JP5886285B2 - Clostridium属に対する抗菌活性を有する化合物 - Google Patents

Clostridium属に対する抗菌活性を有する化合物 Download PDF

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Description

本発明は、Clostridium属菌、特に、Clostridium perfringensに対する抗菌活性を有する式(I)の新規化合物、これらの化合物を含む医薬組成物、およびこれらの化合物を調製するための化学プロセスに関する。
Clostridium属は、100を超える種を含む、嫌気性条件下で生育する芽胞形成グラム陽性菌の属である。ヒトおよび他の温血動物における疾患に関与する主要な種が4つ存在する:食物または創傷において、ボツリヌス中毒を引き起こす毒素を産生する生物であるC.botulinum;偽膜性大腸炎(pseudomembraneous colitis)、中毒性巨大結腸症および抗生物質関連下痢を引き起こし得るC.difficile;破傷風の原因となる生物であるC.tetani;およびC.perfringens。
C.perfringensは、環境中に遍在し、土壌、ちり、生の食材(例えば、食品加工に使用される香辛料)ならびにヒトおよび動物の腸に見られる。それは、15を超える異なる毒素を産生し、C.perfringensに起因する感染は、C.perfringens A型の食中毒、腸毒血症、壊死性腸炎およびガス壊疽を引き起こし得る。養鶏業では、C.perfringens感染は、経済的に重大なマイナスの影響とともに、ブロイラーの群れにおいて消化管の健康問題を引き起こし得る。食品産業において抗生物質を使用することは、非常に規制されているので、代替の抗菌性化合物が必要とされている。
特許文献1は、化合物5−[3−((R)(+)−6,8−ジブロモ−クロマン−4−イルアミノ)−プロピルアミノ]−4H−チエノ[3,2−b]ピリジン−7−オン(REP3123としても知られる)およびClostridium difficileに対するその抗菌活性を開示している。
国際公開第2008/039640号パンフレット
REP3123化合物の抗菌活性のインビトロ試験から、前記化合物が、Clostridium属の細菌に対して有効であるが、しかしながら、REP3123は、消化管に存在する多種多様な細菌に対しても抗菌活性を有することが実証されている。グラム陽性菌に対するそのような広域抗菌活性は、腸管内菌叢に対して負の影響を与える。ゆえに、グラム陽性菌に対して狭域活性を有し、同時に腸管内菌叢に負の影響を与えない、Clostridium属の細菌に対する活性を有する抗菌性化合物が必要とされている。
本発明は、式(I)の化合物
Figure 0005886285
(その任意の立体化学的異性体の形態および互変異性体を含む)[式中、RおよびRは、各々独立して、水素、ハロ、ヒドロキシ、C1−6アルキル、ポリハロC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシまたはポリハロC1−6アルキルオキシから選択され;
は、ヒドロキシ、アミノ、モノ−またはジ(C1−4アルキル)アミノであり;
は、水素またはC1−4アルキルであり;
Xは、窒素またはCRであり、ここで、Rは、水素、ハロまたはC1−4アルキルであるが;
ただし、Rがヒドロキシであるとき(than)、Xは、CHであり、かつRは、水素である]
またはその薬学的に許容可能な酸付加塩もしくはそれらの溶媒和化合物に関する。
上記の但し書きは、Clostridium属の細菌に対する抗菌活性をほとんどまたはまったく有しない化合物を排除することを目的としている。
前述の定義において使用されるとき:
−ハロは、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードに対する総称であり;
−C1−4アルキルは、1〜4個の炭素原子を有する直鎖および分枝鎖の飽和炭化水素ラジカル(例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、1−メチル−エチル、2−メチルプロピルなど)を定義し;
−C1−6アルキルは、C1−4アルキル、および5または6個の炭素原子を有するその高級ホモログ(例えば、2−メチル−ブチル、ペンチル、ヘキシルなど)を含むと意味され;
−ポリハロC1−6アルキルは、ポリハロ置換C1−6アルキル、特に、2〜6個のハロゲン原子で置換されたC1−4アルキル(本明細書の上で定義されたようなもの)(例えば、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、トリフルオロエチルなど)と定義される。
本明細書中の前で使用された用語「立体化学的異性体の形態」は、式(I)の化合物が有し得るすべての存在し得る異性体の形態を定義する。別段述べられないかまたは示されない限り、化合物の化学的呼称は、存在し得るすべての立体化学的異性体の形態の混合物を表し、前記混合物は、基本分子構造のジアステレオマーおよびエナンチオマーのすべてを含む。さらに具体的には、不斉中心は、R−またはS−配置を有し得;二価の環状の(部分的に)飽和のラジカル上の置換基は、cis−またはtrans−配置を有し得る。式(I)の化合物の立体化学的異性体の形態は、本発明の範囲内に包含されると明白に意図されている。
式(I)の化合物およびその調製に使用される中間体の絶対立体化学配置は、例えばX線回折などの周知の方法を使用して、当業者によって容易に測定され得る。
式(I)の化合物のいくつかは、その互変異性体としても存在し得る。そのような形態は、上記の式に明示的に示されなくても、本発明の範囲内に含まれると意図されている。例えば、Rがヒドロキシである式(I)の化合物の場合、対応するケト型が、主に占有される互変異性体であり得る。
Figure 0005886285
さらに、式(I)の化合物のいくつかおよびその調製に使用される中間体のいくつかは、多形性を示し得る。本発明は、本明細書の上で述べられた状態の処置において有用な特性を有する任意の多形を包含すると理解されるべきである。
本明細書の上で述べられた薬学的に許容可能な酸付加塩は、式(I)の化合物が形成できる治療的に活性な無毒性の酸付加塩の形態を含むと意味されている。これらの薬学的に許容可能な酸付加塩は、その塩基の形態をそのような適切な酸で処理することによって都合良く得ることができる。適切な酸としては、例えば、無機酸(例えば、ハロゲン化水素酸(hydrohalic acids)、例えば、塩酸または臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸など);または有機酸(例えば、酢酸、プロパン酸、ヒドロキシ酢酸、乳酸、ピルビン酸、シュウ酸(すなわち、エタン二酸)、マロン酸、コハク酸(すなわち、ブタン二酸)、マレイン酸、フマル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、シクラミン酸、サリチル酸、p−アミノサリチル酸、パモ酸など)が挙げられる。
逆に、前記塩の形態は、適切な塩基で処理することによって遊離塩基の形態に変換され得る。
式(I)の化合物は、非溶媒和の形態と溶媒和の形態の両方で存在し得る。用語「溶媒和化合物」は、本発明の化合物および1つ以上の薬学的に許容可能な溶媒分子、例えば、水またはエタノールを含む分子会合物を記載するために本明細書中で使用される。用語「水和物」は、前記溶媒が水であるときに使用される。
式(I)の化合物は、下記に図示されるような少なくとも1つの不斉炭素原子を有し、ここで、その不斉炭素原子は、によって特定される。
Figure 0005886285
ある実施形態において、本発明は、クロマニル部分の4位において(R)−配置を有する式(I)の化合物と定義される式(R)−(I)の化合物に関する。
Figure 0005886285
式(I)の興味深い化合物は、以下の制限の1つ以上が適用される式(I)の化合物である:
a)RおよびRは、各々ハロであるか;または
b)RおよびRは、各々ブロモであり、クロマニル部分の6位および8位に位置するか;または
c)Rは、ヒドロキシであるか;または
d)Rは、アミノであるか;または
e)Rは、メチルアミノであるか;または
f)Rは、水素であるか;または
g)Rは、メチルであるか;または
h)Xは、窒素であるか;または
i)Xは、CRであり、ここで、Rは、水素であるか;または
j)Xは、CRであり、ここで、Rは、ハロ、特にクロロである。
第1の群の化合物は、RおよびRが各々ブロモであり、クロマニル部分の6位および8位に位置し、Rがヒドロキシである、式(R)−(I)の化合物である。
第2の群の化合物は、Xが窒素であり、RおよびRが各々ブロモであり、クロマニル部分の6位および8位に位置し、Rがヒドロキシである、式(R)−(I)の化合物である。
第3の群の化合物は、RおよびRが各々ブロモであり、クロマニル部分の6位および8位に位置し、Rがアミノである、式(R)−(I)の化合物である。
式(I)の化合物は、当該分野で公知の還元的N−アルキル化の手順に従って、式(II)の中間体中間体を式(III)の中間体で還元的にN−アルキル化することによって調製され得る。
Figure 0005886285
前記還元的N−アルキル化は、反応不活性な溶媒(例えば、ジクロロメタン、THF、トルエンまたはそれらの混合物)中で、かつ還元剤(例えば、水素化ホウ素化合物(borohydride)、例えば、水素化ホウ素ナトリウム、シアノ水素化ホウ素ナトリウムまたはトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム)の存在下において、行うことができる。好適な触媒(例えば、炭担持パラジウムまたは炭担持白金)と組み合わせて水素を還元剤として使用することも好都合であり得る。水素を還元剤として使用する場合、例えばアルミニウムtert−ブトキシドなどの脱水剤を反応混合物に加えることが有益であり得る。反応体および反応産物におけるある特定の官能基の望まれないさらなる水素化を防止するために、適切な触媒毒、例えば、チオフェンまたはキノリン−硫黄を反応混合物に加えることも有益であり得る。その反応の速度を高めるために、温度を室温と反応混合物の還流温度との間の範囲に上げてもよく、必要に応じて、水素ガスの圧力を上げてもよい。
がアミノまたはモノ−(C1−4アルキル)−アミノである式(I)の化合物が、上に記載されたN−アルキル化法を用いて調製されるとき、前記アミン官能基を保護することが適切であり得る。アミン官能基に対する保護基は、当該分野で公知であり、N−アルキル化の手順の後に除去される。
がヒドロキシである式(I)の化合物もまた、上に記載されたN−アルキル化の手順を用いて調製され得る(ここで、そのヒドロキシ官能基は、当該分野で公知の保護基によって保護される)。
がヒドロキシである式(I)の化合物と定義される式(I−a)の化合物は、式(IV)の中間体を塩基性条件下で加水分解することによって調製され得る。式(IV)の中間体は、上に記載されたような一般的なN−アルキル化の手順に従って調製され得る。
Figure 0005886285
出発物質および一部の中間体は、公知の化合物であり、商業的に入手可能であるか、または当該分野で広く公知である従来の反応手順に従って調製され得る。
本明細書中の上に記載されたプロセスにおいて調製される式(I)の化合物は、当該分野で公知の分割手順に従って、互いから分離され得るエナンチオマーのラセミ混合物の形態で合成され得る。ラセミ型で得られた式(I)の化合物は、好適なキラル酸との反応によって、対応するジアステレオ異性塩の形態に変換され得る。その後、前記ジアステレオ異性塩の形態は、例えば、選択的結晶法または分別結晶法によって分離され、エナンチオマーは、アルカリによってそれらから遊離される。式(I)の化合物の鏡像異性の形態を分離する代替の様式は、キラル固定相を用いる液体クロマトグラフィーを含む。反応が立体特異的に起きる限り、前記純粋な立体化学的異性体の形態は、適切な出発物質の対応する純粋な立体化学的異性体の形態から得られる場合もある。好ましくは、特定の立体異性体が望まれる場合、前記化合物は、立体特異的な調製方法によって合成され得る。これらの方法では、鏡像異性的に純粋な出発物質を使用することが有益である。
式(I)の化合物(その任意の立体化学的異性体の形態および互変異性体を含む)およびその薬学的に許容可能な塩は、薬理学的実施例において実証されるような、抗菌活性、特に、Clostridium属の細菌、より具体的にはClostridium perfringensに対する抗菌活性を有する。
ゆえに、本発明は、医薬として使用するため、特に、細菌の感染、特に、Clostridiumによる感染、より具体的には、Clostridium perfringensによる感染を処置する際に使用するための式(I)の化合物にも関する。続いて、その本化合物は、細菌の感染、特に、Clostridiumによる感染、より具体的には、Clostridium perfringensによる感染を処置するための医薬を製造するために使用され得る。
さらに、本発明は、温血被験体における、細菌の感染、特に、Clostridiumによる感染、より具体的には Clostridium perfringensによる感染を処置する方法を提供し、その方法は、そのような処置の必要のある温血被験体に、治療有効量の式(I)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を投与する工程を包含する。
Clostridium perfringensによる感染は、例えば、C.perfringens A型食中毒、腸毒血症、壊死性腸炎およびガス壊疽である。
用語「処置する」および「処置」は、本明細書中で使用されるとき、治癒的、待期的および予防的な処置のことを指す(係る用語が適用される疾患、障害もしくは状態、またはそのような疾患、障害もしくは状態の1つ以上の症状を逆転すること、軽減すること、その進行を阻害すること、または予防することを含む)。
この本文全体で使用される温血動物は、ヒトと非ヒト動物(例えば、家畜(例えば、ヒツジ、ウシ、ブタ、ヤギまたはウマ)、家庭内の動物(例えば、イヌ、ネコまたはテンジクネズミ属(cavias))、ならびに捕獲されて収容されている野生動物および鳥類(例えば、家禽))の両方を含む。
さらに、本発明は、少なくとも1つの薬学的に許容可能な担体および治療有効量の式(I)の化合物を含む医薬組成物を提供する。
本明細書中で使用される用語「式(I)の化合物の治療有効量」は、温血動物において、医師または獣医師が求める生物学的応答または医薬的応答(処置される状態の症状の軽減を含む)を誘発する式(I)の化合物の量を意味する。治療有効量は、日常的な最適化法を用いて決定され得、処置される特定の状態、その温血動物の状態、投与経路、製剤、および従事者の判断、ならびに当業者にとって明らかな他の因子に依存する。治療有効量は、複数回の投与によって達成されてもよい。
さらに、本発明は、少なくとも1つの薬学的に許容可能な担体および治療有効量の式(I)の化合物を含む医薬組成物を提供する。
ヒトを含む温血動物において使用する場合、式(I)の化合物は、単独で投与され得るが、通常、意図される投与経路および標準製薬規範に関して選択される薬学的または獣医学的に許容可能な希釈剤または担体との混和物として投与され得る。例えば、それらは、デンプンもしくはラクトースのような賦形剤を含む錠剤の形態で、または単独でもしくは賦形剤と混和されたカプセルもしくは卵形剤(ovules)として、または香味料もしくは着色料を含むエリキシル剤、溶液もしくは懸濁液の形態で、経口的に(舌下を含む)投与され得る。式(I)の化合物は、経口投与後の特定の時間にわたるカプセル、錠剤またはボーラスの遅延溶解によって結腸または十二指腸を標的にするために、前記カプセル、錠剤またはボーラスに組み込まれ得る。式(I)の化合物は、非経口的に、例えば、静脈内、筋肉内または皮下に注射され得る。非経口投与の場合、それらは、他の物質、例えば、その溶液を血液と等張性にするのに十分な塩またはグルコースを含み得る滅菌された水溶液または懸濁液の形態で使用することが最も適している。式(I)の化合物は、滅菌されたクリーム、ゲル、ポアオン(pour−on)もしくはスポットオン(spot−on)製剤、懸濁液、ローション、軟膏、散布剤、スプレー、薬物が組み込まれた包帯材の形態で、または皮膚パッチを介して、局所的に投与され得る。例えば、式(I)の化合物は、ポリエチレングリコールまたは流動パラフィンの水性または油性エマルジョンからなるクリームに組み込まれ得るか、あるいは式(I)の化合物は、白蝋軟パラフィン基剤(white wax soft paraffin base)からなる軟膏に組み込まれ得るか、あるいはセルロースもしくはポリアクリレート誘導体または他の粘度改変剤を含むヒドロゲルとして組み込まれ得るか、あるいはブタン/プロパン、HFAまたはCFC噴霧剤とともに乾燥粉末または液体のスプレーもしくはエアロゾルとして組み込まれ得るか、あるいはチュールドレッシング(tulle dressing)として、白色軟パラフィンもしくはポリエチレングリコールを含浸させたガーゼドレッシングとともに、またはヒドロゲル、親水コロイド、アルギネートもしくはフィルムドレッシングとともに、薬物が組み込まれたドレッシングとして組み込まれ得る。式(I)の化合物は、適切な緩衝剤、粘度改変剤(例えば、セルロース誘導体)、保存剤(例えば、塩化ベンザルコニウム(BZK))および張度(tenicity)を調整する物質(例えば、塩化ナトリウム)を含む点眼剤として眼内にも投与され得る。そのような製剤化の手法は、当該分野で周知である。そのような製剤のすべてが、適切な安定剤および保存剤も含み得る。
獣医学的に使用する場合、化合物は、通常の獣医学的基準に従って、好適に許容可能な製剤として投与され得、獣医師が、特定の動物にとって最も適切であり得る投与レジメンおよび投与経路を決定する。
局所的に適用する場合、浸液、スプレー、パウダー、粉体、ポアオン、スポットオン、乳化可能な濃縮物、噴射液(jetting fluid)、シャンプー、首輪、タグまたはハーネスが使用され得る。そのような製剤は、標準的な獣医学および製薬学的な基準に従って、従来の様式で調製される。したがって、崩壊剤および/または結合剤(例えば、デンプン、ラクトース、タルクまたはステアリン酸マグネシウム)をさらに含む、カプセル、ボーラスまたは錠剤は、微粉化された好適な希釈剤または担体と活性成分を混合することによって調製され得る。ドレンチ(drench)製剤は、活性成分を分散剤または湿潤剤とともに水溶液に分散させることによって調製され得、注射可能な製剤は、滅菌された溶液またはエマルジョンの形態で調製され得る。ポアオンまたはスポットオン製剤は、イソプロパノールなどの揮発性成分を加えてまたは加えずに、許容可能な液体担体ビヒクル(例えば、ブチルジゴール、流動パラフィンまたは非揮発性エステル)に活性成分を溶解することによって調製され得る。
あるいは、ポアオン、スポットオンまたはスプレー製剤は、動物の表面上に活性な薬剤の残留物が放置されるように被包することによって、調製され得る。これらの製剤は、処置される宿主動物の種、感染の重症度およびタイプ、ならびに宿主のタイプおよび体重に応じて、活性な化合物の重量に関して変動し得る。式(I)の化合物を含む製剤は、特に、公知の方法による予防のために、継続的に投与され得る。
代替法として、動物用飼料との組み合わせが投与され得、この目的のために、通常の動物用飼料と混合するための濃縮された飼料添加物またはプレミックスが調製され得る。
ヒトにおいて使用する場合、式(I)の化合物は、通常の医療行為に従って、薬学的に許容可能な製剤として投与される。
細菌感染、特にClostridiumの感染の処置の当業者は、本明細書の以後に示される試験結果から式(I)の化合物の治療有効量を容易に決定し得る。通常、治療的に有効な用量は、処置される温血動物の体重について、約0.1mg/kg〜約20mg/kg体重、より好ましくは、約1mg/kg〜約10mg/kg体重であり得ることが企図される。治療的に有効な用量を2以上の分割量(sub−doses)の形態で、その日のうちに適切な間隔で投与することが適切である場合もある。
投与の正確な投与量および頻度は、使用される式(I)の特定の化合物、処置される特定の状態、処置される状態の重症度、特定の温血動物の齢、体重および全般的な健康状態、ならびにその温血動物が服用している可能性のある当業者に周知であるような他の医薬に依存する。さらに、前記有効1日量は、処置される動物の応答に応じて、および/または本発明の化合物を処方する医師もしくは獣医師の評価に応じて、減少または増加され得る。ゆえに、本明細書の上で述べられた有効1日量の範囲は、単なる指針である。
実験の部
「DMF」は、N,N−ジメチルホルムアミドと定義され、「CHCl」は、ジクロロメタンと定義され、「MeOH」は、メタノールと定義され、「EtOH」は、エタノールと定義され、「TEA」は、トリエチルアミンと定義され、「DPPA」は、ジフェニルリン酸アジド(phosphorazidic acid diphanyl ester)と定義され、「DBU」は、2,3,4,6,7,8,9,10−オクタヒドロ−ピリミド[1,2−a]アゼピンと定義され、「NaBH(OAc)」は、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムと定義され、「MgSO」は、硫酸マグネシウムと定義され、「POCl」は、リン酸トリクロリドと定義され、「NaSO」は、亜硫酸ナトリウムと定義され、「CHNH」は、メタンアミンと定義され、「NaHCO」は、炭酸水素ナトリウムと定義され、「CHCl」は、トリクロロメタンと定義され、「NaSO」は、硫酸ナトリウムと定義され、「NHOH」は、水酸化アンモニウムと定義され、「HSO」は、硫酸と定義され、「NCS」は、1−クロロ−2,5−ピロリジンジオンと定義され、「NaOH」は、水酸化ナトリウムと定義され、「THF」は、テトラヒドロフランと定義される。
いくつかの化合物については、Shanghai Precision and Scientific Instrument Co.Ltdから購入したWRS−2A融点測定装置を用いて融点(mp.)を測定した。0.2〜5.0℃/分の線形加熱速度で融点を測定した。報告される値は、融解範囲である。最高温度は、300℃だった。
H NMR
いくつかの化合物については、Bruker DPX−300またはBruker DPX−400分光計(それぞれ溶媒としてクロロホルム−d(重水素化クロロホルム,CDCl)またはDMSO−d(重水素化DMSO,ジメチル−d6スルホキシド)を使用し、300MHzおよび400MHzで操作する)において、標準的なパルスシーケンスを用いて、H NMRスペクトルを記録した。化学シフト(δ)は、内標準として使用したテトラメチルシラン(TMS)に対する百万分率(ppm)で報告される。
A.中間体の合成
実施例A.1
Figure 0005886285
ギ酸(81g)を、0℃においてTEA(1040mmol)に滴下した。10分間撹拌した後、反応混合物に6,8−ジブロモ−2,3−ジヒドロ−4H−1−ベンゾピラン−4−オン(261mmol)を加えた後、25℃において中間体(14)(0.5mmol)およびDMF(300ml)を加えた。加えた後、反応混合物を40℃で24時間撹拌した。薄層クロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=5/1)は、反応が完了したことを示した。0℃において水(1000ml)を加えることによって、反応混合物をクエンチした。得られた反応混合物を酢酸エチルで抽出した(3×1000ml)。有機相をブライン(500ml)で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮することにより、粗生成物を得た。その粗生成物をtert−ブチルメチルエーテルで洗浄することにより、78gの中間体(1)を得た。
Figure 0005886285
THF(2000ml)中の中間体(1)(253mmol)の撹拌溶液に、25℃においてDPPA(334mmol)を加えた。25℃で15分間撹拌した後、0℃でDBU(691mmol)を加えた。加えた後、反応混合物を室温で12時間撹拌した。薄層クロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10:1)は、出発物質が完全に消費されたことを示した。反応混合物を水(1000ml)で処理し、酢酸エチルで抽出した(3×1000ml)。有機相をブライン(1000ml)で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮することにより、粗生成物を得た。その粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=50/1)で精製することにより、60.3gの中間体(2)を得た。
Figure 0005886285
トリフェニルホスフィン(362mmol)を、25℃のHO(80ml)およびTHF(800ml)中の中間体(2)(181mmol)の混合物に加えた。加えた後、反応混合物を25℃で1時間撹拌した。薄層クロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=5/1)は、反応が完了したことを示した。その反応混合物を濃縮し、残渣を酢酸エチル(1000ml)とHO(1000ml)とに分割した。分離した後、水相を酢酸エチル(500ml)で抽出した。有機相をブライン(1000ml)で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮することにより、150gの中間体(3)を得た。
Figure 0005886285
NHOH(180ml)を、0℃のEtOH(1500ml)中の中間体(3)(181mmol)の溶液に加えた。得られた反応混合物を3時間、加熱還流した。薄層クロマトグラフィー(CHCl/MeOH=10/1)は、反応が完了したことを示した。その反応混合物を蒸発させることにより、EtOHを除去し、pH=2となるまで6N HClを加えることによって残渣を酸性化した。得られた混合物を濾過し、得られた固体を酢酸エチル(500ml)で洗浄することにより、40gの中間体(4)を得た。
実施例A.2
Figure 0005886285
2N NaOH水溶液(565mmol)中のN−[(1H−ピラゾール−3−イルアミノ)チオキソメチル]−カルバミン酸エチルエステル(514mmol)の混合物を15℃で3時間撹拌した。次いで、その混合物を2N HSOで酸性化した。沈殿物を濾過し、水(1000ml)およびtert−ブチルメチルエーテル(500ml)で洗浄した。得られた固体を真空下で乾燥することにより、生成物が白色固体としてもたらされ、78gの中間体(5)が得られた。
Figure 0005886285
EtOH(1600ml)中の中間体(5)(464mmol,1当量)の撹拌懸濁液に、2N NaOH水溶液(480ml,2当量)を滴下した後、0℃においてヨードメタン(511mmol,1.1当量)を滴下した。滴下した後、その混合物を15℃で2時間撹拌した。薄層クロマトグラフィー(CHCl/MeOH=10/1)は、反応が完了したことを示した。沈殿物を濾過し、次いで、水(800ml)に懸濁し、次いで、2N HSOで酸性化した。その懸濁液を0℃で5分間撹拌した。沈殿物を濾過し、冷水(900ml)で洗浄した。得られた固体を真空内で乾燥することにより、75gの中間体(6)を白色固体として得た。
Figure 0005886285
POCl(1500ml)中の中間体(6)(374mmol)とN,N−ジメチル−4−ピリジンアミン(1.31mmol)との混合物を、100℃で2時間、加熱還流した。室温に冷却した後、過剰量のPOClを真空下で除去し、得られた残渣を2時間乾燥した。粗生成物を、さらに精製することなく、次の工程のために直接使用した(240gの中間体(7)が得られた)。
Figure 0005886285
中間体(7)(374mmol)を乾燥CHCl(2000ml)に溶解し、次いで、N−メチル−ベンゼンアミン(285ml)およびTEA(355ml)を0℃で滴下した。10分間撹拌した後、混合物を室温まで温め、一晩撹拌した。薄層クロマトグラフィー(CHCl/MeOH=10/1)は、反応が完了したことを示した。その反応混合物を水(600ml)およびブライン(300ml)で洗浄した。有機層をMgSOで乾燥し、濾過し、濃縮することにより、粗生成物を得て、それをさらにEtOHで洗浄することにより、82gの中間体(8)を得た。
Figure 0005886285
CHCl(2000ml)中の中間体(8)(303mmol)の撹拌溶液に、0℃において3−クロロペルオキシ安息香酸(1059mmol)を少しずつ加えた。加えた後、反応混合物を0℃で1時間、次いで、15℃で2時間撹拌した。薄層クロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=5/1)は、反応が完了したことを示した。その反応混合物を、飽和NaSO水溶液で洗浄し(600mlで4回)、次いで、pH=7となるまで、飽和NaHCO水溶液を加えた。水層をCHCl(500ml)で抽出した。混和した有機相をブライン(800ml)で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮することにより、粗生成物を得た。粗生成物をtert−ブチルメチルエーテル(500mlで3回)で洗浄することにより、87gの中間体(9)を得た。
Figure 0005886285
CHCl(2000ml)中の中間体(9)(287mmol)の撹拌溶液に、3,3−ジエトキシ−1−プロパンアミン(474mmol)を0℃において少しずつ加えた。加えた後、反応混合物を0℃で1時間、次いで、15℃で2時間撹拌した。薄層クロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=5/1)は、反応が完了したことを示した。その反応混合物を飽和NaSO水溶液で洗浄し(600mlで4回)、次いで、pH=7となるまで飽和NaHCO水溶液を加えた。水層をCHCl(500ml)で抽出した。混和した有機相をブライン(800ml)で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮することにより、粗生成物を得た。その粗生成物をtert−ブチルメチルエーテル(3×500ml)で洗浄することにより、87gの中間体(10)(mp.100.8〜103.8℃)を得た。
Figure 0005886285
12N HCl(7.5ml)を、20℃未満でTHF(450ml)中の中間体(10)(81mmol)の溶液に加えた。5分間撹拌した後、反応混合物を20℃で1時間撹拌した。薄層クロマトグラフィー(CHCl/MeOH=20/1)は、反応が完了したことを示した。酢酸エチル(500ml)を加えた。反応混合物を30分間撹拌した。沈殿物を濾過し、酢酸エチルで洗浄し、真空内で乾燥することにより、32gの中間体(11)を得た。
実施例A.3
Figure 0005886285
2−プロパノール(21ml)中の、N−[(1S,2S)−2−アミノ−1,2−ジフェニルエチル]−4−メチル−ベンゼンスルホンアミド(2.13mmol)と、ジクロロ(p−シメン)ルテニウム(II)二量体(2.13mmol)と、TEA(0.6ml)との混合物を、80℃で1時間撹拌した。20℃まで冷却した後、有機溶液を真空下で濃縮した。得られた固体を水(10ml)で洗浄し、減圧下で(under reduce pressure)乾燥することにより、粗生成物を得て、それをさらにメタノールから再結晶化することにより、0.37gの生成物を鮮橙色の固体の中間体(14)として得た。
B.最終化合物の調製
実施例B.1
Figure 0005886285
TEA(210.6mmol)を、中間体(11)(81mmol)および中間体(4)(81mmol)の溶液に加えた。1時間撹拌した後、NaBH(OAc)(113mmol)を加えた。反応混合物を20℃で2時間撹拌した。薄層クロマトグラフィー(CHCl/MeOH=10/1)は、反応が完了したことを示した。その混合物を酢酸エチル(1000ml)で希釈し、さらに飽和NaHCO水溶液で洗浄した(2×500ml)。有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮することにより、55gの粗生成物の中間体(12)を無色の油状物として得て、それをさらに精製することなく次の工程で使用した。
Figure 0005886285
EtOH(100ml)中の中間体(12)(6mmol)の撹拌溶液に、5N NaOH(12ml)を0℃で滴下した。滴下した後、反応混合物を85℃で3時間、加熱還流した。薄層クロマトグラフィー(CHCl/MeOH=10/1)は、反応が完了したことを示した。EtOHを減圧下で除去して、残渣を飽和クエン酸水溶液でpH=7に中和した。その混合物を、水(50ml)および酢酸エチル(100ml)の溶液に加えた。沈殿物を濾過し、アセトニトリルで洗浄し(3×50ml)、真空内で乾燥することにより、1.8gの化合物(1)を得た。
同じ手順を用いて、中間体(11)を(R)−6,8−ジクロロ−クロマン−4−イルアミンと反応させることによって、化合物(5)を調製した。
化合物(1)を調製するための代替方法が下記に示される。
Figure 0005886285
実施例B.2
Figure 0005886285
ジオキサン中の4M HCl(30ml)を、MeOH(10ml)中の化合物(1)(3.6mmol)の溶液に20℃において加えた。その混合物を20℃で3時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残渣を真空内で乾燥することにより、1.62gの化合物(2)(mp.:234.6〜235.6℃)を得た。旋光度:[α]589 20=+10.67,8.77mg/ml,メタノール。
H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm1.86−2.07(m,2H)2.14−2.28(m,1H)2.30−2.44(m,1H)3.04(br.s.,1H)3.17(br.s.,1H)3.36−3.43(m,2H)4.34−4.43(m,1H)4.43−4.52(m,1H)4.52−4.60(m,1H)5.88(d,J=2.0Hz,1H)7.11(t,J=5.4Hz,1H)7.78(d,J=1.6Hz,1H)7.81−7.89(m,2H)9.21(br.s.,1H)9.32(br.s.,1H)
実施例B.3
Figure 0005886285
DMF(300ml)中の中間体(12)(10.2mmol)の溶液を80℃で5分間撹拌した。その混合物に窒素雰囲気下でNCS(20.4mmol)を加え、その反応物を3時間撹拌した。次いで、DMFを減圧下で除去した。残渣をtert−ブチルメチルエーテルで洗浄し(3×50ml)、濾過した。固体を減圧下で乾燥することにより、2.8gの中間体(13)を得た。
Figure 0005886285
中間体(13)(0.97mmol)およびTHF中の2M CHNH(5ml)を無水EtOH(5ml)に20℃において加えた。その混合物をマイクロ波の下、150℃で4時間撹拌した。EtOHを減圧下で除去した。残渣を分取高速液体クロマトグラフィー(カラム:YMC,250×20mm,移動相:20〜50%CHCN(0.075%v/vCFCOOH),流速:25ml/分,終了時間:15分)で精製した。所望の画分を回収し、蒸発させた。その水溶液をpH=7に中和し、濃縮した。固体を濾過し、水(3×30ml)で洗浄することにより、0.065gの化合物(3)(mp.:108.8〜118.6℃)を得た。
実施例B.4
Figure 0005886285
中間体(13)(0.97mmol)とMeOH中の2M NH(10ml)との混合物をマイクロ波の下、125℃で3時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮した。残渣を分取高速液体クロマトグラフィー(カラム:YMC,250×20mm,移動相:30〜60%CHCN(0.075%v/vCFCOOH),流速:25ml/分,終了時間:15分)で精製した。所望の画分を回収し、蒸発させた。その水溶液をpH=7に中和し、濃縮した。得られた固体を濾過し、さらに水で洗浄した(3×30ml)。生成物を高真空下で乾燥することにより、0.09gの化合物(4)(mp.:78.7〜94.1℃)を得た。
表1に、上記の実施例のうちの1つに従って調製された化合物を列挙する。
表1:
Figure 0005886285
C.分析の部
C.1.LC−MSの一般的手順A
一般的手順A
下記のそれぞれの方法において特定される、ポンプ、ダイオードアレイ検出器(DAD)(使用波長220nm)、カラムヒーターおよびカラムを備えるAgilent1100モジュールを用いて、HPLC測定を行った。カラムからの流出物をAgilent MSD Series G1946CおよびG1956Aに分配した。MS検出器には、API−ESが取り付けられていた(大気圧エレクトロスプレーイオン化)。100から1000までスキャンすることによって、質量スペクトルを取得した。キャピラリーニードルの電圧は、陽イオン化モードでは2500Vとし、陰イオン化モードでは3000Vとした。フラグメンテーション電圧は、50Vとした。乾燥ガス温度は、10l/分の流速で350℃に維持した。
方法1
一般的手順Aに加えて:YMC−Pack ODS−AQ,50×2.0mm 5μmカラムにおいて、0.8ml/分の流速で逆相HPLCを行った。2つの移動相(移動相A:0.1%TFAを含む水;移動相B:0.05%TFAを含むアセトニトリル)を使用した。まず、100%Aを1分間保持した。次いで、4分間にわたって40%Aおよび60%Bまでグラジエントを適用し、2.5分間保持した。2μlという代表的な注入体積を使用した。オーブン温度は、50℃だった(MS極性:正)。
方法2
一般的手順Aに加えて:YMC−Pack ODS−AQ,50×2.0mm 5μmカラムにおいて、0.8ml/分の流速で逆相HPLCを行った。2つの移動相(移動相A:0.1%TFAを含む水;移動相B:0.05%TFAを含むアセトニトリル)を使用した。まず、90%Aおよび10%Bを、0.8分間保持した。次いで、3.7分間にわたって20%Aおよび80%Bまでグラジエントを適用し、3分間保持した。2μlという代表的な注入体積を使用した。オーブン温度は、50℃だった(MS極性:正)。
表2:分析データ−保持時間(Rt、単位は分)、(MH)ピーク(遊離塩基の)、LC−MS手順および融点(m.p.は融点と定義される)。
Figure 0005886285
D.薬理学的実施例
D.1.1 C.perfringensに対して化合物を試験するためのインビトロ法
滅菌された平底96ウェルプラスチックマイクロタイタープレートを、100μlのブレインハートインフュージョンブロス培地で満たした。続いて、細菌の成長に対する効果を評価するために、化合物の原液(100×最終試験濃度)を一連のウェルに2μlの体積で加えた。接種材料を含むおよび含まない無処理のコントロールサンプルを、各マイクロタイタープレートに含めた。100μlの体積のブレインハートインヒュージョンブロス培地における1ウェルあたりおよそ50000CFUのClostridium perfringens(株56)を上記ウェルに加えた。その培養物を嫌気ジャーにおいて37℃で24時間インキュベートした。コンピュータ制御された分光光度計(Envision)において、540nmの波長における光学濃度(OD)を読んだ。化合物によってもたらされた成長阻害パーセンテージを、標準的な方法に従って算出し、細菌の成長に対する90%阻害濃度を定義するIC90(μg/ml)として表した。
D.1.2.C.difficile株に対する抗細菌活性について化合物を試験するためのインビトロ法
滅菌された平底96ウェルプラスチックマイクロタイタープレートを、100μlのReinforced Clostridialブロス培地で満たした。続いて、細菌の成長に対する効果を評価するために、化合物の原液(100×最終試験濃度)を一連のウェルに2μlの体積で加えた。接種材料を含むおよび含まない無処理のコントロールサンプルを、各マイクロタイタープレートに含めた。Reinforced Clostridialブロス培地中の100μlの体積における1ウェルあたりおよそ50000CFUのClostridium difficile(ATCC9689)を、上記ウェルに加えた。その培養物を嫌気ジャーにおいて37℃で48時間インキュベートした。コンピュータ制御された分光光度計(Thermomax)において、570nmの波長におけるODを読んだ。化合物によってもたらされた成長阻害パーセンテージを、標準的な方法に従って算出し、細菌の成長に対する90%阻害濃度を定義するIC90(μg/ml)として表した。
D.1.1およびD.1.2の結果:
REP3123は、C.perfringensとC.difficileの両方に対して良好な活性(それぞれ0.25および0.5〜1μg/mlというIC90を示す)を示した。本発明の化合物(2)は、C.perfringensとC.difficileの両方に対して良好な活性(それぞれ0.5および2μg/mlというIC90を示す)を示した。
D.1.3.いくつかの細菌に対して化合物を試験するためのインビトロ法
滅菌された平底96ウェルプラスチックマイクロタイタープレートを、100μlのブロス培地で満たした。続いて、細菌の成長に対する影響を評価するために、化合物の原液(100×最終試験濃度)を一連のウェルに2μlの体積で加えた。接種材料を含むおよび含まない無処理のコントロールサンプルを、各マイクロタイタープレートに含めた。100μlのブロス培地の体積における1ウェルあたりおよそ50000CFUの細菌を上記ウェルに加えた。そのプレートを37℃でインキュベートした。最低阻害濃度を、目に見える成長のない最高濃度と判定し、細菌の成長に対する90%阻害濃度を定義するIC90(μg/ml)として表した。
培地およびインキュベート条件:
Staphylococcus aureus、メチシリン耐性Staphylococcus aureus、Staphylococcus epidermidis、Bacillus subtilis、Escherichia coli、Pseudomonas aeruginosa、Klebsiella pneumoniae、Listeria monocytogenes:Mueller Hinton培地;好気条件での20〜24時間にわたるインキュベート。
Enterococcus faecalis、Streptococcus pneumonia:Todd Hewitt培地;5%COでの20〜24時間にわたるインキュベート。
Mycobacterium smegmatis:Mueller Hinton培地;好気条件での48時間にわたるインキュベート。
Acinetobacter baumanii:栄養ブロス;好気条件での20〜24時間にわたるインキュベート。
Moraxella catarrhalis:ブレインハートインフュージョン培地;好気条件での20〜24時間にわたるインキュベート。
D.1.3の結果:
REP3123と本発明の化合物(2)の両方ともが、グラム陰性菌に対していかなる活性も示さなかった。REP3123のIC90は、E.coli、K.pneumoniae、M.cattarhalis、P.aeruginosaおよびA.baumaniiに対してそれぞれ>32、>64、16、>78および>64μg/mlだった。本発明の化合物(2)のIC90は、E.coli、K.pneumoniae、M.cattarhalis、P.aeruginosaおよびA.baumaniiに対してそれぞれ>31、>64、16、>75および>64μg/mlだった。
REP3123は、試験されたすべてのグラム陽性菌に対して良好な活性を示した。REP3123のIC90は、S.aureus、メチシリン耐性S.aureus、S.epidermidis、E.faecalis、S.pneumonia、B.subtilisおよびL.monocytogenesに対してそれぞれ<0.25、<0.25、<0.25、<0.25、1、0.12および0.12μg/mlだった。本発明の化合物(2)は、E.faecalisおよびL.monocytogenesを除く試験されたすべてのグラム陽性菌に対して有効でなかった。しかしながら、これらの2つの微生物に対する本発明の化合物(2)の活性は、REP3123のそれよりもかなり低かった。本発明の化合物(2)のIC90は、S.aureus、メチシリン耐性S.aureus、S.epidermidis、E.faecalis、S.pneumonia、B.subtilisおよびL.monocytogenesに対してそれぞれ8〜15、7〜13、15、1.5、>31、4および2μg/mlだった。
REP3123と本発明の化合物(2)の両方ともが、Mycobacterium smegmatisに対していかなる活性も示さなかった。M.smegmatisに対するREP3123および本発明の化合物(2)のIC90は、それぞれ6〜8および>31μg/mlだった。
表3:グラム陽性菌に対するREP3123および化合物(2)の抗菌活性
Figure 0005886285
REP3123と本発明の化合物(2)との比較から、化合物(2)の狭域活性と比較してグラム陽性菌に対するREP3123の広域活性が明確に実証される。

Claims (10)

  1. 任意の立体化学的異性体の形態および互変異性体を含む式(I)の化合物
    Figure 0005886285
    [式中、
    およびRは、各々独立して、水素、ハロ、ヒドロキシ、C1−6アルキル、ポリハロC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシまたはポリハロC1−6アルキルオキシから選択され;
    は、ヒドロキシ、アミノ、モノ−またはジ(C1−4アルキル)アミノであり;
    は、水素またはC1−4アルキルであり;
    Xは、窒素またはCRであり、ここで、Rは、水素、ハロまたはC1−4アルキルであるが;
    ただし、Rがヒドロキシであるとき、Xは、CHであり、かつRは、水素である]
    もしくはその薬学的に許容可能な酸付加塩またはそれらの溶媒和化合物。
  2. クロマニル部分の4位において(R)−配置を有する、請求項1に記載の化合物もしくはその薬学的に許容可能な酸付加塩またはそれらの溶媒和化合物。
  3. およびRが、各々ハロである、請求項1もしくは請求項2に記載の化合物もしくはその薬学的に許容可能な酸付加塩またはそれらの溶媒和化合物。
  4. およびRが、各々ブロモであり、クロマニル部分の6位および8位に位置する、請求項1に記載の化合物もしくはその薬学的に許容可能な酸付加塩またはそれらの溶媒和化合物。
  5. およびRが、各々ブロモであり、クロマニル部分の6位および8位に位置し、Rが、ヒドロキシである、請求項1もしくは請求項3に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な酸付加塩あるいはそれらの溶媒和化合物。
  6. 前記化合物が:
    Figure 0005886285
    または
    Figure 0005886285
    である、請求項1に記載の化合物。
  7. 薬学的に許容可能な担体、および治療的に活性な量の請求項1〜6のいずれかに記載の化合物もしくはその薬学的に許容可能な酸付加塩またはそれらの溶媒和化合物を含む、医薬組成物。
  8. 細菌感染の処置において使用するための、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物もしくはその薬学的に許容可能な酸付加塩またはそれらの溶媒和化合物。
  9. 前記細菌感染が、Clostridiumによる感染である、請求項8に記載の化合物もしくはその薬学的に許容可能な酸付加塩またはそれらの溶媒和化合物。
  10. 温血被験体における細菌感染を処置する医薬の製造のための、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物もしくはその薬学的に許容可能な酸付加塩またはそれらの溶媒和化合物の使用。
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