JP5886521B2 - ボトル - Google Patents
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Description
(1)本発明に係るボトルは、合成樹脂材料で有底筒状に形成されたボトルであって、底部の底壁部が、外周縁部に位置する接地部と、該接地部にボトル径方向の内側から連なり上方に向けて延びる立ち上がり周壁部と、該立ち上がり周壁部の上端部からボトル径方向の内側に向けて突出する環状の可動壁部と、該可動壁部のボトル径方向の内端部から上方に向けて延びる陥没周壁部と、を備え、前記可動壁部が、前記立ち上がり周壁部の上端部がボトル径方向の外側に移動することに伴って、前記陥没周壁部を上方に向けて移動させるように、前記立ち上がり周壁部との接続部分を中心に回動自在に配設され、前記立ち上がり周壁部が、前記接地部から前記可動壁部との前記接続部分に向かうに従い漸次ボトル径方向の内側に向けて傾斜するように延在すると共に、その傾斜角度がボトル軸に対して0°以上、20°未満の角度をなし、前記接地部から前記立ち上がり周壁部と前記可動壁部との前記接続部分までの高さが、3.5mm以上、7.5mm以下とされ、前記可動壁部が、前記立ち上がり周壁部との前記接続部分からボトル径方向の内側に向かうに従い漸次下方に向けて延在すると共に、該可動壁部と前記立ち上がり周壁部とのなす角度が60°以上、85°以下とされていることを特徴とする。
従って、可動壁部をボトル内の内圧変化に感度良く追従させながら柔軟に回動させることができ、減圧吸収性能を向上させることが可能となる。
本実施形態に係るボトル1は、図1から図3に示すように、口部11、肩部12、胴部13及び底部14を備え、これらがそれぞれの中心軸線を共通軸上に位置した状態でこの順に連設された概略構成とされている。
なお、ボトル1は、射出成形により有底筒状に形成されたプリフォームがブロー成形されて形成され、合成樹脂材料で一体に形成されている。また、口部11には、図示されないキャップが螺着される。更に、口部11、肩部12、胴部13及び底部14は、それぞれボトル軸Oに直交する横断面視形状が円形状とされている。
胴部13は筒状に形成されていると共に、肩部12の下端部及び底部14の後述するヒール部17よりも小径に形成されている。また、この胴部13には、ボトル軸O方向に間隔を開けて複数の第2環状凹溝16が形成されている。図示の例では、ボトル軸O方向に等間隔を開けて第2環状凹溝16が4つ形成されている。これら各第2環状凹溝16は、胴部13の全周に亘って連続して形成された溝部とされている。
なお、図示の例では、リブ40は上方に向けて曲面状に窪んだ複数の凹部40aがボトル径方向に沿って断続的に、且つ直線状に延在することで構成されている。これにより、リブ40は、ボトル径方向に沿う縦断面視形状が波形状に形成されている。
なお、各リブ40において、複数の凹部40aのうち、最もボトル径方向の外側に位置する凹部40aが曲面部25にボトル径方向の内側から近接し、最もボトル径方向の内側に位置する凹部40aが陥没周壁部23にボトル径方向の外側から近接している。
この陥没周壁部23は、ボトル径方向の内側に向けて突の曲面状に形成され、上端部が頂壁24の外周縁部に連設された湾曲壁部23aを備えている。この湾曲壁部23aは、その下端部が下方に向けて突の曲面部26を介して可動壁部22のボトル径方向の内端部に連設されている。
ここで、本実施形態のボトル1では、立ち上がり周壁部21が曲面部25に向かうに従いボトル軸Oに対して上記傾斜角度θ1でボトル径方向の内側に傾斜していると共に、接地部18から曲面部25までの高さが上記高さTとされ、さらに立ち上がり周壁部21と可動壁部22とのなす角度が上記角度θ2とされている。
また、可動壁部22が、立ち上がり周壁部21との接続部分である曲面部25からボトル径方向の内側に向かうに従い漸次下方に向けて延在しているので、内容物の充填時に該可動壁部22を下方に向けて回動させ易い。そのため、ボトル1内の容積を増大させて充填直後の減圧吸収容量を高めることができ、これにより、減圧吸収性能をさらに向上させ易い。
このように凹凸部41を形成することで、例えば立ち上がり周壁部21に入射する光が凹凸部41によって乱反射されたり、或いはボトル1内の内容物が凹凸部41内にも満たされたりすること等によって、内容物が充填されたボトル1の底部14を見たときに違和感を覚え難い。
但し、上記実施形態のように、立ち上がり周壁部21と可動壁部22とのなす角度θ2を60°以上、85°以下の角度範囲内とし、可動壁部22を下方に向けて傾斜させることが好ましい。こうすることで、可動壁部22の回動性を高め、減圧吸収性能を向上させ易い。
そして、この環状凹溝を形成した場合であっても、立ち上がり周壁部21と可動壁部22とのなす角度、より詳細には立ち上がり周壁部21と上記仮想線とのなす角度θ2を60°以上、85°以下の角度範囲内とすることが好ましい。
次に、立ち上がり周壁部21の上記傾斜角度θ1と、接地部18から曲面部25までの上記高さTと、をそれぞれ変化させ、減圧強度(kPa)と減圧吸収容量(ml)との関係がどのように変化するかを試験(解析)した実施例について説明する。
なお、本試験は可動壁部22に複数のリブ40が形成された図1から図4に示すボトル1を用いて試験を行った。
ところが、その後減圧強度がさらに増加し、略10(kPa)に達した時点で、上記第1から第3パターンについては減圧吸収容量が急激に増加したことが確認された。これは、上記傾斜角度θ1が0°以上、20°未満の角度範囲内であり、且つ上記高さTが、3.5mm以上、7.5mm以下の高さ範囲内であるため、可動壁部22が滑らかに回動して反転変形し、これにより陥没周壁部23を上方移動させたためと考えられる。
これに対して、上記比較パターンの場合には、減圧強度をさらに高めていった場合であっても、可動壁部22の反転変形に起因する減圧吸収容量の急激な増加現象が見られなかった。
更に、上記高さTを7.5mmにし、上記傾斜角度θ1を5°、10°、15°、20°とした場合であっても、同様の変化が確認された。また、上記傾斜角度θ1を0°とした場合であっても、上記高さ範囲内において減圧吸収容量の急激な増加現象が見られた。
但し、上記傾斜角度θ1を0°未満(マイナス)とすると、成形が困難となる問題が生じる。
T…接地部から曲面部までの高さ
θ1…立ち上がり周壁部の傾斜角度
θ2…可動壁部と立ち上がり周壁部とのなす角度
1…ボトル
12…肩部
18…接地部
19…底部の底壁部
21…立ち上がり周壁部
22…可動壁部
23…陥没周壁部
25…曲面部(可動壁部と立ち上がり周壁部との接続部分)
Claims (1)
- 合成樹脂材料で有底筒状に形成されたボトルであって、
底部の底壁部は、
外周縁部に位置する接地部と、
該接地部にボトル径方向の内側から連なり上方に向けて延びる立ち上がり周壁部と、
該立ち上がり周壁部の上端部からボトル径方向の内側に向けて突出する環状の可動壁部と、
該可動壁部のボトル径方向の内端部から上方に向けて延びる陥没周壁部と、を備え、
前記可動壁部は、前記立ち上がり周壁部の上端部がボトル径方向の外側に移動することに伴って、前記陥没周壁部を上方に向けて移動させるように、前記立ち上がり周壁部との接続部分を中心に回動自在に配設され、
前記立ち上がり周壁部は、前記接地部から前記可動壁部との前記接続部分に向かうに従い漸次ボトル径方向の内側に向けて傾斜するように延在すると共に、その傾斜角度がボトル軸に対して0°以上、20°未満の角度をなし、
前記接地部から前記立ち上がり周壁部と前記可動壁部との前記接続部分までの高さが、3.5mm以上、7.5mm以下とされ、
前記可動壁部は、前記立ち上がり周壁部との前記接続部分からボトル径方向の内側に向かうに従い漸次下方に向けて延在すると共に、該可動壁部と前記立ち上がり周壁部とのなす角度が60°以上、85°以下とされていることを特徴とするボトル。
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