JP5875421B2 - 無線通信装置およびそれを備えたナビゲーション装置 - Google Patents

無線通信装置およびそれを備えたナビゲーション装置 Download PDF

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この発明は、車輌間で通信および制御を行う無線通信装置およびそれを備えたナビゲーション装置に関するものである。
近年、DSRC(Dedicated Short Range Communication:狭域通信)をはじめとした狭域の無線通信技術が知られている。DSRCとは無線通信の種類を表す名称で、双方向での通信が可能であり、路車間通信や車々間通信で使われている。
路車間通信においては、例えば、事故多発箇所や高速道路の合流地点にセンサと無線機を設置し、近づいた車に警告を行ったり、また、その地点のリアルタイムな渋滞情報を送信することも可能である。合流地点では、合流してくる車の有無を知ることができる。
車々間通信においては、自分の前方を走行する車から、先の道路で発生している渋滞・事故情報などを提供してもらうことも可能である。
例えば、特許文献1には、車輌が事故を起こした際、車載装置に内蔵されたドライブレコーダの映像情報が固定されると共に、狭域無線通信によって近傍の車輌や装置に、WCN(Wireless Call Number:ETC車載機固有のIDである識別番号)と撮影した映像を送付することができることが開示されている。また逆に近傍の車輌から、WCNやドライブレコーダで撮影した映像情報を要求、入手することも可能としている。
特開2009−20774号公報
しかしながら、例えば特許文献1のような従来技術では、自己の車輌の狭域無線通信装置やドライブレコーダ等の装置が起動している必要があり、狭域無線通信機器が起動していない駐車時等においては、無線通信が行えず、事故相手が逃走するというおそれがあった。すなわち、自己の車輌内には人がおらず駐車中である場合に、追突や接触された場合など、事故相手車輌にそのまま逃走(当て逃げ)されてしまうというおそれがあった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、接触事故等による自車輌に生じた衝撃等を検知し、それにより狭域無線通信による車々間通信を行うことで、相手方の車輌の制御を行うことができる無線通信装置およびそれを備えたナビゲーション装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明における無線通信装置またはそれを備えたナビゲーション装置は、狭域無線通信可能な通信部と、駐車中の自車輌に発生した事故を検出する事故検出部と、自車輌の位置を検出する位置検出部と、事故検出部が事故を検出すると起動し、当該事故の相手車輌が狭域無線通信可能な車載器を搭載する車輌である場合に、通信部を介して、相手車輌が搭載する車載器から当該車載器に固有なID情報を取得するとともに、位置検出部により検出された自車輌の位置と地図データとに基づいて、車輌の出口規制を行う狭域無線通信が可能な装置を備える施設に自車輌が駐車していると判定すると、事故の相手車輌が搭載する車載器のID情報を、通信部を介して、施設が備える装置に送信することにより、当該車輌の出口規制を行わせる制御部とを備えることを特徴とする。
この発明の無線通信装置またはナビゲーション装置によれば、自車輌が駐車場等の施設内に駐車しており、車内が無人で狭域無線通信装置が起動していない状態であったとしても、当て逃げ車輌等の事故相手車輌の逃走を固定装置のゲートにおいて防ぐことができる。
実施の形態1における自車輌の無線通信装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1における自車輌の無線通信装置の処理を示すフローチャートである。 実施の形態1における事故相手車輌の無線通信装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2における自車輌の無線通信装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2において、自車輌が駐車場等の出入り口にある狭域無線通信機能を有した固定装置に対して信号を送信することを示す模式図である。 実施の形態2における自車輌の無線通信装置の処理を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における自車輌の無線通信装置の構成を示すブロック図である。この狭域無線通信装置10は、アンテナ1、通信部2、制御部3、情報記憶部4、振動検出部(事故検出部)5を備えている。アンテナ1および通信部2(以下、これらを合わせて「通信部」と呼ぶ)は、狭域無線通信が可能な通信部であり、情報記憶部4は、無線通信装置10を動作させるためのプログラム等を格納しておく記憶部である。また、振動検出部(事故検出部)5は、駐車中の自車輌に発生した事故を検出するものであり、制御部3は、振動検出部(事故検出部)5が振動(事故)を検出すると起動し、当該事故の相手車輌が狭域無線通信の通信相手により車輌制御が可能な車輌である場合に、通信部2およびアンテナ1(通信部)を介して、相手車輌の狭域無線通信装置に対し、クラクションを鳴らしたりハザードランプを点灯させる等の命令を出し、相手車輌の制御を行う。なお、制御部3から、相手車輌の駆動(エンジン等)を停止するような命令を出し、相手車輌を走行不能としてもよい。
この際、振動検出部(事故検出部)5は、駐車等により車輌の駆動(エンジン等)が停止している状態であっても常時通電されており、振動(事故)を検出することができるものである。そして、振動(事故)を検出すると、制御部3に対して事故の検出信号を送信することにより、無線通信装置10を起動する。
なお、事故を検出するための事故検出部としては、ここでは振動センサやエアバッグ等の振動検出部5を用いることとしているが、駐車等により車輌の駆動(エンジン等)が停止している状態であっても通電されており、事故を検出できるものであれば、他の検出手段であっても構わない。
一方、無線通信装置10は、振動検出部(事故検出部)5を除いては、車輌が走行中は起動されておらず、駐車等により車輌の駆動(エンジン等)が停止するとスタンバイ状態(電源は投入されているが起動していない省電力モード)になり、振動センサやエアバッグ等の振動検出部(事故検出部)5により振動(事故)を検出すると、それをトリガーとしてすぐに起動することができるものである。なお、スタンバイ状態ではなく電源が完全にOFFの状態にしておき、振動検出部(事故検出部)5が事故(振動)を検出したら電源がONするようにしてもよいが、その場合には事故(振動)を検出してから無線通信装置10が起動するまでに時間がかかり、その後の処理が遅れるため、スタンバイ状態としておくことが望ましい。
ここで、アンテナ1は、指向性および電力の調節が可能なアンテナであり、制御部3からの指示により、アンテナ1に指向性を持たせること、および、アンテナ1の電力を調整し、狭域無線通信機能を有した装置の検出距離を調整することが可能である。このことを利用して、制御部3は、振動検出部(事故検出部)5による振動(事故)の検出情報に基づいて、自車輌が振動した方向・位置を確認し、アンテナ1に指向性を持たせ、その方向にのみ通信可能にするとともに、アンテナ1の電力を調整し、至近距離(1〜2メートル)以内でしか通信することができないように制御する。すなわち、制御部3が、振動検出部(事故検出部)5による振動(事故)の検出情報に基づいて、振動(事故)の発生時に相手車輌が存在する方向および範囲にのみ狭域無線通信を行うように、アンテナ1の指向性および電力を調整することにより、接触した相手の方向であって、ほんの1〜2メートルの範囲内に存在する事故相手車輌のみを検出して通信することが可能となる。
なお、アンテナ1の電力は、常に至近距離(1〜2メートル)範囲でしか通信できない大きさに調整しておくことも可能であるし、事故発生時のみ至近距離(1〜2メートル)範囲に調節する仕組みとすることも可能である。
次に、この無線通信装置10の処理について説明する。図2は、実施の形態1における自車輌の無線通信装置10の処理を示すフローチャートである。
まず、駐車中の自車輌に対し、他の車輌から衝突された等の接触があった場合、振動検出部(事故検出部)5にて事故が発生したことを検出すると(ステップST1のYESの場合)、事故の検出信号を制御部3に送信して、スタンバイ状態にあった無線通信装置10を起動する(ステップST2)。
その後、制御部3の命令により、アンテナ1の信号送信方向の選択、および、送信電力を調整し、接触した車輌を特定する(ステップST3)。そして、ステップST3で特定した車輌に対し、通信部2およびアンテナ1(通信部)を介して、事故相手車輌の逃亡を防止するため、事故の相手車輌のクラクションの鳴動、および、ハザードランプの点灯の少なくとも一方の車輌制御を行うよう、相手車輌の狭域無線通信装置に対し信号を送信する(ステップST4)。このように、事故の相手車輌のクラクションを鳴らしたり、ハザードランプを点灯させるなど、事故の相手車輌の制御を行うことにより、周囲に異常を知らせるとともに、相手車輌が逃走し続けることが困難な状況に追い込むことができる。また、事故の相手車輌の制御を行う手段としては、上記のようなクラクションの鳴動やハザードランプの点灯などの他に、事故の相手車輌のエンジン等(駆動)を停止するようにしてもよい。
図3は、事故相手車輌の無線通信装置20の構成を示すブロック図である。すなわち、相手側の車輌は、この無線通信装置20の機能を備えていることが前提となる。この狭域無線通信装置20は、無線通信装置10と同様に、アンテナ1、通信部2、情報記憶部4を備えるとともに、他の車輌の無線通信装置10からの命令を受けて指示を行う制御部23と、当該制御部23からの指示により、自身の車輌のクラクションを鳴らしたり、ハザードランプを点灯させたり、エンジン等を停止するなど、逃走を防止する命令を出力する逃走防止命令部25を備えている。なお、逃走防止命令部25から出力された逃走防止命令は、当該事故相手車輌が完全に停止することにより、解除される。ここで、「完全に停止」したか否かは、例えば所定時間以上のエンジンの停止や、所定時間以上のエンジンの停止および運転席に設けられた在席センサの状態など、事故相手車輌が逃走(または再逃走)のおそれがないと判定することができる条件を予め設定しておき、その検出結果により判断される。
このようにすることにより、最初から逃走するつもりのない事故相手車輌に対しては、逃走防止命令部25からの出力を解除することにより、クラクションが鳴り続けたり、ハザードランプが点灯し続けたり、エンジン等が停止してしまうという状況を解除することができ、当て逃げ等の逃走車輌に対しては、クラクションが鳴り続けたり、ハザードランプが点灯したり、エンジン等が停止されるなど、逃走し続けることが困難な状況に追い込むことができる。
なお、無線通信装置10が映像記録部をさらに備え、振動検出部(事故検出部)5が振動(事故)を検出すると、制御部3がその映像記録部に対して、事故の相手車輌を撮影するよう指示を行うようにしてもよい。これにより、事故発生時の状況を記録することができる。
また、この実施の形態1では、無線通信装置10として説明したが、この無線通信装置10の機能を備えたナビゲーション装置であってもよい。
以上のように、この実施の形態1における無線通信装置またはそれを備えたナビゲーション装置によれば、事故を検知して、事故を起こした相手方車輌の制御を行うことで、自車輌が駐車時等の車内が無人で狭域無線通信装置が起動していない状態であったとしても、当て逃げ車輌等の事故相手車輌の逃走を防ぐことができる。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2における自車輌の無線通信装置の構成を示すブロック図である。なお、実施の形態1で説明したものと同様の構成には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。以下に示す実施の形態2では、図1に示した実施の形態1の構成と比べると、キーボードやタッチパネル等の入力部6、GPS(Global Positioning System)等の位置検出部7、液晶パネル等の情報表示部8を備えている。また、情報記憶部4は、無線通信装置30を動作させるためのプログラム等に加え、地図データ等の情報も格納しておくものであり、この実施の形態2による無線通信装置30は、道案内を行うナビゲーション装置が通常備えている機能も備えるものである。
そして、制御部33は、実施の形態1における無線通信装置10の制御部3とは異なり、振動検出部(事故検出部)5が振動(事故)を検出すると起動し、当該事故の相手車輌が狭域無線通信可能な車載器を搭載する車輌である場合に、通信部2およびアンテナ1(通信部)を介して、事故相手車輌に対してWCN(相手車輌が搭載する車載器に固有なID情報)を要求する指示を出し、相手車輌が搭載する車載器からWCNを取得するとともに、位置検出部7により検出された自車輌の位置と地図データとに基づいて、車輌の出口規制を行う狭域無線通信が可能な装置を備える施設に自車輌が駐車していると判定すると、事故の相手車輌のWCNを、通信部2およびアンテナ1(通信部)を介して、当該施設の出口規制を行う狭域無線通信機能を有した固定装置9に送信することにより、車輌の出口規制を行わせるものである(図5参照)。
なお、この実施の形態2における無線通信装置30の制御部33は、実施の形態1における制御部3と同様に、事故相手車輌41の制御を行う機能も兼ね備えるものであってもよく、この実施の形態2における制御部33は、事故相手車輌41の制御を行う機能も兼ね備えるものとして説明する。
ここで、アンテナ1は、実施の形態1と同様に、指向性および電力の調節が可能なアンテナであり、制御部33からの指示により、アンテナ1に指向性を持たせること、および、アンテナ1の電力を調整し、狭域無線通信機能を有した装置の検出距離を調整することが可能である。このことを利用して、制御部33は、振動検出部(事故検出部)5による振動(事故)の検出情報に基づいて、自車輌が振動した方向・位置を確認し、アンテナ1に指向性を持たせ、その方向とのみ通信可能にするとともに、アンテナ1の電力を調整し、至近距離(1〜2メートル)以内でしか通信することができないように制御する。すなわち、制御部33が、振動検出部(事故検出部)5による振動(事故)の検出情報に基づいて、振動(事故)の発生時に相手車輌が存在する方向および範囲にのみ狭域無線通信を行うように、アンテナ1の指向性および電力を調整することにより、接触した相手の方向であって、ほんの1〜2メートルの範囲内に存在する事故相手車輌のみを検出して通信することが可能となる。
なお、アンテナ1の電力は、常に至近距離(1〜2メートル)範囲でしか通信できない大きさに調整しておくことも可能であるし、事故発生時のみ至近距離(1〜2メートル)範囲に調節する仕組みとすることも可能である。
図5は、この実施の形態2において、例えば駐車場等の施設内で自車輌31が車輌41に衝突された場合に、自車輌31が駐車場等の出入り口にある狭域無線通信機能を有した固定装置9に対して信号を送信することを示す模式図である。
この狭域無線通信装置30の制御部33は、実施の形態1の制御部3の動作に加えて、振動検出部(事故検出部)5が振動(事故)を検出した場合、通信部2およびアンテナ1(通信部)を介して、事故相手車輌41に対し、WCNを要求する信号を送信し、WCNを取得する。また、自車輌31の現在地を位置検出部7にて判別するとともに、地図データ等の情報記憶部4と照合し、現在地が駐車場のような施設内である場合には、先に取得したWCNをその駐車場等の狭域無線通信機能を有した固定装置9に送信する。
固定装置9は、無線通信装置30から送信されたWCNをアンテナ91および通信部(図示せず)を介して受信するとともに、駐車場から外部へ移動する車輌に対してWCNを要求する信号を送信し、その車輌のWCNを取得して、無線通信装置30から受信したWCNと照合し、合致した車輌に対しては出入り口のバー95を上げない等の制御を行い、車輌の外部への移動を制限して事故相手車輌41の逃走を防ぐ。
なお、この実施の形態2における制御部33は、実施の形態1における制御部3と同様に、接触した事故相手車輌に対し、通信部2およびアンテナ1(通信部)を介して、事故相手車輌41の逃走を防止するため、相手車輌41のクラクションを鳴らしたり、ハザードランプを点灯させる等、周囲に異常を知らせたり、エンジンを停止するよう相手車輌41の狭域無線通信装置に対し信号を送信するなど、事故相手車輌41の制御も行う。
図6は、この実施の形態2における自車輌の無線通信装置30の処理を示すフローチャートである。
まず、駐車中の自車輌31に対し、他の車輌41から衝突等の接触があった場合、振動検出部(事故検出部)5にて事故が発生したことを検出すると(ステップST11)、事故の検出信号を制御部33に送信して、スタンバイ状態にあった無線通信装置30を起動する(ステップST12)。
その後、制御部33の命令により、アンテナ1の信号送信方向の選択、および、送信電力を調整し、接触した車輌を特定する(ステップST13)。そして、ステップST13で特定した車輌の狭域無線通信装置30に対し、WCNを要求する信号を送信する(ステップST14)。
その後、相手車輌41の無線通信装置から送信されたWCNを受信して、情報記憶部4に格納する(ステップST15)。
ここで、GPS等の位置検出部7および情報記憶部4に記録されている地図データに基づいて自車輌の現在地を確認し、現在値が駐車場等の狭域無線通信機能を有した固定装置9により出入りの管理を行っている施設内、すなわち、出口規制のできる駐車場等の施設内であるか否かを確認する(ステップST16)。出口規制のできる駐車場等の施設内である場合(ステップST16のYESの場合)には、通信部2およびアンテナ1(通信部)を介して、ステップST15で取得した事故相手車輌41のWCNを駐車場内の固定装置9に送信する(ステップST17)。固定装置9は外部へ移動する車輌に対し、ステップST17において送信されたWCNと照合し、合致した車輌に対してはバーを上げない等の制御を行い、車輌の外部への移動を制限して事故相手車輌41の逃走を防ぐ。
併せて、ステップST13で特定した車輌に対し、通信部2およびアンテナ1(通信部)を介して、事故相手車輌41の逃亡を防止するため、相手車輌41のクラクションを鳴らしたり、ハザードランプを点灯させる等、周囲に異常を知らせたり、エンジンを停止するよう相手車輌41の狭域無線通信装置に対し信号を送信するなど、相手車輌の制御を行う(ステップST18)。
事故相手車輌41の無線通信装置の構成については、実施の形態1における図3に示すブロック図と同じであるため図示を省略するが、この実施の形態2における事故相手車輌41の無線通信装置は、制御部の機能のみが、実施の形態1の制御部23とは異なっている。すなわち、この実施の形態2における事故相手車輌41の無線通信装置の制御部は、他の車輌31の無線通信装置30からWCNの要求を受けた場合には、自身の車輌41のWCNを返信する。また、他の車輌31の無線通信装置30から命令を受けた場合には、逃走防止命令部25に対して、自身の車輌41のクラクションを鳴らしたり、ハザードランプを点灯させたり、エンジン等を停止するなど、逃走を防止する指示を行うものである。なお、逃走防止命令部25から出力された逃走防止命令は、当該事故相手車輌41が完全に停止することにより、解除される。ここで、「完全に停止」したか否かは、例えば所定時間以上のエンジンの停止や、所定時間以上のエンジンの停止および運転席に設けられた在席センサの状態など、事故相手車輌が逃走(または再逃走)のおそれがないと判定することができる条件を予め設定しておき、その検出結果により判断される。
このようにすることにより、他の車輌31の無線通信装置30から事故相手車輌41の制御を行うことができる場合であっても、最初から逃走するつもりのない事故相手車輌に対しては、逃走防止命令部25からの出力を解除することにより、クラクションが鳴り続けたり、ハザードランプが点灯し続けたり、エンジン等が停止してしまうという状況を解除することができ、当て逃げ等の逃走車輌に対しては、クラクションが鳴り続けたり、ハザードランプが点灯したり、エンジン等が停止されるなど、逃走し続けることが困難な状況に追い込むことができる。
なお、無線通信装置30が映像記録部をさらに備え、振動検出部(事故検出部)5が振動(事故)を検出すると、制御部33がその映像記録部に対して、事故の相手車輌を撮影するよう指示を行うようにしてもよい。これにより、事故発生時の状況を記録することができる。
また、この実施の形態2においても、無線通信装置30として説明したが、この無線通信装置30の機能を備えたナビゲーション装置であってもよい。
以上のように、この実施の形態2における無線通信装置またはそれを備えたナビゲーション装置によれば、事故を検知して、事故相手車輌のWCNを要求・受信して、駐車場等の施設内の固定装置にそのWCNを送信するようにしたので、自車輌が駐車場等の施設内に駐車しており、車内が無人で狭域無線通信装置が起動していない状態であったとしても、当て逃げ車輌等の事故相手車輌の逃走を固定装置のゲートにおいて防ぐことができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1,21 アンテナ、2,22 通信部、3,23,33 制御部、4,24 情報記憶部、5 振動検出部(事故検出部)、6 入力部、7 位置検出部、8 情報表示部、9 固定装置、10,30 自車輌の無線通信装置、20 事故相手車輌の無線通信装置、25 逃走防止命令部、31 自車輌、41 事故相手車輌。

Claims (6)

  1. 狭域無線通信可能な通信部と、
    駐車中の自車輌に発生した事故を検出する事故検出部と、
    前記自車輌の位置を検出する位置検出部と、
    前記事故検出部が事故を検出すると起動し、当該事故の相手車輌が狭域無線通信可能な車載器を搭載する車輌である場合に、前記通信部を介して、前記相手車輌が搭載する車載器から当該車載器に固有なID情報を取得するとともに、前記位置検出部により検出された自車輌の位置と地図データとに基づいて、車輌の出口規制を行う狭域無線通信が可能な装置を備える施設に自車輌が駐車していると判定すると、前記事故の相手車輌が搭載する前記車載器のID情報を、前記通信部を介して、前記施設が備える装置に送信することにより、当該車輌の出口規制を行わせる制御部と
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記事故検出部は、駐車中の自車輌に発生した事故を検出すると、前記事故の検出信号を前記制御部に送信して、前記無線通信装置を起動する
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記制御部は、前記事故検出部による事故の検出情報に基づいて、当該事故の発生時に前記相手車輌が存在する方向および範囲にのみ狭域無線通信を行うように前記通信部の指向性および電力を調整する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の無線通信装置。
  4. 前記制御部は、前記通信部を介して、前記事故の相手車輌のクラクションの鳴動およびハザードランプの点灯の少なくとも一方の車輌制御を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  5. 前記制御部は、前記通信部を介して、前記事故の相手車輌の駆動を停止する
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  6. 請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載の無線通信装置を備えるナビゲーション装置。
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