JP5878712B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5878712B2
JP5878712B2 JP2011194256A JP2011194256A JP5878712B2 JP 5878712 B2 JP5878712 B2 JP 5878712B2 JP 2011194256 A JP2011194256 A JP 2011194256A JP 2011194256 A JP2011194256 A JP 2011194256A JP 5878712 B2 JP5878712 B2 JP 5878712B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combiner
cover
display device
light reflection
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011194256A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013054311A (ja
Inventor
杉山 哲也
哲也 杉山
青木 邦光
邦光 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2011194256A priority Critical patent/JP5878712B2/ja
Priority to PCT/JP2012/072807 priority patent/WO2013035813A1/ja
Priority to EP12830549.7A priority patent/EP2755075B1/en
Publication of JP2013054311A publication Critical patent/JP2013054311A/ja
Priority to US14/195,399 priority patent/US9304318B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP5878712B2 publication Critical patent/JP5878712B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0101Head-up displays characterised by optical features
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K35/00Arrangement of adaptations of instruments
    • B60K35/22
    • B60K35/53
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/0018Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 with means for preventing ghost images
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0149Head-up displays characterised by mechanical features
    • B60K2360/66
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0101Head-up displays characterised by optical features
    • G02B2027/0118Head-up displays characterised by optical features comprising devices for improving the contrast of the display / brillance control visibility
    • G02B2027/012Head-up displays characterised by optical features comprising devices for improving the contrast of the display / brillance control visibility comprising devices for attenuating parasitic image effects
    • G02B2027/0121Parasitic image effect attenuation by suitable positioning of the parasitic images

Description

本発明は、可視情報を表示する表示部と、前記表示部に表示される可視情報を含む光をコンバイナで反射して所定の観察領域に投影する光投影部とを備え、前記可視情報を虚像として表示する車両用表示装置に関する。
車両用の表示装置に関しては、例えば情報量は少ないが緊急度の高い情報をすばやく運転者に認識させるために、視認性の良いヘッドアップディスプレイ(HUD)装置が用いられる場合がある。
車両用のヘッドアップディスプレイは、一般的に表示装置本体の表示部上に表示される可視情報を含む光像を車両のウインドシールド(フロントガラス)上、又はコンバイナと呼ばれる光反射部材に導き、その反射光の像を運転者の目に映るように投影する。
これにより、運転者は、通常の運転姿勢で前方を見る時に、ウインドシールドを透かして見える前方の風景や自車の車体の一部分と共に、ヘッドアップディスプレイによって投影された可視情報を視認することができる。運転者が視認する可視情報は、ウインドシールドの面よりも前方の、例えば視点から数m程度の距離の位置に虚像として結像されるので、運転者は運転中に目の焦点調節を行うことなく前方の風景と共にヘッドアップディスプレイの表示内容を同時に認識できる。
このようなヘッドアップディスプレイ装置は、一般的に車両のインストルメントパネル内部に装置本体が配置される。そして、この装置本体内部の表示部上に表示される可視情報の光を、拡大系ミラー等の反射部材を含む光路を経由して、ウインドシールド、コンバイナ等の投射エリアに向けて投射し、運転者の視点位置から見て所定距離の位置に虚像を結像させる。
車両用のヘッドアップディスプレイ装置に関連する従来技術が、例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3に開示されている。
特許文献1に開示されたヘッドアップディスプレイにおいては、装置本体に投影用のコンバイナを組み込むと共に、コンバイナの展開/収納が可能な構造を開示している。すなわち、ヘッドアップディスプレイを使用する時には運転者の視野に向けてコンバイナが光像を投影できるように所定の向きで起立した状態に展開し、使用しない時にはコンバイナが運転者にとって邪魔にならないように収納することができる。また、このコンバイナは回転軸により支持され、回動して変位することにより展開/収納が可能になっている。
また、特許文献2に開示されたヘッドアップディスプレイにおいては、コンバイナを上下方向(厚み方向と直交する方向)にスライド可能な構造を提案している。これにより、ヘッドアップディスプレイを使用可能な位置にコンバイナを移動したり、運転者にとって邪魔にならない位置にコンバイナを退避させることができる。
また、特許文献3においても、ヘッドアップディスプレイに利用可能なコンバイナ(透光性の反射板)を起立した使用状態と、傾斜した収納状態とに変位させるための構造が開示されている。
特開平11−72742号公報 実開平1−68938号公報 特開平9−109732号公報
ところで、自動車等の車両においては、太陽光線等の外来光が強い時には、この光が車両のウインドシールド(フロントガラス)を透過してインストルメントパネルに照射され、更にインストルメントパネル表面からの反射光がウインドシールドの表面で反射され、運転者の視野に投影される場合がある。
つまり、運転者の視界には、道路等の前方の風景だけでなく、インストルメントパネル表面からの反射によって生じた余分な虚像(ゴースト)が映り込むことになり、眩惑など運転の妨げになる。従って、一般的に車両のインストルメントパネル表面はゴーストが生じにくくなるように工夫が施されている場合が多い。
一方、ヘッドアップディスプレイを搭載した車両においては、前述のコンバイナの存在により、上記のゴーストが生じる場合がある。すなわち、太陽光線等の外来光が、車両のウインドシールドを透過してインストルメントパネル表面近傍のヘッドアップディスプレイに照射され、更にヘッドアップディスプレイ表面からの反射光がウインドシールドの表面で反射され、運転者の視野に投影される。つまり、ヘッドアップディスプレイの一部分の虚像(ゴースト)が運転者の目に映り込み、運転の妨げになる。
ヘッドアップディスプレイによって生じる余分なゴーストについては、特別に対策を施した従来技術は存在しない。特に、コンバイナが可動構造の場合には、仮に何らかの対策を施した場合であっても、コンバイナの位置や傾き等の状態によっては、コンバイナの部材からの外来光の反射によって余分なゴーストが発生するのは避けられないのが実情である。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、可動構造のコンバイナを利用する場合であっても、外来光の影響によって生じる余分なゴーストの発生を抑制することが可能な車両用表示装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る車両用表示装置は、下記(1)〜()を特徴としている。
(1) 可視情報を表示する表示部を備え、前記表示部に表示される可視情報を含む光をコンバイナで反射して所定の観察領域に投影する、前記可視情報を虚像として表示する車両用表示装置であって、
前記観察領域での表示が可能な使用状態の位置と、表示が不可能な不使用状態の位置との間で前記コンバイナの配置状態を変更する展開収納機構と、
前記コンバイナの投影面とは反対側の面を覆うことが可能な光反射抑制カバーと、
を備え、
前記展開収納機構は、
少なくとも前記コンバイナが前記使用状態の位置にある時には、所定方向に対する前記コンバイナの面の傾きを予め定めたゴースト抑制状態の角度に規制する規制手段と、
前記コンバイナの面の傾きを、前記ゴースト抑制状態の角度と、前記コンバイナの面が水平の向きに近い退避状態の角度との間で調整する角度調整機構と、
少なくとも前記コンバイナが前記ゴースト抑制状態の角度になっている時には、前記光反射抑制カバーを前記コンバイナから離れた位置に退避させるカバー退避機構と
を備える
こと。
) 上記()に記載の車両用表示装置であって、
前記展開収納機構は、前記コンバイナの面の傾きを調整する第1駆動部と、前記光反射抑制カバーの少なくとも傾きを調整する第2駆動部とを備えること。
) 上記()に記載の車両用表示装置であって、
前記第2駆動部は、前記光反射抑制カバーの動きを規制する案内溝として、前記光反射抑制カバーの第1の部位と係合し前記光反射抑制カバーをその回動方向に案内する回動溝と、前記回動溝と連通し前記光反射抑制カバーの第2の部位と係合して前記光反射抑制カバーをその面と平行な向きに案内する引き込み溝とを備えること。
) 上記()に記載の車両用表示装置であって、
前記展開収納機構は、前記コンバイナの面の傾きを調整する第1駆動部と、前記光反射抑制カバーを前記コンバイナを覆う位置と前記コンバイナから退避した位置との間で調整する第2駆動部とを備え、
前記光反射抑制カバーは変形可能に構成され、
前記第2駆動部は、前記光反射抑制カバーの下端に連結された巻き取り機構を備えること。
) 上記()に記載の車両用表示装置であって、
前記光反射抑制カバーの移動範囲を前記コンバイナの面と平行な方向に規制する案内溝を前記コンバイナの側端部に形成したこと。
) 上記(1)乃至()のいずれかの車両用表示装置であって、
前記表示部と前記コンバイナとの間の光路上に配置された、折り返しミラーを備えること。
上記(1)の構成の車両用表示装置によれば、前記使用状態においては前記コンバイナの面の傾きが規制されるので、前記コンバイナ自体もしくはその近傍で反射した外来光が運転者の視点の方向に向かうのを抑制でき、余分なゴーストの発生を防止できる。
また、前記コンバイナを収納するために必要とされる空間を減らすことができ、車両用表示装置自体の容積やそれを設置するために必要な車両内のスペースを削減できる。
また、前記コンバイナを収納する時に、前記光反射抑制カバーが外来光の反射を抑制するので、余分なゴーストの発生を常時防止可能になる。また、前記コンバイナを使用する時には前記光反射抑制カバーが退避して前記コンバイナの背面側を開放するので、運転者は前記コンバイナの背面側の風景等を前記コンバイナを透過した光により見ることができる。
上記()の構成の車両用表示装置によれば、前記コンバイナの面の傾きと、前記光反射抑制カバーの傾きとをそれぞれ独立した駆動部で調整できるので、適切な傾きの調整を容易に行うことができる。
上記()の構成の車両用表示装置によれば、前記光反射抑制カバーの傾きの調整と、面に平行な方向に対する進退の位置調整とを簡単な制御で実現できる。また、前記光反射抑制カバーを退避するために確保すべき空間を減らすことができ、車両用表示装置自体の容積やそれを設置するために必要な車両内のスペースを削減できる。
上記()の構成の車両用表示装置によれば、前記光反射抑制カバーを前記コンバイナの反面側を覆う状態の位置と退避状態の位置に、簡単に移動可能になる。また、前記光反射抑制カバーを退避するために確保すべき空間を減らすことができ、車両用表示装置自体の容積やそれを設置するために必要な車両内のスペースを削減できる。
上記()の構成の車両用表示装置によれば、前記光反射抑制カバーが変形して前記コンバイナの面から浮き上がるのを阻止することができる。従って、前記コンバイナの背面側からの光の反射を抑制し、余分なゴーストの発生を防止できる。
上記()の構成の車両用表示装置によれば、装置筐体を大型化しなくても、前記表示部から前記コンバイナまでの光路の距離を長くすることができる。これにより、光学系の倍率を上げることなく、運転者の視点から表示される虚像の位置までの距離を長くすることができる。
本発明によれば、可動構造のコンバイナを利用する場合であっても、外来光の影響によって生じる余分なゴーストの発生を抑制することが可能である。すなわち、ヘッドアップディスプレイを使用する時にも、運転の妨げになる余分な映り込みが生じにくくなり、安全な運転のために役立てることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、実施形態の車両用表示装置の基本的な構成及び表示要素の光路を車両の側方から見た縦断面図である。 図2は、図1に示した車両用表示装置における外来光が映り込む様子を表す縦断面図である。 図3は、図1に示した車両用表示装置の使用状態および格納状態における外観の例を表す斜視図である。 図4は、図1に示した車両用表示装置における使用状態と格納状態との間の形態変化を表す縦断面図である。 図5は、使用状態の位置及び格納状態の位置にコンバイナを移動するための構造の例を示す縦断面図である。 図6は、可動カバーを備えた車両用表示装置の形態変化を表す縦断面図である。 図7は、図6に示した車両用表示装置の具体的な形態変化を表す縦断面図である。 図8は、図7に示した形態変化を可能にする駆動機構の構成例を示す斜視図である。 図9は、図6に示した車両用表示装置の形態変化の変形例を表す縦断面図である。 図10は、図9に示した形態変化を可能にする駆動機構の複数の状態を表す縦断面図である。 図11は、図10に示した駆動機構の主要部の構成を表す斜視図である。 図12は、巻き取り機構を備えた車両用表示装置の構成を表す縦断面図である。 図13は、巻き取り可能なカバーの外観の具体例を表す斜視図である。 図14は、図13に示した巻き取り可能なカバーの厚み方向の形状を表す側面図である。 図15は、巻き取り可能なカバーの外観の具体例を表す斜視図である。 図16は、図15に示した巻き取り可能なカバーの厚み方向の形状を表す側面図である。 図17は、コンバイナの外観の具体例を表す斜視図である。 図18は、変形例の車両用表示装置の構成を表す縦断面図である。
本発明の車両用表示装置に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
<基本的な構成と動作>
本実施形態の車両用表示装置の基本的な構成及び表示要素の光路を車両の側方から見た縦断面が図1に示されている。
図1に示したHUD(ヘッドアップディスプレイ)ユニット100が本発明の車両用表示装置に相当する。図1に示した例では、HUDユニット100は車両200のインストルメントパネル210の内側(下方)に配置されている。また、インストルメントパネル210にはHUDユニット100の光路となる箇所に開口部210aが形成されている。
HUDユニット100の内部には、表示対象の情報を生成する表示デバイス10が備わっている。この表示デバイス10は、例えば透過型の液晶表示パネルにより構成され、数値、文字、図形などの可視情報を必要に応じて表示することができる。また、表示デバイス10にはバックライトのような照明用の光源が備わっており、表示デバイス10が表示した可視情報を光像として出射することができる。
また、HUDユニット100にはコンバイナ20が備わっている。すなわち、HUDユニット100の表示した像が運転者の視点位置に相当するアイボックスEBの範囲で視認できるように、表示デバイス10から出射された光像をコンバイナ20の表面で反射し、アイボックスEBに向かって投影する。
表示内容を視認できる範囲をアイボックスEBに限定するのは、HUDユニット100を小型化するためである。しかし、運転者の体型や姿勢の違い等に応じて実際の視点の位置は変動する。そこで、比較的広いアイレンジERの範囲内でアイボックスEBを移動できるように構成してある。具体的には、回動軸21を中心としてコンバイナ20を回動させ、矢印A0の方向に動かすと傾きθ1を微調整することができ、これにより光路を修正しアイレンジERの範囲内でアイボックスEBを移動できる。図1の例では、傾きθ1は水平面に対するコンバイナ20の反射面の角度を表す。
アイボックスEBの位置で視認される像は、例えば図1に示した表示像IMの位置に存在するように見える。つまり、アイボックスEBの位置からは、コンバイナ20よりも更に前方に存在するように見える虚像として表示される。
また、コンバイナ20は薄板状であり、ハーフミラーのように厚み方向に対して光を透過できる材料で構成されている。従って、運転者はコンバイナ20を実際に透過した光による前方の風景と、コンバイナ20で反射した光により見える虚像の表示像とを重ねて同時に視認することができる。
現実的なHUDユニット100においては、アイボックスEBの位置から表示される虚像IMまでの距離が2m以上になるように構成される。小型のHUDユニット100で2mの表示距離を確保するために、コンバイナ20の反射面を凹面に形成して焦点距離を調節することが想定される。また、表示に歪みが発生するのを防止するために、コンバイナ20の凹面を非球面で構成することも想定される。
<ゴーストの映り込みの説明>
図1に示した車両用表示装置における外来光が映り込む様子が図2に示されている。図2に示す例では、車両200内部にて外来光が見えている場合を想定している。
図2に示す状態において、コンバイナ20の裏側の面20bで反射した外来光は、上方に向かい、その一部分がウインドシールド220の表面で反射してアイレンジER側に向かう。
従って、外来光の反射光が運転者の目に入射する。つまり、コンバイナ20の裏側の面20bからの反射光によって形成される光の像がウインドシールド220の面で反射した像として目に映る。そのため、上方のウインドシールド220側からコンバイナ20を見下ろした場合に見えるパターンと同様のコンバイナ虚像20Xが、ゴーストとしてウインドシールド220に映り込んだように運転者から見える。実際には、外来光により、コンバイナ虚像20Xに相当する箇所が明るく光っているように見え、この眩しい光によって運転者が眩惑され危険な場合がある。
<外来光によるゴーストの映り込みを防止する手段>
図2に示した状態においては、運転者の観察範囲の下端の点P0と、コンバイナ20の虚像の一端の点P1とを結ぶ線分L3よりも下側に虚像が存在する場合はこれが運転者から見える。つまり、線分L3よりも下側に位置するコンバイナ虚像20Xは運転者から見える。しかし、図2に示すコンバイナ虚像20Yは、線分L3よりも上方にあるので運転者からは見えなくなる。
従って、実際に外来光により形成されるコンバイナ20の虚像を、コンバイナ虚像20Yのような位置に移動すれば、このゴーストが運転者に与える影響をなくすることができる。つまり、実際に形成される虚像をコンバイナ虚像20Yの位置に移動するために、コンバイナ20の面20bの傾き(θ1)が所定の角度以上になるように予め規制しておけばよい。
<コンバイナの展開/収納(1)>
図1に示した車両用表示装置の使用状態および格納状態における外観の例が図3に示されている。また、この車両用表示装置の縦断面を見た使用状態と格納状態との間の形態変化が図4に示されている。
運転者がHUDユニット100の表示を使用しない時には、前方の視界内に存在するコンバイナ20が運転者にとって目障りになる場合がある。従って、HUDユニット100を使用しない時には、コンバイナ20が運転者の視界から見えなくなるようにするのが望ましい。
つまり、HUDユニット100の表示を運転者が必要とする時には、図3に示す100(A)の状態のように、コンバイナ20(A)を展開して見える状態にする。また、HUDユニット100の表示を使用しない時には、図3に示す100(B)の状態のように、コンバイナ20(B)を収納して運転者から見えない状態にする。
具体的には、図4に示すように、展開収納機構に含まれる回動軸21を中心としてコンバイナ20を回動することにより、20(A)、20(B)、20(C)の各状態にコンバイナ20を変位させることができる。つまり、HUDユニット100の表示を使用する時には20(A)の状態に位置決めし、この表示を使用しない時には20(C)の状態にしてコンバイナ20を収納する。
但し、少なくともHUDユニット100の表示を使用する時には、前述のゴーストを防止するために、外来光によって生じるコンバイナ20の虚像が、図2に示したコンバイナ虚像20Yの位置に限定されるように規制する必要がある。従って、図4に示したコンバイナ20の展開状態(20(A))において、この傾きを図2のθ1と同様に所定以上の角度に規制する。例えば、規制された角度に相当する展開位置でコンバイナ20の動きが止まるように、コンバイナ20の可動機構(展開収納機構)に適当なストッパ部材を規制手段として設けておく。なお、コンバイナ20の規制手段については、例えばセンサで検出した位置に応じてモータ等の電気的な制御を行うことで実現することもできる。
<コンバイナの展開/収納(2)>
図4に示した構造の変形例として、使用状態の位置及び格納状態の位置にコンバイナ20を移動するための構造の例が図5に示されている。
図5に示したHUDユニット100Bにおいては、コンバイナ20が矢印A1の方向に沿って上下に直線的に移動可能な状態で支持する展開収納機構101が備わっている。HUDユニット100Bの表示を使用する時には、図5に実線で示す位置にコンバイナ20を位置決めできるので、前述のHUDユニット100の場合と同様に、コンバイナ20の傾きθ1を規制された角度に維持することができる。
また、HUDユニット100Bの表示を利用しない時には、矢印A1の方向に沿って下方にコンバイナ20を移動し、点線で示す位置までコンバイナ20を退避することができる。つまり、コンバイナ20を運転者の視界から見えないように収納できる。
また、図5に示した構成においては、展開/収納の前後および移動途中か否かとは無関係に、コンバイナ20の傾きθ1を常に一定に維持することができる。従って、HUDユニット100Bの表示を利用している時に限らず、コンバイナ20を移動している途中であっても、外来光によるゴーストの影響を防止することが可能である。つまり、展開収納機構101は規制手段として、コンバイナ20の角度を一定に維持する支持部材を備えている。
但し、図5のHUDユニット100Bにおいては、点線で示す退避位置にコンバイナ20を配置するための空間を確保する必要がある。つまり、展開収納機構101として、HUDユニット100Bの筐体に下方に延びる特別な格納空間を設けたり、コンバイナ20を矢印A1の方向に案内する部材を配置しなければならず装置が多少大型化する。また、車両側に必要とされるHUDユニット100Bの設置スペースも大きくなる。
<不使用時のゴースト対策(1)>
図4に示した可動構造のコンバイナ20を備えるHUDユニット100の場合には、コンバイナ20の移動中の状態(20(C))や格納状態(20(B))において、コンバイナ20の傾きθ1を前述の規制された角度に維持することができなくなる。つまり、展開/収納のためにコンバイナ20の形態を変える時や収納時に、面20bからの外来光の反射によるゴーストの影響が懸念される。このようなゴーストを防止するための対策について、以下に説明する。
可動カバーを備えた車両用表示装置の形態変化が図6に示されている。また、図6に示した車両用表示装置の具体的な形態変化が図7に示されている。また、図7に示した形態変化を可能にする駆動機構の構成例が図8に示されている。
図6に示す使用状態のHUDユニット100(A)においては、図4に示した状態と同様にコンバイナ20の両面20a、20bが開放されているので、通常のHUD表示が可能である。また、図6に示す不使用状態のHUDユニット100(B)においては、コンバイナ20の裏側の面20bをカバー30が覆っている。
カバー30は、例えば可視光の反射を抑制する材料を利用したり、あるいは可視光の反射を抑制するための着色やコーティングを施されて構成される。従って、図6に示す不使用状態のHUDユニット100(B)においては、カバー30が外来光の反射を防止し、ゴーストの影響を抑制することができる。
但し、カバー30がコンバイナ20の面20bを覆っている状態(100(B))のままでは、通常のHUD表示はできない。つまり、コンバイナ20が展開した状態になり、表側の面20aで反射した光によって表示する像をアイレンジERに投影できる状態であっても、運転者は表示される虚像だけしか見ることができない。すなわち、カバー30が光の透過を阻止するため、運転者は前方の風景をコンバイナ20を介して見ることができない。
従って、図6に示す使用状態のHUDユニット100(A)のように、通常のHUD表示状態では、コンバイナ20からそれを覆うカバー30を取り去る必要がある。そのために、例えば図8に示したような構成の駆動機構を採用すればよい。
図8に示した構成においては、互いに独立して動作可能なコンバイナ回動用駆動部M1およびカバー回動用駆動部M2が備わっている。コンバイナ回動用駆動部M1は、コンバイナ20と連結されており、コンバイナ20の傾きθ1が図4に示した展開状態(20A)と収納状態(20(B))との範囲内で変化できるように駆動する。
カバー回動用駆動部M2は、カバー30と連結されており、カバー30の傾きがコンバイナ20よりも広い範囲内で変化できるように駆動する。また、カバー回動用駆動部M2の駆動はコンバイナ回動用駆動部M1の駆動と連携可能になっており、図7に示すような形態変化を可能にする。
つまり、図7に示したHUDユニット100(B)のように、コンバイナ20が収納状態から展開状態までの範囲内で矢印A0の方向に変位する時には、カバー30がコンバイナ20の裏側の面20bを覆うように密着した状態に維持されるように、コンバイナ回動用駆動部M1およびカバー回動用駆動部M2は同じような動きでコンバイナ20およびカバー30をそれぞれ駆動する。
また、コンバイナ20を展開する時に、前述の規制された角度の展開位置までコンバイナ20が到達した後は、図7に示したHUDユニット100(C)のように、矢印A2の方向にカバー30だけが移動し、カバー30がコンバイナ20から離脱するようにカバー回動用駆動部M2が駆動する。そして、図7に示したHUDユニット100(D)のように、カバー30がほぼ水平になった展開退避状態になるとカバー回動用駆動部M2の駆動が停止する。
従って、図7に示したHUDユニット100(B)のように、コンバイナ20が収納状態から展開状態までの範囲内で矢印A0の方向に変位する時には、コンバイナ20に密着したカバー30の働きにより前述のゴーストの影響が抑制される。また、HUDユニット100の表示を利用する時には、図7に示したHUDユニット100(C)のように、カバー30がコンバイナ20の面から完全に離脱するので、通常のHUD表示が可能になる。つまり、運転者はHUDユニット100によって投影された虚像と、コンバイナ20を透過した前方の風景の像とを重ねて同時に見ることができる。
<不使用時のゴースト対策(2)>
図6に示した車両用表示装置の形態変化の変形例が図9に示されている。
図9において、HUDユニット100(B)のように、コンバイナ20が収納状態から展開状態までの範囲内で矢印A0の方向に変位する時には、図7に示した例と同様に、カバー30がコンバイナ20の裏側の面20bを覆うように密着した状態に維持される。
また、コンバイナ20を展開する時に、前述の規制された角度の展開位置までコンバイナ20が到達した後は、図9に示したHUDユニット100(C)のように、矢印A2の方向にカバー30だけが移動(回動)し、カバー30がコンバイナ20から離脱する。
その後、図9に示したHUDユニット100(D)のように、カバー30が矢印A3に沿って、すなわちカバー30の厚み方向と直交する長さ方向に移動してHUDユニット100の筐体内に引き込まれる。
従って、HUDユニット100の表示を利用する時には、図9に示すHUDユニット100(E)のように、カバー30がHUDユニット100の筐体内に収納され、カバー30は運転者から見えなくなる。
図9に示した形態変化の場合には、図7のHUDユニット100(D)のように退避したカバー30が前方に突出することなく内部に格納される。従って、HUDユニット100を設置する際にカバー30を配置するための余分な設置スペースを確保する必要がなくなる。
図9に示した形態変化を可能にする駆動機構の複数の状態が図10に示されている。また、図10に示した駆動機構の主要部の構成が図11に示されている。すなわち、図9のようなカバー30の形態変化を可能にするために、図10及び図11に示すような駆動機構が備わっている。
図10に示す駆動機構50(A)のように、カバー30の長さはコンバイナ20と同等であるが、カバー30の回動軸側の両側端部にはそれを延長する形でカバーアーム31が延びている。また、カバーアーム31と対向する位置に、それを案内する案内溝40が形成してある。この案内溝40は、円弧形状の回動溝41と、それに連通する直線形状の引き込み溝42とを有している。
カバーアーム31は、カバー30の端部に近い点P2と、カバーアーム31の先端に近い点P3とでそれぞれ案内溝40と係合している。また、駆動機構50は、図11に示すように、カバーアーム31に固定された電気モータ32を有しており、電気モータ32の駆動軸には歯車33が固定されている。また、回動溝41および引き込み溝42の下端側に沿って、歯車33と係合可能な歯車40aが形成されている。
従って、図10に示す50(A)、50(B)、50(C)の各状態のような変位を実現することができる。すなわち、図10に示す駆動機構50(A)の状態(収納状態)では、カバーアーム31の各点P2、P3がそれぞれ引き込み溝42の一端および回動溝41の一端と係合し、カバー30はコンバイナ20と重なった状態で収納されている。
また、コンバイナ20を収納状態から前述の角度が規制された傾きの使用状態まで回動する時には、前述のコンバイナ回動用駆動部M1を駆動することにより、カバー30はコンバイナ20と重なった状態のまま、図10に示す駆動機構50(B)の状態に変位する。この時、カバーアーム31の点P2はほとんど動かず、点P3は回動溝41に沿って円弧状の範囲を移動する。
カバー30をコンバイナ20から離脱させる時には、コンバイナ回動用駆動部M1を停止し、駆動機構50の電気モータ32を駆動する。これにより、歯車33が回動し、それ自体が回動溝41に沿って移動するので、カバーアーム31及びそれと連結されているカバー30が回動する。従って、図10に示す駆動機構50(C)の状態のように、カバー30はコンバイナ20から離脱する。
更に電気モータ32を駆動すると、カバーアーム31の点P2が引き込み溝42まで到達し、その後矢印A3方向、つまり引き込み溝42に沿って点P2、P3の位置が直線的に移動する。これにより、カバー30はHUDユニット100の筐体内に引き込まれ収納される。
<不使用時のゴースト対策(3)>
巻き取り機構を備えた車両用表示装置の構成が図12に示されている。
図12に示したHUDユニット100Cにおいては、コンバイナ20の裏側の面20bを覆うカバー30Bが巻き取り可能な構造になっており、その下端がHUDユニット100Cの筐体内の巻き取り機構60と連結されている。
従って、HUDユニット100の表示を利用する時には、巻き取り機構60を駆動することにより、カバー30Bを巻き取って筐体内に収納することができ、カバー30Bをコンバイナ20から離脱させることができる。また、HUDユニット100の表示を利用しない時には、巻き取り機構60を駆動してカバー30Bを巻き取り状態から開放すれば、図12に示すようにコンバイナ20を覆う状態に変えることができ、ゴーストの影響を抑制できる。
図12中のカバー30Bと同様に巻き取りが可能なカバー30Cが図13及び図14に示されている。図14は図13に示したカバー30Cの厚み方向の形状を表している。また、巻き取り可能なカバー30Dが図15及び図16に示されている。図16は図15に示したカバー30Dの厚み方向の形状を表している。
図14および図13に示したカバー30Cにおいては、複数の板状の材料をカバー30Cの長さ方向に並べ、互いに隣接する板状の材料同士を柔軟性のある材料を用いて連結してある。従って、板状の材料のそれぞれが撓まない材料であったとしても、複数の板状の材料が連結された箇所で湾曲させることができる。そのため、カバー30Cは図12の巻き取り機構60を用いて巻き取ることができる。
図15および図16に示したカバー30Dにおいては、その全体を柔軟性を有する薄板状(あるいはシート状)の材料で構成してある。従って、カバー30Dは図12に示した巻き取り機構60を用いて巻き取ることができる。
なお、図13のカバー30Dを構成する材料の特性については、弾力性を有し、定常状態であっても図16に示すように内側(コンバイナ20の面の方向)に向かって曲がろうとする力を持っていることが望ましい。この弾性力によって、カバー30Dをコンバイナ20の面に自然に押し当てることができる。
図12に示したHUDユニット100Cにおけるコンバイナ20の外観の具体例が図17に示されている。図17に示したコンバイナ20Bにおいては、両方の側端部20c、20dを背面側(カバー30と対向する側)に折り返してあり、これらの側端部に案内溝61、62が形成されている。
すなわち、図13に示したカバー30Cや、図15に示したカバー30Dをコンバイナ20に沿って移動する際に、カバーの両側端部を、案内溝61、62で案内することができる。これにより、カバー30C、30Dの収納時や展開時に、その面がコンバイナ20から浮き上がるのを防止することができ、ゴーストの影響を減らすのに役立つ。
<その他の変形例>
変形例の車両用表示装置の構成が図18に示されている。図18に示したHUDユニット100Dにおいては、前述の表示デバイス10とコンバイナ20との間の光路に、折り返しミラー51が配置されている。すなわち、表示デバイス10から出射される光像は、折り返しミラー51に当たって反射され、この反射光が更にコンバイナ20の面で反射してアイボックスEBに向かって投影される。
この折り返しミラー51を備えることにより、筐体の小さいHUDユニット100Dであっても十分な長さの光路長を確保することができ、表示する虚像からアイボックスEBまでの距離を長くするために必要な光学系の倍率を下げることが可能になる。
また、図18に示したHUDユニット100Dにおいては、表示デバイス10の表示面に太陽光等の外来光が直接当たることがないように、遮光材料で構成される薄板状の遮蔽壁53を表示デバイス10の上方に設けてある。これにより、外来光の影響によって表示のコントラストが低下するのを防止できる。
また、図18に示したHUDユニット100Dにおいては、表示デバイス10の表示面の前面側(出射側)に、透明カバー52が備わっている。この透明カバー52は、装置外部から侵入したゴミや埃が表示デバイス10側に入らないように、表示デバイス10の前面を覆っている。
また、透明カバー52の面は湾曲した形状になっている。これにより、外来光が透明カバー52の表面で反射して、その余計な反射光がHUDユニット100Dの表示内容に影響を及ぼすのを防止することができる。
なお、図18に示した透明カバー52及び遮蔽壁53については、折り返しミラー51を備えない構造のHUDユニット100にも同様に適用できる。
なお、上述のHUDユニット100を用いてHUD表示を利用する際には、前述のようにカバー30をコンバイナ20から離脱させる必要があるが、コンバイナ20を透過した光により前方の風景を見る必要がない状況においては、コンバイナ20の背面をカバー30で覆ったままで通常の表示を行っても良い。つまり、表示の際にカバー30の有無をスイッチ等で切替可能にしても良い。コンバイナ20の背面をカバー30で覆ったまま通常の表示を行う場合には、表示の背景が暗くなるので、表示デバイス10の発光輝度を下げることができ、消費電力の低下に繋がる。また、表示のコントラストが安定する。
10 表示デバイス
20 コンバイナ
20a 表側の面
20b 裏側の面
20X,20Y コンバイナ虚像
21 回動軸
30 カバー(光反射抑制カバー)
30B,30C,30D 巻き取り可能なカバー
31 カバーアーム
32 電気モータ
33 歯車
40 案内溝
41 回動溝
42 引き込み溝
50 駆動機構
51 折り返しミラー
52 透明カバー
53 遮蔽壁
60 巻き取り機構
61,62 案内溝
100,100B,100C,100D HUDユニット
200 車両
210 インストルメントパネル
220 ウインドシールド
EB アイボックス
ER アイレンジ
M1 コンバイナ回動用駆動部(第1駆動部)
M2 カバー回動用駆動部(第2駆動部,カバー退避機構)

Claims (6)

  1. 可視情報を表示する表示部を備え、前記表示部に表示される可視情報を含む光をコンバイナで反射して所定の観察領域に投影する、前記可視情報を虚像として表示する車両用表示装置であって、
    前記観察領域での表示が可能な使用状態の位置と、表示が不可能な不使用状態の位置との間で前記コンバイナの配置状態を変更する展開収納機構と、
    前記コンバイナの投影面とは反対側の面を覆うことが可能な光反射抑制カバーと、
    を備え、
    前記展開収納機構は、
    少なくとも前記コンバイナが前記使用状態の位置にある時には、所定方向に対する前記コンバイナの面の傾きを予め定めたゴースト抑制状態の角度に規制する規制手段と、
    前記コンバイナの面の傾きを、前記ゴースト抑制状態の角度と、前記コンバイナの面が水平の向きに近い退避状態の角度との間で調整する角度調整機構と、
    少なくとも前記コンバイナが前記ゴースト抑制状態の角度になっている時には、前記光反射抑制カバーを前記コンバイナから離れた位置に退避させるカバー退避機構と
    を備える
    ことを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記展開収納機構は、前記コンバイナの面の傾きを調整する第1駆動部と、前記光反射抑制カバーの少なくとも傾きを調整する第2駆動部とを備える
    ことを特徴とする請求項に記載の車両用表示装置。
  3. 前記第2駆動部は、前記光反射抑制カバーの動きを規制する案内溝として、前記光反射抑制カバーの第1の部位と係合し前記光反射抑制カバーをその回動方向に案内する回動溝と、前記回動溝と連通し前記光反射抑制カバーの第2の部位と係合して前記光反射抑制カバーをその面と平行な向きに案内する引き込み溝とを備える
    ことを特徴とする請求項に記載の車両用表示装置。
  4. 前記展開収納機構は、前記コンバイナの面の傾きを調整する第1駆動部と、前記光反射抑制カバーを前記コンバイナを覆う位置と前記コンバイナから退避した位置との間で調整する第2駆動部とを備え、
    前記光反射抑制カバーは変形可能に構成され、
    前記第2駆動部は、前記光反射抑制カバーの下端に連結された巻き取り機構を備える
    ことを特徴とする請求項に記載の車両用表示装置。
  5. 前記光反射抑制カバーの移動範囲を前記コンバイナの面と平行な方向に規制する案内溝を前記コンバイナの側端部に形成した
    ことを特徴とする請求項に記載の車両用表示装置。
  6. 前記表示部と前記コンバイナとの間の光路上に配置された、折り返しミラーを備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
JP2011194256A 2011-09-06 2011-09-06 車両用表示装置 Active JP5878712B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011194256A JP5878712B2 (ja) 2011-09-06 2011-09-06 車両用表示装置
PCT/JP2012/072807 WO2013035813A1 (ja) 2011-09-06 2012-09-06 車両用表示装置
EP12830549.7A EP2755075B1 (en) 2011-09-06 2012-09-06 Display device for vehicle
US14/195,399 US9304318B2 (en) 2011-09-06 2014-03-03 Display device for vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011194256A JP5878712B2 (ja) 2011-09-06 2011-09-06 車両用表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013054311A JP2013054311A (ja) 2013-03-21
JP5878712B2 true JP5878712B2 (ja) 2016-03-08

Family

ID=47832253

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011194256A Active JP5878712B2 (ja) 2011-09-06 2011-09-06 車両用表示装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9304318B2 (ja)
EP (1) EP2755075B1 (ja)
JP (1) JP5878712B2 (ja)
WO (1) WO2013035813A1 (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2982534A4 (en) * 2013-04-01 2017-01-18 Pioneer Corporation Display system
JP5997648B2 (ja) 2013-04-11 2016-09-28 矢崎総業株式会社 車両用表示装置
JP6349632B2 (ja) * 2013-06-24 2018-07-04 日本精機株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
JP6213770B2 (ja) * 2013-12-23 2017-10-18 日本精機株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
WO2014208440A1 (ja) * 2013-06-25 2014-12-31 日本精機株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
JP6594604B2 (ja) * 2013-09-18 2019-10-23 矢崎総業株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
JP6269261B2 (ja) * 2014-03-31 2018-01-31 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 虚像表示装置
EP2930048A1 (en) * 2014-04-10 2015-10-14 Johnson Controls Automotive Electronics SAS Head up display projecting visual information onto a screen
EP2955562B1 (en) * 2014-06-11 2023-01-04 Jabil Circuit, Inc. Head-up display system with a drive mechanism to move a cover to protect a combiner
JP6123761B2 (ja) * 2014-09-05 2017-05-10 トヨタ自動車株式会社 車両用表示装置
WO2016051507A1 (ja) * 2014-09-30 2016-04-07 パイオニア株式会社 表示装置
DE102014118181A1 (de) * 2014-12-09 2016-06-09 Valeo Schalter Und Sensoren Gmbh Anzeigevorrichtung für ein Kraftfahrzeug mit drehbar gelagerter Spiegeleinrichtung, Kraftfahrzeug sowie Verfahren
JP2016151588A (ja) 2015-02-16 2016-08-22 日本精機株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
DE102015111616B4 (de) 2015-07-17 2020-11-19 Valeo Schalter Und Sensoren Gmbh Anzeigevorrichtung für ein Kraftfahrzeug mit Erfassungseinrichtung zum Erfassen einer Überlast sowie Kraftfahrzeug
KR101759945B1 (ko) * 2015-08-05 2017-07-20 엘지전자 주식회사 디스플레이 장치
US10302937B2 (en) * 2015-08-07 2019-05-28 GM Global Technology Operations LLC Head-up display system and device
CN106483659A (zh) * 2015-08-24 2017-03-08 福特全球技术公司 用于观察具有抬头显示器的车辆的驾驶员的眼睛的方法
JP6432001B2 (ja) * 2016-03-01 2018-11-28 富士フイルム株式会社 投写型表示装置、投写制御方法、及び、投写制御プログラム
CN108885346B (zh) * 2016-03-28 2021-06-29 日本精机株式会社 车辆用显示装置
DE102016118455A1 (de) 2016-09-29 2018-03-29 Valeo Schalter Und Sensoren Gmbh Verschluss eines Kopf-oben-Anzeige-Innenraums in einem Kraftfahrzeug mit einem verkippbaren Spiegelelement
CN107976805B (zh) * 2016-10-25 2020-12-18 怡利电子工业股份有限公司 防尘盖式抬头显示装置
US9995995B2 (en) * 2016-11-10 2018-06-12 E-Lead Electronic Co., Ltd. Head-up display device with dust cover
US10466487B2 (en) * 2017-06-01 2019-11-05 PogoTec, Inc. Releasably attachable augmented reality system for eyewear
TWI689751B (zh) * 2017-06-21 2020-04-01 美商帕戈技術股份有限公司 用於眼鏡之可拆卸地可附接擴增實境系統
CN109085699A (zh) * 2018-04-24 2018-12-25 惠州市华阳多媒体电子有限公司 一种Combiner位于像源与反射镜之间的HUD光路系统及装置
US10884249B2 (en) * 2018-10-23 2021-01-05 Panasonic Automotive Systems Company Of America, Division Of Panasonic Corporation Of North America Combiner head up display with separate infrared function
CN110884439A (zh) * 2019-12-12 2020-03-17 浙江皓润科技服务有限公司 一种汽车影像系统
US11391945B2 (en) * 2020-08-31 2022-07-19 Sony Interactive Entertainment LLC Automatic positioning of head-up display based on gaze tracking

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6468938A (en) * 1987-09-09 1989-03-15 Kyushu Nippon Electric Removal of defective semiconductor element
JPH061865Y2 (ja) * 1987-10-26 1994-01-19 矢崎総業株式会社 車両用表示装置
JPH0168938U (ja) 1987-10-26 1989-05-08
JPH0950227A (ja) * 1995-08-08 1997-02-18 Denso Corp ホログラム表示装置
JP3722527B2 (ja) 1995-10-24 2005-11-30 カルソニックカンセイ株式会社 車両用表示装置
JPH09304728A (ja) * 1996-05-15 1997-11-28 Sony Corp 光学視覚装置
US5905477A (en) * 1996-08-12 1999-05-18 Shimadzu Corporation Head-up display having installation mechanism
JPH10278630A (ja) * 1997-03-31 1998-10-20 Denso Corp ヘッドアップディスプレイ装置
JPH1172742A (ja) 1997-08-29 1999-03-16 Shimadzu Corp ヘッドアップディスプレイ
US6359737B1 (en) * 2000-07-28 2002-03-19 Generals Motors Corporation Combined head-up display
US7158095B2 (en) * 2003-07-17 2007-01-02 Big Buddy Performance, Inc. Visual display system for displaying virtual images onto a field of vision
JP4351565B2 (ja) * 2003-07-29 2009-10-28 矢崎総業株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
JP4404715B2 (ja) * 2004-07-27 2010-01-27 矢崎総業株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置及びこれに用いられるミラー一体カバーユニット
JP4648730B2 (ja) * 2005-03-09 2011-03-09 矢崎総業株式会社 車両用表示装置
US7280282B2 (en) 2005-03-09 2007-10-09 Yazaki Corporation Display apparatus for vehicle
FR2893553B1 (fr) * 2005-11-18 2009-07-03 Peugeot Citroen Automobiles Sa Dispositif d'affichage escamotable pour un vehicule automobile et vehicule comportant un tel dispositif

Also Published As

Publication number Publication date
EP2755075A4 (en) 2015-04-01
WO2013035813A1 (ja) 2013-03-14
US9304318B2 (en) 2016-04-05
US20140177064A1 (en) 2014-06-26
EP2755075A1 (en) 2014-07-16
EP2755075B1 (en) 2017-11-22
JP2013054311A (ja) 2013-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5878712B2 (ja) 車両用表示装置
JP6114380B2 (ja) 表示システム
JP2015102617A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP5997489B2 (ja) 車両用表示装置
US10345586B2 (en) Head-up display device
JP5145373B2 (ja) 車両用表示装置
JP2008068767A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
EP3521885B1 (en) Vehicle display device
WO2015122473A1 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
KR101761116B1 (ko) 특히 자동차용 디스플레이 장치
WO2019082500A1 (ja) 車両用表示装置
JP6780061B2 (ja) 特に自動車用のディスプレイ、特にヘッドアップディスプレイ
JP2006069473A (ja) ヘッドアップディスプレイ
WO2016208221A1 (ja) 表示装置
JP6014500B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP2006065092A (ja) ヘッドアップディスプレイ
JP2009222882A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP6014501B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
WO2019082501A1 (ja) 車両用表示装置
JP4323698B2 (ja) 車両用表示装置
JP2008302847A (ja) ヘッドアップディスプレイ
JP6958309B2 (ja) 車両用機器
WO2012117496A1 (ja) 表示装置
JP2006065091A (ja) ヘッドアップディスプレイ
JP2010250057A (ja) 虚像式標識表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140819

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20150122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150707

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5878712

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250