JP5880160B2 - 触媒付パティキュレートフィルタ - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンより排出されるパティキュレートを捕集するとともに、捕集したパティキュレートを燃焼除去する触媒を備えた触媒付パティキュレートフィルタに関する。
ディーゼルエンジン等の希薄燃焼エンジンを搭載した自動車の排ガス通路には、排ガス中のパティキュレート(炭素質微粒子等のPM:Particulate matter)を捕集するフィルタが設けられている。このフィルタのPM堆積量が多くなると、フィルタの目詰まりを招く。そのため、フィルタの前後に設けられた圧力センサの圧力差等に基いてPM堆積量を推定し、その堆積量が所定値になった時点で、エンジンの燃料噴射制御(燃料増量や後噴射等)によってフィルタに到達する排ガスの温度を高め、PMを燃焼除去するようにされている。そして、このPMの燃焼を促進するために、フィルタの排ガス通路壁に触媒を担持することが一般に行なわれている。
例えば、特許文献1には、フィルタの排ガス通路壁に、Zrと、Ndと、Ce及びNd以外の希土類金属Rとを含有する複合酸化物に触媒金属を担持させてなる触媒材を設けることが記載されている。また、希土類金属RとしてPrを採用すると、当該複合酸化物は高温雰囲気に晒された後も酸素イオン伝導性を維持すること、優れた酸素吸蔵放出性能を有すること、PMの燃焼に有利であることが同文献に記載されている。
特開2008−221204号公報
ところで、従来の触媒付パティキュレートフィルタでは、触媒層表面のPM堆積量が少ないときは、そのPMが比較的効率良く燃焼除去されるが、PM堆積量が多くなると、PMの燃焼除去に時間がかかる傾向がみられる。その理由は、本発明者の実験・研究に基づく知見によれば、次のとおりである。
すなわち、図1のグラフは触媒層に堆積したPMが燃焼していくときのPM残存割合の経時変化を模式的に示す。当初はPMの燃焼が急速に進むが、その急速燃焼域(例えば、PM残存割合が100%から50%なるまでの燃焼前期)を経た後、PMの燃焼が緩慢になる緩慢燃焼域(PM残存割合が50%から0%なるまでの燃焼後期)に移る。この点を以下詳述する。
図2の写真に示すように、燃焼当初はPMがフィルタの表面に担持された触媒層に接触している。このため、例えば触媒層がCe系酸化物粒子やZr系酸化物粒子を含んでいる場合、図3に模式的に示すように、それら酸化物粒子から放出される活性な内部酸素が触媒層に接触しているPMに高活性状態で供給される。その結果、触媒層表面のPMが急速に燃焼していく。
しかし、上述の如く、触媒層表面のPMが燃焼除去される結果、図4の写真に示すように、触媒層とPM堆積層との間に数十μm程度の隙間を部分的に生ずる。そのため、図5に模式的に示すように、酸化物粒子内部から放出される活性酸素は、ごく短時間であれば活性を維持するが、隙間を通る間に活性が低下し、例えば、気相中の酸素と同じ通常の酸素となる。その結果、PMの燃焼が緩慢になる。もちろん、図5左上及び左下に示すように排ガス中の酸素もPMの燃焼に寄与するが、上述の活性酸素による燃焼に比べると、その燃焼は緩慢である。
これに対して、触媒層をその内部空隙が大きな多孔質に形成し、PMを触媒層内に入りやすくすることが考えられる。これによれば、PMが触媒層の表面だけでなく触媒層内部にも分散して堆積し、PMの多くが触媒に接触した状態になり、燃焼しやすくなる。しかし、大きな内部空隙を形成する結果、触媒層が嵩高になるため、フィルタの排ガス通路壁中の連通孔の閉塞が起こりやすくなり、フィルタを通過する排ガスの流通抵抗が大きくなるという問題がある。また、そのような触媒層の形成のために製造コストが高くなる問題がある。
そこで、本発明は、フィルタに堆積したPMの急速燃焼域及び緩慢燃焼域双方において、その燃焼が効率良く進むようにする。
本発明者は、上記課題を解決するべく、さらに実験・研究を進めた結果、触媒金属を担持する担体として、ZrNd複合酸化物とZrNdPr複合酸化物とを組み合わせて採用すると、PMの燃焼が効率良く進むことを見出した。特に、ZrNd複合酸化物及びZrNdPr複合酸化物の一方を大粒子とし、他方を小粒子としたときに、PMの燃焼が効率良く進むことを見出した。
すなわち、ここに提示する触媒付パティキュレートフィルタは、排ガス中のパティキュレートを捕集するフィルタの排ガス通路壁に、ZrNd複合酸化物粒子材と、ZrNdPr複合酸化物粒子材と、触媒金属としての貴金属とを含む触媒層が設けられている。
そして、本発明の一つの好ましい態様は、上記ZrNd複合酸化物粒子材の平均粒子径(「個数平均粒子径」のこと。以下、同じ。)が190nm以上550nm以下であり、上記ZrNd複合酸化物粒子材の平均粒子径に対する上記ZrNdPr複合酸化物粒子材の平均粒子径の比率が5/100以上50/100以下であり、上記ZrNd複合酸化物粒子材の量に対する上記ZrNdPr複合酸化物粒子材の量の質量比が5/95以上30/70以下であることを特徴とする。
これは、ZrNd複合酸化物を大粒子とし、ZrNdPr複合酸化物を小粒子とする第1のケースである。
別の好ましい態様は、先とは逆に、ZrNdPr複合酸化物を大粒子とし、ZrNd複合酸化物を小粒子とする第2のケースである。これは、上記ZrNdPr複合酸化物粒子材の平均粒子径は190nm以上550nm以下であり、上記ZrNdPr複合酸化物粒子材の平均粒子径に対する上記ZrNd複合酸化物粒子材の平均粒子径の比率が5/100以上60/100以下であり、上記ZrNdPr複合酸化物粒子材の量に対する上記ZrNd複合酸化物粒子材の量の質量比が1/99以上30/70以下であることを特徴とする。
本発明者の実験・研究によれば、ZrNd複合酸化物及びZrNdPr複合酸化物は共に、高い酸素イオン伝導性を持ち、酸素交換反応によって周囲から酸素を内部に取り込んで活性な格子酸素を放出する。特に、ZrNdPr複合酸化物は酸素が多い雰囲気での酸素交換反応特性が優れ、活性な酸素を多量に放出する。これに対して、ZrNd複合酸化物は、ZrNdPr複合酸化物に比べると、単独では活性な酸素の放出量が少ないものの、活性な酸素を利用したPMの燃焼、特にPMが当該酸化物粒子表面に接触している状態での燃焼に優れている。
具体的なメカニズムは定かでないが、上記触媒付パティキュレートフィルタにおけるPMの燃焼は次のように考えられる。
ZrNd複合酸化物粒子材とZrNdPr複合酸化物粒子材とが混合すると、両者が部分的に接触した状態になる。その場合、酸素放出量が多いZrNdPr複合酸化物粒子材がZrNd複合酸化物粒子材に対する酸素供給源となり易い。その結果、ZrNd複合酸化物粒子表面において活性酸素によるPMの燃焼が効率良く進むことになる。
ここで、仮にZrNd複合酸化物粒子とZrNdPr複合酸化物粒子が共に大粒子であるとすると、両者の接触面積が小さくなる。その結果、ZrNdPr複合酸化物粒子からZrNd複合酸化物粒子への酸素の供給によるPM燃焼の効率化の面で不利になる。
一方、ZrNd複合酸化物粒子とZrNdPr複合酸化物粒子が共に小粒子であれば、両者の接触面積は大きくなるものの、それら酸化物粒子がシンタリングし易くなる。その結果、触媒層は、当該酸化物粒子間に形成されていた細孔が潰れて排ガスの通り抜けにくい凝集体に近い状態になり、PMの捕集、燃焼に不利になる。
これに対して、ZrNd複合酸化物粒子及びZrNdPr複合酸化物粒子の一方が大粒子となり、他方が小粒子となると、大粒子同士の組み合わせ比べて、両者の接触面積が大きくなる。その結果、ZrNdPr複合酸化物粒子からZrNd複合酸化物粒子への酸素の供給が活発になる。すなわち、ZrNdPr複合酸化物粒子から放出される酸素がZrNd複合酸化物粒子内に取り込まれる。或いはZrNdPr複合酸化物粒子から放出される酸素がZrNd複合酸化物粒子表面にスピルオーバーして供給される。その結果、PMが触媒に接触している条件下(急速燃焼域)では、ZrNd複合酸化物粒子表面において活性酸素によるPMの燃焼が効率良く進む。
一方、PM堆積層と触媒層との間に部分的に隙間を生じてくる上述の緩慢燃焼域になると、PMとZrNd複合酸化物粒子材との接触が少なくなる。しかし、少ないながらも、その接触界面では、ZrNdPr複合酸化物粒子材が酸素供給源となる上述の効果によって、ZrNd複合酸化物粒子表面においてPMの燃焼が進む。さらに、ZrNdPr複合酸化物粒子材は、ZrNd複合酸化物粒子材に比べて、粒子表面との接触が乏しいPMに対しても活性な酸素を供給する高い能力を有しており、上述の如く隙間を生じても、急速燃焼域からの継続的なPMの燃焼が確保される。
また、小粒子がフィルタの排ガス通路を形成する壁面に多数分散して担持される結果、大粒子によるPM燃焼が進み難い場所でも、PMの燃焼が図れる。すなわち、大粒子は、小粒子とは違って、フィルタの排ガス通路の壁面に一様に分散せずに、フィルタを構成する粒子(例えばSiC粒子)同士の隙間に集中し易い。そのため、PMが堆積した部位に必ず大粒子が存在するというわけではない。しかし、大粒子が存在しない部位にも小粒子が存在するから、この小粒子によるPMの燃焼が図れる。
そうして、ZrNd複合酸化物を大粒子とし、ZrNdPr複合酸化物を小粒子とする第1のケースでは、格子酸素を相対的に多く放出するZrNdPr複合酸化物の小粒子化によってその格子酸素の放出がより活発になる。また、図6に示すように、一部のZrNdPr複合酸化物粒子(ZNP)がZrNd複合酸化物粒子(ZN)表面上で分散した状態になることにより、ZrNdPr複合酸化物からZrNd複合酸化物へ向けて格子酸素がその酸化物内部を移動して若しくは酸化物表面上をスピルオーバーして供給され易くなると考えられる。すなわち、ZrNdPr複合酸化物からZrNd複合酸化物に格子酸素が多く供給される結果、PM燃焼の促進が図れると考えられる。
一方、第1のケースとは逆に、ZrNdPr複合酸化物を大粒子とし、ZrNd複合酸化物を小粒子とする第2のケースでは、図7に示すように、一部のZrNd複合酸化物粒子(ZN)がZrNdPr複合酸化物粒子(ZNP)の表面に分散した状態になる。その結果、格子酸素によるPM燃焼の促進効果が高いZrNd複合酸化物粒子にPMが接触し易くなる。また、ZrNdPr複合酸化物から放出されようとする格子酸素の多くがZrNd複合酸化物粒子に内部移動するか若しくは表面をスピルオーバーして供給され、無駄が少なくなると考えられる。すなわち、PMがZrNd複合酸化物粒子に接触し易くなることと、ZrNdPr複合酸化物から放出される格子酸素の使用率が高くなることにより、PM燃焼の促進が図れると考えられる。
ここに、ZrNd複合酸化物粒子材及びZrNdPr複合酸化物粒子材のいずれを大粒子とするケースであっても、その大粒子の平均粒子径は190nm以上550nm以下であることが好ましい。大粒子が平均粒子径190nm未満になると、その大粒子自体がシンタリングし易くなる結果、高いPM燃焼性を期待することができなくなる。一方、大粒子が平均粒子径550nmを越える大きさになると、この大粒子の分散が図れず、PM燃焼促進に不利になる。
そうして、実験によれば、大粒子の平均粒子径に対する小粒子の平均粒子径の比率、並びに大粒子量に対する小粒子量の質量比については次のようにすることが好ましい。
ZrNd複合酸化物を大粒子とする第1のケースでは、上記平均粒子径の比率を5/100以上50/100以下とし、上記質量比を5/95以上30/70以下とする。
ZrNdPr複合酸化物粒子材を大粒子とする第2のケースでは、上記平均粒子径の比率を5/100以上60/100以下とし、上記質量比を1/99以上30/70以下とする。
上記第1のケースと第2のケースとで、好ましい平均粒子径比率及び好ましい質量比が異なるのは、PM燃焼に対する寄与の仕方がZrNd複合酸化物とZrNdPr複合酸化物とで上述の如く異なるためと考えられる。
上記第1及び第2の両ケースにおいて、小粒子の平均粒子径は30nm以上130nm以下とすることが好ましい。これにより、該小粒子からの格子酸素の放出が活発になる。また、小粒子が大粒子同士を結合するとともに、触媒層をフィルタに保持するバインダとしての機能を果たす。その結果、バインダ専用材の添加を少なくすること、或いはその添加量を零にすることが可能になる。
上記第1のケースにおいては、上記平均粒子径の比率を6/100以上18/100以下とするとき、上記質量比を5/95以上20/80以下とすることが好ましく、上記平均粒子径の比率を15/100以上35/100以下とするとき、上記質量比を5/95以上10/90以下とすることが好ましい。
上記第2のケースにおいては、上記平均粒子径の比率を5/100以上20/100以下とするとき、上記質量比を5/95以上10/90以下とすることが好ましく、上記平均粒子径の比率を14/100以上50/100以下とするとき、上記質量比を5/95以上20/80以下とすることが好ましい。
触媒金属として貴金属としては、特にPtを採用することが好ましい。
以上のように本発明は、ZrNd複合酸化物粒子材とZrNdPr複合酸化物粒子材と触媒金属としての貴金属とを含有する触媒付パティキュレートフィルタにおいて、ZrNd複合酸化物粒子材を大粒子(平均粒子径190nm以上550nm以下)とするケースでは、両者の平均粒子径の比率を5/100以上50/100以下とし、質量比を5/95以上30/70以下とする。また、ZrNdPr複合酸化物粒子材を大粒子(平均粒子径190nm以上550nm以下)とするケースでは、両者の平均粒子径の比率を5/100以上60/100以下とし、質量比を1/99以上30/70以下とする。よって、本発明によれば、ZrNd複合酸化物とZrNdPr複合酸化物とが相俟ってPMの燃焼が効率良く進むという効果が得られる。
触媒層に堆積したPMが燃焼していくときのPM残存割合の経時変化を模式的に示すグラフ図である。 触媒層にPM堆積層が接触している状態(図1の急速燃焼域における状態)を示す顕微鏡写真である。 急速燃焼域におけるPMの燃焼メカニズムを示す模式図である。 触媒層と煤の堆積層との間に隙間ができた状態(図1の緩慢燃焼域における状態)を示す顕微鏡写真である。 緩慢燃焼域におけるPMの燃焼メカニズムを示す模式図である。 ZrNd複合酸化物を大粒子とし、ZrNdPr複合酸化物を小粒子とする触媒の模式図(触媒金属の図示省略)である。 ZrNdPr複合酸化物を大粒子とし、ZrNd複合酸化物を小粒子とする触媒の模式図(触媒金属の図示省略)である。 パティキュレートフィルタをエンジンの排ガス通路に配置した状態を示す図である。 同フィルタを模式的に示す正面図である。 同フィルタを模式的に示す縦断面図である。 同フィルタの排ガス通路壁を模式的に示す拡大断面図である。 カーボン堆積用の器具を示す斜視図である。 実施形態1に係る平均粒子径の比率「小粒子/大粒子」とカーボン燃焼速度との関係を示すグラフ図である。 実施形態1に係る平均粒子径496nmの大粒子と平均粒子径64nmの小粒子との組み合わせにおける小粒子/大粒子の質量比とカーボン燃焼速度との関係を示すグラフ図である。 実施形態1に係る平均粒子径198nmの大粒子と平均粒子径64nmの小粒子との組み合わせにおける小粒子/大粒子の質量比とカーボン燃焼速度との関係を示すグラフ図である。 実施形態2に係る平均粒子径の比率「小粒子/大粒子」とカーボン燃焼速度との関係を示すグラフ図である。 実施形態2に係る平均粒子径510nmの大粒子と平均粒子径62nmの小粒子との組み合わせにおける小粒子/大粒子の質量比とカーボン燃焼速度との関係を示すグラフ図である。 実施形態2に係る平均粒子径206nmの大粒子と平均粒子径62nmの小粒子との組み合わせにおける小粒子/大粒子の質量比とカーボン燃焼速度との関係を示すグラフ図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
<触媒付パティキュレートフィルタの構造>
図8はディーゼルエンジンの排ガス通路11に配置されたパティキュレートフィルタ(以下、単に「フィルタ」という。)1を示す。フィルタ1よりも排ガス流の上流側の排ガス通路11には、活性アルミナ等のサポート材にPt、Pd等に代表される触媒金属を担持した酸化触媒(図示省略)を配置することができる。このような酸化触媒をフィルタ1の上流側に配置するときは、該酸化触媒によって排ガス中のHC、COを酸化させ、その酸化燃焼熱でフィルタ1に流入する排ガス温度を高めてフィルタ1を加熱することができ、PMの燃焼除去に有利になる。また、NOが酸化触媒でNOに酸化され、該NOがフィルタ1にPMを燃焼させる酸化剤として供給されることになる。
図9及び図10に模式的に示すように、フィルタ1は、ハニカム構造をなしており、互いに平行に延びる多数の排ガス通路2,3を備えている。すなわち、フィルタ1は、下流端が栓4により閉塞された排ガス流入路2と、上流端が栓4により閉塞された排ガス流出路3とが交互に設けられ、排ガス流入路2と排ガス流出路3とは薄肉の隔壁5を介して隔てられている。なお、図9においてハッチングを付した部分は排ガス流出路3の上流端の栓4を示している。
フィルタ1は、前記隔壁5を含むフィルタ本体がコージェライト、SiC、Si、サイアロンのような無機多孔質材料から形成されている。排ガス流入路2内に流入した排ガスは図10において矢印で示したように周囲の隔壁5を通って隣接する排ガス流出路3内に流出する。すなわち、図11に示すように、隔壁5は排ガス流入路2と排ガス流出路3とを連通する微小な細孔(排ガス通路)6を有し、この細孔6を排ガスが通る。PMは主に排ガス流入路2と細孔6の壁部に捕捉され堆積する。
上記フィルタ本体の排ガス通路(排ガス流入路2、排ガス流出路3及び細孔6)を形成する壁面には触媒層7が形成されている。なお、排ガス流出路3側の壁面に触媒層を形成することは必ずしも要しない。
<実施形態1>
実施形態1は、図11の触媒層7が、ZrNd複合酸化物粒子材とZrNdPr複合酸化物粒子材と触媒金属としての貴金属とを含有し、且つZrNd複合酸化物粒子材を大粒子とし、ZrNdPr複合酸化物粒子材を小粒子とするケースである。ここに、ZrNd複合酸化物粒子材(大粒子)の平均粒子径は190nm以上550nm以下である。ZrNd複合酸化物粒子材(大粒子)の平均粒子径に対するZrNdPr複合酸化物粒子材(小粒子)の平均粒子径の比率は5/100以上50/100以下である。ZrNd複合酸化物粒子材の量に対するZrNdPr複合酸化物粒子材の量の質量比は5/95以上30/70以下である。
<実施形態2>
実施形態2は、図11の触媒層7が、ZrNd複合酸化物粒子材とZrNdPr複合酸化物粒子材と触媒金属としての貴金属とを含有し、実施形態1とは逆に、ZrNdPr複合酸化物粒子材を大粒子とし、ZrNd複合酸化物粒子材を小粒子とするケースである。ここに、ZrNdPr複合酸化物粒子材(大粒子)の平均粒子径は190nm以上550nm以下である。ZrNdPr複合酸化物粒子材(大粒子)の平均粒子径に対するZrNd複合酸化物粒子材(小粒子)の平均粒子径の比率は5/100以上60/100以下である。ZrNdPr複合酸化物粒子材の量に対するZrNd複合酸化物粒子材の量の質量比は1/99以上30/70以下である。
<触媒付パティキュレートフィルタの調製>
[触媒粉末の調製]
ZrNd複合酸化物粒子材は共沈法によって調製することができる。すなわち、オキシ硝酸ジルコニル溶液と硝酸ネオジム6水和物とをイオン交換水に溶かす。この硝酸塩溶液にアンモニア水を混合して中和させることにより、共沈物を得る。この共沈物を遠心分離し、上澄み液を除去する脱水操作と、イオン交換水を加えて撹拌する水洗操作とを交互に必要回数繰り返す。最終的に脱水を行なった後の共沈物を、大気中において150℃で一昼夜乾燥させ、粉砕した後、大気中において500℃で2時間焼成する。これにより、ZrNd複合酸化物粒子材(大粒子)を得ることができる。
得られたZrNd複合酸化物粒子材にイオン交換水を加えてスラリーにする。触媒金属としてPtを採用する場合、スラリーを攪拌しながら、これに所定量のPtジニトロジアミン硝酸溶液を加える。そして、蒸発乾固により水分を除去し、大気中において150℃での乾燥及び500℃で2時間の焼成を行なう。これにより、Ptを担持したZrNd複合酸化物粒子材が得られる。
ZrNdPr複合酸化物粒子材(大粒子)も、オキシ硝酸ジルコニル溶液と硝酸ネオジム6水和物と硝酸プラセオジウム溶液とを含有する硝酸溶液から、上述の共沈法によって得ることができる。先のZrNd複合酸化物粒子材の場合と同様にして、ZrNdPr複合酸化物粒子材からPtを担持したZrNdPr複合酸化物粒子材を得ることができる。
[酸化物ゾルの調整]
Ptを担持したZrNd複合酸化物粒子材及びPtを担持したZrNdPr複合酸化物粒子材各々のゾルを調製する。すなわち、それら粒子材各々にイオン交換水を添加してスラリーとする。そのスラリーを硝酸と共にボールミルに投入して粉砕する。この粉砕時間の調整によって、所望の平均粒子径の酸化物粒子(小粒子)が分散してなる酸化物ゾルを得ることができる。上記硝酸の添加により、酸化物粒子の分散性が良くなる。
[触媒層の形成]
Ptを担持した酸化物成分(大粒子)に、硝酸により小粒子を分散させた上記酸化物ゾル及びイオン交換水を混ぜて、スラリーとする。酸化物ゾルの小粒子の平均粒子径が100nm以上のものについては、ZrOバインダをZrO成分が5質量%となるようにスラリーに添加する。このスラリーをフィルタ本体にコーティングする。フィルタ本体の上流端及び下流端には図7及び図8に示す栓4による目封じを予め施しておく。スラリーのコーティング後、大気中において150℃での乾燥、500℃で2時間の焼成を行なう。以上により、触媒付パティキュレートフィルタが得られる。
なお、大粒子及び小粒子をフィルタ本体に担持した後に、触媒金属を含浸法によって大粒子及び小粒子の両者に担持するようにしてもよい。
<実施形態1の好適粒径比及び質量比の策定>
−触媒材料−
以下では、「ZrNd複合酸化物粒子材」を「ZN」と略記し、「ZrNdPr複合酸化物粒子材」を「ZNP」と略記して説明を進める。
Ptを担持した平均粒子径496nm及び同198nmの各ZN(大粒子)、並びにPtを担持した平均粒子径510nm及び同206nmの各ZNP(大粒子)を準備した。また、Ptを担持した平均粒子径30nm、同62nm、同93nm及び同118nmのZN(小粒子)が分散した各酸化物ゾル、並びにPtを担持した平均粒子径31nm、同64nm及び同89nmのZNP(小粒子)が分散した各酸化物ゾルを準備した。
ZNの組成は大粒子及び小粒子のいずれもZrO:Nd=85:15(モル比)である。ZNPの組成は大粒子及び小粒子のいずれもZrO:Nd:Pr=65:15:20(モル比)である。ZN及びZNP各々のPt担持量は大粒子及び小粒子のいずれも2.4質量%である。
−テストサンプルの調製−
上記触媒材料のうちのPtを担持した各ZN(大粒子)とPtを担持した各ZNP(小粒子)の酸化物ゾルとを所定の質量比(ZN(大粒子)量に対するZNP(小粒子)量の割合)で組み合わせ、先に説明した触媒付パティキュレートフィルタの調製法により、実施形態1の実施例及び比較例に係るサンプルを調製した。フィルタとしては、セル壁厚さ16mil(4.064×10−1mm)、1平方インチ(645.16mm)当たりのセル数178個のSiC製ハニカム状フィルタ(容量11.3mL(直径17mm×長さ50mm)を採用した。フィルタ1L当たりの触媒コーティング量(乾燥後の量)は20.5g/L(そのうちのPt量が約0.5g/L)とした。
−カーボン燃焼速度の測定−
各サンプルのPM燃焼性能をみるために、エージング後の各サンプルにカーボン(カーボンブラック)を堆積させてカーボン燃焼速度を測定した。エージングはサンプルを大気中で800℃の温度に24時間保持する熱処理である。
図12はカーボン堆積用の器具を示す。同図において、10はカーボン粉末を入れる容器であり、これにエア供給管12とカーボン粉末圧送管13が接続されている。カーボン粉末を容器11に入れ、圧送管13の先端にサンプル14を嵌めて、エア供給管12からエアを容器11に吹き込む。これにより、カーボン粉末が容器11中で巻き上がり拡散しながら、エアと共に圧送管13を流れてサンプル14に堆積していく。
使用するカーボン粉末は超音波処理によって凝集した部分がなくなるように解砕しておく。また、容器11には、サンプル1L当たりの堆積量が7g/Lとなる量のカーボン粉末を入れる。すなわち、事前にスリップ量(サンプル14に堆積されずにすり抜けてしまうカーボン量)を把握しておき、容器11には堆積量(7g/L)とスリップ量とを合算した量のカーボン粉末を入れる。エアの吹き込みはSV=120000/hで3分間とすればよい。
カーボンを堆積させた各サンプルを模擬ガス流通反応装置に取り付け、Nガスを流通させながらそのガス温度を上昇させた。フィルタ入口温度が580℃で安定した後、Nガスから模擬排ガス(O;7.5%,残N)に切り換え、該模擬排ガスを空間速度40000/hで流した。そして、カーボンが燃焼することにより生じるCO及びCOのガス中濃度をフィルタ出口においてリアルタイムで測定し、それらの濃度から、下記の計算式を用いて、所定時間ごとに、カーボン燃焼速度(単位時間当たりのカーボン燃焼量)を計算した。
カーボン燃焼速度(g/h)
={ガス流速(L/h)×[(CO+CO)濃度(ppm)/(1×10)]}×12(g/mol)/22.4(L/mol)
上記所定時間毎のカーボン燃焼速度に基いてカーボン燃焼量積算値の経時変化を求め、カーボン燃焼率が0%から90%に達するまでに要した時間とその間のカーボン燃焼量の積算値とからカーボン燃焼速度(フィルタ1Lでの1分間当たりのカーボン燃焼量(mg/min-L))を求めた。平均粒子径496nmのZN(大粒子)を採用したケースの結果を表1に示し、同198nmのZN(大粒子)を採用したケースの結果を表2に示す。
上記両ケースに関し、ZNP/ZN質量比が5/95であるときのZNとZNPの平均粒子径の比率「小粒子/大粒子」とカーボン燃焼速度との関係を図13に示す。同図によれば、「小粒子/大粒子」の平均粒子径の比率が5/100以上50/100以下であれば、高いカーボン燃焼速度が得られることがわかる。
平均粒子径496nmのZN(大粒子)と平均粒子径64nmのZNP(小粒子)との組み合わせに関し、ZNP/ZN質量比とカーボン燃焼速度との関係を図14に示す。
なお、同図の「比較例最大23.6」は、後述の実施形態2に係る表4の平均粒子径198nmのZNと平均粒子径206nmのZNPとの組み合わせに係るサンプルのカーボン燃焼速度(mg/min-L)である。
図14によれば、質量比が5/95以上30/70以下であるとき、特に5/95以上20/80以下であるときにカーボン燃焼速度が大きくなっている。このことと、図13の平均粒子径496nmのZN(大粒子)を採用したケースの結果とを併せて考慮すると、平均粒子径の比率が6/100以上18/100以下であるとき、特に6/100以上13/100以下であるときは、質量比が5/95以上20/80以下であることが好ましいということができる。
平均粒子径198nmのZN(大粒子)と平均粒子径64nmのZNP(小粒子)との組み合わせに関し、ZNP/ZN質量比とカーボン燃焼速度との関係を図15に示す。同によれば、ZNP/ZN質量比が5/95以上30/70以下であるとき、特に5/95以上10/90以下であるときにカーボン燃焼速度が大きくなっている。このことと、図13の平均粒子径198nmのZN(大粒子)を採用したケースの結果とを併せて考慮すると、平均粒子径の比率が6/100以上35/100以下であるとき、特に15/100以上35/100以下であるときは、質量比が5/95以上10/90以下であることが好ましいということができる。
<実施形態2の好適粒径比及び質量比の策定>
−テストサンプルの調製−
上記触媒材料のうちのPtを担持した各ZNP(大粒子)とPtを担持した各ZN(小粒子)の酸化物ゾルとを所定の質量比(ZNP(大粒子)量に対するZN(小粒子)量の割合)で組み合わせ、先に説明した触媒付パティキュレートフィルタの調製法により、実施形態2の実施例及び比較例に係るサンプルを調製した。フィルタとしては、実施形態1のサンプルと同様のものを採用し、フィルタ1L当たりの触媒コーティング量(乾燥後の量)も実施形態1と同じく20.5g/L(そのうちのPt量が約0.5g/L)とした。そうして、実施形態1の場合と同じ方法でエージング後の各サンプルにカーボンを堆積させ、カーボン燃焼率が0%から90%に達するまでのカーボン燃焼速度を求めた。
平均粒子径510nmのZNP(大粒子)を採用したケースの結果を表1に示し、同206nmのZNP(大粒子)を採用したケースの結果を表2に示す。
上記両ケースに関し、ZN/ZNP質量比が5/95であるときのZNPとZNの平均粒子径の比率「小粒子/大粒子」とカーボン燃焼速度との関係を図16に示す。同図によれば、「小粒子/大粒子」の平均粒子径の比率が5/100以上60/100以下であれば、高いカーボン燃焼速度が得られることがわかる。
平均粒子径510nmのZNP(大粒子)と平均粒子径62nmのZN(小粒子)との組み合わせに関し、ZN/ZNP質量比とカーボン燃焼速度との関係を図17に示す。同図によれば、質量比が2/98以上20/80以下であるとき、特に5/95以上10/90以下であるときにカーボン燃焼速度が大きくなっている。このことと、図16の平均粒子径510nmのZNP(大粒子)を採用したケースの結果とを併せて考慮すると、平均粒子径の比率が5/100以上20/100以下であるときは、質量比が5/95以上10/90以下であることが好ましいということができる。
平均粒子径206nmのZNP(大粒子)と平均粒子径62nmのZN(小粒子)との組み合わせに関し、ZNP/ZN質量比とカーボン燃焼速度との関係を図18に示す。同によれば、ZNP/ZN質量比が1/99以上30/70以下であるとき、特に5/95以上20/80以下であるときにカーボン燃焼速度が大きくなっている。このことと、図16の平均粒子径206nmのZNP(大粒子)を採用したケースの結果とを併せて考慮すると、平均粒子径の比率が14/100以上50/100以下であるときは、質量比が5/95以上20/80以下であることが好ましいということができる。
本発明は、ディーゼルエンジンに限らず、希薄燃焼ガソリンエンジンの排ガス中のパティキュレートを捕集するフィルタにも適用することができる。
1 フィルタ
2 排ガス流入路(排ガス通路)
3 排ガス流出路(排ガス通路)
5 隔壁
6 細孔(排ガス通路)
7 触媒層

Claims (6)

  1. 排ガス中のパティキュレートを捕集するフィルタの排ガス通路壁に、ZrNd複合酸化物粒子材と、ZrNdPr複合酸化物粒子材と、触媒金属としての貴金属とを含む触媒層が設けられている触媒付パティキュレートフィルタにおいて、
    上記ZrNd複合酸化物粒子材の平均粒子径は190nm以上550nm以下であり、
    上記ZrNd複合酸化物粒子材の平均粒子径に対する上記ZrNdPr複合酸化物粒子材の平均粒子径の比率が5/100以上50/100以下であり、
    上記ZrNd複合酸化物粒子材の量に対する上記ZrNdPr複合酸化物粒子材の量の質量比が5/95以上30/70以下であることを特徴とする触媒付パティキュレートフィルタ。
  2. 請求項1において、
    上記ZrNd複合酸化物粒子材の平均粒子径に対する上記ZrNdPr複合酸化物粒子材の平均粒子径の比率が6/100以上18/100以下であり、
    上記ZrNd複合酸化物粒子材の量に対する上記ZrNdPr複合酸化物粒子材の量の質量比が5/95以上20/80以下であることを特徴とする触媒付パティキュレートフィルタ。
  3. 請求項1において、
    上記ZrNd複合酸化物粒子材の平均粒子径に対する上記ZrNdPr複合酸化物粒子材の平均粒子径の比率が15/100以上35/100以下であり、
    上記ZrNd複合酸化物粒子材の量に対する上記ZrNdPr複合酸化物粒子材の量の質量比が5/95以上10/90以下であることを特徴とする触媒付パティキュレートフィルタ。
  4. 排ガス中のパティキュレートを捕集するフィルタの排ガス通路壁に、ZrNd複合酸化物粒子材と、ZrNdPr複合酸化物粒子材と、触媒金属としての貴金属とを含む触媒層が設けられている触媒付パティキュレートフィルタにおいて、
    上記ZrNdPr複合酸化物粒子材の平均粒子径は190nm以上550nm以下であり、
    上記ZrNdPr複合酸化物粒子材の平均粒子径に対する上記ZrNd複合酸化物粒子材の平均粒子径の比率が5/100以上60/100以下であり、
    上記ZrNdPr複合酸化物粒子材の量に対する上記ZrNd複合酸化物粒子材の量の質量比が1/99以上30/70以下であることを特徴とする触媒付パティキュレートフィルタ。
  5. 請求項4において、
    上記ZrNdPr複合酸化物粒子材の平均粒子径に対する上記ZrNd複合酸化物粒子材の平均粒子径の比率が5/100以上20/100以下であり、
    上記ZrNdPr複合酸化物粒子材の量に対する上記ZrNd複合酸化物粒子材の量の質量比が5/95以上10/90以下であることを特徴とする触媒付パティキュレートフィルタ。
  6. 請求項4において、
    上記ZrNdPr複合酸化物粒子材の平均粒子径に対する上記ZrNd複合酸化物粒子材の平均粒子径の比率が14/100以上50/100以下であり、
    上記ZrNdPr複合酸化物粒子材の量に対する上記ZrNd複合酸化物粒子材の量の質量比が5/95以上20/80以下であることを特徴とする触媒付パティキュレートフィルタ。
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