JP5881401B2 - 利用者登録システム及び登録サーバ - Google Patents
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Description
一般に、ユーザIDのコード体系はサービス毎に異なるため、利用者は利用するサービス毎にユーザIDを記憶する必要がある。特に、高齢者等の、デジタル機器を使い慣れていない利用者にとっては、ユーザIDを記憶する負担は大きい。
本発明を適用した警備システムは、家屋、マンションの一室等それぞれ異なる物件に設置される複数の警備装置と、各警備装置で共有して使用する画像、メモなどのデータを格納し、格納したデータを各警備装置からの要求に応じて送信するデータサーバとを有する。利用者は、ある警備装置を利用できるようにするために、その警備装置を介してデータサーバに登録を行い、データサーバには警備装置毎にその警備装置を利用可能な利用者が登録される。
また、警備装置3−1、3−2は、画像、メモなどの入力された各データをネットワークを介してデータサーバ5へ送信し、データサーバ5に格納させる。また、警備装置3−1、3−2は、利用者から所定のデータの表示を要求する操作がされると、ネットワークを介してデータサーバ5へそのデータの取得要求を送信し、その応答として取得したデータを表示する。
なお、警備装置3−1、3−2には、それぞれ自己の警備装置が設置された物件を識別するため物件IDが割り当てられている。この物件IDは、警備装置3−1、3−2が設置された物件の識別番号であり、警備システム1全体でユニークな番号が割り当てられる。以下では、各警備装置を識別するための識別情報としてこの物件IDを用いる。また、警備装置3−1、3−2は、警備システム1の全ての利用者のうち自己の警備装置について登録された利用者のユーザIDとその利用者が所持し警備装置を操作するために利用する利用者カードなどのICカードのカードIDとを関連付けて記憶する。ユーザIDは、各利用者の識別番号であり、警備システム1全体でユニークな番号が割り当てられる。カードIDは、ICカードの識別番号であり、警備システム1全体でユニークな番号が割り当てられる。また、データサーバ5には利用者のユーザIDとその利用者の利用者情報と当該利用者が登録されている警備装置についての物件IDとが関連付けられて記憶されている。利用者情報は、利用者の特定情報、生年月日、パスワード、利用者が所持する利用者カードなどのICカードのカードIDを含む。特定情報は、利用者の氏名、フリガナ、ニックネーム等の、同一の利用者が共通に登録される警備装置においてその利用者を一意に特定する情報である。なお、ユーザIDは、登録されている利用者のうち任意の利用者を識別するための第1利用者識別情報の例であり、特定情報は、利用者を各警備装置において一意に識別するための第2利用者識別情報の例である。
なお、本実施形態では、個人情報となる利用者情報を警備装置に極力保持させないようにした例について説明するが、これに限定されず、データサーバ5だけでなく警備装置にもカードID以外の利用者情報を記憶させるようにしてもよい。これにより警備装置が利用者情報取得のためにデータサーバ5と通信することが省略でき、操作レスポンス、通信セッション処理などが向上する。
図2は、警備システム1における、新規登録処理の動作シーケンス図である。この例では、利用者を警備装置3−1について新規登録するものとして説明する。
一方、新規登録要求を受信したデータサーバ5は、その利用者のユーザIDを発行する(ステップS201)。次に、データサーバ5は、その利用者を警備装置3−1について登録し、登録された利用者として、そのユーザIDと利用者のカードIDと警備装置3−1の物件IDとを関連付けて記録する(ステップS202)。次に、データサーバ5は、そのユーザIDを警備装置3−1に送信する(ステップS203)。データサーバ5から利用者のユーザIDを受信すると、警備装置3−1は、その利用者を警備装置3−1について登録された利用者として、そのユーザIDと利用者のカードIDとを関連付けて記憶する(ステップS103)。これにより、データサーバ5は、警備装置3−1の操作権限を新規利用者に割り当てることができる。
図3は、警備システム1における、追加登録処理の動作シーケンス図である。この例では、警備装置3−1についてある利用者が既に登録されているものとし、その利用者を警備装置3−2について追加登録するものとして説明する。警備装置の利用者には、予め契約書などを通じて警備会社など警備システム1の運営事業者から警備装置についての物件IDが通知されている。従って、利用者は、既に利用者として登録を行っている警備装置3−1及びこれから利用者として登録を行う他の警備装置3−2について物件IDを知ることができ、これをデータサーバ5に入力することで対応付けを行う。
警備装置3−2は、データサーバ5から結果通知を受信すると、利用者が警備装置3−2について登録されたか否かを判定し、利用者が警備装置3−2について登録された場合、その結果通知に含まれるユーザIDとカードIDとを関連付けて記憶し(ステップS503)、一連のステップを終了する。なお、利用者カードは物件ごとに異なるようにしてもよく、その場合は、ここで当該利用者が警備装置3−2で使用する利用者カードを警備装置3−2に挿入させて取得したカードIDをユーザIDと関連付けて記憶する。
また、通信部32は、警備装置3−1とデータサーバ5との間で接続が確立された後、自己の警備装置について登録された利用者を他の警備装置について追加登録する際、制御部37からの制御に従って、利用者通知をデータサーバ5に送信する。また、通信部32は、他の警備装置について登録された利用者を自己の警備装置について追加登録する際、制御部37からの制御に従って、追加登録要求をデータサーバ5に送信する。また、通信部32は、入出力部35を介して入力された画像データ又は操作部34を介して入力されたテキストデータをデータサーバ5へ送信するとともに、データサーバ5に格納されたデータをデータサーバ5から受信する。通信部32は、上記のような各種情報の通報が終わると、警備装置3−1と警備センタ装置4又はデータサーバ5との間の接続を開放する処理を行う。
さらに、操作部34は、利用者カードに記録された情報を読み取るカードリーダを有する。操作部34は、カードID等の識別情報が記録された利用者カードがカードリーダに挿入されると、その利用者カードから各識別情報を読み取り、制御部37へ通知する。
また、記憶部36は、自己の警備装置3−1が設置された物件の物件IDを記憶する。また、記憶部36は、警備システム1の全ての利用者のうち自己の警備装置3−1について登録された利用者のユーザIDをその利用者のカードIDと関連付けて記憶する。
なお、制御部37が有するこれらの各部は、独立した集積回路、ファームウェア、マイクロプロセッサなどで構成されてもよい。
以下、制御部37の各部について詳細に説明する。
そして、追加登録要求手段374は、通信部32を介してデータサーバ5から結果通知を受信すると、利用者が自己の警備装置について登録されたか否かを判定し、利用者が自己の警備装置について登録された場合、その結果通知に含まれるユーザIDとカードIDとを関連付けて記憶部36に記憶する。
なお、追加登録された利用者が申請することにより、その利用者がこの警備装置で使用する利用者カードが警備システム1の管理者により新たに発行され登録されてもよい。新規登録の場合と同様に、制御部37は、利用者のユーザIDを記憶するときに利用者カードの登録操作を受け付けて利用者情報にカードIDを追加する。なお、利用者が追加登録された場合に新たに利用者カードを登録しないときは、先に利用者登録されていた警備装置で既に発行されていた利用者カードを使用する。
また、サーバ記憶部52は、警備システム1が有する全ての警備装置3−1、3−2に対応する物件IDを記憶するとともに、警備システム1の全ての利用者のユーザIDと利用者情報とをその利用者について登録された警備装置3−1、3−2についての物件IDと関連付けて記憶する。
なお、制御部53が有するこれらの各部は、独立した集積回路、ファームウェア、マイクロプロセッサなどで構成されてもよい。
以下、制御部53の各部について詳細に説明する。
また、登録手段532は、サーバ通信部51を介して警備装置から追加登録要求を受信すると、受信した追加登録要求に含まれる利用者の特定情報、パスワード及び追加登録の事前操作を行った警備装置についての物件IDを、追加登録を行う警備装置についての物件IDに対応した追加登録フラグと関連付けてサーバ記憶部52に記憶している利用者情報及び追加登録の事前操作を行った警備装置についての物件IDと、それぞれ照合する。そして、各情報がそれぞれ一致する場合、追加登録要求で指定された利用者を、追加登録フラグと関連付けて物件IDを記憶している、追加登録する警備装置について登録する。つまり、その利用者のユーザID及び利用者情報を、追加登録フラグと関連付けて記憶している、追加登録する警備装置についての物件IDと関連付けて記憶する。そして、追加登録要求で指定された利用者をその警備装置について登録したか否かを示す結果通知をサーバ通信部51にその警備装置へ送信させる。
一方、データサーバは、利用者の特定情報の送信要求を受信すると、追加登録する警備装置についての追加登録フラグに関連付けて記憶している利用者の特定情報をその追加登録する警備装置へ送信する。
追加登録する警備装置は、データサーバから利用者の特定情報を受信すると、受信した利用者の特定情報を表示部に表示し、利用者に操作部を介して追加登録すべき利用者を選択させる。またこのとき、利用者にパスワードの入力を求めてパスワードを入力させる。そして、利用者により選択された利用者の特定情報とパスワードを操作部を介して取得し、その特定情報とパスワードを含む追加登録要求をデータサーバに送信する。
これにより、利用者は、自己のユーザIDを記憶しておく必要がなくなる。また、利用者がどの警備装置を使用していても、警備システムでは同一の利用者として認識されるので、利用者はどの警備装置が設置された物件からでもデータサーバに登録した画像データ、テキストデータ等を利用することができる。
2−1−1、2−1−2、2−2−1、2−2−2 センサ
3−1、3−2 警備装置
4 警備センタ装置
5 データサーバ
31 センサインターフェース部
32 通信部
33 表示部
34 操作部
35 入出力部
36 記憶部
37 制御部
371 警備手段
372 新規登録要求手段
373 通知手段
374 追加登録要求手段
375 認証要求手段
376 データ送受信手段
51 サーバ通信部
52 サーバ記憶部
53 制御部
531 管理手段
532 登録手段
533 認証手段
534 データ管理手段
Claims (2)
- 第1の操作部を有する第1の登録端末と、第2の操作部を有する第2の登録端末と、前記第1の登録端末又は前記第2の登録端末のそれぞれについて利用可能な利用者の登録処理を行う登録サーバと、を有する利用者登録システムであって、
前記第1の登録端末は、前記第1の操作部を介して指定された、当該第1の登録端末について既に登録されている利用者のうち前記登録サーバにおいて任意の利用者を識別するための第1利用者識別情報と、前記第2の登録端末の識別情報と、予め記憶した当該第1の登録端末の識別情報と、を前記登録サーバに送信し、
前記第2の登録端末は、前記第2の操作部を介して指定された利用者を当該第2の登録端末において識別するための第2利用者識別情報と、予め記憶した当該第2の登録端末の識別情報と、前記第2の操作部を介して指定された前記第1の登録端末の識別情報と、を前記登録サーバに送信し、
前記登録サーバは、
前記第1の登録端末及び前記第2の登録端末を利用可能な利用者の利用者情報が登録されている記憶部を備えて、
前記第1の登録端末から受信した前記第1利用者識別情報、前記第2の登録端末の識別情報及び前記第1の登録端末の識別情報を関連付けて記憶し、
前記第2の登録端末から前記第2利用者識別情報、前記第2の登録端末の識別情報及び前記第1の登録端末の識別情報を受信すると、前記利用者情報に基づき当該第2の登録端末から受信した第2利用者識別情報を前記記憶した第1利用者識別情報と照合し、さらに前記第2の登録端末から受信した第1の登録端末の識別情報を、前記記憶した前記第1の登録端末の識別情報と照合し、両者が一致することを条件として両者が同一人物と判断した場合に、前記第2の登録端末の利用者として第1利用者識別情報に対応する利用者を登録することを特徴とする利用者登録システム。 - 第1の操作部を有する第1の登録端末又は第2の操作部を有する第2の登録端末のそれぞれについて利用可能な利用者の登録処理を行う登録サーバであって、
前記第1の登録端末及び前記第2の登録端末と通信するサーバ通信部と、
前記第1の登録端末及び前記第2の登録端末を利用可能な利用者の利用者情報が登録されているサーバ記憶部と、
前記サーバ通信部を介して前記第1の登録端末から受信した、当該第1の登録端末について既に登録されている利用者のうち前記第1の操作部を介して指定された任意の利用者を識別するための第1利用者識別情報、前記第2の登録端末の識別情報及び前記第1の登録端末の識別情報を関連付けて前記サーバ記憶部に記憶する管理手段と、
前記サーバ通信部を介して前記第2の登録端末から、前記第2の操作部を介して指定された利用者を当該第2の登録端末において識別するための第2利用者識別情報、当該第2の登録端末の識別情報及び前記第1の登録端末の識別情報を受信すると、前記利用者情報に基づき当該第2の登録端末から受信した第2利用者識別情報を前記記憶した第1利用者識別情報と照合し、さらに前記第2の登録端末から受信した第1の登録端末の識別情報を、前記記憶した前記第1の登録端末の識別情報と照合し、両者が一致することを条件として両者が同一人物と判断した場合に、前記第2の登録端末の利用者として第1利用者識別情報に対応する利用者を登録する登録手段と、を有することを特徴とする登録サーバ。
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