造となっている。よって、つなぎ目部分から水が入り込むことを防いでいるが、もし水が入り込んでしまった場合でも、第1横方向水受け部24を水が通り、水桶50上に水がおちることになる(図中、矢符号W2により示す)。
言い換えると、水桶50は、各太陽電池モジュールのつなぎ目の2次防水の機能を有することになる。
本実施形態では、横枠である第1枠片10と第2枠片20とは、高さ方向が同じ高さ(T10=T20)となるように形成されている。従って、これら枠片10,20によって支持された太陽電池モジュール1を、搬送するために平積みしたとき、図18に示すように、各段の太陽電池モジュール1を水平に保つことができる。これにより、搬送時にそのまま積み重ねて搬送することができ、かつ、搬送時の振動等に対しても安定して搬送することができる。
なお、上記実施形態では、本発明の太陽電池モジュールを屋根に設置する場合について説明しているが、広い敷地に設置された設置架台上に本発明の太陽電池モジュールを多数設置して、大規模な太陽光発電システムとして適用することも可能である。
また、今回開示した実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 太陽電池モジュール
2 太陽電池モジュール本体
3 枠体
10 第1枠片
11 主板
11a 一側面(右側面)
11b 他側面(左側面)
12a,12b 保持片
13 重なり片
14 第1横方向水受け片(第1水受け部)
15 嵌め込み受け片
16 下側リブ片
17 ネジホール部
20 第2枠片
21 主板
21a 他側面(右側面)
21b 一側面(左側面)
22a,22b 保持片
23 重なり受け片
24 第2水受け部
24a 第2横方向水受け片
24b 縦方向水受け片
25 嵌め込み片
25a 屈曲先端部
27 ネジホール部
30 第3枠片
31 主体部
31a 上面
32 延長屈曲片
34 短辺側下水受け片
34a 屈曲先端部
35 下側リブ片
36 取付片
37,38 ネジ穴
40 第4枠片
41 主体部
42 延長屈曲片
44 短辺側上水受け片
44a 屈曲先端部
45 下側リブ片
46 取付片
47,48 ネジ穴
50 水樋
51 樋本体
52 導水壁
53 溝部
60 ネジ部材

Claims (8)

  1. 太陽電池モジュール本体の周縁部を長尺状の4つの枠片で保持する構造の枠体であって、
    対向する2つの枠片のうち第1枠片は、長手方向に直交する高さ方向の上端部から前記太陽電池モジュール本体とは反対側に横方向に延設された重なり片と、前記高さ方向の下端部から前記太陽電池モジュール本体の底面側に横方向に延設され、延設先端部が断面コ字状に屈曲形成された嵌め込み受け片とを備え、
    前記対向する2つの枠片のうち第2枠片は、上端面と長手方向に直交する高さ方向の下端部から前記太陽電池モジュール本体とは反対側に横方向に延設され、その途中で階段状に屈曲形成された嵌め込み片とを備え、
    前記第1枠片と前記第2枠片とは、長手方向に直交する高さ方向が同じ高さに形成されており、
    一つの枠体の前記嵌め込み片の屈曲先端部は、他の枠体の前記嵌め込み受け片の前記断面コ字状の部分に嵌め込む構造とされ、かつ、一つの枠体の前記嵌め込み片の前記屈曲先端部を他の枠体の前記嵌め込み受け片の前記断面コ字状の部分に上下から挟み込むように嵌め込んだ状態において、前記他の枠体の前記重なり片が、前記一つの枠体の前記上端面に重なる構成とされていることを特徴とする枠体。
  2. 請求項1に記載の枠体であって、
    前記第2枠片は、前記高さ方向の上端部から前記太陽電池モジュール本体とは反対側に横方向に延設された重なり受け片を備え、
    前記他の枠体の前記重なり片が、前記一つの枠体の前記重なり受け片上に重なる構成とされていることを特徴とする枠体。
  3. 請求項1または請求項2に記載の枠体であって、
    前記第1枠片の外側面に第1水受け部が設けられ、前記第2枠片の外側面に前記第1水受け部に対向して第2水受け部が設けられていることを特徴とする枠体。
  4. 請求項3に記載の枠体であって、
    前記第2水受け部は、前記第2枠片の外側面から横方向に延設された第2横方向水受け片と、前記第2横方向水受け片の先端縁部から上方向に延設された縦方向水受け片とを備え、前記第1水受け部は、前記第1枠片の外側面から横方向に延設されて前記縦方向水受け片の少なくとも上端縁部の上方まで達する第1横方向水受け片を備えていることを特徴とする枠体。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の枠体を用いて前記太陽電池モジュール本体が保持されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  6. 請求項5に記載の太陽電池モジュールを一方向に傾斜して設けられた設置面に設置する太陽電池モジュールの設置構造であって、
    前記設置面に、前記傾斜方向に沿って少なくとも2つの前記太陽電池モジュールが隣接配置され、
    前記一つの太陽電池モジュールの前記第1枠片が傾斜下流側に、前記第2枠片が傾斜上流側に配置され、前記一つの太陽電池モジュールの傾斜上流側に配置された前記他の太陽電池モジュールは、前記一つの太陽電池モジュールの前記第2枠片に設けられた前記嵌め込み片の前記屈曲先端部に、前記他の太陽電池モジュールの前記第1枠片に設けられた断面コ字状の前記嵌め込み受け片が前記屈曲先端部を上下から挟み込むようにして嵌め込まれ、前記他の太陽電池モジュールの前記第1枠片に設けられた前記重なり片が、前記一つの太陽電池モジュールの前記第2枠片の上端面に重なるように配置されていることを特徴とする太陽電池モジュールの設置構造。
  7. 請求項6に記載の太陽電池モジュールの設置構造であって、
    前記一つの太陽電池モジュールの前記嵌め込み片が、固定部材によって前記設置面に固定されていることを特徴とする太陽電池モジュールの設置構造。
  8. 一方向に傾斜して設けられた設置面に、請求項5に記載の太陽電池モジュールを、傾斜方向に沿って隣接配置して設置する方法であって、
    前記一つの太陽電池モジュールの前記第1枠片を傾斜下流側に配置し、前記第2枠片を傾斜上流側に配置して、前記一つの太陽電池モジュールを前記設置面に設置する工程と、
    前記一つの太陽電池モジュールの前記第2枠片に設けられた前記嵌め込み片の前記屈曲先端部に、前記他の太陽電池モジュールの前記第1枠片に設けられた断面コ字状の前記嵌め込み受け片を嵌め込んで前記屈曲先端部を上下から挟み込むとともに、前記他の太陽電池モジュールの前記第1枠片に設けられた前記重なり片を、前記一つの太陽電池モジュールの前記第2枠片の上端面に重なるように配置して、前記一つの太陽電池モジュールの傾斜上流側の前記設置面に前記他の太陽電池モジュールを設置する工程と、を含むことを特徴とする太陽電池モジュールの設置方法。
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