JP5885160B2 - 環状ウレタンの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、環状ウレタンを製造する方法に関する。
近年、二酸化炭素(CO)を有用な化合物に変換し、化学製品や燃料として利用することが注目されている。二酸化炭素は、工場等の排気ガス等から回収できるので、二酸化炭素を利用すれば、炭素資源の循環利用が可能となる。また、二酸化炭素は、低毒性・不燃性であり、イソシアネート、ホスゲン等のような毒性の高い有機試薬の代わりに用いることが可能であることも知られている。そのため、高効率な二酸化炭素の固定化が可能になると、環境負荷の低い有機合成プロセスが実現する。
二酸化炭素を固定化する反応としては、医薬、農薬等の合成中間体として有用なウレタン、ウレア等の合成に広く用いられている。
このうち、ウレタンの製造方法としては、アミン及び二酸化炭素を反応させて鎖状ウレタンを製造する方法、アミノアルコール及び二酸化炭素を反応させて環状ウレタンを製造する方法等が知られている。
非特許文献1には、塩化ベンジル等のハロゲン化アルキル、炭酸セシウム、及び、テトラブチルアンモニウムヨーダイドの存在下、アミン及び二酸化炭素を反応させて鎖状ウレタンを製造する方法が開示されている。
非特許文献2には、アルカリ金属の炭酸塩、フッ化物、酢酸塩等の触媒の存在下、高圧条件で、アミン及び二酸化炭素を反応させて鎖状ウレタンを製造する方法が開示されている。
非特許文献3には、トリn−ブチルホスフィン等の有機リン化合物、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン等の塩基、及び、ジベンジルアゾジカルボキシレート等のジアルキルアゾジカルボキシレートの存在下、アミノアルコール及び二酸化炭素を反応させて環状ウレタンを製造する方法が開示されている。
非特許文献4及び5には、塩化トシル、及び、電気的に発生させた塩基の存在下、アミノアルコール及び二酸化炭素を反応させて環状ウレタンを製造する方法が開示されている。
非特許文献6には、トリフェニルアンチモンオキサイド等の有機アンチモン化合物の存在下、高圧条件で、アミノアルコール及び二酸化炭素を反応させて環状ウレタンを製造する方法が開示されている。
非特許文献7には、高圧条件で、メタノール中、アミノアルコール及び二酸化炭素を反応させて環状ウレタンを製造する方法が開示されている。
また、非特許文献8には、ブチル−3−メチルイミダゾリウムブロミド等のイオン性流体、及び、炭酸カリウム等のアルカリ金属塩の存在下、高圧条件で、アミノアルコール及び二酸化炭素を反応させて環状ウレタンを製造する方法が開示されている。
J. Org. Chem. 66(2007) 1035 Green Chem. 10(2008) 111 Org. Lett. 17(2004) 2885 J. Org. Chem. 65(2000) 4759 Tetrahedron Lett. 43(2002) 5863 Ind. Eng. Chem. Prod. Res. Dev. 24(1985) 239 Green Chem. 5(2003) 340 Int. J. Mol. Sci. 7(2006) 438
上記のように、有機塩素化合物、有機金属化合物等を触媒として用いる場合には、反応を、例えば、高圧条件とすることが必要となり、また、触媒に由来する副生物の廃棄方法に係る問題が発生することがある。例えば、有機塩素化合物の環境に対する悪影響は、大きな問題となっており、環境に有害な化合物を用いない又は生じない化学反応を、穏和な条件で進めることが求められている。
本発明の目的は、圧力等を穏和な条件に設定して環状ウレタンを効率よく製造する方法を提供することである。
本発明は、極性を有する有機溶媒を含む反応系において、フッ素原子を含むアニオンを有する含フッ素化合物の存在下、アミノアルコールと、二酸化炭素とを反応させる工程を備える環状ウレタンを製造する方法であって、
上記含フッ素化合物が、下記一般式(1)で表される化合物、下記一般式(2)で表される化合物、及び、アルカリ金属イオンと、フッ化物イオンとからなる塩から選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする。
[R 11 N] ・F (1)
(式中、R 11 は、互いに独立して、炭素原子数1〜20の炭化水素基である)
[R 13 N] ・[R 15 m−n+1 MF (2)
(式中、R 13 は、互いに独立して、炭素原子数1〜20の炭化水素基であり、R 15 は、互いに独立して、炭素原子数1〜20の炭化水素基、炭素原子数1〜20のアルコキシ基、塩素原子、又は、ヨウ素原子であり、Mは、珪素原子、錫原子、リン原子、ホウ素原子又は硫黄原子であり、mはM原子の価電子の数であり、nは1〜5の整数である)
本発明に係る反応スキームは、下記に示され、下記一般式(1A)又は(1B)で表されるアミノアルコールは、それぞれ、下記一般式(3A)又は(3B)で表される環状ウレタンに変換される。
Figure 0005885160
(式中、nは1〜3の整数であり、R、R、R及びRは、互いに独立して、水素原子、炭素原子数1〜20の置換若しくは非置換の炭化水素基;カルボニル基;アルコキシメチル基、アリールオキシメチル基、アルキルアミノメチル基、アリールアミノメチル基、アリールチオメチル基若しくはアルキルチオメチル基又はこれらの誘導体基である。Rは、窒素原子から2つ目の炭素原子に結合する1つのRと結合して2価の有機基を形成していてもよい。)
Figure 0005885160
(式中、sは1〜10の整数であり、Rは、互いに独立して、水素原子、炭素原子数1〜10の置換若しくは非置換の炭化水素基、カルボニル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、アリールチオ基、又は、アルキルチオ基である。)
本発明によれば、含フッ素化合物を触媒として作用させて、0.5〜10atmといった穏和な条件下でアミノアルコールを二酸化炭素と反応させ、環状ウレタンを効率よく製造することができる。また、反応後、含フッ素化合物が失活しにくいことから、反応系を繰り返し使用することができる。従って、本発明の方法は、簡便であり、経済的である。
本発明は、極性を有する有機溶媒を含む反応系において、フッ素原子を含むアニオンを有する含フッ素化合物の存在下、アミノアルコールと、二酸化炭素とを反応させる工程(以下、「反応工程」という。)を備える環状ウレタンの製造方法である。
本発明において、反応工程の後、更に、環状ウレタンを回収する工程、環状ウレタンを精製する工程等を備えることができる。
上記反応工程で用いられるアミノアルコールは、下記一般式(1A)及び(1B)で表される。本発明では、光学異性体を有するアミノアルコールを反応原料として用いることができる。
Figure 0005885160
(一般式(1A)において、nは1〜3の整数であり、R、R、R及びRは、互いに独立して、水素原子、炭素原子数1〜20の置換若しくは非置換の炭化水素基;カルボニル基;アルコキシメチル基、アリールオキシメチル基、アルキルアミノメチル基、アリールアミノメチル基、アリールチオメチル基若しくはアルキルチオメチル基又はこれらの誘導体基である。Rは、窒素原子から2つ目の炭素原子に結合する1つのRと結合して2価の有機基を形成していてもよい。一般式(1B)において、sは1〜10の整数であり、Rは、互いに独立して、水素原子、炭素原子数1〜10の置換若しくは非置換の炭化水素基、カルボニル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、アリールチオ基、又は、アルキルチオ基である。)
上記一般式(1A)において、R、R、R及びRが、炭素原子数1〜20の、置換された炭化水素基である場合、炭素原子数1〜20の炭化水素基における水素原子の1つ又は2以上が、他の原子又は官能基に置換された有機基であることを意味する。他の原子としては、ハロゲン原子、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ケイ素原子、リン原子等が挙げられる。また、官能基としては、アルコキシ基、カルボニル基、カルボキシル基、メルカプト基、スルホニル基、アミノ基等が挙げられる。
本発明において、上記一般式(1A)で表されるアミノアルコールとして好ましい化合物は、上記一般式(1A)においてn=1の化合物、及び、n=2の化合物であり、以下に、それぞれ、一般式(1A−1)及び(1A−2)で表される。
Figure 0005885160
(式中、R、R、R、R、R、R及びRは、互いに独立して、水素原子、炭素原子数1〜20の置換若しくは非置換の炭化水素基;カルボニル基;アルコキシメチル基、アリールオキシメチル基、アルキルアミノメチル基、アリールアミノメチル基、アリールチオメチル基若しくはアルキルチオメチル基又はこれらの誘導体基である。R及びRは、互いに結合して、2価の有機基を形成していてもよい。)
上記一般式(1A)で表されるアミノアルコールとしては、2−アミノエタノール、2−アミノプロパノール、3−アミノプロパノール、2−アミノブタノール、1−アミノ−2−プロパノール、3−アミノ−1−プロパノール、2−アミノ−3−メチル−1−ブタノール、2−アミノ−1−ブタノール、2−アミノ−3−メチル−1−ペンタノール、2−アミノ−4−メチル−1−ペンタノール、2−アミノ−3,3−ジメチル−1−ブタノール、2−アミノシクロヘキサノール、2−アミノ−3−フェニル−1−プロパノール、2−フェニル−2−アミノエタノール、1−フェニル−2−アミノエタノール、2,2−ジフェニル−2−アミノエタノール、1,2−ジフェニル−2−アミノエタノール、1,1−ジフェニル−2−アミノエタノール、2−アミノフェノール、N−メチルエタノールアミン等が挙げられる。
一方、上記一般式(1B)において、Rが、炭素原子数1〜10の、置換された炭化水素基である場合、炭素原子数1〜10の炭化水素基における水素原子の1つ又は2以上が、他の原子又は官能基に置換された有機基であることを意味する。他の原子としては、ハロゲン原子、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ケイ素原子、リン原子等が挙げられる。また、官能基としては、アルコキシ基、カルボニル基、カルボキシル基、メルカプト基、スルホニル基、アミノ基等が挙げられる。
また、sは、好ましくは1〜8である。
上記一般式(1B)で表されるアミノアルコールとしては、2−ピロリジンメタノール、2−ピペリジンメタノール、azepan−2−yl methanol、azocan−2−yl methanol、azonan−2−yl methanol、azecan−2−yl methanol、azacycloindecan−2−yl methanol等が挙げられる。
上記反応工程においては、フッ素原子を含むアニオンを有する、特定の含フッ素化合物(後述)が触媒として用いられる。この含フッ素化合物は、好ましくは、フッ素イオン、又は、フッ素原子を含む陰イオン性の原子団と、陽イオン、又は、陽イオン性の原子団とからなる化合物であり、例えば、下記一般式で表される。
・M・F
(式中、M は、アルカリ金属イオン又はアンモニウムイオンであり、Mは、2族〜16族の元素であり、Xは、炭化水素基、アルコキシ基、塩素原子、臭素原子、又は、ヨウ素原子である)
上記含フッ素化合物としては、具体的には、アルカリ金属イオンと、フッ化物イオンとからなる塩(以下、「フッ化物」という)、下記一般式(1)で表される含フッ素化合物(以下、「フッ化物(1)」という)、又は、下記一般式(2)で表される含フッ素化合物(以下、「含フッ素化合物(2)」という)である。これらの化合物は、1種のみ用いてよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
[R11 N]・F (1)
(式中、R11は、互いに独立して、炭素原子数1〜20の炭化水素基である)
[R13 N]・[R15 m−n+1MF (2)
(式中、R13は、互いに独立して、炭素原子数1〜20の炭化水素基であり、R15は、互いに独立して、炭素原子数1〜20の炭化水素基、炭素原子数1〜20のアルコキシ基、塩素原子、又は、ヨウ素原子であり、Mは、珪素原子、錫原子、リン原子、ホウ素原子又は硫黄原子であり、mはM原子の価電子の数であり、nは1〜5の整数である)
上記フッ化物としては、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化セシウム等が挙げられる。これらのうち、フッ化カリウム及びフッ化セシウムが好ましい。
上記フッ化物(1)としては、テトラメチルアンモニウムフルオライド、テトラエチルアンモニウムフルオライド、テトラブチルアンモニウムフルオライド、テトラオクチルアンモニウムフルオライド、トリメチルエチルアンモニウムフルオライド、メチルトリオクチルアンモニウムフルオライド、エチルトリオクチルアンモニウムフルオライド、メチルトリデシルアンモニウムフルオライド、メチルトリドデシルアンモニウムフルオライド、ベンジルトリメチルアンモニウムフルオライド、ベンジルトリブチルアンモニウムフルオライド、ベンジルトリオクチルアンモニウムフルオライド、ベンジルトリドデシルアンモニウムフルオライド等が挙げられる。これらのうち、テトラブチルアンモニウムフルオライド、テトラオクチルアンモニウムフルオライド及びベンジルトリオクチルアンモニウムフルオライドが好ましい。
上記含フッ素化合物(2)としては、テトラブチルアンモニウムジフルオロトリフェニルシリケート、テトラブチルアンモニウムジフルオロトリフェニルスタネート、テトラブチルアンモニウムヘキサフルオロホスフェート、テトラエチルアンモニウムヘキサフルオロホスフェート、テトラメチルアンモニウムヘキサフルオロホスフェート、テトラブチルアンモニウムテトラフルオロボーレート、テトラエチルアンモニウムテトラフルオロボーレート、テトラメチルアンモニウムテトラフルオロボーレート、テトラブチルアンモニウムトリフルオロトリメチルケイ酸トリス(ジメチルアミノ)スルフォニウム〔テトラブチルアンモニウムフルオライド(TBAF)及びジフルオロトリメチルケイ酸トリス(ジメチルアミノ)スルフォニウム(TASF)の1:1混合物〕等が挙げられる。これらのうち、テトラブチルアンモニウムジフルオロトリフェニルシリケート及びテトラブチルアンモニウムジフルオロトリフェニルスタネートが好ましい。
上記含フッ素化合物の使用量は、触媒反応としてより実用的であることから、上記アミノアルコール1モルに対して、好ましくは0.001〜0.5モル、より好ましくは0.005〜0.3モル、更に好ましくは0.01〜0.15モルである。
本発明において、上記含フッ素化合物が、フッ化物、即ち、アルカリ金属イオンと、フッ化物イオンとからなる塩である場合、上記アルカリ金属イオンと錯形成することのできる極性有機分子からなるキレート化剤を、反応系に添加することが好ましい。これにより、環状ウレタンの生成効率を向上させることができる。
上記キレート化剤としては、環状ポリエーテル、環状ポリチオエーテル、環状アザエーテル等が好ましい。上記キレート化剤は、1種のみ用いてよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記環状ポリエーテルとしては、12−クラウン−4−エーテル(1,4,7,10−テトラオキサシクロドデカン)、15−クラウン−5−エーテル(1,4,7,10,13−ペンタオキサシクロペンタデカン)、18−クラウン−6−エーテル(1,4,7,10,13,16−ヘキサオキサシクロオクタデカン)、21−クラウン−7−エーテル(1,4,7,10,13,16,19−ヘプタオキサシクロヘンエイコサデカン)、24−クラウン−8−エーテル(1,4,7,10,13,16,19,22−オクタオキサシクロテトラエイコサデカン)等が挙げられる。
上記環状ポリチオエーテルは、上記の環状ポリエーテルの酸素原子の一部又は全部を硫黄原子で置き換えた化合物であり、12−チアクラウン−4−エーテル、15−チアクラウン−5−エーテル、18−チアクラウン−6−エーテル、1−チア−15−クラウン−5−エーテル、1−チア−18−クラウン−6−エーテル、1,4,8,11−テトラチアシクロテトラデカン等が挙げられる。
上記環状アザエーテルは、上記の環状ポリエーテルの酸素原子の一部又は全部を窒素原子で置き換えた化合物であり、1−アザ−15−クラウン−5−エーテル、1−アザ−18−クラウン−6−エーテル、4,10−ジアザ−12−クラウン−4−エーテル、4,10−ジアザ−15−クラウン−5−エーテル、4,13−ジアザ−18−クラウン−6−エーテル、N,N’−ジベンジル−4,13−ジアザ−18−クラウン−6−エーテル等が挙げられる。
上記キレート化剤の使用量は、触媒反応としてより実用的であることから、上記フッ化物1モルに対して、好ましくは0.0001〜0.5モル、より好ましくは0.001〜0.3モル、更に好ましくは0.01〜0.1モルである。
また、本発明において、上記含フッ素化合物が、含フッ素化合物(2)である場合、セシウムイオンと、塩素イオン、臭素イオン又はヨウ素イオンとからなるセシウム化合物を、反応系に添加することが好ましい。これにより、環状ウレタンの生成効率を向上させることができる。
上記キレート化剤の使用量は、触媒反応としてより実用的であることから、上記含フッ素化合物(2)1モルに対して、好ましくは0.001〜0.5モル、より好ましくは0.005〜0.3モル、更に好ましくは0.01〜0.15モルである。
上記反応工程においては、極性溶媒が反応溶媒として用いられる。上記極性溶媒は、双極子モーメントが好ましくは3.60以上、より好ましくは4.00以上の有機溶媒である。
上記極性溶媒としては、ジメチルスルホキシド、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン等が挙げられる。これらのうち、環状ウレタンが高収率で得られることから、ジメチルスルホキシドが特に好ましい。
上記反応工程において、アミノアルコールと、二酸化炭素との反応を円滑に進めるために、例えば、凍結脱気法等により、予め、反応系の脱酸素処理を施すことができる。
上記反応工程において、上記含フッ素化合物の存在下、アミノアルコール及び二酸化炭素は、容易に反応するため、二酸化炭素の圧力条件は、特に限定されず、常圧条件及び高圧条件のいずれにおいても、環状ウレタンの製造を進めることができる。本発明においては、好ましくは0.5〜30atm、より好ましくは1〜10atmといった穏和な条件下で高収率を得ることができる。
また、反応温度は、アミノアルコールの種類により、適宜、選択されるが、好ましくは60℃〜200℃、より好ましくは100℃〜160℃である。
上記反応工程において、アミノアルコールとして、上記一般式(1A−1)で示した化合物を用いた場合、下記一般式(3A−1)で表される環状ウレタンを得ることができる。
Figure 0005885160
尚、上記アミノアルコールが、上記一般式(1A−1)において、R及びRが、互いに結合して、2価の有機基を形成している化合物である場合、得られる環状ウレタンの構造は、例えば、下記一般式(3A−1a)〜(3A−1c)で表される化合物である。
Figure 0005885160
また、アミノアルコールとして、上記一般式(1A−2)で示した化合物を用いた場合、下記一般式(3A−2)で表される環状ウレタンを得ることができる
Figure 0005885160
上記反応工程により得られた反応液には、通常、生成した環状ウレタン、未反応のアミノアルコール、特定化合物及び水が含まれる。環状ウレタンを単離する場合には、上記反応液を、従来、公知の、濾過、蒸留等を含む、回収工程又は精製工程に供すればよい。また、反応液に含まれる特定化合物は、再利用が可能であるので、環状ウレタンを連続的に製造する場合には、同じ反応系を利用することができる。
本発明の製造方法によれば、上記一般式(3A)又は(3B)で表される環状ウレタンの収率は、好ましい態様において、好ましくは25%以上、より好ましくは45%以上、更に好ましくは65%以上とすることができる。尚、上記「収率」とは、反応原料として用いたアミノアルコールのモル量に基づき算出される値である。
以下、本発明について、実施例を挙げて具体的に説明する。本発明は、これらの実施例に何ら制約されない。
実施例1(フッ化物を用いた例)
減圧乾燥させ、窒素ガスで置換したシュレンク容器に、撹拌子、フッ化セシウム(15mg、0.10mmol)、重ジメチルスルホキシド(1.0mL)及びD−バリノール(0.11mL、1.0mmol)を収容し、凍結脱気を行った。次いで、このシュレンク容器に、0.10MPaの二酸化炭素ガスを加えて、攪拌下、150℃で12時間反応させ、(R)−4−イソプロピル−2−オキサゾリジノンを得た。反応終了後、標準物質として1,1,1,2−テトラクロロエタンを加え、重ジメチルスルホキシド溶媒を用いてH NMR測定を行い、収率83%を得た。
Figure 0005885160
実施例2(フッ化物を用いた例)
減圧乾燥させ、窒素ガスで置換したシュレンク容器に、撹拌子、フッ化カリウム(5.8mg、0.10mmol)、18−クラウン−6−エーテル(26mg、0.10mmol)、重ジメチルスルホキシド(1.0mL)及びD−バリノール(0.11mL、1.0mmol)を収容し、凍結脱気を行った。次いで、このシュレンク容器に、0.10MPaの二酸化炭素ガスを加えて、攪拌下、150℃で12時間反応させ、(R)−4−イソプロピル−2−オキサゾリジノンを得た。H NMR測定による収率は68%であった。
Figure 0005885160
比較例1
フッ化セシウムに代えて、塩化セシウム(17mg、0.10mmol)を用いた以外は、実施例1と同様にして、(R)−4−イソプロピル−2−オキサゾリジノンを得た。H NMR測定による収率は4%であった。
比較例2
フッ化セシウムに代えて、臭化セシウム(21mg、0.10mmol)を用いた以外は、実施例1と同様にして、(R)−4−イソプロピル−2−オキサゾリジノンを得た。H NMR測定による収率は3%であった。
比較例3
フッ化セシウムに代えて、ヨウ化セシウム(26mg、0.10mmol)を用いた以外は、実施例1と同様にして、(R)−4−イソプロピル−2−オキサゾリジノンを得た。H NMR測定による収率は3%であった。
比較例4
重ジメチルスルホキシドに代えて、トルエンを用いた以外は、実施例1と同様にして合成を試みたが、(R)−4−イソプロピル−2−オキサゾリジノンを得ることができなかった。
実施例3(フッ化物(1)を用いた例)
フッ化セシウムに代えて、テトラn−ブチルアンモニウムフルオライドを用いた以外は、実施例1と同様にして、(R)−4−イソプロピル−2−オキサゾリジノンを得た。H NMR測定による収率は84%であった。
実施例4(フッ化物(1)を用いた例)
フッ化セシウムに代えて、テトラメチルアンモニウムフルオライドを用いた以外は、実施例1と同様にして、(R)−4−イソプロピル−2−オキサゾリジノンを得た。H NMR測定による収率は54%であった。
比較例5
重ジメチルスルホキシドに代えて、トルエンを用いた以外は、実施例3と同様にして、(R)−4−イソプロピル−2−オキサゾリジノンを得た。H NMR測定による収率は4%であった。
実施例5(含フッ素化合物(2)を用いた例)
フッ化セシウムに代えて、以下に示す、テトラn−ブチルアンモニウムジフルオロトリフェニルスタネート(63mg、0.10mmol)を用いた以外は、実施例1と同様にして、(R)−4−イソプロピル−2−オキサゾリジノンを得た。H NMR測定による収率は36%であった。
Figure 0005885160
実施例6(含フッ素化合物(2)を用いた例)
フッ化セシウムに代えて、以下に示す、テトラn−ブチルアンモニウムジフルオロトリフェニルシリケート(54mg、0.10mmol)を用いた以外は、実施例1と同様にして、(R)−4−イソプロピル−2−オキサゾリジノンを得た。H NMR測定による収率は90%であった。
Figure 0005885160
以下、この化合物を「TBAT」と称することがある。
実施例7(含フッ素化合物(2)を用いた例)
重ジメチルスルホキシドに代えて、1,3−ジメチル−2−イミドゾリジノンを用いた以外は、実施例6と同様にして、(R)−4−イソプロピル−2−オキサゾリジノンを得た。H NMR測定による収率は57%であった。
実施例8(含フッ素化合物(2)を用いた例)
重ジメチルスルホキシドに代えて、N−メチルピロリドンを用いた以外は、実施例6と同様にして、(R)−4−イソプロピル−2−オキサゾリジノンを得た。H NMR測定による収率は42%であった。
実施例9(含フッ素化合物(2)を用いた例)
重ジメチルスルホキシドに代えて、ジメチルホルムアミドを用いた以外は、実施例6と同様にして、(R)−4−イソプロピル−2−オキサゾリジノンを得た。H NMR測定による収率は45%であった。
実施例10(含フッ素化合物(2)を用いた例)
重ジメチルスルホキシドに代えて、ジメチルアセトアミドを用いた以外は、実施例6と同様にして、(R)−4−イソプロピル−2−オキサゾリジノンを得た。H NMR測定による収率は40%であった。
比較例6
重ジメチルスルホキシドに代えて、トルエンを用いた以外は、実施例6と同様にして、(R)−4−イソプロピル−2−オキサゾリジノンを得た。H NMR測定による収率は2%であった。
比較例7
重ジメチルスルホキシドに代えて、ジオキサンを用いた以外は、実施例6と同様にして、(R)−4−イソプロピル−2−オキサゾリジノンを得た。H NMR測定による収率は3%であった。
実施例11(含フッ素化合物(2)を用いた例)
反応温度を140℃とした以外は、実施例6と同様にして、(R)−4−イソプロピル−2−オキサゾリジノンを得た。H NMR測定による収率は67%であった。
実施例12(含フッ素化合物(2)を用いた例)
テトラn−ブチルアンモニウムジフルオロトリフェニルシリケートの使用量を、27mg(0.05mmol)とした以外は、実施例6と同様にして、(R)−4−イソプロピル−2−オキサゾリジノンを得た。H NMR測定による収率は71%であった。
実施例13(含フッ素化合物(2)を用いた例)
重ジメチルスルホキシドの使用量を、0.5mLとした以外は、実施例6と同様にして、(R)−4−イソプロピル−2−オキサゾリジノンを得た。H NMR測定による収率は99%であった(表1参照)。
実施例14(含フッ素化合物(2)を用いた例)
減圧乾燥させ、窒素ガスで置換したシュレンク容器に、撹拌子、テトラn−ブチルアンモニウムジフルオロトリフェニルシリケート(54mg、0.10mmol)、重ジメチルスルホキシド(0.5mL)及びL−バリノール(0.11mL、1.0mmol)を収容し、凍結脱気を行った。次いで、このシュレンク容器に、0.10MPaの二酸化炭素ガスを加えて、攪拌下、150℃で12時間反応させ、(S)−4−イソプロピル−2−オキサゾリジノンを得た。H NMR測定による収率は97%であった(表1参照)。
実施例15(含フッ素化合物(2)を用いた例)
L−バリノールに代えて、D−フェニルアラニノール(15.1mg、0.10mmol)を用いた以外は、実施例14と同様にして、(S)−4−ベンジル−2−オキサゾリジノンを得た。H NMR測定による収率は82%であった(表1参照)。
実施例16(含フッ素化合物(2)を用いた例)
L−バリノールに代えて、L−フェニルグリシノール(140mg、0.10mmol)を用いた以外は、実施例14と同様にして、(R)−4−フェニル−2−オキサゾリジノンを得た。H NMR測定による収率は83%であった(表1参照)。
実施例17(含フッ素化合物(2)を用いた例)
L−バリノールに代えて、1−アミノ−2−プロパノール(75mg、0.10mmol)を用いた以外は、実施例14と同様にして、(S)−5−メチル−2−オキサゾリジノンを得た。H NMR測定による収率は30%であった(表1参照)。
実施例18(含フッ素化合物(2)を用いた例)
減圧乾燥させ、窒素ガスで置換したシュレンク容器に、撹拌子、テトラn−ブチルアンモニウムジフルオロトリフェニルシリケート(54mg、0.10mmol)、塩化セシウム(17mg、0.10mmol)、重ジメチルスルホキシド(0.5mL)及び1−アミノ−2−プロパノール(75mg、1.0mmol)を収容し、凍結脱気を行った。次いで、このシュレンク容器に、0.10MPaの二酸化炭素ガスを加えて、攪拌下、150℃で12時間反応させ、(S)−5−メチル−2−オキサゾリジノンを得た。H NMR測定による収率は59%であった(表1参照)。
実施例19(含フッ素化合物(2)を用いた例)
塩化セシウムに代えて、臭化セシウム(21mg、0.10mmol)を用いた以外は、実施例18と同様にして、(S)−5−メチル−2−オキサゾリジノンを得た。H NMR測定による収率は46%であった(表1参照)。
実施例20(含フッ素化合物(2)を用いた例)
塩化セシウムに代えて、ヨウ化セシウム(26mg、0.10mmol)を用いた以外は、実施例18と同様にして、(S)−5−メチル−2−オキサゾリジノンを得た。H NMR測定による収率は44%であった(表1参照)。
比較例8
テトラn−ブチルアンモニウムジフルオロトリフェニルシリケートを用いず、塩化セシウム(17mg、0.10mmol)のみを用いた以外は、実施例18と同様にして、(S)−5−メチル−2−オキサゾリジノンを得た。H NMR測定による収率は3%であった(表1参照)。
比較例9
テトラn−ブチルアンモニウムジフルオロトリフェニルシリケートを用いず、臭化セシウム(21mg、0.10mmol)のみを用いた以外は、実施例18と同様にして、(S)−5−メチル−2−オキサゾリジノンを得た。H NMR測定による収率は2%であった(表1参照)。
比較例10
テトラn−ブチルアンモニウムジフルオロトリフェニルシリケートを用いず、ヨウ化セシウム(26mg、0.10mmol)のみを用いた以外は、実施例18と同様の操作を行ったが、(S)−5−メチル−2−オキサゾリジノンを得ることができなかった(表1参照)。
Figure 0005885160
実施例21(含フッ素化合物(2)を用いた例)
減圧乾燥させ、窒素ガスで置換したシュレンク容器に、撹拌子、テトラn−ブチルアンモニウムジフルオロトリフェニルシリケート(54mg、0.10mmol)、重ジメチルスルホキシド(0.5mL)及び2−アミノ−エタノール(0.061mL、1.0mmol)を収容し、凍結脱気を行った。次いで、このシュレンク容器に、0.90MPaの二酸化炭素ガスを加えて、攪拌下、150℃で12時間反応させ、2−オキサゾリドンを得た。H NMR測定による収率は22%であった(表2参照)。
実施例22(含フッ素化合物(2)を用いた例)
2−アミノ−エタノールに代えて、N−メチルエタノールアミン(0.075mL、1.0mmol)を用いた以外は、実施例21と同様にして、3−メチル−2−オキサゾリドンを得た。H NMR測定による収率は85%であった(表2参照)。
実施例23(含フッ素化合物(2)を用いた例)
2−アミノ−エタノールに代えて、L−セリンメチル(120mg、1.0mmol)を用いた以外は、実施例21と同様にして、(S)−4−メトキシカルボニル−2−オキサゾリジノンを得た。H NMR測定による収率は39%であった(表2参照)。
実施例24(含フッ素化合物(2)を用いた例)
2−アミノ−エタノールに代えて、1−アミノ−2−プロパノール(75mg、1.0mmol)を用いた以外は、実施例21と同様にして、(S)−5−メチル−2−オキサゾリジノンを得た。H NMR測定による収率は99%であった(表2参照)。
Figure 0005885160
本発明の環状ウレタンの製造方法は、地球温暖化ガスである二酸化炭素を原料として用いて製品に固定化する環境調和型の製造方法であり、有用である。また、アミノアルコールの保護基、不斉合成の不斉補助基の形成等に利用することもできる。
製造された環状ウレタンは、医薬品、メタノール等の製造原料等として好適である。

Claims (4)

  1. 極性を有する有機溶媒を含む反応系において、フッ素原子を含むアニオンを有する含フッ素化合物の存在下、アミノアルコールと、二酸化炭素とを反応させる工程を備える環状ウレタンの製造方法であって、
    上記含フッ素化合物が、下記一般式(1)で表される化合物、下記一般式(2)で表される化合物、及び、アルカリ金属イオンと、フッ化物イオンとからなる塩から選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする環状ウレタンの製造方法。
    [R 11 N] ・F (1)
    (式中、R 11 は、互いに独立して、炭素原子数1〜20の炭化水素基である)
    [R 13 N] ・[R 15 m−n+1 MF (2)
    (式中、R 13 は、互いに独立して、炭素原子数1〜20の炭化水素基であり、R 15 は、互いに独立して、炭素原子数1〜20の炭化水素基、炭素原子数1〜20のアルコキシ基、塩素原子、又は、ヨウ素原子であり、Mは、珪素原子、錫原子、リン原子、ホウ素原子又は硫黄原子であり、mはM原子の価電子の数であり、nは1〜5の整数である)
  2. 上記有機溶媒の双極子モーメントが3.60以上である請求項1に記載の環状ウレタンの製造方法。
  3. 上記有機溶媒が、ジメチルスルホキシド、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン及びN−メチルピロリドンから選ばれた少なくとも1種である請求項1又は2に記載の環状ウレタンの製造方法。
  4. 上記含フッ素化合物が、アルカリ金属イオンと、フッ化物イオンとからなる塩である場合、上記反応系に、上記アルカリ金属元素のキレート化剤が添加される請求項1乃至3のいずれか一項に記載の環状ウレタンの製造方法。
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