JP5884572B2 - 情報処理システム、機器及び情報処理プログラム - Google Patents
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Description
請求項1の発明は、第1の機器からの通信を受信する第1の受信手段と、前記第1の受信手段によって前記第1の機器から通信を受信した場合に、該第1の機器が属しているファイヤーウォール内の他の機器である第2の機器に蓄積されている情報を送信するように該第2の機器に対して要求する指示を、該第1の機器に対して送信する第1の送信手段を具備する情報処理装置と、前記第1の送信手段からの通信を受信する第2の受信手段と、前記第2の受信手段によって受信された通信に、前記第2の機器に蓄積されている情報を送信するよう該第2の機器に対して要求する指示が含まれている場合は、該第2の機器に対して、該指示を送信する第2の送信手段を具備し、前記情報処理装置とファイヤーウォールを隔てて接続されている第1の機器と、前記第2の送信手段からの通信を受信する第3の受信手段と、前記第3の受信手段によって受信された通信に、自機器に蓄積されている情報を送信するよう自機器に対して要求する指示が含まれている場合は、該情報を前記情報処理装置に送信する第3の送信手段と、第4の送信手段を具備し、前記情報処理装置とファイヤーウォールを隔てて接続されており、前記第1の機器とは同じファイヤーウォール内で接続されている第2の機器を具備し、前記第2の送信手段は、前記第2の受信手段が前記情報処理装置から送信の順番又は日時の計画を受信した場合は、該計画に基づいて、該計画内の第2の機器に対して該計画内の該第2の機器に蓄積されている情報を前記情報処理装置へ送信するよう要求する指示を該計画内の該第2の機器へ送信し、前記第4の送信手段は、前記第3の送信手段によって自機器に蓄積されている情報を前記情報処理装置に送信したことを、前記指示を送信した前記第1の機器に対して送信することを特徴とする情報処理システムである。
情報を収集したい機器のポーリング通信の期間設定が1日1回1:00amである場合、情報を収集したい状況が6:00pmに発生しても、翌日の1:00amに機器がポーリング通信を行うまで情報の収集はできないため、6:00pmから1:00amの間、つまり7時間は収集が遅延する。
情報を収集したい機器A、B、Cがあり、それぞれポーリング通信の期間設定が1日1回1:00amである状況で、ネットワークの負荷を考慮して機器1台ずつ情報収集を行う場合を考える。初日の1:00amに機器A,B,Cがポーリング通信を行い、機器Aだけに情報送信要求を送信する。翌日の1:00amには機器B、翌々日には機器Cに対して同様の操作を行うと、機器A、B、Cの情報をすべて収集するのに最低3日かかることになる。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
処理の概要としては、ファイヤーウォール内の機器から何かしらの通信(ポーリング通信、情報送信等)があったとき、情報処理装置150に同じファイヤーウォール内の他の機器に対する情報送信要求の指示が存在する場合、通信してきた機器はその指示を取得し、その指示の対象である機器に対して、その指示を転送する。
具体的には、ファイヤーウォール内に機器A、Bがあり、機器Aに蓄積されている情報を収集したい状況下で、機器Bからポーリング通信があった場合、情報処理装置150は機器Bに対して、情報送信要求を機器Aに転送するよう指示する。
機器120は、通信モジュール122、通信解析モジュール124、ログ情報収集モジュール126、ログ情報蓄積モジュール128、転送モジュール130を有している。なお、機器120内の構成は、機器100内の構成と同等であるので、以下、機器100内のモジュールについて説明する。
情報処理装置150は、通信モジュール152、通信解析モジュール154、計画作成モジュール156、計画作成指示モジュール158、機器情報記憶モジュール160、ログ解析モジュール162、ログ情報蓄積モジュール164を有している。
機器100、機器120と情報処理装置150は、ファイヤーウォールを隔てて接続されている。そして、そのファイヤーウォール内には、複数の機器100が設置されている。複数の機器100を区別する場合には、機器100(A)、機器100(B)等と表記する場合がある。
ログ情報蓄積モジュール108は、ログ情報収集モジュール106と接続されている。ログ情報蓄積モジュール108は、機器100に関するデバッグログ情報等を記憶している。
また、計画作成モジュール156は、計画作成指示モジュール158による計画作成指示に基づいて、情報の送信を要求する機器100(B)が複数ある場合は、送信の順番又は日時の計画を作成する。そして、その計画にしたがって、指示を機器100(A)に対して、通信モジュール152、通信回線199を介して送信する。また、計画作成モジュール156は、ファイヤーウォール内の通信の許容範囲と機器100(B)が送信する情報の容量に基づいて、計画を作成するようにしてもよい。そして、計画作成モジュール156は、作成した計画に基づいて、指示を機器100(A)に対して、通信モジュール152、通信回線199を介して送信する。また、計画作成モジュール156は、機器情報記憶モジュール160に記憶された情報を用いて計画を作成する。
機器情報記憶モジュール160は、計画作成モジュール156と接続されている。機器情報記憶モジュール160は、各機器100に関する情報等を記憶する。例えば、ログ情報収集計画600、ログ情報収集計画700、F−ID・IPアドレス対応テーブル800、F−ID・機器ID対応テーブル900、F−ID・ネットワーク許容負荷対応テーブル1000、IPアドレス・ログ情報容量対応テーブル1100、機器ID・ログ情報容量対応テーブル1200を記憶する。
ログ情報蓄積モジュール164は、ログ解析モジュール162と接続されている。ログ情報蓄積モジュール164は、機器100(B)に蓄積された情報を記憶する。また、その情報をログ解析モジュール162に渡す。
ステップS302では、計画作成指示モジュール158が、操作者によるキーボード、マウス、タッチパネル等に対する操作による計画作成指示を受け付ける。
ステップS304では、計画作成モジュール156が、デバッグログ情報収集計画を機器情報記憶モジュール160内の情報を用いて作成する。機器情報記憶モジュール160内には、ログ情報収集計画600又はログ情報収集計画700、F−ID・IPアドレス対応テーブル800又はF−ID・機器ID対応テーブル900、F−ID・ネットワーク許容負荷対応テーブル1000、IPアドレス・ログ情報容量対応テーブル1100又は機器ID・ログ情報容量対応テーブル1200を記憶している。
なお、機器情報記憶モジュール160内に記憶するものは、ログ情報収集計画600、ログ情報収集計画700のいずれか一方だけであってもよい。
F−ID欄810は、本実施の形態においてファイヤーウォールを一意に識別できる情報(以下、F−IDともいう)を記憶する。ファイヤーウォールに対応している限りにおいて、顧客を一意に識別できる情報(顧客ID)、事業所を一意に識別できる情報(事業所ID)等であってもよい。IPアドレス欄820は、そのファイヤーウォールに属している機器100のIPアドレスを記憶している。
F−ID・IPアドレス対応テーブル800、F−ID・機器ID対応テーブル900は、そのファイヤーウォール内に属している機器100を示すものである。したがって、ポーリング通信等で通信してきた機器100(A)と同じF−IDを有している他の機器100(B)に対して、機器100(A)に指示を与えることによって、機器100(B)から情報処理装置150に情報を送信させることができるようになる。
なお、機器情報記憶モジュール160内に記憶するものは、F−ID・IPアドレス対応テーブル800、F−ID・機器ID対応テーブル900のいずれか一方だけであってもよい。
図12は、機器ID・ログ情報容量対応テーブル1200のデータ構造例を示す説明図である。機器ID・ログ情報容量対応テーブル1200は、機器ID欄1210、ログ情報容量欄1220を有している。機器ID欄1210は、機器100の機器IDを記憶している。ログ情報容量欄1220は、IPアドレス・ログ情報容量対応テーブル1100のログ情報容量欄1120と同等である。
F−ID・ネットワーク許容負荷対応テーブル1000、IPアドレス・ログ情報容量対応テーブル1100、機器ID・ログ情報容量対応テーブル1200は、デバッグログ情報収集計画作成時に、複数の機器100から同時にデバッグログ情報を送信してもらう際に、ファイヤーウォール内の通信回線の負荷が少なくなるように計画を作成するためのものである。つまり、同時にデバッグログ情報を送信してもらう機器100に蓄積されているデバッグログ情報の容量をログ情報容量欄1120又はログ情報容量欄1220から抽出し、抽出したデバッグログ情報の容量を加算して、そのファイヤーウォールで許容している負荷(ネットワーク許容負荷欄1020から抽出する)と比較して、複数の機器100から同時にデバッグログ情報を送信してもらうか否かを判断する。
なお、機器情報記憶モジュール160内に記憶するものは、IPアドレス・ログ情報容量対応テーブル1100、機器ID・ログ情報容量対応テーブル1200のいずれか一方だけであってもよい。
ステップS308では、通信解析モジュール154が、デバッグログ情報の受信であるか否かを判断し、デバッグログ情報の受信である場合はステップS310へ進み、それ以外の場合はステップS312へ進む。
ステップS310では、ログ解析モジュール162が、受信したデバッグログ情報をログ情報蓄積モジュール164に蓄積し、解析を行う。そして、ステップS399(終了処理)へ進む。
ステップS312では、通信解析モジュール154が、送信を行った機器のF−IDは、作成したデバッグログ情報収集計画内にあるか否かを判断し、ある場合はステップS314へ進み、それ以外の場合はステップS316へ進む。つまり、通信してきた機器100(その機器100が属しているファイヤーウォール内の他の機器100)に対して、ステップS304で作成したデバッグログ情報収集計画を適用できるか否かを判断している。
ステップS314では、通信モジュール152が、送信を行った機器へ該当するデバッグログ情報収集計画を送信する。ここで送信するデバッグログ情報収集計画として、デバッグログ情報収集計画内の一部である「機器100(B)に蓄積されているデバッグログ情報を送信するように、その機器100(B)に対して要求する指示」だけであってもよい。
ステップS316では、情報処理装置150が、機器からの通信内容にしたがった処理を行う。例えば、ポーリング通信にしたがった通常の処理を行う。
なお、ステップS310の後に、ステップS399へ進むようにしているが、ステップS312へ進むようにしてもよい。
ステップS402では、通信モジュール102が、情報処理装置150に対して通信を行う。ここでの通信は、前述のポーリング通信であってもよいし、その他の通信であってもよく、機器100(A)から情報処理装置150への通信であればよい。
ステップS404では、通信モジュール102が、情報処理装置150からの通信を受信する。
ステップS406では、通信解析モジュール104が、デバッグログ情報の送信要求であるか否かを判断し、デバッグログ情報の送信要求である場合はステップS408へ進み、それ以外の場合はステップS412へ進む。つまり、自機器である機器100(A)に対するデバッグログ情報の送信要求であるか否かを判断している。
ステップS410では、通信モジュール102が、情報処理装置150へデバッグログ情報を送信する。
ステップS412では、通信解析モジュール104が、デバッグログ情報収集計画であるか否かを判断し、デバッグログ情報収集計画である場合はステップS414へ進み、それ以外の場合はステップS416へ進む。つまり、他の機器100(B)に対するデバッグログ情報の送信要求が含まれているか否かを判断している。
ステップS416では、機器100が、情報処理装置150との通信内容にしたがった処理を行う。例えば、ポーリング通信にしたがった通常の処理を行う。
なお、ステップS410の後に、ステップS416へ進むようにしているが、ステップS412へ進むようにしてもよい。
ステップS502では、通信モジュール102が、他の機器(機器100(A))からの通信を受信する。つまり、自機器(機器100(B))が属しているファイヤーウォール内の他の機器(機器100(A))からの通信である。
ステップS504では、通信解析モジュール104が、デバッグログ情報の送信要求であるか否かを判断し、デバッグログ情報の送信要求である場合はステップS506へ進み、それ以外の場合はステップS510へ進む。
ステップS508では、通信モジュール102が、情報処理装置150へデバッグログ情報を送信する。
ステップS510では、機器100が、他の機器との通信内容にしたがった処理を行う。例えば、機器100(A)と機器100(B)との間で予め定められた処理を行う。
事業所内通信環境210内に機器A100A、機器B100Bがあり、それぞれからデバッグログ情報を収集したい状況下で、ネットワーク負荷を考慮して1台ずつデバッグログ情報収集を行うこととする。もし機器A100Aによって情報処理装置150に対してポーリング通信が行われたら、機器A100Aに対して機器A100Aへのデバッグログ情報送信要求を送信する。情報処理装置150は機器A100Aからデバッグログ情報を受信したら、その応答として機器B100Bへのデバッグログ情報送信要求の転送を機器A100Aに指示する。機器A100Aは指示に基づき、機器B100Bに対してデバッグログ情報送信要求を転送する。機器B100Bは、そのデバッグログ情報送信要求に基づいて情報処理装置150へデバッグログ情報を送信する。
情報処理装置150は機器100の機器IDとF−IDを紐づけて管理している(図9に例示のF−ID・機器ID対応テーブル900)。また、デバッグログ情報収集計画を有し、デバッグログ情報収集計画はF−ID毎に作成されており、F−IDをキーにして検索できるようにしている。
ある顧客の事業所内通信環境210には機器A100A、機器B100B、機器C100C、機器D100D、機器E100Eがあり、そのうち機器B100B、機器C100C、機器D100D、機器E100Eからデバッグログ情報を収集するシーンについて説明する。
計画作成モジュール156は、機器B100B、機器C100C、機器D100D、機器E100Eへのデバッグログ情報送信要求をデバッグログ情報収集計画に登録する。
機器A100Aからポーリング通信があった際(ステップS1302)に、機器A100Aに対応するF−IDを検索し、さらにF−IDに対するデバッグログ情報収集計画を検索する。デバッグログ情報収集計画には機器B100B、機器C100C、機器D100D、機器E100Eからデバッグログ情報を送信してもらう要求があるので、これらの要求が転送対象となる。
この作成したデバッグログ情報収集計画に基づいて、情報処理装置150は、機器A100Aに対し、機器B100Bへのデバッグログ情報送信要求の転送を指示する(ステップS1304)。
(1)情報処理装置150側で機器のIPアドレスを管理(図6に例示のログ情報収集計画600)し、デバッグログ情報送信要求にIPアドレスを付与しておく。デバッグログ情報送信要求を転送する機器(この場合は機器A100A)は、デバッグログ情報送信要求に付与されたIPアドレスを基に転送を行う。
(2)情報処理装置150側で機器IDを管理(図7に例示のログ情報収集計画700)し、デバッグログ情報送信要求に機器IDを付与しておく。デバッグログ情報送信要求を転送する機器(この場合は機器A100A)は、ネットワーク(事業所内通信環境210)内の機器のIPアドレスをSNMPなどのプロトコルを利用してリストアップする。機器IDは、何らかのネットワーク手段で取得できるものとし、リストされたIPアドレスとデバッグログ情報送信要求の機器IDを基に、デバッグログ情報送信要求の転送先の機器を特定する。
情報処理装置150は機器B100Bのデバッグログ情報の受信完了後、デバッグログ情報収集計画に基づき、機器B100Bへの応答として機器D100D、機器E100Eへのデバッグログ送信要求の転送を指示する(ステップS1310)。
前述の動作を、デバッグログ情報収集計画からデバッグログ送信要求がなくなるまで繰り返す。具体的には、以下のような処理が行われる。
ステップS1312では、機器B100Bが、機器D100Dに対して、デバッグログ情報送信計画を転送する。
ステップS1314では、機器B100Bが、機器E100Eに対して、デバッグログ情報送信計画を転送する。
ステップS1316では、機器D100Dが、情報処理装置150に対して、デバッグログ情報を送信する。
ステップS1318では、機器E100Eが、情報処理装置150に対して、デバッグログ情報を送信する。
ステップS1320では、情報処理装置150が、機器E100Eに対して、機器C100Cへのデバッグログ情報送信計画の転送を指示する。
ステップS1322では、機器E100Eが、機器C100Cに対して、デバッグログ情報送信計画を転送する。
ステップS1324では、機器C100Cが、情報処理装置150に対して、デバッグログ情報を送信する。
また、機器A100Aへのデバッグログ送信要求が追加で必要になるケース(具体的には、「機器A100Aからのデバッグログ収集」を追加する操作者の操作を計画作成指示モジュール158が受け付けたケース)もある。機器A100Aから収集したいデバッグログ情報のサイズが50MBであれば、デバッグログ情報収集計画は機器B100B→(機器D100D+機器E100E)→(機器C100C+機器A100A)に更新される。
このように、デバッグログ情報収集計画の実行中であっても、対象とするデバッグログ情報収集が始まっていなければ、デバッグログ情報収集計画内のデバッグログ送信要求を削除して、デバッグログ情報収集計画を作成し直すことを行うようにしてもよい。また、デバッグログ情報収集計画の実行中であっても、デバッグログ送信要求を追加して、デバッグログ情報収集計画を作成し直すことを行うようにしてもよい。
第2の実施の形態の構成例は、第1の実施の形態の図1の例に示すモジュール構成と同等のものである。
機器100(A)の通信解析モジュール104は、通信モジュール102が情報処理装置150から送信の順番又は日時の計画を受信したか否かを判断する。
機器100(A)の転送モジュール110は、通信解析モジュール104によって、情報処理装置150から送信の順番又は日時の計画を受信したと判断した場合は、その計画に基づいて指示(情報送信指示)をその計画内の機器100(B)等に対して、通信モジュール102、通信回線199を介して送信する。
機器100(B)の通信モジュール102は、機器100(A)からの指示を受信する。
機器100(B)の通信解析モジュール104は、通信モジュール102が受信したものは機器100(A)からの指示(情報送信指示)であるか否かを判断する。
機器100(B)のログ情報収集モジュール106は、通信解析モジュール104によって機器100(A)からの指示(情報送信指示)であると判断された場合は、ログ情報蓄積モジュール108に蓄積された情報を、通信モジュール102、通信回線199を介して情報処理装置150に送信する。そして、自機器(機器100(B))のログ情報蓄積モジュール108に蓄積している情報を情報処理装置150に送信したことを、指示を送信した機器100(A)に対して、通信モジュール102、通信回線199を介して送信する。
ステップS1402では、機器A100Aが、情報処理装置150に対して、ポーリング通信を行う。
ステップS1404では、情報処理装置150が、機器A100Aに対して、デバッグログ情報収集計画を送信する。
ステップS1406では、機器A100Aが、機器B100Bに対して、デバッグログ送信指示を送信する。
ステップS1408では、機器B100Bが、情報処理装置150に対して、デバッグログ情報を送信する。
ステップS1410では、機器B100Bが、デバッグログ情報の送信が完了したことを示すログ送信完了通知を機器A100Aに送信する。
ステップS1412では、機器A100Aが、機器D100Dに対して、デバッグログ送信指示を送信する。
ステップS1416では、機器D100Dが、情報処理装置150に対して、デバッグログ情報を送信する。
ステップS1418では、機器D100Dが、ログ送信完了通知を機器A100Aに送信する。
ステップS1420では、機器E100Eが、情報処理装置150に対して、デバッグログ情報を送信する。
ステップS1422では、機器E100Eが、ログ送信完了通知を機器A100Aに送信する。
ステップS1424では、機器A100Aが、機器C100Cに対して、デバッグログ送信指示を送信する。
ステップS1426では、機器C100Cが、情報処理装置150に対して、デバッグログ情報を送信する。
ステップS1428では、機器C100Cが、ログ送信完了通知を機器A100Aに送信する。
第3の実施の形態の構成例は、第1の実施の形態の図1の例に示すモジュール構成と同等のものである。
機器100(A)の通信解析モジュール104は、通信モジュール102が情報処理装置150から送信の順番又は日時の計画を受信したか否かを判断する。
機器100(A)の転送モジュール110は、通信解析モジュール104によって、情報処理装置150から送信の順番又は日時の計画を受信したと判断した場合は、その計画に基づいてその計画をその計画内の機器100(B)等に対して、通信モジュール102、通信回線199を介して送信する。つまり、計画そのものを送信するようにしている。
機器100(B)等の転送モジュール110は、ログ情報収集モジュール106によって自機器(機器100(B)等)のログ情報蓄積モジュール108に蓄積している情報を情報処理装置150に送信した後に、計画に基づいてその計画をその計画内で次に送信すべき機器100(C)等に対して、通信モジュール102、通信回線199を介して送信する。
前述では、計画そのものを送信しているが、その計画内で自機器が実行した部分は削除した計画を送信してもよい。
この第3の実施の形態では、情報の送信を機器100が1台ずつ行う場合は、そのままで実施できる。ただし、2台以上同時に送信するケースがある場合は、通信許容範囲を考慮した計画送信を行うために、計画送信の制御を委譲された2台以上の機器100同士が同期をとるようにしてもよい。つまり、送信の順番によって計画が定められている場合は、同じ順番に複数の機器100がある場合は、その機器100同士が同じ時刻に情報の送信を始めることができるように、機器100同士で同期をとる。
ステップS1502では、オペレーター1580が、情報処理装置150に対して、デバッグログ情報送信要求を行う。
ステップS1504では、機器A100Aが、情報処理装置150に対して、ポーリング通信を行う。
ステップS1506では、情報処理装置150が、機器A100Aに対して、デバッグログ情報送信要求を行う。
ステップS1508では、機器A100Aが、情報処理装置150に対して、デバッグログ情報を送信する。
ステップS1512では、機器B100Bが、情報処理装置150に対して、デバッグログ情報を送信する。
ステップS1514では、情報処理装置150が、機器B100Bに対して、機器C100Cへのデバッグログ情報送信要求を行う。そして、機器B100Bが、そのデバッグログ情報送信要求を機器C100Cに転送する。
ステップS1516では、機器C100Cが、情報処理装置150に対して、デバッグログ情報を送信する。
ステップS1518では、情報処理装置150が、開発者1590に対して、デバッグログ情報を提示する。
なお、図16に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図16に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えばASIC等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図16に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
102…通信モジュール
104…通信解析モジュール
106…ログ情報収集モジュール
108…ログ情報蓄積モジュール
110…転送モジュール
150…情報処理装置
152…通信モジュール
154…通信解析モジュール
156…計画作成モジュール
158…計画作成指示モジュール
160…機器情報記憶モジュール
162…ログ解析モジュール
164…ログ情報蓄積モジュール
199…通信回線
210…事業所内通信環境
220…ファイヤーウォール
Claims (6)
- 第1の機器からの通信を受信する第1の受信手段と、
前記第1の受信手段によって前記第1の機器から通信を受信した場合に、該第1の機器が属しているファイヤーウォール内の他の機器である第2の機器に蓄積されている情報を送信するように該第2の機器に対して要求する指示を、該第1の機器に対して送信する第1の送信手段
を具備する情報処理装置と、
前記第1の送信手段からの通信を受信する第2の受信手段と、
前記第2の受信手段によって受信された通信に、前記第2の機器に蓄積されている情報を送信するよう該第2の機器に対して要求する指示が含まれている場合は、該第2の機器に対して、該指示を送信する第2の送信手段
を具備し、前記情報処理装置とファイヤーウォールを隔てて接続されている第1の機器と、
前記第2の送信手段からの通信を受信する第3の受信手段と、
前記第3の受信手段によって受信された通信に、自機器に蓄積されている情報を送信するよう自機器に対して要求する指示が含まれている場合は、該情報を前記情報処理装置に送信する第3の送信手段と、
第4の送信手段
を具備し、前記情報処理装置とファイヤーウォールを隔てて接続されており、前記第1の機器とは同じファイヤーウォール内で接続されている第2の機器
を具備し、
前記第2の送信手段は、前記第2の受信手段が前記情報処理装置から送信の順番又は日時の計画を受信した場合は、該計画に基づいて、該計画内の第2の機器に対して該計画内の該第2の機器に蓄積されている情報を前記情報処理装置へ送信するよう要求する指示を該計画内の該第2の機器へ送信し、
前記第4の送信手段は、前記第3の送信手段によって自機器に蓄積されている情報を前記情報処理装置に送信したことを、前記指示を送信した前記第1の機器に対して送信する
ことを特徴とする情報処理システム。 - 第1の機器からの通信を受信する第1の受信手段と、
前記第1の受信手段によって前記第1の機器から通信を受信した場合に、該第1の機器が属しているファイヤーウォール内の他の機器である第2の機器に蓄積されている情報を送信するように該第2の機器に対して要求する指示を、該第1の機器に対して送信する第1の送信手段
を具備する情報処理装置と、
前記第1の送信手段からの通信を受信する第2の受信手段と、
前記第2の受信手段によって受信された通信に、前記第2の機器に蓄積されている情報を送信するよう該第2の機器に対して要求する指示が含まれている場合は、該第2の機器に対して、該指示を送信する第2の送信手段
を具備し、前記情報処理装置とファイヤーウォールを隔てて接続されている第1の機器と、
前記第2の送信手段からの通信を受信する第3の受信手段と、
前記第3の受信手段によって受信された通信に、自機器に蓄積されている情報を送信するよう自機器に対して要求する指示が含まれている場合は、該情報を前記情報処理装置に送信する第3の送信手段と、
第4の送信手段
を具備し、前記情報処理装置とファイヤーウォールを隔てて接続されており、前記第1の機器とは同じファイヤーウォール内で接続されている第2の機器
を具備し、
前記第2の送信手段は、前記第2の受信手段が前記情報処理装置から送信の順番又は日時の計画を受信した場合は、該計画を該計画内の第2の機器に対して送信し、
前記第4の送信手段は、前記第3の送信手段によって自機器に蓄積されている情報を前記情報処理装置に送信した後に、該計画のうち少なくとも実行されていない部分を該計画内で次に送信すべき機器に対して送信する
ことを特徴とする情報処理システム。 - ファイヤーウォールを隔てて接続されている情報処理装置の送信手段からの通信を受信する第1の受信手段と、
前記第1の受信手段によって受信された通信に、同じファイヤーウォール内で接続されている他の機器に蓄積されている情報を送信するよう該他の機器に対して要求する指示が含まれている場合は、該他の機器に対して、該指示を送信する第1の送信手段と、
他の機器からの通信を受信する第2の受信手段と、
前記第2の受信手段によって受信された通信に、自機器に蓄積されている情報を送信するよう自機器に対して要求する指示が含まれている場合は、該情報を前記情報処理装置に送信する第2の送信手段と、
第3の送信手段
を具備し、
前記第1の送信手段は、前記第1の受信手段が前記情報処理装置から送信の順番又は日時の計画を受信した場合は、該計画に基づいて、該計画内の機器に対して該計画内の機器に蓄積されている情報を前記情報処理装置へ送信するよう要求する指示を該計画内の機器へ送信し、
前記第3の送信手段は、前記第2の送信手段によって自機器に蓄積されている情報を前記情報処理装置に送信したことを、前記指示を送信した機器に対して送信する
ことを特徴とする機器。 - ファイヤーウォールを隔てて接続されている情報処理装置の送信手段からの通信を受信する第1の受信手段と、
前記第1の受信手段によって受信された通信に、同じファイヤーウォール内で接続されている他の機器に蓄積されている情報を送信するよう該他の機器に対して要求する指示が含まれている場合は、該他の機器に対して、該指示を送信する第1の送信手段と、
他の機器からの通信を受信する第2の受信手段と、
前記第2の受信手段によって受信された通信に、自機器に蓄積されている情報を送信するよう自機器に対して要求する指示が含まれている場合は、該情報を前記情報処理装置に送信する第2の送信手段と、
第3の送信手段
を具備し、
前記第1の送信手段は、前記第1の受信手段が前記情報処理装置から送信の順番又は日時の計画を受信した場合は、該計画を該計画内の機器に対して送信し、
前記第3の送信手段は、前記第2の送信手段によって自機器に蓄積されている情報を前記情報処理装置に送信した後に、該計画のうち少なくとも実行されていない部分を該計画内で次に送信すべき機器に対して送信する
ことを特徴とする機器。 - コンピュータを、
ファイヤーウォールを隔てて接続されている情報処理装置の送信手段からの通信を受信する第1の受信手段と、
前記第1の受信手段によって受信された通信に、同じファイヤーウォール内で接続されている他の機器に蓄積されている情報を送信するよう該他の機器に対して要求する指示が含まれている場合は、該他の機器に対して、該指示を送信する第1の送信手段と、
他の機器からの通信を受信する第2の受信手段と、
前記第2の受信手段によって受信された通信に、自機器に蓄積されている情報を送信するよう自機器に対して要求する指示が含まれている場合は、該情報を前記情報処理装置に送信する第2の送信手段と、
第3の送信手段
として機能させ、
前記第1の送信手段は、前記第1の受信手段が前記情報処理装置から送信の順番又は日時の計画を受信した場合は、該計画に基づいて、該計画内の機器に対して該計画内の機器に蓄積されている情報を前記情報処理装置へ送信するよう要求する指示を該計画内の機器へ送信し、
前記第3の送信手段は、前記第2の送信手段によって自機器に蓄積されている情報を前記情報処理装置に送信したことを、前記指示を送信した機器に対して送信する
ことを特徴とする情報処理プログラム。 - コンピュータを、
ファイヤーウォールを隔てて接続されている情報処理装置の送信手段からの通信を受信する第1の受信手段と、
前記第1の受信手段によって受信された通信に、同じファイヤーウォール内で接続されている他の機器に蓄積されている情報を送信するよう該他の機器に対して要求する指示が含まれている場合は、該他の機器に対して、該指示を送信する第1の送信手段と、
他の機器からの通信を受信する第2の受信手段と、
前記第2の受信手段によって受信された通信に、自機器に蓄積されている情報を送信するよう自機器に対して要求する指示が含まれている場合は、該情報を前記情報処理装置に送信する第2の送信手段と、
第3の送信手段
として機能させ、
前記第1の送信手段は、前記第1の受信手段が前記情報処理装置から送信の順番又は日時の計画を受信した場合は、該計画を該計画内の機器に対して送信し、
前記第3の送信手段は、前記第2の送信手段によって自機器に蓄積されている情報を前記情報処理装置に送信した後に、該計画のうち少なくとも実行されていない部分を該計画内で次に送信すべき機器に対して送信する
ことを特徴とする情報処理プログラム。
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