JP5879613B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、有機材料の電界発光現象を利用した発光素子およびそれを用いた表示装置に関する。
近年、有機エレクトロニクス分野において、特に有機電界発光素子(以下、有機EL素子という。)の研究が進んでおり、この発光素子を用いた表示装置として、基板上に青、緑、赤の各色の発光素子を配置した構成が提案されている。
発光素子に関しては、消費電力を低減する等の観点から、発光効率を向上させることが重要である。そこで、発光素子に共振器構造を採用することにより、発光効率を向上させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、下部電極(ミラー)、透明導電膜、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、上部電極(ハーフミラー)を積層した発光素子において、青、緑、赤の発光効率が極大となるようにミラーとハーフミラーとの間の光学的距離を調整することが開示されている(段落0012)。
また、表示装置に関しては、発光効率の向上に加えて、優れた色再現性を実現することも重要である。色再現性を向上させるには、各色の発光素子の色純度を向上させる必要がある。そこで、発光素子にカラーフィルタ(CF)を設けることで、不要な波長成分をカットし、その結果、発光色の色純度を向上させる技術が提案されている。
特開2005−116516号公報
しかしながら、発明者らの研究により、単純に共振器構造により得られる発光効率が最大の膜厚を選択しカラーフィルタと組み合わせただけでは、発光効率の向上と発光色の色純度の向上とを両立させることが困難なことが判明した。
本発明は、高い色純度と高い発光効率を両立できる発光素子、およびそれを用いることで優れた色再現性を実現することができる表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様である発光素子は、反射電極と透明電極との間に、青色光を放射する発光層を有する発光素子であって、前記反射電極と前記発光層との間に機能層が介挿され、前記機能層の光学膜厚が、455.4[nm]以上475.8[nm]以下である。
本発明の一態様である発光素子は、上述の構成を備えることにより、発光効率の向上と、高い色純度を得ることとを両立できる。
本発明の一実施形態にかかる有機ELディスプレイの一部断面を模式的に示した断面図 ディスプレイの色純度規格(EBU規格)における目標色度を示す図 各層の膜厚及び光学定数を示す図 各発光材料のPLスペクトル強度と波長との関係を示す図 緑色発光素子の透明導電層4の膜厚変化に対する発光効率と色度xとの変化を示す図 緑色発光素子の光学膜厚、発光効率、色度x、数値mの関係を示す図 赤色発光素子の透明導電層4の膜厚変化に対する発光効率と色度yとの変化を示す図 赤色発光素子の光学膜厚、発光効率、色度y、数値mの関係を示す図 青色発光素子の透明導電層4の膜厚変化に対する発光効率と色度yとの変化を示す図 青色発光素子の色度重視設計での光学膜厚、発光効率、色度、mを示す図 青色発光素子の効率重視設計、色度重視設計1、2それぞれの最良条件を示す図 青色発光素子の色度重視設計での光学膜厚、発光効率、色度、mを示す図 本発明の一態様に係る表示装置の外観を示す図
1.本発明の一態様
本発明の一態様である発光素子は、反射電極と透明電極との間に、青色光を放射する発光層を有する発光素子であって、前記反射電極と前記発光層との間に機能層が介挿され、前記機能層の光学膜厚が、455.4[nm]以上475.8[nm]以下である。
この構成により、発光効率の向上と、高い色純度を得ることとを両立できる。
本発明の一態様に係る発光素子は、反射電極と透明電極との間に、青色光を発光する発光層を有する発光素子であって、前記反射電極と前記発光層との間に少なくとも一つの機能層が介挿され、前記機能層の光学膜厚L[nm]が、
Figure 0005879613
ただし、波長λが455[nm]、Φが前記反射電極での位相シフト、mが2.5≦m<3を満たす。
この構成により、青色光を放射する発光素子において、ディスプレイに要求される色純度を満たし、かつ、発光効率を向上することができる。
本発明の一様態に係る表示装置は、青色光、緑色光、赤色光のいずれかの発光色を放射する複数の発光素子が配列された表示装置であって、前記青色光を放射する発光素子が前記発光素子である。
この構成により、青色光の色純度が向上し、画像の色再現性を向上させることができるとともに、発光効率が向上するので表示装置の消費電力を低減させることができる。
また、前記緑色光または前記赤色光を放射する発光素子は、反射電極と透明電極との間に、緑色光または赤色光を放射する発光層を有する発光素子であって、前記反射電極と前記発光層との間に機能層が介挿され、前記機能層の光学膜厚L[nm]が、
Figure 0005879613
ただし、緑色光の場合は波長λが510[nm]、赤色光の場合は波長λが640[nm]、Φが前記反射電極での位相シフト、mが整数、を満たすこととしてもよい。
また、前記mが2であることとしてもよい。
この構成により、緑色光、赤色光の発光効率および色純度が向上するので、表示装置の消費電力の低減と画像の色再現性をさらに向上させることができる。
2.本発明の実施の形態
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
2.1.有機ELディスプレイの構成
図1は、本発明の一実施形態にかかる有機ELディスプレイの一部断面を模式的に示した断面図である。
本発明の一実施形態にかかる有機ELディスプレイは、発光素子としてのトップエミッション型の有機ELセルが基板1上にマトリックス状配列で形成されて成る。各発光素子は、R(赤色)G(緑色)B(青色)いずれかの光を放射する発光層7を具備する。以下、青色光、緑色光及び赤色光を放射する発光層7をそれぞれ発光層7b、7g及び7rと表す。各発光素子は、いわゆるピクセルバンク(井桁状バンク)構造のバンク2により規定されている。
発光素子は、反射電極3、5つの機能層(透明導電層4、正孔注入層5、正孔輸送層6、発光層7及び電子輸送層8)及び透明電極9がこの順に積層されて成る。なお、図1に示すように、電子輸送層8及び透明電極9は、バンク2によって発光素子毎に区切られてはいない。
各発光素子は、反射電極3の存在による共振器構造を有する。透明電極9を透過して外部に放射される光には、発光層7b、7g、7rから透明電極9に向けて放射された光(以下、直接光という)と、発光層7b、7g、7rから反射電極3に向けて放射され、反射電極3で反射された光(以下、反射光という)の両方の成分が含まれている。この直接光と反射光とが干渉効果で強め合うように発光層7b、7g、7rと反射電極3との間の距離を調整することで、発光素子の発光効率を高めることができる。距離の調整は、発光層7b、7g、7rと反射電極3との間に挟まれた3つの機能層(透明導電層4、正孔注入層5、正孔輸送層6)の膜厚を調整することで行う。
発光素子の上には、薄膜封止層10、樹脂封止層11、色度補正層としてのカラーフィルタ12及びガラス13がこの順に積層されている。以下、青色、緑色及び赤色発光素子上に設けられたカラーフィルタをそれぞれカラーフィルタ12b、12g、12rと表す。各層の材料等については後述する。
2.2.色度重視及び効率重視の膜厚設計
上述の距離の調整に係る膜厚は、色度と、発光効率とを考慮して決定する。以下、色度を重視する設計を色度重視設計、発光効率を重視する設計を効率重視設計という。
色度については、EBU規格などの放送規格で定められた色度を得る必要がある。
図2は、本実施の形態で採用するEBU規格で定められた色度(目標色度)を示す。
ここで、色度(x,y)は、CIE色度図上の位置を示す。図2に示すように、赤色の目標色度は(0.64,0.33)であり、緑色の目標色度は(0.29,0.60)であり、青色の目標色度は(0.15,0.06)である。色度重視設計は、出射光の色度が目標色度を達成するように発光層と反射電極との間の距離を設定する設計方法である。
一方、発光効率については、消費電力等の観点などから、原則、効率が高いほど望ましいといえる。効率重視設計は、まず発光効率が最大となるように発光層と反射電極との距離を調整し、その上で、さらに出射光の色度が目標色度を達成するようカラーフィルタ(CF)の特性(透過スペクトル)を設定する設計方法である。カラーフィルタは、一般的に色度補正に用いられるものである。なお、色度重視設計では、出射光がほぼ目標色度を達成しているためカラーフィルタを用いる必要ないか、または効率重視設計に比べ弱い色度補正のための透過率の高いカラーフィルタを用いることができる。
従来、膜厚設計においては、色度補正前の発光効率が高い効率重視設計の方が、色度補正前の発光効率の低くなる色度重視設計よりも、発光素子からの最終的な発光効率に関するロスが小さいように思われていた。しかし、これは赤色発光素子及び緑色発光素子については当てはまるが、青色発光素子においては当てはまらないことが発明者らの実験により判明した。
具体的には、青色発光素子で効率重視設計にした場合、色度重視設計と比べて、目標色度とのズレが大きくカラーフィルタによる色度補正において発光効率が大きく低下することが明らかになった。また、効率重視設計では、通常、発光層と反射電極との距離が短いほど発光効率が高くなるのであるが、青色発光素子においては、発光層と反射電極との距離を長波長の赤色よりも長くすることで効率が向上することが明らかになった。
2.3.実験及び膜厚設計
膜厚は、色度については、緑色発光素子では、色度xが0.29以下となるよう設計し、赤色発光素子では、色度yが0.33以下となるよう設計し、青色発光素子では、色度yが0.06以下となるよう設計する。
発光効率についてはピーク値の80%以内となるよう設計する。このピーク値の80%以内という範囲は、ディスプレイの面内において、製造誤差が20%の範囲で生じうることを前提として定めたものである。
図3は、実験に用いた、青色、緑色、赤色の各発光素子における各層の設計膜厚dと、各層の材料の光学定数(屈折率n、消衰係数k)を示す。
光学定数は、各発光素子の放射する光の波長が、青色発光素子で455nm、緑色発光素子で510nm、赤色発光素子で640nmのときの値である。透明導電層4の材料は、ITO(Indium Tin Oxide)である。また、発光層7b、7g、7rの材料は、それぞれCovion Organic Semiconductors GmbH社製のSpiro-Anthracene、Ir(ppy)3、サメイション(SUMATION)社製のRP158としている。各発光材料のスペクトル強度と波長との関係は、図4に示すものである。図4中のグラフ(a)が青色発光材料について示し、グラフ(b)が緑色発光材料、グラフ(c)が赤色発光材料について示す。
青色、緑色、赤色の各発光素子においては、透明導電層4以外の層の膜厚は固定値で各色共通である。そして透明導電層4の膜厚を変化させることで発光層と反射電極との距離を調整している。なお、光学膜厚は、膜厚と屈折率の積により算出する。
2.3.1.緑色発光素子
図5は、CF補正はせず、透明導電層4の膜厚を変化させたときの緑色発光素子の発光効率と色度xの変化を表す図である。
図5中、実線のグラフ(a)は、透明導電層4の膜厚を変化させた場合の発光効率(Efficiency)の変化を示す。また、丸印をプロットしたグラフ(b)は、透明導電層4の膜厚を変化させた場合の色度x(CIE x)の変化を示す。
緑色発光素子では、発光効率(グラフ(a))がピークとなる膜厚(96nm)付近で、色度(グラフ(b))について、目標色度(x=0.29)に近い値が得られている。よって、目標色度に近づける(発光色の色純度を高める)場合に、弱いスペクトル矯正で足り、それだけ透過率の高いカラーフィルタを利用できる。したがって、緑色発光素子については、効率重視設計が適する。
図6は、緑色発光素子での透明導電層4の膜厚変化に対する、光学膜厚、発光効率、色度x、数値mを示す。
図6は、図5のグラフを境界条件の部分を中心に表形式にし、発光効率、数値mについても示したものである。また、数値mは、
Figure 0005879613
より導出したものである。
(式1)は、共振器構造において、透明導電層4、正孔注入層5および正孔輸送層6の光学膜厚の合計Lnm、共振波長λnm、位相シフトΦ[ラジアン]の関係を表す式である。
反射電極3での位相シフトΦは、以下の(式2)で求めることができる。
Figure 0005879613
ただし、nは透明導電層4の屈折率、nは反射電極3の屈折率、kは反射電極3の消衰係数である。ここでは、Φ/2π=0.7としている。図6から、緑色発光素子において発光効率がピーク値の80%以内であり、かつ色度xが0.29以下となる範囲は、透明導電層4の膜厚が78nm以上102nm以下の範囲である。また、透明導電層4の膜厚が96nmにおいて、発光効率が最大(20.12[cd/A])となる。このときの光学膜厚Lは326.4nmとなり、(式1)における数値mは2.0となる。
2.3.2.赤色発光素子
図7は、CF補正をせず、透明導電層4の膜厚を変化させたときの赤色発光素子の発光効率と色度yの変化を表す図である。
図7中、実線のグラフ(a)は、透明導電層4の膜厚を変化させた場合の発光効率の変化を示す。また、丸印をプロットしたグラフ(b)は、透明導電層4の膜厚を変化させた場合の色度yの変化を示す。
赤色発光素子では、発光効率(グラフ(a))がピークとなる膜厚(141nm)付近で、色度(グラフ(b))について目標色度(y=0.33)に近い値が得られている。よって、目標色度に近づける場合に、弱いスペクトル矯正で足り、それだけ透過率の高いカラーフィルタを利用できる。したがって、赤色発光素子については、効率重視設計が適する。
図8は、赤色発光素子での透明導電層4の膜厚変化に対する、光学膜厚、発光効率、色度y、数値mを示す。
図8は、図7のグラフを境界条件の部分を中心に表形式にし、発光効率、数値mについても示したものである。また、数値mは、(式1)より導出したものである。
図8から、赤色発光素子において発光効率がピーク値の80%以内であり、かつ色度yが0.33以下となる範囲は、透明導電層4の膜厚が141nm以上152nm以下の範囲である。そして、透明導電層4の膜厚が141nmにおいて発光効率は最大となる。このときの光学膜厚Lは403.5nmとなり、(式1)における数値mは1.9(≒2)となる。このときの発光効率は、赤色発光素子で2.56[cd/A]である。
2.3.3.青色発光素子について
(1)設計手法の選択
図9は、透明導電層4の膜厚を変化させたときの青色発光素子の発光効率と色度yとを表す図である。
図9中、実線のグラフ(a)は、CF補正をせず、透明導電層4の膜厚を変化させた場合の発光効率の変化を示す。丸印をプロットしたグラフ(c)は、CF補正をせず、透明導電層4の膜厚を変化させた場合の色度yの変化を示す。また、四角印をプロットしたグラフ(b)は、目標色度を得るためy=0.06となるCF補正を行った場合において、透明導電層4の膜厚を変化させた場合の発光効率の変化を示す。
効率重視設計とする場合、透明導電層4の膜厚は、図9グラフ(a)の発光効率がピークとなる87nmを採用することになる。この条件において得られる色度(グラフ(c))は目標色度(0.06)から大きく外れているので目標色度を得るためにCF補正することになる。しかし、目標色度に近づけるべくCF補正をすると(グラフ(b))、得られる発光効率は0.39[cd/A]まで低下してしまう。目標色度に近づけるため強いスペクトル矯正が必要であるが、強いスペクトル矯正を行うカラーフィルタの透過率は低いためである。このときのCF透過率は6.3[%]である。
一方、色度重視設計とする場合、図9グラフ(b)で色度が0.06以下を示す膜厚を採用することになる。グラフ(b)で色度が0.06以下を満たし、かつグラフ(a)でピークを示す膜厚は、44nm(発光効率は1.44[cd/A])及び166nm(発光効率は1.62[cd/A])であり、いずれの発光効率も、効率重視設計した場合の発光効率より大きい。したがって、青色発光素子については、色度重視設計が適する。
(2)色度重視設計
上述したように、青色発光素子では、発光効率がピーク値の80%以内、かつ色度yが0.06以下となる範囲(以下、青色膜厚条件という。)になるよう設計する。そして、色度重視設計でこの条件を満たす膜厚としては、図9を用いて説明したように、透明導電層4の膜厚が赤色発光素子の膜厚よりも薄膜の場合(以下、色度重視設計1という)と、厚膜の場合(以下、色度重視設計2という)がある。
図10は、色度重視設計1、色度重視設計2のそれぞれにおける、青色発光素子での透明導電層4の膜厚変化に対する、光学膜厚、発光効率、色度y、数値mを示す。
図10は、図9のグラフのうち境界条件の部分を中心に表形式にし、発光効率、数値mについても示したものである。また、数値mは、(式1)より導出したものである。
図10に示すように、色度重視設計1では、透明導電層4の膜厚が42nm以上44nm以下の場合に青色膜厚条件を満たす。また、色度重視2では、透明導電層4の膜厚が156nm以上166nm以下の場合に青色膜厚条件を満たす。このとき、mは、2.5≦m<3を満たす範囲が良好である。
(3)効率重視設計と色度重視設計の比較
図11は、効率重視設計、色度重視設計1及び2の各設計における最適条件下での透明導電層4の膜厚と、そのときの(式1)における光学膜厚Lと数値m、デバイス特性として発光効率とカラーフィルタ透過率を示す。
効率重視設計の場合、透明導電層4の膜厚が87nmにおいて、発光効率は最大となる。このときの光学膜厚Lは314.7nmとなり、数値mは2.1(≒2)となる。
一方、色度重視設計1の場合は、透明導電層4の膜厚が44nmにおいて、色度0.06以下を条件とした場合の発光効率は、1.44[cd/A](色度は0.058)でピークとなる。このときの光学膜厚Lは227.0nmであり、数値mは1.7となる。
また、色度重視設計2の場合は、透明導電層4の膜厚が166nmにおいて、色度0.06以下を条件とした場合の発光効率が1.62[cd/A](色度は0.059)でピークとなる。このときの光学膜厚Lは475.8nmであり、(式1)における数値mは2.8となる。
発光効率は、効率重視設計の場合0.39[cd/A]であるのに対し、色度重視設計1では1.44[cd/A]となり、効率重視設計の約3.7倍であり、色度重視設計1の方が効率重視よりも発光効率が高くなる。
また、色度重視設計2では、発光効率は1.62[cd/A]となり、発光効率を色度重視設計1に比べさらに約10%向上させることができる。
(4)正孔注入層、正孔輸送層の膜厚の変更
上述の実施形態では、実験において透明導電層4の膜厚を変更していたが、色度重視設計を行う場合に重要なパラメータは、透明導電層4の膜厚ではなく、透明導電層4、正孔注入層5、正孔輸送層6の光学膜厚の合計Lである。発光素子の発光効率を高めるという効果は、直接光と反射光との干渉により得られるものと考えられるためである。
図12は、青色発光素子の正孔注入層、正孔輸送層の膜厚をそれぞれ20nmに変更し、この条件下で、透明導電層4の膜厚を変化させた場合の光学膜厚、発光効率、色度y、数値mを示す。
色度重視設計1で設計した場合は、透明導電層4の膜厚が69nm以上72nm以下の場合に青色膜厚条件を満たす。透明導電層4の膜厚が72nmの場合に発光効率がピーク(1.44[cd/A])となる。このときの光学膜厚Lは215.5nmであり、(式1)における数値mは1.7となる。
また、色度重視2で設計した場合は、透明導電層4の膜厚が188nm以上196nm以下の場合に青色膜厚条件を満たす。透明導電層4の膜厚が196nmにおいて発光効率がピーク(1.75[cd/A])となる。このときの光学膜厚Lは468.4nmであり、(式1)における数値mは2.8となる。
色度重視1と色度重視2との発光効率を比較すると、色度重視2の発光効率は、色度重視1の発光効率に比べ約20%向上している。
3.各部材料
基板1は、例えば、TFT(Thin Film Transistor)基板である。基板1の材料は、例えば、無アルカリガラス、ソーダガラス、無蛍光ガラス、燐酸系ガラス、硼酸系ガラス、石英、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエチレン、ポリエステル、シリコーン系樹脂、又はアルミナ等の絶縁性材料である。
バンク2は、樹脂等の有機材料で形成されており絶縁性を有する。有機材料は、例えば、アクリル系樹脂、ポリイミド系樹脂、ノボラック型フェノール樹脂等である。また、バンク2は、有機溶剤耐性を有することが好ましい。さらに、バンク2はエッチング処理、ベーク処理等がされることがあるので、それらの処理に対して過度に変形、変質などをしないような耐性の高い材料で形成されることが好ましい。
反射電極3は、基板1に配されたTFTに電気的に接続されており、発光素子の正極として機能すると共に、発光層7b,7g,7rから反射電極3に向けて出射された光を反射する機能を有する。反射機能は、反射電極3の構成材料により発揮されるものでもよいし、反射電極3の表面部分に反射コーティングを施すことにより発揮されるものでもよい。反射基板3は、例えば、Ag(銀)、Al(アルミニウム)等で形成されている。また、反射電極3の材料は、例えば、APC(銀、パラジウム、銅の合金)、ARA(銀、ルビジウム、金の合金)、MoCr(モリブデンとクロムの合金)、NiCr(ニッケルとクロムの合金)等の合金である。トップエミッション型の発光素子の場合は、光反射性の高い材料で形成されていることが好ましい。
透明導電層4は、反射電極3と正孔注入層5との間に介在し、反射電極3と正孔注入層5との接合性を良好にする機能を有すると共に、製造過程において反射電極3の形成直後に反射電極3が自然酸化するのを防止する保護層として機能する。透明導電層4の材料は、発光層7b,7g,7rで発生した光に対して十分な透光性を有する導電性材料であればよく、例えば、ITOやIZO(Indium Zinc Oxide)などが好ましい。室温で成膜しても良好な導電性を得ることができるからである。
正孔注入層5は、正孔を発光層7b、7g、7rに注入する機能を有する。正孔注入層5の材料は、例えば、WOx(酸化タングステン)、MoOx(酸化モリブテン)、MoxWyOz(モリブデン−タングステン酸化物)等である。なお、正孔注入層5は、正孔を発光層に注入する機能を有する金属化合物で形成されていることが好ましく、そのような金属化合物としては、例えば、金属酸化物、金属窒化物又は金属酸窒化物が挙げられる。
正孔注入層5が特定の金属化合物で形成されている場合は、正孔を容易に注入することができ、発光層7b、7g、7r内で電子が有効に発光に寄与するため、良好な発光特性を得ることができる。前記の特定の金属化合物としては、遷移金属が好ましい。遷移金属は、複数の酸化数をとるためこれにより複数の準位をとることができ、その結果正孔注入が容易になり駆動電圧を低減することができる。
正孔輸送層6は正孔を発光層7b、7g、7rに輸送する機能を有する。正孔輸送層6の材料は、例えば、トリアゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、ポリアリールアルカン誘導体、ピラゾリン誘導体及びピラゾロン誘導体、フェニレンジアミン誘導体、アリールアミン誘導体、アミノ置換カルコン誘導体、オキサゾール誘導体、スチリルアントラセン誘導体、フルオレノン誘導体、ヒドラゾン誘導体、スチルベン誘導体、ポルフィリン化合物、芳香族第三級アミン化合物及びスチリルアミン化合物、ブタジエン化合物、ポリスチレン誘導体、ヒドラゾン誘導体、トリフェニルメタン誘導体、テトラフェニルベンジン誘導体で形成される。特に好ましくは、ポリフィリン化合物、芳香族第三級アミン化合物及びスチリルアミン化合物等で形成される。
発光層7b、7g、7rは、それぞれ青色、緑色、赤色の光を放射する機能を有する。発光層7b、7g、7rの材料は、例えば、オキシノイド化合物、ペリレン化合物、クマリン化合物、アザクマリン化合物、オキサゾール化合物、オキサジアゾール化合物、ペリノン化合物、ピロロピロール化合物、ナフタレン化合物、アントラセン化合物、フルオレン化合物、フルオランテン化合物、テトラセン化合物、ピレン化合物、コロネン化合物、キノロン化合物及びアザキノロン化合物、ピラゾリン誘導体及びピラゾロン誘導体、ローダミン化合物、クリセン化合物、フェナントレン化合物、シクロペンタジエン化合物、スチルベン化合物、ジフェニルキノン化合物、スチリル化合物、ブタジエン化合物、ジシアノメチレンピラン化合物、ジシアノメチレンチオピラン化合物、フルオレセイン化合物、ピリリウム化合物、チアピリリウム化合物、セレナピリリウム化合物、テルロピリリウム化合物、芳香族アルダジエン化合物、オリゴフェニレン化合物、チオキサンテン化合物、アンスラセン化合物、シアニン化合物、アクリジン化合物、8−ヒドロキシキノリン化合物の金属鎖体、2−ビピリジン化合物の金属鎖体、シッフ塩とIII族金属との鎖体、オキシン金属鎖体、希土類鎖体等の蛍光物質等である。
電子輸送層8は透明電極9から注入された電子を発光層7b、7g、7rへ輸送する機能を有する。電子輸送層8は、例えば、ニトロ置換フルオレノン誘導体、チオピランジオキサイド誘導体、ジフェキノン誘導体、ペリレンテトラカルボキシル誘導体、アントラキノジメタン誘導体、フレオレニリデンメタン誘導体、アントロン誘導体、オキサジアゾール誘導体、ペリノン誘導体、キノリン錯体誘導体等である。
透明電極9は、例えば、ITO、IZO(酸化インジウム亜鉛)等で形成される。トップエミッション型の発光素子の場合は、光透過性の材料で形成されることが好ましい。
薄膜封止層10は、基板1との間に挟まれた各層が水分や空気に晒されることを防止する機能を有する。薄膜封止層10の材料は、例えば、SiN(窒化シリコン)、SiON(酸窒化シリコン)等である。
樹脂封止層11は、基板1から薄膜封止層10までの各層からなる背面パネルと、カラーフィルタ12b、12g、12rが形成された前面パネルとを貼り合わせるとともに、各層が水分や空気に晒されることを防止する機能を有する。樹脂封止層11の材料は、例えば、樹脂接着剤等である。トップエミッション型の発光素子の場合は、光透過性の材料で形成されることが好ましい。
4.まとめ
以上説明したように、青色発光素子は、効率重視設計によると、発光色の色度が目標色度より大きくズレてしまうため、カラーフィルタによる色度の補正を行うと効率が激減してしまう。一方、色度重視設計によると、ここでは透明導電層4の膜厚を156nm以上166nm以下とすることで、放射色の色純度をディスプレイに必要な目標色度まで高めることができ、さらに発光効率を高めることができる。この効果は、直接光と反射光との干渉により得られるものと考えられる。その場合、透明導電層4の膜厚が156nm以上166nm以下とすることが重要なのではなく、透明導電膜4、正孔注入層5、正孔輸送層6の光学膜厚の合計Lが重要であるといえる。従って、青色発光素子では、透明導電層4、正孔注入層5、正孔輸送層6の光学膜厚の合計Lを455.4nmから475.8nmとすればよく、この条件を満たす限り、同様の効果を得ることができる。
また、緑色発光素子については、透明導電層4の膜厚を96nm、つまり、透明導電層4、正孔注入層5、正孔輸送層6の光学膜厚の合計Lを326.4nmとするのが好ましい。なお、この効果は、透明導電層4、正孔注入層5、正孔輸送層6の光学膜厚の合計Lを290.4nmから338.4nmとすればよく、この条件を満たす限り、同様の効果を得ることができる。
また、赤色発光素子については、透明導電層4の膜厚を149nm、つまり、透明導電層4、正孔注入層5、正孔輸送層6の光学膜厚の合計Lを419.3nmとするのが好ましい。なお、この効果は、透明導電層4、正孔注入層5、正孔輸送層6の光学膜厚の合計Lを403.5nmから424.9nmとすればよく、この条件を満たす限り、同様の効果を得ることができる。
そして、これら発光素子を具備したディスプレイにおいて、それぞれ発光効率が高く、かつ発光色の色純度が高い、低消費電力、高色再現性なディスプレイを実現することができる。
5.変形例
なお、本発明を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、本発明の一態様に係る有機ELディスプレイを、表示装置100に搭載することとしてもよい。
図13は、表示装置100の外観を示す外観斜視図である。
これにより、上記と同様の効果が得られる有機EL表示装置を構成することができる。
また、上記の実施の形態では、機能層は3層構造(透明電極、正孔注入層、正孔輸送層)を有することとしたが、これに限らず、例えば、2層構造あるいは単層構造を有していても良い。
本発明の発光素子は、低消費電力、高色再現性を要する表示装置や、各種光源などに好適である。
1 基板
2 バンク
3 反射電極
4 透明導電層
5 正孔注入層
6 正孔輸送層
7b、7g、7r 発光層
8 電子輸送層
9 透明電極
10 薄膜封止層
11 樹脂封止層
12b、12g、12r、12br カラーフィルタ
13 ガラス
15 表示装置

Claims (4)

  1. 複数の発光素子が配列された表示装置であって、
    前記複数の発光素子は、それぞれ、反射電極と透明電極との間に配された、波長が455nmの青色光、波長が510nmの緑色光、赤色光のいずれかを放射する発光層と、前記反射電極と前記発光層との間に介挿された機能層とを有し、
    前記反射電極において光が反射する際の位相シフトφ/2πが0.7であり、
    前記反射電極と前記青色光を放射する発光層との間の光学距離が、455.4nm以上475.8nm以下であり、
    前記反射電極と前記緑色光を放射する発光層との間の光学距離が、290.4nm以上338.4nm以下である
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記赤色光の波長が640nmであり、
    前記反射電極と前記赤色光を放射する発光層との間の光学距離が、403.5nm以上424.9nm以下である請求項1に記載の表示装置。
  3. 複数の発光素子が配列された表示装置であって、
    前記複数の発光素子は、それぞれ、反射電極と透明電極との間に配された、波長が455nmの青色光、緑色光、波長が640nmの赤色光のいずれかを放射する発光層と、前記反射電極と前記発光層との間に介挿された機能層とを有し、
    前記反射電極において光が反射する際の位相シフトφ/2πが0.7であり、
    前記反射電極と前記青色光を放射する発光層との間の光学距離が、455.4nm以上475.8nm以下であり、
    前記反射電極と前記赤色光を放射する発光層との間の光学距離が、403.5nm以上424.9nm以下である
    ことを特徴とする表示装置。
  4. 透明電極に対向してカラーフィルタを備えることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の表示装置。
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