JP5887142B2 - 泥状物処理具 - Google Patents

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本発明は、泥状物処理具に関し、さらに詳しくは、泥状物の脱水を容易に行なうことができるとともに、脱水後の泥状物を迅速に移送できる泥状物処理具に関するものである。
工事現場で発生する濁水や汚泥、これらを凝集反応させたフロックなどの水分を含んだ泥状物を脱水する方法は種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、透水性のある袋体に泥状物を収容し、この袋体を吊下げることにより泥状物を脱水するようにしている。
このように袋体を直接吊下げる方法では、収容した泥状物の全荷重を袋体が負担することになるため、袋体には相応の強度が必要となる。泥状物の脱水を短時間にするには袋体を薄くして透水性を向上させることが有効であるが、袋体を薄くすると袋体の強度を確保するには不利になる。それ故、容易に泥状物の脱水ができる別の手段、方法が求められていた。また、脱水した後の泥状物を袋体から排出して他の場所に移送する場合には、袋体を上下反転させる必要があるため、作業が煩雑になるという問題があった。
特開2009−90215号公報
本発明の目的は、泥状物の脱水を容易に行なうことができるとともに、脱水後の泥状物を迅速に移送できる泥状物処理具を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の泥状物処理具は、泥状物の水分を通過させる透水性を有する筒状の収容体と、この収容体の底部開口を閉じる閉じ部材と、この収容体が内挿されるように取り付けられて保持された状態になる有底筒状の外枠体とを備え、前記外枠体の底面開閉可能に構成され、前記収容体の中の前記泥状物の脱水を終えた後に吊り上げた状態の前記外枠体の底面が開口することにより、前記閉じ部材によって閉じられていた前記収容体の底部開口が、脱水後の前記泥状物の重みによって自然に開口して、この泥状物が下方に排出される構成にしたことを特徴とする。
本発明の泥状物の処理方法は、泥状物の水分を通過させる透水性を有する筒状の収容体の底部開口を閉じ部材により閉じて、この収容体を、有底筒状の外枠体に内挿するように取り付けて保持した状態にして、前記収容体の上部開口から泥状物を投入して収容し、この泥状物の脱水を終えた後に、前記外枠体を吊り上げた状態で前記外枠体の底面を開口することにより、前記閉じ部材によって閉じられていた前記収容体の底部開口を、脱水後の前記泥状物の重みによって自然に開口させて、この泥状物を下方に排出することを特徴とする。
本発明によれば、有底筒状の外枠体に、閉じ部材により底部開口を閉じた筒状の収容体を内挿されるように取り付けて保持された状態にしておき、この収容体に泥状物を収容するだけで、泥状物に含まれる水分が収容体を通じて外部に流出するので、泥状物の脱水が自然に行なわれる。収容体は外枠体に内挿されて保持されている状態になるので、収容される泥状物の荷重を負担する強度が不要になり、脱水性能を向上させることを主眼にした仕様にできるので、脱水時間を短縮するには有利になる。
泥状物の脱水を終えた後は、外枠体とともに収容体に収容された泥状物を所望の場所に吊り上げて移動させ、吊り上げた状態で外枠体の底面を開口し、次いで、閉じ部材により閉じられている収容体の底部開口を、脱水後の泥状物の重みによって自然に開口させることで、収容体に収容されている泥状物が下方に排出される。これにより、脱水後の泥状物を迅速に所望の場所に移送できる。
前記閉じ部材が弾性を有する紐状材である仕様にすることもできる。この仕様によれば、収容体の底部開口を容易に閉口することができる。また、脱水後の泥状物を下方に排出する際に、泥状物の重みで収容体の底部を開口させることが可能になる。
本発明の泥状物処理具の構成部材を例示する説明図である。 本発明の泥状物処理具の内部構造を例示する側面図である。 泥状物を脱水している泥状物処理具を例示する説明図である。 所望の場所に吊り上げて移動させた泥状物処理具を例示する説明図である。 脱水した泥状物を下方に排出した泥状物処理具を例示する説明図である。
本発明の泥状物処理具を、図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1、図2に例示するように、本発明の泥状物処理具1は、筒状の収容体2と、閉じ部材10と、有底筒状の外枠体5とを備えている。収容体2は、収容される泥状物Sの水分を通過させる透水性を有している。収容体2は、例えば、布材(織布または不織布)などの柔軟な非剛性材料で形成されていて、収容する泥状物Sに含まれる固体分はほとんど通過することができない仕様になっている。
閉じ部材10は、収容体2の上部開口3と底部開口4のうち、底部開口4を閉じる部材である。閉じ部材10は弾性を有する紐状材が好ましく、例えば、紐状材を環状に形成した環状ゴムを用いることができる。このように閉じ部材10は、ゴム等の弾性材料を少なくとも一部に有する紐状材を採用するとよい。
外枠体5は、少なくとも底面7または底面7の近傍に、外枠体5の内外を貫通する貫通部を備えている。外枠体5は、収容体2に収容される泥状物Sの荷重を負担するために、収容体2よりも剛性が高くなっていて、金属や硬質樹脂等の剛性材料で形成するのが好ましい。この実施形態では、外枠体5の側面6および底面7は、メッシュ状に形成されている。外枠体5には、底部開口4が閉じられた収容体2が内挿されるように取り付けられる。外枠体5の底面7は開閉可能に構成されている。底面7を開閉可能にする機構は特に限定されないが、この実施形態では、底面7の一端部が側面6の下端部にヒンジ7aを介して取付けられていて、底面7がヒンジ7aを中心に回転移動することで、外枠体5の底面7が開閉する構成になっている。
底面7の他端部には開閉チェーン9が接続されていて、開閉チェーン9の任意の位置が、外枠体5に係止できる構成になっている。即ち、係止させる開閉チェーン9の位置を調整することにより、底面7の開閉および開閉具合を調整することができる。開閉チェーン9に代えて、ワイヤやロープ等の別の紐状体を用いてもよい。また、底面7の他端部を側面6に係脱させるストッパ部材を用いることもできる。
外枠体5の上縁部には、着脱自在な枠状の固定部材8が装着される。そして、外枠体5に内挿されるように取り付けられた収容体2の上部開口3の近傍は、外枠体5の上縁部と固定部材8との間で挟まれる。これにより、収容体2の上部開口3の近傍が外枠体5に固定される。固定部材8は、上部開口3の近傍を外枠体5に固定できれば他の仕様、構造でもよい。
この泥状物処理具1を用いて泥状物を処理する手順は以下のとおりである。
まず、図2に例示するように、閉じ部材10により底部開口4を閉じた収容体2を、外枠体5に内挿するように取り付けておく。外枠体5の底面7は閉じた状態にしておく。
次いで、図3に例示するように、工事現場等で発生する濁水や汚泥、これらを凝集反応させたフロックなどの水分を含んだ泥状物Sを、ホース等を通じて上部開口3から収容体2に投入、収容する。
収容体2に収容された泥状物Sの水分Wは、収容体2を通じて外部に流出するので、泥状物Sの脱水が自然に行なわれる。それ故、泥状物Sを容易に脱水させることができる。ここで、収容体2は外枠体5に内挿されて保持される状態になっているので、収容体2には、収容される泥状物Sの荷重を負担するための過大な強度が不要となる。したがって、強度を向上させるために、収容体2の膜厚を厚くするなどの仕様を採用しなくて済み、脱水性能を向上させることを主眼にした仕様にできる。例えば、収容体2の膜厚を最小限にすることで、脱水時間を短縮するには有利になる。
このまま所定時間放置して泥状物Sの脱水を終えた後は、図4に例示するように、外枠体5とともに収容体2に収容された泥状物Sを所望の場所に吊り上げて移動させる。例えば、クレーン等を用いて、吊りワイヤ11を介して外枠体5を吊り上げて、運搬車両12の上に移動させる。
次いで、外枠体5を運搬車両12の荷台の上に仮置きして、安定した安全な状態で、外枠体5に係止している開閉チェーン9の係止を解除する。これにより、外枠体5の底面7はヒンジ7aを中心に回転できるようになる。そして、図5に例示するように、外枠体5を吊り上げた状態で底面7を開口させる。
底面7が開口することにより、閉じ部材10によって閉じられていた収容体2の底部開口4が、泥状物Sの重みによって自然に開口して、脱水後の泥状物Sが下方に排出される。運搬車両12の上に排出された泥状物Sは、運搬車両12によって運搬される。
泥状物Sを排出する際に、従来のように泥状物Sを収容していた袋体を上下反転させる作業が必要ないので、脱水後の泥状物Sを迅速に所望の場所に移送できる。この収容体2は、大きな損傷がなく、或いは、目詰りして著しく透水性が低下するまでは繰り返し使用することができる。
この実施形態では、閉じ部材10が弾性を有する紐状材になっているので、底面7を開口するだけで、泥状物Sの重みによって、閉じ部材10による底部開口4を閉じた状態を解除させることが可能になる。このように閉じ部材10は、収容体2に収容されている脱水された泥状物Sの重みによって、底部開口4を閉じている状態が解除される締付力を有することが望ましい。閉じられていた底部開口4が、泥状物Sの重みでは開口しない場合は、手作業などで閉じ部材10を収容体2から取り除く。
外枠体5の壁面(側面6および底面7)がメッシュ状に形成されている仕様にすると、外枠体5の軽量化には有利になる。また、メッシュ状のすき間を水分Wが通過するので泥状物Sの脱水性を向上させるには有利になる。外枠体5の底面7だけをメッシュ状に形成することもできる。
1 泥状物処理具
2 収容体
3 上部開口
4 底部開口
5 外枠体
6 側面
7 底面
7a ヒンジ
8 固定部材
9 開閉チェーン
10 閉じ部材
11 吊りワイヤ
12 運搬車両
S 泥状物
W 水分

Claims (4)

  1. 泥状物の水分を通過させる透水性を有する筒状の収容体と、この収容体の底部開口を閉じる閉じ部材と、この収容体が内挿されるように取り付けられて保持された状態になる有底筒状の外枠体とを備え、前記外枠体の底面開閉可能に構成され、前記収容体の中の前記泥状物の脱水を終えた後に吊り上げた状態の前記外枠体の底面が開口することにより、前記閉じ部材によって閉じられていた前記収容体の底部開口が、脱水後の前記泥状物の重みによって自然に開口して、この泥状物が下方に排出される構成にしたことを特徴とする泥状物処理具。
  2. 前記閉じ部材が弾性を有する紐状材である請求項1に記載の泥状物処理具。
  3. 泥状物の水分を通過させる透水性を有する筒状の収容体の底部開口を閉じ部材により閉じて、この収容体を、有底筒状の外枠体に内挿するように取り付けて保持した状態にして、前記収容体の上部開口から泥状物を投入して収容し、この泥状物の脱水を終えた後に、前記外枠体を吊り上げた状態で前記外枠体の底面を開口することにより、前記閉じ部材によって閉じられていた前記収容体の底部開口を、脱水後の前記泥状物の重みによって自然に開口させて、この泥状物を下方に排出することを特徴とする泥状物の処理方法。
  4. 前記閉じ部材として弾性を有する紐状材を用いる請求項3に記載の泥状物の処理方法。
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