JP5886947B2 - アンテナ、携帯電話及び他の無線端末の性能を測定するための改良された方法と装置 - Google Patents

アンテナ、携帯電話及び他の無線端末の性能を測定するための改良された方法と装置 Download PDF

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Description

本発明は、被測定装置(DUT:device under test)、具体的にはアンテナ、携帯電話及び他の無線端末の性能を測定するための改良された方法と装置に関する。より具体的には、本発明は、内部空洞をその中に画定し、被測定装置を取り囲むようにされ、内方向反射性材料(inwardly reflective material)の壁を有し、壁を電磁波に対し反射性にすることによりマルチパス環境を模擬し、多数のモード分布を得るための空洞内に少なくとも1つの可動物体を含み、これによりDUTに、時間と共に大きく変化する信号(一般的にフェージングと呼ばれる)を受信させる室内で行われる測定の改善に関する。このような測定室は残響室またはモード撹拌(mode−stirred)室または電磁場撹拌(field−stirred)室と呼ばれる。
残響室またはモード撹拌室は、2000年以前は、放射妨害波と電磁放射に対する脆弱性とを測定するための、即ち電磁適合性(electromagnetic compatibility:EMC)試験のための計測器として知られていただけであった。必要な測定不確実性はその当時はそれほど厳しくなかった。
米国特許第7444264号明細書は、残響室が例えばアンテナの放射効率とセルラー電話などの携帯及び無線端末の全放射電力(TRP:total radiated power)を測定するためにどのように使用され得るかについて記載している。いくつかの室改善策が、EMCの場合よりはるかに厳しい所望の不確実性を得るために導入された。
米国特許第7444264号明細書に記載されるものと同じ測定セットアップがまた、アンテナダイバーシチの性能(即ち、最も深いフェージングディップが低減されるようなやり方で、何時2つのアンテナの出力が組み合わせられるか)を判断するために使用された(例えば、P.−S.Kildal and K.Rosengren,“Correlation and capacity of MIMO systems and mutual coupling,radiation efficiency and diversity gain of their antennas: Simulations and measurements in reverberation chamber”,in IEEE Communications Magazine,Vol.42,No.12,Dec.2004参照)。
上記第1の研究は、どのようにしてフェージングマルチパス環境中の使用を目的したアンテナと送信用携帯及び無線端末とが残響室内の測定により特徴付けられ得るかについて記載している。しかし、受信中の携帯及び無線端末を特徴付ける必要もあった。
受信性能は、端末がどのシステム用に設計されるかに依存してビット誤り率(BER)またはフレーム誤り率(FER)の何れかにより特徴付けられる。ここで、後者のフレームは誤りを低減する特別のやり方で符号化されたいくつかのビットからなる。BERまたはFERは受信機における信号レベルに依存することになる。従って、受信機感度は、あるBERまたはFER(しばしば0.5%となるように選択される)を与えるレベルとして定義される。信号が端末の受信機のポートに直接接続される場合の受信機感度を測定する方法が知られている。これは、送信信号がいかなるアンテナまたは環境も含むことなく受信機に直接接続されるので、しばしば導電的測定(conductive measurement)と呼ばれる。しかし、このときアンテナの性能は測定に含まれない。従って、受信機感度を無響室内でどのように測定するかは既に説明されている。これは、室内において送信アンテナに接続される基地局エミュレーターを使用し端末を回転テーブル上に置くことにより行われる。このとき、あるBERまたはFERの受信機感度は、端末に入射する全ての方向のそれぞれにおける電話の受信信号を解析することにより判断される。全ての方向は無響室内で回転テーブルを移動させることにより得られる。これらの受信機感度は、端末の受信アンテナ指向性図が様々な方向に対し異なるので、方向によって大きく変化することになる。従って、これらの値は全ての方向にわたって平均される(端末周囲の完全な単位球面全体にわたって一様に分散されなければならない)。平均化結果は、全等方感度(TIS:Total Isotropic Sensitivity)と呼ばれ、導電的測定受信機感度(conductive−measured receiver sensitivity)からアンテナの全放射効率を減じたものに対応する。このTISもまた、モード撹拌位置及び分極にわたって平均化することにより残響室内において測定することができ、これにより端末が受信中のときの放射効率の測定に対応する。
TISを測定するための上記手順は、感度が何度も判断され平均化されなければならないので上記手順が無響室内及び残響室内の両方で行われる場合非常に時間がかかる。また、上記手順は、端末が、実際の環境を表す入力信号の連続的フェージングに晒されたときにどのように働くかを試験しない。
従って、米国特許第7286961号明細書の目的は、携帯または無線端末が実環境などにおいてフェージング入力信号に連続的に晒されるときに携帯または無線端末の受信性能を判断するために、どのように残響室を利用できるかを説明することであった。連続的フェージングは、室の攪拌装置を段階的ではなく連続的に移動し、攪拌装置のこの連続移動中に、BERまたはFERが所望の値を有する受信機感度を測定することにより得られる。後者の方法は平均フェージング感度(AFS:Average Fading Sensitivity)と呼ばれ、感度レベルを一回だけ判断すればよいのでTISを測定するよりはるかに速い。
残響室は、上記既発明を利用することにより、送信と受信の両方における携帯及び無線端末の完全な性能(アンテナ、増幅器、信号処理アルゴリズム及び符号化の送信及び受信性能を含む)を特徴付けるのに使用することができる。これは、3Gと4G(第3及び第4世代移動通信システム、LTEとも呼ばれる)と呼ばれるより高度な将来の移動通信システムの端末に関連するRF試験の大きな可能性を開いた。このようなシステムは、電池寿命とデータ速度を改善するために、送信と受信の両方のための2つ以上のアンテナを利用し、これらアンテナを使用してフェージングマルチパス環境に適合することになる。このようなシステムは、ダイバーシティアンテナシステムとMIMO(多入力多出力:multiple Input Multiple Output)アンテナシステムという呼び名で知られている。最適なダイバーシティ及びMIMOシステムを開発するためには、マルチパス環境における端末及び基地局シミュレーターの性能を定量化することがこれまで以上に重要となる。残響室はこの検査機会を提供することができる。
残響室の究極の検査機会は、ダイバーシティとMIMO能力を有する通信システム全体(基地局におけるデータ入力から端末におけるデータ出力までまたはその逆)のデータスループットを測定することである。これは、放射電力の影響と、ユーザーにとって最も重要であるスループットと呼ばれる1つの性能値では無線チャネル及び受信機感度とを含む。このスループットは結果データ転送速度である。残響室内の測定セットアップは学術論文、J.Åsberg,A.Skarbratt,and C.Orlenius,“Over−the−air performance testing of wire−less terminals by data throughput measurements in reverberation chamber”,European Conference on Antennas and Propagation ICAP 2011,11−15 April 2011,Romeに既に記載されている。
コヒーレンス帯域幅及び時間遅延広がりを現実の環境中の値に似るように制御するために、室内に損失物体または反射壁上に損失物質を使用することにより残響室を装填することができる。この装填は、室の平均モード帯域幅(即ち動作周波数により除された室のQ)と、従ってコヒーレンス(または相関)帯域幅にも影響を与える。装填は、このとき空洞モードの共振が消え、室がもはや所望の機能を有しなくなるので、あまり強力でないことが好ましい。
残響室は、測定精度と実際の環境に対する類似性との両方に関し、常に改善することができる。不確実性は現在のところ代替測定技術と比較して十分に良好であるが、より高精度な室は、より低い周波数における、またはより小さな室内における、及びより短い時間での測定を可能にすることになるので魅力的である。残響室は、完全な周囲空間全体にわたる入力波の到来角の一様分布を有する等方性マルチパス環境を表す。これは、フェージングを有するマルチパスにおけるアンテナと無線端末に適した基準環境である(P.−S.Kildal and K.Rosengren,“Correlation and capacity of MIMO systems and mutual coupling,radiation efficiency and diversity gain of their antennas:Simulations and measurements in reverberation chamber”,IEEE Communications Magazine,vol.42,no.12,pp.102−112,Dec.2004)。依然として、時間遅延広がりとコヒーレンス帯域幅は、様々な環境に似せるために制御される必要がある(X.Chen,P.−S.Kildal,C.Orlenius,J.Carlsson,“Channel sounding of loaded reverberation chamber for Over−the−Air testing of wireless devices − coherence bandwidth versus average mode bandwidth and delay spread”,IEEE Antennas and Wireless Propagation Letters,vol.8,pp.678−681,2009)。残念ながら、室を装填することによるこのような制御はまた、測定不確実性に悪い影響を与える。
測定不確実性は通常、真の値の推定値である平均値を中心とする標準偏差(STD)の表現で記述される。効率と、放射電力と受信機感度のような関連量の推定は、多くの標本(異なる攪拌装置位置毎に1つ)にわたる平均化に基づく。STDはこのような場合、統計理論によると、独立標本の数の平方根に反比例する。独立標本の数は通常、残響室内の励起モードの数に比例するように取られる([1]J.G.Kostas and B.Boverie,“Statistical model for a mode−stirred chamber,”IEEE trans.Electromagn.Compat.,vo.l.33,no.4,pp.366−370,Nov.1991)が、室内でアンテナをあちこち移動することにより、この値は励起モードの数の約8倍である波の総数まで増加する可能性がある(K.Rosengren,P.−S.Kildal,“Study of distributions of modes and plane waves in re−verberation chamber for the characterization of antennas in a multipath environment”,Microwave and Optical Technology Letters,Vol.30,No.6,pp.386−391,Sept 2001)。しかし、これは低周波数においてだけ当てはまる。周波数が増加すると、それに応じて不確実性は改善せず、その代り、送信及び受信アンテナ間の直接結合などとして解釈することができる残留誤差により制限される(P.−S.Kildal,S.Lai,and X.Chen,“Direct Coupling as a Residual Error Contribution During OTA Measurements of Wireless Devices in Reverberation Chamber”,IEEE AP−S International Symposium,Charleston,June 1−5,2009)。
同様な測定室はまた、独国特許第19812923号明細書、国際公開第2010/026274号パンフレット、国際公開第2005/003795号パンフレットに開示されている。しかし、これらの明細書中に開示された解決策は全て、測定精度などに関する同様な問題を免れない。
従って、近年の残響室により得られる測定精度の改善にもかかわらず、測定精度を更に高めるための改善の必要が依然としてある。
従って本発明の目的は、改善された測定精度を得るために上述のタイプの測定室を使用して測定に関する改善を提供することである。具体的には、本発明の目的は、残響室内の上記測定の不確実性を緩和する改善を提供することであり、上記測定を以前より速く、より高精度に、そしてより良いユーザーインターフェース及びユーザー制御可能性でもって行うことができるようにする。後者は、室内のアンテナまたは端末または他の物体の誤った位置決めなどによる間違いとユーザー誘発不確実性とを回避するために重要である。
従って本発明の目的は、現在知られたシステムの上述の欠点の全てまたは少なくともいくつかを緩和する方法と装置を提供することである。
この目的は、添付の特許請求の範囲に規定されるような方法と装置により達成される。
以下の説明から理解されるように、本発明は、同じ特定情況において使用される、その全てが同じ目的を達成すること即ち改善された測定精度を得ることに関するいくつかの部品を含む。これらの部品は一つずつ使用することができるが、好適には組合せて、最も好ましくは全て同時に使用される。
本発明は通信電力(TCPまたは単にCP)に使用され得る。これは、被測定装置により放射された全電力から人体中に失われた電力を減じたものである。これはまた、例えばビット誤り率(BER:Bit−Error−Rate)またはフレーム誤り率(FER:Frame−Error−Rate)により特徴付けられた受信性能を測定するために使用可能である。測定された感度値はまた、全ての攪拌装置位置にわたって平均され得、これにより平均結果は全等方感度(TIS)と呼ばれ、導電的測定受信機感度(dBm)からアンテナの全放射効率(dB)を減じたものに対応する。
本発明の測定装置は、例えば送信と受信の両方における携帯及び無線端末の完全な性能(アンテナ、増幅器、信号処理アルゴリズム及び符号化の送信及び受信性能を含む)を特徴付けるのに使用することができる。これは、例えば3G、4G(第3及び第4世代移動通信システム)用端末に関連するRF試験の大きな可能性を開く。このようなシステムは電池寿命とデータ速度を改善するために、送信と受信の両方のための2つ以上のアンテナを利用し、これらアンテナを使用してフェージングマルチパス環境に適合することになる。このようなシステムは、ダイバーシティアンテナシステムとMIMO(多入力多出力)アンテナシステムという呼び名で知られている。最適なダイバーシティ及びMIMOシステムを開発するためには、マルチパス環境における端末及び基地局シミュレーターの性能を定量化することがこれまで以上に重要である。
本発明の第1の態様によると、内部空洞をその中に画定し、被測定装置を取り囲むようにされ、内方向反射性材料の壁を有し、壁を電磁波に対し反射性にすることによりマルチパス環境を模擬する室と、空洞内の少なくとも1つの可動物体と、空洞内に配置された少なくとも1つの室内アンテナと、被測定装置と室内アンテナに接続されそれらの間の送信を測定するための測定器とを含む被測定装置の性能を測定するための装置において、反射材料の3つの表面を含むアンテナホルダーが更に設けられ、3つの表面は互いに直交する面内に延在し、各表面は他の表面から見て外方に向き、室内アンテナは少なくとも3つの表面のそれぞれの上に配置されることを特徴とする装置が提供される。
これらの室内アンテナは、先の米国特許第7444264号明細書と米国特許第7286961号明細書における所謂壁アンテナに対応し、本明細書ではもはや壁に固定される必要がなく、むしろ全ての壁から離れた室内のどこかに配置されたアンテナホルダーに固定されるので、室内アンテナと呼ばれる。
用語「被測定装置」は、本出願の文脈では、無線インタフェースを介し電磁気信号を送信または受信することができる任意のタイプの装置を示すために使用される。特に、被測定装置はアンテナ、携帯電話、他の無線端末である可能性がある。
空洞内に配置される少なくとも1つの可動物体は、空洞内で多数のモード分布を得ることができる物体である。このような可動物体はまた、モード攪拌装置(mode stirrer)または電磁場攪拌装置(field stirrer)と呼ばれることがある。このような可動物体はそれ自体当該技術領域においてよく知られており、例えば上述の米国特許第7444264号明細書と米国特許第7286961号明細書に開示されており、参照により両特許の全体を本明細書に援用する。
室内のある場所(壁上ではない)におけるそして互いに直交する位置におけるいくつかの室内アンテナの配置が測定精度を改善する。更に、互いに直交する面内に延在し、それぞれが他の表面から見て外方に向く反射材料の3つの表面を含むアンテナホルダー上の室内アンテナの配置により、アンテナ間のこのような直交関係を得ることができ、更にアンテナが近接配置され測定室内の多くの様々な位置に配置されることを可能にする。これにより、アンテナの位置は様々な測定セットアップに対して容易に変更され得、測定セットアップ毎の最適位置を得ることができる。更に、この配置はアンテナ間の直接結合を低減し、これにより測定精度を更に改善する。
好適には、アンテナホルダーの3つの表面は互いに隣接して配置される。例えば、表面は隣辺端に沿って互いに接続される板上に配置され得る。特に、3つの表面は仮想立方体の3つの直交表面と一致するように配置されることが好ましい。これにより、アンテナは近接配置され得、例えばアンテナの移動と遮蔽を容易にする。
3つの表面は好適には反射材料の板により、好適には金属により形成される。
アンテナホルダーは測定室内の多くの様々な位置に配置され得る。1つの代替実施形態では、アンテナホルダーの脚部は室の側壁上に配置され得る。しかし、現時点で好ましい代替案によると、アンテナホルダーは、脚部上の棒を含み、これによりアンテナ自体は室の壁から離される。脚部と棒は、室を形成する側壁、屋根、及び天井のうちの何れかに接続され得る、または支持され得る。しかし、好適には、棒の脚部は室の床に接続されるまたはそれにより支持される。アンテナホルダーが空洞内で可動であることがまた好ましい。例えば、棒は床により支持されるように配置された基部または脚部を含み得、これにより、アンテナホルダーは室内で容易にあちこち移動され得る。
アンテナは多様なタイプのものであり得る。例えば、アンテナは、上述の米国特許第7444264号明細書及び米国特許第7286961号明細書に開示されたタイプのうちの任意のものであり得る。しかし、好適には、アンテナは双極子状アンテナ、または接地面上で使用する他の小さなアンテナタイプを形成する。
好適には、3つの表面のそれぞれは室の屋根の方向に、部分的に上方に向けられる。例えば、各表面は水平(または垂直)面に対し45度の角度をなし得る。
好ましい配置では、アンテナホルダーは、空洞の屋根までの距離が空洞の床までの距離より長くなるような空洞内の高さに配置される。
3つの表面はアンテナ同士を効率的に離すのに十分大きいことが好ましい。同時に、表面は室内の空洞の全体寸法より著しく小さいことが好ましい。この目的を達成するために、3つの表面はそれぞれ、好適には空洞内の任意の2つの対向壁間の最も狭い距離の1/2未満、より好適には1/3未満、最も好ましくは1/4未満である最大伸張部を有する。3つの表面はそれぞれ試験の最大波長未満(最低周波数)、好適には同波長の3/4未満、更に好適には同波長の約1/2である最大伸張部を有することもまた好ましい。
好適には、室内アンテナは室の側壁、床、屋根から一定の距離に置かれる。好適には、この距離は、室の各壁、床、屋根から試験に使用される周波数の波長の1/2を越える。
本発明の別の態様によると、内部空洞をその中に画定し、被測定装置を取り囲むようにされ、内方向反射性材料の壁を有し、壁を電磁波に対し反射性にすることによりマルチパス環境を模擬する室と、空洞内の少なくとも1つの可動物体と、空洞内に配置された少なくとも1つの室内アンテナと、被測定装置と室内アンテナに接続されそれらの間の送信を測定するための測定器と被測定装置と室内アンテナ間に配置された遮蔽部であって、被測定装置と室内アンテナ間の見通し線が遮蔽部により隠されるようにされた遮蔽部とを含む被測定装置の性能を測定するための装置において、遮蔽部は、室の2つの対向側壁間の距離の30〜70%、好適には40〜60%の範囲の対向側壁間の幅伸張部(width extension)と、室の屋根と床との間の距離の30〜70%、好適には40〜60%の範囲の屋根と床間の高さ伸張部(height extension)とを有することを特徴とする装置が提供される。
このような遮蔽部により、室内アンテナと被測定装置間の直接結合は大きく低減され、同時に、遮蔽部は室内のマルチモード分布をわずかに低減するだけである。これにより、測定精度が改善される。
被測定装置と室内アンテナ間の所謂見通し線を避けるために遮蔽部を使用することは、上述の独国特許第19812923号明細書、国際公開第2005/003795号パンフレットに既に提案されている。しかし、これら既に提案された解決策の両方とも非効率的であり、測定結果の不正確性をもたらす。独国特許第19812923号明細書では、室内のモード分布に著しく影響を与えることになる非常に大きな遮蔽部が提案されており、一方国際公開第2005/003795号パンフレットは見通し線を遮蔽するための電磁場攪拌装置を提案する。しかし、この場合、遮蔽部は比較的小さく、室内アンテナと被測定装置間の直接結合を低減することに関しては些細な改善をもたらすだけである。
しかし、本発明者らは、室の2つの対向側壁間の距離の30〜70%、好適には40〜60%の範囲の対向側壁間の幅伸張部と、室の床と屋根間の距離の30〜70%、好適には40〜60%の範囲の室の屋根と床間の高さ伸張部とを有する遮蔽部を設けることにより非常に効率的な遮蔽効果を得ることができるということを理解した。室内アンテナと被測定装置間の直接結合は大きく低減され、同時に、遮蔽部は室内の励起モードの数をわずかに低減するだけであり、これにより独立標本の数を減らす。これにより測定精度が改善される。
遮蔽部の幅及び高さ伸張部は好適には試験に使用される波長より大きく、より好適には2つの波長より大きいということもまた分かった。
更に、遮蔽部は好適には、幅方向に非線形伸張部、好適には湾曲または角のある伸張部を有し、これにより遮蔽部は室内アンテナを部分的に囲む。これにより、更に良い遮蔽効果が得られ、そして依然として室内の励起モードの数と従って独立標本の数に対する極めて限られた影響を有する。
遮蔽部は好適には、室内アンテナから一定の距離、即ち試験に使用される波長の少なくとも1/2に対応する距離を置いて配置される。
特に好ましい実施形態では、上述のタイプの遮蔽部は本発明の第1の態様に関連して上述したようなアンテナホルダーと組み合わせて使用される。従って、互いに直交する面内に延在し、それぞれが他の表面から見て外方に向く反射材料の3つの表面を含むアンテナホルダーにおいて、室内アンテナが少なくとも3つの表面のそれぞれの上に配置されることを特徴とするアンテナホルダーが更に設けられることが好ましい。更に、アンテナホルダーは棒上に配置され、これによりアンテナが室の壁のそれぞれから離されることが好ましい。
アンテナホルダー及び/または遮蔽部は空洞内で可動であり得る。これにより、アンテナホルダー及び/または遮蔽部は様々な測定タイプ及び条件に対して最適化するために測定セットアップ間で移動され得る。更に、いくつかの実施形態のアンテナホルダー及び/または遮蔽部はまた、測定中に可動であり得る。
室内アンテナは好適には、室の各壁、床、及び屋根から試験に使用される放射の波長の1/2を越える距離に置かれる。
本発明の更に別の態様によると、内部空洞をその中に画定し、被測定装置を取り囲むようにされ、内方向反射性材料の壁を有し、壁を電磁波に対し反射性にすることによりマルチパス環境を模擬する室と、空洞内の少なくとも1つの可動物体と、空洞内に配置された少なくとも1つの室内アンテナと、被測定装置と室内アンテナに接続されそれらの間の送信を測定するための測定器と、試験中に室の内部から室の外部へビデオ情報を転送することができる空洞内のビデオカメラとを含む被測定装置の性能を測定するための装置が提供される。
例えば上述の米国特許第7444264号明細書及び米国特許第7286961号明細書に開示されるように、このタイプの測定室内に窓を配置することが既に知られている。しかし、このような窓の有用性は、室の限られた部分を観察できるようにするだけであるので、実際的重要性は限られる。更に、測定データなどを解析するためにこのような可視観察を利用するのは困難である。更に、このような窓が利用されると、室の適切な電磁遮蔽を得るのはしばしば困難であり、結果的に、近接環境中の電磁波が測定に悪影響を与え得る。室外の無線局及び機器からのからの干渉による測定誤差を避けるためには、受信機感度及びスループットを測定する際に、100dB程度の電磁遮蔽が必要とされ得る。
本発明により、例えば室内の移動物体に関し発生する誤差を検出することができるようになるために、測定中に測定用セットアップを監視できるようにする空洞内に配置されたビデオカメラが設けられる。例えば、これにより、室内の多くのモード分布を得るために使用される移動物体の動き及び/または被測定装置が置かれ得る回転テーブルなどの可動ホルダーの動きを監視することが可能となる。
ビデオ情報は測定データに関連付けられ得、これにより測定データはまた、室内に発生する動きに関連して解析され得、測定データのより深い理解を可能にする。例えば、ビデオ情報は、いかなるユーザーも決して誤りを犯さないように推定の進行と収束についての情報を提供するために使用され得る。
ビデオ情報は好適には、メモリーに記録または格納され、測定データを解析する際にリアルタイムだけでなく後でビデオ情報を監視できるようにする。これはまた、ビデオデータを好適には測定データと共に離れた場所に転送できるようにする。情報は、ネットワークを介し、または情報をメモリースティック、CD、またはDVDなどのデータ記憶媒体に格納することにより間接的に転送され得る。これにより、測定は、測定室が置かれた場所以外の場所の人物により監視及び監督され得る。更に、これにより、例えば装置の製造業者が誤り及び/または室の誤った取り扱いなどを特定できるようにする。
好適には、本装置は更に、ビデオカメラから受信されたビデオ情報を再生することができる空洞外に配置されたディスプレイを含む。例えば、ディスプレイは室の外壁上に搭載され得る。ディスプレイは、更に好適には、測定器から受信された測定データをビデオ情報と相関付けて示すようにされる。
ビデオカメラが使用される測定室内では、被測定装置と少なくとも1つの移動物体の少なくとも1つ、好適にはその両方は試験中に空洞内で移動されるように配置される。
本発明の更に別の態様によると、内部空洞をその中に画定し、被測定装置を取り囲むようにされ、内方向反射性材料の壁を有し、壁を電磁波に対し反射性にすることによりマルチパス環境を模擬する室と、空洞内の少なくとも1つの可動物体と、空洞内に配置された少なくとも1つの室内アンテナと、被測定装置と室内アンテナに接続されそれらの間の送信を測定するための測定器とを含む被測定装置の性能を測定するための装置において、被測定装置は受信装置として使用され、室内アンテナは送信機として使用され、ディジタル通信試験計器と呼ばれる信号供給器に接続され、本装置は更に、信号供給器と室内アンテナ間に配置された無線チャネルエミュレーターを含み、同エミュレーターは、ある時間遅延広がり(time−delay spread)、コヒーレンス帯域幅、フェージングにより現実の無線チャネルをエミュレートするために送信される信号を処理するために配置されることを特徴とする装置が提供される。
このようなエミュレーターを使用することにより、車内のような低無線カバレッジを有するエリア内などの特定の条件をエミュレートすることが可能である。これは、スループット、AFS(平均フェージング感度)、及びTIS(全等方感度)の測定に特に役立つ。エミュレーターは、現実の環境に似せるために被測定装置に対するマルチパスチャネルの時間遅延広がりとコヒーレント帯域幅を変更するために使用され得る。これにより、不確実性を悪化させる(時間遅延広がりを低減することに加え)ので望ましくない吸収物体で室を装填することが避けられる。
従って、好適には、エミュレーターは、信号供給器から受信される信号の時間遅延広がりとコヒーレント帯域幅の少なくとも1つを変更するために配置される。
信号供給器は基地局シミュレーターを含み得る。内部空洞をその中に画定し、内方向反射性材料の壁を含み、壁を電磁波に対し反射性にし、これにより多重通路環境を模擬し、信号の出力用の少なくとも1つの受信アンテナを更に含む第2の室内に基地局シミュレーターを配置することと、信号供給器としてこの配置を利用することとが、更に可能である。
本発明の更に別の態様によると、内部空洞をその中に画定し、被測定装置を取り囲むようにされ、内方向反射性材料の壁を有し、壁を電磁波に対し反射性にすることによりマルチパス環境を模擬する室内に被測定装置を配置する工程と、試験中に可動である少なくとも1つの可動物体を空洞内に設ける工程と、被測定装置と少なくとも1つの室内アンテナ間の送信を測定する工程と、試験中に、空洞内に配置されたビデオカメラにより空洞の内部を監視し、これにより室の内部からのビデオ情報が室の外部に転送される工程とを含む被測定装置の性能を測定する方法が提供される。
これにより、上述したものと同様な実施形態と利点が実現可能となる。本方法は更に好適には、試験中に空洞内の被測定装置を移動する工程を含む。
本発明の更に別の態様によると、内部空洞をその中に画定し、被測定装置を取り囲むようにされ、内方向反射性材料の壁を有し、壁を電磁波に対し反射性にすることによりマルチパス環境を模擬する室内に被測定装置を配置する工程と、試験中に可動である少なくとも1つの可動物体を空洞内に設ける工程と、被測定装置と少なくとも1つの室内アンテナ間の送信を測定する工程とを含む被測定装置の性能を測定する方法において、被測定装置は受信装置として使用され、室内アンテナは送信機として利用され、信号供給器に接続され、本方法は更に、信号供給器と室内アンテナ間に配置された信号エミュレーターにより信号供給器からの信号を処理する工程を含み、エミュレーターは少なくとも1つの現実の条件をエミュレートするために送信される信号を処理することを特徴とする方法が提供される。
これにより、上述したものと同様な実施形態と利点が実現可能となる。
信号供給器からの信号を処理する工程は更に、エミュレートされた現実の条件で測定された測定結果から得られた信号を加算し、その信号から、信号供給器からの信号が未処理の状態で使用されるときに室内で得られた信号を減算する工程を含み得る。これにより、信号供給器により受信された信号をソフトウエアで処理する工程が、室に供給される信号を測定室に関する特定の条件の影響無しに現実の状況に似させさせることができる。
これら及び本発明の他の特徴と利点は、以下に記載の実施形態を参照して、以下に更に明らかになる。
例示目的のために、本発明は、添付図面に示された本発明の実施形態を参照して以下により詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態による測定装置の概略図を示す斜視図である。 図2は、本発明の別の実施形態による測定装置の概略図を示す斜視図である。 図3は、本発明の更に別の実施形態による測定装置の概略図を示す斜視図である。 図4は、本発明の更に別の実施形態による測定装置の概略図を示す上面図である。 図5は、図1と図4に示された実施形態の室内アンテナホルダーを示す斜視図である。 図6は、本発明の実施形態による測定装置を示す概略の図である。 図7は、本発明の実施形態による測定装置を示す概略の図である。 図8は、本発明の実施形態による測定装置を示す概略の図である。
以下の詳細な説明では、本発明の好ましい実施形態について説明する。しかし、他に特に指示がない限り、様々な実施形態の特徴は実施形態間で交換可能であり、様々なやり方で組み合わせられ得るということを理解すべきである。以下の明細書において本発明のより完全な理解を可能にするために多くの具体的詳細が記載されるにもかかわらず、本発明はこれらの具体的な詳細無しに実行され得ることは当業者に明らかとなる。他の例では、周知の構造または機能は、本発明を曖昧にしないように、詳細に説明されない。
図1と図2に、本発明の第1の実施形態による、アンテナと携帯または無線端末(具体的にはマルチパス環境において使用されることを目的としたアンテナと端末)などの被測定装置の性能を測定するための装置の2つの実施形態を示す。本装置は、幅W、長さL、高さH、及びドア(図示せず)を有する長方形の室1を含む。室は反射壁が設けられている。本明細書では、側壁、天井、床を記述するために用語「壁」を使用する。反射壁は最も容易には金属箔または板を備える。
室は任意の寸法と形状を有することができる。しかし、好適には、室は持ち運び可能となるように寸法決めされる。好適には、測定室は、0.5〜20mの範囲の空間を有する空洞を提供する。室は通常、実際的な理由のため長方形のものとなる。他の形状(理解するのが容易である)は、平坦な床と天井と、円、楕円、または多角形を形成する水平断面とを有する垂直壁である。
測定室により形成された空洞内に、少なくとも1つの可動物体が設けられる。室内のモード分布を得るためのこのような可動物体はそれ自体、当該技術領域において周知であり、様々な形態を取り得る。例えば、可動物体は、図2に示すように回転軸を中心に回転可能な物体8を含み得る。別の可能性は板などの細長い物体8を使用することであり、細長い物体8は、例えばサーボモーターまたはステップモーター4などの駆動手段により回転されるねじ7と細長く狭い物体8が固定されるこのねじの上のナットにより移動可能である。しかし、細長い物体を移動させる他の手段を使用することが可能である。細長い物体は金属シートの形態を有するが、また、他の多くの形態を有することができ、例えば不規則な形態を細長い物体に与えることが有利である。細長い物体の動きを測定間または測定中に断続的にする、または測定中に連続的に行わせることすらも可能であろう。可動物体は、加えてまたは代案として、回転テーブルなどの回転可能なプラットフォーム11を含み得る。少なくとも2つの移動物体8を使用する際に、これらを同時にまたは連続的に移動することも可能であろう。
可動物体は機能的には電磁場攪拌装置またはモード撹拌装置と呼ばれ得、好適には室の長さ及び/または幅全体にわたって連続的に走査するように動作可能である。このようにして、室の内部構造の連続変化が与えられる。この変化は、電磁場攪拌装置が走査するにつれて室内に電磁波の多数の変動反射を引き起こす。これらの変動反射波は互いに様々に干渉し、変動励起を有するモードを形成する。これにより、独立標本の数は増加するが、これはこのような装置が使用される実環境のマルチパスを模擬するので試験目的のためには望ましい。電磁場撹拌はこのようにして多数の励起モードの効果を生じ、従って豊富なマルチパス環境を模擬する。
空洞はまた、例えば図1に示すような頭模型の形式の近端構造体6、図2に示すような例えばヒト組織と同様な誘電体特性を有する損失性物質で充填された誘電体シリンダー、及び例えばテーブル面などを模擬する木箱などを含む。
測定室とそれがどのように操作され得るかに関するより一般的な詳細と実例は米国特許第7444264号明細書と米国特許第7286961号明細書から得られ、参照により両特許の全体を本明細書に援用する。
被測定装置9は送信及び/または受信アンテナを含み得、好適には近端環境と密接な関係で配置される。測定のために、被測定装置は選択された話す位置に、従って室内に置かれ得る。自由空間測定のために、頭模型は同じ平均伝送レベル及び同じ遅延広がり及びコヒーレント帯域幅を維持するために室内に配置され得るが、電話は好適には頭模型から0.7波長以上離れた距離に置かれる。これにより、アンテナ効率が頭模型により影響を受けることは無く、従って自由空間測定に対応する。
更に、室内には少なくとも1つの室内アンテナが設けられる。室内アンテナ21は、電気単極子、ヘリカルアンテナ、マイクロストリップアンテナまたは同様な小さなアンテナを含むことができるであろう。しかし、好適には、室内アンテナは双極子状アンテナを含む。更に、室内アンテナは好適には、棒23内に置かれ室の壁全体を巡るケーブルを介し外部測定器14に接続される。測定器は室内アンテナと被測定装置間の送信を測定するために使用される。
測定器は図3のPC14により示される解析手段を含み、アンテナ間の送信電力を判断するための例えばネットワークアナライザーまたはスペクトルアナライザーなどの市販の測定器17を含む。
好適には、室内アンテナ21は図5に示すように反射材料の3つの表面22を含むアンテナホルダー2上に設けられる。これらの表面は互いに直交する面内に延在し、各表面は他の表面から見て外方に向き、1つの室内アンテナがこれらの表面のそれぞれの上に配置される。このような配置は、図1と図4に、そして図5に更に詳細に示される。
好適には、アンテナホルダーの3つの表面は互いに隣接して配置される。図示の例では、これらの表面は隣辺端に沿って互いに接続された板上に配置され、これにより3つの表面は仮想立方体の3つの直交表面と一致するように配置される。3つの表面22は好適には反射材料の板により、そして好適には金属により形成される。
これらの表面は測定室内の多くの様々な位置に配置され得る。1つの代替実施形態では、アンテナホルダーは室の側壁上に配置され得る。しかし、好ましい代替案によると、アンテナホルダーは棒23上に配置され、これによりアンテナ自体は室の壁のそれぞれから離される。棒は、室を形成する側壁、屋根、及び天井の何れかに接続されるまたはそれにより支持され得る。しかし好適には、棒は、室の床により、例えば脚部24により支持される。これにより、アンテナホルダーもまた空洞内で可動となる。
3つの表面21のそれぞれは好適には、室の屋根の方向に、部分的に上方に向けられる。図示の例では、表面のそれぞれは水平(垂直)面に対して45度の角度をなす。
更に、アンテナホルダーはここでは、空洞の屋根までの距離が空洞の床までの距離より長くなるような空洞内の高さに配置される。更に、室内アンテナはここでは、室の側壁、床、及び屋根から一定の距離を置いて置かれ、好適にはこの距離は、室の各壁、床、及び屋根から検査に使用される波長の1/2を越える。
測定装置は更に好ましくは、被測定装置と室内アンテナ間に配置された遮蔽部13であって被測定装置と室内アンテナ間の見通し線が遮蔽部により隠されるようにされた遮蔽部を含む。これは図2と図4に示される。遮蔽部は、室の2つの対向側壁間の距離Hoの30〜70%、好適には40〜60%の範囲の対向側壁間の幅伸張部Hsと、室の床と屋根間の距離の30〜70%、好適には40〜60%の範囲の屋根と床間の高さ伸張部を有する。
遮蔽部は好適には、幅方向に非線形伸張部、好適には湾曲または角のある伸張部を有し、これにより遮蔽部は室内アンテナを部分的に囲む。図4に示す実施形態では、遮蔽部は角のある伸張部を有する。
遮蔽部は好適には空洞内で可動である。これにより、遮蔽部は床上に自由に立ち得る。しかし、代替案として、所望の位置に遮蔽部を固定するために係止手段などが設けられ得る。
更に、ビデオカメラ10が図2に示すように空洞内に配置されることが好ましい。ビデオカメラは試験中に室の内部から室の外部へビデオ情報を転送することができる。ビデオ情報は好適には測定器14に転送され、ビデオ情報は測定データに関連付けられ得る。
ビデオ情報は好適にはメモリーに記録または格納され、測定データを解析する際にリアルタイムだけでなく後でビデオ情報を監視できるようにする。
更に、ビデオカメラから受信されたビデオ情報を再生することができる空洞外に配置されたディスプレイを設けることが好ましい。例えば、ディスプレイは、室の外壁上及び/またはスタンドアロン測定器またはPC14上に搭載され得る。
被測定装置が受信装置として使用され室内アンテナが送信機として使用される測定では、室内アンテナは好適には図6において概略的に示されるように信号供給器15に接続される。信号供給器は例えば基地局シミュレーターである。
加えて、信号のエミュレーター16が図7において概略的に示されるように信号供給器15と室内アンテナ21間に配置され得る。エミュレーターは少なくとも1つの現実の条件をエミュレートするために送信される信号を処理するために配置される。このようなエミュレーターを使用することにより、車内のような低無線カバレッジを有するエリア内などの特定の条件をエミュレートすることが可能である。エミュレーターは、現実の環境に似せるために被測定装置に対するマルチパスチャネルの時間遅延広がりとコヒーレント帯域幅を変更するために使用され得る。エミュレーターは好適にはフェージングエミュレーターとチャネルエミュレーターの少なくとも1つである。
別の実施形態では、図8に示すように、2つの測定室1Aと1Bが使用される。基地局シミュレーター15は第1の室1A内に配置され、室は、室からの信号を受信するために受信用室内アンテナ21Aを含む。信号はフェージングエミュレーターなどのエミュレーター16へ転送され、被測定装置9が配置された第2の室1B内に配置された送信用室内アンテナ21Bへ更に転送される。これにより、第1の室は信号供給器を形成する。
信号供給器からの信号を処理する工程は、エミュレートされた現実の条件で測定された測定結果から得られた信号を加算し、その信号から、信号供給器からの信号が未処理の状態で使用されるときに室内で得られた信号を減算する工程を含み得る。これにより、信号供給器により受信された信号をソフトウエアで処理する工程が、室に提供される信号を測定室に関する特定の条件の影響無しに現実の状況に似させさせることができる。
本発明は、特定の実施形態を参照して説明された。しかし、通信システムのいくつかの変形態様が実現可能である。例えば、これまでに検討された様々な特徴は様々なやり方で組み合わせられ得る。このような及び他の明らかな修正は、添付の特許請求の範囲により規定されるので、本発明の範囲内であると考えられなければならない。上記実施形態は本発明を制限するのではなく例示するということに注意すべきであり、当業者は添付された請求項の範囲から逸脱することなく多くの別の実施形態を設計することができるようになる。特許請求の範囲では、括弧内のいかなる参照符号も請求項に対する制限とみなされないものとする。用語「含む」は、請求項に列記されたもの以外の要素または工程の存在を排除しない。要素に先行する冠詞は複数のこのような要素の存在を排除しない。更に、単一の装置が、特許請求の範囲で列挙されたいくつかの手段の機能を実行し得る。

Claims (17)

  1. 内部空洞をその中に画定し、被測定装置を取り囲むようにされ、内方向反射性材料の壁を有し、前記壁を電磁波に対し反射性にすることによりマルチパス環境を模擬する室と、
    前記空洞内の少なくとも1つの可動物体と、
    前記空洞内に配置された少なくとも1つの室内アンテナと、
    前記被測定装置と前記室内アンテナに接続されそれらの間の送信状態を測定するための測定器と
    前記被測定装置と前記室内アンテナ間に配置された遮蔽部であって前記被測定装置と前記室内アンテナ間の見通し線が前記遮蔽部により隠されるようにされた遮蔽部とを含む被測定装置の性能を測定するための装置において、
    前記遮蔽部は、前記室の2つの対向側壁間の距離の30〜70%の範囲の前記対向側壁間の幅方向延在部と、前記室の床と屋根の距離の30〜70%の範囲の前記屋根と前記床間の高さ方向延在部とを有することを特徴とする装置。
  2. 請求項1に記載の装置において、前記遮蔽部の前記幅及び高さ方向延在部は試験に使用される前記放射の前記波長より大きいことを特徴とする装置。
  3. 請求項1に記載の装置において、前記遮蔽部の前記幅及び高さ方向延在部は試験に使用される前記放射の2つの波長より大きいことを特徴とする装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の装置において、前記遮蔽部は前記幅方向に非線形延在部を有し、これにより前記遮蔽部は前記室内アンテナを部分的に囲むことを特徴とする装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の装置において、前記遮蔽部は前記幅方向に湾曲または角のある延在部を有し、これにより前記遮蔽部は前記室内アンテナを部分的に囲むことを特徴とする装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の装置において、前記遮蔽部は前記室内アンテナから一定の距離、即ち試験に使用される前記放射の波長の少なくとも1/2に対応する距離に配置されることを特徴とする装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載の装置において、互いに直交する面内に延在し、それぞれが他の表面から見て外方に向く3つの反射材料の表面を含むアンテナホルダーが更に設けられ、前記室内アンテナは前記少なくとも3つの表面のそれぞれの上に配置されることを特徴とする装置。
  8. 請求項7に記載の装置において、前記アンテナホルダーは棒上に配置され、これにより前記室の前記壁のそれぞれから離されることを特徴とする装置。
  9. 請求項7または8に記載の装置において、前記アンテナホルダーと前記遮蔽部の両方は空洞内で可動であることを特徴とする装置。
  10. 請求項7乃至9の何れか一項に記載の装置において、前記3つの表面のそれぞれは、前記室の前記屋根の方向に、部分的に上方に向けられることを特徴とする装置。
  11. 請求項10に記載の装置において、前記アンテナホルダーは、前記空洞の前記屋根までの距離が前記空洞の前記床までの距離より長くなるような前記空洞内の高さに配置されることを特徴とする装置。
  12. 請求項1乃至11の何れか一項に記載の装置において、前記室内アンテナは、前記室の各壁、床、及び屋根から試験に使用される前記放射の波長の1/2を越える距離に置かれることを特徴とする装置。
  13. 請求項1乃至12の何れか一項に記載の装置において、前記遮蔽部は、前記対向側壁間の距離の40〜60%の範囲の前記室の2つの対向側壁間の幅方向延在部を有することを特徴とする装置。
  14. 請求項1乃至13の何れか一項に記載の装置において、前記遮蔽部は、前記室の床と屋根の距離の40〜60%の範囲の前記屋根と前記床間の高さ方向延在部とを有することを特徴とする装置。
  15. 請求項1乃至14の何れか一項に記載の装置において、さらに、試験中に前記室の内部から前記室の外部へビデオ情報を転送することができる空洞内のビデオカメラとを含むことを特徴とする装置。
  16. 請求項1乃至15の何れか一項に記載の装置において、前記被測定装置は受信装置として使用され、前記室内アンテナは送信機として使用され、信号供給器に接続され、前記被測定装置の性能を測定するための装置は更に、前記信号供給器と前記室内アンテナ間に配置された信号エミュレーターを含み、前記エミュレーターは少なくとも1つの現実の条件をエミュレートするために送信される信号を処理するために配置されることを特徴とする装置。
  17. 請求項1乃至16の何れか一項に記載の装置において、前記測定器は、スループット、AFS(平均フェージング感度)、TIS(全等方感度)、及びTRP(放射電力の合計の)のうちの少なくとも1つを測定するように配置されることを特徴とする装置。
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